JPH0710697B2 - 二重底トレイ及びこのトレイを用いた熱水スプレー式レトルト殺菌装置 - Google Patents

二重底トレイ及びこのトレイを用いた熱水スプレー式レトルト殺菌装置

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JPH0710697B2
JPH0710697B2 JP2334860A JP33486090A JPH0710697B2 JP H0710697 B2 JPH0710697 B2 JP H0710697B2 JP 2334860 A JP2334860 A JP 2334860A JP 33486090 A JP33486090 A JP 33486090A JP H0710697 B2 JPH0710697 B2 JP H0710697B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品や医薬品を収容したビンやプラスチックボ
トル及びソフトバッグ等の容器を載置する二重底トレイ
及びこのトレイを用いた熱水スプレー式レトルト殺菌装
置に関する。
従来の技術 従来からレトルト殺菌装置に用いられるトレイは底板に
パンチング孔を有するトレイであって、アルミ又はステ
ンレス板製である。又、医薬用としての輸液を加熱殺菌
するバッグやボトルに対しては、トレイの側壁の高さが
比較的高く気相部がトレイの高高さの10%以上存在する
ことになる。
第7図は従来例を示すもので、トレイ27内に載置された
容器28と各積重ねた底板29との距離c(間隔)が大き
い。又、トレイの側壁側より熱水等を噴出して加熱殺菌
するスプレー式レトルトにおいては、トレイ間の隙間d
を大きく採って側壁から噴出されるスプレーを充分に取
入れるようにしている。
発明が解決しようとする課題 上記のような従来のトレイにおいて、バッグやボトル用
のトレイのように側壁の高さが比較的高く気相部がトレ
イの高さの10%以上に及ぶもの、又、トレイ間の隙間c
を大きくしたものでは、レトルト容器内を満水とした場
合、バッグやボトルがトレイ内で浮き上がったり、バッ
グが水平方向に移動することがあり、この移動が限度を
越すとトレイ内で整列して装填されていた品物の位置が
大幅に変化して加熱殺菌工程後の自動搬送ラインによる
品物の取込みが困難となる難点がみられた。
このような難点を解消しようとして、トレイ間の隙間を
縮めると品物の浮き上がりは防止できるがスプレーの均
一散布が困難となり、均一加熱を阻害することになる。
特にスプレー式レトルト殺菌法において、窒素ガス等の
不活性ガス置換を行なう方法(例えば特開昭57−206447
号公報や特願平2−103714号)では、満水置換による脱
酸素化が行なわれているが、この満水置換する際に品物
がトレイ上を移動する難点がある。
又、各品物毎に仕切りを入れる方法も考えられている
が、トレイの製作に手間と時間がかかり高価となる欠点
も生じる。
本発明の目的は上記のような難点を解消し、トレイ内で
品物が必要以上に移動することがなく、又、スプレー水
が均一に散布することができ且つ最小の間隔で積重ねる
ことのできるトレイを提供すると共にこのトレイを用い
たトレイ殺菌装置を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的達成のため第1発明として、底板にパ
ンチング孔を有するトレイと、このトレイの下面に取付
けられ、多数のパンチング孔を有する第2の底板とから
なり、前記第2の底板は前記トレイの底板から4隅及び
側方の支持杆により懸架され、底板との間に4周に開放
された間隙部を設けた二重底トレイとした。
第2発明はスプレーを効率よくするため、第2の底板の
パンチング孔が4隅の角から中央へ向かう長孔群である
二重底トレイとした。
第3発明は上記のトレイを用いてレトルト内に装填した
もので、底板にパンチング孔を有するトレイと、このト
レイの下面で4周に開放された間隙部を設けるよう前記
底板から4隅及び側方の支持杆で懸架された多数のパン
チング孔を有する第2の底板とからなる二重底トレイ
を、複数段、複数列に積重ねてレトルト内に装填してな
る熱水スプレー式レトルト殺菌装置とした。
作用 第1発明では、底板にパンチング孔を有するトレイ中に
熱水等がスプレーによって噴出されて加熱処理が可能と
なり、第1の底板と第2の底板との間に4周に開放され
た間隙部があり、さらに第2の底板には多数のパンチン
グ孔が設けられているので、4隅から噴出されるスプレ
ー水が均一に下方のトレイに供給される。
しかも、第2の底板が積層された下方のトレイの上面を
覆う形となっているので、収容されているバッグやボト
ルの浮き上がりがなく、又、水平方向への移動も制御さ
れる。
第2発明では、上記の作用の他に第2の底板のパンチン
グ孔の形体を4隅から中央へ向かう長孔群としたので、
開孔率が小円孔を多数設けた場合に比較して大きく、ス
プレーの均一分散化に適するようになった。
第3発明では、上記のトレイを複数段、複数列に積重ね
てトレイ内に装填したスプレー式レトルト殺菌装置とし
て利用でき、トレイ内に整列した状態で被処理物を装填
して、均一に加熱殺菌処理が行なわれる。又、特に満水
置換脱気方法による加熱殺菌、冷却工程を用いた場合バ
ッグやボトルがトレイ内で移動するのを最小限に制御で
き、次工程としての移動搬送ラインに乗せることが容易
となった。
実施例 第1図に示したのは、本発明の一実施例を示すトレイを
積重ねた状態の一部断面図、第2図は一つのトレイの斜
視図で、1はトレイ、2は底板で、多数のパンチング孔
3を有している。4は第2の底板で、前記の底板2の下
面で10〜15mm程度の距の間隙部を設け、4周を開放して
おり、全面に多数のパンチング孔5を有している。6は
支持杆で、底板4が底板2の4隅及びこの支持杆6によ
って懸架されている状態を示す。7は位置決め金具で、
各トレイを積重ねる場合のガイドになっている。
8はプラスチック製ボトルで品物を収容し、トレイ上に
載置された状態を示す。丁度頭部の蓋が二重底の底板4
とほぼ同じ高さになるよう配置されている。なお、図示
した2つの容器は模式的に図示したものであって、トレ
イ1中には多数のボトルが整列して装填されている。
第3図は他実施例を示すもので、9はトレイ、10は底
板、11は第2の底板で、底板10と第2の底板11との間に
間隙部を設け、4周を開放しており且つ全面に多数のパ
ンチング孔12を有している。13は位置決め金具である。
14は輸液等を収容したソフトバッグで、横方向に寝せた
状態でトレイ9に載置されている。
15はノズルで、熱水スプレー用である。図示したソフト
バッグ14及びスプレー用のノズル15は模式図的に示して
いる。底板10と底板11との間の間隙部の間隔aはおよそ
10mmとした。又、底板11とソフトバッグ14との間は1mm
とした。
上記のように本発明ではトレイ1又は9が積重ねられ二
重底の第2の底板4又は11が底板2又は10との間に間隔
aをもって配置されているので、この間隔内へノズル15
等によりスプレーを噴出すれば底板4、11のパンチング
孔5、12を通して、下方のトレイに載置した品物へ適宜
に温度調節した熱水等が噴出され均一に分散してトレイ
1内に充満し、加熱殺菌を行なうようになっている。
第4図、第5図に示したのは二重底の第2の底板の拡大
図であり、底板16、18にはそれぞれパンチング孔17、19
が設けられている。
第5図のパンチング孔19は底板の4隅から中心へ向かっ
た方向にそれぞれ平行した多数の長孔群とした例を示し
ている。第4図のパンチング孔17と比較して開孔率は大
きくなっている。
第6図はトレイの複数個を複数段、複数列に積重ねてレ
トルト内に装填し満水置換して脱水する場合のフローチ
ャートを示すものである。20はレトルト、21はトレイ、
22はノズルで水又は熱水をスプレー状にして噴出する。
噴出する方向は第4図、第5図に示したように第1の底
板と第2の底板との間の4隅から中央へ向かって噴出す
る場合や二重底の底板の側方から噴出される場合もあ
る。23はポンプ、24は熱交換器で、熱水を循環するよう
になっている。25は貯水槽で、下方にバブリング管26を
備えて満水置換による脱気した水による加熱、殺菌を行
なうことができるようになっている。
第1図、第3図に示すように本発明ではボトルやバッグ
8、14が二重底の第2の底板4、11に接近した状態で整
列して載置収容され、底板2、10と第2の底板4、11と
の間の間隙部は4周が開放され側壁がなく、若干(10mm
程度)の隙間を設けているので、スプレーによる噴出が
適宜に行なわれ均一に分散されるようになっている。し
かも、容器はスプレーによって移動されることがない。
なお、底板と第2の底板との間隙部は10〜15mm程度がト
レイの高さが大きくならないので望ましい。
発明の効果 本発明は上記のようにトレイとして二重底を設け、第2
の底板は支持杆で支持され、底板との間に間隙部を設
け、4周に開放されて側壁がなく且つ第2の底板には多
数のパンチング孔を設けているので、側壁又は4隅の方
向から噴出されるスプレーは障害なく均一に分散するこ
とができ、多数のパンチング孔を通して下方のトレイ上
に載置されたボトルやバッグ上に散布される。又、複数
段積重ねた場合、二重底の第2の底板が容器に接近した
位置にあるので、満水状態でレトルトの運転を行なう場
合でも容器が浮き上がったり、移動したりするのを防止
することができ、加熱殺菌、冷却工程等を終了後の次工
程に移る際、従来例のようにボトルやバッグが大きく移
動して整列に乱れが生じることもなく、満水置換脱気方
法への利用も容易であり、また搬送ラインの自動化もし
易い等種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明トレイを積重ねた状態を示す一部断面の
側面図、第2図は一つのトレイの拡大斜視図、第3図は
他実施例を示すトレイの積重ね状態を示す断面図、第4
図、第5図はトレイの第2の底板を示す平面図、第6図
はレトルト装置のフローチャートを示す説明図、第7図
は従来のトレイを積重ねた状態を示す側面図である。 1、9……トレイ、3……パンチング孔 2、10……底板、4、11、16、18……第2の底板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 21/02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板にパンチング孔を有するトレイと、こ
    のトレイの下面に取付けられ、多数のパンチング孔を有
    する第2の底板とからなり、前記第2の底板は前記トレ
    イの底板から4隅及び側方の支持杆により懸架され、底
    板との間に4周に開放された間隙部を設けたことを特徴
    とする二重底トレイ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の第2の底板のパンチング孔
    が4隅の角から中央へ向かう長孔群であることを特徴と
    する二重底トレイ。
  3. 【請求項3】底板にパンチング孔を有するトレイと、こ
    のトレイの下面で4周に開放された間隙部を設けるよう
    前記底板から4隅及び側方の支持杆で懸架された多数の
    パンチング孔を有する第2の底板とからなる二重底トレ
    イを、複数段、複数列に積重ねてレトルト内に装填して
    なる熱水スプレー式レトルト殺菌装置。
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