JPH071084U - 糸切れ検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 光を照射した時に、正反射する糸と、乱反射
する異った２種類の糸を撚り合わせて作る被覆糸に、斜
めから光を照射して、反射光を受光し、糸切れの有無を
検出する装置で、安価でしかも正確に作動する糸切検出
装置を提供する。 〔構成〕 被覆糸（５）に斜めから光を照射し、反射光
を受け、糸切れの有無を検出する反射型検出器を有する
事を特徴とする

Description

【考案の詳細な説明】 〔０００１〕 〔産業上の利用分野〕 この考案は、被覆糸を製造する時の糸切れを検出する装置に関するものである 〔０００２〕 〔従来の技術〕 何もなかった。

〔０００３〕 〔考案が解決しようとする課題〕 ２本の糸のうち１本が切れた時に、糸切れを検出する装置である 〔０００４〕 〔課題を解決するための手段〕 被覆糸（５）に斜めに反射型糸切れ検出器（９）を設置し、２本の糸 の光の反射の異なる性質を利用して、糸切れを検出する装置である 〔０００５〕 〔作用〕 光を照射した時に、正反射する糸（１）と乱反射する糸（２）の２種 類から作られる被覆糸（５）に、斜めに光を照射し、光の反射の有無 を検出して、糸切れを検出する。

乱反射する糸（２）が切れれば、光の反射がなくなり、糸（２）が切 れた事を検出する事が出来る。

〔０００６〕 〔実施例〕 以下、本案の実施例について説明する。

（イ）被覆糸（５）は、図１の通り、フィラメント糸（１）と、紡績糸（２） がガイド（３）を通して、ローラー（４）に送りこまれ、撚りをかけら れて被覆糸（５）が作られ、ボビン（７）に捲き取られる。

（ロ）反射型検出器（９）は、図２の通り、投光された光が、物体に照射され 反射された一部の光が、受光され、物体の有無を検出する事が出来る。

（ハ）フィラメント糸（１）に光を照射すると、ほぼ正反射する。図３（ａ） 及び（ｂ） （ニ）紡績糸（２）に光を照射すると、乱反射する。図３（ｃ） 本案は、以上の様な性質を利用した糸切れ検出装置で、図１に於いて、 被覆糸（５）に検出器（９）の光が斜めに照射する様に設置する。図３ （ｂ）（ｃ） 紡績糸（２）が切れると、検出器（９）から投光された光が、フィラメ ント糸（１）だけに照射されるが、検出器（９）の受光側には反射され ず紡績糸（２）が切れた事を検出する事が出来る。

〔０００７〕 〔考案の効果〕 ２種類の糸、例えば、フィラメント糸（１）と紡績糸（２）とで作られ る被覆糸（５）の製造工程に於いて、紡績糸（２）が切れて、フィラメ ント糸（１）だけとなり、ボビン（７）に不良糸として捲取られること が、非常に多かった。 一方フィラメント糸（１）は滅多に切れず又切 れても同時に紡績糸（２）も切れる事が多いため、紡績糸（２）のみで 捲取られる事が少ない。

したがって本案の装置を設置し紡績糸（２）が切れた事を検出し、直ち に糸切断装置（１０）に信号を送り、フィラメント糸（１）を切断し給 糸を停止させる事が出来る。その結果 （イ）不良糸が出来ない。

（ロ）無人運転が出来、省力化になる。

（ハ）省資源になる。

（ニ）次の工程で不良糸の検査が不要になる。

【図面の簡単な説明】

〔図１〕被覆糸を製造する工程を説明する正面の略図で
ある。 〔図２〕反射型検出器の動作原理図である。 〔図３〕フィラメント糸（１）と紡績糸（２）の光の反
射を説明する図である。 〔符号の説明〕 １ フィラメント糸 ２ 紡績糸 ３ ガイド ４ ローラー ５ 被覆糸 ６ ガイド ７ ボビン ８ 被覆糸 ９ 反射型検出器 １０ 糸切断装置

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 被覆糸（５）に斜めに取付けた反射型
   糸切れ検出器（９）からなる、糸切れ検出装置