JPH0710843A - 含窒素縮合複素環化合物 - Google Patents

含窒素縮合複素環化合物

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JPH0710843A
JPH0710843A JP6087585A JP8758594A JPH0710843A JP H0710843 A JPH0710843 A JP H0710843A JP 6087585 A JP6087585 A JP 6087585A JP 8758594 A JP8758594 A JP 8758594A JP H0710843 A JPH0710843 A JP H0710843A
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JP
Japan
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nitrogen
formula
ring
heterocyclic compound
acceptable salt
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Application number
JP6087585A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Takase
保孝 高瀬
Nobuhisa Watanabe
信久 渡辺
Hideyuki Adachi
秀之 足立
Kotaro Kodama
耕太郎 児玉
Hiroki Ishihara
浩樹 石原
Takao Saeki
隆生 佐伯
Shigeru Soda
茂 左右田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 カルモジュリン依存性cGMP−PDE阻害
作用を有する医薬として有用な含窒素縮合複素環化合物
を提供する。 【構成】 一般式(I)で示される含窒素縮合複素環化
合物またはその薬理学的に許容できる塩、および当該化
合物またはその薬理学的に許容できる塩を有効成分とす
る虚血性心疾患、狭心症、高血圧症、心不全等の予防・
治療剤。 〔式中、環Aはベンゼン環、シクロヘキサン環、ピリジ
ン環を、環Bはピリジン環、イミダゾール環、ピリミジ
ン環を意味し、もっとも好ましい縮合環はキナゾリンで
ある。Rはジ(低級アルキル)アミノ、1−ピラゾリ
ール、1−イミダゾリール等を;Rは水素原子、ハロ
ゲン原子、(保護された)カルボキシル基もしくはテト
ラゾリール基で置換された1−ピペラジニル基を;R
は水素原子、(置換)ベンジルアミノ基を;意味する〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業の利用分野】本発明は、医薬として優れた作用を
有する含窒素縮合複素環化合物に関する。
【0002】
【発明の背景及び先行技術】虚血性心疾患の1つである
狭心症は、これまで高齢者に多い疾患として知られてき
た。その治療剤としては、硝酸及び亜硝酸化合物、カル
シウム拮抗剤、β−遮断剤などが使われてきたが、狭心
症治療や心筋梗塞への進展予防にはまだまだ効果が不十
分である。さらに最近、生活形態の変化、社会の複雑化
に伴うストレスの増大などにより、狭心症患者の年齢の
低下、病態の複雑化などがみられるようになり、新しい
タイプのより優れた薬剤が渇望されている。
【0003】現在使用されている先に挙げた薬剤のう
ち、硝酸及び亜硝酸化合物の作用は、細胞内セカンドメ
ッセンジャーとして知られているサイクリックヌクレオ
チドの中のサイクリックGMP(以下cGMPと略す)
が関与していると考えられている。cGMPについては
血管平滑筋ならびに気管支平滑筋の弛緩作用がよく知ら
れている。これらの薬剤の作用機序は必ずしも明らかで
はないが、このcGMPの活性はグアニレートシクラー
ゼを活性化し、cGMP合成を促進することに起因する
ものと一般に考えられている。しかし、これらの薬剤
は、生物学的利用率が低く、比較的作用時間が短い。ま
た、耐性を生じることが報告されており、臨床問題とな
っている。
【0004】このような実情に鑑み、本発明者等は新し
いタイプのより優れた薬剤を開発すべく探索研究に着手
した。すなわち本発明者らは、cGMPホスホジエステ
ラーゼ(以下cGMP−PDEと略す)阻害作用に着目
し、これらの作用を有する化合物について長年にわたっ
て鋭意研究を重ねてきた。その結果下記に示す含窒素縮
合複素環化合物がこれらの作用を有し、種々の虚血性心
疾患などに有効であることを見出し、本発明を完成し
た。
【0005】医薬として有用な含窒素複素環化合物とし
ては、例えば特表平2−502462号が挙げられる
が、構造・薬理作用ともに異にするものである。また更
に、WO93/7124は、本発明化合物とは構造を異
にするものである。
【0006】
【発明の構成】本発明は、以下の一般式(I)に示す含
窒素複素環化合物及びその薬理学的に許容できる塩であ
る。
【0007】
【化14】
【0008】[式中環Aはベンゼン環、ピリジン環また
はシクロヘキサン環を意味する。環Bはピリジン環、イ
ミダゾール環又はピリミジン環を意味する。ただし、環
Aと環Bは2つの原子を共有して結合しており、その共
有する原子は炭素原子でも窒素原子でもよい。R1 は、
式−NR45 (式中R4 、R5 は同一または相異なる
水素原子、低級アルキル基、アシル基、保護されていて
もよいカルボキシル基を意味する。またR4 、R5 はそ
れらが結合している窒素原子と一緒になって環を形成し
ていてもよい。さらにこの環は置換基を有していてもよ
い。)で示される基、窒素原子を1〜2個含有する置換
基を有していてもよいヘテロアリール基を意味する。R
2 は、水素原子、式
【0009】
【化15】
【0010】(式中R8 は保護されていてもよいカルボ
キシル基、テトラゾリル基を意味する)で示される基、
ハロゲン原子を意味する。R3 は、水素原子、式
【0011】
【化16】
【0012】(式中R6 、R7 は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルコキシ基を意味する。更にR4 、R5 は一
緒になってメチレンジオキシまたはエチレンジオキシを
形成していてもよい。)で示される基を意味する。]
【0013】一般式(I)において、R4 、R5 の定義
にみられる低級アルキル基とは、炭素数1〜6の直鎖状
または分枝状のアルキル基、例えばメチル、エチル、n
−プロピル、n−ブチル、イソプロピル、イソブチル、
1−メチルプロピル、terT−ブチル、n−ペンチル、1
−エチルプロピル、イソアミル、n−ヘキシルなどを意
味するが、最も好ましい例としては、メチル基、エチル
基を挙げることができる。
【0014】R6 、R7 の定義にみられる低級アルコキ
シ基とは、上記低級アルキル基から誘導される基を意味
するが、好ましくはメトキシ基、エトキシ基を挙げるこ
とができる。
【0015】R4 、R5 およびR8 の定義にみられる保
護されていてもよいカルボキシル基において、カルボキ
シルの保護基としては、メチル、エチル、t−ブチルな
どの低級アルキル基;p−メトキシベンジル、p−ニト
ロベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、ジフェニル
メチル、トリチル、フェネチルなどの置換基を有してい
ても良いフェニル基で置換された低級アルキル基;2,
2,2−トリクロロエチル、2−ヨードエチルなどのハ
ロゲン化低級アルキル基;ピバロイルオキシメチル、ア
セトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ブチリル
オキシメチル、バレリルオキシメチル、1−アセトキシ
エチル、2−アセトキシエチル、1−ピバロイルオキシ
エチル、2−ピバロイルオキシエチルなどの低級アルカ
ノイルオキシ低級アルキル基;パルミトイルオキシエチ
ル、ヘプタデカノイルオキシメチル、1−パルミトイル
オキシエチルなどの高級アルカノイルオキシ低級アルキ
ル基;メトキシカルボニルオキシメチル、1−ブトキカ
ルボニルオキシエチル、1−(イソプロポキシカルボニ
ルオキシ)エチル等の低級アルコキシカルボニルオキシ
低級アルキル基;カルボキシメチル、2−カルボキシエ
チル等のカルボキシ低級アルキル基;3−フタリジル等
の複素環基;4−グリシルオキシベンゾイルオキシメチ
ル、4−〔N−(t−ブトキシカルボニル)グリシルオ
キシ〕ベンゾイルオキシメチル等の置換基を有していて
も良いベンゾイルオキシ低級アルキル基;(5−メチル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル等の(置換ジオキソレン)低級アルキル基;1−シク
ロヘキシルアセチルオキシエチル等のシクロアルキル置
換低級アルカノイルオキシ低級アルキル基、1−シクロ
ヘキシルオキシカルボニルオキシエチル等のシクロアル
キルオキシカルボニルオキシ低級アルキル基などが挙げ
られる。更に、種々の酸アミドとなっていても良いが、
生体内で分解してカルボキシル基になりうる保護基であ
ればいかなるものでも良い。これらの保護基は、生体内
ではずれて、またはそのままで薬効を発揮する。
【0016】R4 、R5 の定義にみられるアシル基と
は、脂肪族、芳香族、複素環から誘導されたアシル基、
例えばホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチ
リル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基な
どの低級アルカノイル基、ベンゾイル基、トルオイル
基、ナフトイル基などのアロイル基、フロイル基、ニコ
チノイル基、イソニコチノイル基などのヘテロアロイル
基などを挙げることができる。これらのうち好ましく
は、ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル基などを挙げ
ることができる。
【0017】R1 の定義にみられる窒素原子を1〜3個
含有し、置換基を有してもよいヘテロアリール基とは、
ピリジル基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル
基、ピラジル基、ピリミジル基、ピラダジル基などを挙
げることができるが、これらには限定されない。
【0018】さらに、上記ヘテロアリール基の置換基と
しては、例えば水酸基;ニトロ基;塩素原子、フッ素原
子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子;メチ
ル、エチル、t−ブチルなどの低級アルキル基;メトキ
シ、エトキシ、t−ブトキシなどの低級アルコキシ基;
保護されていてもよいカルボキシル基;ヒドロキシアル
キル基;カルボキシアルキル基;テトラゾリル基などを
挙げることができる。
【0019】また、「R4 とR5 はそれらが結合してい
る窒素原子と一緒になって環を形成していてもよい。さ
らにこの環は置換基を有していてもよい。」で、置換基
とは上記の意味を有する。
【0020】R6 、R7 の定義において、ハロゲン原子
とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子
などを意味する。
【0021】一般式(I)においては環部は、環Aと環
Bの縮合環によって構成される。好ましいものとして
は、以下のものが挙げられる。
【0022】
【化17】
【0023】このうち、更に好ましいものとしては、
a)、b)、c)、d)、e)を挙げることができる。
【0024】本発明において、薬理学的に許容できる塩
とは、例えば塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、りん酸塩
などの無機酸塩、蟻酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸
塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、メタンスル
ホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸
塩などの有機酸塩を挙げることができる。また化合物に
よっては、水和物を形成する場合もあるが、それらが本
発明の範囲に属することは言うまでもない。以下に本発
明化合物の主な製造方法を示す。
【0025】製造方法1 一般式(I−2)で示される化合物は、以下の方法で製
造することができる。
【0026】
【化18】
【0027】(式中、R1 、R2 及びR3 は前記の意味
を有する。X及びX’は、同一、または相異なるハロゲ
ン原子を意味する。) (第一工程)すなわち、通常の方法による縮合反応であ
る。反応溶媒は、イソプロピルアルコールなどのアルコ
ール系溶媒、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶
媒、ジメチルホルムアミドなどを用いるのが好ましい
が、反応に関与しないあらゆる有機溶媒を用いることが
できる。更に、トリエチルアミンなどの三級アミン存在
下で加熱還流して発生する塩酸を除去しながら反応を進
めると、更に好ましい結果を得ることができる。
【0028】(第二工程)第一工程で得られた化合物(V
III)を通常の方法で一般式R2 −Hで示される化合物と
縮合させる反応である。反応溶媒は、イソプロピルアル
コールなどのアルコール系溶媒、テトラヒドロフランな
どのエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミドなどを用い
るのが好ましいが、反応に関与しないあらゆる有機溶媒
を用いることができる。R2 が、窒素原子で環部に結合
する場合は、トリエチルアミン、ピリジン、エチルジイ
ソプロピルアミンなどの有機塩基、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、水素化ナトリウム、
水酸化ナトリウムなどの無機塩基、ナトリウムメトキシ
ド、カリウム t−ブトキシドなどのアルコキシド等の
存在下で加熱還流して反応を進めるのが好ましい。
【0029】製造方法2 一般式(II)において、R3 が水素原子であるものは以下
の方法によっても製造することができる。
【0030】
【化19】
【0031】(R1 、R2 及びR3 は、前記の意味を有
する。Yは、ハロゲン原子を意味する。) (第一工程)すなわち、ハロゲン化されたベンゼン誘導
体に、所望する化合物に対応するアミンを溶媒中、塩基
存在下、室温から溶媒の沸点の間で作用させることによ
り化合物(X)を得る反応である。溶媒としては、本反
応に関与しないあらゆるものを使用することができる
が、好ましくは、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N−メチルピロリドンなどが用いられ
る。塩基としては、炭酸カリウム、水素化リチウム、水
素化カルシウムなどの水素化されたアルカリ金属及びア
ルカリ土類金属、カリウム t−ブトキシド、ナトリウ
ムエトキシドなどのアルコキシド、ナトリウムアミドな
どを好ましいものとしてあげることができる。
【0032】(第二工程)第一工程で得られたベンズア
ミド誘導体を脱水して化合物(XI)を得る反応である。
反応は、通常加熱して行われるが、室温でも十分反応は
進行する。脱水試薬としては、無水トリフルオロ酢酸、
塩化チオニル、クロロスルホニルイソシアネート、p−
トルエンスルホニルクロリド、五塩化リン、オキシ塩化
リンなどを好ましいものとしてあげることができる。反
応溶媒は、反応に関与しないあらゆるものを用いること
ができるが、好ましくは、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンなどのエーテル系溶媒、アセトニトリル、N,N−
ジメチルホルムアミド、トリエチルアミン、ピリジンな
どを挙げることができる。
【0033】(第三工程)すなわち、第二工程で得られ
たニトロベンゼン誘導体を還元して、一般式(XII) で示
すようなアニリン誘導体を得る工程である。水やメタノ
ール、エタノールなどのアルコール系溶媒のような極性
溶媒中で反応させることが好ましい。また反応は、通常
酢酸若しくは塩酸酸性条件下、鉄、スズ若しくは亜鉛の
ような金属を加えることによって進行させる。反応温度
は、室温〜溶媒の還流温度である。
【0034】(第四工程)すなわちオルトギ酸エチル
中、例えばトリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン
酸、濃塩酸などの酸存在下加熱することによって、一般
式(XIII)で表される化合物を得る方法である。
【0035】(第五工程)すなわち、第四工程で得られ
た化合物(XIII)と所望する化合物に対応するアミンを通
常の方法により閉環縮合する反応である。反応溶媒は、
メタノール、エタノールなどのアルコール系溶媒を用い
ることができる。反応温度は、室温から溶媒の沸点で反
応させることができるが、好ましくは、50℃前後であ
る。
【0036】(第六工程)第五工程で得られた化合物(X
IV) を溶媒中加熱して、目的化合物(II)を得る反応で
ある。反応溶媒は、反応に関与しないあらゆるものを使
用することができるが、好ましくは、メタノール、エタ
ノールなどのアルコール系溶媒を挙げることができる。
また反応は、水性水酸化ナトリウム、炭酸カリウムなど
のアルカリ存在下に行うと、より好ましい結果が得られ
る。
【0037】製造方法A 環部がキナゾリンである時の一般式(I- 2)で示され
る化合物を製造する際の原料化合物(VII-2)は以下の
方法で製造することができる。
【0038】
【化20】
【0039】次に、本発明化合物の有用性を詳述するた
めに薬理実験例を掲げる。薬理実験例 ブタ大動脈より得たcGMP−PDEを用いた酵素阻害
作用 1.実験方法 ブタ大動脈より調製したcGMP−PDEの酵素活性を
トンプソン(Thompson) らの方法に準じて測定した。1
mM EGTA存在下、1μM cGMPを基質として
測定した。本発明化合物は、DMSOで溶解し反応液に
加え、阻害活性をみた。なお、反応溶液中のDMSOの
最終濃度は4%以下とした。
【0040】cGMP−PDEの調製は、以下のように
行った。ブタ大動脈を細断し、バッファーA(20mM Tri
s/HCl,2mM Mg acetate,1mM DiThioTheitol,5mM EDTA,14
00TIU/l aprotinin,10mg/l leupeptin,1mM Benzamidin
e,0.2mM PMSF,pH 7.5) の10倍容を加え、ホモジネー
トした。ホモジネートを10万×g、1時間で遠心し、
得られた上清をDEAE−Toyopearl 650S(Tosoh,Toky
o,Japan) カラムにかけた。バッファーB(50mM Tris/H
Cl,0.1mM EGTA,2mM Mg acetate,1mM Dithiothreitol,0.
2mM PMSF,pH 7.5) でカラムを洗浄した後、0.05〜0.4M
塩化ナトリウムのグレージェントをかけて溶出し、CaM
-independentcGMP−PDE分画を得た。
【0041】2.実験結果 表1に、上記方法で行った、本発明化合物群のcGMP
−PDE阻害作用を示す。
【0042】
【表1】
【0043】上記の実験例から、本発明化合物はPDE
ことにcGMP−PDE阻害作用を有することが明らか
となった。すなわち、本発明化合物は、cGMP−PD
E阻害作用を示すことにより、cGMPの生体内濃度を
上昇させる効果を有することが明らかとなった。従っ
て、本発明化合物である含窒素縮合複素環化合物は、c
GMP−PDE阻害作用が有効である疾患の予防及び治
療に有効である。これらの疾患として例を挙げれば、例
えば、狭心症、心筋梗塞、慢性及び急性心不全などの虚
血性心疾患、肺性心を併発しているかまたはしていない
肺高血圧症、その他あらゆる成因による高血圧症、末梢
循環不全、脳循環不全、脳機能不全及び気管支喘息、ア
トピー性皮膚炎若しくはアレルギー性鼻炎などのアレル
ギー性疾患等を挙げることができる。
【0044】更に本発明化合物は、毒性が低く、安全性
も高いので、この意味からも本発明の価値は高い。また
更に本発明化合物は、従来の類似の構造を持つ化合物に
比べ、極めて水溶性が高く、注射剤として供しやすい物
性を持つものである。
【0045】本発明をこれらの医薬として使用する場合
は、経口投与若しくは非経口投与により投与される。投
与量は、症状の程度、患者の年齢、性別、体重、薬物に
対する感受性、投与方法、投与の時期、投与の間隔、医
薬製剤の種類、一緒に投与する薬剤の種類、有効成分の
種類などによって異なり、特に限定されない。経口投与
の場合は、通常成人1日当たり約0.1mg、1日1〜3
回にわけて投与する。注射の場合は、通常1日当たり、
約1μg/kg〜3000μg/kgであり、好ましくは約
3μg/kg〜1000μg/kgである。
【0046】経口用固形製剤を調製する場合は、主薬に
賦形剤、更に必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着
色剤、矯味矯臭剤などを加えた後、常法により錠剤、被
覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤などを挙げることが
できる。賦形剤としては、例えば、乳糖、コーンスター
チ、白糖、ぶどう糖、ソルビット、結晶セルロース、二
酸化ケイ素などが、結合剤としては、例えばポリビニル
アルコール、ポリビニルエーテル、エチルセルロース、
メチルセルロース、アラビアゴム、トラガント、ゼラチ
ン、シェラック、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース、クエン酸カルシウ
ム、デキストリン、ペクチンなどが、滑沢剤としては、
例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチ
レンなどが、滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグ
ネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカ、
硬化植物油などが、着色剤としては、医薬品に添加する
ことが許可されているものが、矯味矯臭剤としては、コ
コア末、ハッカ脳、芳香酸、ハッカ油、龍脳、桂皮末な
どが用いられる。これらの錠剤、顆粒剤には糖衣、ゼラ
チン衣、その他必要により適宜コーティングすることは
もちろんさしつかえない。
【0047】注射剤を調製する場合には、主薬に必要に
より、pH調製剤、緩衝剤、懸濁化剤、溶解補助剤、安定
化剤、等張化剤、保存剤などを添加し、常法により静
脈、皮下、筋肉内注射とする。その際必要により、常法
により凍結乾燥物とすることも必要である。
【0048】懸濁剤としての例を挙げれば、例えばメチ
ルセルロース、ポリソルベート80、ヒドロキシエチル
セルロース、アラビアゴム、トラガント末、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノラウレートなどを挙げることができる。溶解
補助剤としては、例えばポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリソルベート80、ニコチン酸アミド、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノラウレート、マクロゴール、
ヒマシ油脂肪酸エチルエステルなどを挙げることができ
る。
【0049】次に、本発明の理解をより容易にするため
に、本発明の実施例を掲げるが、これに先立って、本発
明化合物を製造するにあたり原料となる化合物を製造例
として掲げる。
【0050】
【実施例】 製造例1 2−ニトロ−5−(ピラゾール−1−イル)安息香酸エ
チル
【0051】
【化21】
【0052】5−クロロ−2−ニトロ安息香酸エチル2
5.0g (0.109モル)、ピラゾール9.00g
(0.132モル)をジメチルホルムアミド120mlに
溶解させ、室温攪拌下、水素化ナトリウム4.60g
(0.115モル)を徐々に加えた。発熱した反応液を
放冷後、水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾
過し、減圧下溶媒留去した。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン系)
及び再結晶(酢酸エチル−ヘキサン系)により精製し
て、淡黄色結晶17.2g を得た。
【0053】・分子式(分子量) C121134
(261.24) ・融点 85−86℃ ・MASS m/e;262(M+ +1) ・元素分析 C121134 として 計算値 C=55.17 H=4.24 N=16.0
9 実測値 C=55.20 H=4.09 N=16.0
【0054】・1H−NMR δ(CDCl3 );1.39(3
H,t,J=7.2Hz) 4.44(2H,q,J=7.2Hz) 6.57(1H,dd,J=
1.6,2.8Hz) 7.81(1H,d,J=1.6Hz) 7.96(1H,dd,J=2.4,8.8Hz) 8.0
1(1H,d,J=2.4Hz) 8.04(1H,d,J=2.8Hz) 8.12(1H,d,J=8.8Hz)
【0055】製造例2 2−アミノ−5−(ピラゾール−1−イル)安息香酸エ
チル
【0056】
【化22】
【0057】製造例1で得られた2−ニトロ−5−(ピ
ラゾール−1−イル)安息香酸エチル10.0g (3
8.3mmol)の酢酸エチル溶液100mlに10%パラジ
ウム−炭素粉末の0.5g を加え、水素加圧下、数時間
反応させる。反応液をセライト濾過し、減圧下溶媒留去
して、油状の粗精製物9.1g (定量的)を得、それ以
上精製することなく次の反応に使用した。
【0058】・分子式(分子量) C121332
(231.26) ・1H−NMR δ(CDCl3 );1.40(3H,t,J=7.2Hz)
4.36(2H,q,J=7.2Hz) 5.82(2H,br-s) 6.43(1H,dd,J=2.0,2.4Hz) 6.75(1H,d,J=8.8Hz) 7.61(1H,dd,J=2.4,8.8Hz) 7.69(1H,d,J=2.0Hz) 7.8
1(1H,d,J=2.4Hz) 8.12(1H,d,J=2.4Hz)
【0059】製造例3 6−(ピラゾール−1−イル)キナゾリン−2,4−
(1H,3H)−ジオン
【0060】
【化23】
【0061】2−アミノ−5−(ピラゾール−1−イ
ル)安息香酸エチル9.1g (38mmol)に尿素30g
、1−メチル−2−ピロリドン5mlを加え、200℃
にて25分間攪拌した。放冷攪拌下、水150mlを加
え、析出する結晶を濾取、水で洗って風乾し、得られた
粗結晶約10g をそれ以上精製することなく次の反応に
使用した。
【0062】・分子式(分子量) C11842
(228.21) ・1H−NMR δ(DMSO−d6 );6.54(1H,dd,J=
1.6,2.4Hz) 7.29(1H,d,J=8.8Hz) 7.75(1H,d,J=1.6H
z) 8.14(1H,dd,J=2.8,8.8Hz) 8.26(1H,d,J=2.4Hz) 8.5
5(1H,d,J=2.8Hz)
【0063】製造例4 2,4−ジクロロ−6−(ピラゾール−1−イル)キナ
ゾリン
【0064】
【化24】
【0065】製造例3で得られた6−(ピラゾール−1
−イル)キナゾリン−2,4−(1H,3H)−ジオン
の粗結晶3.5g (13mmol)にオキシ塩化リン40m
l、ジイソプロピルエチルアミン10mlを加え、30分
間加熱還流した。減圧下溶媒留去し、得られた残渣をク
ロロホルムに溶解させて、氷水に注いだ。不要物を濾去
した後、クロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下溶媒留去して得ら
れた残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘ
キサン系)にて精製して、淡黄色結晶3.25g を得
た。
【0066】・収率 94% ・分子式(分子量) C116 Cl24 ・融点 169−170℃ ・MASS m/e;265(M+ +1) ・元素分析 C116 Cl24 として 計算値 C=49.84 H=2.28 N=21.1
3 実測値 C=49.40 H=2.43 N=21.1
【0067】・1H−NMR δ(DMSO−d6 );6.
68(1H,dd,J=1.6,2.4Hz) 7.90(1H,d,J=1.6Hz) 8.20
(1H,d,J=9.2Hz) 8.60(1H,d,J=2.4Hz) 8.73(1H,dd,J=2.4,9.2Hz) 8.8
7(1H,d,J=2.4Hz)
【0068】製造例5 5−(イミダゾール−1−イル)−2−ニトロベンズア
ミド
【0069】
【化25】
【0070】製造例4で得られた5−クロロ−2−ニト
ロベンズアミド44.7g (0.223モル)のジメチ
ルホルムアミド200ml溶液にイミダゾール45.5g
(0.668モル)炭酸カリウム61.6g (0.44
6モル)を加え、100℃にて11時間加熱攪拌した。
反応液に水を注ぎ、酢酸エチル及びテトラヒドロフラン
にて繰り返し抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗い、
無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。乾燥剤を濾去後、
減圧下溶媒留去して得られた残渣に酢酸エチルを加え加
熱後放冷した。析出した結晶を濾取し、酢酸エチルで洗
い、風乾して、黄色結晶27.2g を得た。
【0071】・分子式(分子量) C10843
(232.20) ・融点 206−207℃ ・MASS m/e;233(M+ +1) ・元素分析 C10843 として 計算値 C=51.73 H=3.47 N=24.1
3 実測値 C=51.82 H=3.43 N=24.2
【0072】・1H−NMR δ(DMSO−d6 );7.
18(1H,br-s) 7.85(1H,br-s) 7.97-7.99(3H,m) 8.
16-8.19(2H,m) 8.52(1H,br-s)
【0073】製造例6−7 製造例5の方法に準じて、以下の化合物を得た。
【0074】製造例6 2−ニトロ−5−(1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)ベンズアミド
【0075】
【化26】
【0076】・収率 53% ・分子式(分子量) C9753 (233.1
9) ・融点 211−212℃ ・MASS m/e;234(M+ +1) ・元素分析 C9753 として 計算値 C=46.36 H=3.03 N=30.0
3 実測値 C=46.10 H=3.06 N=29.5
【0077】・1H−NMR δ(DMSO−d6 );7.
87(1H,br-s) 8.15-8.17(2H,m) 8.24-8.26(2H,m)
8.35(1H,s) 9.54(1H,s)
【0078】製造例7 5−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−2−ニト
ロベンズアミド
【0079】
【化27】
【0080】・収率 58% ・分子式(分子量) C111043 (246.2
3) ・融点 228−229℃(分解) ・MASS m/e;247(M+ +1) ・元素分析 C111043 として 計算値 C=53.66 H=4.09 N=22.7
5 実測値 C=53.60 H=4.08 N=22.8
【0081】・1H−NMR δ(DMSO−d6 );2.
18(3H,d,J=0.8Hz) 7.67(1H,m) 7.83(1H,br-s) 7.
89-7.92(2H,m) 8.13-8.16(2H,m) 8.40(1H,d,J=1.6Hz)
【0082】製造例8 5−(イミダゾール−1−イル)−2−ニトロベンゾニ
トリル
【0083】
【化28】
【0084】製造例5で得られた5−(イミダゾール−
1−イル)−2−ニトロベンズアミド10.0g (4
3.1mmol)の1,4−ジオキサン−ピリジン溶液(1
00ml・10ml)に氷冷攪拌下、無水トリフルオロ酢酸
8.0ml(57mmol)を滴下した。1時間室温攪拌した
後、反応液を水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過、減圧下溶媒
留去し、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(アセトン−トルエン系)にて精製し、黄色結晶
7.0g を得た。
【0085】・収率 76% ・分子式(分子量) C10642 (214.1
8) ・融点 179−180℃ ・MASS m/e;215(M+ +1) ・元素分析 C10642 として 計算値 C=56.08 H=2.82 N=26.1
6 実測値 C=56.18 H=2.87 N=26.0
【0086】・1H−NMR δ(CDCl3 );7.34(1
H,m) 7.40(1H,m) 7.83(1H,dd,J=2.4,8.8Hz) 7.94(1H,d,J=2.4Hz) 8.02(1H,m) 8.51(1H,d,J=8.8H
z)
【0087】製造例9−製造例10 製造例8と同様の方法で以下の化合物を得た。製造例9 2−ニトロ−5−(1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)ベンゾニトリル
【0088】
【化29】
【0089】・収率 82% ・分子式(分子量) C9552 (215.1
7) ・融点 153−154℃ ・MASS m/e;216(M+ +1) ・元素分析 C9552 として 計算値 C=50.24 H=2.34 N=32.5
5 実測値 C=50.18 H=2.44 N=32.0
【0090】・1H−NMR δ(DMSO−d6 );8.
39(1H,s) 8.43(1H,dd,J=2.4,9.2Hz) 8.59(1H,d,J=
9.2Hz) 8.75(1H,d,J=2.4Hz) 9.6(1H,s)
【0091】製造例10 5−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−2−ニト
ロベンゾニトリル
【0092】
【化30】
【0093】・収率 89% ・分子式(分子量) C11842 (228.2
1) ・融点 166−167℃ ・元素分析 C11842 として 計算値 C=57.89 H=3.53 N=24.5
5 実測値 C=57.84 H=3.49 N=24.5
【0094】・1H−NMR δ(CDCl3 );2.33(3
H,d,J=0.8Hz) 7.12(1H,m) 7.78(1H,dd,J=2.4,9.2H
z) 7.89(1H,d,J=2.4Hz) 7.94(1H,d,J=1.2Hz) 8.48(1H,
d,J=9.2Hz)
【0095】製造例11 2−アミノ−5−(イミダゾール−1−イル)ベンゾニ
トリル
【0096】
【化31】
【0097】製造例8で得られた5−(イミダゾール−
1−イル)−2−ニトロベンゾニトリル2.00g
(9.34mmol)のエタノール(60ml)溶液に、鉄粉
10.0g (102mmol)、酢酸20ml(350mmol)
を加え、50分間加熱還流した。反応液をセライトろ過
後、減圧下溶媒留去し、得られる残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(塩化メチレン−メタノール系)
により、精製して、黄色結晶0.53g を得た。
【0098】・収率 31% ・分子式(分子量) C1084 (184.20) ・融点 186−187℃(分解) ・MASS m/e;185(M+ +1)
【0099】・1H−NMR δ(DMSO−d6 );6.
23(2H,br-s) 6.89(1H,d,J=8.8Hz) 7.04(1H,t,J=1.2
Hz) 7.57(1H,dd,J=2.4,8.8Hz) 7.58(1H,t,J=1.2Hz) 7.7
1(1H,d,J=2.4Hz) 8.06(1H,t,J=1.2Hz)
【0100】製造例12−13 製造例11の方法に準じて以下の化合物を得た。製造例12 2−アミノ−5−(1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)ベンゾニトリル
【0101】
【化32】
【0102】・収率 37% ・分子式(分子量) C975 (185.19) ・融点 201−202℃ ・MASS m/e;186(M+ +1) ・元素分析 C975 として 計算値 C=58.37 H=3.81 N=37.8
2 実測値 C=58.32 H=3.76 N=37.8
【0103】・1H−NMR δ(DMSO−d6 );6.
37(2H,br-s) 6.92(1H,d,J=9.2Hz) 7.75(1H,dd,J=2.
4,9.2Hz) 7.88(1H,d,J=2.4Hz) 8.14(1H,s) 9.07(1H,s)
【0104】製造例13 2−アミノ−5−(4−メチルイミダゾール−1−イ
ル)ベンゾニトリル
【0105】
【化33】
【0106】・収率 73% ・分子式(分子量) C11104 (198.23) ・元素分析 C11104 として 計算値 C=66.65 H=5.08 N=28.2
6 実測値 C=66.22 H=4.99 N=28.1
【0107】・1H−NMR 2.28(3H,d,J=0.8Hz) 4.59(2H,br-s) 6.83(1H,d,J=
8.8Hz) 6.87(1H,m) 7.34(1H,dd,J=2.4,8.8Hz) 7.37(1H,d,J
=2.4Hz) 7.61(1H,d,J=1.2Hz)
【0108】製造例14 2−エトキシメチレンアミノ−5−(イミダゾール−1
−イル)ベンゾニトリル
【0109】
【化34】
【0110】製造例11で得られた2−アミノ−5−
(イミダゾール−1−イル)ベンゾニトリル0.5g
(2.7mmol)にオルトギ酸エチル20ml、トリフルオ
ロ酢酸0.3mlを加え、80℃にて1時間加熱攪拌す
る。反応液をろ過後、減圧下溶媒留去して得られた淡褐
色油状粗精製物約0.9g をそれ以上精製することなく
次の反応に使用した。
【0111】 ・分子式(分子量) C13124 O(240.27) ・1H−NMR δ(CDCl3 );1.44(3H,t,J=7.2Hz)
4.45(2H,q,J=7.2Hz) 7.15(1H,d,J=8.4Hz) 7.32(1H,s) 7.35(1H,s) 7.58(1H,dd,J=2.4,8.4Hz) 7.67(1H,d,J=2.4Hz) 7.82(1H,s) 8.23(1H,s)
【0112】製造例15−16 製造例14の方法に準じて以下の化合物を得た。製造例15 2−エトキシメチレンアミノ−5−(1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)ベンゾニトリル
【0113】
【化35】
【0114】・黄色結晶 ・分子式(分子量) C12115 O(241.2
5) ・1H−NMR δ(DMSO−d6 );1.37(3H,t,J=7.
2Hz) 4.35(2H,q,J=7.2Hz) 7.44(1H,d,J=8.8Hz) 8.11(1H,dd,J=2.4,8.8Hz) 8.20(1H,s) 8.25(1H,s) 8.30(1H,d,J=2.4Hz) 9.32(1H,s)
【0115】製造例16 2−エトキシメチレンアミノ−5−(4−メチルイミダ
ゾール−1−イル)ベンゾニトリル
【0116】
【化36】
【0117】・淡褐色結晶 ・分子式(分子量) C14144 O(254.2
9) ・1H−NMR δ(DMSO−d6 ) 1.37(3H,t,J=7.2Hz) 2.24(3H,d,J=0.8Hz) 4.35(2H,
q,J=7.2Hz) 7.42(1H,d,J=8.8Hz) 7.72(1H,s) 7.95(1H,dd,J=2.
4,8.8Hz) 8.17(1H,d,J=2.4Hz) 8.19(1H,s) 8.76(1H,s)
【0118】製造例17 3,4−ジヒドロ−4−イミノ−3−(3,4−メチレ
ンジオキシベンジル)−6−(イミダゾール−1−イ
ル)キナゾリン
【0119】
【化37】
【0120】製造例14で得られた2−エトキシメチレ
ンアミノ−5−(イミダゾール−1−)ベンゾニトリル
の粗結晶をメタノール20mlに溶解させ、ピペロニルア
ミン0.50g (3.3mmol)を加え、50℃にて2時
間攪拌した。反応液にエーテルを加え、氷冷し、析出す
る結晶を濾取、エーテルで洗った後、減圧乾燥し、淡黄
色結晶0.29g を得た。
【0121】・収率 31% ・分子式 C191552 ・融点 218−219℃(分解) ・MASS 346(M+ +1)
【0122】・1H−NMR δ(DMSO−d6 );5.
11(2H,s) 5.98(2H,s) 6.85(1H,d,J=8.0Hz) 6.92
(1H,d,J=8.0Hz) 7.04(1H,s) 7.14(1H,s) 7.56(1H,d,J=8.8Hz) 7.8
6(1H,s) 7.91(1H,dd,J=2.4,8.8Hz) 8.20(1H,s) 8.37(1H,s)
8.48(1H,s) 8.82(1H,s)
【0123】製造例18−20 製造例17の方法に準じて、以下の化合物を得た。製造例18 3,4−ジヒドロ−4−イミノ−3−(3,4−メチレ
ンジオキシベンジル)−6−(1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)キナゾリン
【0124】
【化38】
【0125】・収率 78% ・分子式 C181462 ・融点 202−203℃ ・MASS m/e;347(M+ +1)
【0126】・1H−NMR δ(DMSO−d6 );5.
12(2H,s) 5.98(2H,s) 6.85(1H,d,J=8.0Hz) 6.93
(1H,d,J=8.0Hz) 7.04(1H,s) 7.61(1H,d,J=8.8Hz) 8.06(1H,dd,J=1.
6,8.8Hz) 8.23(1H,s) 8.26(1H,s) 8.68(1H,s) 8.80(1H,s)
9.32(1H,s)
【0127】製造例19 3,4−ジヒドロ−4−イミノ−3−(3,4−メチレ
ンジオキシベンジル)−6−(4−メチルイミダゾール
−1−イル)キナゾリン
【0128】
【化39】
【0129】・収率 13% ・分子式 C201752 ・融点 240−241℃(分解)
【0130】・1H−NMR δ(DMSO−d6 );2.
19(3H,s) 5.11(2H,s) 5.98(2H,s) 6.85(1H,d,J=
8.4Hz) 6.92(1H,d,J=8.4Hz) 7.04(1H,s) 7.54(1H,d,J=8.8H
z) 7.57(1H,s) 7.86(1H,dd,J=2.4,8.8Hz) 8.18(1H,s) 8.25(1H,s) 8.43(1H,d,J=2.4Hz) 8.81(1H,s)
【0131】製造例20 3,4−ジヒドロ−4−イミノ−3−(3−クロロ−4
−メトキシベンジル)−6−(4−メチルイミダゾール
−1−イル)キナゾリン
【0132】
【化40】
【0133】・収率 19% ・分子式 C2018ClN5 O ・融点 255−256℃(分解)
【0134】・1H−NMR δ(DMSO−d6 );2.
19(3H,d,J=0.8Hz) 3.82(3H,s) 5.13(2H,s) 7.09
(1H,d,J=8.8Hz) 7.39(1H,br-d) 7.53-7.56(3H,m) 7.86(1H,dd,J=2.
4,8.8Hz) 8.24(1H,s) 8.25(1H,s) 8.42(1H,s) 8.81(1H,s)
【0135】実施例1 2−クロロ−4−(3,4−メチレンジオキシベンジ
ル)アミノ−6−(ピラゾール−1−イル)キナゾリン
【0136】
【化41】
【0137】製造例4で得られた2,4−ジクロロ−6
−(ピラゾール−1−イル)キナゾリン3.2g (12
mmol)にテトラヒドロフラン50ml、2−プロパノール
50ml、トリエチルアミン15ml、ピペロニルアミン
1.9g (13mmol)を順次加え、30分間加熱還流し
た。反応液を減圧下溶媒留去して得られる残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン
系)及び再結晶(酢酸エチル−ヘキサン系)により精製
して、白色結晶3.6g を得た。
【0138】・化学式C1914ClN52 ・収率 77% ・融点 209−10℃
【0139】・NMR δ(DMSO−d6 );4.65(2
H,d,J=5.6Hz) 5.96(2H,s) 6.60(1H,dd,J=2.4,2.0H
z) 6.85(1H,d,J=8.0Hz) 6.87(1H,dd,J=8.0,1.2Hz) 6.9
7(1H,d,J=1.2Hz) 7.73(1H,d,J=8.8Hz) 7.80(1H,d,J=2.0Hz) 8.28(1H,
dd,J=8.8,2.4Hz) 8.50(1H,d,J=2.4Hz) 8.70(1H,d,J=2.4Hz) 9.28(1H,
t,J=5.6Hz)
【0140】実施例2 2−クロロ−4−(3,4−メチレンジオキシベンジ
ル)アミノ−6−ジメチルアミノキナゾリン
【0141】
【化42】
【0142】・化学式 C1817ClN42 ・収率 94% ・融点 226−7℃(分解) ・MASS 357(M+ +1)
【0143】・NMR δ(DMSO−d6 );2.99(6
H,s) 4.63(2H,d,J=6.0Hz) 5.96(2H,s) 6.84(2H,
s) 6.93(1H,s) 7.20(1H,d,J=2.8Hz) 7.37(1H,dd,J=9.
2,2.8Hz) 7.46(1H,d,J=9.2Hz) 8.84(1H,t,J=6.0Hz)
【0144】実施例3 2−クロロ−4−(3,4−メチレンジオキシベンジ
ル)アミノ−6−ニトロキナゾリン
【0145】
【化43】
【0146】・化学式 C1611ClN44 ・収率 64% ・融点 237−8℃ ・MASS 359(M+ +1)
【0147】・NMR δ(DMSO−d6 );4.68(2
H,d,J=5.6Hz) 5.99(2H,s) 6.87〜6.91(2H,m) 6.99(1H,s) 7.78(1H,d,J=9.2Hz) 8.51(1H,d,J=9.2,
2.4Hz) 9.42(1H,d,J=2.4Hz) 9.85(1H,t,J=5.6Hz)
【0148】実施例4 2−クロロ−4−(3,4−メチレンジオキシベンジ
ル)アミノ−6−ピペリジノキナゾリン
【0149】
【化44】
【0150】・化学式 C2121ClN42 ・収率 36% ・融点 200−1℃ ・MASS 397(M+ +1)
【0151】・NMR δ(CDCl3 );1.62(2H,m)
1.73(4H,m) 3.21(4H,t,J=5.4Hz) 4.76(2H,d,J=5.2Hz) 5.80(1H,t,J=5.2Hz) 5.97(2H,
s) 6.76(1H,d,J=2.4Hz) 6.81(1H,d,J=8.0Hz) 6.88(1H,
dd,J=8.0,1.2Hz) 6.91(1H,d,J=1.2Hz) 7.48(1H,dd,J=9.2,2.4Hz) 7.6
6(1H,d,J=9.2Hz)
【0152】実施例5 2−クロロ−4−(3,4−メチレンジオキシベンジ
ル)アミノ−6−(2−クロロイミダゾール−1−イ
ル)キナゾリン
【0153】
【化45】
【0154】・化学式 C1913Cl252 ・収率 37% ・融点 >280℃ ・MASS 414(M+ +1)
【0155】・NMR δ(DMSO−d6 );4.65(2
H,d,J=5.6Hz) 5.98(2H,s) 6.87(2H,s) 6.98(1H,
s) 7.12(1H,d,J=1.6Hz) 7.64(1H,d,J=1.6Hz) 7.79(1H,
d,J=8.8Hz) 7.93(1H,dd,J=8.8,2.4Hz) 8.51(1H,d,J=2.4Hz) 9.2
9(1H,t,J=5.6Hz)
【0156】実施例6 2−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−4−
(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6−
(ピラゾール−1−イル)キナゾリン塩酸塩
【0157】
【化46】
【0158】実施例1で得られた2−クロロ−4−
(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6−
(ピラゾール−1−イル)キナゾリン1.5g(4.0
ミリモル)にテトラヒドロフラン5ml、2−プロパノー
ル5ml、トリエチルアミン2ml、イソニペコチン酸エチ
ル1.6g(9.9ミリモル)を順次加え、数時間加熱
還流した。反応液を減圧下溶媒留去して得られた残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン
系)により精製して、淡黄色油状物質を得た。これを塩
酸エタノール溶液−エーテルより結晶化させ、濾取後エ
ーテルで洗った。風乾して、標題化合物の白色結晶1.
9gを得た。
【0159】・化学式C272864 ・HCl ・収率91% ・融点264−5℃ (decomp.) ・MASS 501(M+ +1)
【0160】・NMR δ(DMSO−d6 );1.21(3
H,t,J=7.2Hz) 1.62(2H,m) 1.98(2H,m) 2.76(1H,
m) 3.35(2H,m) 4.10(2H,q,J=7.2Hz) 4.53(2H,m) 4.71(2H,d,J=5.6Hz) 5.97(2H,s) 6.62(1H,dd,J=2.
4,1.6Hz) 6.86(1H,d,J=8.0Hz) 6.93(1H,dd,J=8.0,1.6Hz) 7.0
4(1H,d,J=1.6Hz) 7.81(1H,d,J=1.6Hz) 7.95(1H,d,J=9.2Hz) 8.31(1H,
dd,J=9.2,2.4Hz) 8.62(1H,d,J=2.4Hz) 8.93(1H,d,J=2.4Hz) 10.40(1
H,brs) 12.17(1H,brs)
【0161】実施例7 2−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−4−
(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6−ジ
メチルアミノキナゾリン
【0162】
【化47】
【0163】実施例2で得られた2−クロロ−4−
(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6−ジ
メチルアミノキナゾリンを用いて、標題化合物をえた。 ・化学式 C263154 ・収率 89% ・融点 168−9℃
【0164】・NMR δ(CDCl3 );1.26(3H,t,
J=7.2Hz) 1.73(2H,m) 1.96(2H,m) 2.52(1H,m) 2.95(6H,s) 2.99(2H,m) 4.14(2H,q,J=7.2Hz) 4.7
2(2H,d,J=5.2Hz) 4.76(2H,m) 5.55(1H,brs) 5.95(2H,s) 6.51(1H,b
rd,J=2.4Hz) 6.79(1H,d,J=7.6Hz) 6.87(1H,dd,J=7.6,1.6Hz) 6.9
2(1H,d,J=1.6Hz) 7.23(1H,brdd,J=9.2,2.4Hz) 7.44(1H,brd,J=9.2Hz)
【0165】実施例8 2−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−4−
(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6−ニ
トロキナゾリン
【0166】
【化48】
【0167】実施例3で得られた2−クロロ−4−
(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6−ニ
トロキナゾリンを用いて、標題化合物を得た。
【0168】・化学式C242556 ・収率 86% ・融点 229−30℃
【0169】・NMR δ(CDCl3 );1.27(3H,t,
J=7.2Hz) 1.73(2H,m) 2.00(2H,m) 2.60(1H,m) 3.14(2H,m) 4.16(2H,q,J=7.2Hz) 4.69(2H,d,J=5.6H
z) 4.85(2H,m) 5.97(2H,s) 6.00(1H,brs) 6.81(1H,
d,J=8.0Hz) 6.86(1H,dd,J=8.0,1.6Hz) 6.89(1H,d,J=1.6Hz) 7.3
8(1H,d,J=9.2Hz) 8.27(1H,dd,J=9.2,2.4Hz) 8.47(1H,d,J=2.4Hz)
【0170】実施例9 2−(4−カルボキシピペリジノ)−4−(3,4−メ
チレンジオキシベンジル)アミノ−6−(ピラゾール−
1−イル)キナゾリン
【0171】
【化49】
【0172】実施例6で得られた2−(4−エトキシカ
ルボニルピペリジノ)−4−(3,4−メチレンジオキ
シベンジル)アミノ−6−(ピラゾール−1−イル)キ
ナゾリン塩酸塩を用いて、標題化合物を得た。
【0173】・化学式C252464 ・収率 99% ・融点 222−3℃ (decomp.)
【0174】・NMR δ(DMSO−d6 );1.47(2
H,m) 1.86(2H,m) 2.52(1H,m) 3.05(2H,m) 4.60
(2H,m) 4.63(2H,d,J=5.2Hz) 5.96(2H,s) 6.56(1H,dd,J=2.
4,1.6Hz) 6.84(1H,d,J=8.0Hz) 6.89(1H,dd,J=8.0,1.2Hz) 6.9
8(1H,d,J=1.2Hz) 7.44(1H,br) 7.75(1H,d,J=1.6Hz) 8.04(1H,br) 8.41(1H,d,J=2.4Hz) 8.50(1H,brs) 12.20(1H,brs)
【0175】実施例10 2−(4−カルボキシピペリジノ)−4−(3,4−メ
チレンジオキシベンジル)アミノ−6−ジメチルアミノ
キナゾリン
【0176】
【化50】
【0177】実施例7で得られた2−(4−エトキシカ
ルボニルピペリジノ)−4−(3,4−メチレンジオキ
シベンジル)アミノ−6−ジメチルアミノキナゾリンを
用いて、標題化合物を得た。
【0178】・化学式 C242754 ・収率 定量的 ・融点 269−70℃(分解)
【0179】・NMR δ(DMSO−d6 );1.42(2
H,m) 1.80(2H,m) 2.44(1H,m) 2.92(2H,m) 2.92
(6H,s) 4.55(2H,m) 4.60(2H,d,J=6.0Hz) 5.95(2H,s) 6.8
2(1H,d,J=8.0Hz) 6.86(1H,dd,J=8.0,1.2Hz) 6.94(1H,d,J=1.2Hz) 7.1
6(1H,brs) 7.22(2H,brs) 8.38(1H,brs) 12.10(1H,brs)
【0180】実施例11 2−(4−カルボキシピペリジノ)−4−(3,4−メ
チレンジオキシベンジル)アミノ−6−ニトロキナゾリ
【0181】
【化51】
【0182】実施例8で得られた2−(4−エトキシカ
ルボニルピペリジノ)−4−(3,4−メチレンジオキ
シベンジル)アミノ−6−ニトロキナゾリンを用いて、
標題化合物を得た。
【0183】・化学式C222156 ・収率 74% ・融点 261−2℃(分解)
【0184】・NMR δ(DMSO−d6 );1.45(2
H,m) 1.87(2H,m) 2.54(1H,m) 3.09(2H,m) 4.59(2H,d,J=5.2Hz) 4.67(2H,m) 5.96(2H,s) 6.83(1H,d,J=8.0Hz) 6.88(1H,dd,J=8.0,1.6Hz) 6.9
6(1H,d,J=1.6Hz) 7.27(1H,d,J=9.2Hz) 8.21(1H,dd,J=9.2,2.4Hz) 9.1
2(1H,d,J=2.4Hz) 9.13(1H,brt) 12.22(1H,brs)
【0185】実施例12 2−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−4−
(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6−ア
ミノキナゾリン二塩酸塩
【0186】
【化52】
【0187】実施例11で得られた2−(4−カルボキ
シピペリジノ)−4−(3,4−メチレンジオキシベン
ジル)アミノ−6−ニトロキナゾリンを用いて、標題化
合物を得た。
【0188】・化学式C242756 ・2HCl ・収率 89% ・融点 236−7℃(分解)
【0189】・NMR δ(DMSO−d6 );1.20(3
H,t,J=7.2Hz) 1.58(2H,m) 1.95(2H,m) 2.74(1H,
m) 3.31(2H,m) 4.09(2H,q,J=7.2Hz) 4.53(2H,m) 4.67(2H,d,J=5.6Hz) 5.97(2H,s) 6.84(1H,d,J=8.0H
z) 6.89(1H,dd,J=8.0,1.6Hz) 6.99(1H,d,J=1.6Hz) 7.59
(1H,brd,J=8.8Hz) 7.91(1H,d,J=8.8Hz) 7.95(1H,brs) 10.21(1H,brs) 12.26(1H,brs)
【0190】実施例13 2−(4−カルボキシピペリジノ)−4−(3,4−メ
チレンジオキシベンジル)アミノ−6−(テトラゾール
−1−イル)キナゾリン塩酸塩
【0191】
【化53】
【0192】・化学式 C232284 ・HCl ・収率 88% ・融点 >270℃
【0193】・NMR δ(DMSO−d6 );1.62(2
H,m) 1.98(2H,m) 2.68(1H,m) 3.44(2H,m) 4.55(2H,m) 4.71(2H,d,J=5.6Hz) 5.98(2H,s) 6.87(1H,d,J=8.0,Hz) 6.92(1H,dd,J=8.0,1.6Hz) 7.
02(1H,d,J=1.6Hz) 8.05(1H,d,J=8.8Hz) 8.39(1H,dd,J=8.8,1.6Hz) 9.
12(1H,d,J=1.6Hz) 10.29(1H,brt,J=5.6Hz)
【0194】実施例14 4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6
−(イミダゾール−1−イル)キナゾリン
【0195】
【化54】
【0196】・化学式 C191552 ・収率 54% ・融点 209−210℃ (分解) ・MASS 346(M+ +1)
【0197】・NMR δ(DMSO−d6 );4.73(2
H,d,J=5.6Hz) 5.97(2H,s) 6.85(1H,d,J=8.0Hz) 6.89(1H,dd,J=8.0,1.6Hz) 6.97(1H,d,J=1.6Hz) 7.1
7(1H,s) 7.82(1H,s) 7.83(1H,d,J=8.8Hz) 8.10(1H,dd,J=8.
8,2.4Hz) 8.34(1H,s) 8.49(1H,s) 8.55(1H,d,J=2.4Hz) 8.7
4(1H,t,J=5.6Hz)
【0198】実施例15 4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6
−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)キナゾリン
【0199】
【化55】
【0200】・化学式 C181462 ・収率 93% ・融点 247−8℃ (decomp.) ・MASS 347(M+ +1)
【0201】・NMR δ(DMSO−d6 );4.71(2
H,d,J=5.6Hz) 5.97(2H,s) 6.85(1H,d,J=8.0Hz) 6.89(1H,dd,J=8.0,1.6Hz) 6.97(1H,d,J=1.6Hz) 7.8
7(1H,d,J=9.2Hz) 8.26(1H,dd,J=9.2,2.4Hz) 8.31(1H,s) 8.51(1H,s) 8.78(1H,d,J=2.4Hz) 8.91(1H,t,J=5.6Hz) 9.29(1H,
s)
【0202】実施例16 4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6
−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)キナゾリン
【0203】
【化56】
【0204】・化学式 C201752 ・収率 55% ・融点 179−80℃
【0205】・NMR δ(CDCl3 );2.27(3H,d,
J=0.8Hz) 4.81(2H,d,J=5.2Hz) 5.95(2H,s) 6.74(1H,brt) 6.79(1H,d,J=7.6Hz) 6.89(1H,dd,J=
7.6,1.6Hz) 6.92(1H,d,J=1.6Hz) 7.05(1H,m) 7.73(1H,dd,J=8.
8,2.4Hz) 7.77(1H,d,J=1.6Hz) 7.78(1H,d,J=2.4Hz) 7.95(1H,
d,J=8.8Hz) 8.72(1H,s)
【0206】実施例17 4−(3−クロロ−4−メトキシベンジル)アミノ−6
−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)キナゾリン
【0207】
【化57】
【0208】・化学式 C2018ClN5 O ・収率 48% ・融点 135−6℃
【0209】・NMR δ(CDCl3 );2.24(3H,s)
3.87(3H,s) 4.84(2H,d,J=5.2Hz) 6.88(1H,d,J=
8.4Hz) 7.04(1H,s) 7.26(1H,brt) 7.30(1H,dd,J=8.4,2.4H
z) 7.44(1H,d,J=2.4Hz) 7.72(1H,dd,J=9.2,2.0Hz) 7.7
3(1H,s) 7.89(1H,d,J=2.0Hz) 7.94(1H,d,J=9.2Hz) 8.71(1H,
s)
【0210】実施例18 1−(4−カルボキシピペリジノ)−4−(3−クロロ
−4−メトキシベンジル)アミノ−6−ニトロフタラジ
ン塩酸塩 (1)1,4−ジクロロ−6−ニトロフタラジン
【0211】
【化58】
【0212】6−ニトロ−1,4−ベンゾフタラジン1
0g をオキシ塩化リン50mlに懸濁し、ジイソプロピル
エチルアミン10mlを加えた。4時間加熱還流した。過
剰のオキシ塩化リンを減圧留去し、残渣に、酢酸エチル
を加え、水、飽和食塩水で、洗浄した。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。精製すること
なく次の反応に用いた。 (2)クロロ−4−(3−クロロ−4−メトキシベンジ
ル)−アミノ−6−ニトロフタラジン
【0213】
【化59】
【0214】・融点 217−217.5℃ ・MASS 379(MH+
【0215】・NMR δ(CDCl3 );3.90(3H,s)
4.83(2H,d,J=5.5Hz) 5.73(1H,t,J=5.5Hz) 6.91(1H,d,J=8.0Hz) 7.35(1H,dd,J=2.0,8.0Hz) 7.4
7(1H,d,J=2.0Hz) 8.38(1H,d,J=9.0Hz) 8.65(1H,dd,J=2.0,9.0Hz) 8.73(1H,d,J=2.0Hz)
【0216】(1)で得られた1,4−ジクロロ−6−
ニトロフタラジン5.0g 、3−クロロ−4−メトキシ
ベンジルアミン塩酸塩4.5g 、トリエチルアミン6.
4mlをジイソプロピルアルコール100mlに溶解し、6
時間加熱還流した。減圧下、溶媒留去し、酢酸エチルを
加え、水で2回、飽和食塩水で1回洗浄した後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサ
ン−酢酸エチル=1:1〜1:2)で精製し、より極性
の低いものとして、表題化合物を黄色針状晶として、
0.55g 得た。 (3)4−(3−クロロ−4−メトキシベンジル)アミ
ノ−1−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−6−
ニトロ−フタラジン
【0217】
【化60】
【0218】・融点 208.5−209.5℃ ・MASS 500(MH+
【0219】・NMR δ(CDCl3 );1.30(3H,t,
J=7.0Hz) 2.01-2.15(4H,m) 2.53-2.59(1H,m) 3.04-3.11(2H,m) 3.56-3.64(2H,m) 3.92(3H,s) 4.20(2H,q,J=7.0Hz) 4.79(2H,d,J=5.5Hz) 5.23(1H,
t,J=5.5Hz) 6.94(1H,d,J=8.5Hz) 7.35(1H,dd,J=2.0,8.5Hz) 7.4
8(1H,d,J=2.0Hz) 8.20(1H,d,J=9.0Hz) 8.55(1H,dd,J=2.0,9.0Hz) 8.6
5(1H,d,J=2.0Hz)
【0220】(2)で得られた1−クロロ−4−(3−
クロロ−4−メトキシベンジル)−アミノ−6−ニトロ
フタラジン1.11g 、イソペコチン酸エチル1.38
g をN−メチル−2−ピロリドン20mlに溶解し、17
0℃で4時間加熱した。反応液を冷却後、水にあけ、酢
酸エチルを加え、分液した。有機層を水で3回、飽和食
塩水で1回洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製した。更に、水−エタノールより再
結晶することにより、表題化合物を黄色針状晶として
0.33g得た。 (4)1−(4−カルボキシピペリジノ)−4−(3−
クロロ−4−メトキシベンジル)アミノ−6−ニトロフ
タラジン塩酸塩(最終目的化合物)
【0221】
【化61】
【0222】(3)で得られた4−(3−クロロ−4−
メトキシベンジル)アミノ−1−(4−エトキシカルボ
ニルピペリジノ)−6−ニトロ−フタラジン0.56g
をテトラヒドロフラン80ml、エタノール20mlの混合
溶媒に溶かし、1規定水酸化ナトリウム溶液10mlを加
え、室温にて攪拌した。更に、水酸化ナトリウム1.0
g 及びエタノール20mlを追加し、室温にて30分攪拌
した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に水を加え、溶解
した。希塩酸を加え、弱酸性とし、析出した結晶を濾取
し、水で洗浄した。これを水−エタノールで再結晶する
ことにより、表題化合物を黄色粉末として、0.28g
得た。
【0223】・融点 137−143℃ (decomp.) ・MASS 472(MH+
【0224】・NMR δ(DMSO−d6 );1.85-
1.92(2H,m) 1.97-2.05(2H,m) 2.50-2.60(1H,m) 2.96-3.03(2H,m) 3.52-3.59(2H,m) 3.86(3H,s) 4.75(2H,d,J=4.5Hz) 7.18(1H,d,J=8.5Hz) 7.46(1H,
m) 7.61(1H,d,J=2.0Hz) 8.36(1H,d,J=9.0 8.76(1H,dd,
J=2.0,9.0Hz) 9.70(1H,m)
【0225】実施例19 1−(イミダゾール−1−イル)−4−(3,4−メチ
レンジオキシベンジル)アミノ−6−ニトロフタラジン (1)1−クロロ−4−(3,4−メチレンジオキシベ
ンジル)アミノ−6−ニトロフタラジン及び1−クロロ
−4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−
7−ニトロフタラジン
【0226】
【化62】
【0227】実施例18(1)で得られた1,4−ジク
ロロ−6−ニトロフタラジン3.5g をエタノール10
0mlに溶解し、ピペロニルアミン2.17g 、トリエチ
ルアミン3mlを加えた。12時間加熱還流した後、減圧
溶媒を留去した。シリカゲルクロマトグラフィー(n−
ヘキサン−酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製し、よ
り極性の低い部分として、1−クロロ−4−(3,4−
メチレンジオキシベンジル)アミノ−6−ニトロフタラ
ジン(化合物1)を黄色固体として1.8g 、より極性
の高い部分として1−クロロ−4−(3,4−メチレン
ジオキシベンジル)アミノ−7−ニトロフタラジン(化
合物2)を黄色固体として1.2g 得た。
【0228】(化合物1) ・融点 186.5−188℃ ・MASS 359(MH+
【0229】・NMR δ(CDCl3 );4.80(2H,d,
J=5.0Hz) 5.73(1H,t,J=5.0Hz) 5.95(2H,s) 6.78(1H,d,J=8.0Hz) 6.92(1H,dd,J=2.0,8.0Hz) 6.9
4(1H,d,J=2.0Hz) 7.73(1H,d,J=9.0Hz) 8.64(1H,dd,J=2.0,9.0Hz) 8.7
3(1H,d,J=2.0Hz)
【0230】(化合物2) ・融点 240−242℃(decomp.) ・MASS 359(MH+
【0231】・NMR δ(CDCl3 );4.78(2H,d,
J=5.0Hz) 5.52(1H,t,J=5.0Hz) 5.96(2H,s) 6.78(1H,d,J=8.0Hz) 6.91(1H,dd,J=1.5,8.0Hz) 6.9
3(1H,d,J=1.5Hz) 7.98(1H,d,J=9.0Hz) 8.59(1H,dd,J=2.0,9.0Hz) 9.0
5(1H,d,J=2.0Hz) (2)1−(イミダゾール−1−イル)−4−(3,4
−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6−ニトロフタ
ラジン(最終目的化合物)
【0232】
【化63】
【0233】1−クロロ−4−(3,4−メチレンジオ
キシベンジル)アミノ−6−ニトロフタラジン1.0g
、イミダゾール2.0g をN−メチル−2−ピロリド
ン30mlに溶解し、170℃で6時間加熱した。反応液
を水に注ぎ、酢酸エチルを加え、分液した。有機層を水
で2回飽和食塩水で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製した後、水−エタノール
から再結晶することにより、目的物を橙色粉末として
0.63g 得た。 ・融点 154−155.5℃
【0234】・NMR δ(CDCl3 );4.89(2H,d,
J=5.5Hz) 5.97(2H,s) 6.05(1H,t,J=5.5Hz) 6.82(1H,d,J=8.0Hz) 6.96(1H,dd,J=2.0,8.0Hz) 6.9
8(1H,d,J=2.0Hz) 7.35(1H,s) 7.44(1H,s) 7.99(1H,d,J=9.0Hz) 8.0
2(1H,s) 8.61(1H,dd,J=2.0,9.0Hz) 8.85(1H,d,J=2.0Hz)
【0235】実施例20 1−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−4−
(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノ−6−ニ
トロフタラジン
【0236】
【化64】
【0237】実施例8と同様の方法で表題化合物を得
た。
【0238】・融点 220−222℃ ・MASS 480(MH+
【0239】・NMR δ(CDCl3 );1.30(3H,t,
J=7.0Hz) 1.99-2.16(4H,m) 2.52-2.60(1H,m) 3.03-3.11(2H,m) 3.57-3.63(2H,m) 4.20(2H,q,J=7.
0Hz) 4.77(2H,d,J=5.0Hz) 5.17(1H,t,J=5.0Hz) 5.98(2H,
s) 6.82(1H,d,J=8.0Hz) 6.94(1H,dd,J=1.5,8.0Hz) 6.9
7(1H,d,J=1.5Hz) 8.20(1H,dd,J=9.0Hz) 8.54(1H,dd,J=2.0,9.0Hz) 8.64(1H,d,J=2.0Hz)
【0240】実施例21 1−(4−カルボキシピペリジノ)−4−(3,4−メ
チレンジオキシベンジル)アミノ−6−ニトロフタラジ
ンカリウム塩
【0241】
【化65】
【0242】・融点 206−207℃ (decomp.)
【0243】・NMR δ(DMSO−d6 );1.64-
1.76(2H,m) 1.76-1.84(2H,m) 1.84-1.92(1H,m) 2.65-2.73(2H,m) 3.26-3.32(2H,m) 4.53(2H,d,J=5.
5Hz) 5.90(1H,t,J=5.5Hz) 5.95(2H,s) 6.82(1H,dd,J=8.0 6.85(1H,dd,J=1.0,8.0Hz) 6.95(1H,d,J=1.0Hz) 7.2
4(1H,d,J=2.0Hz) 7.09(1H,dd,J=2.0,9.0Hz) 7.64(1H,d,J=9.0Hz)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/505 AED 9454−4C C07D 217/22 235/22 239/94 8615−4C 401/04 211 237 239 403/04 233 405/12 239 405/14 239 471/04 118 //(C07D 401/04 211:00 237:00) (C07D 401/04 211:00 239:00) (C07D 401/04 211:00 217:00) (C07D 403/04 233:00 293:00) (C07D 405/12 239:00 317:00) (C07D 405/14 231:00 239:00 317:00) (C07D 405/14 233:00 239:00 317:00) (C07D 405/14 211:00 231:00 239:00 317:00) (C07D 405/14 239:00 249:00 317:00) (C07D 405/14 233:00 237:00 317:00) (72)発明者 佐伯 隆生 茨城県北相馬郡守谷町松前台2−9−6 (72)発明者 左右田 茂 茨城県牛久市牛久町1687−21

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】 [式中環Aはベンゼン環、ピリジン環またはシクロヘキ
    サン環を意味する。環Bはピリジン環、イミダゾール環
    またはピリジン環を意味する。ただし、環Aと環Bは2
    つの原子を共有して結合しており、その共有する原子は
    炭素原子でも窒素原子でもよい。R1 は、式−NR4
    5 (式中R4 、R5 は同一または相異なる水素原子、低
    級アルキル基、アシル基、保護されていてもよいカルボ
    キシル基を意味する。またR4 、R5 はそれらが結合し
    ている窒素原子と一緒になって環を形成していてもよ
    い。さらにこの環は置換基を有していてもよい。)で示
    される基、窒素原子を1〜2個含有する置換基を有して
    いてもよいヘテロアリール基を意味する。R2 は、水素
    原子、式 【化2】 (式中R8 は保護されていてもよいカルボキシル基、保
    護されていてもよいテトラゾリル基を意味する)で示さ
    れる基、ハロゲン原子を意味する。R3 は、水素原子、
    式 【化3】 (式中R6 、R7 は水素原子、ハロゲン原子、低級アル
    コキシ基を意味する。更にR6 、R7 は一緒になってメ
    チレンジオキシまたはエチレンジオキシを形成していて
    もよい。)で示される基を意味する。]で示される含窒
    素縮合複素環化合物またはその薬理学的に許容できる
    塩。
  2. 【請求項2】一般式 【化4】 (式中R1 、R2 、R3 は前記の意味を有する。)で示
    される請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物またはそ
    の薬理学的に許容できる塩。
  3. 【請求項3】一般式 【化5】 (式中R1 、R2 、R3 は前記の意味を有する。)で示
    される請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物またはそ
    の薬理学的に許容できる塩。
  4. 【請求項4】一般式 【化6】 (式中R1 、R2 、R3 は前記の意味を有する。)で示
    される請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物またはそ
    の薬理学的に許容できる塩。
  5. 【請求項5】一般式 【化7】 (式中R1 、R2 、R3 は前記の意味を有する。)で示
    される請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物またはそ
    の薬理学的に許容できる塩。
  6. 【請求項6】一般式 【化8】 (式中R1 、R2 、R3 は前記の意味を有する。)で示
    される請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物またはそ
    の薬理学的に許容できる塩。
  7. 【請求項7】一般式 【化9】 (式中R1 、R2 、R3 は前記の意味を有する。)で示
    される請求項2記載の含窒素縮合複素環化合物またはそ
    の薬理学的に許容できる塩。
  8. 【請求項8】一般式 【化10】 (式中R1 、R2 、R3 は前記の意味を有する。)で示
    される請求項3記載の含窒素縮合複素環化合物またはそ
    の薬理学的に許容できる塩。
  9. 【請求項9】一般式 【化11】 (式中R1 、R2 、R3 は前記の意味を有する。)で示
    される請求項4記載の含窒素縮合複素環化合物またはそ
    の薬理学的に許容できる塩。
  10. 【請求項10】一般式 【化12】 (式中R1 、R2 、R3 は前記の意味を有する。)で示
    される請求項5記載の含窒素縮合複素環化合物またはそ
    の薬理学的に許容できる塩。
  11. 【請求項11】一般式 【化13】 (式中R1 、R2 、R3 は前記の意味を有する。)で示
    される請求項 記載の含窒素縮合複素環化合物またはそ
    の薬理学的に許容できる塩。
  12. 【請求項12】請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物
    またはその薬理学的に許容できる塩を有効成分とするホ
    スホジエステラーゼ阻害作用が有効な疾患の予防・治療
    剤。
  13. 【請求項13】請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物
    またはその薬理学的に許容できる塩を有効成分とするサ
    イクリック−GMPホスホジエステラーゼ阻害作用が有
    効な疾患の予防・治療剤。
  14. 【請求項14】請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物
    またはその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする虚
    血性心疾患予防・治療剤。
  15. 【請求項15】請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物
    またはその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする狭
    心症予防・治療剤。
  16. 【請求項16】請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物
    またはその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする高
    血圧症予防・治療剤。
  17. 【請求項17】請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物
    またはその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする心
    不全予防・治療剤。
  18. 【請求項18】請求項1記載の含窒素縮合複素環化合物
    またはその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする喘
    息予防・治療剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999028319A1 (fr) * 1997-11-28 1999-06-10 Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. NOUVEAUX COMPOSES PRESENTANT UN EFFET INHIBITEUR DE cGMP-PDE
WO2020036133A1 (ja) * 2018-08-17 2020-02-20 クミアイ化学工業株式会社 3-(1h-1,2,4-トリアゾール-1-イル)安息香酸アミド誘導体及び有害生物防除剤

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WO2020036133A1 (ja) * 2018-08-17 2020-02-20 クミアイ化学工業株式会社 3-(1h-1,2,4-トリアゾール-1-イル)安息香酸アミド誘導体及び有害生物防除剤

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