JPH07104686A - 情報媒体喚起装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掲示者が特にアピールしたい特定の情報を簡
単に人目を引くように促すことができること。また電気
量がかからないこと。さらに、持ち運びが容易であるこ
と。 【構成】 内部に所定間隔を有して複数個の発光体が設
けられ、かつ、情報表示物に固定される情報媒体の側に
貼着することができる情報媒体喚起部材と、この情報媒
体喚起部材の外側に設けられ、かつ、太陽電池、該太陽
電池と電気的に接続する充電式電池及び該充電式電池を
電源とし前記発光体を継続して点滅させる発光体制御装
置を有する収納ケースとから成る情報媒体喚起装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は学校、役所、病院、駅、
会社、スーパー、マンションその他情報伝達あるいは情
報掲示をしばじは行っている所で使用される情報媒体喚
起装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、学校、役所、病院、駅、会社、ス
ーパーなどの場所で情報を伝達する場合は、いわゆる板
の一側面にフエルトを貼着した掲示板や、このような掲
示板を枠体内に適宜に入れた掲示ボックスが一般的に使
用されている。

【０００３】しかしながら、このような掲示板は比較的
多数の情報を伝達することができると言う利点があるも
のの、掲示者が特にアピールしたい特定の情報を人目を
引くように掲示することができず、また所望する箇所に
手軽に掲示することができないと言う欠点がある。

【０００４】一方、屋外掲示板の一種として、広告文
字、掲示文字、お店の名などの情報を表示する表示部の
周囲に複数個の点滅ランプを点滅させるタイプのいわゆ
る広告具がある。

【０００５】しかしながら、この広告具は人目を引くこ
とができると言うものの、ほとんどがコードを介して家
庭用電源に接続されており、また構造的にも簡単に持ち
運びすることができないタイプが多い。

【０００６】そこで現在、学校、役所、病院、駅、会
社、スーパーなどの場所で平面的な被貼着面を有する情
報表示物に使用し、特定の情報を人目を引くことができ
るよう喚起を促すことができ、また家庭用の電源を必要
せず、さらに、持ち運びが容易である情報媒体喚起装置
の出現が要望されている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の要望に鑑み、掲示者が特にアピールしたい特定の
情報を人目を引くように喚起させることができ、また有
料電源を必要とせず、さらに、持ち運びが容易である情
報媒体喚起装置を得ることである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の情報媒体喚起装
置は、内部に所定間隔を有して複数個の発光体が設けら
れ、かつ、情報表示物に固定される情報媒体の側に貼着
することができる情報媒体喚起部材と、この情報媒体喚
起部材の外側に設けられ、かつ、太陽電池、該太陽電池
と電気的に接続する充電式電池及び該充電式電池を電源
とし前記発光体を継続して点滅させる発光体制御装置を
有する収納ケースとから成る。

【０００９】上記の場合、情報媒体喚起部材は、平面的
な被貼着面を有する情報表示物に、コ字型状あるいはＬ
型状あるいはまた無端状に貼着されても良い。

【００１０】

【作用】平面的な被貼着面を有する情報表示物に情報媒
体喚起部材を環状的に貼着する。この場合情報媒体喚起
部材が、複数本の長尺発光片と、複数個のソケットとか
ら成る実施例に於いては、望ましくはソケットを介して
長尺発光片をコ字型状又は環状的に連結する。そして、
情報媒体喚起部材の中に情報媒体を位置付け、情報媒体
を情報表示物に適宜に固定する。

【００１１】しかる後に、スイッチを入れる。そうする
と、日中太陽光線を受けた太陽電池を介して電気を充電
した電池からの駆動電力により、発光体制御装置が作動
し、該発光体制御装置からの出力信号によって発光体が
交互あるいは連鎖的に点滅する。そして、この点滅はス
イッチをオフするまで続く。

【００１２】

【実施例】以下、図面に示す一実施例の情報媒体喚起装
置Ｘを詳細に説明する。

【００１３】図１ないし図６に於いて、まず１は内部に
所定間隔を有して複数個の発光体２が設けられ、かつ、
曲面あるいは平面的な被貼着面５０を有する情報表示物
５１に固定される情報媒体５２の側に貼着することがで
きる情報媒体喚起部材である。発光体２の一例として
は、小型のＬＥＤランプが用いられ、各々適宜に結線さ
れている。

【００１４】情報媒体喚起部材１は、情報媒体５２の側
又は周囲に直線状、Ｌ型状、コ字型状、環状、無端状に
それぞれ配設される。情報媒体喚起部材１は、望ましく
はコ字型状又は環状に配設した方が情報媒体５２をアピ
ールすることができるので、本実施例では、複数本の長
尺発光片３と、これらの長尺発光片を環状的に連結する
複数個のソケット４とから成る。

【００１５】しかして、前記長尺発光片３は、図５で示
すように合成樹脂製のベースフイルム５と、このベース
フイルム５にプリントされた導電接続プリント配線６
ａ、６ｂに接続された複数個の発光体２と、これらの発
光体２を被覆する合成樹脂製の保護フイルム７とから成
る。ベースフイルム５及び保護フイルム７は、本実施例
では透明であるが、これらのフイルムの色彩や模様は用
途、使用場所等を考慮して適宜になし得る。

【００１６】しかして、長尺発光片３の両端部３ａ、３
ｂの導電接続プリント配線６ａ、６ｂは、後述するソケ
ットを介して各長尺発光片３がそれぞれ電気的に接続が
可能なように露出している。またベースフイルム５の裏
面には接着層８を介して剥離紙９が取り付けられてい
る。

【００１７】なお、情報表示物５１としては、例えばウ
インドー、掲示板、建物の壁面、垂れ幕、ロールスクリ
ーンなどを列挙することができる。又情報媒体５２とし
ては新商品の広告や伝達文を印刷した印刷物、写真、手
書き文、絵、複写物などを列挙することができる。

【００１８】次に１０は情報媒体喚起部材１の外側に直
接または間接的に、本実施例では電気コード１１を介し
て設けられ、かつ、内部に太陽電池１２、該太陽電池と
電気的に接続する充電式電池１３及び該充電式電池を電
源とし発光体２を継続して点滅させる発光体制御装置１
４を有する収納ケースである。この収納ケース１０は例
えば図１で示すように情報表示物５１の上部又は下部に
固定的に取り付けられるが、建物の壁面など適宜箇所に
取り付けても良い。

【００１９】しかして、発光体制御装置１４はＣＰＵを
有し、プリント基板１５上に構成されている。そして、
プリント基板１５には収納ケース１０の透明シート部か
ら突出あるいは露出し、かつ、発光体制御装置１４の回
路をオン、オフすることができるスライド式または押釦
式のスイッチ１６が取り付けられている。

【００２０】また収納ケースの１０の透明シ−ト部１０
ａに内装された太陽電池１２は、本実施例では透明シ−
ト部１０ａに内装されているが、設計如何によっては透
明シ−ト部に切欠部を形成し、直接太陽光線を受けるこ
とができるように切欠部から露出させても良い。

【００２１】さらに、前記充電式電池１３は、透明シー
ト部１０ａに内装された端子を有する支持枠または電池
ボックス１７に支持されている。そして、電池１３を交
換することができるように電池ボックス１７をカバーす
る部位には、例えばオスホック、メスホックなどの止め
具１８を有する開閉部１９が形成されている。

【００２２】上気構成に於いては、例えば複数個のソケ
ット４を介して各長尺発光片３を環状的に組み立てて連
結する。次に各長尺発光片３の剥離紙９を剥がし、図１
で示すように曲面あるいは平面的な被貼着面５０を有す
る情報表示物５１に情報媒体喚起部材１を環状的に貼着
する。また収納ケース１０を壁面等適宜箇所に取り付け
る。次に情報媒体喚起部材１の中に情報媒体５２を位置
付け、かつ、情報媒体５２を情報表示物５１に適宜に固
定する。

【００２３】しかる後に、スイッチ１６を入れる。そう
すると、日中太陽光線を受けた太陽電池１２を介して電
気を充電した電池１３からの駆動電力により、発光体制
御装置１４が作動し、該発光体制御装置１４からの出力
信号によって発光体２が交互あるいは連鎖的に点滅す
る。そして、この点滅はスイッチ１６をオフするまで続
く。

【００２４】なお、上記実施例に於いては、情報媒体喚
起部材１は、曲面あるいは平面的な被貼着面５０を有す
る情報表示物５１に環状的に配設されることについて説
明したが、情報媒体喚起部材１を構成する各長尺発光片
３を無端状に連結して貼着しても良い。

【００２５】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に於いては次に列挙するような効果がある。 （１）複数個の発光体を有する情報媒体喚起部材を情報
表示物に固定される情報媒体の側に貼着することができ
るので、掲示者が特にアピールしたい特定の情報を人目
を引くように促すことができる。 （２）太陽電池、充電式電池を使用しているので、経費
がかからない。 （３）所望する情報媒体を簡単にアピールすることがで
きる。 （４）手軽に持ち運びし、かつ、色々な情報表示物に簡
単に使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１ないし図５】本発明の一実施例を示す各概略説明
図。

【図６】本発明の一実施例の概略的な電気回路図。

【符号の説明】

１…情報媒体喚起部材、 ２…発光体、 ３…長尺発光片、 ４…ソケット、 ５…ベースフイルム、 ７…保護フイルム、 １０…収納ケース、 １２…太陽電池、 １３…電池、 １４…発光体制御装置。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部に所定間隔を有して複数個の発光体
   が設けられ、かつ、情報表示物に固定される情報媒体の
   側に貼着することができる情報媒体喚起部材と、この情
   報媒体喚起部材の外側に設けられ、かつ、太陽電池、該
   太陽電池と電気的に接続する充電式電池及び該充電式電
   池を電源とし前記発光体を継続して点滅させる発光体制
   御装置を有する収納ケースとから成る情報媒体喚起装
   置。
2. 【請求項２】 請求項１に於いて、情報媒体喚起部材
   は、平面的な被貼着面を有する情報表示物に貼着される
   複数本の長尺発光片と、これらの長尺発光片をコ字型状
   または環状的に連結した複数個のソケットとから成り、
   前記長尺発光片は合成樹脂製のベースフイルムと、この
   ベースフイルムにプリントされた導電接続プリント配線
   に接続された複数個の発光体と、これらの発光体を被覆
   する合成樹脂製の保護フイルムとから成ることを特徴と
   する情報媒体喚起装置。
3. 【請求項３】 内部に所定間隔を有して複数個の発光体
   が設けられ、かつ、被貼着面を有する情報表示物に無端
   状に貼着することができる情報媒体喚起部材と、この情
   報媒体喚起部材の外側に設けられ、かつ、太陽電池、該
   太陽電池と電気的に接続する充電式電池及び該充電式電
   池を電源とし前記発光体を継続して点滅させる発光体制
   御装置を有する収納ケースとから成る情報媒体喚起装
   置。