JPH07110370B2 - 温度制御自在な押出機のコンテナ - Google Patents

温度制御自在な押出機のコンテナ

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JPH07110370B2
JPH07110370B2 JP19094886A JP19094886A JPH07110370B2 JP H07110370 B2 JPH07110370 B2 JP H07110370B2 JP 19094886 A JP19094886 A JP 19094886A JP 19094886 A JP19094886 A JP 19094886A JP H07110370 B2 JPH07110370 B2 JP H07110370B2
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JP
Japan
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container
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temperature
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refrigerant
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JP19094886A
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JPS6349320A (ja
Inventor
栄治 杉尾
義則 天谷
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は押出機用コンテナ、特にアルミニウムまたは
その合金、あるいは銅等の押出し加工に用いられる押出
機のコンテナの構造に関する。
従来の技術 この種の押出機用コンテナは一般に第4図に示されるよ
うに、内筒(22)と外筒(23)との複数層からなるコン
テナ周壁(21)にヒーター(24)を具備し、かつ長さ方
向の略中央部付近において周壁(21)内部に検出端を臨
ませて配置した熱電対等の温度検出手段(25)による検
出温度に基き、コンテナの全体をその全長にわたり押出
し材料の種類に応じてほぼ均一な温度に制御しうるもの
となされている。
このように、従来のコンテナでは、単に加熱手段によっ
て、コンテナ内のビレット温度を押出中に低下させるこ
となく、変形抵抗及び摩擦抵抗の小さい状態に保持する
べく配置されたものであるにすぎなかった。
発明が解決しようとする問題点 ところが、近時押出用合金の開発の進歩により、押出し
条件の一段と厳密な制御を必要とする各種の合金が実用
化されるに至って、従来の上記のような単に加熱手段を
もったコンテナでは、押出条件の微妙な制御に困難を来
たすことが多くなってきている。のみならず、異種合金
を単一の押出し機で順次連続的に押出すような場合に
は、押出用合金の種類に応じ、途中からコンテナ温度、
ダイス温度をコンテナの長さ方向の各部においてしかも
昇温のみならず降温制御も含めて微妙に調整していくこ
とが必要になってきている。更にはまた、押出材の長さ
方向における品質のバラツキ、即ち結晶粒度、強度等の
有害な変化は、押出速度のみならず押出温度にも支配的
な影響を受けるが、このバラツキを可及的小さく抑える
ためには、押出中においてもコンテナの長さ方向におけ
る各部の温度をそれぞれに制御することが必要である。
この発明は上記のような要請に鑑み、それに好適に対応
しうる温度制御自在な押出機のコンテナを提供すること
を目的とする。
問題点を解決する為の手段 上記の目的において、この発明は、加熱手段に加えて冷
却手段を具備せしめることにより、コンテナの長さ方向
の各部の温度を、自在に可変調節しうるようにしたもの
である。
即ち、この発明は、加熱手段を具備するコンテナ周壁の
内部に螺旋状の冷却孔が設けられ、かつこの冷却孔の長
さ方向の複数個所において内方端が該冷却孔に連通する
複数個の冷媒給排孔が設けられ、この冷媒給排孔の外方
端が、それぞれ制御弁を介して冷媒供給源に通じる冷媒
供給回路と同排出回路とに接続されると共に、前記コン
テナ周壁内の長さ方向の複数個所にそれぞれ温度検出手
段が設けられてなることを特徴とする温度制御自在な押
出機のコンテナを要旨とする。
実施例 第1図ないし第3図に示す実施例において、押出用コン
テナは周壁(1)が従来品同様内筒(2)と外筒(3)
との2層で構成されており、周壁(1)の周りには従来
品と同じくメインヒータ(4)が略全長に亘って装備さ
れている。
そして、上記周壁(1)内には第2図に示すようにその
円周方向の複数個所において、外筒(3)内にその端面
から細長孔(5a)に挿入して、ダイス側とラム側とに各
別の補助ヒータ(5)(5)が設けられており、コンテ
ナの長さ方向におけるダイス側とラム側とを各別に補助
加熱しうるものとなされている。
更にまた、コンテナ周壁(1)内には、その長さの方向
の略全長に亘って、螺旋状に冷却孔(6)が設けられて
いる。該冷却孔(6)は第3図に示すように最内層であ
る内筒(2)の外周面に螺旋状溝(6a)を刻設すること
により、外筒(3)との間に形成されたもので、ラム側
の一端が周壁(1)の下部側において冷媒抜き孔(7)
に連通され、開閉弁(8)を開くことによって冷媒の抜
去を行いうるものとなされている。
また、上記冷却孔(6)は、コンテナ周壁(1)の長さ
方向の複数個所において所定間隔置きに、かつ半径線方
向に穿たれた複数本の冷媒給排孔(9)の内方端に連通
されている。そしてこれらの複数個の冷媒給排孔(9)
の外方端はそれぞれ供給制御弁(12)を介して共通の冷
媒供給源(10)に通じる冷媒供給回路(11)に接続され
ると共に、同時に排出制御弁(13)を介して冷媒排出回
路(14)に接続されている。従って、いずれか任意の供
給制御弁(12)と同排出制御弁(13)を開くことによ
り、コンテナ周壁(1)内の長さ方向の特定部位に集中
的に冷媒を流通せしめうるものとなされている。
更に、コンテナ周壁(1)の外筒(3)内には、その下
部において長さ方向の複数個所に、熱電対からなる温度
検出部材(15)が設けられ、周壁(1)の長さ方向各部
における温度を個別に検出しうるものとなされ、これの
検出信号に基いてメインヒータ(4)及び補助ヒータ
(5)(5)のいずれか又は両者を作用させ、あるいは
また各別制御弁(12)(13)の開閉を司ってコンテナ周
壁(1)の長さ方向における各部の温度を所望の温度に
制御しうるものとなされている。なお、図中(15a)は
熱電対等の温度検出部材挿入孔である。
上記のコンテナは、周壁(1)の全体の加熱は専らにメ
インヒータ(4)への通電で行い、ダイス側あるいはラ
ム側の個別的な補助加熱は、これを補助ヒータ(5)
(5)のいずれか一方への選択的通電によって行うもの
である。また周壁(1)の温度を下げたい場合には、供
給制御弁(12)及び排出制御弁(13)を開いて冷却孔
(6)に水等の冷媒を流通させることによって行うが、
この際周壁(1)の長さ方向の所定部分のみ冷却するこ
とを必要とする場合には、該部分に対応する冷媒給排孔
(9)に所属する供給制御弁(12)と同排出制御弁(1
3)を選択的に開き、螺旋状冷却孔(6)の全長中の所
定長さ範囲部分のみに冷媒を流通させることによって当
該部位の冷却を行うものである。
発明の効果 この発明は上述のように、従来のコンテナと同じように
加熱手段を備える傍ら、付加的に更に冷却手段をも具備
するものであるから、コンテナ周壁の昇温制御のみなら
ず降温制御も速やかに行うことができ、押出用合金の種
類の変化に迅速に対応しうる。のみならず、上記冷却手
段は、周壁内に設けられた螺旋状の冷却孔に冷媒を流通
せしめることによって行うものとなされており、しか
も、該冷却孔の長さ方向の複数個所においてそれに連通
する複数個の冷媒給排孔と、それぞれに所属する給排制
御弁とにより、冷却孔(6)の一部に部分的に冷媒を流
通させて、コンテナ周壁の長さ方向の各部を部分的に冷
却制御しうるものとなされているから、コンテナ内に装
填されるビレットの長さ方向の温度勾配を制御すること
が可能であり、ひいては押出材の長さ方向の結晶粒や強
度等の品質のばらつきを小さいものとすることができ
る。また、コンテナの周壁温度を、全体的にも部分的に
も、短時間で高くしたり低くしたりすることが自在にで
きるので、好適加工温度の大きく異なる合金を、その各
々の合金に適合した加工温度条件で順次連続的に押出加
工することも可能となり、押出機の稼動効率の向上、押
出材の生産性の向上に寄与しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例による押出用コンテナの縦断
面図、第2図は第1図II−II線の断面図、第3図は内筒
の側面図、第4図は従来のコンテナの縦断面図である。 (1)……コンテナ周壁、(2)……内筒、(3)……
外筒、(4)……メインヒータ、(5)……補助ヒー
タ、(6)……冷却孔、(9)……冷媒給排孔、(10)
……冷媒供給源、(11)……冷媒供給回路、(12)……
供給制御弁、(13)……排出制御弁、(14)……冷媒排
出回路、(15)……温度検出部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱手段を具備するコンテナ周壁の内部に
    螺旋状の冷却孔が設けられ、かつこの冷却孔の長さ方向
    の複数個所において内方端が該冷却孔に連通する複数個
    の冷媒給排孔が設けられ、この冷媒給排孔の外方端が、
    それぞれ制御弁を介して冷媒供給源に通じる冷媒供給回
    路と同排出回路とに接続されると共に、前記コンテナ周
    壁内の長さ方向の複数個所にそれぞれ温度検出手段が設
    けられてなることを特徴とする温度制御自在な押出機の
    コンテナ。
  2. 【請求項2】コンテナ周壁は、2層以上の複数層からな
    り、最内層の外周面に螺旋溝が刻設されることにより冷
    却孔が形成されている特許請求の範囲第1項記載の温度
    制御自在な押出機のコンテナ。
JP19094886A 1986-08-13 1986-08-13 温度制御自在な押出機のコンテナ Expired - Lifetime JPH07110370B2 (ja)

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