JPH0710615Y2 - セーター、おしゃれ着、和服用ハンガー - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は、ハンガーに関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来のハンガーは、例えば、図６に示す
ように、ハンガーの形が、多少異なるが、どれも同じよ
うに、洋服の肩の部分までしか無いのが、一般的であ
る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のハンガ
ーは、肩の部分で終わってしまい、洋服を掛けたとき、
袖や胴の重みで、肩の部分の形が崩れてしまう。

【０００４】勿論、普段着や軽い洋服などは、充分目的
がはたせる。しかし、セーターや、トレーナー、重みの
ある洋服、洗濯した物などは、形崩れしてしまうため使
用ができない。したがって、図６のようなハンガーだけ
では目的がはたせない。

【０００５】この考案は、このような従来の問題点を解
決するためになされたものである。セーターやおしゃれ
着など、形崩れすることなく干せるハンガーを、提供す
る事を目的とする。

【０００６】また、それだけでなく図６の、従来のハン
ガーと同じようにも使用ができるハンガーを提供するこ
とを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案が提供するハンガーは、ハンガーの肩の部
分からさらに、袖の部分を設けたものである。（以下、
第１のハンガーという）

【０００８】また、上記の目的を確実にするためには、
第１のハンガーに、胴の部分を設けたものである。（以
下、第２のハンガーという）

【０００９】

【作用】第１のハンガーは、袖部が設けられてるので、
肩の部分が伸びたり、形崩れをする事無く、干すことが
でき、また、和服も干すことができる。

【００１０】また、袖部は、二段階に折曲げる事ができ
るので、内側にきちんとり折り曲り、幅も場所もとら
ず、一般的な干し場や部屋にも干すことができる。袖部
の必要が無くなれば、取り外しもできる。

【００１１】第２のハンガーは、胴の部分が設けられて
いるので、セーターや重みのあるものなど、ネット１４
で支え、肩や袖、全体の形崩れを防ぐことができる。

【００１２】また、ネット１４の長さは洋服の長さに合
わせることができ、必要が無くなれば取り外すこともで
きる。

【００１３】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。

【００１４】

【実施例１】図１〜３は、第１のハンガーを示す。

【００１５】図１において、１はフックの部分で、差込
み式で回転ができるようになっている。２〜５は空洞
で、フックＡ、Ａ１、Ａ２、Ａ３が取付けられるように
なっている。６は襟の部分である。

【００１６】図２は、図１においての要所拡大図になっ
ている。７は、袖部を取付けるための凹部になってお
り、８は、凸部を持つ袖部で、７の凹部に取付けられる
ようになっている。９は接続部で、８の袖部と１０の袖
部をはめ込み式につなぎ、内側に折り込めるようになっ
ている。１１はハンガーの上下を支える棒で、７の凹部
が広がらないように先端近くで支えてる。

【００１７】図３は、袖部がＢ方向に折り曲がることを
示した上からみた図。

【００１８】第１のハンガーは、棒状なので、スカート
やズボンを掛ける事もできる。

【００１９】次に作用を説明する。

【００２０】第１のハンガーは、１のフックの部分が回
転するので、向きを変えるのに便利である。２〜５の空
洞は胴部を取り付けられるようになっている。６の襟の
部分は高くなっており襟の形崩れを防ぐようになってい
る。

【００２１】第一のハンガーは、図２に示しているよう
に、袖部８〜１０を簡単に取り付け取り外しができるよ
うになっていて、８の凸部分と、９の接続部分が折り曲
がることができ、内側にしまえるようになっている。

【００２２】また取付が簡単なので、かぶりものなどで
も洋服を掛けてから、袖部を取り付けられる。その他に
は和服も掛けることができる。

【００２３】

【実施例２】図４ａ、４ｂ、５は第２のハンガーを示
す。

【００２４】図４ａにおいて、１２は胴部の上のポール
でフックＡ、Ａ１が取り付けられていて、１３はネット
１４を通すためのポールで、ポール１２に取り付いてい
る、１４は胴の部分を支えるネットで、胴部の下のポー
ル１８に取り付けられていて、１５の紐も１８のポール
に取り付けられている。１６は紐を通す輪っかで１４の
ネットの上両脇に取り付いている。１７は調節具で、紐
を使ってネット１４の長さを、洋服の長さに合わせて紐
を調節して止める調節具で、ポール１８に取り付いてい
る紐を輪っか１６に通した先端に取り付いている、１８
は胴部の下のポールでフックＡ２、Ａ３と、１９の洋服
の裾を止めるクリップも取り付いている。

【００２５】第２のハンガーは、第１のハンガーに胴部
を設けたもので、取り付け方は、フックＡ、Ａ１を空洞
２〜５二箇所に掛けるだけである。

【００２６】次に作用を説明する。

【００２７】第２のハンガーは、胴の部分を支えるネッ
ト１４が付いていて、紐１５で長さを調節できるように
なっていて、ネット１４の長さの最短は４０ｃｍ、最長
は８０ｃｍまで調節できるようにできていて、調節の仕
方は、１７の調節具で紐を伸ばしたり、縮めることで簡
単にできる。１４のクリップは洋服の接致面が少なくな
るようにバネを強くして押さえる部分を小さくしてい
る。

【００２８】第１のハンガーに洋服を掛けたら、胴部を
取り付け、ネット１４を洋服の長さに合わせて、裾を止
めたら、フックＡ２、Ａ３を空洞２〜５の二箇所に掛け
るようになっている。洋服を包み込むようにできている
ので、肩や袖の全体のどこにも重みをかける事がなく干
すことができ、どこも形崩れせずに干すことができる。

【００２９】

【考案の効果】本考案は、上記のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。

【００３０】請求項１のハンガーは、袖部を設けた事に
よって、いままで袖にかかる重みで形崩れしていた肩の
部分の、形崩れを防ぐ事ができる。また、袖部がある事
によって、和服もかける事ができる。

【００３１】請求項２のハンガーは、胴部を設けた事に
よって、洋服全体の重みを支える事ができるので、セー
ターなどの形崩れしやすい物を簡単に干すことができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１のハンガーを示し、ハンガー部、袖部を組
み合わせた図。

【図２】第１のハンガーの要所拡大図。

【図３】第１のハンガーが、Ｂ方向に折り曲がることを
示した上からみた図。

【図４】第２のハンガーを示し、ハンガー部、袖部、胴
部を組み合わせた図。

【図５】第２のハンガーの要所拡大図。

【図６】一般的なハンガー。

【符号の説明】

１ 回転式 ２、３、４、５ フックを掛ける空洞 ６ 襟部分 ７ 袖部を取付ける凹部 ８ 凸部を持つ袖部 ９ 連絡部 １０ 袖部 １１ 支え棒 １２ 胴部の上のボール １３ ネットを通すボール １４ ネット １５ 紐 １６ 胴部の下のボール １７ 調節具 １８ 胴部の下のボール １９ 裾止めクリップ Ａ、Ａ１、Ａ２、Ａ３ フック

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハンガーの肩のところを、上下離し棒
   （１１）でつなぐようにして、肩の部分の両先端上下に
   は、袖部を取付けられる凹部（７）を設けたハンガー
   と、凸部（８）を有し、内側に折り込めるように２段階
   に曲がる接続部（９）を設けた袖部とが、取り付け、取
   り外しができることを特徴とするハンガー。
2. 【請求項２】請求項１記載のハンガーに、フック（Ａ、
   Ａ１）を空洞（２〜５）の２箇所に取り付け取り外しが
   でき、洋服の長さに合わせて胴の部分を支えるネット
   （１４）の長さを調節し包み込むように干すことができ
   ることを特徴とするハンガー。