JPH07109627B2 - 閉領域自動認識装置 - Google Patents

閉領域自動認識装置

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JPH07109627B2
JPH07109627B2 JP31191789A JP31191789A JPH07109627B2 JP H07109627 B2 JPH07109627 B2 JP H07109627B2 JP 31191789 A JP31191789 A JP 31191789A JP 31191789 A JP31191789 A JP 31191789A JP H07109627 B2 JPH07109627 B2 JP H07109627B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子計算機を利用した閉領域自動認識装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
電子計算機の応用分野においては、平面上の直線を境界
として構成される複数の閉領域の認識を必要とする場合
が少なくない。
従来、この種の閉領域の認識は、閉領域を構成する境界
の一つ一つにユニークなIDを付加し、そのIDを指定する
ことにより行われており、IDの指定は、キーボードから
直接にIDを入力したり、ファイルに予めIDを格納してお
き、そのファイルを読み込む等の方法を採っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したように、従来の閉領域の認識では、閉領域を構
成する複数の境界について境界を識別するIDを指定しな
ければならなかったため、境界の数や閉領域の数が増え
るにつれて、 IDの指定に手間がかかる。
IDの指定のミスが多くなり、閉領域の誤認識が生じ
る。
等の欠点があった。
本発明は上記の点に鑑み提案されたものであり、その目
的とするところは、境界の始点座標および終点座標を含
むデータ(境界データ)に基づいて自動的に閉領域を認
識することのできる閉領域自動認識装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するため、平面上の直線を境
界として構成される複数の閉領域を認識する装置におい
て、 境界の始点座標および終点座標のデータを格納する境界
データ記憶部から境界の候補を順次選択する開始境界選
択部と、 この開始境界選択部で選択された境界の始点から終点方
向に連続的に繋がる他の境界を前記境界データ記憶部か
ら左回り優先で順次選択する次境界選択部および選択さ
れた境界のデータを仮閉領域データ記憶部に格納する境
界データ出力部を含む始点終点方向閉領域認識機構と、 前記開始境界選択部で選択された境界の終点から始点方
向に連続的に繋がる他の境界を前記境界データ記憶部か
ら左回り優先で順次選択する次境界選択部および選択さ
れた境界のデータを仮閉領域データ記憶部に格納する境
界データ出力部を含む終点始点方向閉領域認識機構と、 前記仮閉領域データ記憶部に格納された境界のデータに
より構成される閉領域が左回りに構成されているか否か
を検査し、肯定的である場合にその境界のデータを閉領
域データ記憶部に格納する左回り検査部とを備えるよう
にしている。
なお、始点終点方向閉領域認識機構および終点始点方向
閉領域認識機構における境界の選択を右回り優先とし、
左回り検査部を右回り検査部としても、発明としての同
一性に影響を与えない。
〔作用〕
本発明の閉領域自動認識装置にあっては、境界の始点座
標および終点座標のデータを格納する境界データ記憶部
から開始境界選択部が境界の候補を順次選択し、この開
始境界選択部で選択された境界の始点から終点方向に連
続的に繋がる他の境界を始点終点方向閉領域認識機構の
次境界選択部が前記境界データ記憶部から左回り優先で
順次選択すると共に、選択された境界のデータを同始点
終点方向閉領域認識機構の境界データ出力部が仮閉領域
データ記憶部に格納し、前記開始境界選択部で選択され
た境界の終点から始点方向に連続的に繋がる他の境界を
終点始点方向閉領域認識機構に次境界選択部が前記境界
データ記憶部から左回り優先で順次選択すると共に、選
択された境界のデータを同終点始点方向閉領域認識機構
の境界データ出力部が仮閉領域データ記憶部に格納し、
前記仮閉領域データ記憶部に格納された境界のデータに
より構成される閉領域が左回りに構成されているか否か
を左回り検査部が検査し、肯定的である場合にその境界
のデータを閉領域データ記憶部に格納する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例につき図面を参照して説明する。
第1図は本発明の閉領域自動認識装置の一実施例を示す
構成図である。第1図において、本実施例は、記憶領域
として境界データ記憶部101と仮閉領域データ記憶部109
と閉領域データ記憶部111との有し、機能部として開始
境界選択部102と始点終点方向閉領域認識機構103と終点
始点方向閉領域認識機構106と左回り検査部110とを有し
ている。また、始点終点方向閉領域認識機構103は次境
界選択部104および境界データ出力部105から構成され、
終点始点方向閉領域認識機構106は次境界選択部107およ
び境界データ出力部108から構成されている。
上記の各部の機能は次の通りである。
境界データ記憶部101;第2図に示す如く、境界の始点座
標値および終点座標値のデータ(境界データ)を格納す
るものであり、複数(n個)の境界データが予め格納さ
れている。
仮閉領域データ記憶部109;始点終点方向閉領域認識機構
103および終点始点方向閉領域認識機構106が閉領域を構
成する連続する境界を選択する都度にその境界データを
一時的に格納しておくためのものであり、第3図に示す
如く、境界を識別するための位置(境界データ記憶部10
1の格納位置)と始点座標値および終点座標値とが格納
されるようになっている。なお、各境界データは連続的
になるように、すなわち、境界データの終点座標値が次
の境界データの始点座標値と一致するように、必要なら
ば始点と終点の座標値を交換して格納される。
閉領域データ記憶部111;最終的に適正と判断された閉領
域を構成する境界データを格納するためのものであり、
第4図に示す如く、閉領域を構成する境界の位置が連続
して格納されるようになっている。なお、異なる閉領域
を区別するために、区切りとして位置に「0」を格納す
るものとする。
開始境界選択部102;境界データ記憶部101から境界の候
補を順次選択する。すなわち、境界データ記憶部101の
1番目の境界データからn−2番目の境界データまでを
順番に選択する。なお、n−2番目までなのは、残り2
本の境界では新たな閉領域は構成できないからである。
始点終点方向閉領域認識機構103;開始境界選択部102に
より選択された境界を開始境界とし、その境界の始点か
ら終点方向に連続的に繋がる他の境界で構成される閉領
域を認識するものである。なお、現時点の境界に繋がる
次の境界が複数ある場合には、現時点の境界の終点を中
心として左回りにとった角度が最大になる境界を選択す
ることにより、左回りの閉領域(左回り同士の場合はよ
り左に小回りとなる閉領域)を優先して認識する。
終点始点方向閉領域認識機構106;始点終点方向閉領域認
識機構103が開始境界選択部102により選択された一つの
境界(開始境界)についての閉領域を認識して左回り検
査部110の処理が終了した後もしくは閉領域が構成でき
ないと判断した後に、同じ開始境界について逆方向すな
わちその境界の終点から始点方向に連続的に繋がる他の
境界で構成される閉領域を認識するものである。なお、
左回りを優先とすることは始点終点方向閉領域認識機構
103と同じである。このように、始点終点方向閉領域認
識機構103および終点始点方向閉領域認識機構106によっ
て、各開始境界について正逆の両方向から閉領域を認識
することにより、与えられた境界データから構成できる
複数の閉領域を網羅的に認識できる。
次境界選択部104,107;開始境界選択部102で選択された
境界に対し、次境界選択部104は始点から終点方向に、
次境界選択部107は終点から始点方向に、連続的に繋が
る他の境界を境界データ記憶部101から左回り優先で順
次選択するものである。そして、閉領域を認識した場合
は左回り検査部110を起動し、一方、閉領域を構成でき
ないと判断した場合は開始境界選択部102に再び制御を
渡す。なお、閉領域は、開始境界に連続的に繋がる他の
境界が再び開始境界に接続したこと、つまり次の境界と
して開始境界が選択されたことにより認識できる。
境界データ出力部105,108;開始境界および次境界選択部
104,107によってそれぞれ選択された境界のデータを仮
閉領域データ記憶部109に格納するものである。
左回り検査部110;次境界選択部104,107が閉領域を認識
した場合に仮閉領域データ記憶部109に格納された境界
データにより構成される閉領域が左回りに構成されてい
るか否かを検査し、肯定的である場合にその境界のデー
タを閉領域データ記憶部111に格納するものである。こ
れは、始点終点方向閉領域認識機構103および終点始点
方向閉領域認識機構106においては左回りの閉領域を優
先的に選択するが、その開始境界および連続の方向によ
っては左回りの閉領域が存在しない場合があり、その場
合は右回りの閉領域が閉領域として認識されてしまうの
で、それを除去するためである。なお、左回りであるか
右回りであるかは座標値の変化により判断できる。
次に、上記の実施例の動作を説明する。
動作は以下の手順で行われる。
(1)開始境界選択部102は境界データ記憶部101に格納
されたn本の境界から一つを選択する。この選択は、格
納位置の1番目からn−2番目まで順次に行われる。
(2)始点終点方向閉領域認識機構103は開始境界選択
部102が選択した境界(m番目とする。)を受け取る
と、それを開始境界とし、その開始境界を含み開始境界
の始点から終点方向に連続的に繋がる境界で構成される
閉領域を認識する。その詳細は手順は次のようになる。
仮閉領域データ記憶部109を初期化する。すなわち、
仮閉領域データ記憶部109に境界データが一つも格納さ
れていない状態にする。
境界データ出力部105は開始境界選択部102が選択した
m番目の境界データを仮閉領域データ記憶部109の先頭
に格納し、開始境界とする。
次境界選択部104は現時点の境界(最初は開始境界、
2度目以降はその時点で閉領域を構成するものと認識さ
れている最新の境界)の終点の座標値と等しい始点の座
標値もしくは終点の座標値をもち、かつ、現時点の境界
の終点を中心として左回りにとった角度が最大となる現
時点の境界以外の境界を境界データ記憶部101から選択
する。その結果により次のように処理が分かれる。
−1.境界が見つからない場合は次の処理ステップへ
移行する。
−2.選択された境界が境界データ記憶部101に格納さ
れたm番目の境界、すなわち開始境界である場合には、
閉領域として認識できるので、左回り検査部110を起動
する。そして、右回り検査部110は仮閉領域データ記憶
部109に格納された境界データから認識された閉領域を
辿り、左回りであるか否かを検査する。検査の結果、左
回りであれば適正な閉領域であるため、仮閉領域データ
記憶部109に格納された境界データを閉領域データ記憶
部111に格納する。右回りであった場合は適正な閉領域
でないため、次の処理ステップへ移行する。
−3.選択された境界が境界データ記憶部101に格納さ
れた境界の1〜m−1番目までの境界のうちのいずれか
である場合には、既に行った閉領域の認識と重複し、続
行する必要がないため、次の処理ステップへ移行す
る。
−4.選択された境界が境界データ記憶部101に格納さ
れた境界のm+1〜n番目までの境界のうちのいずれか
である場合には、閉領域を構成する境界であるため、境
界データ出力部105によりその境界データを仮閉領域デ
ータ記憶部109に格納し、処理ステップに戻る。な
お、仮閉領域データ記憶部109への格納は状況により次
のように行われる。
(a)現時点の境界の終点の座標値と新たに選択された
境界の始点の座標値とが等しい場合には、選択された境
界データをそのまま仮閉領域データ記憶部109に格納す
る。
(b)現時点の境界の終点の座標値と新たに選択された
境界の終点の座標値とが等しい場合には、選択された境
界データの始点の座標値と終点の座標値とを交換して仮
閉領域データ記憶部109に格納する。
始点終点方向閉領域認識機構103の処理を終了し、終
点始点方向閉領域認識機構106に制御を渡す。
(3)制御を渡された終点始点方向閉領域認識機構106
は処理ステップ(1)で開始境界選択部102が選択した
m番目の開始境界につき上記とは逆方向に閉領域を認識
する。すなわち、その開始境界を含み開始境界の終点か
ら始点方向に連続的に繋がる境界で構成される閉領域を
認識する。その詳細な手順は次のようになる。
仮閉領域データ記憶部109の先頭に格納された境界デ
ータの始点の座標値と終点の座標値とを交換して同じ仮
閉領域データ記憶部109の先頭に格納する。
仮閉領域データ記憶部109の先頭に格納された境界以
外の境界データを仮閉領域データ記憶部109から削除
し、先頭の境界データを開始境界とする。
次境界選択部107は現時点の境界(最初は開始境界、
2度目以降はその時点で閉領域を構成するものと認識さ
れている最新の境界)の終点の座標値と等しい始点の座
標値もしくは終点の座標値をもち、かつ、現時点の境界
の終点を中心として左回りにとった角度が最大となる現
時点の境界以外の境界を境界データ記憶部101から選択
する。選択の結果により次のように処理が分かれる。
−1.境界が見つからない場合は次の処理ステップへ
移行する。
−2.選択された境界が境界データ記憶部101に格納さ
れたm番目の境界、すなわち開始境界である場合には、
閉領域として認識できるので、左回り検査部110を起動
する。そして、左回り検査部110は仮閉領域データ記憶
部109に格納された境界データから認識された閉領域を
辿り、左回りであるか否かを検査する。検査の結果、左
回りであれば適正な閉領域であるため、仮閉領域データ
記憶部109に格納された境界データを閉領域データ記憶
部111に格納する。右回りであった場合は適正な閉領域
でないため、次の処理ステップへ移行する。
−3.選択された境界が境界データ記憶部101に格納さ
れた境界の1〜m−1番目までの境界のうちのいずれか
である場合には、既に行った閉領域の認識と重複し、続
行する必要がないため、次の処理ステップへ移行す
る。
−4.選択された境界が境界データ記憶部101に格納さ
れた境界のm+1〜n番目までの境界のうちのいずれか
である場合には、閉領域を構成する境界であるため、境
界データ出力部108によりその境界データを仮閉領域デ
ータ記憶部109に格納し、処理ステップに戻る。な
お、仮閉領域データ記憶部109への格納は状況により次
のように行われる。
(c)現時点の境界の終点の座標値と新たに選択された
境界の始点と座標値とが等しい場合には、選択された境
界データをそのまま仮閉領域データ記憶部109に格納す
る。
(d)現時点の境界の終点の座標値と新たに選択された
境界の終点の座標値とが等しい場合には、選択された境
界データの始点の座標値と終点の座標値とを交換して仮
閉領域データ記憶部109に格納する。
終点始点方向閉領域認識機構106の処理を終了し、処
理ステップ(1)に戻り、m+1番目の境界について同
様の処理を行う。
上述の処理を繰り返すことにより、最終的に適正な閉領
域と判定された閉領域を構成する境界の位置が閉領域デ
ータ記憶部111に格納される。
次に、具体例を用いて説明する。
第5図は閉領域の例を示したものであり、実線が境界を
示し、境界の近傍に付した数字1〜5は境界の位置(境
界データ記憶部101内の格納位置)を示す番号、括弧内
の数字はX,Y座標値である。また、矢印は境界の始点・
終点の方向を示しており、矢印の元の始点、先が終点で
ある。
第6図は第5図の閉領域に対応する境界データを示した
ものであり、境界データ記憶部101の各格納位置1〜5
に各境界の始点座標値と終点座標値とが格納されてい
る。
しかして、開始境界選択部102は開始境界として最初に
1番目の境界(境界1)を選択し、始点終点方向閉領域
認識機構103へデータを渡す。
始点終点方向閉領域認識機構103は仮閉領域データ記憶
部109を初期化した後、境界データ出力部105により境界
1のデータを仮閉領域データ記憶部109の先頭に格納す
る。この時点の仮閉領域データ記憶部109の内容は第7
図(a)のようになる。
次いで、次境界選択部104は境界1の終点の座標値と等
しい始点もしくは終点の座標値をもち、境界1の終点を
中心に境界1から左回りにとった角度が最大となる境界
を選択する。この場合、境界1の終点の座標値と等しい
始点もしくは終点の座標値をもつ境界としては、境界4
と境界2とが該当するが、境界1の終点を中心に境界1
から左回りにとった角度は境界4の方が大きいため、境
界4が選択される。そして、境界データ出力部105は選
択された境界4の境界データを仮閉領域データ記憶部10
9に格納する。なお、この場合、境界1の終点の座標値
と境界4の終点の座標値とが一致するので、データの連
続性を保つために境界4の境界データの始点と終点とを
交換して格納する。この時点の仮閉領域データ記憶部10
9の内容は第7図(b)のようになる。
次いで、次境界選択部104は境界4の終点(交換前は始
点)の座標値と等しい始点もしくは終点の座標値をも
ち、境界4の終点を中心に境界4から左回りにとった角
度が最大となる境界を選択する。この場合、境界4の終
点の座標値と等しい始点もしくは終点の座標値をもつ境
界としては、境界5と境界3とが該当するが、境界4の
終点を中心に境界4から左回りにとった角度は境界5の
方が大きいため、境界5が選択される。そして、境界デ
ータ出力部105は選択された境界5の境界データを仮閉
領域データ記憶部109に格納する。なお、この場合、境
界4の終点の座標値と境界5の終点の座標値とが一致す
るので、境界5の境界データの始点と終点とを交換して
格納する。この時点の仮閉領域データ記憶部109の内容
は第7図(c)のようになる。
次いで、次境界選択部104は境界5の終点(交換前は始
点)の座標値と等しい始点もしくは終点の座標値をも
ち、境界5の終点を中心に境界5から左回りにとった角
度が最大となる境界を選択する。この場合、該当するの
は境界1だけであるが、境界1は開始境界であるため、
閉領域として認識できる。
従って、次境界選択部104は左回り検査部110を起動し、
左回り検査部110は仮閉領域データ記憶部109に格納され
た境界データにより構成される閉領域が左回りであるか
否かを検査する。第8図は上記の境界1,4,5によって構
成される閉領域を示したものであるが、仮閉領域データ
記憶部109に格納された境界データを境界1から辿ると
左回りであることから、適正な閉領域であると判定され
る。よって、左回り検査部110は仮閉領域データ記憶部1
09の境界データを閉領域データ記憶部111に格納する。
次に、終点始点方向閉領域認識機構106は境界1に対し
て、上記とは逆に終点から始点方向に連続する境界によ
る閉領域を認識する。この場合、結果として第9図に示
すような閉領域が認識されるが、この閉領域は左回り検
査部110によって右回りであると判定されるため、適正
な閉領域とはされない。
同様に、他の境界についても認識を行った結果を第10図
に示すが、境界2の終点始点方向を除いて境界2〜境界
5までの閉領域は途中で以前に認識を終えた境界を含む
ため、閉領域としては認識されない。例えば、境界2の
始点終点方向では、開始境界2に連続する境界として境
界1が選択された時点で、既に認識を終えた境界1が選
択されたため、その後の認識は行われない。
よって、最終的に閉領域であると認識されるのは、第8
図に示す1→4→5と第11図に示す2→3→4の2つで
ある。そして、この場合の閉領域データ記憶部111の内
容は第12図のようになる。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の閉領域自動認識装置にあ
っては、境界の始点,終点の幾何情報に基づいて自動的
に閉領域の認識が行われるため、境界に付したIDを指定
していた従来と比して、 IDを指定する手間がなくなる。
IDを指定しないので、ミスによる閉領域の誤認識がな
くなる。
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の閉領域自動認識装置の一実施例を示す
構成図、 第2図は第1図における境界データ記憶部の論理的構成
図、 第3図は第1図における仮閉領域データ記憶部の論理的
構成図、 第4図は第1図における閉領域データ記憶部の論理的構
成図、 第5図は閉領域の例を示す図、 第6図は第5図の閉領域に対応する境界データの例を示
す図、 第7図は閉領域の認識過程における仮閉領域データ記憶
部のデータの変化の例を示す図、 第8図は認識された閉領域の例を示す図、 第9図は最終的に除外される閉領域の例を示す図、 第10図は全閉領域の例を示す図、 第11図は認識された閉領域の例を示す図および、 第12図は最終的に得られる閉領域データの例を示す図で
ある。 図において、 101……境界データ記憶部 102……開始境界選択部 103……始点終点方向閉領域認識機構 104……次境界選択部 105……境界データ出力部 106……終点始点方向閉領域認識機構 107……次境界選択部 108……境界データ出力部 109……仮閉領域データ記憶部 110……左回り検査部 111……閉領域データ記憶部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面上の直線を境界として構成される複数
    の閉領域を認識する装置において、 境界の始点座標および終点座標のデータを格納する境界
    データ記憶部から境界の候補を順次選択する開始境界選
    択部と、 この開始境界選択部で選択された境界の始点から終点方
    向に連続的に繋がる他の境界を前記境界データ記憶部か
    ら左回り優先で順次選択する次境界選択部および選択さ
    れた境界のデータを仮閉領域データ記憶部に格納する境
    界データ出力部を含む始点終点方向閉領域認識機構と、 前記開始境界選択部で選択された境界の終点から始点方
    向に連続的に繋がる他の境界を前記境界データ記憶部か
    ら左回り優先で順次選択する次境界選択部および選択さ
    れた境界のデータを仮閉領域データ記憶部に格納する境
    界データ出力部を含む終点始点方向閉領域認識機構と、 前記仮閉領域データ記憶部に格納された境界のデータに
    より構成される閉領域が左回りに構成されているか否か
    を検査し、肯定的である場合にその境界のデータを閉領
    域データ記憶部に格納する左回り検査部とを備えたこと
    を特徴とする閉領域自動認識装置。
JP31191789A 1989-11-30 1989-11-30 閉領域自動認識装置 Expired - Lifetime JPH07109627B2 (ja)

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