JPH07109959A - 燃料加熱装置 - Google Patents
燃料加熱装置Info
- Publication number
- JPH07109959A JPH07109959A JP25830093A JP25830093A JPH07109959A JP H07109959 A JPH07109959 A JP H07109959A JP 25830093 A JP25830093 A JP 25830093A JP 25830093 A JP25830093 A JP 25830093A JP H07109959 A JPH07109959 A JP H07109959A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microwave
- fuel
- fuel tank
- power source
- microwave generator
- Prior art date
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内燃機関等の燃料を安価な装置によって高効
率に加熱することができるようにする。 【構成】 金属製の燃料タンク6にマイクロ波発生器2
を取付け、マイクロ波発生器2のマイクロ波5を燃料タ
ンク6内の燃料7に直接照射して燃料7を高効率に加熱
するようにした。
率に加熱することができるようにする。 【構成】 金属製の燃料タンク6にマイクロ波発生器2
を取付け、マイクロ波発生器2のマイクロ波5を燃料タ
ンク6内の燃料7に直接照射して燃料7を高効率に加熱
するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関等における燃
料加熱装置に関する。
料加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関では、燃料を加熱することによ
って着火性が良くなり、特に寒冷地、極寒地における内
燃機関の始動性を良好にすることができる。また、低温
で凍結しやすい燃料を取扱う場合には、燃料の加熱が有
効である。このような理由によって、従来、内燃機関に
燃料加熱装置が用いられている。
って着火性が良くなり、特に寒冷地、極寒地における内
燃機関の始動性を良好にすることができる。また、低温
で凍結しやすい燃料を取扱う場合には、燃料の加熱が有
効である。このような理由によって、従来、内燃機関に
燃料加熱装置が用いられている。
【0003】従来の内燃機関における燃料加熱装置は、
図2に示すように、内燃機関の燃料タンク03からエン
ジン04への燃料配管02に電熱線01を巻き、電熱線
01に電流を流すことによって燃料配管02を加熱し、
間接的に燃料を加熱するようにしている。なお、図2中
05は電熱線01の電源である。
図2に示すように、内燃機関の燃料タンク03からエン
ジン04への燃料配管02に電熱線01を巻き、電熱線
01に電流を流すことによって燃料配管02を加熱し、
間接的に燃料を加熱するようにしている。なお、図2中
05は電熱線01の電源である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電熱線により燃料を加
熱する前記従来の燃料加熱装置には、次の問題点があっ
た。 (1)燃料配管を加熱し、間接的に燃料を加熱するた
め、熱効率が悪い。 (2)電熱線の絶縁材が劣化すると、漏電等の危険性が
ある。 (3)電熱線は非常に高価であるためコストがかかる。 (4)電熱線の燃料配管への取付けに時間がかかる(加
工性が悪い)。
熱する前記従来の燃料加熱装置には、次の問題点があっ
た。 (1)燃料配管を加熱し、間接的に燃料を加熱するた
め、熱効率が悪い。 (2)電熱線の絶縁材が劣化すると、漏電等の危険性が
ある。 (3)電熱線は非常に高価であるためコストがかかる。 (4)電熱線の燃料配管への取付けに時間がかかる(加
工性が悪い)。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる燃料加熱装置を提供しようとするものである。
できる燃料加熱装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料加熱装置
は、金属製の燃料タンク、及び前記燃料タンクに取付け
られ燃料タンク内の燃料にマイクロ波を照射するマイク
ロ波発生器より成る。
は、金属製の燃料タンク、及び前記燃料タンクに取付け
られ燃料タンク内の燃料にマイクロ波を照射するマイク
ロ波発生器より成る。
【0007】
【作用】本発明では、マイクロ波発生器よりのマイクロ
波を燃料タンク内の燃料に直接照射して燃料を加熱する
ため、熱効率が良く、短時間で加熱を行うことができ
る。前記マイクロ波発生器は、燃料タンクに直接取付け
られるので加工性も良い。かつ、燃料タンクは金属製で
あるために、マイクロ波が燃料タンク内から漏れること
はないので漏電等の危険性はない。しかも、マイクロ波
発生器としては、一般家庭用電子レンジ等に使用するマ
イクロ波発生器(マグネトロン:f=2.45GHZ )
を使用することができ、費用は非常に安価である。
波を燃料タンク内の燃料に直接照射して燃料を加熱する
ため、熱効率が良く、短時間で加熱を行うことができ
る。前記マイクロ波発生器は、燃料タンクに直接取付け
られるので加工性も良い。かつ、燃料タンクは金属製で
あるために、マイクロ波が燃料タンク内から漏れること
はないので漏電等の危険性はない。しかも、マイクロ波
発生器としては、一般家庭用電子レンジ等に使用するマ
イクロ波発生器(マグネトロン:f=2.45GHZ )
を使用することができ、費用は非常に安価である。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を、図1によって説明す
る。本実施例は、金属製の燃料タンク6、燃料タンク6
内に収容された燃料7、燃料タンク6に接続された燃料
配管8及び燃料タンクのアース9を備え、これらが燃料
系を形成している。
る。本実施例は、金属製の燃料タンク6、燃料タンク6
内に収容された燃料7、燃料タンク6に接続された燃料
配管8及び燃料タンクのアース9を備え、これらが燃料
系を形成している。
【0009】燃料タンク6の上部の壁の上には、マイク
ロ波制御用電源1と同電源1に接続されたマイクロ波発
生器2が取付けられており、マイクロ波発生器2を取付
けた燃料タンク1の上部の壁の部分には、ガラス等の非
金属製のマイクロ波導入窓3が設けられている。また、
燃料タンク6内のマイクロ波導入窓3の下方には、マイ
クロ波攪拌器4が配置されている。これらのマイクロ波
制御用電源1、マイクロ波発生器2、マイクロ波導入窓
3及びマイクロ波攪拌器4によって、マイクロ波導入系
が形成されている。
ロ波制御用電源1と同電源1に接続されたマイクロ波発
生器2が取付けられており、マイクロ波発生器2を取付
けた燃料タンク1の上部の壁の部分には、ガラス等の非
金属製のマイクロ波導入窓3が設けられている。また、
燃料タンク6内のマイクロ波導入窓3の下方には、マイ
クロ波攪拌器4が配置されている。これらのマイクロ波
制御用電源1、マイクロ波発生器2、マイクロ波導入窓
3及びマイクロ波攪拌器4によって、マイクロ波導入系
が形成されている。
【0010】なお、前記マイクロ波発生器2としては、
一般家庭用電子レンジ等に使用されるマイクロ波発生器
(マグネトロン:f=2.45GHZ )の安価なものを
使用することができ、この場合のマイクロ波導入窓3の
大きさはφ12cm以上である必要がある。
一般家庭用電子レンジ等に使用されるマイクロ波発生器
(マグネトロン:f=2.45GHZ )の安価なものを
使用することができ、この場合のマイクロ波導入窓3の
大きさはφ12cm以上である必要がある。
【0011】本実施例では、マイクロ波制御用電源1に
より出力を調整されたマイクロ波5は、マイクロ波発生
器2より出てマイクロ波導入窓3を通り、マイクロ波攪
拌器4により攪拌された後、燃料タンク6内の燃料7に
直接照射され、高効率で燃料7が加熱される。
より出力を調整されたマイクロ波5は、マイクロ波発生
器2より出てマイクロ波導入窓3を通り、マイクロ波攪
拌器4により攪拌された後、燃料タンク6内の燃料7に
直接照射され、高効率で燃料7が加熱される。
【0012】この場合、燃料タンク6は金属製であるた
めに、マイクロ波5は外部に洩れることはなく、かつ、
燃料配管8内を伝搬することもないため、タンク内の燃
料7を加熱するためだけに消費される。
めに、マイクロ波5は外部に洩れることはなく、かつ、
燃料配管8内を伝搬することもないため、タンク内の燃
料7を加熱するためだけに消費される。
【0013】また、マイクロ波攪拌器4によって、燃料
タンク6内に照射されるマイクロ波5の伝搬が拡散さ
れ、同マイクロ波5により、燃料タンク6内の燃料7の
一部分だけを局所的に加熱することが防止され、燃料タ
ンク6内の燃料7全体が均一に加熱される。
タンク6内に照射されるマイクロ波5の伝搬が拡散さ
れ、同マイクロ波5により、燃料タンク6内の燃料7の
一部分だけを局所的に加熱することが防止され、燃料タ
ンク6内の燃料7全体が均一に加熱される。
【0014】
【発明の効果】本発明では、金属製の燃料タンク内の燃
料に、同燃料タンクに取付けられたマイクロ波発生器よ
りマイクロ波を照射し、同マイクロ波によって直接燃料
を加熱しているために、非常に簡易で安価な装置によっ
て、高効率に燃料を加熱することができる。
料に、同燃料タンクに取付けられたマイクロ波発生器よ
りマイクロ波を照射し、同マイクロ波によって直接燃料
を加熱しているために、非常に簡易で安価な装置によっ
て、高効率に燃料を加熱することができる。
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】従来の燃料加熱装置の説明図である。
1 マイクロ波制御用電源 2 マイクロ波発生器 3 マイクロ波導入窓 4 マイクロ波攪拌器 5 マイクロ波 6 燃料タンク 7 燃料 8 燃料配管 9 アース
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製の燃料タンク、及び前記燃料タン
クに取付けられ燃料タンク内の燃料にマイクロ波を照射
するマイクロ波発生器より成ることを特徴とする燃料加
熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25830093A JPH07109959A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 燃料加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25830093A JPH07109959A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 燃料加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07109959A true JPH07109959A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17318346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25830093A Withdrawn JPH07109959A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 燃料加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07109959A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005340108A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Hiroshi Enomoto | 加熱装置、これを備えたパワープラント、燃焼装置および液体噴出装置 |
JP2006517017A (ja) * | 2003-01-28 | 2006-07-13 | ルドルフ, ディートベルト | 植物油または再生植物を含む燃料を用いて、ディーゼルエンジンを作動するための方法およびデバイス |
US7775196B2 (en) | 2005-07-21 | 2010-08-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel supply apparatus |
KR20160107121A (ko) * | 2015-03-03 | 2016-09-13 | 엠더블유아이 마이크로 웨이브 이그니션 아게 | 내연기관의 연소 챔버 내에 마이크로파 에너지를 주입하기 위한 방법 및 장치 |
US20170022893A1 (en) * | 2015-06-23 | 2017-01-26 | MWl Micro Wave Ignition AG | Rotating piston internal combustion engine |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP25830093A patent/JPH07109959A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006517017A (ja) * | 2003-01-28 | 2006-07-13 | ルドルフ, ディートベルト | 植物油または再生植物を含む燃料を用いて、ディーゼルエンジンを作動するための方法およびデバイス |
JP2005340108A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Hiroshi Enomoto | 加熱装置、これを備えたパワープラント、燃焼装置および液体噴出装置 |
US7775196B2 (en) | 2005-07-21 | 2010-08-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel supply apparatus |
KR20160107121A (ko) * | 2015-03-03 | 2016-09-13 | 엠더블유아이 마이크로 웨이브 이그니션 아게 | 내연기관의 연소 챔버 내에 마이크로파 에너지를 주입하기 위한 방법 및 장치 |
US20170022893A1 (en) * | 2015-06-23 | 2017-01-26 | MWl Micro Wave Ignition AG | Rotating piston internal combustion engine |
US10030578B2 (en) * | 2015-06-23 | 2018-07-24 | Mwi Micro Wave Ignition Ag | Rotating piston internal combustion engine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |