JPH0710690U - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0710690U
JPH0710690U JP4450893U JP4450893U JPH0710690U JP H0710690 U JPH0710690 U JP H0710690U JP 4450893 U JP4450893 U JP 4450893U JP 4450893 U JP4450893 U JP 4450893U JP H0710690 U JPH0710690 U JP H0710690U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチカプラにおいて、レバー操作によって
作動するロック機構の作用によってチューブニップルの
ソケット側に流体圧がかかっている状態でも多数のチュ
ーブニップルを同時に接続することができる多連式の管
継手を提供する。 【構成】 基板1’に設けた係合部材22の従動節23
を、基板1に取り付けた操作部材のカム面7の貫通孔1
1に貫通させ、操作レバーを操作すると、操作部材4が
回転し、さらに操作部材に形成させたカム面が回転し
て、基板1’に取り付けた係合部材22がカム面に係合
し、基板1’を基板1側に引き寄せ、基板1、1’が連
結される。この時、基板1に設けたチューブニップルの
ソケット部内に基板1’に設けたプラグ部が完全に挿入
され、ソケット部内バルブが開かれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数のプラグとソケットを同時に接続することができる多連式の管 継手、所謂マルチカプラに関するものであり、さらに詳細には主に空気用として の小径タイプのプラグとソケットをレバー操作によって多数同時に接続すること ができる多連式の管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
管接続の効率化を図るために一回の接続操作で複数の配管を同時に継ぐことが できる様々な多連式の管継手が開発されてきている。こうした多連式の管継手の 一例(実開平3−81490号)を図面を参照して説明すると、図10は多数の チューブニップルのソケットを保持するソケット本体と、多数のチューブニップ ルのさし込み先端部を有するプラグ本体とが分離された状態を示す側断面図であ る。 図において、101はソケット本体、113はプラグ本体であり、ソケット本 体101には複数のチューブニップル116が、またプラグ本体113には前記 各チューブニップルに対向してチューブニップルのさし込み口123が設けられ ている。
【0003】 図示状態にあるソケット本体101とプラグ本体113とを接続するには、ス リーブ104を後方(図中左方)に向けて移動させ、スリーブ104の前部に形 成したロックボール逃がし部106をロックボール103の上方に位置させる。 この結果、ロックボール103の遠心方向への逃げが許容され、ソケット本体1 01へのプラグ本体113の挿入が可能になる。また、前記スリーブ104の移 動により、コイルスプリング109がスリーブ104のコイルスプリング係合部 111に押圧されて環状溝107内を最浅部に向かって移動し、この移動に伴い コイルスプリング109は半径を拡張し、遠心方向に拡がる。
【0004】 この状態で、ソケット本体101側の突状121とプラグ本体113側の係合 溝127とを対向させて、ソケット本体101内にプラグ本体113を挿入し、 プラグ本体113の外周面に形成したロックボール係合溝114とテーパー状貫 通孔102に嵌合したロックボール103とが対向した時点で、前記スリーブ1 04から手を放すと、後方に移動しているスリーブ104は押圧力より解放され 、このとき、コイルスプリング109は環状溝7の傾斜面108に沿って、最深 部に向けて移動する。このコイルスプリング109の移動によりスリーブ104 は前方に移動し、スリーブ104の内周面のロックボール抑え面105がロック ボール103を求心方向に押圧し、ロックボール103はソケット本体101内 に挿入したプラグ本体113のロックボール係合溝114と完全に係合する。 そして、ソケット本体101とプラグ本体113とが接続されると同時に、ソ ケット本体101内に設けた複数本のチューブニップル116のソケット138 に、プラグ本体113内に設けたチューブニップルのさし込み口123が進入し 、各チューブニップルが同時に接続される。
【0005】 以上の説明で明らかな通りこの従来例によればソケット本体とプラグ本体を接 続するだけで、複数のチューブニップルのソケット部にこれに対向するチューブ ニップルのさし込み口を同時に接続することができるため、多数のチューブニッ プル部を一度の操作で簡単に接続することができ極めて効率がよい。 また上記従来例の他にねじを利用して、複数のチューブニップルのソケットと チューブニップルのさし込み口とを同時に接続するもの等も提案されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記管継手ではチューブニップル部にバルブが備えられていな いため、接続分離を行うたびに元栓を締める必要があった。かりにチューブニッ プル部のソケット部にバルブが設けてあったとしてもソケット内部に流体圧(通 常使用する圧縮空気圧は流体圧が6〜10Kg /cm2 程度の圧力である)がかか っていると、圧力の作用で手による接続作業が困難であった。こうした点を改善 するために実用上ではカプラの本数を少なくしたり、低流体圧に限ってマルチカ プラを使用したりしているが、汎用性がなく不便であった。また、ねじを利用し た管継手では、着脱作業の操作性が悪く接続作業の自動化を図ることが困難であ る。等々の問題がある。
【0007】 そこで本考案は、複数のプラグとソケットを同時に接続することができる多連 式の管継手、所謂マルチカプラにおいて、操作部材によって作動するロック機構 を設け、このロック機構の作用によってチューブニップルのソケット側に流体圧 がかかっている状態でも多数のチューブニップルを同時に接続することができる 多連式の管継手を提供し、上記諸問題を解決しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、複数のソケットを取り付けた基板と、前記複数のソケット に対応してプラグを取り付けた基板とを備え、前記一方の基板に回転自在に設け られ、且つ、回転軸と垂直な面にカム面を形成した主動節を構成する操作部材と 、前記基板の他方に固定して設けられ、前記カム面と当接し、前記主動節の動き に従って前記両基板を連結し、両基板に取り付けたソケットとプラグとを着脱す ることができる従動節とからなることを特徴とするものであり、これを課題解決 のための手段とするものである。
【0009】
【作用】
操作レバーを操作し、操作部材4を回転させると、操作部材に形成させたカム 面が回転して、基板1’に取り付けた係合部材22がカム面に係合し、基板1’ を基板1側に引き寄せる。この結果、基板1、1’は完全に連結される。この時 、基板1に設けたチューブニップルのソケット部内に基板1’に設けたプラグ部 が完全に挿入され、ソケット部内バルブが開かれる。こうして基板1、1’が完 全に連結した状態で、チューブニップルのソケット部に設けたバルブが開くため 、接続時に放出される流体の圧力によって接続作業が困難になるという事態を回 避できるとともに操作レバーの操作によって複数のソケット及びプラグを同時に 接続することができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明すると、図1は本考案の実施例に 係る管継手の非接続状態を示す側面図およびソケット内に配置されたバルブの詳 細構成図である。図中左方は、チューブニップルのソケットを多数備えた基板1 を、また右方は、前記ソケットに対応する位置にプラグを配置した基板1’を示 しており、図ではこれらが非接続状態となっている。
【0011】 図1において1は基板であり、この基板1には複数のチューブニップルのソケ ット部2が取付けられている。また、この基板1と対応する基板1’には前記チ ューブニップルのソケット部2に対応する位置にチューブニップルのプラグ部3 が取付けられている。前記基板1の中央部には後述するカム面を有する操作部材 4が設けられ、また基板1’側には前記カム面と係合しカム面の動きによって基 板1、1’を連結する係合部材22(詳細は後述する)が設けられており、これ らによって後述するロック機構が構成されている。
【0012】 前記ロック機構は前記操作部材4に設けた操作レバー10(図3、4参照)を 操作することによって、操作部材4の回転状況(即ち操作部材4に設けたカム面 の状況)に応じて、ロック解除とロック状態をとることができ、この時のロック 状態に応じてチューブニップルのソケット部とプラグ部とが非接続および接続の 2位置をとる(なお、この状態についての詳細は後述する)ことができるように なっている。即ちこの多連式の管継手では操作部材4に設けた操作レバー10を 操作することによりロック機構を介して、一度に多数のチューブニップルのソケ ット部2およびプラグ部3とを同時に着脱することができるようになっている。 以下、前記多連式の管継手の構成を説明するために、各基板1、1’に設けた 前記操作部材4およびロック機構、チューブニップルのソケット部2及びプラグ 部3の詳細な構造を順次説明する。
【0013】 〔操作部材4およびロック機構〕図1〜図8参照 ロック機構は、前記基板1に設けられた操作部材4と、該操作部材4に設けた カム面7と係合する後記基板1’に設けた係合部材22とによって構成されてい る。 図2は基板1に設けた操作部材4を示しており、該操作部材4は円筒状をして おり、基板1にカラー5、ストップリング6によって回転自在に取付けられてい る。該操作部材4の一端には後述するカム機構をなす主動節としてのカム面7が 形成されており、他方の開口部にはカバー8が取り付けられている。9は位置決 め用のスプリングピンである。
【0014】 基板1にはソケット部2が図3に示すようにロック機構を中心に両側に各8個 設けられており、さらに、操作部材4には操作レバー10が取り付けられており 、この操作レバー10を操作することによって操作部材4を回転させることがで きる。また、操作部材4に形成されている前記カム面7には、基板1’に取り付 けられている係合部材22の先端に設けられ、前記主動節と協働してカム機構を なす従動節(後述する)が貫通することができる略長方形の貫通孔11が形成さ れている。 貫通孔11の周囲に形成されているカム面7は図5に示す形状をしており、こ のカム面7は第1カム面7a、第2カム面7dおよび前記両カム面をつなぐ傾斜 面7cとから形成され、さらに、前記第1カム面7aには、基板1’に設けられ ている係合部材22先端の従動節が嵌合する凹所7bが形成されている。
【0015】 一方、前記操作部材4に設けられたカム面7と係合する係合部材22が図6〜 図8に示されている。 この係合部材22は基板1’の略中央部に図7、図8に示すようにナット20 、ワッシャ21によって固定されており、該係合部材22の先端には前記カム面 7と当接する従動節23が小ねじ24によって対称位置に取り付けられている。 上記のように構成されている操作部材4と係合部材22とからなるロック機構 は以下のように係合され、これによって基板1、1’に設けられた後述する構成 を有するチューブニップルのソケット部2とプラグ部3とが接続されることにな る。
【0016】 図9を参照して前記操作部材4と係合部材22とからなるロック機構の作動に ついて説明すると、図9は前述した主動節としてのカム面7の展開図と、該カム 面7と係合する係合部材(従動節)22としての関係図を示しており、図9には 前記した第1カム面7a、第2カム面7dおよび前記両カム面7をつなぐ傾斜面 7c、さらに、係合部材22先端の従動節23が嵌合する凹所7b及び従動節2 3が貫通する貫通孔11が明示されている。
【0017】 図9中の(イ)はロック解除状態(非接続状態)を示しており、この時、基板 1、1’は連結されていない。 図9中の(ロ)は、基板1、1’を連結するために、基板1’に設けた係合部 材22の従動節23を、基板1に取り付けた操作部材4のカム面7の貫通孔11 に貫通した状態を示しており、この時もまだ基板1、1’は連結されていない。 この状態から操作レバー10を操作し、操作部材4を回転させると従動節23は 第2カム面7dから傾斜面7cを介して第1カム面7aに乗り上げ凹所7bに嵌 合する。
【0018】 図9中の(ハ)は、操作レバー10を操作し、従動節23が第1カム面7aの 凹所7bに嵌合し、基板1、1’が連結した状態を示している。 即ち、操作レバー10を操作すると、操作部材4が回転し、基板1’に設けた 係合部材が操作部材4のカム面7に係合し、基板1’を基板1側に引き寄せこの 結果、基板1、1’は完全に連結される。この時、基板1に設けたチューブニッ プルのソケット部2内に基板1’に設けたプラグ部3が完全に挿入され、ソケッ ト部2の内部に設けたバルブ(この詳細は後述する)が開かれる。こうして基板 1、1’が完全に連結すると、チューブニップルのソケット部2に設けたバルブ が開くことになり、接続作動時に放出される時の圧力によって接続作業が困難に なるという事態を回避でき、複数のソケット及びプラグを同時に接続することが できる。
【0019】 次に基板1、1’に設けたチューブニップルのソケット部2とソケット部2内 に配置したバルブの詳細構成およびプラグ部3の構成を図1を参照して説明する とともにその接続状態を前記操作部材4と関連づけながら説明する。 〔ソケット部とソケット部内に配置したバルブ構造〕 図1において、基板1にはソケット部2とチューブニップル2aとがネジ2e によって取付けられている。ソケット部2内にはバルブが配置されており、該バ ルブは、弁孔2dを有する弁体2bと、該弁体2bを図中右方に付勢するバネと より構成されている。該弁体2bはソケット部2内に軸方向摺動自在に取付けら れており、常時は該弁体2bはスプリング2cによって図中右方に付勢され、弁 孔2dを閉じている。 〔プラグ部の構造〕 一方、基板1’には前記ソケット部2内に嵌合するプラグ部3が適宜手段(図 ではストップリング)によって取付けられている。
【0020】 以上のように構成されたチューブニップルのソケット部2とプラグ部3との接 続は次のようにして行われる。 ソケット部2とプラグ部3とが分離されている状態の時には、基板1側の操作 部材4と、基板1’側の係合部材22とは前記図9中の(イ)状態となっており 、ソケット部2およびプラグ部3は図1に示すように分離された状態となってい る。この時、ソケット部2の弁体2bはスプリング2cの付勢力により弁孔2d を閉じている。このため、ソケット部2からは流体は放出されない。
【0021】 管継手を接続するために、基板1’側の係合部材22を、基板1側の操作部材 のカム面7の孔11内に貫通させ、図9中の(ロ)状態とする。この時には、チ ューブニップルのソケット部2内にプラグ部3の先端が進入するが、まだ、弁体 2bはプラグ部3の先端で押されておらず、ソケット部2内の弁孔2dは閉じて いる。このため、図9(ロ)の状態でも、弁体2bは流路を閉じているため流体 は放出されることはない。
【0022】 図9(ロ)の状態から、操作レバー10を操作し、操作部材4を回転させると カム面7も回転し、係合部材22の先端に設けた従動節23がカム面7の第1カ ム面7aに乗り上げ、これによって、係合部材22が引き寄せられ、基板1と1 ’とが完全に連結される。この時、チューブニップルのソケット部2内にはチュ ーブニップルのプラグ部3が完全に進入し、弁体2bがプラグ部3の先端で押さ れ、ソケット部2内の弁孔2dが開いて流路が解放され、基板1、1’のソケッ トとプラグとは連結されることになる。
【0023】 以上のようにして、本管継手では、操作部材を操作することにより、 操作部材4の回転状況によってチューブニップルのソケット部2とチューブニ ップルのプラグ部3との接続状態を制御でき、さらに、チューブニップルのソケ ット部2とプラグ部3とが完全に嵌合するまで弁体が解放されないため、チュー ブニップル着脱時に流体が放出されたり、あるいは、流体が放出されている状態 での接続作業をする必要がなくなる。
【0024】 次に本考案に使用するチューブニップルとホースとの接続構成を図2を参照し て説明する。なお、ここでは、基板1側のソケット部2のニップル30にホース 36を取り付ける構成について説明するが、プラグ部3側にも同じ方法でホース を取り付けることができる。 基板1に設けた複数のソケット部2にはニップル30が取り付けられている。 そして、このニップル30にホース36を接続して本多連式の管継手は使用され るが、使用中にこのホース36とニップル30とが外れると様々な不都合が生じ る。このため、本実施例では、ホース36とニップル30とが外れるのを防止す る機構が採用されている。
【0025】 このホース外れ防止機構は、一枚のホースプレートをネジによって操作するこ とにより複数のホースの外れを一度に防止できるものである。 図2において基板1にソケット部2あるいはプラグ部3を介して取り付けられ ている複数のニップル30には、前記ニップル30に対応する位置に孔31を有 するホースプレート32が嵌合している。ホースプレート32に形成した前記孔 31とニップル30との間にはホースを挿入するためホースの厚みと略同じ隙間 Sが形成されている。ホースプレート32には図2に示すようにワッシャ33、 E型止め輪34によってネジ35が取り付けられている。該ネジ35はホースプ レート32に対して回転はできるものの軸方向への移動は禁止されている。前記 ネジ35は基板1にネジ結合されており、前記ネジをドライバ等によって回転す ると、ネジ35は基板1に対して出入りし、これに伴って前記ホースプレート3 2も基板1に対して離接することができる。
【0026】 上記構成のホース外れ防止機構は、次のように作動する。 まず、夫々のニップル30にホース36を嵌合し、ホース36の先端をホース プレート32とニップル30との間に形成されている隙間Sにはめ込む。 つぎに、ネジ35をドライバ等によって基板1から抜く方向に回転させると、 これに伴って前記ホースプレート32も基板1から離れる方向に移動し、この移 動によってホースプレート32がニップル30に対してホース36を締めつける 作用をする。 こうして、複数のニップルに対して一枚のホースプレートをネジを操作するだ けで、一度に各ホース36を確実に接続することができ、さらに、ホースの外れ を防止できる。
【0027】 本考案の操作部材4は、操作性に支障がなければどのような材質、形状のもの でもよく、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施す ることができる。また、施錠部材および係合部材22の取付けを本実施例と逆に し、基板1に係合部材を、基板1’に操作部材4を配置することもできる。また 、操作部材4に設けるカム面7を直接基板に形成し、係合部材22を回転自在に 構成しても同様な機能を奏することができる。さらに、前述の実施例はあらゆる 点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。
【0028】
【考案の効果】
以上詳細に述べた如く本考案によれば、一方の基板に回転自在に設けられ、且 つ、回転軸と垂直な面にカム面を形成した主動節を構成する操作部材と、前記基 板の他方に固定して設けられ、前記カム面と当接し、前記主動節の動きに従って 前記両基板を連結し、両基板に取り付けたソケットとプラグとを着脱することが できる従動節を設けたので、管継手を接続分離するたびに配管の元栓を締める必 要がなく、また、接続、離脱作業の操作性が良くなるため、接続作業の自動化を 図ることもできる。さらにカプラの本数を多くすることもでき、各種流体の管継 手にも使用することができる等カプラの汎用性も高くなり、また、着脱作業の操 作性も良いため接続作業の自動化を図れる。複数のニップルに対して一枚のホー スプレートを操作するだけで、一度に各ホースを確実にニップルに接続すること ができるとともにホースの外れを防止できる。等々の優れた効果を奏するもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る管継手の非接続状態を示
す側面図およびソケット内に配置されたバルブの詳細構
成図である。
【図2】同管継手のソケット側基板の側断面図および基
板に取付けたニップル部とホースプレートとの関係説明
図である。
【図3】同管継手のソケット側基板の正面図である。
【図4】操作部材の側面図である。
【図5】操作部材に設けるカム面の斜視図である。
【図6】同管継手のプラグ側基板の側断面図である。
【図7】同管継手のプラグ側基板の正面図である。
【図8】図7中の係合部材のBーB断面図である。
【図9】カム面の展開図である。
【図10】従来の多連式の管継手の側断面図である。
【符号の説明】
1、1’ 基板 2 ソケット 3 プラグ 4 操作部材 7 カム面 8 カバー 10 操作レバー 22 係合部材 23 従動説 30 ニップル 32 ホースプレート 35 ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のソケットを取り付けた基板と、前記
    複数のソケットに対応してプラグを取り付けた基板とを
    備え、前記一方の基板に回転自在に設けられ、且つ、回
    転軸と垂直な面にカム面を形成した主動節を構成する操
    作部材と、前記基板の他方に固定して設けられ、前記カ
    ム面と当接し、前記主動節の動きに従って前記両基板を
    連結し、両基板に取り付けたソケットとプラグとを着脱
    することができる従動節とからなることを特徴とする管
    継手。
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