JPH0710783U - 反射部材 - Google Patents

反射部材

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JPH0710783U
JPH0710783U JP4087393U JP4087393U JPH0710783U JP H0710783 U JPH0710783 U JP H0710783U JP 4087393 U JP4087393 U JP 4087393U JP 4087393 U JP4087393 U JP 4087393U JP H0710783 U JPH0710783 U JP H0710783U
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JP
Japan
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protective
protective convex
reflecting member
convex portion
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Withdrawn
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JP4087393U
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English (en)
Inventor
克人 大塚
信行 松本
肇 高見
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Tsuchiya KK
Original Assignee
Tsuchiya KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来よりも外部からの衝撃に対する耐久性の
良好な反射部材を提供する。 【構成】 反射部材Aの基材2の両方の長辺縁において
長辺と同長の保護凸部4,4が二条設立され、この保護
凸部4,4より低い基材2表面の低位部に反射材1が設
けられている。そしてゴム硬度JIS−A70のスチレ
ン系熱可塑性エラストマーにより基材2及び保護凸部
4,4は成形されている。この反射部材Aは接着部材3
である両面粘着テープを用いて対象物に貼り付ける。夜
間、反射材1により、反射部材Aの視認性が高められ、
外部から物体等が衝突した場合にも二条の保護凸部4,
4により物体等は橋渡しされ、衝撃も保護凸部4,4の
材質の性状により緩和されるので反射材1の傷付きは抑
制される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両、建築物、屋内外構築物、機械設備などの外面に安全性の観点 から特に夜間の視認性をあげるために取りつける反射部材に関し、詳しくは光を 反射する反射部材に係わる。
【0002】
【従来の技術】
車両の前後部、建築物の柱や出入口、標識などの屋内外構築物、機械設備の外 枠(以下、対象物と言う)などは、その周りで人や車両などが往来するときに、 特に夜間の場合では補助照明を用いても十分な確認ができず、衝突などの危険性 がある。 従来、夜間における対象物の視認性を向上する手段として、樹脂もしくはガラ スにより成形された反射板、または反射フィルム、蓄光フィルム、蛍光フィルム などフィルムタイプの製品が、多く使用されている。これらは、外部の光源に対 して他の部分と比較して、より強く反応する反射部材であり、これらの反射部材 は金属板や樹脂板などに固定された状態で対象物に取りつけられたり、または対 象物に直接取りつけられて使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
反射部材はその用途の性質上構造物の最外部に取りつけられる場合が多く、人 や車両などとの頻繁な接触が避けられない。しかし従来の反射部材は、特に衝撃 に対する耐久性は考慮されておらず、傷付きや破損の危険性が高い。 そこで本考案の課題は従来よりも衝撃に対する耐久性に優れた反射部材を提供 することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため請求項1に記載の反射部材は表面に保護凸部と、被保 護凹部の低位部とを有する方形板状の基材よりなり、前記低位部に反射材を有す る反射部材であって、前記保護凸部は前記基材の対向する少なくとも二つの辺の 全長に渡り、連続的又は非連続的に設けられていること及び前記保護凸部は外部 衝撃に対して緩衝性を有する材質から成ることを特徴とする。
【0005】 前記の基材は前記保護凸部と同材質であっても良く又は異なる材質とされても よい。 そして前記保護凸部の形状、大きさは任意であり、例えば畝形状又は長方形状 でもよい。またこの保護凸部の大きさは基材の大きさに応じて選択でき、基材の 長辺と同長の保護凸部とされてもよく、又は長辺よりも短い長さであってもよい 。そして保護凸部の高さは反射部材の大きさに応じた高さとされるが、より高い 方が反射材の外部からの衝撃に対する耐久性をより向上させることができる。例 えば反射部材の短辺が5cm程度の場合、保護凸部の高さは少なくとも2mm以上の 高さとされることが反射部材の傷付き防止の点から望ましい。
【0006】 前記反射材とは外部から与えられた光に対して効果的に反応する性質を有する 材質のものであり、フィルムタイプのものが望ましい。反射材はゴム系接着剤や 粘着剤を用いて基材表面上に貼り付けても良いが、粘着剤をあらかじめ塗布した 反射材を用いればこの貼り付け作業は大幅に軽減される。または基材と反射材の 材質によってはこれらを直接融着してもよい。
【0007】 前記の「少なくとも二つの辺の全長に渡り、連続的又は非連続的に設けられて いる」において、「連続的に」とは基材の対向する二つの辺、望ましくは二つの 長辺(基材が正方形状である場合は並行位置にある二辺)の辺部に長辺と同長の 保護凸部が設立されていることを意味し、一方、「非連続的に」とはこの辺の全 長よりも、短い長さの保護凸部が複数個、所定の辺において直線上に並んで設立 されている場合を意味する。 また本考案の反射部材は基材の対向する二つの辺以外の基材表面上においても 前記保護凸部を有していてもよい。例えば反射部材が広い面積を有する場合には 二つの長辺部の他に基材表面上に前記保護凸部を設けることは広い面積の反射材 を外部からの衝撃から防護する為にはより好ましい。
【0008】 前記外部衝撃に対し緩衝性を有する材質とは、外部から物が衝突した場合に永 久的な変形が生じない材質を意味し、例えばニトリルゴム、クロロプレンゴム、 エチレンプロピレンゴム等の加硫ゴム、又はオレフィン系、スチレン系、ウレタ ン系等の熱可塑性エラストマー等であり、そのゴム硬度としては衝撃吸収性、切 断等の加工性、曲面追従性の点からJIS−A40〜80が好ましく、傷つきに 対する耐久性を考慮した場合60以上がより好ましい。
【0009】
【作用】
請求項1に記載の反射部材によると、外部から物体が反射部材に衝突した場合 、この衝突物は先ず基材表面上に設立された保護凸部と衝突し易い。この時、衝 突物は、反射部材の対向する二つの辺の全長に渡り連続的又は非連続的に設立さ れた二直線上の保護凸部により、橋渡しされた状態とされるので、この保護凸部 の高さ位置よりも低い位置に設けられた反射部材に衝突物が接触することが妨げ られる。 さらにはこの保護凸部は外部からの衝撃に対し緩衝性を有するので衝突の衝撃 が反射材へと伝達されることが軽減される。
【0010】
【実施例】
実施例1 次に、本考案の実施例を図1及び図2に基づき説明する。 本例1の反射部材Aは二つの長辺に保護凸部が設けられた細長板状の基材2を 主体とする。すなわち、図1に示すように反射部材Aは、基材2の長辺と同長の 二条の畝形状を有する保護凸部4,4が両長辺部に設立され、この保護凸部4, 4間の低位部の中央部分の全体には反射材1が設けられ、基材2の裏面全体には 接合部材3が設けられている。
【0011】 この基材2と保護凸部4は一体に形成され、この材質にはスチレン系熱可塑性 エラストマーが用いられており、そのゴム硬度はJIS−A70である。また反 射材1としては住友スリーエム(株)製の商品名「スコッチライト」という反射 シートを用い、これを基材2上に貼り付けている。そして接合部材3としてはフ ォーム基材タイプの両面粘着テープを用い、これを基材2の裏面に貼り合わせて いる。 本例では基材2の大きさ及び形状は短辺が5cm長辺20cmの方形状とされ、保 護凸部4の一番高い位置と反射材1との高低差は2mmとされている。
【0012】 次に反射部材Aの作用を図2に基づき説明する。
【0013】 反射部材Aは接合部材3である両面粘着テープにより対象物5の外面上に接着 させて用いる。夜間に自動車のライトがあたった際は反射材1により光が反射さ れることにより対象物5の視認性が高められる。そして反射部材Aに外部から物 体6が衝突し、図2に示される様に正面から二条の保護凸部4,4に物体6が橋 渡しされ、支持される状態となる場合、物体6が反射材1に接触することが防止 される。また保護凸部4,4により反射材1の両長辺部が保護されうる。 さらに保護凸部4,4はその材質の特性により衝突時の衝撃を吸収するので、 反射材1への衝撃の伝達が軽減される。本例では基材2も保護凸部4,4と同材 質とされているので反射材1への衝撃の伝達がより緩和される。そして本例では それ自身が外部からの衝撃を吸収するフォーム基材タイプのテープを接合部材3 に用いていることからも反射材1への衝撃の伝達がより緩和される。また本例で は両面粘着テープを用いているので曲面に適用することも容易である。なお本例 で保護凸部4,4及び基材2に使用した材質によると成形が容易で、かつ切断等 の加工性も良く従って適当な寸法に加工することもできる。さらに柔軟性も良好 で対象物5が有する曲面に追従させることもでき、また傷付きに対する耐久性も 良好とされる。従って実用上優れた反射部材とすることができる。
【0014】 実施例2 次に、第2の実施例について図3に基づき説明する。図3に示される反射部材 Bは図1の反射部材Aとは両長辺部の保護凸部44に加えて、両短辺部にもその 全長に渡り連続的に保護凸部4,4が設立されている点のみが異なる。 この反射部材Bは短辺部にもさらに保護凸部44が設立されているので外部か らの衝突物が反射材1に接触することがより良く防止され、衝撃の伝達より緩和 されうる。また反射材1の両短辺部も保護されうる。また意匠性も向上する。
【0015】 実施例3 次に、第3の実施例について図4に基づき説明する。この反射部材Cは前記し た反射部材A及びBよりも、たてよこの寸法が大きくされ、広い面積を有するこ と及び前記保護凸部の形状、数及び設立場所のみが異なり、各部材の材質は前記 したものと同様である。 すなわち反射部材Cは基材2の長辺と同長の長方体形状である長い保護凸部7 ,7を両長辺部に有し、さらに基材2の表面上に長辺と並行に二本の長い保護凸 部8,8が略等間隔離れて設立されている。反射材1はこの長い保護凸部7及び 8の間に挟まれる低位部に設けられている。
【0016】 上記構成により反射部材Cは反射材1の耐久性を損なうことなく、幅広い面積 又は曲面への適用が可能とされる。実施例3に示される様に基材2の表面積が広 くなれば両長辺部の他にも基材表面上に保護凸部を設立すると反射材1の耐久性 がより良くなる。この場合反射材の一定面積が最低二方向から保護凸部に挟まれ ている状態とされることが反射材1の耐久性の点からより好ましい。
【0017】 実施例4 実施例4の反射部材Dを図5に基づき説明する。反射部材Dは反射部材Aの保 護凸部4,4に複数ヵ所の間隙部分9が形成されたものであり、従って基材2の 長辺よりも短い長さの保護凸部片10が両長辺部に非連続的に設けられている場 合に相等する。本例の場合にも外からの衝突物は、両長辺部に設立された複数個 の保護凸部片10に橋渡しされる状態となるので、反射部材Aと同様の効果が生 じる。 また長辺の一辺のみに、非連続的に保護凸部片10を複数個設け、他辺は連続 的に1個の長い保護凸部を設けてもよい。 なお反射部材A〜Dの副次的効果として衝突した物体6及び対象物5の双方の 傷付きを防ぐというプロテクターとしての役割も期待される。 そして本例において接合部材3としては例えばポリエチレン、クロロプレン、 アクリルなどのフォームや不織布を基材とする両面粘着テープが使用でき、対象 物5が金属製の場合には板状のゴム磁石も使用可能である。 また本例の反射部材A〜Dは反射材1を直接対象物5に取り付けた場合に比べ て保護凸部4、長い保護凸部7,8及び保護凸部片10(以下、保護凸部等とい う)の色を反射材1と変えたり、保護凸部等の形状を工夫することにより、反射 部材の昼間の視認性を向上させうる。そして保護凸部等による装飾効果を反射部 材に付け加えることもできるので反射部材の意匠性を高めることが可能となる。
【0018】
【考案の効果】
請求項1に記載の反射部材によると、外部からの衝突物は対向する少なくとも 二つの辺の全長に渡り設立された保護凸部に橋渡しされた状態とされ易いので、 保護凸部より低位置にある反射材への衝突物の接触が防止される。そして、保護 凸部は緩衝性を有する材質であるため、保護凸部に対する外部からの衝撃は反射 材へ伝達されにくい。従って本考案の反射部材は保護凸部を設けない従来品より も衝撃に対する耐久性に優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の反射部材Aの斜視図である。
【図2】実施例1の反射部材Aの作用説明図である。
【図3】実施例2の反射部材Bの斜視図である。
【図4】実施例3の反射部材Cの斜視図である。
【図5】実施例4の反射部材Dの斜視図である。
【符号の説明】
1 反射材 2 基材 4 保護凸部 7 長い保護凸部 8 長い保護凸部 10 保護凸部片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に保護凸部と、被保護凹部の低位部
    とを有する方形板状の基材よりなり、前記低位部に反射
    材を有する反射部材であって、前記保護凸部は前記基材
    の対向する少なくとも二つの辺の全長に渡り、連続的又
    は非連続的に設けられていること及び前記保護凸部は外
    部衝撃に対して緩衝性を有する材質から成ることを特徴
    とする反射部材。
JP4087393U 1993-07-27 1993-07-27 反射部材 Withdrawn JPH0710783U (ja)

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JP4087393U JPH0710783U (ja) 1993-07-27 1993-07-27 反射部材

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JP4087393U JPH0710783U (ja) 1993-07-27 1993-07-27 反射部材

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JPH0710783U true JPH0710783U (ja) 1995-02-14

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ID=12592639

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JP4087393U Withdrawn JPH0710783U (ja) 1993-07-27 1993-07-27 反射部材

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JP (1) JPH0710783U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5145061A (ja) * 1974-10-17 1976-04-17 Ryuzo Ogawa Katoriki
JP2019034485A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 日本カーバイド工業株式会社 立体構造体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5145061A (ja) * 1974-10-17 1976-04-17 Ryuzo Ogawa Katoriki
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Effective date: 19971106