JPH07102216B2 - 顎骨穿孔用ガイド装置 - Google Patents

顎骨穿孔用ガイド装置

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JPH07102216B2
JPH07102216B2 JP62152655A JP15265587A JPH07102216B2 JP H07102216 B2 JPH07102216 B2 JP H07102216B2 JP 62152655 A JP62152655 A JP 62152655A JP 15265587 A JP15265587 A JP 15265587A JP H07102216 B2 JPH07102216 B2 JP H07102216B2
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亘 成瀬
郁夫 北村
隆久 白▲土▼
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/082Positioning or guiding, e.g. of drills
    • A61C1/084Positioning or guiding, e.g. of drills of implanting tools
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0089Implanting tools or instruments

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯科ならびに口腔外科で使用される顎骨穿孔用
ガイド装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、歯科医療領域において、有効なインプラントの開
発が進んでいる。人口歯根に代表されるこれらインプラ
ントは、一般に顎骨に直接埋め込まれることにより機能
するが、大きく分けて非反応型(例えば人工石英単結晶
を使用)、反応型(生体活性ガラスを使用)、両者の中
間型の(骨の無機成分であるアパタイトの粉末焼結体を
使用)などが知られている。
そして、インプラントを顎骨に埋植するには、当然にイ
ンプラントが嵌合可能な孔を顎骨に穿孔しなければなら
ない。特に反応性の高いインプラントの場合、インプラ
ントがぴったりと孔に嵌合しないと骨と化学的に結合す
ることができず、埋植は失敗に至ることが多い。
しかし、従来は、医者が一般歯科用の穿孔工具(歯科用
ハンドピース)を手に持ち、そのまま患者の顎骨を穿孔
していた。そのため、孔の位置及び形状は、医者によ
り、また同一人でもコンディションにより微妙に異な
り、目的の孔が入手し難いという第1の問題点があっ
た。
このことは、特に最近開発された生体活性ガラスを用い
た人口歯根(例えば特開昭58−118746号参照)において
は、精度の良い孔をあけることが、その成功率をあげる
には不可欠な条件となっている。
そこで、本発明者らは、先に、第4図に示すように、天
然歯と垂直方向から噛み合い、従って水平方向には固定
される基礎部材1とこの基礎部材に固定されたガイド部
材又はスライド部材2からなる顎骨穿孔用ガイド装置を
発明し、特許出願した(特願昭62−51259号)。この出
願は、未だ公開されておらず、以下、先願と引用する。
先願発明における基礎部材1のうち具体的に開示された
ものは、埋植手術を受ける本人の歯列にピッタリと嵌合
(噛み合うこと)するように製作された部材で、一般に
は、予め患者の歯型と同一の石膏型を作り、予め患者の
顎骨に穿孔する孔の位置、角度、大きさ等を決定してお
き、その上で石膏型に離型剤を塗布した後、例えば歯科
用の即時重合レジンを流用して、これを歯列に盛りつけ
ると2〜5分で硬化させる手法により製作されるもので
あった。
この場合、ガイド部材又はスライド部材2を所定位置に
仮止めし、例えば、別の支持部材に固定しておくか又は
歯科技工用のワックスで石膏型に接合しておき、その上
でレジンの硬化を待ち、これによりガイド部材又はスラ
イド部材2を基礎部材1に固定する。
ガイド部材とスライド部材(スライドブッシュとも呼ば
れる)は、対をなすもので、直線状のガイド部材に沿っ
てスライド部材が一方向にのみスライド運動可能である
か、またはスライド部材が基礎部材に固定されている場
合には、ガイド部材が一方向にのみスライド運動可能で
ある。
従って、穿孔時には、先願発明のガイド装置を患者の歯
列に噛み合わせ、ガイド装置に穿孔工具である歯科用ハ
ンドピースを取り付けると、ハンドピースの動きは束縛
されるが、ガイド装置に沿った方向には運動が可能なの
で、手でスライドさせながら上方よりヘッドを押してヘ
ッドの先に取り付けられたドリルを降下させて顎骨を穿
孔する。これにより、穿孔中のヘッドのふれは全くなく
ドリルによる正確な穿孔が可能となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、先願発明の明細書に具体的に開示された
基礎部材1は、歯科用の即時重合レジンを用いて作られ
るものであり、予め患者の歯型と同一の石膏型を作る必
要があり、手間、時間及びコストががかかるという第2
の問題点があった。
そして、レジンが硬化するまで、ガイド部材又はスライ
ド部材2を所定位置に仮止めする必要があることから、
ガイド部材又はスライド部材2の固定位置の精度(特に
鉛直方向精度)が低いという第3の問題点があった。
また、同一患者でも穿孔位置が異なると、それぞれに応
じて用意しなければならない、患者が異なると、各人に
応じて用意しなければならないという第4の問題点があ
った。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明では、第2〜4の問題点を解決するた
め、本発明は「垂直方向から歯列に嵌合させることによ
り水平方向には固定される前記歯列に着脱自在基礎部材
と、該基礎部材に相対的位置関係が変更可能な状態に締
結されたガイド部材又はスライド部材からなる顎骨穿孔
用ガイド装置」を提供する。
〔作用〕
本発明の逆Uの字形基礎部材1は、一般には金属で既製
品として作成する。そして、基礎部材1とガイド部材又
はスライド部材2とは、設計により予め所定の相対位置
関係に機械的に固定可能とした。
従って、患者の歯に応じて逆Uの字を開脚又は閉脚する
ことにより開口幅の調節が可能であり、その場で調節す
ることによりどのような歯に対しても、装着可能であ
る。装着は、逆Uの字を歯に嵌合させる(被せる)よう
にすればよい。
しかしながら、より汎用性を持たせるには、逆Uの字を
予め大きめに作っておくことが好ましく、そうすると小
さい歯に装着したとき、大きな遊びがでて、ガイド部材
又はスライド部材2の固定がおぼつかなくなるので、逆
Uの字を天然歯に被せる前に、その場で歯科用の印象材
又は即時重合レジン9を歯に盛りつけ、その上でVの字
形を自然歯に被せると、第3図に示すように両者の間に
遊びがなくなるので好ましい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
〔実施例1〕 第1図は、本実施例の顎骨穿孔用ガイド装置の概略斜視
図である。
この装置は、ガイド部材の1種である円柱状のガイドバ
ー2aと断面がほぼ逆Uの字形の基礎部材1とからなり、
ガイドバー2aの下端はボールジョイント6により基礎部
材1に固定されている。
ガイドバー2aが1本であり、かつガイドバー2aは下端を
支点としてスリコギ運動、水平移動、その他の運動が可
能であるので、ハンドピース4の位置調整範囲が第4図
のものより大きい。
〔実施例2〕 第2図は、本実施例の顎骨穿孔用ガイド装置の概略斜視
図である。
ここでは逆Uの字形基礎部材1が実施例1のものより歯
列方向に長く、かつ別の2つの逆Uの字形基礎部材7が
基礎部材1と連結部材8で連結されている。そして、顎
骨に穿孔したい方の基礎部材7を外して使用する。
従って、基礎部材1と一方の基礎部材7を天然歯に装着
させるので、本実施例の装置は、実施例1に比べ使用時
の固定性能(安定性)が高い。
また、連結部材8は、それを中心に基礎部材1と7の両
方とも水平面内で回転可能であるものなので、本実施例
の装置は、多くの患者に装着可能で汎用性が高い。
以上のように、本発明によれば、歯科用ハンドピースに
よる顎骨の穿孔の際、医者の技量やコンディションに左
右されることがなく、高精度に穿孔可能になり、歯科用
インプラントの成功率(骨との結合率)が向上するとい
う先願発明の第1の効果、また、ハンドピースの位置決
めが簡単に確実にできるので、穿孔時間の短縮が計れ、
患者の負担を少なくできるという先願発明の第2の効果
の外に、本発明固有の効果として、既製品の基礎部材を
使用するので、手間、時間及びコストががかからないと
いう第3の効果、ガイド部材又はスライド部材2の固定
位置の精度(特に鉛直方向精度)が高いという第4の効
果、同一患者で穿孔位置が異なっていても、また患者が
異なっていても、1つの装置で適用可能という第5の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例1にかかるガイド装置の概略
斜視図である。 第2図は、実施例2にかかるガイド装置の概略斜視図で
ある。 第3図は、基礎部材を天然歯に装着した様子を示す概略
縦断面図である。 第4図は、先願発明の実施例1にかかるガイド装置を想
像線で示す歯型に装着し、このガイド装置にハンドピー
スをこれから装着しようとする様子を説明する概略斜視
図である。ライド部材を種々の取り付け方法でハンドピ
ース(想像線で示す)に取りつけられた様子を示す概略
上面図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1、7……基礎部材 2……ガイド部材 2a……ガイドバー 3……スライド部材 3a……スライド穴 4……ハンドピース(穿孔工具) 4b……ヘッド 4c……ドリル(刃) 5……石膏の歯型 6……ボールジョイント 8……連結部材 9……印象材又は即時重合レジン 10……顎骨に穿孔する孔 11……天然歯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−24488(JP,A) 特開 昭63−216560(JP,A) 特公 昭56−35458(JP,B2) 特公 昭57−6935(JP,B2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直方向から歯列に嵌合させることにより
    水平方向には固定される前記歯列に着脱自在の基礎部材
    と、該基礎部材に相対的位置関係が変更可能な状態に締
    結されたガイド部材又はスライド部材からなる顎骨穿孔
    用ガイド装置。
  2. 【請求項2】前記基礎部材が金属からなることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の顎骨穿孔用ガイド装
    置。
  3. 【請求項3】前記ガイド部材が1本又は2本の支柱から
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の顎骨
    穿孔用ガイド装置。
JP62152655A 1987-06-19 1987-06-19 顎骨穿孔用ガイド装置 Expired - Lifetime JPH07102216B2 (ja)

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JPS63315045A JPS63315045A (ja) 1988-12-22
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