JPH0710285B2 - 粉末消火設備の試験装置 - Google Patents

粉末消火設備の試験装置

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JPH0710285B2
JPH0710285B2 JP17177986A JP17177986A JPH0710285B2 JP H0710285 B2 JPH0710285 B2 JP H0710285B2 JP 17177986 A JP17177986 A JP 17177986A JP 17177986 A JP17177986 A JP 17177986A JP H0710285 B2 JPH0710285 B2 JP H0710285B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、粉末消火設備の試験装置に関するものであ
る。
〔従来技術〕
大量の、例えば1000kgの粉末消火剤を貯蔵容器に貯わえ
ておき、火災時に、高圧の窒素(N2)ガスなどの圧力気
体を貯蔵容器に供給し、この圧力気体の作用によって粉
末消火剤を消火対象物、例えば石油基地やLNG基地など
のパイプラインのバルブ部や配管ピットなどに沿って設
置した固定放出ヘッドあるいはターレットノズルなどの
旋回式放出ヘッドより放出するようにした粉末消火設備
が知られている。
〔従来技術の問題点〕
ところで、このような粉末消火設備では、定期的に試験
が行なわれているが、その内容は、貯蔵容器内の粉末消
火剤を放出するためのボンベ内に貯えられている圧力気
体が所定圧以上あるか否か、圧力制御弁や各種制御弁な
どが正常に動くか否かのいわゆる機能検査であって、粉
末消火剤を貯蔵容器から実際に圧力気体によって放出さ
せる実放射試験は行なわれていなかった。
これは、粉末消火剤を放出すると、放出した粉末消火剤
によって周囲環境を汚染してしまうとともに、粉末消火
剤の回収ならびに消火対象物や周囲のクリーニング作業
が非常に面倒である問題によるものであった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記の点にかんがみ、周囲に汚染させること
なく粉末消火剤を実放射試験できる粉末消火設備の試験
装置を目的とするもので、粉末消火剤回収部と、粉末消
火剤貯蔵容器より圧力気体の作用によって放出ヘッドに
向け放出された粉末消火剤を放出ヘッドまたは放出ヘッ
ドに至る管路の途中より上記粉末消火剤回収部に導く導
入部とよりなり、上記粉末消火剤回収部は、上記導入部
によって導かれた粉末消火剤と圧力気体とを分離すると
ともに分離された圧力気体を外部へ排出する分離部と、
この分離部で分離された粉末消火剤を貯える回収容器と
を有することを特徴とするものである。
〔作用〕
この試験装置は、粉末消火設備を試験する際に、導入部
の先端を粉末消火剤貯蔵容器より放出ヘッドに至る消火
剤放出管の途中、または放出ヘッドに接続することによ
り、粉末貯蔵容器より圧力気体によって搬送放出される
粉末消火剤は、放出ヘッドから消火対象物などに放出散
布されることなく、粉末消火剤回収部の分離部に導か
れ、この分離部でろ過フィルタなどによって粉末消火剤
と圧力気体とを分離して圧力気体は外部に排出し、粉末
消火剤を回収容器に貯えて回収するものである。
〔実施例〕
以下、この発明の粉末消火設備の試験装置について、第
1図,第2図に示す1実施例により説明する。
1は粉末消火剤の貯蔵容器、2は圧力気体供給源である
高圧窒素(N2)ガスボンベ、3は圧力気体供給管、4は
供給管3の途中に設けられた電磁弁41や圧力調整弁42な
どの弁装置、5はパイプラインの配管ピットなどの消火
対象物(図示せず)に沿って設けられた粉末消火剤の放
出ヘッド、6は消火剤放出管、7は放出管6の途中に設
けられ貯蔵容器1内の圧力が所定圧になると開弁する放
出制御弁である。
11は放出管6の途中にあらかじめ設けられた、または試
験時に取り付けられる3方切換弁、12は試験時に3方切
換弁11に接続される導入管で、この3方切換弁11と導入
管12とが試験装置の導入部を構成する。
13は試験装置の消火剤回収部で、14はフレーム、15はフ
レーム14上に設けられた荷重変換器であるロードセル、
16はロードセル15に載置された粉末消火剤の回収容器、
17は回収容器16上に設けられ導入管12の末端が接続され
る消火剤の導入室、18は導入室17上に設けられた分離
室、19は分離室18内に開口部が導入室17に臨んで設けら
れた例えば木綿布製の袋状のろ過フィルタ、20は圧力気
体排出孔で、導入室17,分離室18,フィルタ19と圧力気体
排出孔20が分離手段を構成している。
21は試験時に放出ヘッド5ならびに放出管6に代る負荷
発生手段としてのオリフィス、22はロードセル15の出力
を記録する記録針である。
次に、動作について説明する。
試験を行なう際、この試験装置を例えばトラックの荷台
に据付けて粉末消火設備の貯蔵容器1の近傍まで運び、
導入管12の先端を3方切換弁11に接続し、この3方切換
弁11を放出ヘッド5側から試験装置側に切り換える。ま
た、オリフィス21を消火剤放出管の6の残余の長さなら
びに放出ヘッド5の抵抗分に相当するものをセットす
る。
次に、電磁弁41を動作させてボンベ2より高圧のN2ガス
を貯蔵容器1に供給する。容器1内の圧力が所定圧に達
すると放出制御弁7が開弁し、容器1内の粉末消火剤は
N2ガスの圧力の作用によって放出管6に放出される。
この貯蔵容器1より放出された粉末消火剤は、3方切換
弁11より導入管12とオリフィス21を通り、消火剤導入室
17に流入する。この導入室17に流入したN2ガスによって
搬送された粉末消火剤は分離室18に入り、ろ過フィルタ
19によって粉末消火剤とN2ガスとが分離される。つまり
N2ガスはフィルタ19を通って排気孔20より外部に排出さ
れ、粉末消火剤とN2ガスとが分離される。この分離され
た粉末消火剤は自重によって落下し、回収容器16に貯え
られる。
この粉末消火剤の放出状態、つまり粉末消火剤の消火剤
回収部13への流入状態はロードセル15によって検出され
て電気信号に変換され、記録計22に記録される。
そして、この記録によりN2ガスの供給開始から粉末消火
剤の放出開始、ならびにその後の粉末消火剤の放出量の
変化を知ることができる。
なお、上記実施例において、ロードセル(荷重変換器)
15を省略するようにしてもよい。この場合には、N2ガス
などの圧力気体を貯蔵容器1に所定時間、例えば30秒間
供給して粉末消火剤を放出させ、消火剤回収部13で回収
された粉末消火剤が所定重量あるか否かを計量するよう
にすればよい。また、消火剤放出管6の途中に3方切換
弁11を取り付けず、導入管12の先端にフランジあるいは
ねじ部などを設け、導入管12の先端を消火剤放出管6に
直接接続するようにしてもよく、導入管12の先端に放出
ヘッド5の放出口に密着する例えば漏斗状の接続具を取
り付け、この接続具を放出ヘッド5の放出口に密着固定
させるようにしてもよい。
また、負荷発生手段として、オリフィス21の代わりに可
変絞り弁などを用いてもよく、また径の異なる複数の導
入管12を用いるようにしてもよい。
〔効果〕
この発明によれば、消火剤貯蔵容器に貯蔵された粉末消
火剤を圧力気体によって放出でき、しかもその際に粉末
消火剤によって周囲環境を汚染することなく、また放出
した粉末消火剤を直ちに回収することができる、粉末消
火設備の試験装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による粉末消火設備の試験装置の1実
施例の系統図、第2図は粉末消火剤回収部の1実施例の
断面図である。 1……粉末消火剤貯蔵容器、2……圧力気体供給源、5
……放出ヘッド、6……消火剤放出管、11……3方切換
弁、12……導入管、13……粉末消火剤回収部、15……荷
重変換器、16……回収容器、17……消火剤導入室、18…
…分離室、19……フィルタ、20……排出孔、21……負荷
発生手段。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉末消火剤回収部と、粉末消火剤貯蔵容器
    より圧力気体の作用によって放出ヘッドに向け放出され
    た粉末消火剤を放出ヘッドまたは放出ヘッドに至る管路
    の途中より上記粉末消火剤回収部に導く導入部とよりな
    り、上記粉末消火剤回収部は、上記導入部によって導か
    れた粉末消火剤と圧力気体とを分離するとともに分離さ
    れた圧力気体を外部へ排出する分離部と、上記分離部で
    分離された粉末消火剤を貯える回収容器とを有すること
    を特徴とする粉末消火設備の試験装置。
  2. 【請求項2】分離部は、導入部が接続される粉末消火剤
    導入室と、上記導入室に連通しフィルタとこのフィルタ
    によって分離された圧力気体の排出孔とが設けられた分
    離室とからなる特許請求の範囲第1項記載の粉末消火設
    備の試験装置。
  3. 【請求項3】回収容器上に分離部の導入室が設けられ、
    上記導入室上にフィルタと排出孔を備えた分離部の分離
    室が設けられてなる特許請求の範囲第1項または第2項
    記載の粉末消火設備の試験装置。
  4. 【請求項4】回収容器は荷重変換器に載置されているも
    のである特許請求の範囲第1項または第3項記載の粉末
    消火設備の試験装置。
  5. 【請求項5】導入部は、導入管と、上記導入管の先端部
    分を粉末消火設備の消火剤放出管もしくは放出ヘッドに
    接続するための接続手段と、負荷発生手段とからなる特
    許請求の範囲第1項記載の粉末消火設備の試験装置。
  6. 【請求項6】接続手段は、導入管の先端に設けられたフ
    ランジあるいはねじ部である特許請求の範囲第5項記載
    の粉末消火設備の試験装置。
  7. 【請求項7】接続手段は3方切換弁である特許請求の範
    囲第5項記載の粉末消火設備の試験装置。
  8. 【請求項8】接続手段は、放出ヘッドの放出口に密着接
    続される接続具である特許請求の範囲第5項記載の粉末
    消火設備の試験装置。
  9. 【請求項9】負荷発生手段はオリフィスである特許請求
    の範囲第5項記載の粉末消火設備の試験装置。
  10. 【請求項10】負荷発生手段は可変絞り弁である特許請
    求の範囲第5項記載の粉末消火設備の試験装置。
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