JPH0710294Y2 - 骨材のアルカリ反応早期判定試験容器 - Google Patents

骨材のアルカリ反応早期判定試験容器

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JPH0710294Y2
JPH0710294Y2 JP9500587U JP9500587U JPH0710294Y2 JP H0710294 Y2 JPH0710294 Y2 JP H0710294Y2 JP 9500587 U JP9500587 U JP 9500587U JP 9500587 U JP9500587 U JP 9500587U JP H0710294 Y2 JPH0710294 Y2 JP H0710294Y2
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JP
Japan
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container
aggregate
alkaline reaction
temperature
test
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JP9500587U
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JPS6453U (ja
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博 田村
茂 松村
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Marui Co Ltd
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Marui Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、モルタルやコンクリート建造物等を構成する
骨材がアルカリ反応を惹起するかどうかを事前に判定試
料を用いて早期に試験する為の試験容器に関する。
〈従来の技術〉 従来、モルタルやコンクリート建造物に使用される骨材
がアルカリ反応を惹起するか否かを判定する手段には、
化学的方法(ASTM-C-289)とモルタルバー法(C-277)
とが現在公認の手段として規格化されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記前者従来例の化学的方法の場合には2日間
で試験結果が得られ、試験に要する期間が非常に短期で
ある反面、試験条件が頗る厳しく、従って得られた試験
結果にばらつきを生じて信頼度が低くなる難点があっ
た。
又、後者従来例のモルタルバー法によるものは試験結果
の信頼度は高いものゝ試験に要する期間が非常に長く3
ケ月乃至6ケ月間を必要とし、実用性が著しく乏しいも
のであった。
そこで本考案は上記各試験機の欠点に対処し短期でしか
も信頼度が高く、取扱い操作の簡便な試験容器を提供し
ようとするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 供試体を収納するようにした密閉圧力容器の中央部に水
の噴出管を立設すると共に該容器の周側上部に溢水管を
設け、該容器内底部に発熱体を設けて、容器内の水を所
定温度に制御するようにしてなる。
〈作用〉 容器は、密閉されることにより、湯水を介して内部の雰
囲気温度を一定に保つように作用し、容器の中央部に立
設された冷水噴出管は、冷水を噴出することにより、そ
の周囲に配置された供試体を均等かつ急速に冷却するよ
うに作用する。また容器の上部周側等角位置に設けられ
た複数の溢水管は、上記冷却に用いられた水を順次外部
に排出し、冷却水の滞留による冷却むらを防止するよう
に作用する。
〈実施例〉 以下本考案について図面に示す実施例により、詳細に説
明すると上面が気密に密閉されるようにした圧力容器1
の中央部に噴水管2を立設し、該噴水管2の周側には三
方上下に亘って噴出孔3,3…列を穿設すると共に該容器
1の周側上部即ち上記噴水管2の上端位置と略同高位置
に溢水管5,5,5を前記噴出孔3,3…と対向する放射線上に
対設する。
そして、該容器1内の底部に電気ヒータ或はスチームヒ
ータなどの発熱体4を定設して、内部に所定形状,寸法
の供試体a,a,aを、溢水管5,5,5と噴出孔3,3,3とを結ぶ
放射線上に定置するようにしてなる。
尚、上記においては噴出孔3,3…と溢水管5,5,5とを三方
に設けた場合を例示したが、これに限定するものではな
く、四方或はそれ以上でも良く供試体a,a…の大きさ
と、容器1の大きさとの関係から収納個数を設定するも
のとする。又、図例では容器1が断熱構造でない場合を
示したが、温度制御の効率を良くする為に断熱構造とす
ることを妨げない。
次に供試体のアルカリ反応判定の為の操作について述べ
ると、先ず使用予定の骨材即ち砂利を用いてセメントで
所定の形状,大きさにモールディングし、供試体a,a…
を形成する。
次にこれを容器1内の所定位置に定置した後、その下側
の位置まで内部に給水し、容器1の上面を蓋体6で気密
に密閉する。そして発熱体4に電気あるいはスチームな
どの熱源を供給し、内部の温度を40℃まで上昇させ、こ
の状態を30分間保持する。この時、溢水管5と接続され
た図示しないオーバーフローバルブは、開放されている
こととする。
次にこのオーバーフローバルブを閉じ、容器1を密閉し
た状態で、更に上述した発熱体4で容器1内の水を加熱
し、容器1内の温度を120℃まで上昇させる。なおこの
時、容器1の内部圧力は2.0245kg/cm2まで上昇するの
で、容器1はこれに耐えるだけの耐圧構造を有している
こととする。
そしてこの状態を2時間保った後、給水弁並びにオーバ
ーフローバルブを開放し、冷却用の水を供給することに
より、約30分かけて容器1内の温度を初期状態の40℃に
戻す。この時、冷却用の水は第2図に示すように中央の
噴水管2から周囲の溢水管5へと流れ、供試体a,a…の
表面を均一な状態で冷却するものである。
このようにして容器1内に収納された各供試体a,a…
は、第3図に示した温度制御プログラムに従って所定温
度、時間の熱処理がなされ、このことにより、供試体の
骨材中に含まれたシリカ質成分とセメントとのアルカリ
化学反応が、均一な条件下で短時間に惹起されるもので
ある。
〈考案の効果〉 本考案は上述のように構成され、冷却時に中央から放射
状に冷水が湧出し矢印(第1図)のように供試体を囲ん
で水流を生じるので容器内の総べてが平均的に温度変化
が進行し、容器内に浸漬した各供試体に同じ温度の影響
を与えることができ、結果のばらつきを防止することが
できる。
又、本考案の最も特徴的な結果は、通常試験結果を得る
のに長期間を要していたものが、非常に短時間即ち3時
間で結果が得られると云うことであり、実用性が著しく
向上するなど多くの優れた効果を有する考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の平面図、 第2図は、本考案縦断面図、 第3図は、温度のプログラム制御を示すグラフである。 1……容器、2……噴水管 3……噴出孔、4…発熱体 5……溢水管、6……蓋体、a…供試体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が蓋体で気密に密閉されるようにした
    容器の中央部に、多数の噴出孔を側面に穿設した噴水管
    を立設すると共に、該容器の上部周側等角位置に複数個
    の溢水管を定設し、該容器の底部には発熱体を取付けて
    なり、上記噴水管の周囲に所定間隙を有して配置された
    複数個の供試体を容器内の湯水を介して温度制御するよ
    うにしたことを特徴とする骨材のアルカリ反応早期判定
    試験容器。
JP9500587U 1987-06-19 1987-06-19 骨材のアルカリ反応早期判定試験容器 Expired - Lifetime JPH0710294Y2 (ja)

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JPS6453U JPS6453U (ja) 1989-01-05
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