JPH07109386B2 - 光ファイバーの弾性特性を測定する方法および装置 - Google Patents

光ファイバーの弾性特性を測定する方法および装置

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JPH07109386B2
JPH07109386B2 JP2413378A JP41337890A JPH07109386B2 JP H07109386 B2 JPH07109386 B2 JP H07109386B2 JP 2413378 A JP2413378 A JP 2413378A JP 41337890 A JP41337890 A JP 41337890A JP H07109386 B2 JPH07109386 B2 JP H07109386B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ファイバーの特性
の相対値を測定する方法と装置に関する。特に光ファイ
バーのバッファー層の弾性特性の変化の連続的な測定に
関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバーは、その中を全反射しなが
ら光が伝搬するように作ったガラス繊維の糸である。フ
ァイバーへ入射した光は、ほとんどそのままの強度で数
百数千メートルの長さにも達するファイバーの他端で受
けられる。光ファイバーは情報を高密度で転送でき、金
属線で送られる電気信号に比べて様々な外部干渉の影響
を信号が受けにくいという理由から通信の分野で大きく
期待されている。しかもガラスファイバーは軽量で、非
常に豊富にある物質の二酸化珪素から作られる。
【0003】ガラスファイバーは、一方が他方の内側に
入った反射率の異なる2種類のガラスからなるプリフォ
ームを用意し、このプリフォームをファイバーに成形し
て作られる。光ファイバーは、スクラッチなどの損傷か
らガラスを保護するためにバッファーと呼ばれるポリマ
ー層で被覆する。一般的な寸法は、ガラス光ファイバー
の直径が約125ミクロン、ファイバーとバッファー層
を合わせた直径が約250ミクロンである。
【0004】バッファー層は硬化したポリマーである。
好適な方法では、遠紫外(UV)光で硬化つまり重合す
るアクリレートモノマーの薄い均一な層で光ファイバー
のガラス糸を被覆する。被覆後の光ファイバーは、波長
350ナノメートルの遠紫外光を発する水銀ランプなど
の遠紫外光源を備えた硬化部を通過する。重合つまり硬
化は1秒程度の露光で終了する。
【0005】完成した光ファイバーは、円柱または円錐
台状のボビンに互いに接するように何回も巻かれる。一
つの層ができあがったら、その上に次の光ファイバーの
層が次々に巻かれる。ボビンとそれに巻き付けた光ファ
イバーの層からなるアッセンブリーはキャニスターと呼
ばれ、ボビンに巻いたファイバーの集合体はファイバー
パックと呼ばれる。光ファイバーは、その後の使用する
際に、円柱の軸に平行な方向にキャニスターから取り出
される。
【0006】バッファー層の弾性特性は、光ファイバー
の巻き付けおよび取り出しの特性において、重要な役割
を演じることが知られている。弾性特性は、バッファー
層材料の厚さと硬化の程度に依存する。従って、いくつ
かの用途における光ファイバーの本質的な運用性は、バ
ッファー層の均一性を非常に高い精度で達成できるか否
かにかかっている。この相互関係のため、バッファー層
のポリマーの硬化の程度と弾性特性を知るために、光フ
ァイバーとバッファー層を数千メートルにも及ぶ全長に
わたって調べる必要がある。
【0007】従来、バッファー層の硬化状態を光ファイ
バーに沿って連続的に検査する信頼できる方法はなかっ
た。現在、光ファイバーのある部分に引っ張りの負荷を
かけてその弾性測定を調べ、それからバッファー層の特
性を推論する「static axialloading」方法があるだけ
である。この方法は、多量の光ファイバーの検査という
将来の要求に応じるには十分ではない。
【0008】光ファイバーにおいては、バッファー層の
硬化状態を調べるために、バッファー層の弾性特性を全
長にわたって調べる必要がある。この発明はこの要求に
応える他に多くの利益をもたらす。
【0009】
【発明の概要】この発明は、光ファイバーのバッファー
層の弾性特性を静的または連続的に検査する装置と方法
を提供する。この方法によれば、1秒当り数メートルの
割合で送られる光ファイバーの全長にわたってバッファ
ー層の弾性特性を連続的に調べることが可能になる。光
ファイバーは連続的に装置を通過し、その際にバッファ
ー層の相対的な弾性特性が全長にわたって調べられる。
【0010】この発明によるバッファー層を有する光フ
ァイバーの弾性変形特性を調べる方法は、光ファイバー
を接触面に加圧してバッファー層を接触面に対して変形
させる工程と、接触面への光ファイバーの接触領域の面
積を測定する工程とを有する。接触面積を測定したなら
ば、必要に応じて光ファイバーの弾性変形特性を計算す
ることもできる。通常は特性の相対的な測定で十分であ
る。
【0011】この発明による光ファイバーの弾性変形特
性を調べる装置は、光ファイバーの直径と平行な方向で
接触面に向けて光ファイバーに力を加える手段と、接触
面への光ファイバーの接触面積を測定する手段とを備え
る。さらに弾性特性の数量的な値を接触面積から計算す
ることもできる。
【0012】接触面への光ファイバーの接触面積は光フ
ァイバーのバッファー層の弾性特性を示す。接触面積は
バッファー層が柔軟なほど大きくなる。バッファー層の
変形しやすさはバッファー層の硬化状態を示す。一般に
硬化が十分なほど、バッファー層は弾性係数が大きくな
り変形しにくくなる。
【0013】本発明の検査方法で得られる接触面積の情
報は様々なことに使用できる。接触面積はそのまま識別
検査に使用できる。例えば、接触面積が予め定めた所定
値より大きいと、硬化状態が不十分であると判断され
る。したがって測定情報はバッファー層の弾性特性の相
対的な値を与える。接触面積は他の測定データと組み合
わせて弾性特性の値を計算するのにも使用される。
【0014】この方法は、レンズである透明なプーリー
の接触面を用いて行なわれる。プーリー上に光ファイバ
ーを供給し、プーリー(レンズ)から接触面を通って光
ファイバー内に進入する光の総量を測定することにより
接触面積を測定する。光源としてはレンズを介して接触
面の裏側にビームを照射するレーザーが好ましい。一部
の光は接触領域を通って外部に洩れ、それが測定され
る。接触領域を透過した光の量は接触面積を示す。
【0015】この発明の方法は、弾性特性を連続的にあ
るいは静的に調べることを可能にする。光ファイバーの
全長の各部を調べる必要のある場合には連続的な方法が
よい。本発明の他の特徴や利点は、発明の原理を示す図
面を用いた続く実施例の詳細な説明から理解できよう。
【0016】
【実施例】図1および図2に示すように、光ファイバー
10はガラス光伝送体12とその周りのバッファー層1
4を有する。バッファー層14は硬化ポリマーで、好ま
しくは遠紫外光硬化アクリレートポリマーが使用され
る。十分に均一に硬化したバッファー層14を得ること
が目的ではあるが、製造偏差は不完全な硬化をもたら
し、部分的に不均一な厚さの層を生じさせる。この発明
の好適な実施例は、検出システムを通過する光ファイバ
ー10のこのような不完全な硬化つまり不均一さを連続
的に検出する方法を提供する。
【0017】図1および図2は光ファイバー10を検査
するための基本的概念を示す。図1に示すように、光フ
ァイバー10は長さ方向を横切って(つまり径方向に)
バッファー層14を弾性変形させるに十分な力18で接
触面16に加圧される。力18はバッファー層14を塑
性変形させるほど大きくはない。これにより接触面16
に対して平らな接触部分20ができる。接触部分20の
面積は、図1の接触部分20の長さb1かける図面に交わ
る方向の長さとなる。
【0018】図2も同様な状態を示す。ただバッファー
層14′は十分に硬化しておらず、希望よりも軟らかい
点が異なる。バッファー層14′は軟らかいので、同じ
大きさの力18で光ファイバー10′を接触面16に対
して加圧したときの接触部分20′は大きくなり、その
面積はb2かける図面を交わる方向の長さとなる。
【0019】接触部分20の接触面積(図面に交わる長
さが変化しない場合には長さbで代表できる)は、光フ
ァイバー10のバッファー層14が十分に硬化していな
い柔らかい部分を識別する基準となる。この方法は接触
面積の少ない硬化し過ぎた部分の識別にも利用できる。
接触面積の計測は、光ファイバーの部分のバッファー層
特性が偏差の許容範囲内にあるかどうかの判定の基礎と
なる。一実施例では許容試験として検査している。さら
に、接触面積の値は、光ファイバーのバッファー層の弾
性特性を定量的に測定するための情報として利用するこ
ともできる。
【0020】平らな接触面16に対する光ファイバーの
弾性変形特性の測定は、いま説明した方法で行なわれ
る。しかし、長い光ファイバーの測定には他の方法が望
ましい。
【0021】この発明の他の方法は、光ファイバーのバ
ッファー層の弾性変形特性を連続的に調べる方法は、張
力を与えた状態で光ファイバーを曲がった接触面に連続
的に送る工程と、接触面に対する光ファイバーの接触面
積を測定する工程とを有する。
【0022】光ファイバーの弾性圧縮層を調べる装置
は、円柱状の接触面と内側面と透明な本体を有するプー
リーと、プーリーの内側面と本体を介してプーリー内部
から接触面の裏側へ光ビームを、ビームの光がプーリー
の本体内へ反射して戻される角度で照射する光源装置
と、光源装置からプーリー内へ照射した光のうち、反射
されずに接触面を通ってプーリーの外部へ出る光を受け
る集光器とを備える。好適には、光ファイバーがバッフ
ァー層を有し、バッファー層の弾性特性を測定する。
【0023】図3は、光ファイバーの長さ方向にかけた
張力Tのために曲面22の上で変形した光ファイバー1
0を示す。張力Tは光ファイバー10を曲面22へ押し
付ける横成分の力を生み出す。接触部分24は、図1と
図2のところでも説明したように、光ファイバーのバッ
ファー層の特性と共にその面積が変化する。曲面22に
対して光ファイバー10を変形させる利点は、軸の周り
に回転可能なプーリーの一部で曲面を構成することによ
って、光ファイバー10をプーリーに連続的に送りつつ
測定できる点にある。第2の利点は、横方向の力が張力
の成分として供給され、光ファイバーがプーリーに巻か
れている間は常に生じるという点である。
【0024】図4は、これらの原理を利用し、光ファイ
バー10を連続的に送って長さ方向に沿ってその弾性特
性を調べるための装置30を示す。最初、光ファイバー
10は供給リール32に巻かれている。光ファイバー1
0は検査装置34を通って巻取リール36につながれ
る。巻取リール36を回転させて検査装置34を介して
供給リール32からの光ファイバー10を引き出すこと
によって、光ファイバー10は検査装置34を通って連
続的に送られる。
【0025】検査装置34はプーリー38と測定ヘッド
42を備える。プーリー38は軸40に回転可能に設け
られ、その周囲に光ファイバー10が通される。また測
定ヘッド42は光ファイバー10に接触しないように設
けられている。これらの部材の構成については図6のと
ころで説明する。
【0026】図5はプーリー38の上を通る光ファイバ
ー10の接触面積の測定の原理を説明する。プーリー3
8の表面は、図3の方法で加圧される光ファイバーに対
する接触面として機能する。接触曲面22の裏側に向け
て均一な光ビーム44が照射される。プーリー38は光
を透過する材料でできていて、光ビームはプーリー38
の本体を透過して曲面22の裏側を照らす。光ビーム4
4は、曲面22の表側に接触物がないときには全反射す
るような角度で曲面22の裏側へ向けて照射される。
【0027】光ファイバー10が曲面22に接している
ところでは、曲面22の反射の振舞いが変化し、少なく
とも接触部分24に入射する光ビーム44の一部が接触
部分24を透過してプーリー38の本体から出ていく。
このような光線を図の光線46は示している。こうした
光の一部は今度は光線48の様に光ファイバー10から
逸散する。光線46または光線48の全強度は接触部分
24の面積を示す。強度が大きいほど接触部分20の面
積が広い。あるいは、接触部分24の面積が増加するに
つれて減少する、内部で反射した光ビーム44′の強度
(エネルギー)を用いて測定することできる。
【0028】図6は光ファイバー10が透明なプーリー
38を通過する際に逸散する光線48の量を連続的に測
定する実際の装置を示す。プーリー38は支持体50に
取り付けられ、支持体50は軸受け52に設けられてい
る。これにより支持体50とプーリー38は自由に回転
できる。光ファイバー10はプーリー38の周りに図の
面から離れる方向に連続的に送られる。
【0029】プーリー38は、凹状の内側曲面54を持
つ透明なレンズとして構成されている。光ビーム44は
光源56から発せられる。光源56としては6328オ
ングストロームの波長の赤色光を発するヘリウムネオン
レーザーが好ましい。光ビーム44は、ミラーマウント
60に設けた円柱状ミラー58で反射され、内側面54
を通ってプーリー38に進入する。円柱状ミラー58は
わずかに開いた扇の様にビーム44を図面に平行に広げ
る。扇状ビームは、円柱の軸に平行な線で円柱に交わ
り、これにより変化する接触面を均一に照らす。ビーム
44の強度が長さに沿って変化すると、装置と検査の効
果は薄い。
【0030】プーリー38と内側面54と、ミラーマウ
ント60とは、光ビーム44が内側面54にほぼ垂直に
入射してプーリー38の本体内へ進入するように配置さ
れている。さらに各構成体はビーム44が支持面22の
裏側に図のように約45度の角度で当たるように配置さ
れている。図6の配置は既にこの状態にある。光ファイ
バー10のないところでは、光ビーム44は曲面22の
裏側で全反射される。
【0031】図5のところで説明したように、光ビーム
44の一部は接触部分20を通ってプーリーから洩れ、
その一部はさらに光ファイバー10から逸散する。光フ
ァイバー10から逸散した光は、ファイバー集光器62
で集光されてレーザー光検出器64に送られ、その強度
が測定される。
【0032】逸散する光の強度に比例した電気信号66
がコンピュータ68に供給される。信号66は、扇状の
光ビーム44の幅と接触長bとの積に比例している。幅
は一定であるから、信号66は接触部分20や24の長
さである接触長bに比例する。
【0033】さらに、レーザー光検出器72はハーフミ
ラー74から受光してビーム44の強度を測定し、ビー
ム44の強度に比例した信号70をコンピューター68
に供給する。レーザー56の出力の変動を調べるため
に、逸散した光の信号66を全ビーム信号70で割って
規格化する。
【0034】上述したように逸散光の信号66の大きさ
は、接触部分20の接触面積を示す。信号66は所定の
許容基準と比較され、光ファイバー10の測定部分が許
容基準に合っているかどうかが判断される。例えば予め
定めた許容基準として、信号66を信号70で割って規
格化した信号が所定の範囲内にあることを要求すると、
規格化信号がその範囲内にあるとき、バッファー層14
の特性は許容範囲内にあると判断される。反対に、規格
化信号がその許容範囲内にないときには、さらに検査を
必要とするエラー状態を示す。
【0035】信号66は他の情報と共に、バッファー層
14の弾性特性を数量的に示すのに用いられる。例え
ば、バッファー層14を有する光ファイバー10に対す
る接触長bの数学的解析は次の近似式に従う。
【0036】E=DT/Rb2 ここにEは圧縮弾性係数、Dは光ファイバーの直径、T
は張力、Rはプーリーの半径である。bの値は、電気信
号66と最初に装置に付けた実際の接触面積に対するそ
の信号の目盛りとから得られる。コンピューター68は
許容性に対する電気信号66の関係を決定するのと同時
にこの計算を行なう。必要なら他の弾性特性を計算する
こともできる。
【0037】実際、バッファー層にはある程度の粘弾性
がある。この明細書中において「弾性」という用語は時
間独立性弾性変形と時間依存性粘弾性変形の両方を含ん
でいる。変形の粘弾性特性のため、上述の式による計算
方法は、光ファイバー10が一定の速度(変形率)でプ
ーリーに送られているときにのみ有効である。前述した
許容検査などの定量的解析についても同じことが言え
る。
【0038】この発明は、測定装置のプーリーに光ファ
イバーを連続的に送りながら光ファイバーのバッファー
層の弾性特性を測定する装置と方法を提供する。測定は
1秒当り数メートルもの高い速度で連続的に行なわれ
る。本発明を説明する上である特定の実施例について詳
細に説明したが、本発明はこれによって何等限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】接触面を横切る負荷のかかった光ファイバーの
端面図である。
【図2】接触面を横切る負荷のかかった別の光ファイバ
ーの端面図である。
【図3】プーリーの周りに曲げた光ファイバーの斜視図
である。
【図4】光ファイバーの弾性特性を調べるシステムの概
略図である。
【図5】透明な接触面を横切る負荷のかかった光ファイ
バーの端面図であって、接触面積の測定を説明するため
の図である。
【図6】好適な測定装置の概略図である。
【符号の説明】
10…光ファイバー、14…バッファー層、16…接触
面、20…接触部分。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッファー層を有する光ファイバーの弾性
    変形特性を調べる方法であって、 光ファイバーを曲がった接触面に加圧してバッファー層
    を接触面に対して変形させる加圧工程と、 接触面への光ファイバーの接触領域の面積を測定する測
    定工程と、 測定工程の後に光ファイバーの弾性変形特性を計算する
    工程とを有しており、 加圧工程は光ファイバーに張力を与えることにより成さ
    れる、光ファイバーの弾性変形特性を調べる方法。
  2. 【請求項2】接触面が光学的に透明であって、測定工程
    が接触面を介して接触領域へ光ビームを照射する工程を
    含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】接触面が、外側面が円柱で内側面がレンズ
    になっている透明なプーリーの外側面である請求項1記
    載の方法。
  4. 【請求項4】測定工程が、 光ビームを透明なプーリーの内側面と本体を通過させる
    工程と、 接触面の接触領域を通過した光を集める工程とを含む請
    求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】接触面が、凹レンズを有しているプーリー
    の表面である請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】接触面が透明であって、測定工程は、接触
    面を介して光ファイバーの接触領域へ光ビームを照射
    し、接触領域を通過する光を集光することからなる請求
    項1記載の方法。
  7. 【請求項7】光ファイバーの弾性圧縮層を調べる装置で
    あって、 円柱状の接触面と内側面と透明な本体を有するプーリー
    と、 プーリーの内側面と本体を介してプーリー内部から接触
    面の裏側へ光ビームを、ビームの光がプーリーの本体内
    へ反射して戻される角度で照射する光源装置と、 光源装置からプーリー内へ照射した光のうち、反射され
    ずに接触面を通ってプーリーの外部へ出る光を受ける集
    光器とを備えている、光ファイバーの弾性圧縮層を調べ
    る装置。
  8. 【請求項8】光ファイバーがバッファー層を有し、その
    バッファー層の弾性特性を測定する請求項7記載の装
    置。
JP2413378A 1989-12-21 1990-12-21 光ファイバーの弾性特性を測定する方法および装置 Expired - Lifetime JPH07109386B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/454,229 US4997276A (en) 1989-12-21 1989-12-21 Apparatus and method for determining elastic properties of optical fibers by contact area measurement
US454229 1989-12-21

Publications (2)

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JPH04121638A JPH04121638A (ja) 1992-04-22
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