JPH07102913B2 - 積み重ねられているシート状材料の引降し装置 - Google Patents
積み重ねられているシート状材料の引降し装置Info
- Publication number
- JPH07102913B2 JPH07102913B2 JP62258581A JP25858187A JPH07102913B2 JP H07102913 B2 JPH07102913 B2 JP H07102913B2 JP 62258581 A JP62258581 A JP 62258581A JP 25858187 A JP25858187 A JP 25858187A JP H07102913 B2 JPH07102913 B2 JP H07102913B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、積み重ねられているシート状材料を下側のも
のから1枚づつ所定位置迄引降す装置に関するものであ
る。
のから1枚づつ所定位置迄引降す装置に関するものであ
る。
例えは、被包装物(C)を箱詰めするに当っては、マガ
ジン(D)などに積み重ねられている展開状態のシート
状材料(A0)〔第11図〕を吸着装置(B′)で1枚づつ
引降してこの間にガイド部材(1),(2)などの助け
を借りて第12図に示すように側面略L字状に折曲し、そ
の窪みに側方から被包装物(C)を押し込んだ後これを
前方へ送り出し、それ以降の一連の折曲作業により第13
図、第14図の状態を経て最終的に箱とする方法が採られ
ている。
ジン(D)などに積み重ねられている展開状態のシート
状材料(A0)〔第11図〕を吸着装置(B′)で1枚づつ
引降してこの間にガイド部材(1),(2)などの助け
を借りて第12図に示すように側面略L字状に折曲し、そ
の窪みに側方から被包装物(C)を押し込んだ後これを
前方へ送り出し、それ以降の一連の折曲作業により第13
図、第14図の状態を経て最終的に箱とする方法が採られ
ている。
このような場合に用いられる吸着装置(B′)は、実開
昭62−60323号公報にも見られるように軸(b′)を中
心としてレバー(b)が第15図と第17図との間で単に回
動するのみである。
昭62−60323号公報にも見られるように軸(b′)を中
心としてレバー(b)が第15図と第17図との間で単に回
動するのみである。
従来のこの吸着装置(B′)を用いた場合には、第16図
に示すようにシート状材料(A0)が引降された(A1)の
位置にある間はこれが吸着装置(B′)の帰還の邪魔に
なり次のシート状材料(A0)を取りに行くことができ
ず、成形途中の材料(A1)が第17図に示すように次の一
連の折曲工程へ送り込まれて初めて元の位置に戻すこと
ができる。従って、その間吸着装置(B′)は一旦休止
の状態にあり、それだけ作業能率が低下する。もし、材
料(A1)が引降されたその位置にあっても吸着装置が次
のシート状材料(A0)を取りに行く動作を行い得るなら
ば、その能率は大幅にアップするであろう。
に示すようにシート状材料(A0)が引降された(A1)の
位置にある間はこれが吸着装置(B′)の帰還の邪魔に
なり次のシート状材料(A0)を取りに行くことができ
ず、成形途中の材料(A1)が第17図に示すように次の一
連の折曲工程へ送り込まれて初めて元の位置に戻すこと
ができる。従って、その間吸着装置(B′)は一旦休止
の状態にあり、それだけ作業能率が低下する。もし、材
料(A1)が引降されたその位置にあっても吸着装置が次
のシート状材料(A0)を取りに行く動作を行い得るなら
ば、その能率は大幅にアップするであろう。
また、従来の吸着装置(B′)のように軸(b′)を中
心とする円弧運動を描きながらシート状材料(A0)を単
に引降すだけでは、それより上のシート状材料(A0)が
一緒にくっついてくる場合がある。この同時取りは上記
折曲作業を機械により自動的に行う場合トラブルとな
り、機械を一旦停止させなければならない。従って、シ
ート状材料(A0)を引降すための吸着装置はこのような
ことのないものであることが望ましい。
心とする円弧運動を描きながらシート状材料(A0)を単
に引降すだけでは、それより上のシート状材料(A0)が
一緒にくっついてくる場合がある。この同時取りは上記
折曲作業を機械により自動的に行う場合トラブルとな
り、機械を一旦停止させなければならない。従って、シ
ート状材料(A0)を引降すための吸着装置はこのような
ことのないものであることが望ましい。
本発明は、このような従来の欠点を解消するとともに、
きわめて能率的でかつ確実性のあるものとすることを目
的とする。
きわめて能率的でかつ確実性のあるものとすることを目
的とする。
これらの目的を達成するために、本発明では吸盤(3)
を有するレバー(4)に2本のリンク(5),(6)の
先端を前後の異なる位置で枢着し、後側のリンク(6)
の基端は1本の軸(7)に枢着する一方、前側のリンク
(5)の基端は前記軸(7)に一端を枢着したリンク
(8)の先側に枢着して1つのリンク機構を構成し、こ
のリンク機構によって吸盤(3)を有するレバー(4)
を前後及び上下させるために軸(7)に枢着されている
2本のリンク(6),(8)にカムフォロア(6′),
(8′)を取付け、各カムフォロア(6′),(8′)
を2枚の板カム(9),(10)の一連の溝(9a),(10
a)に1個ごと嵌入したものである。
を有するレバー(4)に2本のリンク(5),(6)の
先端を前後の異なる位置で枢着し、後側のリンク(6)
の基端は1本の軸(7)に枢着する一方、前側のリンク
(5)の基端は前記軸(7)に一端を枢着したリンク
(8)の先側に枢着して1つのリンク機構を構成し、こ
のリンク機構によって吸盤(3)を有するレバー(4)
を前後及び上下させるために軸(7)に枢着されている
2本のリンク(6),(8)にカムフォロア(6′),
(8′)を取付け、各カムフォロア(6′),(8′)
を2枚の板カム(9),(10)の一連の溝(9a),(10
a)に1個ごと嵌入したものである。
本発明においてシート状材料(A0)は吸着装置(B)に
より1枚づつ引降されるが、この場合に用いる吸着装置
(B)は従来の吸着装置(B′)がシート状材料(A0)
を単に引降す場合の円弧運動をする以外に以下に示すよ
うな独特の動きをする。即ち、マガジン(D)などの中
に積み重ねられているシート状材料(A0)を下側のもの
から1枚づつ引降すに当って、1つのリンク機構を構成
する3本のリンク(5),(6),(8)のうち2本の
リンク(6),(8)に取付けられているカムフォロア
(6′),(8′)が2枚の板カム(9),(10)の回
転により両板カム(9),(10)に形成されている一連
の溝(9a),(10a)内でその係合位置を変え、それに
よって吸盤(3)を有するレバー(4)が先ず第4図に
示すようにマガジン(D)などの中に積み重ねられてい
るシート状材料(A0)の最も下側のものをわずかに引降
し、次いでこれを第5図に示すようにその上に位置する
次のシート状材料(A0)にこすり付けるように動かしな
がら引降して行く。すると、その間にガイド部材
(1),(2)などによりシート状材料(A0)は第6図
に示すように側面略L字状に折曲せしめられる。
より1枚づつ引降されるが、この場合に用いる吸着装置
(B)は従来の吸着装置(B′)がシート状材料(A0)
を単に引降す場合の円弧運動をする以外に以下に示すよ
うな独特の動きをする。即ち、マガジン(D)などの中
に積み重ねられているシート状材料(A0)を下側のもの
から1枚づつ引降すに当って、1つのリンク機構を構成
する3本のリンク(5),(6),(8)のうち2本の
リンク(6),(8)に取付けられているカムフォロア
(6′),(8′)が2枚の板カム(9),(10)の回
転により両板カム(9),(10)に形成されている一連
の溝(9a),(10a)内でその係合位置を変え、それに
よって吸盤(3)を有するレバー(4)が先ず第4図に
示すようにマガジン(D)などの中に積み重ねられてい
るシート状材料(A0)の最も下側のものをわずかに引降
し、次いでこれを第5図に示すようにその上に位置する
次のシート状材料(A0)にこすり付けるように動かしな
がら引降して行く。すると、その間にガイド部材
(1),(2)などによりシート状材料(A0)は第6図
に示すように側面略L字状に折曲せしめられる。
この瞬間、吸着装置(B)の吸引力が解かれるととも
に、上記2つの板カム(9),(10)の一連の溝(9
a),(10a)内におけるカムフォロア(6′),
(8′)の係合位置の変化による2本のリンク(6),
(8)ともう1本のリンク(5)の複合的動きにより吸
盤(3)を有するレバー(4)、即ち吸着装置(B)は
第7図に示すようにわずかに降下せしめられ、次いで第
8図に示すように後退する。その後退位置とは、第9図
に示すように吸着装置(B)が上昇して次のシート状材
料(A0)を採りに行くに際し、搬送路(E)上にある成
形途中の材料(A1)と干渉(衝突)しない位置であり、
ここまで後退せしめられた吸着装置(B)は搬送路
(E)上に成形途中の材料(A1)があってもこれに関係
なく次のシート状材料(A0)を採りに行くことができ
る。
に、上記2つの板カム(9),(10)の一連の溝(9
a),(10a)内におけるカムフォロア(6′),
(8′)の係合位置の変化による2本のリンク(6),
(8)ともう1本のリンク(5)の複合的動きにより吸
盤(3)を有するレバー(4)、即ち吸着装置(B)は
第7図に示すようにわずかに降下せしめられ、次いで第
8図に示すように後退する。その後退位置とは、第9図
に示すように吸着装置(B)が上昇して次のシート状材
料(A0)を採りに行くに際し、搬送路(E)上にある成
形途中の材料(A1)と干渉(衝突)しない位置であり、
ここまで後退せしめられた吸着装置(B)は搬送路
(E)上に成形途中の材料(A1)があってもこれに関係
なく次のシート状材料(A0)を採りに行くことができ
る。
本発明における吸着装置(B)はこのように独特の動き
をするものであるから、該吸着装置(B)により引降さ
れた材料(A1)が次の一連の折曲工程へ送り込まれる前
の引降されたその位置にあっても、吸着装置(B)は直
ちに次のシート状材料(A0)を採りに行くことができる
ので、それだけ作業能率が向上する。また、吸着装置
(B)により吸着せしめられているシート状材料(A0)
はその上に位置する次のシート状材料(A0)にこすり付
けるように動かされるから、それより上のシート状材料
(A0)が一緒にくっついてくることがない。
をするものであるから、該吸着装置(B)により引降さ
れた材料(A1)が次の一連の折曲工程へ送り込まれる前
の引降されたその位置にあっても、吸着装置(B)は直
ちに次のシート状材料(A0)を採りに行くことができる
ので、それだけ作業能率が向上する。また、吸着装置
(B)により吸着せしめられているシート状材料(A0)
はその上に位置する次のシート状材料(A0)にこすり付
けるように動かされるから、それより上のシート状材料
(A0)が一緒にくっついてくることがない。
次に、本発明の実施例を添付の図面に基いて説明する。
本発明において用いられる吸着装置(B)は従来の吸着
装置(B′)のように軸(b′)を中心として回動して
シートジ状材料(A0)を引降す場合の円弧運動をする以
外に以下に示すような独特の動きをする。この独特の動
作を行わしめるため、実施例においては第1図に示すよ
うに吸盤(3)を有するレバー(4)の基部(4a)に2
本のリンク(5),(6)の先端を前後の異なる位置で
枢着し、後側のリンク(6)の基端は水平状の1本の軸
(7)に枢着する一方、前側のリンク(5)の基端は上
記軸(7)に一端を枢着したリンク(8)の先側に枢着
して1つのリンク機構を構成する。そして、このリンク
機構によって吸盤(3)を有するレバー(4)を前後及
び上下させるために軸(7)に枢着されている2本のリ
ンク(6),(8)にカムフォロア(6′),(8′)
を取付け、各カムフォロア(6′),(8′)を同心状
に配置された2枚の板カム(9),(10)の一連の溝
(9a),(10a)に1個ごと嵌入する〔第2図、第3
図〕。なお、実施例においては、2本の板カム(9),
(10)が共通する1本の軸(11)に取付けてあり、1本
の軸(11)の常時回転により両板カム(9),(10)が
同一方向に回転するようにしてある。もっとも、両カム
(9),(10)はそれぞれ別個の軸に取付けてもよい。
装置(B′)のように軸(b′)を中心として回動して
シートジ状材料(A0)を引降す場合の円弧運動をする以
外に以下に示すような独特の動きをする。この独特の動
作を行わしめるため、実施例においては第1図に示すよ
うに吸盤(3)を有するレバー(4)の基部(4a)に2
本のリンク(5),(6)の先端を前後の異なる位置で
枢着し、後側のリンク(6)の基端は水平状の1本の軸
(7)に枢着する一方、前側のリンク(5)の基端は上
記軸(7)に一端を枢着したリンク(8)の先側に枢着
して1つのリンク機構を構成する。そして、このリンク
機構によって吸盤(3)を有するレバー(4)を前後及
び上下させるために軸(7)に枢着されている2本のリ
ンク(6),(8)にカムフォロア(6′),(8′)
を取付け、各カムフォロア(6′),(8′)を同心状
に配置された2枚の板カム(9),(10)の一連の溝
(9a),(10a)に1個ごと嵌入する〔第2図、第3
図〕。なお、実施例においては、2本の板カム(9),
(10)が共通する1本の軸(11)に取付けてあり、1本
の軸(11)の常時回転により両板カム(9),(10)が
同一方向に回転するようにしてある。もっとも、両カム
(9),(10)はそれぞれ別個の軸に取付けてもよい。
しかして、1本の軸(11)に取付けられた板カム
(9),(10)に形成する一連の溝(9a),(10a)の
形を適宜設計しておくと、1つのリンク機構を構成する
3本のリンク(5),(6),(8)のうち1本の軸
(7)に枢着されている2本のリンク(6),(8)の
カムフォロア(6′),(8′)が2枚の板カム
(9),(10)の回転により各板カム(9),(10)に
形成されている一連の溝(9a),(10a)内でその係合
位置を変え、それによって吸盤(3)を有するレバー
(4)がマガジン(D)中に積み重ねられているシート
状材料(A0)を1枚づつ引降すに当って先ず第4図に示
すように最も下側のシート状材料(A0)をわずかに引降
し、次いでこれを第5図に示すようにその上に位置する
次のシート状材料(A0)にこすり付けるように動かしな
がら引降して行く。すると、その間に上述したガイド部
材(1),(2)によりシート状材料(A0)は第6図に
示すように側面略L字状に折曲せしめられるとともに、
これが搬送路(E)上に置かれる。
(9),(10)に形成する一連の溝(9a),(10a)の
形を適宜設計しておくと、1つのリンク機構を構成する
3本のリンク(5),(6),(8)のうち1本の軸
(7)に枢着されている2本のリンク(6),(8)の
カムフォロア(6′),(8′)が2枚の板カム
(9),(10)の回転により各板カム(9),(10)に
形成されている一連の溝(9a),(10a)内でその係合
位置を変え、それによって吸盤(3)を有するレバー
(4)がマガジン(D)中に積み重ねられているシート
状材料(A0)を1枚づつ引降すに当って先ず第4図に示
すように最も下側のシート状材料(A0)をわずかに引降
し、次いでこれを第5図に示すようにその上に位置する
次のシート状材料(A0)にこすり付けるように動かしな
がら引降して行く。すると、その間に上述したガイド部
材(1),(2)によりシート状材料(A0)は第6図に
示すように側面略L字状に折曲せしめられるとともに、
これが搬送路(E)上に置かれる。
この瞬間、吸着装置(B)の吸盤(3)の吸引力が解か
れるとともに、上記2つの板カム(9),(10)の一連
の溝(9a),(10a)内におけるカムフォロア
(6′),(8′)の係合位置の変化による2本のリン
ク(6),(8)ともう1本のリンク(5)の複合的動
きにより、吸盤(3)を有するレバー(4)は第7図に
示すようにわずかに降下せしめられ、次いで第8図に示
すように後退する。その後退位置とは、第9図に示すよ
うに吸盤(3)を有するレバー(4)が上昇して次のシ
ート状材料(A0)を取りに行くに際し、搬送路(E)上
にある成形途中の材料(A1)と干渉(衝突)しない位置
であり、ここまで後退せしめられたレバー(4)は搬送
路(E)上に成形途中の材料(A1)があってもこれに関
係なく次のシート状材料(A0)を取りに行くことができ
る。
れるとともに、上記2つの板カム(9),(10)の一連
の溝(9a),(10a)内におけるカムフォロア
(6′),(8′)の係合位置の変化による2本のリン
ク(6),(8)ともう1本のリンク(5)の複合的動
きにより、吸盤(3)を有するレバー(4)は第7図に
示すようにわずかに降下せしめられ、次いで第8図に示
すように後退する。その後退位置とは、第9図に示すよ
うに吸盤(3)を有するレバー(4)が上昇して次のシ
ート状材料(A0)を取りに行くに際し、搬送路(E)上
にある成形途中の材料(A1)と干渉(衝突)しない位置
であり、ここまで後退せしめられたレバー(4)は搬送
路(E)上に成形途中の材料(A1)があってもこれに関
係なく次のシート状材料(A0)を取りに行くことができ
る。
本発明においては、このような独特の動きをする吸着装
置(B)を用いて積み重ねられているシート状材料
(A0)を引降すから、吸着装置(B)により側面略L字
状に折曲された成形途中の材料(A1)が次の一連の折曲
工程へ送り込まれる前の引降されたその位置にあって
も、吸着装置(B)は直ちに次のシート状材料(A0)を
取りに行くことができ、それだけ作業能率が向上する。
置(B)を用いて積み重ねられているシート状材料
(A0)を引降すから、吸着装置(B)により側面略L字
状に折曲された成形途中の材料(A1)が次の一連の折曲
工程へ送り込まれる前の引降されたその位置にあって
も、吸着装置(B)は直ちに次のシート状材料(A0)を
取りに行くことができ、それだけ作業能率が向上する。
また、本発明における吸着装置(B)を用いた場合に
は、マガジン(D)内に積み重ねられているシート状材
料(A0)の最も下側のものをわずかに引降した後、これ
をその上に位置する次のシート状材料(A0)にこすり付
けるように動かしながら引降すから、シート状材料
(A0)が2枚以上同時に取り出されるのを防止すること
ができる。
は、マガジン(D)内に積み重ねられているシート状材
料(A0)の最も下側のものをわずかに引降した後、これ
をその上に位置する次のシート状材料(A0)にこすり付
けるように動かしながら引降すから、シート状材料
(A0)が2枚以上同時に取り出されるのを防止すること
ができる。
第10図に示す装置においては、吸着装置(B)の引降し
により側面略L字状に折曲された成形途中の材料(A1)
の窪みにその側方から被包装物(C)を押し込むと同時
に、これをフィーダープッシャー(F)によりそれ以降
の一連の折曲工程へ、即ち第10図の右側へ送り込まれる
ようになっている。そして、第13図の(A2)の状態を経
た後接着剤塗布装置により左右にある前後2枚の内フラ
ップ(a1),(a1)、(a2),(a2)に接着剤が塗布さ
れ、この内フラップ(a1),(a1)、(a2),(a2)に
向けて左右にある上下2枚の外フラップ(a3),
(a3)、(a4),(a4)を第14図に示すように徐々に折
曲しながらこれに押し付けるようにしてあるが、これら
の機構はすでに公知であるから詳しい説明は省略する。
により側面略L字状に折曲された成形途中の材料(A1)
の窪みにその側方から被包装物(C)を押し込むと同時
に、これをフィーダープッシャー(F)によりそれ以降
の一連の折曲工程へ、即ち第10図の右側へ送り込まれる
ようになっている。そして、第13図の(A2)の状態を経
た後接着剤塗布装置により左右にある前後2枚の内フラ
ップ(a1),(a1)、(a2),(a2)に接着剤が塗布さ
れ、この内フラップ(a1),(a1)、(a2),(a2)に
向けて左右にある上下2枚の外フラップ(a3),
(a3)、(a4),(a4)を第14図に示すように徐々に折
曲しながらこれに押し付けるようにしてあるが、これら
の機構はすでに公知であるから詳しい説明は省略する。
なお、実施例に示すフィーダープッシャー(F)は、第
10図に示すように搬送路(E)の前後方向に摺動させ得
る摺動ブロック(12)と該摺動ブロック(12)に対して
上下動させ得る取付ブロック(13)とからなり、摺動ブ
ロック(12)は搬送路(E)の前後方向に配置した前後
動可能のタイミングベルト(14)に定着し、取付ブロッ
ク(13)は水平状の下に上下動させ得る作動レール(1
5)に係合させてある。従って、タイミングベルト(1
4)を第10図の右側へ走行させると、取付ブロック(1
3)とともに摺動ブロック(12)が第10図の右側へ摺動
し、被包装物(C)装填後の材料(A1)をその後の一連
の折曲工程への送り込むことができる。そこで、作動レ
ール(15)を水平状の下に下動させると摺動ブロック
(12)に対して取付ブロック(13)が下がるから、今迄
搬送路(E)から突き出ていたフィーダープッシャー
(F)は搬送路(E)下に潜り込み、タイミングベルト
(14)の逆行によりそのまま後退する。そして、作動レ
ール(15)を水平状の下に元の高さ迄上動させると、フ
ィーダープッシャー(F)は元の始動位置へ戻る。フィ
ーダープッシャー(F)にこのような動作を行わしめる
のは、フィーダープッシャー(F)が搬送路(E)から
突き出たまま後退する従来の場合に比べて展開状態のシ
ート状材料(A0)の一連の折曲作業能率を大幅に向上さ
せるためである。
10図に示すように搬送路(E)の前後方向に摺動させ得
る摺動ブロック(12)と該摺動ブロック(12)に対して
上下動させ得る取付ブロック(13)とからなり、摺動ブ
ロック(12)は搬送路(E)の前後方向に配置した前後
動可能のタイミングベルト(14)に定着し、取付ブロッ
ク(13)は水平状の下に上下動させ得る作動レール(1
5)に係合させてある。従って、タイミングベルト(1
4)を第10図の右側へ走行させると、取付ブロック(1
3)とともに摺動ブロック(12)が第10図の右側へ摺動
し、被包装物(C)装填後の材料(A1)をその後の一連
の折曲工程への送り込むことができる。そこで、作動レ
ール(15)を水平状の下に下動させると摺動ブロック
(12)に対して取付ブロック(13)が下がるから、今迄
搬送路(E)から突き出ていたフィーダープッシャー
(F)は搬送路(E)下に潜り込み、タイミングベルト
(14)の逆行によりそのまま後退する。そして、作動レ
ール(15)を水平状の下に元の高さ迄上動させると、フ
ィーダープッシャー(F)は元の始動位置へ戻る。フィ
ーダープッシャー(F)にこのような動作を行わしめる
のは、フィーダープッシャー(F)が搬送路(E)から
突き出たまま後退する従来の場合に比べて展開状態のシ
ート状材料(A0)の一連の折曲作業能率を大幅に向上さ
せるためである。
本発明の装置を用いて展開されたシート状材料(A0)の
引降作業を行えば、積み重ねられているシート状材料
(A0)のうち吸着装置(B)により引降された材料
(A1)がたとえ引降されたその位置にあっても、次のシ
ート状材料(A0)を取りに行くことができるので、その
作業能率が大幅に向上し、展開状態の1枚のシート状材
料(A0)の一連の折曲作業能率が大幅に向上する。
引降作業を行えば、積み重ねられているシート状材料
(A0)のうち吸着装置(B)により引降された材料
(A1)がたとえ引降されたその位置にあっても、次のシ
ート状材料(A0)を取りに行くことができるので、その
作業能率が大幅に向上し、展開状態の1枚のシート状材
料(A0)の一連の折曲作業能率が大幅に向上する。
また、積み重ねられているシート状材料(A0)を下側の
ものから取出すに当り、2枚以上同時に取出されるのを
防止することができる。
ものから取出すに当り、2枚以上同時に取出されるのを
防止することができる。
添付図面の第1図ないし第14図は、本発明の実施例を示
すもので、 第1図は、本発明によるシート状材料の引降し装置のみ
の正面図 第2図,第3図は、シート状材料を吸着する吸着装置に
独特の動きを行わしめるためのリンク機構と板カムとの
係合状態を示す拡大側面図で、第2図は吸着装置の後側
リンクと板カムとの係合状態を、第3図は吸着装置の前
側のリンクに連結されているリンクと板カムとの係合状
態をそれぞれ示す、 第4図ないし第9図は、本発明によるシート状材料の引
降し装置における吸着装置の動きを段階を追って説明す
るための正面図、 第10図は、本発明によるシート状材料の引降し装置を用
いた箱成形装置全体の立面図、 第11図は、シート状材料の一例を示す斜視図、 第12図,第13図,第14図は、このシート状材料の折曲状
況を工程順に示す斜視図、 第15図,第16図,第17図は、一点を中心として回動する
従来の引降装置におけるシート状材料の引降し状況を工
程順に示す正面図、 である。 (A0)……シート状材料、(A1)……側面略L字状に折
曲された材料、(B)……吸着装置、(3)……吸盤、
(4)……レバー、(5),(6),(8)……リン
ク、(7)……軸、(6′),(8′)……カムフォロ
ア、(9),(10)……板カム、(9a),(10a)……
溝。
すもので、 第1図は、本発明によるシート状材料の引降し装置のみ
の正面図 第2図,第3図は、シート状材料を吸着する吸着装置に
独特の動きを行わしめるためのリンク機構と板カムとの
係合状態を示す拡大側面図で、第2図は吸着装置の後側
リンクと板カムとの係合状態を、第3図は吸着装置の前
側のリンクに連結されているリンクと板カムとの係合状
態をそれぞれ示す、 第4図ないし第9図は、本発明によるシート状材料の引
降し装置における吸着装置の動きを段階を追って説明す
るための正面図、 第10図は、本発明によるシート状材料の引降し装置を用
いた箱成形装置全体の立面図、 第11図は、シート状材料の一例を示す斜視図、 第12図,第13図,第14図は、このシート状材料の折曲状
況を工程順に示す斜視図、 第15図,第16図,第17図は、一点を中心として回動する
従来の引降装置におけるシート状材料の引降し状況を工
程順に示す正面図、 である。 (A0)……シート状材料、(A1)……側面略L字状に折
曲された材料、(B)……吸着装置、(3)……吸盤、
(4)……レバー、(5),(6),(8)……リン
ク、(7)……軸、(6′),(8′)……カムフォロ
ア、(9),(10)……板カム、(9a),(10a)……
溝。
Claims (1)
- 【請求項1】多数積み重ねられているシート状材料
(A0)を下側のものから引降すためのものであって、吸
盤(3)を有するレバー(4)に2本のリンク(5),
(6)の先端を前後の異なる位置で枢着し、後側のリン
ク(6)の基端は1本の軸(7)に枢着する一方、前側
のリンク(5)の基端は前記軸(7)に一端を枢着した
リンク(8)の先側に枢着して1つのリンク機構を構成
し、このリンク機構によってレバー(4)を前後動及び
上下させるために2本のリンク(6),(8)にカムフ
ォロア(6′),(8′)を取付け、各カムフォロア
(6′),(8′)を2枚の板カム(9),(10)の一
連の溝(9a),(10a)に1個ごと嵌入したことを特徴
とする積み重ねられているシート状材料の引降し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62258581A JPH07102913B2 (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 | 積み重ねられているシート状材料の引降し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62258581A JPH07102913B2 (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 | 積み重ねられているシート状材料の引降し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01104531A JPH01104531A (ja) | 1989-04-21 |
JPH07102913B2 true JPH07102913B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=17322242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62258581A Expired - Lifetime JPH07102913B2 (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 | 積み重ねられているシート状材料の引降し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07102913B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010116184A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Nihon Tetra Pak Kk | シート状包装材料で被包した方形状包装物の切断開封装置 |
JP2010116196A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Nihon Tetra Pak Kk | シート状包装材料で被包した方形状包装物の切断開封装置 |
JP2010116202A (ja) * | 2008-11-15 | 2010-05-27 | Nihon Tetra Pak Kk | シート状包装材料で被包した方形状包装物の切断開封装置 |
CN104443551B (zh) * | 2014-11-28 | 2016-08-17 | 江苏万乐自动化装备有限公司 | 双层塑料薄膜包装袋自动打开装置 |
JP7307316B2 (ja) * | 2019-03-27 | 2023-07-12 | 澁谷工業株式会社 | ブランクシートの取出し装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634005Y2 (ja) * | 1975-06-30 | 1981-08-12 |
-
1987
- 1987-10-13 JP JP62258581A patent/JPH07102913B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01104531A (ja) | 1989-04-21 |
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