JPH07107300B2 - 天井構造 - Google Patents

天井構造

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JPH07107300B2
JPH07107300B2 JP62298181A JP29818187A JPH07107300B2 JP H07107300 B2 JPH07107300 B2 JP H07107300B2 JP 62298181 A JP62298181 A JP 62298181A JP 29818187 A JP29818187 A JP 29818187A JP H07107300 B2 JPH07107300 B2 JP H07107300B2
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JP
Japan
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ceiling
curved
ceiling plate
support
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JP62298181A
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JPH01142151A (ja
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憲二 小林
豪 永田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、天井構造に関する。
〔背景技術〕
第8図および第9図は、ある建屋の天井構造を断面であ
らわしている。この天井構造は、吊下装置として、水平
方向に離間して配置された型材70と、これら各型材70に
取付けられた複数個の吊り金具71…とを備えている。前
記型材70の底部には、それに直交するように複数本の第
1支持部材72…が配備されていて、これらが前記吊り金
具71…で固定されている。前記第1支持部材72は、縦向
きのウエップ73とその下端部のフランジ74とをそれぞれ
備えている。その伸長方向を水平に向けるとともに互い
が水平方向に離間するように配置されている。これら第
1支持部材72…間には、前記各フランジ74上に乗り掛か
るようにして天井板75…が渡架されている。各天井板75
は、平面形状が矩形をしていて、その一方の対向する端
部76が前記第1支持部材72のフランジ74上に乗り掛か
り、他方の対向する端部77にそれぞれ設けられた1対の
係合溝78,78が隣合う天井板75,75間において互いに対向
し合うようになっている。前記天井板75,75の隣合う間
には、各天井板75の撓みを防止するため、型材からなる
第2支持材79が組み込まれている。各第2支持部材79
は、第9図にみるように、上・下のフランジ80,81とそ
れらの間のウエップ82からなっていて、その下端部のフ
ランジ81が前記隣合う係合溝78,78にそれぞれ係合し、
前記ウエップ82は、両天井板75,75間から上へ向けて突
出している。なお、第8図にみるように、第1支持部材
72…間のある個所には照明器具83が設置されている。
ところで、従来の天井板75…は全て平坦なものであった
ので、それらを室内からみると今一つ立体感に欠けるも
のとなっていた。
そこで、第10図にみるように、湾曲状に形成された第2
支持部材90を用いて、その底部に同じく湾曲状をした天
井板91を張り渡すようにすることで、前記立体感を出す
ように試みているが、現状では、同図にみるように、第
2支持部材90の底部に直交するように複数本の下地材92
…を配備しておいて、これらの下地材92…の底面に、基
材たるボード91aと表面仕上材たる化粧材91bからなる天
井板91を貼り付けるようにしていたので、湾曲形状に沿
った捨貼り施工が必要になって、施工期間が長くなり、
かつ施工コストも高くついていた。しかも、天井板91の
固定性を高めるため、捨貼り用の下地材92…が多く必要
となるため、施工の能率化が一層阻まれるだけでなく、
コストも高くつき、とくに天井が重量化して不都合を招
く結果となっていた。
〔発明の目的〕
前記事情に鑑みて、この発明は、湾曲して立体感のある
天井を得るに当たって、その施工が簡単で短い期間で施
工でき、しかも、安いコストで仕上がるとともに、天井
の軽量化も図れるようにした天井構造を提供することを
目的とする。
〔発明の開示〕
前記目的を達成するため、この発明は、吊下装置の下部
に取付けられて互いに水平方向に離間して配置された複
数本の第1支持部材と、これら第1支持部材の間に交差
するように配備された複数本の第2支持部材と、前記第
1支持部材と第2支持部材とによって形成されるそれぞ
れの空間を覆うように配備された複数の天井板からなっ
ていて、前記各天井板は、その第1支持部材に向かう端
部が同支持部材に乗り掛かるようにして渡架され、その
第2支持部材に向かう端部が、同支持部材に係合するこ
とで同天井板の撓みが規制されるようになっている天井
構造において、前記第2支持部材の内のあるものが、側
方からみて湾曲状に形成され、かつ、その中程部分が前
記吊下装置に吊り下げ支持されており、前記湾曲状に形
成された第2支持部材に係合する天井板も同支持部材に
沿うように湾曲して組み込まれていることを特徴とする
天井構造を要旨とする。
以下に、この発明を、その実施例をあらわす図面を参照
しつつ詳しく説明する。
第1図ないし第6図は、この発明にかかる天井構造の第
1実施例をあらわしている。この天井構造は、これらの
図にみるように、吊下装置1として、水平方向に離間し
て配置された型材2と、これら各型材2に取付けられた
複数組の吊り金具3…とを備えている。前記各金具3
は、吊りボルト3aと、同ボルト3aの下端部に取付けられ
たハンガー3bからなっていて、前記型材2に直交する方
向にも多数配列されている。前記型材2の下側方に離れ
たところには、平面的にみて同型材2に直交するように
複数本の第1支持部材10…が配備されていて、これらが
前記吊り金具3…の下端部に固定されている。これら各
第1支持部材10は、第5図にそれを拡大してみるよう
に、上端部に補強フランジ11を備えた縦向きのウエップ
12と、その下端部のフランジ13とをそれぞれ備え、か
つ、前記フランジ13の両端部には、上向きの突起14,14
が設けられている。これらの第1支持部材10…は、その
伸長方向を水平に向けて同一高さに配置されているとと
もに、互いが水平方向に離間して配置されている。前記
第1支持部材10…間には、照明器具18が配置されている
個所以外の全てに天井板が渡架されている。これらの天
井板は2種類からなっていて、その1つが従来からの平
坦な第1天井板20で、他のものが、この発明にかかる湾
曲状第2天井板25である。前記第1天井板20は、ロック
ウールを用いて矩形の平面形状をもつように形成されて
いて、その一方の対向する端部が前記フランジ13,13上
に乗り掛かり、他方の対向する端部に設けられたそれぞ
れ1対の係合溝21,21が、隣合う天井板20,20間において
互いに対向し合うようになっている。前記第1天井板2
0,20の隣合う間には型材からなる第2支持部材30が組み
込まれている。各第2支持部材30は、上・下のフランジ
31,32とそれらの間のウエップ33からなっていて、その
下端部のフランジ32が前記隣合う係合溝21,21にそれぞ
れ係合し、ウエップ33は、両第1天井板20,20間から上
へ向けて突出している。
ところで、前記湾曲状をした各第2天井板25は、前記第
1支持部材10…間で形成される複数の列の内の1列に配
備されている。各第2天井板25には、前記第1天井板20
と同様に、化粧と防音および断熱を兼ねたロックウール
が使用されており、同天井板25は、第2図に実線であら
わしたように、原形は平坦であるが、同図2点鎖線のよ
うに、外力が加えられて一様な半径をもつように湾曲状
に曲げられて組み込まれる。この湾曲状に曲げるのは、
この実施例では現場においてなされるが、工場等におい
て予めなされるようにしてもよい。前記第2天井板25は
その両側部に係合溝26,26を備えている。これらの第2
天井板25…は、前記第1支持部材10,10間に同部材の伸
長方向に向けて多数枚配備される。これら第2天井板25
…間には第2支持部材40…が多数本配備されている。こ
の第2支持部材40は、第3図および第4図にみるよう
に、縦方向のウエップ41と下端部のフランジ42を備えた
逆T字形断面をした長い型材からなっていて、これも前
記第2天井板25と全く同様の曲率をもっているが、この
第2支持部材40は湾曲形状に予め曲げ成形されている。
同第2支持部材40…は、その両端部が前記第1支持部材
10の各フランジ13,13上に乗り掛かりはしないがそれに
接近した位置にくるように配置され、同支持部材40の両
側部のフランジ42,42が、第4図にみるように、隣合う
第2天井板25,25の係合溝26,26内に嵌まり込んでいる。
これにより、前記第2天井板25…は、撓みなく湾曲形状
に保形されるとともに、同天井板25…の各両端部は、第
5図にみるように、前記第1支持部材10,10の突起14,14
上にずれないように乗り掛かっている。前記第2支持部
材40には、第6図にみるように、そのウエップ41の伸長
方向中間に2つの孔43,43が前後して設けられていて、
これら孔43,43には、C形断面の吊り型材45に掛けられ
た太線材からなるクリップ46が引っ掛けられている。前
記吊り型材45は、吊りボルト4aとハンガー4bからなる吊
り金具4の下端部に下から抱き持たれていて、この型材
45の伸長方向に配置された前記クリップ46のそれぞれ下
端突起が各第2支持部材40の孔43,43に引っ掛かってい
る。これにより、前記第2支持部材40および第2天井板
25が吊り下げられて、その形を崩さず、しかも水平方向
への移動も規制されるようになっている。このため、地
震等の災害で建屋全体が揺れても第1支持部材10に乗り
掛かっている第2天井板25の端部が第1支持部材10から
はずれにくくなって第2天井板25が落下しにくくなり、
安全性が向上する。
前記のように、この発明にかかる天井構造は、第2支持
部材の内のあるものが、側方からみて湾曲状に形成さ
れ、かつ、同支持部材に係合する天井板も前記第2支持
部材に沿うように湾曲状に組み込まれているので、従来
のように、第2支持部材の底部に直交するように配備し
た複数本の下地材の底面に、天井板を貼り付けるように
したものとは異なり、下地材なしの専ら係合方式で湾曲
天井板を張りつけることが可能になる。これにより、前
記捨貼り施工が不要になって、施工期間が短くなりかつ
施工コストも安くつくようになったし、捨貼り用の下地
材が不要であるため軽量天井が得られるようになった。
第7図は第2実施例をあらわしている。前記第1実施例
では、第2天井板25および第2支持部材40が上向きに凸
状に設置されていたが、この第2実施例にみるように、
下向きに凸状となるように第2天井板27および第2支持
部材44を設置して、前記上向き凸状の第2天井板25とと
もに全体が波形の天井面となるように構成してもよい。
同様に波形の天井面を長く形成するため、それ以上連続
させて配置してもよい。前記第2支持部材44は、前記第
1実施例における第2支持部材とは逆方向に曲げられて
いる。
なお、前記湾曲状の第2支持部材は断面がT字形をして
いたが、H形型材あるいは平板からなっていてもよい。
これは第1支持部材についても同様である。前記湾曲状
の第2支持部材および天井板の1組は、これらが2組配
列されることで波形になるように構成されていたが、1
組だけでも波形を形成できるように構成することもでき
る。前記天井板はその材料をロックウールとすることに
限定されない。
〔発明の効果〕
この発明にかかる天井構造は、以上みてきたように構成
されているので、湾曲して立体感のある天井を得るの
に、その施工が簡単で短い期間で施工でき、しかも、安
いコストで仕上がるとともに、天井の軽量化も図れるよ
うになった。また、第2支持部材の中程部分が吊下装置
に吊り下げ支持されているので、第1支持部材に乗り掛
かっている天井板の端部が第1支持部材からはずれにく
くなって天井板が落下しにくくなり、安全性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる天井構造の第1実施例をあら
わした断面図、第2図は第2天井板の原形と同原形から
曲げ成形される様子をあらわした斜視図、第3図は湾曲
状に成形された第2支持部材をあらわした斜視図、第4
図は第1図のIV−IV線拡大断面図、第5図は第1図のA
部拡大図、第6図は第1図のB部拡大図、第7図は第2
実施例をあらわした断面図、第8図は従来の天井構造を
あらわした断面図、第9図はそのIX−IX線断面図、第10
図は現状に湾曲状天井構造の1つをあらわした断面図で
ある。 1…吊下装置、10…第1支持部材、20…第1天井板、21
…係合溝、25,27…第2天井板、26…係合溝、30,40,44
…第2支持部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊下装置の下部に取付けられて互いに水平
    方向に離間して配置された複数本の第1支持部材と、こ
    れら第1支持部材の間に交差するように配備された複数
    本の第2支持部材と、前記第1支持部材と第2支持部材
    とによって形成されるそれぞれの空間を覆うように配備
    された複数の天井板からなっていて、前記各天井板は、
    その第1支持部材に向かう端部が同支持部材に乗り掛か
    るようにして渡架され、その第2支持部材に向かう端部
    が、同支持部材に係合することで同天井板の撓みが規制
    されるようになっている天井構造において、前記第2支
    持部材の内のあるものが、側方からみて湾曲状に形成さ
    れ、かつ、その中程部分が前記吊下装置に吊り下げ支持
    されており、前記湾曲状に形成された第2支持部材に係
    合する天井板も同支持部材に沿うように湾曲して組み込
    まれていることを特徴とする天井構造。
JP62298181A 1987-11-26 1987-11-26 天井構造 Expired - Lifetime JPH07107300B2 (ja)

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JPH01142151A JPH01142151A (ja) 1989-06-05
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