JP2019132007A - 人工芝施工構造及び人工芝施工方法 - Google Patents

人工芝施工構造及び人工芝施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019132007A
JP2019132007A JP2018013911A JP2018013911A JP2019132007A JP 2019132007 A JP2019132007 A JP 2019132007A JP 2018013911 A JP2018013911 A JP 2018013911A JP 2018013911 A JP2018013911 A JP 2018013911A JP 2019132007 A JP2019132007 A JP 2019132007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pavement
artificial turf
ground
layer
pavement material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018013911A
Other languages
English (en)
Inventor
博彦 村上
Hirohiko Murakami
博彦 村上
祐輔 齋藤
Yusuke Saito
祐輔 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duskin Co Ltd
Original Assignee
Duskin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duskin Co Ltd filed Critical Duskin Co Ltd
Priority to JP2018013911A priority Critical patent/JP2019132007A/ja
Publication of JP2019132007A publication Critical patent/JP2019132007A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

【課題】簡易且つ迅速に安価な人工芝施工構造と人工芝施工方法を実現する。【解決の手段】本発明に係る人工芝施工構造は、非転圧状態の整地面6を表面とする下地4と、前記整地面6の直上にあり、転圧状態の舗装面22を表面とする散水固化状態にある舗装層21と、前記舗装面22の直上にあり、前記舗装層21と前記下地4の両者にU字ピン37aで固定状態にある人工芝30から構成される。また、本発明に係る人工芝施工方法は、下地4の表面である下地面1を転圧機16を使用しないで簡易整地を行い整地面6に仕上げる整地工程と、前記整地面6に一区画以上を有した舗装用枠体10を配置して一区画当りに舗装材袋13の一袋分の舗装材14を投入し、整地面6の全面に前記舗装材14を均一又は略均一な厚さに投入して舗装材表面15を形成する舗装材投入工程を有し、最後に人工芝30を敷設する人工芝敷設工程から構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、家庭・会社・遊園地・施設などの広場や庭に設けられる人工芝に関し、更に詳細には、人工芝を設ける際の人工芝施工構造及び人工芝施工方法に関する。
人工芝に関連する従来技術として、特許文献1(特開2015−36481号公報)は「舗装体基層構造、舗装体及び舗装体の施工方法」を示す。その構造は、下地と、下地面の上に可撓性と所定の空隙率を有する多孔質構造の三次元構造体内にクレイ舗装材を充填した舗装体と、舗装体の上に人工芝を敷設して構成されている。舗装材は散水で固化するものではなく、舗装体が可撓性を有するから子供が遊んだりしたときに転倒したりする危険性がある。
特許文献2(特開2000−178911号公報)は「土系舗装体およびその改修方法」を示す。その構造は、既存の土系表層材からなる表層部の上に、土壌固結性を有する有機または無機の液状物を浸透させて土系表層材と液状物の固結成分とよりなる複合層を形成し、この複合層の上に人工芝を敷設して構成されている。この複合層(舗装層に相当)は散水で固化するような簡単なものではなく、複雑な液状物からなり、家庭の庭などに簡易に適用できるものではない。
特許文献3(特開2002−348807号公報)は「土質系舗装体及びその施工法」を示す。要約には、この土質系舗装体は、土質系舗装材を施工地に敷均して転圧し、散水して養生後、表面からアクリル系エマルジョンの保護剤を散布して仕上げる構成と記載されており、散水だけで固化する構成ではなく、アクリル系エマルジョンの保護剤で固化する複雑な構成である。
また、その段落[0018]には、「既設の真砂土で締め固められた通常のグランド表面に予め設定した100×100×(高さ)5cmの型枠内に、前記の混合土を投入して敷均し、ランマープレートで転圧した。続いて、表面から散水して、含水比12±1%に調整した上で、自然温度下で24時間放置養生し、その後、保護剤としてアクリル酸エステル共重合エマルジョン(固形分35%)を水で2倍に希釈して、3.0kgを土表面に均一に散布し、3日間そのままの状態で放置して実施例を作った。」と記載されている。固化するのに3日間も掛かっており、これではとても事業化することは不可能である。
確かに、100×100×(高さ)5cmの型枠を使用しているが、大きさが一定の試験用固化体を得るために使用されているだけで、実使用されるものではない。しかも、投入される混合土は極めて複雑な組成の材料で、現場で混合土を調合しなければならず、作業が極めて複雑になる。しかも、枠体を次々に移動しながら広大な面積を舗装してゆくような簡易手続きの舗装を実現するものでもなく、とても事業化することは困難である。
特許文献4(特開2008−297808号公報)は「人工芝舗装構造体およびその施工方法」である。要約には、この舗装材は加熱アスファルト混合物からなり、骨材として粒状ゴムがアスファルトに混合されてなり、砕石および石粉の混合物を200〜250℃に加熱乾燥し、これに粒状ゴムを常温で混合し、アスファルトを混合して人工芝舗装構造体用組成物を得る工程と記載されている。
このような複雑な舗装体では、家庭などの庭に人工芝を短時間で施工することはできない。
特許文献5(特開平7−158010号公報)は「天然芝ユニット構造体および天然芝運動競技場」である。その図1には、複数個の天然芝ユニット構造体の下面で突起物を有するテープをシート基材に突き刺して連結する連結構造が記載されている。その図2には、複数個の天然芝ユニット構造体をその下面に粘着テープで連結する連結構造が記載されている。また、その段落[0026]では、複数個の天然芝ユニット構造体の下面を両面粘着テープで固定して、さらにアスファルト−コンクリートの基盤に粘着固定する連結構造が記載されている。
特に両面テープ連結構造の場合、両面テープの片面はシート基材には接着すると考えられるが、アスファルト−コンクリートの基盤には一時的に接着しても直ぐに剥離し、連結された複数個の天然芝ユニット構造体がアスファルト−コンクリートの基盤状を右往左往することは目に見えている。更なる固定方法が必要になる。
特許文献6(特開平7−324304号公報)は「人工芝施設」である。開示される構造は、下地層の上にクッション層を積層し、クッション層の上に粘着層を介して人工芝層を積層した構成である。
第1に、クッション層は伸縮するため舗装体とは云えず、この上で子供が遊ぶとその弾力性で転倒する危険性がある。また、クッション層は左右上下に伸縮するから、人工芝がクッション層の動きに応じて粘着層から剥がれる危険性がある。従って、耐久性が無い弱点が存する。
特許文献7(特開平8−300306号公報)は「人工芝用U字釘打装置」である。その図1及び図2には、U字釘つまりU字ピンで人工芝の周辺を打ち込んで人工芝を固定する方法が示されている。
しかし、U字ピンで人工芝を舗装層と下地にどのように固定するか、またU字ピンで2枚以上の人工芝の継ぎ目をどのように舗装層と下地に固定するかの具体的構成は一切記載されていないし、示唆さえされていない。
特許文献8(特開平9−189005号公報)は「シート類を固定する打込固定具セット及びそれを使用する施工方法」である。その図1〜図8には、複数のシート類の端縁を重合してU字ピンで固定したり、2枚のシートを完全に同体で重合してU字ピンで固定したり、1枚の人工芝を多数のU字ピンで打込固定することが示されている。
しかし、2枚の人工芝の端縁を隣接させて舗装層に隣接連結状態でU字ピンで固定する方法は全く記載されておらず、示唆さえされていない。また、U字ピンと両面テープを組み合わせて使用することも一切記載されていない。
特開2015−36481号公報 特開2000−178911号公報 特開2002−348807号公報 特開2008−297808号公報 特開平7−158010号公報 特開平7−324304号公報 特開平8−300306号公報 特開平9−189005号公報
前述したように、特許文献1では、舗装材は散水で固化せず且つ舗装体が可撓性をして危ない。特許文献2では、舗装層である複合層は散水で固化せず簡易に適用できない。特許文献3では、土質系舗装体は散水だけで固化せず、アクリル系エマルジョンの保護剤の浸透が必須であり、しかも試験枠体を用いて複雑な舗装材を現場調合するため事業化には不適である。特許文献4では、加熱アスファルト混合物の舗装材であり、家庭などの庭に人工芝を短時間で施工することはできない。
特許文献5では、複数個の天然芝ユニット構造体の下面を両面粘着テープで直接にアスファルト−コンクリートの基盤に粘着固定するが一時接着だけで直ぐに剥離する欠点がある。特許文献6では、クッション層の上に粘着層を介して人工芝層を積層しているが、上下左右へのクッション層の伸縮で直ぐに人工芝が粘着層から剥がれ耐久性が無い。特許文献7では、U字ピンで人工芝を固定しているが、U字ピンをどこまで打ち込むか、2枚以上の人工芝の継ぎ目をU字ピンでどう固定するかは記載も示唆もない。特許文献8では、2枚の人工芝の端縁を隣接させて舗装層に隣接連結状態でU字ピン固定することは記載も示唆もされていない。
従って、本願発明の第1目的は、非転圧状態の整地面を表面とする下地と、整地面の直上にあり、転圧状態の舗装面を表面とする散水固化状態にある舗装層と、舗装面の直上にあり、舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にある人工芝から構成される人工芝施工構造とその人工芝施工方法を提供することである。そして、簡易且つ迅速に安価な人工芝施工構造と人工芝施工方法が実現され、家庭用及び業務用にも人工芝施工を広範囲に普及することができる。
本願発明の第2目的は、人工芝として少なくとも2枚の人工芝の端縁が継ぎ目を有した隣接状態に配置され、継ぎ目に沿って舗装面に接してジョイントシートが配置され、ジョイントシートは舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にあり、上記2枚の人工芝の端縁の裏面と前記ジョイントシートが両面テープで相互に接着固定されている人工芝施工構造及びその人工芝施工方法を提供することである。そして、広大な下地面に対しても、簡易且つ迅速に安価な人工芝施工構造と人工芝施工方法が実現され、家庭用及び業務用にも人工芝施工を広範囲に普及することができる。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、本発明の第1の形態は、非転圧状態の整地面を表面とする下地と、整地面の直上にあり、転圧状態の舗装面を表面とする散水固化状態にある舗装層と、舗装面の直上にあり、舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にある人工芝から構成される人工芝施工構造である。
本発明の第2の形態は、人工芝として少なくとも2枚の人工芝の端縁が継ぎ目を有した隣接状態に配置され、継ぎ目に沿って舗装面に接してジョイントシートが配置され、ジョイントシートは舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にあり、2枚の人工芝の端縁の裏面と前記ジョイントシートが両面テープで相互に接着固定されている人工芝施工構造である。
本発明の第3の形態は、継ぎ目に沿って少なくとも前記人工芝の端縁がその上側からの転圧状態にある人工芝施工構造である。
本発明の第4の形態は、下地の表面である下地面を転圧機を使用しないで簡易整地を行い整地面に仕上げる整地工程と、整地面に一区画以上を有した舗装用枠体を配置して一区画当りに舗装材袋の一袋分の舗装材を投入し、整地面の全面に舗装材を均一又は略均一な厚さに投入して舗装材表面を形成する舗装材投入工程を有し、最後に人工芝を敷設する人工芝敷設工程を行う人工芝施工方法である。
本発明の第5の形態は、舗装材投入工程の後に舗装材表面の全面を転圧して転圧舗装材表面を有する舗装材層を形成する舗装材転圧工程と、舗装材は散水で固化する舗装材であり、転圧舗装材表面の全面に散水して舗装材層を固化して転圧舗装材表面を舗装面とした舗装層を形成する舗装材固化工程とを更に有し、人工芝敷設工程では舗装面に人工芝を敷設し、人工芝を舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にする人工芝固定工程を設ける人工芝施工方法である。
本発明の第6の形態は、人工芝敷設工程において、少なくとも2枚の人工芝の端縁を継ぎ合わせる人工芝継合工程が付設され、この人工芝継合工程では、少なくとも2枚の人工芝の端縁が継ぎ目を有した隣接状態に配置され、継ぎ目に沿って舗装面に接してジョイントシートが配置され、ジョイントシートは舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にされ、2枚の人工芝の端縁の裏面とジョイントシートが両面テープで相互に接着固定される人工芝施工方法である。
本発明の第7の形態は、人工芝継合工程において、少なくとも継ぎ目に沿って人工芝の端縁がその上側から転圧される人工芝施工方法である。
本発明の第1の形態によれば、非転圧状態の整地面を表面とする下地と、整地面の直上にあり、転圧状態の舗装面を表面とする散水固化状態にある舗装層と、舗装面の直上にあり、舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にある人工芝から構成される人工芝施工構造が提供できる。
まず、下地とは表面が下地面、即ち地面である基盤地層のことであり、下地面には雑草や小石やその他の雑物が堆積している。下地面からこれらの雑草や小石や雑物が除去されており、また下地面はトンボの押し引きで極力平坦にする簡易整地が行われており、下地面は整地面に仕上げられている。しかし、下地面に対しては不陸修正(凹凸修正)用の転圧は実施されないから、整地面と云っても多少の凹凸があり、前記整地面とは雑草や小石やゴミなどは無いが多少の凹凸面であることが多い。
次に、この整地面に対して舗装が行われ、舗装面は転圧状態の舗装面であるから高度の平坦性を有しており、前記整地面には平坦化のための転圧を行う必要が無いのである。しかも非転圧状態の整地面は多少の凹凸を有しているから凹凸表面の表面積は平坦面と仮定したときの表面積よりもかなり増大し、舗装層の下面と整地面とは大面積接合で強力に結合している。整地面の凹凸の抵抗により舗装層が整地面に対し横ずれが生じず、安定した舗装層が形成され、地震動があっても舗装層は整地面に一体化して高度の安定状態が実現される。しかも、舗装材は散水だけで強力に固化する材料であり、散水固化状態の舗装層は極めて簡易に実現できる特性を有する。
更に、舗装面上に積層される人工芝は、舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にあるから、人工芝は舗装面に対し横ずれすることが無い。しかも地震動が生じても、U字ピンは下地に食い込んでいるから、地震動があっても人工芝は横ずれせず、捲れ上がることもない。
本発明の第2の形態によれば、人工芝として少なくとも2枚の人工芝の端縁が継ぎ目を有した隣接状態に配置され、継ぎ目に沿って舗装面に接してジョイントシートが配置され、ジョイントシートは舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にあり、2枚の人工芝の端縁の裏面と前記ジョイントシートが両面テープで相互に接着固定されている人工芝施工構造が提供できる。
本形態では、舗装面の面積が大面積であるときに、1枚の人工芝だけで敷設できず少なくとも2枚の人工芝を必要とする場合に、2枚の人工芝を隣接状態に配置して継ぎ目に沿って継合固定する構造が示されている。
まず、継ぎ目に沿って舗装面に接してジョイントシートが配置され、ジョイントシートは舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にあるから、ジョイントシートは強力に舗装層及び下地に対し固定され、地震動があってもジョイントシートの剥離や位置ずれを生じることは皆無である。
次に、2枚の人工芝の端縁の裏面と前記ジョイントシートが両面テープで相互に接着固定されているから、人工芝はジョイントシートに対し強力に接着固定される。人工芝の端縁の裏面も、ジョイントシートの表面も清浄な平坦面を有するから、両面テープによる接着接合の強度は極めて高く、人工芝の上で多数の人達が歩行しても、地震動があっても、人工芝は安定して固定されているために人工芝の位置ずれや移動や剥離は生じない。
本発明の第3の形態によれば、継ぎ目に沿って少なくとも前記人工芝の端縁がその上側からの転圧状態にある人工芝施工構造が提供できる。
両面テープとジョイントシートの厚さは薄いから、継ぎ目位置での人工芝の端縁が他の面よりも盛り上がることは殆どない。仮に多少の盛り上がりがあったとしても、本形態により、継ぎ目に沿って少なくとも前記人工芝の端縁をその上側からの転圧しておけば、両面テープによる接着接合を確実完全にするだけでなく、前記盛り上がりを平坦化して目立たなくすることが可能になる。本形態の左右両端縁の転圧状態を実現することにより、人工芝表面の平坦性を保証でき、秀麗な人工芝施工構造を実現することができる。
本発明の第4の形態によれば、下地の表面である下地面を転圧機を使用しないで簡易整地を行い整地面に仕上げる整地工程と、整地面に一区画以上を有した舗装用枠体を配置して一区画当りに舗装材袋の一袋分の舗装材を投入し、整地面の全面に舗装材を均一又は略均一な厚さに投入して舗装材表面を形成する舗装材投入工程を有し、最後に人工芝を敷設する人工芝敷設工程を行う人工芝施工方法が提供できる。
まず、本形態では、第1工程として、下地の表面である下地面を転圧機を使用しないで簡易整地を行い整地面に仕上げる整地工程が行われる。
ここで下地とは表面が下地面、即ち地面である基盤地層のことであり、下地面には雑草や小石やその他の雑物が堆積している。下地面からこれらの雑草や小石や雑物を除去し、また下地面をトンボの押し引きで極力平坦な整地面に仕上げる簡易整地を行う。しかし、下地面に対しては不陸修正(凹凸修正)用の転圧を実施しないから、整地面と云っても多少の凹凸があり、前記整地面とは雑草や小石やゴミなどは無いが多少の凹凸面であることが多い。後述するように、転圧しないことによる整地面の凹凸性は、上面にある舗装層との結合力を強化する効果を生じる。
次に、第2工程として、整地面に一区画以上を有した舗装用枠体を配置して一区画当りに舗装材袋の一袋分の舗装材を投入し、整地面の全面に舗装材を均一又は略均一な厚さに投入して舗装材表面を形成する舗装材投入工程が行われる。
舗装用枠体は一区画を有するだけでもよいし、2区画以上有してもよいし、更に多区画有してもよく、整地面の面積に対応して種々の舗装用枠体を使用できる。一区画の形状は、矩形区画でも正方形区画でもよく、また整地面の形状に応じて三角区画などでもよい。基本的には正方形区画を使用する。舗装用枠体が運搬時に変形することもあり、舗装用枠体に変形防止用の枠体補強部を付加する。例えば正方形区画では十字線状の枠体補強部を付加して変形を予防できる。
重要なことは、一区画当りに舗装材袋の一袋分の舗装材を投入し、例えば舗装用枠体が4区画を有しておれば、各区画に一袋投入するから合計で4袋投入することになる。一区画面積と舗装材袋の一袋分量を一対一で事前に設定しておけばよい。
そして、舗装用枠体を順次平行移動しながら整地面の全面に均一又は略均一な厚さに舗装材を投入して舗装材表面を形成する。投入された舗装材はトンボ等で平坦化され、舗装材層の厚さは一袋中の舗装材の分量に依存することは云うまでもない。
勿論、最終的には人工芝を敷設する人工芝敷設工程を行うのであり、人工芝施工方法が完了する。
本発明の第5の形態によれば、舗装材投入工程の後に舗装材表面の全面を転圧して転圧舗装材表面を有する舗装材層を形成する舗装材転圧工程と、舗装材は散水で固化する舗装材であり、転圧舗装材表面の全面に散水して舗装材層を固化して転圧舗装材表面を舗装面とした舗装層を形成する舗装材固化工程とを更に有し、人工芝敷設工程では舗装面に人工芝を敷設し、人工芝を舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にする人工芝固定工程を設ける人工芝施工方法を提供することができる。
本形態の舗装材転圧工程と舗装材固化工程は、前述した第4形態の舗装材投入工程の直後に実施される。
まず、第3工程として、舗装材投入工程の後に舗装材表面の全面を転圧して転圧舗装材表面を有する舗装材層を形成する舗装材転圧工程が実施される。第2工程完了後の舗装材表面はトンボ等で均一化若しくは略均一化しただけであるから、舗装材層は緻密化されておらず、舗装材表面の平坦性も十分ではない。そこで、転圧用ローラーや転圧用振動板などの転圧機、特に簡易には転圧用ローラーを押し引きして、舗装材表面の全面を転圧する。その結果、舗装材層は緻密化し、舗装材表面は極めて緻密化した平坦面である転圧舗装材表面に変化する。
次に、第4工程として、本発明で使用される舗装材は散水で固化する舗装材であり、転圧舗装材表面の全面に散水して舗装材層を固化して転圧舗装材表面を舗装面とした舗装層を形成する舗装材固化工程が実施される。本発明の舗装材は散水だけで固化する散水固化性の舗装材であり、舗装材層に散水して浸透させるだけで固化反応を生じ、早期に固化反応が完了する舗装材である。従って、固化反応が安全で簡易であり、固化手順に熟練度を必要としない利点を有する。
更に、第4形態で説明した人工芝敷設工程では、舗装面に人工芝を敷設し、人工芝を舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にする人工芝固定工程を設ける人工芝施工方法が実現される。人工芝を単に舗装面に敷設しただけでは人工芝がずれたり捲れたりして移動するから、人工芝の安定した固定性を実現するために、U字ピンで人工芝を舗装層と下地の両者にまで打ち込んで固定状態にする人工芝固定工程が実施される。しかも地震動が生じても、U字ピンは下地に食い込んでいるから、地震動があっても人工芝は横ずれせず、捲れ上がることもない。
本発明の第6の形態によれば、人工芝敷設工程において、少なくとも2枚の人工芝の端縁を継ぎ合わせる人工芝継合工程が付設され、この人工芝継合工程では、少なくとも2枚の人工芝の端縁が継ぎ目を有した隣接状態に配置され、継ぎ目に沿って舗装面に接してジョイントシートが配置され、ジョイントシートは舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にされ、2枚の人工芝の端縁の裏面とジョイントシートが両面テープで相互に接着固定される人工芝施工方法を提供することができる。
本形態では、舗装面の面積が大面積であるときに、1枚の人工芝だけで敷設できず少なくとも2枚の人工芝を必要とする場合に、2枚の人工芝を隣接状態に配置して継ぎ目に沿って継合固定する人工芝継合工程が付設されている。
まず、継ぎ目に沿って舗装面に接してジョイントシートを配置し、ジョイントシートは舗装層と下地の両者にU字ピンで固定するから、ジョイントシートは強力に舗装層及び下地に対し固定され、地震動があってもジョイントシートの剥離や位置ずれを生じることは皆無である。
次に、2枚の人工芝の端縁の裏面と前記ジョイントシートを両面テープで相互に接着固定するから、人工芝はジョイントシートに対し強力に接着固定される。人工芝の端縁の裏面も、ジョイントシートの表面も清浄な平坦面を有するから、両面テープによる接着接合の強度は極めて高く、人工芝の上で多数の人達が歩行しても、地震動があっても、人工芝は安定して固定されているために人工芝の位置ずれや移動や剥離は生じない。
本発明の第7の形態によれば、人工芝継合工程において、少なくとも継ぎ目に沿って人工芝の端縁がその上側から転圧される人工芝施工方法が提供できる。
両面テープとジョイントシートの厚さは薄いから、継ぎ目位置での人工芝の端縁が他の面よりも盛り上がることは殆どない。仮に多少の盛り上がりがあったとしても、本形態により、継ぎ目に沿って少なくとも前記人工芝の端縁をその上側から転圧するので、両面テープによる接着接合を確実完全にするだけでなく、前記盛り上がりを平坦化して目立たなくすることが可能になる。2枚の人工芝の左右両端縁を転圧することによって、人工芝表面の平坦性を保証でき、秀麗な人工芝施工方法を実現することができる。
図1は、本発明に係る人工芝施工構造の実施形態を示した概略断面図である。 図2は、本発明に係る人工芝施工方法の施工手順を示した施工手順図である。 図3は、本発明に係る人工芝施工方法の中で施工現場確認工程Aを示した施工現場確認工程図である。 図4は、本発明に係る人工芝施工方法の中で整地工程Bを示した整地工程図である。 図5は、本発明に係る人工芝施工方法の中で整地工程Bを図示した整地概略図である。 図6は、本発明に係る人工芝施工方法の中で整地工程Bを写した整地写真図である。 図7は、本発明に係る人工芝施工方法の中で舗装工程Cを示した舗装工程図である。 図8は、本発明に係る人工芝施工方法の舗装工程Cの中で舗装用枠体10の一区画12の中に舗装材袋13の一袋を投入する一区画一袋対応関係図である。 図9は、本発明に係る人工芝施工方法の中で舗装工程Cを図示した舗装概略図である。 図10は、本発明に係る人工芝施工方法の中で舗装工程Cを写した舗装写真図である。 図11は、本発明に係る人工芝施工方法の中で人工芝敷設工程Dを示した人工芝敷設工程図である。 図12は、本発明に係る人工芝施工方法の中で人工芝敷設工程Dの前段を図示した人工芝敷設工程前段図である。 図13は、本発明に係る人工芝施工方法の中で人工芝敷設工程Dの後段を図示した人工芝敷設工程後段図である。 図14は、本発明に係る人工芝施工方法の中で人工芝敷設工程Dを写した人工芝敷設写真図である。 図15は、本発明に係る人工芝施工方法の中で最終チェック工程Eを示した最終チェック工程図である。 図16は、本発明に係る人工芝施工方法の中で最終チェック工程Eを写した最終チェック写真図である。
以下に、本発明に係る人工芝施工構造及び人工芝施工方法の実施形態を図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明に係る人工芝施工構造の実施形態を示した概略断面図である。
本発明に係る人工芝施工構造は、非転圧状態の整地面6を表面とする下地4と、整地面6の直上にあり、転圧状態の舗装面22を表面とする散水固化状態にある舗装層21と、舗装面22の直上にあり、舗装層21と下地4の両者にU字ピン37aで固定状態にある人工芝30から構成されている。
ここで、下地4とは表面が下地面1、即ち地面である基盤地層のことであり、下地面1には雑草や小石やその他の雑物が堆積している。下地面1からこれらの雑草や小石や雑物が除去されており、また下地面1はトンボ5の押し引きで極力平坦にする簡易整地が行われており、下地面1は整地面6に仕上げられている。しかし、下地面1に対しては不陸修正(凹凸修正)用の転圧は実施されないから、整地面6と云っても図示の如く多少の凹凸があり、前記整地面6とは雑草や小石やゴミなどは無いが多少の凹凸面であることが多い。
次に、この整地面6に対して舗装が行われ、舗装面22は転圧状態の舗装面22であるから高度の平坦性を有しており、前記整地面6には平坦化のための転圧を行う必要が無いのである。しかも非転圧状態の整地面6は多少の凹凸を有しているから凹凸表面の表面積は平坦面と仮定したときの表面積よりもかなり増大し、舗装層21の下面と整地面6とは大面積接合で強力に結合している。整地面6の凹凸の抵抗により舗装層21が整地面6に対し横ずれが生じず、安定した舗装層21が形成され、地震動があっても舗装層21は整地面6に一体化して高度の安定状態が実現される。しかも、舗装材は散水だけで強力に固化する材料であり、散水固化状態の舗装層21は極めて簡易に実現できる特性を有する。
更に、舗装面22上に積層される人工芝30は基布31とこれに植毛された多数の芝32からなる。人工芝30は、舗装層21と下地4の両者にU字ピン37a、37aで固定状態にあるから、人工芝30は舗装面22に対し横ずれすることが無い。しかも地震動が生じても、U字ピン37aは下地4に食い込んでいるから、地震動があっても人工芝30は横ずれせず、捲れ上がることもない。
図1の人工芝施工構造では、人工芝として少なくとも2枚の人工芝30、30の端縁34、34が継ぎ目33を有した隣接状態に配置され、継ぎ目33に沿って舗装面22に接してジョイントシート36が配置され、ジョイントシート36は舗装層21と下地4の両者にU字ピン37、37固定状態にあり、2枚の人工芝30、30端縁34、34の裏面と前記ジョイントシート36が両面テープ35で相互に接着固定されている。
舗装面22の面積が大面積であるときに、1枚の人工芝30だけで敷設できず少なくとも2枚の人工芝30、30を必要とする場合に、2枚の人工芝30、30を隣接状態に配置して継ぎ目33に沿って継合固定された構造を有する。
上記人工芝施工構造を実現する手順は次の通りである。まず、継ぎ目33に沿って舗装面22に接してジョイントシート36が配置され、ジョイントシート36は舗装層21と下地4の両者にU字ピン37、37で固定状態にあるから、ジョイントシート36は強力に舗装層21及び下地4に対し固定され、地震動があってもジョイントシート36の剥離や位置ずれを生じることは皆無である。
次に、2枚の人工芝30、30の端縁34、34の裏面と前記ジョイントシート36が両面テープ35で相互に接着固定され、人工芝30,30はジョイントシート36に対し強力に接着固定される。人工芝30、30の端縁34、34の裏面も、ジョイントシート36の表面も清浄な平坦面を有するから、両面テープ35による接着接合の強度は極めて高く、人工芝30、30の上で多数の人達が歩行しても、地震動があっても、人工芝は安定して固定されているために人工芝30の位置ずれや移動や剥離は生じない。
更に、本発明に係る人工芝施工構造では、継ぎ目33に沿って少なくとも前記人工芝30、30の端縁34、34がその上側から転圧機16により転圧された転圧状態にある人工芝施工構造が実現できる。
両面テープ35とジョイントシート36の厚さは薄いから、継ぎ目33の位置での人工芝30、30の端縁34、34が他の面よりも盛り上がることは殆どない。仮に多少の盛り上がりがあったとしても、継ぎ目33に沿って少なくとも前記人工芝30、30の端縁34、34をその上側からの転圧しておけば、両面テープ35による接着接合を確実完全にするだけでなく、前記盛り上がりを平坦化して目立たなくすることが可能になる。
図1では、転圧によってジョイントシート36と両面テープ35が載った舗装面22を少しだけ陥没させた状態に描いているが、ジョイントシート36と両面テープ35は殆ど厚さを有さないから、実際には舗装面22が陥没しないで人工芝30、30の一平面状態での平坦性が実現できる。このように、左右両端縁34、34の転圧状態を実現することにより、人工芝表面の平坦性を保証でき、秀麗な人工芝施工構造を実現することができる。
図2は、本発明に係る人工芝施工方法の施工手順を示した施工手順図である。図示されるように、本発明に係る人工芝施工方法の施工手順は、第1工程として施工現場の確認工程A、第2工程として下地面の整地工程B、第3工程として整地面の舗装工程C、第4工程として舗装面の人工芝敷設工程、第5工程として最終チェック工程から構成される。
図3は、本発明に係る人工芝施工方法の中で施工現場確認工程Aを示した施工現場確認工程図である。
この施工現場確認工程Aでは、まず施工現場の確認A1が行われ、次に下地面の面積の確認と不陸状態の確認A2が実施される。施工現場の確認A1では、実際に家庭用・業務用を問わず、施工すべき施工現場を確認する。そして下地面の面積の確認と不陸状態の確認A2が実施される。下地面の面積の確認では、その面積の測定により舗装用枠体の一区画面積の何倍かが決定でき、舗装材袋を何個用意するかが決定される。また、下地面の不陸状態の確認では、下地面にある雑草や小石や雑物の除去を検討し、トンボ等による簡易整地を予想する。そして、実際の施工手順を具体化しておく必要がある。
図4は、本発明に係る人工芝施工方法の中でも特に整地工程Bを示した整地工程図である。
工程B1では、下地面の雑草と小石と雑物の除去が行われる。工程B2では、下地面をトンボ等で簡易整地し、不要な置物などを他所に移動して処理すべき下地面を全て露出させる。下地面には転圧は一切行わないから、下地面に多少の凹凸があっても問題はない。逆に、この凹凸がその上に積層される舗装層の底面と相互に食い込み合うことによって、下地面に対する舗装層の結合強度が高まり、地震動があっても舗装層のずれや剥離が生じない利点を生起する。工程3では、下地面の全面を整地面にしたかどうかが確認され、確認できれば整地工程は完了する。
図5は、本発明に係る人工芝施工方法の中でも特に整地工程Bを図示して理解し易くした整地概略図である。
(5A)では、下地4の表面である下地面1には小石2や雑草3が存在する。これらの小石2や雑草3等が手作業で除去される。(5B)では、下地面1をトンボ5で簡易整地し、大きな凹凸は極力トンボ5で平坦化されて簡易整地され、(5C)では多少の凹凸が残存する整地面6に整地される。
図6は、本発明に係る人工芝施工方法の中で整地工程Bの一部を写真撮影した整地写真図である。
作業者がトンボ5を使用して下地面1を簡易整地しており、その結果、下地面1が整地面6に変化し、小石2や雑草3も無く、不要な置物も移動されて、舗装の直前段階が実現されている。
図7は、本発明に係る人工芝施工方法の中でも特に舗装工程Cのフローを示した舗装工程図である。
工程C1では、整地面に一区画以上を有した舗装用枠体を配置する。工程C2では、舗装用枠体の一区画当りに舗装材袋の一袋分の舗装材を投入する。工程C3では、舗装用枠体に投入された舗装材の舗装材表面の全面をトンボ等で略一定厚に均して均一化する。そして、工程C4では、整地面の全面において舗装材表面の均一化が完了したかどうかが判断される。未だ全面が完了していない場合(N)には、工程5で舗装用枠体を移動して、工程C1〜工程C4を行い、全面を処理しきるまで反復して全面処理を行う。
工程C4で全面処理が完了したと判断した場合(Y)には、工程C6で舗装材表面の全面に対し転圧用ローラー等の転圧機により転圧を行い、舗装材層の全体を緻密化して転圧舗装材層に変化させる。従って、舗装材表面も緻密化した転圧舗装材表面に変化する。そして、工程C7により、転圧舗装材表面の全面に散水して転圧舗装材層の全体を固化させる。その結果、工程C8の固化完了により、転圧舗装材層は舗装層21になり、転圧舗装材表面は舗装面になる、
図8は、本発明に係る人工芝施工方法の舗装工程Cの中で舗装用枠体10の一区画12の中に舗装材袋13の一袋を投入する一区画一袋対応関係図である。
(8A)では、区画12を一つだけ有した略正方形の舗装用枠体10が図示されている。この舗装用枠体10を周辺部材だけで形成すると、対角線の回りに変形する性質を有するから、十字状の枠体補強部11を付設してその変形を予防している。区画12が一個であるから、舗装材14を封入した舗装材袋13は一袋分だけ必要になる。
(8B)では、区画12を二つだけ直列配置した長方形の舗装用枠体10が図示されている。2個の区画12、12の夫々に枠体補強部11が形成され、舗装用枠体10と2個の区画12、12の変形を予防している。2個の区画12、12の夫々に、舗装材14を封入した舗装材袋13が必要になり、2個の舗装材袋13、13が配置されている。
(8C)では、4個の区画12、12、12、12を正方形状に行列配置した舗装用枠体10が図示されている。4個の区画12、12、12、12には枠体補強部11が形成されていない。大きな正方形の中に大きな十字が形成された形になるため、その大きな十字が結果的に枠体補強部になっている。4個の区画12、12、12、12の夫々に、舗装材14を封入した舗装材袋13が必要になり、4個の舗装材袋13、13、13、13が配置されている。
以上から分かるように、本発明では、舗装材袋13を一袋だけ用意すれば、一袋分の舗装材13の分量が一個の区画12に投入されることにより、適切な厚みの固化した舗装層21が形成されることになる。人工芝が敷設されるべき下地面の面積を正確に測定するだけで、下地面の面積/一区画の面積=舗装材袋の個数により舗装材の分量が自動的に導出され、その個数の舗装材袋を施工現場へ搬入して施工すればよいだけで、極めて簡単明瞭である。
図9は、本発明に係る人工芝施工方法の中でも特に舗装工程Cの詳細を図示した舗装概略図である。
(9A)では、整地面6に2個の区画12、12を有した舗装用枠体10が配置されている。2個の区画12、12に対応して2個の舗装材袋13,13が配置されている。
(9B)では、舗装用枠体10の1個の区画12当りに舗装材袋13の一袋分の舗装材14が投入され、実際には2個の区画12、12の全体には舗装材袋13の二袋分の舗装材14が投入されることになる。整地面6が広い場合には、舗装用枠体10を次々に移動しながら投入作業が繰り返される。そして、舗装用枠体10に投入された舗装材14の舗装材表面15の全面をトンボ5等で略一定厚に均して均一化して整地面6の全面に舗装材層14aが形成される。均一化後に、舗装用枠体10が舗装材表面15から除去される。
(9C)では、転圧用ローラー等の転圧機16により、舗装材表面15の全面が転圧されて緻密化される。この転圧により、舗装材層14aは緻密化した転圧舗装材層20になり、舗装材表面15も緻密化した転圧舗装材表面17に変化する。その結果、整地面6の全面に転圧舗装材層20が積層形成される。
(9D)では、散水器18により転圧舗装材表面17の全面が散水される。この散水により転圧舗装材層20の全体が固化される。
(9E)では、所定の固化時間を経て、転圧舗装材層20の全体が緻密状態のまま固化されて舗装層21が形成され、表面である転圧舗装材表面17も緻密に固化した平坦な平面性の高い舗装面22に変化する。
図10は、本発明に係る人工芝施工方法の中でも特に舗装工程Cを写真撮影した舗装写真図である。
(10A)では、左側の1個の区画12に舗装材袋13の一袋分の舗装材14が投入されてトンボ5で平坦化が施されている。その後、1個の区画12だけを有した舗装用枠体10を左側から除去して右側に移動し、その1個の区画12に舗装材袋13の一袋分の舗装材14が投入されてトンボ5で平坦化処理が施されている。舗装用枠体10には十字の枠体補強部11が敷設されており、舗装材14の中に埋設された状態が示されている。
(10B)では、舗装材表面15に対し転圧用ローラーからなる転圧機16により転圧処理が施されている。この転圧処理により、舗装材表面15の全面が転圧されて緻密化された転圧舗装材表面17に変化し、整地面6の全面に転圧舗装材層20が積層形成される。
(10C)では、散水固化後の緻密で高度に平坦化された舗装面22が形成される。具体的には、散水器18により転圧舗装材表面17の全面が散水される。この散水により転圧舗装材層20の全体が固化される。転圧舗装材層20の全体が緻密状態のまま固化されて舗装層21が形成され、表面である転圧舗装材表面17も緻密に固化した平坦な平面性の高い舗装面22に変化する。
図11は、本発明に係る人工芝施工方法の中で人工芝敷設工程Dを示した人工芝敷設工程図である。
工程D1では、舗装面の全面を被覆するように、一枚以上の人工芝を裏面からカットして敷設用の人工芝を作成する。
工程D2では、上記工程D1でカットされた一枚以上の人工芝を舗装面に実際に敷設して、サイズなどを最終的に調整する。
工程D3では、敷設された人工芝の少なくとも周辺をU字ピンで打込み、U字ピンが舗装層を貫通して下地の地中にまで打ち込まれることによって、人工芝を移動不能になるように完全に固定する。
工程D4では、二枚以上の人工芝を隣接して継ぐときの継合工程の詳細が記載されている。(1)では、二枚の人工芝を隣接状に突き合わせて継ぎ目を確定し、継ぎ目に沿って舗装面にジョイントシートを載置し、このジョイントシートに対しU字ピンを打ち込み、U字ピンを舗装面と下地の地中に到達させる。(2)隣接する二枚の人工芝の端縁の裏面を両面テープの一面に接着させる。(3)両面テープの他面をジョイントシートに接着して人工芝を接着固定する。(4)接着した後に、人工芝の上から継ぎ目を転圧して、継ぎ目の盛り上がりを平坦化させる。
上記した人工芝敷設工程では、舗装面に人工芝を敷設し、人工芝を舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にする人工芝固定工程が説明されている。人工芝を単に舗装面に敷設しただけでは人工芝がずれたり捲れたりして移動するから、人工芝の安定した固定性を実現するために、U字ピンで人工芝を舗装層と下地の両者にまで打ち込んで固定状態にする。しかも、地震動が生じても、U字ピンは下地に食い込んでいるから、地震動があっても人工芝は横ずれせず、捲れ上がることもない。
図12は、本発明に係る人工芝施工方法の中で人工芝敷設工程Dの前段を図示した人工芝敷設工程前段図である。この人工芝敷設工程前段図は、少なくとも2枚の人工芝の端縁を継ぎ合わせる人工芝継合工程を示している。即ち、舗装面の面積が大面積であるときに、1枚の人工芝だけで敷設できず少なくとも2枚の人工芝を必要とする場合に、2枚の人工芝を隣接状態に配置して継ぎ目に沿って継合固定する人工芝継合工程が行われる。
(12A)では、2枚の人工芝30、30の端縁34、34が継ぎ目33を有した隣接状態に配置される。ここで、人工芝30は基布31に多数の芝32が植毛されてシートである。他方、下地4の表面である整地面6は転圧されていないから多少の凹凸が存在する。この整地面6に固化した舗装層21が形成されており、その表面である舗装面22は転圧されているために高度の平面性、即ち平坦性を有している。整地面6の凹凸は舗装層21の下面に食い込んでいるから、舗装層21は地震動があっても整地面に対し強固な不動状態が実現されている。
(12B)では、まず人工芝30、30はU字ピン37a、37aにより舗装層21及び下地4にまで打込固定されている。継ぎ目33に沿って舗装面22に接してジョイントシート36を載置し、ジョイントシート36は舗装層21と下地4の両者にU字ピン37、37で打込固定される。従って、ジョイントシート36は強力に舗装層21及び下地4に対し固定され、地震動があってもジョイントシート36の剥離や位置ずれを生じることは皆無である。次に、継ぎ目33に沿う方向にジョイントシート36の上面に両面テープ35が貼着される。
(12C)では、まず人工芝30、30はU字ピン37a、37aにより舗装層21及び下地4にまで打込固定されている。そして、人工芝30、30の端縁34、34の裏面を両面テープ35に上から押し付けて貼着させる。従って、2枚の人工芝30、30の端縁34、34の裏面とジョイントシート36が両面テープ35で相互に接着固定されるから、人工芝30、30はジョイントシート36に対し強力に接着固定される。人工芝30、30の端縁34、34の裏面も、ジョイントシート36の表面も清浄な平坦面を有するから、両面テープ35による接着接合の強度は極めて高く、人工芝30の上で多数の人達が歩行しても、地震動があっても、人工芝30は安定して固定されているために人工芝30の位置ずれや移動や剥離は生じない。
図13は、本発明に係る人工芝施工方法の中で人工芝敷設工程Dの後段を図示した人工芝敷設工程後段図であり、継合されてやや盛り上がった人工芝の端縁を上から転圧して平坦化する継ぎ目転圧工程を示している。
両面テープ35とジョイントシート36の厚さは薄いから、継ぎ目33位置での人工芝30、30の端縁34、34が他の面よりも盛り上がることは殆どない。仮に多少の盛り上がりがあったとしても、本継ぎ目転圧工程により、継ぎ目33に沿って少なくとも人工芝30、30の端縁34、34をその上側から転圧するので、両面テープ35による接着接合を確実完全にするだけでなく、盛り上がりを平坦化して目立たなくすることが可能になる。
(13A)では、継ぎ目33の上側から転圧用ローラー等の転圧機16により人工芝30、30の端縁34、34が転圧される。
(13B)では、上記転圧により、両面テープ35とジョイントシート36が舗装面22に押圧されてやや陥没したように図示され、人工芝30、30が完全に平坦化されている。
実際には、両面テープ35とジョイントシート36の厚さは薄いから、継ぎ目33位置での人工芝30、30の端縁34、34が他の面よりも盛り上がることは殆どない。仮に多少の盛り上がりがあったとしても、この継ぎ目転圧工程により、継ぎ目33に沿って少なくとも人工芝30、30の端縁34、34をその上側から転圧するだけであり、両面テープ35による接着接合を確実完全にするだけでなく、微小な前記盛り上がりを平坦化して目立たなくすることが可能になる。2枚の人工芝30、30の左右両端縁を転圧することによって、人工芝表面の平坦性を保証でき、秀麗な人工芝施工方法を実現することができる。
図14は、本発明に係る人工芝施工方法の中で人工芝敷設工程Dを写した人工芝敷設写真図である。
(14A)では、作業者が人工芝30に対しU字ピン37aを打ち込んで、人工芝30を舗装層21及び下地4に打込固定している。
(14B)では、2枚の人工芝30、30の端縁34、34を開いてジョイントシート36に対し接着固定している。
(14C)では、2枚の人工芝30、30の継ぎ目33を転圧用ローラー等の転圧機16で転圧し、継ぎ目33の領域の平坦化処理を行っている。
(14D)では、平坦化処理を終了して人工芝敷設工程が完了した人工芝30が示されている。
図15は、本発明に係る人工芝施工方法の中で最終チェック工程Eを示した最終チェック工程図である。
工程E1では、人工芝表面の芝くずの掃除が行われる。そして、工程E2では、散水により人工芝表面の塵を洗い流す水洗処理が行われる。
図16は、本発明に係る人工芝施工方法の中で最終チェック工程Eを写した最終チェック写真図である。
作業者が人工芝30に対し散水処理を行っている。これで人工芝施工方法の完了である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々変形例、設計変更、別実施形態などをその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
本発明に係る人工芝施工構造とその人工芝施工方法により、非転圧状態の整地面を表面とする下地と、整地面の直上にあり、転圧状態の舗装面を表面とする散水固化状態にある舗装層と、舗装面の直上にあり、舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にある人工芝が完成され、簡易且つ迅速に安価な人工芝施工構造と人工芝施工方法が実現され、家庭用及び業務用にも人工芝施工を広範囲に普及することができる。
また、本発明に係る人工芝施工構造とその人工芝施工方法により、人工芝として少なくとも2枚の人工芝の端縁が継ぎ目を有した隣接状態に配置され、継ぎ目に沿って舗装面に接してジョイントシートが配置され、ジョイントシートは舗装層と下地の両者にU字ピンで固定状態にあり、上記2枚の人工芝の端縁の裏面と前記ジョイントシートが両面テープで相互に接着固定されるから、広大な下地面に対しても、簡易且つ迅速に安価な人工芝施工構造と人工芝施工方法が実現され、家庭用及び業務用にも人工芝施工を広範囲に普及することができる。
1 下地面
2 小石
3 雑草
4 下地
5 トンボ
6 整地面
10 舗装用枠体
11 枠体補強部
12 区画
13 舗装材袋
14 舗装材
14a 舗装材層
15 舗装材表面
16 転圧機
17 転圧舗装材表面
18 散水器
19 散水
20 転圧舗装材層
21 舗装層
22 舗装面
30 人工芝
31 基布
32 芝
33 継ぎ目
34 端縁
35 両面テープ
36 ジョイントシート
37 U字ピン
37a U字ピン
A 施工現場の確認工程
B 下地面の整地工程
C 整地面の舗装工程
D 舗装面の人工芝敷設工程
E 最終チェック工程

Claims (7)

  1. 非転圧状態の整地面を表面とする下地と、前記整地面の直上にあり、転圧状態の舗装面を表面とする散水固化状態にある舗装層と、前記舗装面の直上にあり、前記舗装層と前記下地の両者にU字ピンで固定状態にある人工芝から構成されることを特徴とする人工芝施工構造。
  2. 前記人工芝として少なくとも2枚の人工芝の端縁が継ぎ目を有した隣接状態に配置され、前記継ぎ目に沿って前記舗装面に接してジョイントシートが配置され、前記ジョイントシートは前記舗装層と前記下地の両者にU字ピンで固定状態にあり、前記2枚の人工芝の端縁の裏面と前記ジョイントシートが両面テープで相互に接着固定されている請求項1に記載の人工芝施工構造。
  3. 前記継ぎ目に沿って少なくとも前記人工芝の端縁がその上側からの転圧状態にある請求項2に記載の人工芝施工構造。
  4. 下地の表面である下地面を転圧機を使用しないで簡易整地を行い整地面に仕上げる整地工程と、前記整地面に一区画以上を有した舗装用枠体を配置して一区画当りに舗装材袋の一袋分の舗装材を投入し、整地面の全面に前記舗装材を均一又は略均一な厚さに投入して舗装材表面を形成する舗装材投入工程を有し、最後に人工芝を敷設する人工芝敷設工程を行うことを特徴とする人工芝施工方法。
  5. 前記舗装材投入工程の後に前記舗装材表面の全面を転圧して転圧舗装材表面を有する舗装材層を形成する舗装材転圧工程と、前記舗装材は散水で固化する舗装材であり、前記転圧舗装材表面の全面に散水して前記舗装材層を固化して前記転圧舗装材表面を舗装面とした舗装層を形成する舗装材固化工程とを更に有し、前記人工芝敷設工程では前記舗装面に人工芝を敷設し、前記人工芝を前記舗装層と前記下地の両者にU字ピンで固定状態にする人工芝固定工程を設ける請求項4に記載の人工芝施工方法。
  6. 前記人工芝敷設工程において、少なくとも2枚の人工芝の端縁を継ぎ合わせる人工芝継合工程が付設され、この人工芝継合工程では、少なくとも前記2枚の人工芝の端縁が継ぎ目を有した隣接状態に配置され、前記継ぎ目に沿って前記舗装面に接してジョイントシートが配置され、前記ジョイントシートは前記舗装層と前記下地の両者にU字ピンで固定状態にされ、前記2枚の人工芝の端縁の裏面と前記ジョイントシートが両面テープで相互に接着固定される請求項4又は5に記載の人工芝施工方法。
  7. 前記人工芝継合工程において、少なくとも前記継ぎ目に沿って前記人工芝の端縁がその上側から転圧される請求項6に記載の人工芝施工方法。
JP2018013911A 2018-01-30 2018-01-30 人工芝施工構造及び人工芝施工方法 Pending JP2019132007A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018013911A JP2019132007A (ja) 2018-01-30 2018-01-30 人工芝施工構造及び人工芝施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018013911A JP2019132007A (ja) 2018-01-30 2018-01-30 人工芝施工構造及び人工芝施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019132007A true JP2019132007A (ja) 2019-08-08

Family

ID=67546634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018013911A Pending JP2019132007A (ja) 2018-01-30 2018-01-30 人工芝施工構造及び人工芝施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019132007A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63315710A (ja) * 1987-03-07 1988-12-23 日本植生株式会社 透水性を有するスポ−ツサ−フエ−スの施工方法
JPH04138409U (ja) * 1991-06-19 1992-12-25 株式会社クラレ シート状物の連結構造
JPH07102515A (ja) * 1993-10-08 1995-04-18 Otsuka Chem Co Ltd 人工芝生及びその施工方法
JP2006283469A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Toli Corp 床材用圧着ローラー
JP2008150844A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Sumitomo Rubber Ind Ltd 人工芝および人工芝を敷設してなる人工芝構造体
JP2008266954A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The ポーラス舗装の施工方法
JP2015036496A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 平井スポーツ建設株式会社 グランド又はコートの構造及び施工方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63315710A (ja) * 1987-03-07 1988-12-23 日本植生株式会社 透水性を有するスポ−ツサ−フエ−スの施工方法
JPH04138409U (ja) * 1991-06-19 1992-12-25 株式会社クラレ シート状物の連結構造
JPH07102515A (ja) * 1993-10-08 1995-04-18 Otsuka Chem Co Ltd 人工芝生及びその施工方法
JP2006283469A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Toli Corp 床材用圧着ローラー
JP2008150844A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Sumitomo Rubber Ind Ltd 人工芝および人工芝を敷設してなる人工芝構造体
JP2008266954A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The ポーラス舗装の施工方法
JP2015036496A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 平井スポーツ建設株式会社 グランド又はコートの構造及び施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8062143B1 (en) Golf course sand bunker construction and its associated method of production
US7597503B2 (en) Method and system for repairing cracks in a paved surface
US3993412A (en) Floating asphalt pavement system
US6913785B2 (en) Wear-resistant reinforcing coating applied to a particulate substrate
CA2559213C (en) Flooring material, methods for producing and laying same
CN109403183A (zh) 一种可拆卸移动类冰、真冰场地地面结构
US20140270951A1 (en) Method of repairing a court surface
CN108999058A (zh) 一种人造草坪的施工方法
JP2016020574A (ja) 人工芝構造体およびその構築方法
JP2019132007A (ja) 人工芝施工構造及び人工芝施工方法
JP2011122381A (ja) 防草構造体施工方法
JP7486804B2 (ja) 水硬化性土木シートの施工方法
JPS58501186A (ja) 取水手段を建設する方法
JP3470225B2 (ja) 既設コート類のリニューアル工法
JP3996529B2 (ja) 擬石コンクリート製ブロック付きマットの製造方法、および、その製法によるマット。
TW200417658A (en) A method for constructing the polyurethane racetrack on sports ground
TWI593858B (zh) 用於侵蝕控制之具不透性襯墊及結合填充物之合成地面被覆系統
JP2001164508A (ja) 舗装面改修方法および運動競技場
JP2583180B2 (ja) 弾性舗装構造体
JP2557296B2 (ja) 弾性舗装材及びその施工方法
JP3518048B2 (ja) 剥離シート
JPS5931763Y2 (ja) 人工芝生の接合構造体
JP2000190313A (ja) 透水性ブロックの製造方法及び透水性ブロック
CN117296642A (zh) 一种露台高尔夫运动草坪建设方法
CN205474701U (zh) 硅pu球场

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220426