JPH07109977A - 圧縮機の騒音低減装置 - Google Patents

圧縮機の騒音低減装置

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Publication number
JPH07109977A
JPH07109977A JP25703293A JP25703293A JPH07109977A JP H07109977 A JPH07109977 A JP H07109977A JP 25703293 A JP25703293 A JP 25703293A JP 25703293 A JP25703293 A JP 25703293A JP H07109977 A JPH07109977 A JP H07109977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
noise
liquid
tank
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25703293A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Kubota
利明 久保田
Zenichi Kakinuma
善一 柿沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で且つ充分に騒音を低減すること
ができる圧縮機の騒音低減装置を提供する。 【構成】 本発明の圧縮機の騒音低減装置21は、槽内
23に液体22を収納するだけという簡単な構成で、圧
縮機10から発生する音及び振動は、空気中に伝わるこ
となくそのまま液体22に吸収されるので騒音を充分に
低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫や低温ショーケ
ースの冷媒回路等内に設けられた圧縮機の騒音を低減す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫や低温ショーケースにおいては、
冷媒回路内に冷媒を圧送する圧縮機が設けられている
が、かかる圧縮機の運転騒音を低減するため、従来か
ら、騒音低減の技術が種々提案されている。
【0003】例えば、実公昭54ー9205号公報に
は、吸音体で構成した遮音箱に糸状アルミ片等の伝熱遮
音材料を充填し、圧縮機の遮音と伝熱とをおこなうよう
にした技術が開示されている(第1の従来技術)。
【0004】また、実公昭63ー49576号公報に
は、ねじによる組立て可能な遮音箱内に圧縮機を収納す
る構成が開示されている(第2の従来技術)。
【0005】更に、圧縮機にマフラーを設ける方法が公
知である(第3の従来技術)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第1の従来技術にあっては、糸状ではあるものの固体
金属であるアルミ片等を充填材として用いているため、
圧縮機自体の振動を充分に吸収できず、また、充填量が
適当でない場合には、アルミ片等同士の接触によりカサ
カサ音を生じるという問題点がある。更に、糸状固体金
属は嵩張るため、取扱い難いという問題点がある。
【0007】上述した第2の従来技術では、圧縮機の遮
音は箱体のみであるから、充分に騒音を低減することが
できない。
【0008】上述の第3の従来技術にあっては、マフラ
ーを配管中に配設するため、溶接箇所の増加等、構造が
複雑になるという問題点がある。
【0009】そこで、本発明の目的は、簡単な構成で且
つ充分に騒音を低減することができる圧縮機の騒音低減
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮機を浸漬するべき液体を、内部に収
納した槽を備えることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明では、圧縮機を槽内の液体内に浸漬させ
るようにして設置する。圧縮機から発生する音及び振動
は、空気中に伝わることなくそのまま液体に吸収される
ので騒音を充分に低減することができる。しかも、槽内
に液体を収納するだけという簡単な構成である。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照して説
明するが、本実施例では冷蔵ショーケースを例に用いて
説明する。
【0013】冷蔵ショーケース1は、ジュース類や牛乳
等の飲み物や、低温保存する食品を店舗内で陳列するも
のであって、ショーケース内を冷却空気の送風により冷
蔵する構成となっている。
【0014】図1に示すように、冷蔵ショーケース1
は、その本体の上から順に、室内を照明する照明室2、
食品を貯蔵する貯蔵室3、冷却空気を貯蔵室内に送風す
る冷却室4、そして最下位置に冷凍サイクルの機械室5
が設けられている。
【0015】照明室2には、貯蔵室を照明するために蛍
光灯6が配設され、貯蔵室3には棚7が複数形成されて
おり、ここに冷蔵が必要な飲みものや食品を並べて陳列
するようになっている。
【0016】冷却室4には、送風通路内にプレートフィ
ン型蒸発器8と冷気循環送風機9とが配設されており、
冷蔵室4内に冷却空気を送風するようになっている。
【0017】また、貯蔵室3と冷却室4を上下に仕切る
仕切り板14には、その一端部に冷気吹出口15が形成
されるとともに、他端部には冷気吸込口16が形成され
ている。従って、蒸発器8で熱交換された冷気は、送風
機9によって吹出口15から貯蔵室3に供給された後、
吸込口16から冷却室4に帰還して強制循環される。更
に、冷却室4の底壁17には、機械室6内に延出する排
水管18が設けられ、蒸発器8の結露を機械室5のドレ
ンパン11aに導出している。
【0018】機械室5には、前記蒸発機8とともに冷凍
サイクルを構成する冷媒圧縮機10及びプレートフィン
型凝縮器11、更に凝縮器11に対向して送風機12が
配置されている。
【0019】冷媒圧縮器10は、図2に更に詳しく図示
するように、本発明にかかる圧縮機の騒音低減装置21
に収納されており、その騒音の低下が図られている。
【0020】騒音低減装置21は、圧縮機10を浸漬す
るべき液体22を、内部に収納した槽23を備えてい
る。
【0021】槽23は、圧縮機10を浸漬するに十分な
容積を有しており、圧縮機10はその約半分以上を浸漬
することが好ましく、圧縮機10全体を液面下に浸漬さ
せるものであってもよい。尚、槽23は、その底面が機
械室5の底板24に固定されている。
【0022】圧縮機10は、槽23の底にそのまま載置
され、あるいは固定されるが、本実施例ではゴム製の台
25を介して固定されており、音の振動が槽23の底板
を伝わって漏れるのを防止している。
【0023】この槽23の形状及び材質は特に制限され
るものではないが、簡易な構成とするために箱型が好ま
しく、一般的には金属材料が用いられる。そして、槽2
3には、圧縮機10の収納時において、その8〜9割ほ
どの位置まで液体が収納されている。このように、液体
22に圧縮機10を浸漬させることによって、更に、圧
縮機10の熱を奪い、圧縮機10の発熱による温度を下
げている。
【0024】液体22は、流動性を有するものであれば
よく、水等の比較的粘度の低いものからオイル等の粘度
の高いものであってもよい。このような液体を用いるこ
とにより、騒音となる音の振動が液体に吸収されるの
で、騒音の低下が図られる。
【0025】液体22は、具体的には、オイル、水の
他、シリコン、のり状の溶液等が用いられるが、オイル
は熱伝導率が良いため、騒音を低減するほか圧縮機の発
熱温度の低減も図ることができ、更に、圧縮機10、槽
23を水のようにサビを生じさせることがとがないので
好ましい。
【0026】以上の構成により、圧縮機10の駆動時に
は、その振動は液体であるオイルにより吸収され、空気
中への音の伝搬が防止されるので、その騒音が低減され
る。
【0027】本実施例による騒音の測定を従来との比較
において測定したところ、従来の圧縮機10をそのまま
機械室の底板に固定した場合に、冷蔵ショーケース1か
ら1m離れた地点において、床から高さ1mの位置での
測定音量が約45〜50dB(デシベル)であったのに
対し、本実施例では測定音量を40dB以下にすること
ができた。
【0028】また、オイルによる圧縮機10の熱が効果
的に放熱され、圧縮機10の温度を下げることができ、
これにより冷凍サイクルを効率よく運転することがで
き、且つ装置の延命を図ることができる。
【0029】本発明は上述した実施例に限らず、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0030】例えば、図3に示すように、槽23内の液
体22として水を用い、排水管18をこの槽内に導入し
て、圧縮機10の熱を利用して効率よく蒸発させるもの
であってもよい。この場合には、水の蒸発熱により圧縮
機の温度を更に下げることができ、また、図2に示すド
レンパン11aが不要になる。
【0031】また、上述した実施例では、冷凍サイクル
に用いられる圧縮機10を例に用いて説明したが、これ
に限らず、圧縮機であれば他の用途に用いられるもので
あっても同様な効果を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の圧縮機の騒音低減装置は、槽内に液体を収納するだけ
という簡単な構成で、圧縮機から発生する音及び振動
は、空気中に伝わることなくそのまま液体に吸収される
ので騒音を充分に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による圧縮機の騒音低減装置を
用いた冷蔵ショーケースの縦断面図である。
【図2】図1の冷蔵ショーケースにおける主要部を抜き
出して示す断面図である。
【図3】他の実施例における主要部を抜き出して示す断
面図である。
【符号の説明】
10 圧縮機 21 圧縮機の騒音低減装置 23 槽 22 液体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機を浸漬するべき液体を、内部に収
    納した槽を備えることを特徴とする圧縮機の騒音低減装
    置。
JP25703293A 1993-10-14 1993-10-14 圧縮機の騒音低減装置 Pending JPH07109977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25703293A JPH07109977A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 圧縮機の騒音低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25703293A JPH07109977A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 圧縮機の騒音低減装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07109977A true JPH07109977A (ja) 1995-04-25

Family

ID=17300799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25703293A Pending JPH07109977A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 圧縮機の騒音低減装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH07109977A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8851229B2 (en) 2011-09-13 2014-10-07 Black & Decker Inc. Tank dampening device
US9890774B2 (en) 2011-09-13 2018-02-13 Black & Decker Inc. Compressor intake muffler and filter

Cited By (5)

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US10012223B2 (en) 2011-09-13 2018-07-03 Black & Decker Inc. Compressor housing having sound control chambers
US10036375B2 (en) 2011-09-13 2018-07-31 Black & Decker Inc. Compressor housing having sound control chambers
US11788522B2 (en) 2011-09-13 2023-10-17 Black & Decker Inc. Compressor intake muffler and filter

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