JPH0710613Y2 - 衣服用ハンガー - Google Patents

衣服用ハンガー

Info

Publication number
JPH0710613Y2
JPH0710613Y2 JP5414392U JP5414392U JPH0710613Y2 JP H0710613 Y2 JPH0710613 Y2 JP H0710613Y2 JP 5414392 U JP5414392 U JP 5414392U JP 5414392 U JP5414392 U JP 5414392U JP H0710613 Y2 JPH0710613 Y2 JP H0710613Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
pair
portions
shaft
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5414392U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH067578U (ja
Inventor
輝幸 金城
Original Assignee
輝幸 金城
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 輝幸 金城 filed Critical 輝幸 金城
Priority to JP5414392U priority Critical patent/JPH0710613Y2/ja
Publication of JPH067578U publication Critical patent/JPH067578U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0710613Y2 publication Critical patent/JPH0710613Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ジャケット、スラック
ス、ブラウスやスカート等の衣服を吊り下げるために用
いる衣服用ハンガーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハンガーとしては、図4及び図5
に示すものが知られている。このハンガーは、複数の挿
通孔201を設けた支持部202の両端に、クエスチョ
ンマーク状の吊下げ部203,203を回動可能に接続
したものである。そして、この吊下げ部203,203
を紐等に引っ掛けて吊り下げると共に、支持部202に
通常の衣服用ハンガーを複数、吊り下げるようにしたも
のである。より詳しくは、支持部202の各挿通孔20
1に通常の衣服用ハンガーのクエスチョンマーク状の吊
下げ部を通して吊り下げるようにしたものである。とこ
ろが、この支持部202と吊下げ部203との接続構造
にあっては、吊下げ部203の下端を二股に形成し、こ
の二股間に支持部202を配位して、これらに回動ピン
204を貫通させることによって、回動可能に接合した
ものである。その結果、回動ピン204が吊下げ部20
3の下端に突設した状態で見えてしまい、デザイン上ゴ
ツゴツとした感じを与えることとなりスマートさに欠け
るという問題がある。そこで、本願考案者は、吊下げ部
203の下端の二股部分に一対の回動穴を穿設し、支持
部202に設けた一対の回動軸を挿通しようとしたが、
この場合には次の問題が生じてしまう。第一には、二股
部分に設けた一対の回動穴に、支持部202に設けた一
対の回動軸に挿通しようとすると、まず、二股部分を大
きく開いて、その間に、突設した回動軸を通す必要があ
り、接合作業に力と手間を必要とする。第二に、多くの
衣服を吊り下げて大きな荷重がかかった場合や、偏荷重
がかかった場合には、一対の回動穴間から回動軸が抜け
てしまうという問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本願の第1の
考案は、吊下げ部と支持部とを、回動ピンを突設させる
ことなくスマートに接合し、良好な外観を有する衣服用
ハンガーの提供を目的とする。又、本願の第2の考案
は、吊下げ部と支持部とを、回動ピンを突設させること
なくスマートに接合することができると共に、この接合
の組付けが容易であり、しかも外れにくい衣服用ハンガ
ーの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本願考案は、支持
部1と、この支持部に接続された吊下げ部2とを備えた
衣服用ハンガーにおいて、次の構成を特徴とするものを
提供することにより上記の課題を解決する。本願の第1
の考案においては、上記の吊下げ部2が、その下端に一
対の保持部4,4を有すると共に、この一対の保持部の
各々に保持穴41,41が略横方向に形成されている。
他方、支持部1には、上記の吊下げ部の一対の保持部
4,4間に挿入される挿入部11と、この挿入部から両
横方向に延びる一対の軸部12,12とが形成されてい
る。そして、この一対の軸部12,12を一対の保持部
の保持穴41,41に回動可能に挿入することにより、
吊下げ部2を支持部1に対して起伏自在に接続すること
を特徴とするものである。さらに、本願の第2の考案に
おいては、上記保持穴41に径内方向に突出する係止部
43が設けられ、軸部12に径外方向に突出する係止部
13が設けられ、両係止部を係止させることにより、吊
下げ部と支持部との接続を確実なものにしたことを特徴
とするものである。尚、本願において、衣服用ハンガー
は、図示したハンガーの他、衣服を直接着せ掛けて吊り
下げるための通常のハンガー等、衣服の支持のために使
用するハンガーを意味するものである。
【0005】
【作用】本願考案の衣服用ハンガーにおいては、挿入部
11の軸部12,12が、一対の保持部4,4の夫々に
設けられた保持穴41に挿通されて回動可能に支持され
るものとなるため、回動ピンを突設させる必要がなく、
スマートな外観を有するものである。さらに、上記保持
穴41の係止部43と、軸部12の係止部13とを係止
させることにより、吊下げ部2と支持部1との接続はよ
り確実なものとなる。しかも、成形時点において、保持
部4,4間の距離を、挿入部11の両軸部12,12間
の距離とする等、組付け時点よりも大きなものとしてお
くこともできる。このようにすると、組付けに際して
は、両保持部4,4間に挿入部11の両軸部12,12
を簡単に挿入できる。そして、両軸部12,12を保持
部4,4の保持穴41,41に位置合わせし、両保持部
4,4を互いに接近するように押さえる。すると、各軸
部12,12が、挿入部の保持穴41に嵌入し、保持穴
41の係止部43と、軸部12の係止部13とが係合し
て、軸支状態が維持されるものであり、極めて容易に回
動可能な接合状態が実現されるものである。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき本願考案の一実施例を説
明する。図1は一実施例の衣服用ハンガーの要部拡大断
面図であり、図2は同ハンガーの側面図、図3は同正面
図である。
【0007】このハンガーは、横長棒状の支持部1両端
に、クエスチョンマーク状の吊下げ部2を回動可能に接
続したものである。このハンガーは、ジャケット、ブラ
ウス等の衣服を着せ掛ける通常の衣服用ハンガーを複数
個、吊り下げることができるようにしたものであり、支
持部1には、複数の挿通孔1aが形成されている。この
支持部1の両端には、挿入部11が形成されており、こ
の挿入部11の左右両側からは、軸部12,12が突出
形成されている。各軸部12は、円筒形をなしており、
その先端には、係止部13が形成されている。この係止
部13は、軸部12の径よりも若干大きな径を有する大
径部分14と、この大径部分14から基端側に突出する
逆鉤部分15とから構成されている。この逆鉤部分15
は、大径部分14の全周に渡って形成してもよいが、部
分的に形成するようにしてもよい。さらに、この大径部
分14の外周縁をテーパ面17としておくことも望まし
い。
【0008】次に、吊下げ部2は、フック部3と、フッ
ク部3の下端に配設された一対の保持部4,4とを有す
る。このフック部3は、ハンガー全体を紐や釘等に引っ
掛けて吊下げるためのもので、クエスチョンマーク状を
なし、その下端には回転軸部分31と、この回転軸部分
31より若干大きな径の係合部分32とを有する。
【0009】他方、一対の保持部4,4の夫々は、平板
状をなし、その上端間は連絡部5によってつなげられて
いる。この連絡部5には、上下方向に貫通孔51が形成
されており、この貫通孔51には円筒部材52が嵌入固
定されている。そして、この円筒部材52に、フック部
3の回転軸部分31が回動可能に挿入されている。この
円筒部材の52の内径は、係合部分32の外径よりも若
干小さく設定されており、これにより、フック部3が連
絡部5から外れてしまうことを防止している。尚、この
係合部分32を有する回転軸部分31を円筒部材52へ
挿入するには、係合部分32を圧入して弾性変形させる
ことにより行えばよいが、この嵌入を容易になすため、
フック部3の回転軸部分31に縦方向に伸びるスリット
(図示せず)を設けておくことも望ましい。このように
してフック部3を連絡部5に回動可能に接続することに
より、フック3を横方向に回転させることができ、便利
であるが、フック3と連絡部5とを一体に成形してしま
ってもよい。
【0010】この一対の保持部4,4の下端寄りには、
一対の保持穴41、41が横方向に対向して形成されて
いる。この保持穴41には、前記の挿入部11の軸部1
2が回動可能に挿入される。そして、この保持穴41
は、軸部12の大径部分14を受容する大径受容部分4
2を有すると共に、逆鉤部分15に係合する係止部43
を有する。この係止部43も、全周に渡って形成しても
よく或いは部分的に形成してもよい。そして、この保持
穴41の内端面をテーパ面44としておくことも望まし
い。
【0011】そして、この一対の保持部4,4間に、前
記の挿入部11が挿入される。この挿入は、両保持部
4,4の下端をハの字状に弾性変形させて行えばよい
が、逆に成形時点では、両保持部4,4の下端をハの字
状に開いた形状に成形しておくことが好ましい。詳しく
は、両保持部4,4間の距離を、挿入部11の両軸部1
2,12間の距離と等しいか若干大きなものとしてお
く。このようにすると、組付けに際しては、両保持部
4,4間に挿入部11の両軸部12,12を簡単に挿入
できる。そして、両軸部12,12を保持部4,4の保
持穴41,41に位置合わせし、両保持部4,4を互い
に接近するように押さえる。すると、各軸部12,12
が、挿入部の保持穴41に嵌入し、保持穴41の係止部
43と、軸部12の係止部13とが係合して、軸支状態
が維持されるものであり、極めて容易に回動可能な接合
状態が実現されるものである。尚、軸部12及び保持穴
41にテーパ面15,45を形成しておくと、嵌入が容
易となる。
【0012】かくして、挿入部11は、一対の保持部
4,4間に回動可能に支持されるものとなり、この回動
により、吊下げ部2が支持部1に対して起伏自在に接続
されるものである。そしてこの挿入部11は、一対の保
持部4,4間に支持されているため、バランスよく保持
され、比較的重い衣服を掛けた場合にも、その荷重は、
左右均等に加わる。従って、両軸部41,42には、無
理な回動力が加わらず、軸部12の抜けや変形破損とい
った問題も生ずることがない。しかも、保持穴の両係止
部13,14と、軸部41,42の係止部43とを係合
させているため、偏荷重を受けた場合にも、この接合が
簡単に外れることはない。
【0013】尚、この実施例では、挿入部11の軸部1
2に逆鉤部分15を設け、保持穴4に係止部43を設け
たが、これを省略してもよく、さらに軸部12の大径部
分14を有する係止部13を省略しても、左右の保持穴
4,4に一対の軸部12,12を挿入するという構成を
採るため、両者の接続が簡単に外れてしまうことはな
い。
【0014】
【考案の効果】本願の第1の考案は、吊下げ部と支持部
とを、回動ピンを突設させることなくスマートに接合
し、良好な外観を有する衣服用ハンガーの提供を実現す
るとこができたものである。本願の第2の考案は、吊下
げ部と支持部とを、回動ピンを突設させることなくスマ
ートに接合することができると共に、この接合の組付け
が容易であり、しかも外れにくい衣服用ハンガーを提供
することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の一実施例の衣服用ハンガーの要部拡
大断面図である。
【図2】同衣服用ハンガーの側面図である。
【図3】同衣服用ハンガーの正面図である。
【図4】従来の衣服用ハンガーの側面図である。
【図5】従来の衣服用ハンガーの正面図である。
【符号の説明】
1 支持部 2 吊下げ部 4 保持部 11 挿入部 12 軸部 13 係止部 41 保持穴 43 係止部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持部(1) と、この支持部に接続された吊
    下げ部(2) とを備えた衣服用ハンガーにおいて、 吊下げ部(2) が、その下端に一対の保持部(4)(4)を有す
    ると共に、この一対の保持部の各々に保持穴(41)(41)が
    略横方向に形成され、 他方、支持部(1) が、上記の吊下げ部の一対の保持部
    (4)(4)間に挿入される挿入部(11)と、この挿入部から両
    横方向に延びる一対の軸部(12)(12)とを有し、 この一対の軸部(12)(12)が一対の保持部の保持穴(41)(4
    1)に回動可能に挿入されることにより、吊下げ部(2) が
    支持部(1) に対して起伏自在に接続されたものであるこ
    とを特徴とする衣服用ハンガー。
  2. 【請求項2】保持穴(41)に径内方向に突出する係止部(4
    3)が設けられ、軸部(12)に径外方向に突出する係止部(1
    3)が設けられ、両係止部を係止させることにより、吊下
    げ部と支持部との接続を確実なものにしたことを特徴と
    する請求項1記載の衣服用ハンガー。
JP5414392U 1992-07-08 1992-07-08 衣服用ハンガー Expired - Lifetime JPH0710613Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5414392U JPH0710613Y2 (ja) 1992-07-08 1992-07-08 衣服用ハンガー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5414392U JPH0710613Y2 (ja) 1992-07-08 1992-07-08 衣服用ハンガー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH067578U JPH067578U (ja) 1994-02-01
JPH0710613Y2 true JPH0710613Y2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=12962340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5414392U Expired - Lifetime JPH0710613Y2 (ja) 1992-07-08 1992-07-08 衣服用ハンガー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0710613Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH067578U (ja) 1994-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6311880B2 (en) Suit hangers
JPH0710613Y2 (ja) 衣服用ハンガー
JP2515210B2 (ja) 2部材の回動接続構造及びその構造の製造方法
US4040546A (en) Hollow plastic garment hanger
JPH041917Y2 (ja)
CN216416756U (zh) 一种衣架及具有该衣架的挂设结构
CN219069892U (zh) 折叠衣架
JP2505289Y2 (ja) ハンガ―掛付組立式物干器
JPH0223186Y2 (ja)
JPH0710614Y2 (ja) ハンガー類のフック
JP3237826U (ja) 回転式立体ハンガー
JP3027722U (ja) 衣服用樹脂クリップフック
JPS6127510Y2 (ja)
JPH0568381U (ja) ハンガー
JPH0327494Y2 (ja)
KR101172176B1 (ko) 행거택용 걸이
JPS60187412U (ja) 吊下げ装置
JP3116916U (ja) 突起付きクリップおよび吊り下げ構造体
JPH0216172U (ja)
JP3076895U (ja) 人形の衣服用ハンガー
JPH02109591U (ja)
JPS6131276U (ja) 衣服ハンガ−
JPS59118604U (ja) リ−フスプリングにおける支持ブラケツト
JPH02122904U (ja)
JPH0730854U (ja) 衣服用ハンガー

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term