JPH0710138B2 - 電線仮接続工法及びその装置 - Google Patents
電線仮接続工法及びその装置Info
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- JPH0710138B2 JPH0710138B2 JP3954093A JP3954093A JPH0710138B2 JP H0710138 B2 JPH0710138 B2 JP H0710138B2 JP 3954093 A JP3954093 A JP 3954093A JP 3954093 A JP3954093 A JP 3954093A JP H0710138 B2 JPH0710138 B2 JP H0710138B2
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Description
て、自然災害とか被覆電線に浸入した雨水による経年腐
蝕により電柱間が断線した場合、迅速かつ的確に送電復
旧を可能とする電線仮接続工法及びその装置に関する。
り、接続部等から電線の被覆内に浸入した雨水のため経
年により腐蝕し断線することがある。従来、断線した電
線を接続する作業は電線の張替え工法によって行われて
いる。
張替えを行うことによるが、断線部の切断と張替え線の
入れ替え作業だけでは済まず、柱上の高所において一定
の張りを保持するために引留クランプによる引留め工法
によらなければならない。
れ、両側の電線をジャンパー線で接続してある場合に
は、引張力のかかっていないジャンパー部において、断
線した電線を切断して取外し、張替え電線に入替え接続
して引留クランプに掴持し、張替え電線の他側を通常の
引留め方法により張線器と掴線器等を使用して引留クラ
ンプに引留め、ジャンパー部で接続するが、これらの作
業に多大の時間を要する
いわゆる「通り線」の場合は電柱に先ず引留クランプを
使用して引留めて装柱変更を行う必要があり、それから
前記のように張替え電線と接続していますから、より多
くの資材と時間がかかり、作業も複雑で熟練を要する等
の問題があった。
より電力の安定供給の重要性の高まりに伴い、災害、故
障による断線の発生時における早期送電、早期復旧が要
求され、より迅速かつ的確に停電の復旧を可能とする仮
復旧資材の開発が要求されている。
害、故障により電線が断線した場合、その断線した電線
をロープ巻上げ器の一端の絶縁把持棒の電線拘持具と、
巻上げ器のロープの先端に備えた絶縁把持棒の電線拘持
具とに接続し、巻上げ器を吊設状で適宜駆動手段により
駆動すればロープの巻上げに従い巻上げ器自体が上昇
し、電柱間で電線端部が接近し、接続可能な位置に到達
させて仮接続可能とし、電線の張替えを要せず、引留ク
ランプを使用した装備変更の必要もなく、迅速かつ的確
に停電の復旧を可能とする電線仮接続工法及びその装置
を提供することを目的とする。
法は油圧式又は電動式のロープ巻上げ器1の一端に枢支
した絶縁把持棒3の電線拘持具4に断線した電線Aの一
方の端部aを拘持し、かつ、前記巻上げ器1に巻回した
ロープ2の先端に回動自在に備えた絶縁把持棒5の電線
拘持具6を引出してその電線拘持具に断線した電線Aの
他方の端部bを拘持して巻上げ器1を断線した電線間に
接続し、該巻上げ器1を吊設状で駆動してロープ2の巻
上げに従い巻上げ器自体を上昇させ、電柱間の上部で両
側の拘持した電線端部を接近させ、仮接続する工法であ
る。
は電動式で回動、停止を制御する巻上げドラム7を備え
たロープ巻上げ器1の一端に支軸8を設け、該支軸に先
端に電線拘持具4を設けた絶縁把持棒3を枢支し、か
つ、巻上げドラム1に巻回するロープ2の先端部に先端
に電線拘持具6を備えた絶縁把持棒5の基端を回動自在
に連結し、両側の電線拘持具4、6に断線した電線Aの
端部a、bを拘持して巻上げ器1を吊設し、巻上げ器の
駆動によりロープ2の巻回に従い巻上げ器自体を上昇さ
せ、電柱間の上部で両側の拘持した電線端部を接近させ
て仮接続可能とした技術手段である。
る場合、地上においてその断線した電線の一方の端部a
をロープ巻上げ器1に枢支した絶縁把持棒3の電線把持
具4に接続し、かつ、巻上げ器1のロープを引出してそ
の先端の電線拘持具6に断線した電線の端部bを接続し
て吊設状とする。
車の作業用バケットBを昇降する油圧機器等で巻上げ器
1の油圧モータを駆動するか、別の電源を用意し巻上げ
器の電動器を駆動してロープ2を巻上げると、巻上げ器
自体が段々と上昇し、それに従ってバケットも上昇さ
せ、電線が所望の張りとなるまで上昇させて両側の電線
端部を接近させ、バケットの作業者が接近させた電線を
仮接続する。
巻上げ器で、表裏両面の枠板9、9に巻上げドラム7を
備えた両側の支え板10、11の軸受部12を回転自由
に軸承し、巻上げドラム7の一方の開口より油圧モータ
Mを挿入してドラム7と連動可能に備え、油圧モータM
と高所作業用クレーン車等に設置した油圧機器(図示せ
ず)を油圧ホース13、13で連絡し、かつ、制動装置
用の油圧ホース14を設け、クレーン車の油圧機器でバ
ケットBの油圧操作と同様に油圧駆動可能とし、バケッ
ト内部より操作ボタンで油圧操作を行い、ドラム7を巻
上げ方向へ回動し、かつ、油圧で制動装置を働かせる。
停電時には別電源を要し、かつ、余分なケーブルを必要
とするので、煩雑、不便なため、バケットの移動と同じ
クレーン車の油圧機器を原動力とする方が便利であり、
巻上げ器の油圧操作もバケット内から行うことができ
る。
設け、かつ、他端の隅角にはロープ2のガイドローラ1
5を軸支する。
巻上げ器1の一端に設けた支軸8に回転自由に支承し、
かつ、その他端に電線拘持具4を備え、該拘持具4で断
線した電線Aの一方の端部aを拘持する。断線した電線
の先端の不良部分は切除して不足する長さだけ「足し
線」を接続しておく。従ってその足し線の端部を拘持す
ることになる。
設け、一端の螺子部16を支軸8に支承したコ字型保持
金具18の基端部に挿入してナット19で固定し、か
つ、他端の螺子部17を電線拘持具4の基部に挿通して
ナット20で止めてある。
ム7に巻回するロープ2の先端部に回動自在に連結し、
かつ、その他端に電線拘持具6を備え、該拘持具6に断
線した電線Aの他方の端部bを拘持する。
設け、一端の螺子部21をローラ23を回転自由に軸支
したコ字型のローラ保持金具24の基端部に挿入しナッ
ト25で固定し、かつ、他端の螺子部22を電線拘持具
6の基部に挿通してナット26で止めて備え、該ローラ
23に巻上げ器1のドラム7に巻回したロープ2の先端
の輪を掛けて回動自由に連結してある。
の上部に電線端部を挿入する溝孔28を設け、基部に軸
受部29を設け、かつ、上部に締付け孔30を穿設し、
該拘持板27の軸受部29に前記絶縁把持棒3、5の螺
子部17、22を挿通し、拘持板27を該螺子部を支点
として開閉自由に設け、拘持板27を閉じて上部の締付
け孔30でボルト、ナットで締付け電線を拘持するもの
である。
用金具であり、32は荷重のオーバーランを防止し、負
荷の加減速をスムーズにするカウンタバランスで、油圧
器に常用されるものである。
続する工法を説明する。図1では災害等で電線が断線し
た状態で、作業は停電状態として、先ず断線した電線の
不良部分を切除し、不足分の足し線を接続する。
の電線仮接続工法に使用する巻上げ器1を運び、地上で
巻上げ器1に取付けた一方の絶縁把持棒3の電線拘持具
4に断線した電線Aの一方の端部aを繋ぎ、かつ、巻上
げ器1のロープ2を断線した電線Aの他方の端部bまで
引出してロープ2の先端に取付けた電線把持棒5の電線
拘持具6に端部bを繋いで、断線した電線間に巻上げ器
を吊設状とする。
者が操作ボタンを操作してクレーン車に設置の油圧機器
により巻上げ器1自体を上昇させ、断線した電線間を縮
める。作業者の乗るバケットBもそれと共に上昇させ
る。
線した電線が所定の張りの位置に到達した時、一方の電
線端部である足し線bと他側の電線の端部aを所定の張
りを持たせる接続位置で、作業者が仮接続して、作業を
完了し、送電復旧できる。
害、故障等で断線した電線の不良部分を切除し、その一
方を巻上げ器の電線拘持具に繋ぎ、その他方を巻上げ器
のロープを引出して先端の電線拘持具に繋ぎ、巻上げ器
を駆動するだけの極めて簡単な作業で、ロープを巻上げ
両側の電線間を縮めて電柱間の上部の空中で所定の張り
を保って接続できるから、少人数で熟練を要することな
く、迅速かつ的確に接続できる。
車のバケットにより、作業はバケット内で油圧機器の操
作が可能で、安全で極めて短時間で行うことができる。
げ器とそのロープとに電線拘持具を取付けた絶縁把持棒
を設けてあるので、この仮接続装置を油圧機器等で駆動
するだけで簡単に接続作業ができるから甚だ便利であ
る。
両側に絶縁把持棒を介在してあるので、万一通電されて
も巻上げ器へ高圧の電流が流れることなく、安全に作業
ができる。
による停電に対し、迅速、容易、安全に断線部分を仮接
続して速やかに送電が可能となり、社会生活の高度化、
情報化、快適な生活の追求という環境下に即応すること
ができる。
上で繋いだ状態の説明図である。
説明図である。
置に到達した状態の説明図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 油圧式又は電動式のロープ巻上げ器
(1)の一端に枢支した絶縁把持棒(3)の電線拘持具
(4)に断線した電線の一方の端部(a)を拘持し、か
つ、前記巻上げ器(1)に巻回したロープ(2)の先端
に回動自在に備えた絶縁把持棒(5)の電線拘持具
(6)を引き出してその電線拘持具に断線した電線
(A)の他方の端部(b)を拘持して巻上げ器(1)を
断線した電線間に接続し、該巻上げ器(1)を吊設状で
駆動してロープ(2)の巻上げに従い巻上げ器自体を上
昇させ、電柱間の上部で両側の拘持した電線端部を接近
させて仮接続可能としたことを特徴とする電線仮接続工
法。 - 【請求項2】 油圧式又は電動式で回動、停止を制御す
る巻上げドラム(7)を備えたロープ巻上げ器(1)の
一端に支軸(8)を設け、該支軸に電線拘持具(4)を
設けた絶縁把持棒(3)を枢支し、かつ、巻上げドラム
(7)に巻回するロープ(2)の先端部に電線拘持具
(6)を備えた絶縁把持棒(5)の基端を回動自在に連
結し、両側の電線拘持具(4)(6)に断線した電線
(A)の端部(a)(b)を拘持して巻上げ器(1)を
吊設し、巻上げ器の駆動によりロープ(2)の巻回に従
い巻上げ器自体を上昇させ、電柱間の上部で両側の拘持
した電線端部を接近させて仮接続可能としたことを特徴
とする電線仮接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3954093A JPH0710138B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 電線仮接続工法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3954093A JPH0710138B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 電線仮接続工法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06233425A JPH06233425A (ja) | 1994-08-19 |
JPH0710138B2 true JPH0710138B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=12555889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3954093A Expired - Fee Related JPH0710138B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 電線仮接続工法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710138B2 (ja) |
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CN104362555B (zh) * | 2014-11-26 | 2017-12-22 | 国网河南省电力公司平顶山供电公司 | 一种湿地固定电杆之间电缆对接装置和方法 |
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-
1993
- 1993-02-03 JP JP3954093A patent/JPH0710138B2/ja not_active Expired - Fee Related
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