JPH07110198A - 空調機用クーリングタワー - Google Patents

空調機用クーリングタワー

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Publication number
JPH07110198A
JPH07110198A JP27910893A JP27910893A JPH07110198A JP H07110198 A JPH07110198 A JP H07110198A JP 27910893 A JP27910893 A JP 27910893A JP 27910893 A JP27910893 A JP 27910893A JP H07110198 A JPH07110198 A JP H07110198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
water
concentration
heat exchanger
chlorine dioxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP27910893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Hatano
義昭 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
C M D Kk
Original Assignee
C M D Kk
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Filing date
Publication date
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守管理が容易で安全性に優れた消毒システ
ムを持つ空調機用クーリングタワーを提供する。 【構成】 空調機用冷却水を冷却するための熱交換機2
がケース1に収容され、前記熱交換器用の冷却水を循環
させるポンプ8及び前記熱交換器2から発生する熱を放
散させるファン6を備えてビル屋上に設置される空調機
用クーリングタワーにおいて、前記熱交換器用の冷却水
中に添加してこれを消毒するための二酸化塩素水を貯留
するタンク11と、前記熱交換器用の冷却水中の二酸化
塩素濃度を測定する濃度測定器13と、この濃度測定器
13の出力に応じて前記熱交換器用の冷却水中の二酸化
塩素濃度を所定範囲に保つように前記タンク11の薬品
供給ポンプ14を間欠的にオン,オフ制御するコントロ
ーラ12とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル屋上に設置される
空調機用クーリングタワーに関する。
【0002】
【従来の技術】ビルの屋上に設置される大型の空調機用
クーリングタワーでは、冷却水を循環させながら熱交換
器に散水し、同時に熱交換器で発生する熱をファンによ
り放散させている。このような大型のクーリングタワー
は保守管理が大変であり、これを適切に行わないと、各
種無機物の堆積や有機物のスライム等による管詰まりや
汚染が生じる。また最近は、大型クーリングタワーによ
る環境汚染も問題になっている。即ちク−リングタワー
の冷却水には充分な消毒処理をしないとレジオネラ(le
gionella)菌のような有機病原菌が発生し、これがファ
ンの排出空気中に取り込まれて飛散するために、ビルの
そばにいるとこれを連続的に吸い込み肺炎等に罹患する
おそれがある。冷却水の消毒に塩素系消毒剤を用いる
と、有機物と反応して発ガン物質であるトリハロメタン
を発生することが知られており、従って塩素系消毒剤に
代わる消毒剤が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情を考慮してなされたもので、保守管理が容易で安全
性に優れた消毒システムを持つ空調機用クーリングタワ
ーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、空調機用冷却
水を冷却するための熱交換器がケースに収容され、前記
熱交換器用の冷却水を循環させるポンプ及び前記熱交換
器から発生する熱を放散させるファンを備えてビル屋上
に設置される空調機用クーリングタワーにおいて、前記
熱交換器用の冷却水中に添加してこれを消毒するための
二酸化塩素水を貯留するタンクと、前記熱交換器用の冷
却水中の二酸化塩素濃度を測定する濃度測定器と、この
濃度測定器の出力に応じて前記熱交換器用の冷却水中の
二酸化塩素濃度を所定範囲に保つように前記タンクの薬
品供給ポンプを間欠的にオン,オフ制御するコントロー
ラとを備えたことを特徴としている。
【0005】
【作用】従来より不安定であるとされていた二酸化塩素
は、高温にさらさず、且つ紫外線が当たらないという条
件の下で二酸化塩素水として比較的安定に保持すること
ができ、且つ消毒剤として優れた性能を示すことが本発
明者等により明らかにされた。本発明によると、二酸化
塩素水を貯留するタンクを用意して、冷却水中の二酸化
塩素濃度を測定しながら間欠的に二酸化塩素水を冷却水
中に添加するという自動制御の消毒システムを備えるこ
とにより、大型クーリングタワーの保守管理が容易にな
り、安全性も向上する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例の空調機用クーリン
グタワーの構成を示す。クーリングタワー本体は、ケー
ス1と、これに収容されて空調機からの冷却水が循環す
る熱交換器2、この熱交換器2に冷却水を散水する散水
管4、ケース1内に下から空気を取り込んで上から排出
するためのルーバ7及びファン6等を有する。ケース下
部の冷却水溜め9にたまった冷却水10は、ポンプ8に
より循環されて散水管4から散水されるようになってい
る。
【0007】散水管4と熱交換器2の間には、冷却水を
よく分散させるための例えばプラスチック材からなる充
填層3が配置されている。また散水管4とファン6の間
には、排出される空気からから不純物を除去するための
エリミネータ5が配置されている。
【0008】循環される冷却水の消毒システムとして、
冷却水溜め9に供給される二酸化塩素水を貯留するタン
ク11、このタンク11の薬品供給ポンプ14を制御す
るコントローラ12等が設けられている。冷却水溜め9
には冷却水中の二酸化塩素濃度を測定する測定器13が
設けられている。測定器13の検出出力はコントローラ
12に入力されており、コントローラ12はこれにより
冷却水中の二酸化塩素濃度を所定範囲に保つべく、薬品
供給ポンプ14を間欠的にオン,オフ駆動するようにな
っている。
【0009】タンク11は例えば塩化ビニル製であり、
クーリングタワーの大きさによるが、1000〜10,
000リットルといった容量を有する。またこのタンク
11は半透明で密閉されており、内部に紫外線が到達し
ないようになっている。タンク11の内部には、二酸化
塩素発生装置を用いて、例えば下記反応式によって生成
される2000ppm程度の濃度の二酸化塩素水が貯留
される。
【0010】
【化1】2NaClO2 +NaOCl+2HCl→2C
lO2 +3NaCl+H2
【0011】この実施例によると、二酸化塩素水は冷却
水中の濃度がある定められた範囲に入るように間欠的に
冷却水に供給されて、消毒システムが自動化される。二
酸化塩素水は水や有機物と反応せず、無用なスライムが
生成されることもない。また二酸化塩素は鉄,マンガン
等の無機物を除去する作用があり、無機物による管詰ま
り等も抑制される。タンクへの二酸化塩素水の補充は、
例えばタンクが100リットルであれば3〜4週間に一
度でよい。以上により、クーリングタワーの保守管理が
容易になる。また、二酸化塩素水の優れた殺菌効果によ
り、大型クーリングタワーからレジオネラ菌のような有
機病原菌が大量飛散されることによる環境汚染,人体被
害等が防止される。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、保守
管理が容易で安全性に優れた消毒システムを持つ空調機
用クーリングタワーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るクーリングタワーを
示す。
【符号の説明】
1…ケース、2…熱交換器、3…充填層、4…散水管、
5…エリミネータ、6…ファン、7…ルーバ、8…ポン
プ、9…冷却水溜め、10…冷却水、11…二酸化塩素
水タンク、12…コントローラ、13…濃度測定器、1
4…薬品供給ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機用冷却水を冷却するための熱交換
    器がケースに収容され、前記熱交換器用の冷却水を循環
    させるポンプ及び前記熱交換器から発生する熱を放散さ
    せるファンを備えてビル屋上に設置される空調機用クー
    リングタワーにおいて、 前記熱交換器用の冷却水中に添加してこれを消毒するた
    めの二酸化塩素水を貯留するタンクと、 前記熱交換器用の冷却水中の二酸化塩素濃度を測定する
    濃度測定器と、 この濃度測定器の出力に応じて前記熱交換器用の冷却水
    中の二酸化塩素濃度を所定範囲に保つように前記タンク
    の薬品供給ポンプを間欠的にオン,オフ制御するコント
    ローラと、を備えたことを特徴とする空調機用クーリン
    グタワー。
JP27910893A 1993-10-12 1993-10-12 空調機用クーリングタワー Pending JPH07110198A (ja)

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JP27910893A JPH07110198A (ja) 1993-10-12 1993-10-12 空調機用クーリングタワー

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JPH07110198A true JPH07110198A (ja) 1995-04-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020046345A (ko) * 2000-12-12 2002-06-21 김성문 증발식 일체형 콘덴싱유닛
CN114413361A (zh) * 2022-01-20 2022-04-29 平顶山天安煤业股份有限公司 用于冷却塔的供水机构、冷却塔、空调系统和控制方法

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CN114413361A (zh) * 2022-01-20 2022-04-29 平顶山天安煤业股份有限公司 用于冷却塔的供水机构、冷却塔、空调系统和控制方法
CN114413361B (zh) * 2022-01-20 2023-07-18 平顶山天安煤业股份有限公司 用于冷却塔的供水机构、冷却塔、空调系统和控制方法

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