JPH0710224Y2 - 冷蔵,冷凍ショーケース等の冷却装置 - Google Patents

冷蔵,冷凍ショーケース等の冷却装置

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JPH0710224Y2
JPH0710224Y2 JP1986180650U JP18065086U JPH0710224Y2 JP H0710224 Y2 JPH0710224 Y2 JP H0710224Y2 JP 1986180650 U JP1986180650 U JP 1986180650U JP 18065086 U JP18065086 U JP 18065086U JP H0710224 Y2 JPH0710224 Y2 JP H0710224Y2
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JP
Japan
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cooling
air
cooling unit
refrigeration
temperature
Prior art date
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JP1986180650U
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JPS6387488U (ja
Inventor
順堅 太田
Original Assignee
ダイヤ冷ケース株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は冷蔵,冷凍ショーケース等の冷却装置に関する
ものである。
従来の技術 密閉式の冷蔵,冷凍ショーケースは、従来は第2図
(イ),(ロ)に示すように、密閉されたショーケース
Aの上部又は下部のいずれか一方に冷却コイルCとブロ
アD等からなるクーリングユニットBを設置し、該ブロ
アDの回転によりショーケースAの前後(又は左右)の
いずれか一方からショーケースA内の空気を吸入して冷
却コイルCにて冷却した後、他方から冷風を吹き出させ
て、ショーケースA内の空気温度を所定の低温に保ち、
該ショーケースA内の陳列棚上に陳列した商品の保冷を
行うようになっているのが普通である。
考案が解決しようとする問題点 一般にクーリングユニットによる空気の循環にて閉空間
の冷却を行う場合は、冷却コイル部にて空気が冷却され
ると該空気温度の低下に見合った水分が凝縮して取除か
れるので、冷却コイル部を出た直後の空気の相対湿度は
理論的にはほぼ100%である。そしてその空気が閉空間
内に流れ出し該閉空間内のより温度の高い空気によって
暖められ空気温度が上昇するに従って相対湿度が低下し
て行く。
従って上記第2図に示すような従来装置においては、ク
ーリングユニットBの空気吹出口E部を通過する冷たい
空気の相対湿度は上記のようにほぼ100%であり、この
冷たい空気が矢印Fのようにケース壁面に沿って循環し
空気吸入口Gに吸い込まれる間に、冷たい空気はケース
内の相対的に温度の高い空気により徐々に暖められ、そ
の温度上昇に伴ない相対湿度は大幅に低下し、又この相
対湿度の低い空気が空気の循環経路に置かれている最下
段又は最上段の商品Hに当り、該商品の乾燥を促進する
という問題を生じると共に、冷蔵,冷凍ショーケースA
内を低温に保つためにはクーリングユニットBでの冷却
機能を高めねばならないが冷却機能を高めれば高める程
凝縮分離される水分が多くなりケース内空気の絶対湿度
も低下し、ケース内の湿度をほぼ一定の高湿度に保つと
言うことが困難であると言う問題を有している。
本考案は上記のような従来の問題に対処することを主目
的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、密閉式の冷蔵,冷凍ショーケース或は冷蔵,
冷凍庫等の密閉された空間内に、冷却コイルとブロアと
の組み合わせよりなるクーリングユニットを複数配設し
たものであって、該複数のクーリングユニットは、ある
一つのクーリングユニットで冷却された冷風が前記密閉
空間内の壁面部にほぼ沿って流れ次のクーリングユニッ
トに順次吸い込まれ、冷風が循環するように所定間隔を
おいて配設されていることを特徴とするものである。
作用 上記により、1つ1つのクーリングユニットにて冷却さ
れた低温高湿度(相対湿度約100%)の冷風が次のクー
リングユニットに吸入される間に冷却する空間内容積は
著しく小となり冷風の流速が速いことと相俟って冷風の
温度上昇が少なく従って相対湿度の低下が極めて少なく
なると共に、各クーリングユニットの冷却コイルでの冷
却温度をあまり低くする必要がないので全体として凝縮
分離される水分の量が少なくなり絶対湿度もあまり低く
はならず、空間内の空気を低温高湿度に保つことができ
る。又冷風は壁面部に沿って循環するので、該冷風が収
納物に直接当ることがなく収納物(食品類)の乾燥及び
品質劣化は効果的に防止され得る。
実施例 以下本考案の実施例を第1図を参照して説明する。
第1図において、1は密閉された冷蔵,冷凍ショーケー
スであり、該冷蔵,冷凍ショーケース1の一方の壁面部
例えば下面部には冷却コイル21とブロア22とからなる第
1のクーリングユニット2が設置されると共に、それに
対向する他方の壁面部例えば上面部には冷却コイル31と
ブロア32とからなる第2のクーリングユニット3が配置
され、且つ第1クーリングユニット2部の吹出口4を設
けた側と同じ側に第2クーリングユニット3部の吸込口
5を設け、第1クーリングユニット2部の吸込口7を設
けた側と同じ側に第2クーリングユニット3部の吹出口
6が設けられ、一方の壁面例えば後壁面部に沿って吹出
口4から吹き出された冷風が該後壁面部に沿って流れそ
のまま後壁面部近傍で吸込口5に吸い込まれ、他方の壁
面例えば前壁面部に沿って吹出口6から吹き出された冷
風が該前壁面部に沿って流れ該前壁面部近傍で吸込口7
から吸い込まれるように構成されている。
尚第1及び第2の冷却コイルに冷媒を循環させるコンプ
レッサ,コンデンサ,リキッドタンク等の冷媒回路構成
部品及び電動モータ等の駆動源は、ケース1の基台部8
等に配設される。
尚図において9は商品の陳列棚を示す。
上記において、第1のクーリングユニット2のブロア22
によって吸込口から吸い込まれ冷却コイル21を通過する
間に冷却され吹出口4から吹き出した冷風は、冷却コイ
ル21通過時温度低下により保有し切れなくなった空気中
の水分を凝縮分離するので、該吹き出し初期の冷風の相
対湿度はほぼ100%の高湿度である。この高湿度の冷風
は吹出口4側の壁面例えばケース1の後壁面部に沿って
矢印aのように流れその間にケース1内の温度の高い空
気により暖められ徐々に温度上昇しその温度上昇により
相対湿度は徐々に低下して行く。しかし矢印aのように
第1クーリングユニット2のブロア22にて吹き出した低
温高湿度の冷風は第2クーリングユニット3のブロア32
によって強制的に吸い上げられるので、吹出口から吸込
口5に至る冷風が冷却すべき容積は従来の単一クーリン
グユニットのものよりはるかに少なく、該吹出口4から
吸込口5に至る間の冷風の温度上昇は少なくなり、従っ
て相対湿度の低下も少なくなる。
第2クーリングユニット3の吹出口6より吹き出した低
温高湿度(相対湿度ほぼ100%)の冷風は該吹出口6側
の壁面例えばケース1の前面に矢印bのように沿って流
れが、これも上記と同様第1クーリングユニット2のブ
ロア22によって強制的に吸い込まれるので、この冷風に
より冷却されるべき容積は著しく少なく、これまた吹出
口6から吸込口7に至る間の温度上昇は少なく、従って
相対湿度の低下も少なくなる。
又上記のように第1と第2の2つのクーリングユニット
でケース1内の空気温度を所期の温度(低温)に保とう
とする場合は、それぞれのクーリングユニットの冷却コ
イルでの冷却温度を、単一のクーリングユニットを用い
ている従来装置の冷却コイルでの冷却温度よりかなり高
い温度とすることができるので、空気中から凝縮分離す
る水分の量が従来のものよりはるかに少なくなり、従っ
て全体的に絶対湿度も従来のものよりかなり高くなり、
ケース1内を低温高湿度に保つことができ、陳列棚9上
に陳列された商品(食品)の乾燥は防止される。
更に、吹出口4及び6より吹き出した冷風は強制的に各
吸込口5及び7に吸い込まれるので、矢印a,bにて示す
ように該冷風が直接商品に当ることはなく、冷風の直接
の当りによる商品の品質劣化はほとんど生じることはな
い。
霜取り時は、一方のクーリングユニットの冷却コイルの
作動を停止させそのクーリングユニットのブロアは作動
させて空気の流通のみを行わせて霜取りを行い、他方の
クーリングユニットにて空気冷却を行い、次は一方のク
ーリングユニットにて冷却を行い他方のクーリングユニ
ットは通風のみとしてこのクーリングユニットの霜取り
を行うことにより、双方のクーリングユニットの霜取り
を完了することができ、この霜取り時においてもケース
内の低温保持及び湿度の低下防止をはかり得る。
尚本考案は冷蔵,冷凍ショーケースだけでなく冷蔵庫,
冷凍庫等、密閉された空間内の空気の循環によって該空
間内の冷却を行う冷却装置にはすべて適用可能であり、
又密閉された空間の容積が大きい場合は、クーリングユ
ニットは2個に限らず3個以上の複数個設置することも
あり得る。
考案の効果 以上のように本考案によれば、冷蔵,冷凍ショーケース
等の冷却装置において、冷却コイル通過直後の低温高湿
度の冷風の温度上昇を著しく少なくして相対湿度の低下
を少なくすると共に冷却コイルで分離される凝縮水を少
なくして絶対湿度の低下を少なくし、庫内を低温高湿度
に保つことができると共に、複数のブロアによるダクト
効果により収納スペースをあまり犠牲にすることなく収
納物への冷風の直接の当りをなくすることができ、収納
食品類の乾燥,品質劣化を防止することができるもの
で、構造簡単でコスト低廉なることと相俟って、実用上
多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断側面図、第2図
(イ),(ロ)はそれぞれ従来の冷蔵,冷凍ショーケー
スの冷却装置を示す縦断側面図である。 1…ケース、2…第1のクーリングユニット、3…第2
のクーリングユニット、4,6…吹出口、5,7…吸込口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉式の冷蔵,冷凍ショーケース或は冷
    蔵,冷凍庫等の密閉された空間内に、冷却コイルとブロ
    アとの組み合わせよりなるクーリングユニットを複数配
    設したものであって、該複数のクーリングユニットは、
    ある一つのクーリングユニットで冷却された冷風が前記
    密閉空間内の壁面部にほぼ沿って流れ次のクーリングユ
    ニットに順次吸い込まれ、冷風が循環するように所定間
    隔をおいて配設されていることを特徴とする冷蔵,冷凍
    ショーケース等の冷却装置。
JP1986180650U 1986-11-25 1986-11-25 冷蔵,冷凍ショーケース等の冷却装置 Expired - Lifetime JPH0710224Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6387488U JPS6387488U (ja) 1988-06-07
JPH0710224Y2 true JPH0710224Y2 (ja) 1995-03-08

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JPS5282170U (ja) * 1975-12-16 1977-06-18
JPS6133494U (ja) * 1984-07-30 1986-02-28 日本電気株式会社 筐体着脱機構

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JPS6387488U (ja) 1988-06-07

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