JPH0710337A - 帯状体の繰出し装置 - Google Patents

帯状体の繰出し装置

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JPH0710337A
JPH0710337A JP17624793A JP17624793A JPH0710337A JP H0710337 A JPH0710337 A JP H0710337A JP 17624793 A JP17624793 A JP 17624793A JP 17624793 A JP17624793 A JP 17624793A JP H0710337 A JPH0710337 A JP H0710337A
Authority
JP
Japan
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shaped body
strip
feeding
pulley
belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP17624793A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Nakazawa
潤一 中澤
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J C C ENG KK
JCC ENG KK
Original Assignee
J C C ENG KK
JCC ENG KK
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Publication date
Application filed by J C C ENG KK, JCC ENG KK filed Critical J C C ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯状体が過剰に繰り出されて帯状体の張力が
弱くなったとき、プーリに制動力を作用させて帯状体の
繰出し量を制限し、帯状体の繰出し量が予め決められた
適性量以下のときには帯状体の繰り出しを許容するよう
にした簡単な機構で帯状体の繰出しを最適に制御できる
ようにする。 【構成】 ロール状に巻かれた帯状体と共に回転するプ
ーリに制動力を作用させる弾性部材を配設し、該弾性部
材の作動を繰り出された帯状体の張力によって揺動する
繰出しアームに装着された制御機構で制御するようにし
た構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯状体の繰出し装置に
係り、特に繰り出された帯状体の張力を検出し、該帯状
体が過剰に繰り出されて帯状体の張力が弱くなるとプー
リに制動力を作用させて帯状体の繰出し量を制限し、帯
状体の繰出し量が予め決められた適性量以下のときには
帯状体の繰り出しを許容するようにして簡単な機構によ
って帯状体の繰出しを最適に制御できるようにした帯状
体の繰出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】帯状体の繰出し装置としては、上下方向
に移動可能なガイドローラにロール状に巻かれた帯状体
から繰り出された帯状体を巻き掛けて、ガイドローラの
自重によって帯状体に一定荷重の負荷を付与し、該自重
により繰り出すようにした帯状体の繰出し装置が知られ
ている。
【0003】しかし従来の帯状体の繰出し装置は、単に
帯状体を繰り出すだけの機能を有するものであり、帯状
体の繰出し量を最適状態に制御するためには、該帯状体
の繰出し量をセンサによって常に検出しながら繰り出し
て必要量の帯状体が繰り出されると該帯状体に制動力を
作用させて一時的に帯状体の繰り出しを停止させるもの
であった。
【0004】上記した繰出し制御を行うためには、セン
サとしては少なくともロータリエンコーダを必要とし、
このロータリエンコーダは繰出し装置ごとに必要である
から、コンデンサ素子の巻取り装置のように、1台の装
置で多くの繰出し装置を有するものでは相当多くのロー
タリエンコーダが必要となり、また各センサからの信号
を受けて繰出しを制御する制御装置には少なくともマイ
クロコンピュータが必要とされるため、制御装置は必然
的に複雑化し、帯状体の繰出し装置が大型となり、製品
コストが高くつくという欠点があった。
【0005】更に帯状体の繰出し量を及び繰出し速度を
該帯状体の特性に合わせて最適に制御することが困難で
あり、例えば電解コンデンサに使用される厚さ数μmの
極薄のアルミ箔の繰出しにおいては、繰出しが安定せ
ず、巻取りが不揃いとなったり、アルミ箔が切断されて
作業効率が低下したり、或いは製品としての電解コンデ
ンサの特性が安定しない等の問題ががあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、ロール状に巻かれた帯状体と共に
回転するプーリに制動力を作用させる弾性部材を配設
し、該弾性部材の作動を繰出しアームに装着された制御
機構で制御することにより、簡単な装置で帯状体の繰出
し量を制御できるようにすることであり、またこれによ
って帯状体の繰出し装置を安価に製作できるようにし、
例えばコンデンサの素子巻取り装置の製品コストを低減
させることである。
【0007】また他の目的は、上記構成により帯状体の
繰出し量を常に適性量に制御できるようにすることであ
り、またこれによって極薄の帯状体を安定して繰り出す
ことができるようにして帯状体の切断を防止し、また安
定した巻取りを行わせて均一な性能の電解コンデンサ等
の電子部品を安価に製造できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】要するに本発明は、ロー
ル状に巻かれた帯状体が装着され前記帯状体が繰り出さ
れるとき該帯状体と共に回転するプーリと、該プーリに
巻き掛けられて配設され緊張したとき前記プーリに制動
力を作用させる弾性部材と、前記繰り出された帯状体が
巻き掛けられたガイドローラが回動自在に装着され常に
前記ロール状に巻かれた帯状体から離脱する方向に付勢
された繰出しアームと、該繰出しアームに装着され前記
帯状体が過剰に繰り出されたとき前記弾性部材を緊張さ
せて前記プーリに制動力を作用させると共に前記帯状体
の繰出し量が予め決められた適性量以下のときに前記弾
性部材の緊張を解除して前記帯状体の繰出しを許容する
制御機構とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図1から図3において、本発明に係る帯状体の繰
出し装置1は、プーリ2と、弾性部材3と、繰出しアー
ム4と、制御機構5とを備えている。
【0010】プーリ2は、ロール状に巻かれた帯状体9
に制動力を付与するためのものであって、基台6に回動
自在に配設された回転軸8に固定されており、該回転軸
8と共に回動するようになっている。
【0011】回転軸8の一端には雄ねじ8aが形成され
てプーリ2の側方に突出し、該回転軸8にロール状に巻
かれた帯状体9の芯を挿通させて装着し、ナット10を
雄ねじ8aに螺合させてロール状に巻かれた帯状体9を
側方から押圧して回転軸8に固定し、プーリ2、回転軸
8及びロール状に巻かれた帯状体9を一体となし、矢印
A方向に回転させて帯状体9を繰り出すようになってい
る。
【0012】弾性部材3は、プーリ2に制動力を作用さ
せるためのものであって、例えば皮革等の材料によりベ
ルト状に製作されており、僅かな隙間を儲けた状態でプ
ーリ2に巻き掛けて配設されている。
【0013】弾性部材3の両端3aには保持部材11,
12がねじ13によって夫々固定されており、保持部材
11の一端は軸14によって基台6に矢印B又はC方向
に回動自在に配設された揺動腕15の一端15aに設け
られたピン16に嵌合している。
【0014】また保持部材12の一端には、揺動腕15
の一端15aに係合する引張ばね18が固定され、揺動
腕15を矢印B又はC方向に揺動させることによって弾
性部材3を矢印D又はE方向に引っ張り、該弾性部材3
を緊張させ、或いは該緊張を緩めてプーリ2に制動力を
付与し、又は該制動力を解除するように構成されてい
る。
【0015】繰出しアーム4は、ロール状に巻かれた帯
状体9を繰り出すためのものであって、軸19により基
台6に回動自在に配設され、一方の腕4aの先端には、
表面に綾目状のスリット20aが形成された直径26m
mのガイドローラ20が回動自在に装着され、他の腕4
bの先端には、基台6に固定された流体圧シリンダ21
のピストンロッド22が連結されている。
【0016】流体圧シリンダ21に接続されたチューブ
23には一定圧力の圧縮流体を供給する圧力流体源(図
示せず)が接続されていて、ピストンロッド22を圧縮
流体の圧力によって決まる一定の力で常に矢印F方向に
付勢している。
【0017】そして回転軸8に装着されたロール状に巻
かれた帯状体9をガイドローラ20に巻き掛けて折り返
し、帯状体9を矢印G方向に繰り出すようになってい
る。
【0018】制御機構5は、プーリ2に作用させる制動
力を制御して帯状体9の繰出し量を制御するためのもの
であって、カム24が繰出しアーム4と一体的に形成さ
れ、該カム24に揺動腕15の他の一端15bに回動自
在に設けられたローラ25が当接している。
【0019】そして繰出しアーム4が矢印H方向に回動
すると、カム24がローラ25を押圧し、揺動腕15を
矢印B方向に回動させ、保持部材11を矢印D方向に移
動させて弾性部材3を緊張させ、プーリ2に強く巻き掛
けて該プーリ2に制動力を付与し、また繰出しアーム4
が矢印I方向に回動すると、カム24が揺動腕15の矢
印C方向への揺動を許容して弾性部材3の緊張を解除し
てプーリ2を自由に回転させるようになっている。
【0020】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図1から図3におい
て、ロール状の帯状体9の中心穴を回転軸8に挿通して
装着し、ナット10を雄ねじ8aに螺合させてロール状
に巻かれた帯状体9を側方から押圧して回転軸8に固定
する。そして帯状体9を手動によって引き出し、ガイド
ローラ20に巻き掛けて矢印G方向に折り返し、所定の
部位に装着する。
【0021】ここで製造する電子部品が電解コンデンサ
である場合は、帯状体9は電解コンデンサの素材である
アルミニウム箔又は紙等であり、該アルミニウム箔等が
供給される装置は電解コンデンサ素子の巻取り装置(図
示せず)等である。
【0022】そして装着された帯状体9に最適な張力を
付与するように圧力を調節して圧力流体源(図示せず)
から圧縮流体を流体圧シリンダ21に供給して準備作業
を終了する。
【0023】流体圧シリンダ21に圧縮流体が供給され
るとピストンロッド22は、圧力によって決まる一定の
力で矢印F方向に引き込まれて繰出しアーム4を矢印H
方向に回動させる。
【0024】ここで電解コンデンサ素子の巻取り装置等
を作動させて帯状体9を矢印G方向に引っ張ると、帯状
体9の張力がガイドローラ20を介して繰出しアーム4
に作用し、該繰出しアーム4を流体圧シリンダ21の力
に抗して矢印I方向に回動させる。
【0025】ここで帯状体9に作用する張力は、流体圧
シリンダ21に供給されている圧縮流体の圧力によって
決まり、また繰出しアーム4が回動しても常に一定であ
るので、安定した張力を付与することができ、更に圧縮
流体の圧力を調節することで装着された帯状体9に最適
の張力を容易に与えることができる。
【0026】繰出しアーム4が矢印G方向に引っ張られ
る帯状体9の張力によって矢印I方向に回動すると、揺
動腕15がカム24の形状に沿って矢印C方向に回動
し、保持部材11,12を矢印E方向に移動させて弾性
部材3の緊張を解除し、プーリ2の制動力を解除する。
【0027】そしてロール状の帯状体9が矢印A方向に
回転して帯状体9を繰り出し、ガイドローラ20で折り
返されて矢印G方向に供給されるが、ガイドローラ20
の表面には綾目状のスリット20aが形成されているの
で、高速で帯状体9が供給されても該帯状体9とガイド
ローラ20の間の空気は綾目状のスリット20aを通っ
てガイドローラ20の側方に排出され、帯状体9は常に
ガイドローラ20の表面に密着した状態で案内されなが
ら供給されて該ガイドローラ20上でドリフトを起こす
ことなく安定して供給することができる。
【0028】巻取り装置の巻取りが終了すると、帯状体
9の矢印G方向への供給は必要なくなるが、ロール状の
帯状体9は慣性力によって矢印A方向に回転を続け、帯
状体9を供給し続ける。
【0029】上記した帯状体9の過剰供給により帯状体
9の張力が弱まると、繰出しアーム4は流体圧シリンダ
21の矢印F方向の力によって矢印H方向に回動し、カ
ム24がローラ25を押圧し、揺動腕15を矢印B方向
に回動させ、保持部材11を矢印D方向に移動させて弾
性部材3を緊張させ、プーリ2に強く巻き掛けて該プー
リ2に制動力を付与してロール状の帯状体9の回転を停
止させ、帯状体9の供給を止める。
【0030】帯状体9の矢印G方向への供給に応じて、
繰出しアーム4が矢印H又はI方向に揺動して制御機構
5を作動させ、帯状体9の張力を自動的に一定に保つの
で帯状体9には過剰の張力が作用して切断されることは
なく、また過剰に供給され過ぎて帯状体9が弛むことな
く安定して供給される。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上記のようにロール状に巻か
れた帯状体と共に回転するプーリに制動力を作用させる
弾性部材を配設し、該弾性部材の作動を繰出しアームに
装着された制御機構で制御するようにしたので、簡単な
装置で帯状体の繰出し量を制御でき、またこの結果帯状
体の繰出し装置を安価に製作でき、例えばコンデンサの
素子巻取り装置の製品コストを低減させることができる
効果がある。
【0032】また上記構成により帯状体の繰出し量を常
に適性量に制御できる効果があり、またこの結果極薄の
帯状体を安定して繰り出すことができるため、帯状体の
切断を防止し、また安定した巻取りを行わせて均一な性
能の電解コンデンサ等の電子部品を安価に製造できると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯状体の繰出し装置の斜視図である。
【図2】帯状体の繰出し装置の正面図である。
【図3】図2のIII−III矢視縦断面図である。
【符号の説明】
1 帯状体の繰出し装置 2 プーリ 3 弾性部材 4 繰出しアーム 5 制御機構 9 帯状体 20 ガイドローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻かれた帯状体が装着され前
    記帯状体が繰り出されるとき該帯状体と共に回転するプ
    ーリと、該プーリに巻き掛けられて配設され緊張したと
    き前記プーリに制動力を作用させる弾性部材と、前記繰
    り出された帯状体が巻き掛けられたガイドローラが回動
    自在に装着され常に前記ロール状に巻かれた帯状体から
    離脱する方向に付勢された繰出しアームと、該繰出しア
    ームに装着され前記帯状体が過剰に繰り出されたとき前
    記弾性部材を緊張させて前記プーリに制動力を作用させ
    ると共に前記帯状体の繰出し量が予め決められた適性量
    以下のときに前記弾性部材の緊張を解除して前記帯状体
    の繰出しを許容する制御機構とを備えたことを特徴とす
    る帯状体の繰出し装置。
JP17624793A 1993-06-23 1993-06-23 帯状体の繰出し装置 Pending JPH0710337A (ja)

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JPH0710337A true JPH0710337A (ja) 1995-01-13

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