JPH07102180B2 - 業務用酒かん器 - Google Patents

業務用酒かん器

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JPH07102180B2
JPH07102180B2 JP26470586A JP26470586A JPH07102180B2 JP H07102180 B2 JPH07102180 B2 JP H07102180B2 JP 26470586 A JP26470586 A JP 26470586A JP 26470586 A JP26470586 A JP 26470586A JP H07102180 B2 JPH07102180 B2 JP H07102180B2
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正勝 山内
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タニカ電器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 イ)産業上の利用分野 本発明は流動する液体の加熱、とりわけ業務用に使用さ
れる酒のかん付器に関するものである。
ロ)従来の技術 従来一般に知られている設置型業務用の酒のかん付器に
は蓄熱式と貯留式がある。そしてこの蓄熱式の場合はア
ルミ材を用いた成形体の内部に電熱ヒーターを埋設して
加温される加熱体の外表面に酒の通路(溝)を形成し、
この通路(溝)に酒を通すことで酒を間接的に加温する
構造のもので、これは実開昭56-8342号公報に開示され
ているが、この種構造に於いては、加熱体の熱容量が極
めて大きいため初期使用時に加熱体を所望の温度迄上昇
させる時間、すなわち予熱時間が必要であり、また酒加
温時のみ酒がこの通路を通る様構成されているので、通
常酒が通らない時は酒かん温度より高い温度で保持して
ある加熱体の通路は空焼状態となる。このため酒通過後
の残留分の焼き付きが発生し、これを繰り返し使用した
時は、その焼き付いた残留分が剥離し、加温した酒の中
に溶出し、酒の味・香が損なわれるという不都合をもた
らす。また他の構造例では、例えば加温槽の内部に電熱
ヒーターと熱交換用酒導パイプを配設し、且つ、この加
温槽内に加熱媒体としてパラフィンあるいは水等を入
れ、配設された前記電熱ヒーターでこの加熱媒体を加温
し、酒導パイプ内に酒を通すことで酒を間接的に加温す
る構造のもので、これは特開昭58-183124号公報等に開
示されている。しかしこの種構造に於いては、前述した
公知技術同様加熱媒体である水あるいはパラフィンの熱
容量が極めて大きいため所望の温度迄上昇させるための
予熱時間が必要となり、通電後直ちに使用することが出
来ないという欠点がある。またこれら蓄熱式の加熱装置
に於いては、加熱体或るいは加熱媒体内に配置した電熱
ヒーターをON OFF制御して、これら加熱体或るいは加熱
媒体の温度を変化させて通路或るいは酒導パイプを通過
する酒を間接的に加温制御する構造であるため、連続使
用時は電熱ヒーターによる加熱と通過する酒による熱交
換(冷却)とに誤差を生じ希望する酒温制御ができない
という欠点がある。また貯留式の場合について説明すれ
ば、例えば酒槽タンクから導通管を用いて加温タンクに
貯留し、該タンク外周に取付けた電熱ヒーターで加温す
る様にしたものもある。しかし、この種のものは実公昭
60-16336号公報にも開示されており、且つこの種構造に
於いては、加温タンクと連通している導通管内の酒も同
時に加温される構造で、しかも連続的に使用しない時は
その導通管内に多量の酒が燗ざましの状態で残留し酒の
味・香が損なわれるという不経済な欠点がある。
ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は上記の欠点を排除して、全く新たに予熱時間を
排除し、また酒の通路が空焼状態になることなく、酒温
制御の誤差を少なくすると共に、燗ざましされた多量の
残留酒の不経済性を排除する等従来公知の液体加熱手段
をまったく新たに大きく改変せしめることを目的とす
る。
ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、加熱器内に設けた平面状の酒通路とその通路
内に取付けたセラミックヒーターで酒等液体を直接加熱
すると共に、通路の出口附近に取付けた温度センサーで
加温された酒の温度を直接検出して前記加熱温度を所要
の電気回路を組合せて制御するものである。
ホ)発明の実施例 以下本発明の一実施例について、その構造を図面を用い
て説明する。
1は耐温度、耐薬品に安定した合成樹脂材料を用いて厚
板状に成形したベース本体で、このベース本体1の上面
には複数の凹部2が縦列状に形成されている。3はセラ
ミックヒーターでパッキング4を介してこの各凹部2に
埋没する様挿入され、止メネジ5と止メナット6とでそ
れぞれ水密にベース本体1に取付けられると共にリード
線22は孔を通ってベース本体1の裏側に引き出される。
7は酒の流入口でベース本体1の下端に配置された流入
パイプ8と連通している。また9は排出口で同様にベー
ス本体1の上端に配置された排出パイプ10と連通してい
る。11はベース本体1の上面に設けたリブで複数の凹部
2並びに流入口7と排出口9の外周を囲む様に成形さ
れ、ベース本体1との間に溝12を構成する。13はこの溝
12に嵌入された水密用Oリングである。14はベース本体
1、同様の合成樹脂材料からなる平板状の覆い蓋で、こ
の覆い蓋14はベース本体1の上面に取付ネジ15並びに取
付ナット16を用いて、且つOリング13を押圧して水密に
組み付けられている。17はベース本体1の上面と覆い蓋
14の下面とでOリング13並びにリブ11を挾持し水密に形
成された偏平状の流通路で下方は流入パイプ8に、又上
方は排出パイプ10にそれぞれ連通する。18は温度センサ
ーでベース本体1の排出口9近く流通路17内に突出する
様覆い蓋14で水密に固着されて本発明の電気回路に接続
され、その加熱制御装置の一部を構成する。
ヘ)作用 次に本発明の加熱制御装置の作動を第3図に示す回路図
を含めて説明する。第3図19は本発明の制御部を示し、
この制御部19には前述したこの加熱装置の各構成部が電
気的に接続されている。すなわち、温度センサー18にサ
ーミスターを使用すれば、この温度センサー18は、固定
抵抗R1、R2と酒かん温度設定用可変抵抗器VR1とでブリ
ッジ回路となる様接続される。固定抵抗R1と温度センサ
ー18の中点aは固定抵抗R3を介して演算増幅器OP1の反
転入力端子と接続される。固定抵抗R2と可変抵抗器VR1
の中点bは固定抵抗R4を介して演算増幅器OP1の非反転
入力端子に接続されている。また換算増幅器OP1は、固
定抵抗R3の一端c点と出力端子d点の間を固定抵抗R5
介して接続し負帰還され必要な利得をもつように調整さ
れる。次に演算増幅器OP1の出力端子d点は固定抵抗R8
を介して演算増幅器OP2の反転入力端子に接続される。
また演算増幅器OP2の非反転入力端子は、固定抵抗R7
可変抵抗器VR2から構成されるバイアス回路の中点eと
の間に固定抵抗R9を介して接続される。また演算増幅器
OP2には、その出力端子と反転入力端子間に、固定抵抗R
6とコンデンサーC1を並列に接続して積分回路を構成し
制御系の遅れによる乱調や発振の防止を行う。次に演算
増幅器OP2の出力端子と正電源側には、二極双投式の叶
出スイッチSW1を介してポンプ20の駆動源である直流モ
ーター21が接続されている。またセラミックヒーター3
は交流電源V1に叶出スイッチSW1(二極双投の一方)を
介して接続されている。そして以上説明した制御部19は
次の様に作動する。すなわち、酒受皿(図示なし)に酒
を入れて叶出スイッチSW1をONにするとセラミックヒー
ター3に通電され、これと同時に直流モーター21が駆動
し、これによってポンプ20が作動し酒受皿の酒を流入パ
イプ8を経て加熱装置の流入口7へと送り出し偏平な流
通路17を通過する段階でセラミックヒーター3で順次加
温され排出口9を経て排出パイプ10に到達する迄に所望
の温度に加温される。このとき温度センサー18で検出し
た温度が設定値より高い時は、温度センサーの抵抗値が
下がり、演算増幅器OP1の反転入力側の電圧が降下し、
出力電圧は上昇する。このため演算増幅器OP2の反転入
力側の電圧が上昇し、演算増幅器OP2の出力電圧は降下
する。その結果演算増幅器OP2の出力端子と正電源との
間に接続された直流モーター21への駆動電圧が大きくな
り回転数が上昇しポンプ20の叶出流量が増加する。その
ため加熱装置内の通路17の酒の流速が高くなり加温時間
が短かくなる。この作動によって排出口9での酒温度は
低下する。また温度センサー18で検出した温度が設定値
より低い時は、演算増幅器OP2の出力電圧が上昇すると
直流モーター21への駆動電圧が低くなり回転数が下降し
ポンプ20の叶出流量が減少する。そのため加熱装置内の
通路17の酒の流速が低下して加温時間が長くなり排出口
9での酒温度は上昇する様作動し、これによって使用中
必要な設定温度に酒かん温度を終始維持することができ
るよう作動する。
ト)効果 以上の説明により明らかな様にその酒の流通路の形状が
偏平で、その流通方向に複数のセラミックヒーターが縦
列に流通路内に下方から上方に露出して複数組付けられ
その流通路を構成しているので、この流通路内を通る酒
を下方から上方に向って直接加熱しつつ流通し、このた
め従来前述した蓄熱式や貯留式等間接的加熱手段のため
に解決できなかった多くの欠点を全てこの簡単な構造組
合せで解決できた。しかも複数の固定抵抗並びにコンデ
ンサー・演算増幅器・温度センサーそれに直流モーター
ポンプ等で構成する電気回路をこれに組込だからこの回
路との組合せ構成により、利用する酒の恒温維持、特に
より正確な酒の温度制御を行なうことができる。またセ
ラミックヒーター上部に空気溜まりを設けると、通路内
に発生する空気はこの流通路の断面積が小さいので流れ
が速くなり上方に向ってすみやかにその空気溜まりに集
中し、これを経て排出されるのでセラミックヒーターが
空焼により破損することはない。またこの流通路の断面
積が小さいので、また流通路内に露出するヒーター面積
が大きいので流通路内での加熱温度のむらがなく、しか
もこの流通路内の酒の流速が速いのと相まってセラミッ
クヒーターの表面温度を低く保持でき、スケール(水あ
か)の付着が少なく、これらのためセラミックヒーター
を長く使用できる。加うるに加熱する流通路内に金属材
料がほとんど使用されていないので酒の変色の恐れもな
く、また加熱される流通路全体の容積が極めて小さいた
め残量その他燗ざまし量も少なく、また前記蓄熱式・貯
留式の様に加熱タンクを必要とせず小形軽量であり、加
うるにこの挾い偏平な流通路内で広い面積をセラミック
ヒーターで直接加熱するので使用電力量も少なく極めて
熱効率が良い等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の加熱制御装置を含む一実施例を説明する
もので、第1図はその加熱部の構造を示す正面図、第2
図は第1図のA〜A断面図、第3図はその加熱制御装置
の作動を説明する電気回路図である。 1……ベース本体、2……凹部 3……セラミックヒーター 7……流入口、8……流入パイプ 9……排出口、10……排出パイプ 11……リブ、13……Oリング 14……覆い蓋、17……流通路 18……温度センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂材を用いて成形した厚板状ベース
    本体に複数のセラミックヒーターを縦列するように埋設
    し、該各セラミックヒーター面を含めて、かん付用酒の
    偏平な流通路を構成するように覆い蓋を、前記ベース本
    体に水密に固着せしめ、更に該流通路下部に電動ポンプ
    で送出される酒の流入口を、又同上部には同酒の排出口
    を設け、これに前記酒の温度センサーを組付けると共
    に、これ等に上記各電動機器を作動せしめる電気回路を
    組合せてなる、業務用酒かん器。
JP26470586A 1986-11-06 1986-11-06 業務用酒かん器 Expired - Fee Related JPH07102180B2 (ja)

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