JPH07102515A - 人工芝生及びその施工方法 - Google Patents
人工芝生及びその施工方法Info
- Publication number
- JPH07102515A JPH07102515A JP25321293A JP25321293A JPH07102515A JP H07102515 A JPH07102515 A JP H07102515A JP 25321293 A JP25321293 A JP 25321293A JP 25321293 A JP25321293 A JP 25321293A JP H07102515 A JPH07102515 A JP H07102515A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- artificial lawn
- rubber
- lawn
- bodies
- grass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 基布上に芝状パイルが形成された人工生本体
の下に、三次元的に交絡し全体がマット状をなす線条体
が敷設され、該線条体の空隙内に多数の弾性体小片が充
填されている。 【効果】 軟質の接触感を有した平坦な人工芝生を容易
に施工することができる。
の下に、三次元的に交絡し全体がマット状をなす線条体
が敷設され、該線条体の空隙内に多数の弾性体小片が充
填されている。 【効果】 軟質の接触感を有した平坦な人工芝生を容易
に施工することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、人工芝生及びその施工
方法に関する。
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術及びその問題点】近年、テニス、野球、サ
ッカー、ラグビー等のスポーツを行うコート又はグラン
ドに人工芝生が多用されている。従来、人工芝生は、歩
行、走行、跳躍等による接地時の接触感を砂地上の天然
芝生に近い軟質なものにするため、コンクリート、アス
ファルト等の表面に下地マットとしてゴム板等を敷設
し、基布にパイルを植設した人工芝生本体を該ゴム板上
に敷設し、さらにある程度の剛性付与等の必要に応じて
砂層を基布上に形成するというようにして多くの場合施
工していた。しかし、このようなゴム板を使用する方法
において、地表面に凹凸（不陸）が存する場合、施設さ
れた人工芝生表面にも地表面の形状に伴って凹凸が生じ
る。そこでパテ等により凹部を埋め地表面を平らにしな
ければならなかった。また、地表面が平らであってもゴ
ム板の厚さにバラツキがあるとそれに伴ってゴム板の継
目に凹凸が生じるので、ゴム板の厚さ精度を高くしなけ
ればならなかった。これらにより、人工芝生の施工には
多大の手間を要していた。
ッカー、ラグビー等のスポーツを行うコート又はグラン
ドに人工芝生が多用されている。従来、人工芝生は、歩
行、走行、跳躍等による接地時の接触感を砂地上の天然
芝生に近い軟質なものにするため、コンクリート、アス
ファルト等の表面に下地マットとしてゴム板等を敷設
し、基布にパイルを植設した人工芝生本体を該ゴム板上
に敷設し、さらにある程度の剛性付与等の必要に応じて
砂層を基布上に形成するというようにして多くの場合施
工していた。しかし、このようなゴム板を使用する方法
において、地表面に凹凸（不陸）が存する場合、施設さ
れた人工芝生表面にも地表面の形状に伴って凹凸が生じ
る。そこでパテ等により凹部を埋め地表面を平らにしな
ければならなかった。また、地表面が平らであってもゴ
ム板の厚さにバラツキがあるとそれに伴ってゴム板の継
目に凹凸が生じるので、ゴム板の厚さ精度を高くしなけ
ればならなかった。これらにより、人工芝生の施工には
多大の手間を要していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来
技術の問題点を解決し、天然芝生に近い軟質な接触感が
あり、しかも施工上の平坦性を容易に得ることができる
人工芝生及びその施工方法を提供することを目的とす
る。
技術の問題点を解決し、天然芝生に近い軟質な接触感が
あり、しかも施工上の平坦性を容易に得ることができる
人工芝生及びその施工方法を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、基
布上に芝状パイルが形成された人工芝生本体と、三次元
的に交絡して全体がマット状をなし該人工芝生本体の下
に敷設されたばね性線条体と、交絡した該線条体間の空
隙内に充填された多数の弾性体小片とを備えたことを特
徴とする人工芝生及び、三次元的に交絡して全体がマッ
ト状をなすばね性線条体を人工芝生を設置すべき面に敷
設し、交絡した前記線条体間の空隙内に多数の弾性体小
片を充填し、基布上に芝状パイルが形成された人工芝生
本体をその上に敷設することを特徴とする人工芝生の施
工方法により達成される。
布上に芝状パイルが形成された人工芝生本体と、三次元
的に交絡して全体がマット状をなし該人工芝生本体の下
に敷設されたばね性線条体と、交絡した該線条体間の空
隙内に充填された多数の弾性体小片とを備えたことを特
徴とする人工芝生及び、三次元的に交絡して全体がマッ
ト状をなすばね性線条体を人工芝生を設置すべき面に敷
設し、交絡した前記線条体間の空隙内に多数の弾性体小
片を充填し、基布上に芝状パイルが形成された人工芝生
本体をその上に敷設することを特徴とする人工芝生の施
工方法により達成される。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつ
つ説明する。図１は、本発明の１実施例に係る人工芝生
を示す断面図である。人工芝生１は、線条体２と、ゴム
小片３と、人工芝生本体１０とから構成されている。線
条体１は、三次元的に交絡し全体が偏平なマット状をな
し、弾性変形し易いばね性を有する。交絡した線条体２
の空隙内にはゴム小片３が散布され充填されている。人
工芝生本体１０は、ゴム小片３が充填された線条体２上
に敷設されている。
つ説明する。図１は、本発明の１実施例に係る人工芝生
を示す断面図である。人工芝生１は、線条体２と、ゴム
小片３と、人工芝生本体１０とから構成されている。線
条体１は、三次元的に交絡し全体が偏平なマット状をな
し、弾性変形し易いばね性を有する。交絡した線条体２
の空隙内にはゴム小片３が散布され充填されている。人
工芝生本体１０は、ゴム小片３が充填された線条体２上
に敷設されている。
【０００６】人工芝生本体１０は、合成樹脂製のモノフ
ィラメント１１が複数本束ねられた状態で基布４表面に
植設され、多数の芝状パイル１２が形成され裏面に芝状
パイル１２の抜落ち防止のためのバッキング樹脂層５が
形成された一般的なものを使用することができる。ま
た、芝状パイル１２の長さは用途に応じて適宜選択され
る。
ィラメント１１が複数本束ねられた状態で基布４表面に
植設され、多数の芝状パイル１２が形成され裏面に芝状
パイル１２の抜落ち防止のためのバッキング樹脂層５が
形成された一般的なものを使用することができる。ま
た、芝状パイル１２の長さは用途に応じて適宜選択され
る。
【０００７】人工芝生本体の上から作用する負荷は、主
としてゴム小片により支持される。したがって、ゴム小
片はその負荷に対して適切な弾力を付与するように弾
性、柔軟性等が選択される。一方、線条体は三次元的に
交絡した形状によりゴム小片を保持し、負荷によるゴム
小片の移動を防止する役割を主としてする。したがっ
て、その保持に必要な交絡度、空隙率、線径、剛性等が
選択される。
としてゴム小片により支持される。したがって、ゴム小
片はその負荷に対して適切な弾力を付与するように弾
性、柔軟性等が選択される。一方、線条体は三次元的に
交絡した形状によりゴム小片を保持し、負荷によるゴム
小片の移動を防止する役割を主としてする。したがっ
て、その保持に必要な交絡度、空隙率、線径、剛性等が
選択される。
【０００８】線条体２は、この例では線径０．４ｍｍの
塩化ビニルからなり、空隙率９７％で三次元的に交絡
し、幅約１００ｃｍ、厚さ約１０ｍｍの長尺のマット状
をなしている。線条体は、他の樹脂製、金属製等とする
ことができる。ゴム小片は他のゴム製とすることもで
き、その他ウレタンフォーム等の発泡樹脂製、軟質の非
発泡樹脂製等の種々の弾性体小片とすることができる。
塩化ビニルからなり、空隙率９７％で三次元的に交絡
し、幅約１００ｃｍ、厚さ約１０ｍｍの長尺のマット状
をなしている。線条体は、他の樹脂製、金属製等とする
ことができる。ゴム小片は他のゴム製とすることもで
き、その他ウレタンフォーム等の発泡樹脂製、軟質の非
発泡樹脂製等の種々の弾性体小片とすることができる。
【０００９】ゴム小片は、この例ではＳＢＲゴムであ
り、一辺約２ｍｍの立方体状をなしている。ゴム小片の
形状及び寸法は、線条体の空隙に進入し易く且つ確実に
保持されるように選択され、このため偏平なものや細長
いものよりは球状や正多面体状とされるのが望ましい
が、必ずしもこれらに限られない。
り、一辺約２ｍｍの立方体状をなしている。ゴム小片の
形状及び寸法は、線条体の空隙に進入し易く且つ確実に
保持されるように選択され、このため偏平なものや細長
いものよりは球状や正多面体状とされるのが望ましい
が、必ずしもこれらに限られない。
【００１０】この人工芝生を施工するには、先ず、三次
元的に交絡した線条体を地表面に敷設する。地表面に極
端な凹凸が存する場合は、土盛りや均しを行い地表面を
平らにするが、従来のゴム板を使用した場合ほど厳格な
平坦性が要求されるものではない。敷設された線条体の
空隙内にゴム小片を散布し充填する。最後に、基布上に
芝状パイルが形成された人工芝生本体を線条体の上面に
敷設する。ゴム小片３と人工芝生本体１０との摩擦によ
り人工芝生本体の位置のズレが防止されるが、位置の固
定をより強化するには、人工芝生本体１０を貫通して地
表面内に達するピンを打込んで地表面に固定される。
元的に交絡した線条体を地表面に敷設する。地表面に極
端な凹凸が存する場合は、土盛りや均しを行い地表面を
平らにするが、従来のゴム板を使用した場合ほど厳格な
平坦性が要求されるものではない。敷設された線条体の
空隙内にゴム小片を散布し充填する。最後に、基布上に
芝状パイルが形成された人工芝生本体を線条体の上面に
敷設する。ゴム小片３と人工芝生本体１０との摩擦によ
り人工芝生本体の位置のズレが防止されるが、位置の固
定をより強化するには、人工芝生本体１０を貫通して地
表面内に達するピンを打込んで地表面に固定される。
【００１１】図２は、本発明の他の実施例に係る人工芝
生を示す断面図である。人工芝生本体１０には、芝状パ
イルの先端部が地表面から突出するようフィラメント間
に砂層１３が設けられている。人工芝生の他の構造は、
図１に示す人工芝生と同じであるが、用途に応じてパイ
ル長の長いものが使用される。このように砂層を設けた
場合は、砂の重量により人工芝生を固定でき、必ずしも
ピン打込みによる位置固定を省略し易い。
生を示す断面図である。人工芝生本体１０には、芝状パ
イルの先端部が地表面から突出するようフィラメント間
に砂層１３が設けられている。人工芝生の他の構造は、
図１に示す人工芝生と同じであるが、用途に応じてパイ
ル長の長いものが使用される。このように砂層を設けた
場合は、砂の重量により人工芝生を固定でき、必ずしも
ピン打込みによる位置固定を省略し易い。
【００１２】
【発明の効果】本発明に係る人工芝生は、人工芝生本体
の下に、三次元的に交絡し全体がマット状をなす線条体
が敷設され、該線条体の空隙内に多数の弾性体小片が充
填されている。したがって、人工芝生本体の下層をなす
弾性体小片により優れた弾力性を提供することができ、
運動時の接触感も天然芝生に近い軟質なものとなる。そ
して、弾性体小片が線条体の空隙内に保持されるので、
人工芝生上面からの負荷等による移動が防止される。さ
らに、用途によっては基布上に砂層を設け適当な剛性
（硬度）を得ることができ、外観上も天然芝生に近いも
のとすることができる。また、線条体及び弾性体小片に
形成される空隙により透水性も極めて良好である。施工
時においては、充填する弾性体小片の量を適宜調節する
ことにより施工面の凹凸を解消することができ、平坦な
施工を容易に実現することができる。
の下に、三次元的に交絡し全体がマット状をなす線条体
が敷設され、該線条体の空隙内に多数の弾性体小片が充
填されている。したがって、人工芝生本体の下層をなす
弾性体小片により優れた弾力性を提供することができ、
運動時の接触感も天然芝生に近い軟質なものとなる。そ
して、弾性体小片が線条体の空隙内に保持されるので、
人工芝生上面からの負荷等による移動が防止される。さ
らに、用途によっては基布上に砂層を設け適当な剛性
（硬度）を得ることができ、外観上も天然芝生に近いも
のとすることができる。また、線条体及び弾性体小片に
形成される空隙により透水性も極めて良好である。施工
時においては、充填する弾性体小片の量を適宜調節する
ことにより施工面の凹凸を解消することができ、平坦な
施工を容易に実現することができる。
【００１３】
【図１】本発明の実施例に係る人工芝生の一部をゴム小
片を除去した状態で示す横断面図である。
片を除去した状態で示す横断面図である。
【図２】本発明の他の実施例に係る人工芝生の一部をゴ
ム小片を除去した状態で示す横断面図である。
ム小片を除去した状態で示す横断面図である。
１ 人工芝生 ２ 線条体 ３ ゴム小片 ４ 基布 ５ 樹脂層 １０ 人工芝生本体 １１ モノフィラメント １２ 芝状パイル １３ 砂層
Claims (2)
- 【請求項１】 基布上に芝状パイルが形成された人工芝
生本体と、三次元的に交絡して全体がマット状をなし該
人工芝生本体の下に敷設されたばね性線条体と、交絡し
た該線条体間の空隙内に充填された多数の弾性体小片と
を備えたことを特徴とする人工芝生。 - 【請求項２】 三次元的に交絡して全体がマット状をな
すばね性線条体を人工芝生を設置すべき面に敷設し、交
絡した前記線条体間の空隙内に多数の弾性体小片を充填
し、基布上に芝状パイルが形成された人工芝生本体をそ
の上に敷設することを特徴とする人工芝生の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25321293A JPH07102515A (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 人工芝生及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25321293A JPH07102515A (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 人工芝生及びその施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07102515A true JPH07102515A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17248123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25321293A Pending JPH07102515A (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 人工芝生及びその施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07102515A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100876907B1 (ko) * | 1997-03-10 | 2009-01-08 | 필드터프 타케트 인크. | 인조잔디 |
| CN102535308A (zh) * | 2011-12-27 | 2012-07-04 | 江苏共创人造草坪有限公司 | 一种抗静电人造草坪及其制备方法 |
| JP5542999B1 (ja) * | 2013-08-12 | 2014-07-09 | 奥アンツーカ株式会社 | 舗装体基層構造、舗装体及び舗装体の施工方法 |
| JP2014530974A (ja) * | 2011-10-28 | 2014-11-20 | ボナー ベスローテン フェンノートシャップＢｏｎａｒ Ｂ．Ｖ． | 人工芝系のためのショックパッド |
| JP2019132007A (ja) * | 2018-01-30 | 2019-08-08 | 株式会社ダスキン | 人工芝施工構造及び人工芝施工方法 |
| CN113774753A (zh) * | 2021-08-06 | 2021-12-10 | 广州星卫草业股份有限公司 | 一种把天然草坪足球场改造成人造草坪足球场的施工方法 |
-
1993
- 1993-10-08 JP JP25321293A patent/JPH07102515A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100876907B1 (ko) * | 1997-03-10 | 2009-01-08 | 필드터프 타케트 인크. | 인조잔디 |
| KR100901821B1 (ko) * | 1997-03-10 | 2009-06-09 | 필드터프 타케트 인크. | 인조잔디 |
| JP2014530974A (ja) * | 2011-10-28 | 2014-11-20 | ボナー ベスローテン フェンノートシャップＢｏｎａｒ Ｂ．Ｖ． | 人工芝系のためのショックパッド |
| CN102535308A (zh) * | 2011-12-27 | 2012-07-04 | 江苏共创人造草坪有限公司 | 一种抗静电人造草坪及其制备方法 |
| CN102535308B (zh) * | 2011-12-27 | 2014-08-20 | 江苏共创人造草坪有限公司 | 一种抗静电人造草坪及其制备方法 |
| JP5542999B1 (ja) * | 2013-08-12 | 2014-07-09 | 奥アンツーカ株式会社 | 舗装体基層構造、舗装体及び舗装体の施工方法 |
| JP2015036481A (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-23 | 奥アンツーカ株式会社 | 舗装体基層構造、舗装体及び舗装体の施工方法 |
| JP2019132007A (ja) * | 2018-01-30 | 2019-08-08 | 株式会社ダスキン | 人工芝施工構造及び人工芝施工方法 |
| CN113774753A (zh) * | 2021-08-06 | 2021-12-10 | 广州星卫草业股份有限公司 | 一种把天然草坪足球场改造成人造草坪足球场的施工方法 |
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