JPH07106224B2 - 体温調整具 - Google Patents
体温調整具Info
- Publication number
- JPH07106224B2 JPH07106224B2 JP2072026A JP7202690A JPH07106224B2 JP H07106224 B2 JPH07106224 B2 JP H07106224B2 JP 2072026 A JP2072026 A JP 2072026A JP 7202690 A JP7202690 A JP 7202690A JP H07106224 B2 JPH07106224 B2 JP H07106224B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- body temperature
- diode
- temperature adjusting
- adjusting tool
- adjusting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Electrotherapy Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は体温調整具に関する。
従来の技術 半導体ダイオードの電気的特性、たとえば、その整流作
用等を利用して肩こり,腰痛,筋肉痛等の疼痛を軽減す
る療法が行なわれており、この療法にある程度の鎮痛効
果があることは、「医導の日本」第421号および第422号
(医導の日本社発行)等で既に述べられている。
用等を利用して肩こり,腰痛,筋肉痛等の疼痛を軽減す
る療法が行なわれており、この療法にある程度の鎮痛効
果があることは、「医導の日本」第421号および第422号
(医導の日本社発行)等で既に述べられている。
一方、「医療用計測技術」(コロナ社発行)第1部第1
章等に示されるように、人体には不整形交番波形を有す
る生体電気が流れており、特に、疼痛部には有害な異常
電気が流れているものと考えられる。
章等に示されるように、人体には不整形交番波形を有す
る生体電気が流れており、特に、疼痛部には有害な異常
電気が流れているものと考えられる。
したがって、前記したような療法によって得られる鎮痛
効果が半導体ダイオードの整流作用に基づくものである
と考えるのは妥当であろう。
効果が半導体ダイオードの整流作用に基づくものである
と考えるのは妥当であろう。
しかし単一の半導体ダイオードをそのまま使用すると、
治療効果が薄く、ダイオードの陰極,陽極を求心的に貼
るか遠心的に貼るかの方向性の問題が生じる。
治療効果が薄く、ダイオードの陰極,陽極を求心的に貼
るか遠心的に貼るかの方向性の問題が生じる。
そこで、2個のダイオードの陰極リード線と陽極リード
線を4cm2位の面積の金属板で両面パックし、反対側の陽
極及び陰極リード線を切断して隣接し、僅かに露出した
部分を残した複数ダイオードの金属パック治療装置が特
開昭59−241077号等として提案されている。
線を4cm2位の面積の金属板で両面パックし、反対側の陽
極及び陰極リード線を切断して隣接し、僅かに露出した
部分を残した複数ダイオードの金属パック治療装置が特
開昭59−241077号等として提案されている。
しかしながら、2個のダイオードを逆並列に配置したも
のは、一方向(後述)の生体電流を中和するだけなの
で、生体電流に対するダイオードの貼付方向によって治
療効果が異なり、貼付最適ケ所及び貼付方向を探すのが
困難で、貼付数を多くしないと効果が薄いという欠点が
あった。
のは、一方向(後述)の生体電流を中和するだけなの
で、生体電流に対するダイオードの貼付方向によって治
療効果が異なり、貼付最適ケ所及び貼付方向を探すのが
困難で、貼付数を多くしないと効果が薄いという欠点が
あった。
また、本出願人は、先に、2つの半導体ダイオードを備
えた生体電気中和手段を2組並設し、各組の一側の端子
同志を接続してなる生体電気中和手段を用いた医療具を
特開昭63−135180号及び特開昭61−119280号として提案
した。
えた生体電気中和手段を2組並設し、各組の一側の端子
同志を接続してなる生体電気中和手段を用いた医療具を
特開昭63−135180号及び特開昭61−119280号として提案
した。
しかし、これらのものは、2つの半導体ダイオードを備
えた生体電気中和手段の2組が平行に配置されているの
で、2組の生体電気中和手段はそれぞれ同じ方向に流れ
る生体電気を消滅させるだけであり、これに交差する方
向の生体電気を中和させることはできないものである。
えた生体電気中和手段の2組が平行に配置されているの
で、2組の生体電気中和手段はそれぞれ同じ方向に流れ
る生体電気を消滅させるだけであり、これに交差する方
向の生体電気を中和させることはできないものである。
発明が解決すべき課題 本発明の目的は、貼付方向によらず体中を流れる異常電
気を中和消滅させて、患部の冷え等を緩和することがで
き、使用方法が簡単で、貼付数が少なくて済む体温調整
具を提供することにある。
気を中和消滅させて、患部の冷え等を緩和することがで
き、使用方法が簡単で、貼付数が少なくて済む体温調整
具を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明の体温調整具は、上記課題を達成するために、2
個のダイオードを逆方向に並列配置して成るダイオード
器をそれぞれの軸が互いに直交するように複数個電磁誘
導的に設置したことを特徴とする構成を有する。
個のダイオードを逆方向に並列配置して成るダイオード
器をそれぞれの軸が互いに直交するように複数個電磁誘
導的に設置したことを特徴とする構成を有する。
また、ダイオード器によって発生する誘起起電力を大き
くするために、ダイオード器の両端子間にコイルが接続
されており、貼付の便のために人体装置器材あるいは粘
着テープに取り付けられている。
くするために、ダイオード器の両端子間にコイルが接続
されており、貼付の便のために人体装置器材あるいは粘
着テープに取り付けられている。
作用 筋肉より発生する痛み、こりによる異常電気量は、これ
ら痛み、こりが生じた場所から発する生体電気の各ベク
トルの総和であると考えられる。そして、この異常電気
は互いに直交する3方向のベクトルに分解され得るの
で、それぞれの軸が互いに直交するように設けられた3
個のダイオード器において、前記3つのベクトル方向の
異常電気は完全に中和消滅される。
ら痛み、こりが生じた場所から発する生体電気の各ベク
トルの総和であると考えられる。そして、この異常電気
は互いに直交する3方向のベクトルに分解され得るの
で、それぞれの軸が互いに直交するように設けられた3
個のダイオード器において、前記3つのベクトル方向の
異常電気は完全に中和消滅される。
また、実際には、体温調整具は身体表面に貼付されるの
で、2個のダイオード器をそれぞれの軸が直交するよう
に設け、これらダイオード器を体表面に平行に装着し、
それぞれのダイオード器によって、体表面を流れる異常
電気の直交する2方向のベクトルを中和消滅させても、
十分な治療効果が得られる。
で、2個のダイオード器をそれぞれの軸が直交するよう
に設け、これらダイオード器を体表面に平行に装着し、
それぞれのダイオード器によって、体表面を流れる異常
電気の直交する2方向のベクトルを中和消滅させても、
十分な治療効果が得られる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は、体温調整具1の第1の実施例を示し、同種の
2個のダイオード2を互いに逆向きに並列に配置し、一
方のダイオード2のカソードを他方のダイオード2のア
ノードに互いに接続して略々1.1mm×1.5mm×3mm大の直
角柱型のダイオード器3とし、2個のダイオード器3
を、それぞれの軸が互いに直交する2本の座標軸x,yに
沿うように設置する。
2個のダイオード2を互いに逆向きに並列に配置し、一
方のダイオード2のカソードを他方のダイオード2のア
ノードに互いに接続して略々1.1mm×1.5mm×3mm大の直
角柱型のダイオード器3とし、2個のダイオード器3
を、それぞれの軸が互いに直交する2本の座標軸x,yに
沿うように設置する。
第2図は、第2の実施例を示し、ダイオード器3を構成
する2個のダイオード2の端子は接続されていない。
する2個のダイオード2の端子は接続されていない。
第3図は第3の実施例を示し、2個のダイオード2の一
方の端子のみ(一方のカソードとアノードのみ)が接続
されている。第2及び第3の実施例において、他の構成
は第1の実施例と同様なので説明を省略する。
方の端子のみ(一方のカソードとアノードのみ)が接続
されている。第2及び第3の実施例において、他の構成
は第1の実施例と同様なので説明を省略する。
第4図は第4の実施例を示し、同種の2個のダイオード
2を逆方向に並列配置してダイオード器3を構成し、3
組のダイオード器3を、その軸が互いに直交する3本の
座標軸x,y,zに沿うように電磁誘導的に設置する。
2を逆方向に並列配置してダイオード器3を構成し、3
組のダイオード器3を、その軸が互いに直交する3本の
座標軸x,y,zに沿うように電磁誘導的に設置する。
第5図は第5の実施例を示し、ダイオード器3を互いに
直交する3本の座標軸x,y,zに沿ってプラス方向に3
個,マイナス方向に3個の合計6個設けたものである。
直交する3本の座標軸x,y,zに沿ってプラス方向に3
個,マイナス方向に3個の合計6個設けたものである。
第6図は第6の実施例を示し、誘起起電気を高めるため
に、第1乃至第5の実施例におけるダイオード器3の両
端子間にコイルより成る交流抵抗4を並列に接続したも
のである。
に、第1乃至第5の実施例におけるダイオード器3の両
端子間にコイルより成る交流抵抗4を並列に接続したも
のである。
また、体温調整具1はその外形を平板状とするか、絶縁
物5中に埋め込んで第7図示の如き釦型とし、これを絆
創膏,膏薬等の粘着テープの粘着面に粘着するか、肌
着,寝具,装身具,履物等の人体装着器材に取付けると
装着するのに便利である。
物5中に埋め込んで第7図示の如き釦型とし、これを絆
創膏,膏薬等の粘着テープの粘着面に粘着するか、肌
着,寝具,装身具,履物等の人体装着器材に取付けると
装着するのに便利である。
発明の効果 人体の痛み等の異常部位から発生して人体中を流れる異
常電気がどの様な方向性を有するものであっても、この
異常電気は互いに直交する各ダイオード器方向のベクト
ルに分解され得るものであり、各ダイオード器はこれに
沿う異常電気のベクトルをそれぞれ中和することがで
き、このため、異常電気を完全に中和消滅させて、患部
の冷え等を緩和することが可能で、どのような向きに貼
付しても十分な体温調節効果をあげることができる。
常電気がどの様な方向性を有するものであっても、この
異常電気は互いに直交する各ダイオード器方向のベクト
ルに分解され得るものであり、各ダイオード器はこれに
沿う異常電気のベクトルをそれぞれ中和することがで
き、このため、異常電気を完全に中和消滅させて、患部
の冷え等を緩和することが可能で、どのような向きに貼
付しても十分な体温調節効果をあげることができる。
上記効果をデーターによって示すと、第8図に示すよう
に体温調整具1を人体6に貼付した場合に2個のダイオ
ードを逆並列に配置した単体のダイオード器では貼付前
に第9図及び第15図に示すような体表温度であったもの
が30分後には第10図及び第15図,60分後には第11図及び
第15図にそれぞれ示すように推移した。
に体温調整具1を人体6に貼付した場合に2個のダイオ
ードを逆並列に配置した単体のダイオード器では貼付前
に第9図及び第15図に示すような体表温度であったもの
が30分後には第10図及び第15図,60分後には第11図及び
第15図にそれぞれ示すように推移した。
これに対し、本発明の体温調整具では貼付前の体表温度
は第12図及び第15図のようであったが、貼付後30分では
第13図及び第15図,貼付後60分後は第14図及び第15図に
それぞれ示すように変化し、体温の上昇率が大きいこと
が明らかである。
は第12図及び第15図のようであったが、貼付後30分では
第13図及び第15図,貼付後60分後は第14図及び第15図に
それぞれ示すように変化し、体温の上昇率が大きいこと
が明らかである。
また、ダイオード器を粘着テープ又は人体装着器材に取
り付けると、人体に対する装着が簡単で、手軽に用いる
ことができる。
り付けると、人体に対する装着が簡単で、手軽に用いる
ことができる。
第1図は、本発明の第1の実施例を示す体温調整具の配
置図、第2図は、第2の実施例を示す体温調整具の配置
図、第3図は、第3の実施例を示す体温調整具の配置
図、第4図は第4の実施例を示す体温調整具の配置図、
第5図は、第5の実施例を示す体温調整具の配置図、第
6図は、第6図の実施例を示す体温調整具の配置図、第
7図は釦型の体温調整具の斜視図、第8図は、体温調整
具貼付部位を示す説明図、第9図乃至第11図は、従来例
による体表温度変化を示す説明図、第12図乃至第14図
は、本発明の体温調整具による体表温度変化を示す説明
図、第15図は第9図乃至第11図の温度の範囲の説明図で
ある。 1……体温調整具、2……ダイオード、3……ダイオー
ド器、4……交流抵抗、5……絶縁物、6……人体。
置図、第2図は、第2の実施例を示す体温調整具の配置
図、第3図は、第3の実施例を示す体温調整具の配置
図、第4図は第4の実施例を示す体温調整具の配置図、
第5図は、第5の実施例を示す体温調整具の配置図、第
6図は、第6図の実施例を示す体温調整具の配置図、第
7図は釦型の体温調整具の斜視図、第8図は、体温調整
具貼付部位を示す説明図、第9図乃至第11図は、従来例
による体表温度変化を示す説明図、第12図乃至第14図
は、本発明の体温調整具による体表温度変化を示す説明
図、第15図は第9図乃至第11図の温度の範囲の説明図で
ある。 1……体温調整具、2……ダイオード、3……ダイオー
ド器、4……交流抵抗、5……絶縁物、6……人体。
Claims (5)
- 【請求項1】2個のダイオードを逆方向に並列して成る
ダイオード器をそれぞれの軸が互いに直交するように複
数個電磁誘導的に設置したことを特徴とする体温調整
具。 - 【請求項2】各ダイオード器はその両端子間にコイルが
接続された特許請求の範囲第1項記載の体温調整具。 - 【請求項3】各ダイオード器が絶縁物中に埋め込まれた
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記
載の体温調整具。 - 【請求項4】各ダイオード器が粘着テープの上面に粘着
されたことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
2項に記載された体温調整具。 - 【請求項5】各ダイオード器が人体装着器材に取り付け
られた特許請求の範囲第1項及び第2項に記載された体
温調整具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2072026A JPH07106224B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 体温調整具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2072026A JPH07106224B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 体温調整具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03272776A JPH03272776A (ja) | 1991-12-04 |
JPH07106224B2 true JPH07106224B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=13477490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2072026A Expired - Fee Related JPH07106224B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 体温調整具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106224B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61119280A (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-06 | 竹間 藤一 | 半導体ダイオ−ド鎮痛具 |
JPS61172567A (ja) * | 1985-01-29 | 1986-08-04 | 竹間 藤一 | 電磁コイル鎮痛治療具 |
JPS63135180A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-07 | 竹間 藤一 | 電気部品を用いた医療具 |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP2072026A patent/JPH07106224B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03272776A (ja) | 1991-12-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |