JPH07105127A - Scsiバス制御方法 - Google Patents

Scsiバス制御方法

Info

Publication number
JPH07105127A
JPH07105127A JP24906993A JP24906993A JPH07105127A JP H07105127 A JPH07105127 A JP H07105127A JP 24906993 A JP24906993 A JP 24906993A JP 24906993 A JP24906993 A JP 24906993A JP H07105127 A JPH07105127 A JP H07105127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scsi
bus
command
controller
scsi device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24906993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Kanai
宏樹 金井
Mitsuo Oyama
光男 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP24906993A priority Critical patent/JPH07105127A/ja
Publication of JPH07105127A publication Critical patent/JPH07105127A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bus Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ディスクコントローラ101内に、アービトレ
ーション検出部,バス要求状態記憶部,コマンド発行テ
ーブル,沈み込み判定部より構成したSCSI装置接続
制御装置5を設け、ディスクコントローラ101が、I
D番号が小さいために沈み込みを起こしているSCSI
装置の検出を行う。さらに、コントローラがバス権を獲
得した後、SCSI装置との接続を行い、コマンドによ
りSCSI装置のバス使用を許可する。 【効果】SCSIバスにおける集中アービトレーション
が実現可能となるので、コントローラによる沈み込み防
止が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SCSIバス制御方法
に係り、特にバス権獲得の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】SCSIバスの規格(ANSI X3.
131−1986)では、アービトレーション時の優先
順位は、各SCSI装置固有のID番号により決定さ
れ、ID番号の大小がアービトレーションフェーズ時の
バス獲得の優先順位の高低に対応している。すなわち、
アービトレーションフェーズにおいて、バス権を獲得し
たいSCSI装置は、自己のID番号に対応するビット
番号のデータ線を駆動し、データを駆動したSCSI装
置のうち、最も大きいID番号を持つSCSI装置がバ
ス権を得ることができる。しかし、各SCSI装置固有
のID番号の大小がアービトレーションフェーズ時のバ
ス権獲得優先順位の高低に対応しているため、バスの使
用率が高い場合は、バス権の獲得が平均化せず、特に、
ID番号の大きいSCSI装置によるバスの使用頻度が
極めて高い場合には、ID番号の小さいSCSI装置は
優先順位が低いため、バス権の獲得に多数回失敗するの
でバス権の獲得に時間がかかり、いわゆる沈み込みを起
こす恐れがあった。
【0003】このような沈み込みを軽減する従来方法の
一つは、各装置固有のID番号を巡回させることにより
バスの獲得回数の平均化を行う方式で、例えば、特開平
3−132854号公報では、一度バス要求に対して処理を行
った装置は、次には優先順位が一番低くなるようにして
優先順位を巡回させ、複数の装置に対しての処理を均一
化している。従来方法の他の一つは、コントローラが、
各SCSI装置のバス権獲得失敗回数を計測し、バス権
獲得失敗回数の多いSCSI装置に優先的にバス権を与
える方式である。このような方式は、例えば、特開昭64
−12325 号公報で開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ID番号を巡
回させることによりバス権の獲得回数の平均化を行う場
合には、全てのSCSI装置にID番号の制御機構を設
ける必要があり、SCSI装置の負担が増す。さらに、1台
のSCSI装置のID番号の制御機構に障害が発生する
と、複数のSCSI装置が同一ID番号を持つなどの矛
盾が生じ、バスの使用が不可能になるので、高信頼性を
実現するには、ID番号の制御機構を二重化するなどの
手段が必要である。しかし、全てのSCSI装置に高信
頼性を要求することは既存のSCSI装置をハード的に
改良する必要があり、コスト増大の要因となる。
【0005】また、コントローラが、各SCSI装置の
バス権獲得失敗回数を計数する方式では、バス権獲得を
複数回失敗した後に接続されることになるので、沈み込
みは防止できても、各SCSI装置のバス権獲得の平均
化が十分に行われない可能性がある。
【0006】バスの切り離し(ディスコネクト)が行わ
れる場合には、SCSI装置(ターゲット)の処理時間
が均一でないことが多く、ターゲットをコントローラ
(イニシエータ)が制御する場合などは、コントローラ
が現在の動作状況に応じた最適な接続を自由に決定可能
であることが望ましい。しかし、SCSIバスは、リコ
ネクト(ターゲットによるバスの再要求)時のバス権の
獲得はID番号に基づいてターゲット主導で行われるの
で、単に、バス権の獲得回数を平均化しただけでは、コ
マンドを発行したイニシエータ側で優先順位を状況に応
じて自由に決定し、現在の状況に最適な接続を行うこと
はできない。
【0007】また、ある一つのSCSI装置に対して複
数系統のSCSIバスが接続されている場合には、SC
SI装置の処理時間が均一でないために、特定のSCS
Iバスに対するバス権の獲得要求が集中することがあ
り、この場合、他の空いているSCSIバスがあるにもかか
わらずバス権の獲得待ちが発生することとなり、バスを
有効に使用することができない。
【0008】
【課題を解決するための手段】コントローラのID番号
を最も大きくし、アービトレーション検出部とバス要求
状態記憶部とID番号記憶部を含んで成るSCSI装置
接続制御装置を設けるようにした。
【0009】ID番号記憶部は、コントローラが発行し
たコマンドを実行中のSCSI装置のID番号をコマン
ド発行順に記憶するようにした。
【0010】ID番号記憶部は、コントローラが発行し
たコマンドを実行中のSCSI装置のID番号をコマン
ドを発行した時刻に関連づけて記憶するようにした。
【0011】アービトレーションフェーズが終了しSC
SIバスが使用され接続が終了するまでの間に、次の接
続のために、バス権を獲得できずに沈み込みを起こして
いるSCSI装置の検出とその結果に基づき次に接続す
るSCSI装置の決定を行うようにした。
【0012】また、バス権を獲得できずに沈み込みを起
こしているSCSI装置をコントローラより選択して沈
み込みを起こしているために中断しているタスクを実行
することを指示するメッセージを送信するようにし、S
CSI装置がバス権を獲得したとして、SCSI装置で
バス権獲得待ち状態にあるタスクを実行するようにし
た。
【0013】コマンドを処理中でないディスクへの新た
なアクセス要求があり、かつ、現在コマンドを処理中の
ディスクの数があらかじめ設定した規定値以下の場合に
は、新たなコマンドを優先的に処理するようにした。
【0014】さらに、同一SCSI装置に対して複数系
統のSCSIバスが接続されているSCSIバスシステ
ムの場合には、一方のSCSIバスでID番号が小さい
ためにバス権の獲得に失敗しているSCSI装置を、他
方の使用可能なSCSIバスを用いて、SCSI装置を
コントローラと接続するようにした。
【0015】
【作用】ID番号の最も大きいコントローラにSCSI
装置接続制御装置を設け、ID番号が小さいためにバス
権待ち状態にあるSCSI装置の検出とその結果に基づ
き次に接続するSCSI装置の決定を行うことにより、
コントローラが沈み込みの検出および防止を行うことが
可能となる。
【0016】また、接続するSCSI装置の決定は、コ
ントローラのSCSI装置接続制御装置が行うので、S
CSI装置接続制御装置の信頼性を向上することで、本
発明の目的とする機能を高い信頼度で実現できる、全て
のSCSI装置に高信頼性を要求する場合に比べてコス
トの増大を抑えることが可能となる。
【0017】ID番号をコマンド発行順に記憶するよう
にしたので、ID番号記憶部を少ない記憶容量で実現す
ることが可能となる。
【0018】ID番号をコマンドを発行した時刻と関連
づけて記憶するようにしたので、コマンド発行時刻から
の経過時間をもとにして、バス権の要求を予測すること
が可能となる。
【0019】アービトレーションフェーズが終了した時
点からSCSIバスが使用されたのち接続が終了するま
での間に、次の接続のために、沈み込みを発生している
SCSI装置の検出とその結果に基づき次に接続するS
CSI装置の決定を行うようにしたので、検出と決定を
アービトレーションフェーズ時に行う場合と比較して、
アービトレーションフェーズ時の処理時間を増大させる
ことなく、沈み込みの検出および防止を行うようにする
ことが可能となる。
【0020】バス権を獲得できずに沈み込みを起こして
いるSCSI装置をコントローラより選択して沈み込み
を起こしているために中断しているタスクを実行するこ
とを指示するメッセージを送信し、SCSI装置がバス
権を獲得したとして、該SCSI装置でバス権獲得待ち状態
にあるタスクを実行するようにしたので、コントローラ
は、コントローラが決定したSCSI装置との接続を実
現でき、ID番号に依存することなく沈み込みの防止が
可能となる。
【0021】次に接続するディスクを決定する場合に、
コマンドを処理中でないディスクへの新たなアクセス要
求は優先的に処理するようにしたので、ディスクの使用
率を高めることが可能となる。さらに、コマンドを処理
中でないディスクへの新たなアクセス要求がある場合で
も、現在コマンドを処理中のディスクの数があらかじめ
設定した規定値より大きい場合には、バス待ち状態にあ
るディスクのバス権獲得要求を優先的に処理するように
したので、バスを有効に使用することが可能となる。
【0022】ある一つのSCSI装置に対して複数系統
のSCSIバスが接続されているSCSIバスシステム
では、第一のSCSIバスでID番号が小さいためにバ
ス権の獲得に失敗しているSCSI装置を、他の使用可
能なSCSIバスを用いて、SCSI装置をコントローラと
接続するようにしたので、バスの使用が特定のバスに片
寄ることなく、バスを有効に使用することが可能とな
る。
【0023】
【実施例】図1,図2は本発明に係るSCSIバスシス
テムの一実施例を示すブロック図である。本実施例で
は、SCSI装置として磁気ディスク装置(以下ディス
クと呼ぶ)とディスクの制御を行うディスクコントロー
ラとを接続したSCSIバスシステムについて示すが、
SCSI装置としてディスク以外の装置を接続すること
も可能である。
【0024】図1に示すように、本発明のSCSIバス
システムは、ホストとの通信を行うホストインタフェー
ス21,SCSIバスの制御を行うSCSIバス制御部
2,SCSIバスインタフェース3,発行したコマンド
の管理とSCSIバスの動作状態の検出を行い、SCS
Iバス制御部2に対してコマンドの発行を指示するSC
SI装置接続制御装置5を含んだディスクコントローラ
101とSCSIバス4とディスク1−0〜1−6とか
ら構成される。
【0025】ディスクコントローラ101は、ホストか
らの命令に基づいてSCSIバス4を介して各デイスク
1−0〜1−6のアクセスを行い、ディスク1−0〜1
−6はディスクコントローラ101から発行されたコマ
ンドに従って動作する。ディスクコントローラ101は
イニシエータとして、また、ディスク1−0〜1−6は
ターゲットとして動作する。各SCSI装置のID番号
については、ディスクコントローラのID番号を7,デ
ィスク1−0〜1−6のID番号をそれぞれ0〜6と
し、ディスクコントローラの優先順位を最も高く設定す
る。
【0026】次に、図1におけるSCSI装置接続制御
装置5の詳細の一例を図2に示す。SCSI装置接続制
御装置5は、SCSIバスの状態を監視しアービトレー
ションフェーズを検出するアービトレーション検出部3
1,アービトレーションフェーズでバス権を要求してい
ることを示すデータビットの状態を記憶しておくバス要
求状態記憶部32,コマンドを発行し起動したSCSI
装置のID番号をコマンドを発行した順に記憶しておく
コマンド発行テーブルとしてのID番号記憶部33,バ
ス要求状態記憶部32とコマンド発行テーブル33を参
照することにより沈み込みを起こしているSCSI装置
の判定とSCSIバス制御部への指示を行う沈み込み判
定部34から構成される。
【0027】本実施例によるSCSIバスシステムで
は、SCSIバスが使用されている間に、次の接続のた
めに、ID番号が小さいためリコネクト時に沈み込みを
起こしているディスクを検出し、SCSIバス制御部に
対してディスクとの接続指示を行うところに特徴があ
る。
【0028】図3は、図1におけるSCSI装置接続制
御装置5の詳細の他の一例を示したものである。本実施
例では、ID番号記憶部33は、コマンドを発行し起動
したSCSI装置のID番号をコマンドの発行時刻と関
連づけて記憶しているところに特徴がある。
【0029】沈み込み判定部34における動作フローの
一実施例を図4に示す。SCSIバス使用中に、まだ起
動されていないディスクへの新たなアクセス要求がある
場合は、SCSIバスがバスフリーフェーズになりしだ
いアクセス要求を実行するようSCSIバス制御部に指
示する(ステップ305)。一方、新たなアクセス要求
がない場合は、バス要求状態記憶部を参照し、前回行わ
れたアービトレーションフェーズで現在接続中のSCS
I装置以外にバス権を要求したSCSI装置があるかを
判定する(ステップ302)。
【0030】バス権を要求したSCSI装置がない場合
には処理を終了する。バス権を要求したSCSI装置が
ある場合には、コマンド発行順テーブルを参照すること
によりバス権を要求しているSCSI装置のうち、コン
トローラが最も早くコマンドを発行して起動したSCS
I装置のID番号を判定する(ステップ303)。
【0031】次に、SCSIバス制御部に対してSCS
Iバスがバスフリーフェーズになりしだい判定したID
番号のディスクをセレクトし、中断しているタスクの実
行を促すメッセージをディスクに送信するよう指示する
(ステップ304)。これにより、ID番号が小さいた
めに沈み込みを起こしているSCSI装置をコントロー
ラ側で救済することが可能となる。
【0032】次に、沈み込みを起こしているSCSI装
置をコントローラ側で救済する場合のディスクコントロ
ーラ101,ディスク1のシーケンスをそれぞれ図5,
図6に示して説明する。
【0033】図4は、ID番号が小さいためにリセレク
ション時に沈み込みを起こしているSCSI装置をディ
スクコントローラ101で選択する場合のディスクコン
トローラ101の動作を示すフローチャートである。本
実施例では、接続後ディスクコントローラ101へのデ
ータ転送を行い指示されていたコマンドを正常終了する
場合について示す。ディスクコントローラ101側のS
CSIバス制御部2が沈み込みの救済を指示された場合
には、バスフリー検出後アービトレーションに参加する
(ステップ401)。アービトレーションフェーズでバ
ス権を獲得した後(ステップ402)、沈み込みを起こ
しているSCSI装置をターゲットとしてセレクション
する(ステップ403)。セレクションフェーズが終了
すると、メッセージアウトフェーズに移行し、ターゲッ
トにイニシエータのアイデンティファィと(ステップ4
04)、ターゲットのディスクで沈み込みによりバス権
獲得待ちのために中断されているタスクの実行を指示す
るメッセージを送信する(ステップ405)。その後
は、通常のリセレション動作と同様にデータ転送(ステ
ップ406),ステータス受信(ステップ407),コ
マンドコンプリート受信(ステップ408)を行い転送
は終了する。
【0034】図6は、バス権の獲得待ち状態にあるディ
スクがディスクコントローラ101に選択された場合の
一例を示すフローチャートである。バス権の獲得待ち状
態にあるSCSI装置がイニシエータとして動作するデ
ィスクコントローラ101にセレクトされると(ステッ
プ501)、始めにイニシエータのアイデンティファィ
を受信する(ステップ502)。ステップ502に続い
てコマンドフェーズとなりコマンドを受信(ステップ5
10)した場合は、通常の処理(ステップ511)を行っ
た後にバスフリーフェーズ(ステップ508)に移行し
て終了する。
【0035】これに対し、ステップ502に続いてバス
権獲得待ちのために中断されているタスクの実行を指示
するメッセージを受信した場合には(ステップ50
3)、実際にリコネクトコマンドが存在するかを確認す
る(ステップ504)。このとき、リコネクトコマンド
が存在する場合には、SCSI装置がリセレクションに
成功したと判断して、中断していたコマンドを実行し
(ステップ505)、ステータス送信(ステップ50
6),コマンドコンプリート送信(ステップ507)を
行った後、バスフリーフェーズに移行し(ステップ50
8)終了する。一方、ステップ504でバス権獲得待ち
コマンドが存在しない場合には、メッセージリジェクト
を送信しバスフリーフェーズに移行して処理を終了す
る。
【0036】図7は、コントローラが次に接続するSC
SI装置の決定について、特に、現在コマンドを発行し
ていないSCSI装置に対する新たなコマンド発行要求
とバス権獲得待ち状態にあるSCSI装置のバス権獲得
要求の両方が存在する場合の一例を示すフローチャート
である。コントローラが次に接続するSCSI装置を決
定する場合は、始めに、コマンドを処理中でないディス
クへの新たなアクセス要求があるかを調べる(ステップ
601)。新たなアクセスが存在する場合には、現在コ
マンドを処理中のディスクの数があらかじめ設定した規
定値以下であるかを調べる(ステップ602)。規定値
以下である場合には、新たなコマンドを優先的に処理す
る(ステップ603)。一方、ステップ601,ステッ
プ602で、条件を満足しない場合は、バス待ち状態に
あるディスクのバス権獲得要求を優先的に処理する(ス
テップ604)。
【0037】図8は、同一ディスクに複数系統のSCS
Iバスが接続された場合の一実施例である。本実施例で
は、SCSIバスシステムは、二系統のSCSIバス4
a,4bと、二系統のSCSIバスインタフェース3
a,3bと、ディスク1−0〜1−6とディスクに接続
されポート0あるいはポート1とポート2との接続の切
り替えを行うデュアルポートアダプタ6−0〜6−6と
から構成されている。
【0038】SCSI装置接続制御装置5は、第一のS
CSIバス4aの使用率が高く、SCSIバス4aを介して
ディスクコントローラ101との接続を要求しているが
ID番号が小さいために接続できないでいるSCSI装
置1−0があることを検出し、第二のSCSIバス4b
が未使用の場合には、SCSIバス制御部2bに対し
て、第二のSCSIバス4bを介して、SCSI装置1
−0との接続を行い、バス権獲得待ちのために中断され
ているタスクの実行を指示する。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、ID番号を最も大きく
設定したコントローラ内に、アービトレーション検出部
とバス要求状態記憶部とID番号記憶部、および、これ
らの内容を比較判定する沈み込み判定部を設け、沈み込
みを起こしているSCSI装置のID番号を検出し、そ
の結果に基づき次に接続するSCSI装置の決定を行う
ようにしたので、コントローラが沈み込みの検出および
防止を行うことが可能になるとともに、各SCSI装置
がバスの調停を行う分散アービトレーション方式である
SCSIバスで、コントローラがバスの調停を行う集中
アービトレーションを実現できる。
【0040】ID番号記憶部として、ID番号をコマン
ド発行順に記憶するコマンド発行順テーブルを設けた場
合には、ID番号記憶部の少ない記憶容量で実現でき
る。
【0041】ID番号記憶部として、ID番号をコマン
ドを発行した時刻と関連づけて記憶した場合には、コマ
ンド発行時刻からの経過時間をもとにバス権の要求を予
測して、沈み込みの検出および防止が可能となる。
【0042】また、アービトレーションフェーズが終了
した時点から、SCSIバスが使用されたのち接続が終
了するまでの間に、沈み込みの検出と、その結果に基づ
き次に接続するSCSI装置の決定を行うようにした場
合には、アービトレーションフェーズ時の処理時間を増
大させることなく、沈み込みを防止することが可能にな
る。
【0043】さらに、コントローラが、検出したSCS
I装置をセレクトし、中断しているタスクを実行するメ
ッセージを送信するので、SCSI装置のID番号に依
存することなく、コントローラが現在の状況に応じて次
に接続するSCSI装置を決定することが可能になるの
で、ID番号に依存することなく沈み込みを防止するこ
とが可能になる。
【0044】次に接続するディスクを決定する場合に、
コマンドを処理中でないディスクへの新たなアクセス要
求は優先的に処理することが可能になるので、ディスク
の使用率を高めることができる。さらに、コマンドを処
理中でないディスクへの新たなアクセス要求がある場合
でも、現在コマンドを処理中のディスクの数があらかじ
め設定した規定値より大きい場合には、バス待ち状態に
あるディスクのバス獲得要求を優先的に処理することが
可能になるので、バスを有効に使用することができる。
【0045】ある一つのSCSI装置に対して複数系統
のSCSIバスが接続されているSCSIバスシステム
では、第一のSCSIバスでID番号が小さいためにバ
ス権の獲得に失敗しているSCSI装置を、他の使用可
能なSCSIバスを用いて、SCSI装置をコントローラと
接続するようにしたので、バスの使用が特定のバスに片
寄ることなく、バスを有効に使用することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSCSIバスシステムの一実施例と、
その制御方法を示すブロック図。
【図2】図1に示すSCSI装置接続制御装置の一実施
例を示すブロック図。
【図3】図1に示すSCSI装置接続制御装置の一実施
例を示すブロック図。
【図4】本発明のSCSIバス制御の一例を示すフロー
チャート。
【図5】本発明のSCSIバス制御方法によるコントロ
ーラ側の制御の一例を示すフローチャート。
【図6】本発明のSCSIバス制御方法によるディスク
側の制御の一例を示すフローチャート。
【図7】本発明のSCSIバス制御方法によるコントロ
ーラ側の制御の一例を示すフローチャート。
【図8】複数のSCSIバスを備えたシステムへの本発
明のSCSIバス制御方法適用の一例を示すブロック
図。
【符号の説明】
1−0,1−1,1−2,1−3,1−4,1−5,1
−6…磁気ディスク記憶装置、2…SCSIバス制御
部、3…SCSIバスインタフェース、4…SCSIバス、
5…SCSI装置接続制御装置、21…ホストインタフ
ェース、101…ディスクコントローラ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SCSIバスに複数のSCSI装置と前記
    SCSI装置の制御を行うコントローラとが接続され、
    前記コントローラのID番号を最も大きくしたSCSI
    バスシステムにおいて、前記コントローラ内に前記SC
    SIバスのアービトレーションフェーズを検出するアー
    ビトレーション検出部と、前記アービトレーションフェ
    ーズにおけるデータバスの内容を記憶するバス要求状態
    記憶部と、前記コントローラが発行したコマンドを実行
    中の前記SCSI装置のID番号を記憶するID番号記
    憶部とから構成されるSCSI装置接続制御装置を設
    け、前記バス要求状態記憶部と前記ID番号とを参照す
    ることにより、バス権獲得待ち状態にある前記SCSI
    装置の検出と、その結果に基づき次に接続するSCSI
    装置の決定を行うことを特徴とするSCSIバス制御方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記コントローラが発
    行したコマンドを実行中の前記SCSI装置の前記ID番号
    記憶部は、ID番号をコマンドを発行した順に記憶し、
    前記バス要求状態記憶部とコマンドの発行順とを参照す
    ることにより、バス権獲得待ち状態にある前記SCSI
    装置の検出と、その結果に基づき次に接続するSCSI装置
    の決定を行うSCSIバス制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記コントローラが発
    行したコマンドを実行中の前記SCSI装置の前記ID番号
    記憶部は、ID番号をコマンドを発行した時刻と関連づ
    けて記憶し、前記バス要求状態記憶部とコマンドを発行
    した時刻とを参照することにより、バス権獲得待ち状態
    にある前記SCSI装置の検出と、その結果に基づき次
    に接続するSCSI装置の決定を行うSCSIバス制御
    方法。
  4. 【請求項4】請求項2または3において、次に接続する
    SCSI装置の決定は、現在コマンドを発行していない
    SCSI装置に対する新たなコマンド発行要求とバス権
    獲得待ち状態にあるSCSI装置のバス権獲得要求の両
    方が存在する場合には、現在コマンドを処理中のディス
    クの数が、あらかじめ設定した規定値以下の場合には、
    新たなコマンド発行要求を優先的に処理し、また、規定
    値がより大きい場合には、前記バス権獲得待ち状態にあ
    るSCSI装置のバス権獲得要求を優先的に処理するS
    CSIバス制御方法。
  5. 【請求項5】請求項2または3において、アービトレー
    ションフェーズが終了した時点から、SCSIバスが使
    用されたのち接続が終了するまでの間に、ID番号が小
    さいためにバス権獲得待ち状態にあるSCSI装置の検
    出と、その結果に基づき次に接続するSCSI装置の決
    定を行うSCSIバス制御方法。
  6. 【請求項6】請求項1または5において、前記コントロ
    ーラが優先的にバス権を獲得して、バス権を要求してい
    るSCSI装置との接続を行い、前記SCSI装置に対
    してバスの使用許可を示すメッセージを送信することに
    より、前記SCSI装置がバス権を獲得したとして、前
    記SCSI装置でバス権獲得待ち状態にあるタスクを実
    行するSCSIバス制御方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記SCSI装置に対
    して複数系統のSCSIバスが接続されているSCSI
    バスシステムにおいて、第一のSCSIバスでID番号
    が小さいためにバス権の獲得に失敗したSCSI装置
    を、第一以外のSCSIバスが使用可能な場合には、使
    用可能なSCSIバスを介して前記SCSI装置をコン
    トローラと接続するSCSIバス制御方法。
JP24906993A 1993-10-05 1993-10-05 Scsiバス制御方法 Pending JPH07105127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24906993A JPH07105127A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 Scsiバス制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24906993A JPH07105127A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 Scsiバス制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07105127A true JPH07105127A (ja) 1995-04-21

Family

ID=17187549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24906993A Pending JPH07105127A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 Scsiバス制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07105127A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100337075B1 (ko) * 1999-12-10 2002-05-16 서평원 에스씨에스아이 정합 시스템에서 에스씨에스아이 운용 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100337075B1 (ko) * 1999-12-10 2002-05-16 서평원 에스씨에스아이 정합 시스템에서 에스씨에스아이 운용 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6675268B1 (en) Method and apparatus for handling transfers of data volumes between controllers in a storage environment having multiple paths to the data volumes
US6321346B1 (en) External storage
US7853835B2 (en) Cluster system wherein failover reset signals are sent from nodes according to their priority
US5758057A (en) Multi-media storage system
US5748883A (en) Distributed device status in a clustered system environment
US6732289B1 (en) Fault tolerant data storage system
US7673172B2 (en) Method, system, and program for error handling in a dual adaptor system where one adaptor is a master
US5428796A (en) System and method for regulating access to direct access storage devices in data processing systems
EP1246060A1 (en) Method and apparatus for providing multi-path I/O in non-concurrent clustering environment using SCSI persistent reserve
EP0421614B1 (en) Computersystem having apparatus for improving the communication efficiency between a host processor and pheripheral devices connected by an SCSI bus
US7660918B2 (en) Method for switching node and an information processing system
JP2006504186A (ja) 複数の伝送路フェイルオーバー、フェイルバックおよび負荷分散を備えるシステム
US6349350B1 (en) System, method, and program for handling failed connections in an input/output (I/O) system
EP1318447A2 (en) Raid apparatus and access control method therefor
US5034881A (en) Method of and system for controlling common bus
US5613076A (en) System and method for providing uniform access to a SCSI bus by altering the arbitration phase associated with the SCSI bus
US5787263A (en) Method of an apparatus for controlling data transfer
JPH07105127A (ja) Scsiバス制御方法
US6330246B1 (en) Method and system for switching SCSI devices utilizing an analog multiplexor
EP1118942B1 (en) Method of and system for managing reselection on a scsi bus
EP0860767A2 (en) Disk control apparatus
JP2636451B2 (ja) 外部記憶装置制御システム
JPH06149728A (ja) I/oバス拡張装置およびその制御方法
JPH08234916A (ja) Scsi情報処理システムのデータバックアップ方法
JPS5920128B2 (ja) 入出力制御装置