JPH071050B2 - タイミングベルト - Google Patents

タイミングベルト

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JPH071050B2
JPH071050B2 JP2270577A JP27057790A JPH071050B2 JP H071050 B2 JPH071050 B2 JP H071050B2 JP 2270577 A JP2270577 A JP 2270577A JP 27057790 A JP27057790 A JP 27057790A JP H071050 B2 JPH071050 B2 JP H071050B2
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JP
Japan
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shaped body
belt
band
timing belt
peripheral surface
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JP2270577A
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JPH04151047A (ja
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義隆 細谷
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Morito Co Ltd
Original Assignee
Morito Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主として自動車内のカーテンなどの開閉手段
に用いるタイミングベルトに関するものである。
(従来の技術) 一般に使用されているタイミングベルトは、合成ゴムで
帯状体およびその帯状体の一面に並ぶ歯体を一体成形し
たものであり、負荷の大きさなどでその柔軟性、剛性を
選択した材料が用いられる。
(発明が解決しようとする課題) このため、低負荷で小型化を主体に開発されたカーテン
などの開閉手段に、上記タイミングベルトを使用しよう
とすると、次の問題が起る。すなわち、上記タイミング
ベルトにかかるピニオンの径を可及的に小さくしようと
すると、これに追随できるように上記タイミングベルト
の可撓性を高めなければならないが、このためにはタイ
ミングベルトを軟質の合成ゴムで作らなければならな
い。この場合には、ピニオンに噛み合う歯体が変形、損
傷され易く、スムーズな開閉動作が得がたい。また、ベ
ルトの伸びが大きくなり、充分な張り(テンション)を
維持できない。
(発明の目的) 本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、タイミ
ングベルトにかかるピニオンの径を可及的に小さくでき
て、しかも伸びの少ない、スペース効率が良く動力の伝
達が正確なタイミングベルトを提供しようとするもので
ある。
(課題を解決するための手段) このため、本発明のタイミングベルトでは、図示の実施
例において明示しているように、全体として小径に折り
曲げうる可撓性に富む材料よりなる帯状体1の外周面
に、これを囲むようにして別材料よりなる硬質合成樹脂
成形体よりなる駒2を個々に所定間隔をあけて帯状体の
外周面に密着した状態で成形固着してなり、少なくとも
上記帯状体1の一方の面に並ぶ駒2の部分を歯体2Aとし
て構成していることを特徴としている。
上記の帯状体1は、薄手の織布によれ形成させることが
でき、その外周に硬質合成樹脂の成形体よりなる駒2を
個々に所定間隔をあけて密着した状態で直接成形固着さ
せて上記のタイミングベルトを形成させることができ
る。
(作用) したがって、帯状体1が駒2とは別体であり且つ駒2の
間隔内に帯状体1が表出されるため、十分な可撓性を有
し且つ伸びの少ない材料を選択出来、ピニオンの径も可
及的に小径として、正確な動力伝達を行なわせることが
できる。また、帯状体1を薄手の織布により形成するこ
とにより、駒2の成形材料が織布内に入り込みその密着
固定が確実となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して具体的に説明
する。図において、符号1はナイロン繊維などの合成樹
脂繊維を用いて編組された織布で構成された帯状体であ
り、該帯状体1に対しては、これを囲むようにして硬質
合成樹脂の成形体よりなる駒2が、個々に所定間隔をあ
けて成形固着してある。上記駒2は、上記帯状体1の一
方の面に並ぶ部分を山形の歯体2Aとしており、そこに
は、ピニオンなどの歯体が噛み合い、係合できるように
なっている。
このような構成では、上記帯状体1に対して駒2を成形
固着する時、駒2側の合成樹脂が上記帯状体1の編み目
部分に深く入り込む。このため、駒2と帯状体1とが異
質の材料であるにも拘らず、確実な結合がなされる。し
かも、合成樹脂の硬化に際して、収縮が起ると、駒2は
上記帯状体1を強く抱き込む形となり、一層、結合状態
が確実かつ強固になる。
なお、この実施例では帯状体1の一面においてのみ、上
記駒2に歯体2Aを形成しているが、そのタイミングベル
トの使用態様によっては、その反対面にも歯体を形成し
てもよいことは勿論である。
(発明の効果) 本発明に係るタイミングベルトは、以上詳述したよう
に、全体として小径に折り曲げうる可撓性に富む材料よ
りなる帯状体1の外周面に、これを囲むようにして別材
料よりなる硬質合成樹脂成形体の駒2を個々に所定間隔
をあけて帯状体1の外周面と密着した状態で成形固着し
たので、帯状体1が駒2とは別体であり且つ駒2の間隔
内に帯状体1が表出されるため、帯状体1として十分な
可撓性を有し且つ伸びの少ない材料を選択出来、ピニオ
ンの径も可及的に小径として、正確な動力伝達を行なわ
せることができる。従って、小径ピニオンとの噛合が可
能で、これを使用したカーテンなどの開閉手段における
スペース効率を向上でき、また充分なテンションがかけ
られ、伝達トルクも大きくでき正確な動力の伝達ができ
るなどの効果が得られる。
また、帯状体1を薄手の織布により形成することによ
り、駒2の成形材料が織布内に入り込みその密着固定が
確実となり、一層正確な動力の伝達ができ信頼性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は同縦
断側面図である。 1……帯状体、2……駒、2A……歯体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体として小径に折り曲げうる可撓性に富
    む材料よりなる帯状体の外周面に、これを囲むようにし
    て別材料よりなる硬質合成樹脂成形体よりなる駒を個々
    に所定間隔をあけて帯状体の外周面に密着した状態で成
    形固着してなり、少なくとも上記帯状体の一方の面に並
    ぶ駒の部分を歯体として構成していることを特徴とする
    タイミングベルト。
  2. 【請求項2】全体として小径に折り曲げうる可撓性に富
    む薄手の織布よりなる帯状体の外周面に、これを囲むよ
    うにして別材料よりなる硬質合成樹脂成形体よりなる駒
    を個々に所定間隔をあけて帯状体の外周面に密着した状
    態で直接成形固着してなり、少なくとも上記帯状体の一
    方の面に並ぶ駒の部分を歯体として構成していることを
    特徴とするタイミングベルト。
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