JPH0710110A - 無菌充填包装装置 - Google Patents

無菌充填包装装置

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Publication number
JPH0710110A
JPH0710110A JP18197293A JP18197293A JPH0710110A JP H0710110 A JPH0710110 A JP H0710110A JP 18197293 A JP18197293 A JP 18197293A JP 18197293 A JP18197293 A JP 18197293A JP H0710110 A JPH0710110 A JP H0710110A
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JP
Japan
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water
opening
product
discharging
sterile room
Prior art date
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Pending
Application number
JP18197293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Nagata
政令 永田
Tsugio Kaneoka
継雄 兼岡
Shinichi Hiramoto
眞一 平本
Keizo Hirata
恵造 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
Toyo Jidoki Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
Toyo Jidoki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 包装袋に内容物を充填する充填装置6と、内
容物が充填された包装袋の開口部を熱封着する熱封着装
置7とを具備し、これらの装置が無菌室8内に設置され
ていると共に、上記熱封着された無菌室内の密封充填包
装袋1cを排出開口部21aから無菌室外に排出する製
品排出装置を有する無菌充填包装装置において、上記排
出開口部21aを水プール22の水23にて閉塞すると
共に、密封充填包装袋1cを該水プール内22を通して
外部に排出するように構成したことを特徴とする無菌充
填包装装置。 【効果】 本発明の無菌充填包装装置によれば、無菌室
内の空気が製品排出装置から外部に漏れることがなく、
外部の無殺菌空気が無菌室内に侵入することもなく、無
菌室の無菌状態を安定に保つと共に、無菌室に送り込む
空気量が少なくて済むので、エアーフィルターの寿命が
長くなり、しかも製品に付着した内容物を除去すること
ができ、製品表面にかびや汚れが発生することを可及的
に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無菌室内において食
品、医薬品等を無菌状態で密封充填包装する無菌充填包
装装置に関し、特に該装置における無菌室の密封性の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食品、医薬品、飼料等の保存安定
性を高めるための手法として、これらの物品を合成樹脂
製の包装袋で密封して無菌状態を維持する無菌包装が行
われている。
【0003】このような無菌包装を行う方法の一つとし
て、密封した包装袋を多数連結した密封袋帯を用いる無
菌充填包装方法が知られている。この包装方法に用いる
無菌充填包装装置を説明すると、この装置は、図2に示
すように、予め内部が殺菌された密封袋を帯状に連ねた
袋帯1を用いるもので、該密封袋帯1を巻いたロール2
と、このロール2から密封袋帯1を繰り出し、その外表
面を過酸化水素水などで殺菌し、乾燥する殺菌装置3
と、外表面が殺菌された密封袋帯の各袋間を切断して個
々の袋に切り離すと共に、切り離した包装袋1aの一側
縁を切断して開口部を形成する切断開口装置4と、開口
部を形成した包装袋1bの開口部を広げる拡開装置5
と、包装袋1bの開口部から内容物を充填する充填装置
6と、内容物が充填された包装袋1bの開口部をヒート
シールする熱封着装置7とを具備し、これらの装置が無
菌室8内に順次配置され、密封袋帯1から各包装袋毎に
その内部に内容物を無菌充填包装し、製品たる密封充填
包装袋1cを製造するものである。この場合、無菌室8
は、外部より圧力が高く設定され、陽圧となっており、
そのため無菌室8内にはフィルターを通してろ過した外
部の空気が圧送されている。
【0004】得られた製品は、続いて製品排出装置10
によって、無菌室8から外部に排出される。この製品排
出装置10について更に詳述すると、図3に示すよう
に、無菌室8の壁面8aに無菌室8と連通して先端面が
閉塞した筒状排出部11が突設され、排出部11の先端
下部が開口して排出開口部12が設けられていると共
に、この排出開口部12に常時は排出開口部12を閉塞
するように付勢され、製品1cがその上に落下するとそ
の重力で開口すると共に、製品1cが除かれると弾性的
にもとの状態に復帰する蓋体13が回動可能に枢着され
ている。上記排出部11内には第1コンベヤー14が設
置され、製品1cを排出部11の先端側に搬送するよう
になっており、一方、排出開口部12の下方には第2コ
ンベヤー15が設置され、排出開口部12から落下して
きた製品1cを受け取り、更に別の場所に製品1cを搬
送するようになっている。
【0005】製品1cは、第1コンベヤー14で排出部
11の先端に搬送され、次いでコンベヤー14の先端か
ら落下する。すると、製品1cは蓋体13を押し下げて
排出部11から脱して第2コンベヤー15上に落下する
と共に、蓋体13が弾性復帰して排出開口部12を再び
閉塞するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな製品排出装置10によると、製品1cが排出部11
の排出開口部12から落下する毎に製品1cが蓋体13
を押し下げて排出開口部12を一時的に開放にする結
果、無菌室8内と外部とが一時的に通気状態になる。こ
のため、陽圧にされている無菌室8内の空気が外部に漏
れるばかりでなく、無菌室8内に外部の空気が逆流して
汚染するおそれもある。しかもこの場合、無菌室から漏
れた空気を補充する必要があり、このためフィルターの
寿命が短くなり、コストが増大するという問題がある。
【0007】また、包装袋にジュース等の液状内容物を
充填する際、充填機の液切れのタイミングが合わずにジ
ュースなどが包装袋の外面に付着することがしばしば生
じる。このように付着した内容物は、その後保存してお
いた場合に、かびや汚れの原因になり、このため製品の
外観を検査していちいち除去しなければならず、手間を
要するものであった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、無菌室内から製品排出装置を介して空気が漏れるこ
とを可及的に防止できると共に、製品に付着した汚れを
除去することができる無菌充填包装装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、包装袋に内容物を充填する充填装置と、内
容物が充填された包装袋の開口部を熱封着する熱封着装
置とを具備し、これらの装置が無菌室内に設置されてい
ると共に、上記熱封着された無菌室内の密封充填包装袋
を排出開口部から無菌室外に排出する製品排出装置を有
する無菌充填包装装置において、上記排出開口部を水プ
ールの水にて閉塞すると共に密封充填包装袋を該水プー
ル内を通して外部に排出するように構成したことを特徴
とする無菌充填包装装置を提供する。
【0010】
【作用】本発明の無菌充填包装装置は、製品排出装置の
排出開口部を水プールの水にて閉塞すると共に、密封充
填包装袋を該水プールを通して外部に排出するように構
成したことにより、排出開口部が水で常に閉塞されてい
るので、無菌室内の空気が排出開口部から外部に漏れる
ことがないと共に、外部の無菌殺菌状態の空気が排出開
口部より遮断される。また、密封充填包装袋は水プール
を通過してから外部に排出されるので、水プールを通過
する間に密封充填包装袋の外面に付着した内容物は洗い
流され、かびや汚れの原因となることがなく、このため
内容物の付着の検査をする必要もなくなるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図1を参照して
説明する。この実施例の無菌充填包装装置は、図示して
いないが、図2に示した如き殺菌装置、開口装置、充填
装置及び熱封着装置が順次無菌室8内に配設されている
と共に、熱封着装置の次に製品排出装置20が配設され
ているものである。この場合、この製品排出装置20
は、図1に示したように、先端側が下方に屈曲されたL
字状筒体からなる排出部21の基端部が無菌室8内の壁
面8aにその基端開口部が無菌室8に連通した状態で接
続されていると共に、先端部が水プール22内の水23
中に浸漬され、これにより先端開口部(排出開口部)2
1aが水23により閉塞されているものである。なお、
上記排出部21内には第1コンベヤー24が配置され、
製品1cがこの第1コンベヤー24により無菌室8内か
ら搬送されて排出部21を通って排出開口部21aから
プール22内の水23中に落下するようになっている。
また、この水プール22内には排出開口部21aの下方
からプールの外部に向かって第2コンベヤー25が斜め
に設置され、更に第2コンベヤー25からの製品を受け
取る第3コンベヤー26が乾燥機27内に配置されてい
る。
【0012】而して、図2、3で説明した場合と同様に
して内容物が密封充填包装された製品1cは、無菌室8
から第1コンベヤー24を介して排出部21の先端に搬
送され、ここで第1コンベヤー24から落下して、排出
開口部21aより水プール22内の水23中を落下し、
第2コンベヤー25上に到達する。次いで第2コンベヤ
ー25で水23中からプール22外に搬送され、引き続
き第3コンベヤー26により運ばれる間に乾燥機27で
付着した水分が乾燥される。
【0013】ここで、水プールの水は、通常の無菌水や
5%程度の過酸化水素水などが使用できる。
【0014】本実施例の製品排出装置20は、排出開口
部21aが水プール22の水23で常に閉塞されている
ので、この排出開口部21aを通じて外部の空気が逆流
することがなく、無菌室8内の空気の無菌状態を安定に
維持できる。しかも、無菌室8内の空気が外部に漏れる
ことがないので、無菌室8への空気供給量を減少でき、
このためエアーフィルターの寿命が長くなり、コスト低
減ができる。また、密封充填包装袋1cは、プール22
の水23中に落下して第2コンベヤー25で水面上に搬
送される間に水中を移動するので、この間に表面が洗浄
され、表面に内容物が付着していても、洗い流すことが
できて衛生的である。
【0015】なお、本発明にかかる製品排出装置は、上
記実施例に限られるものではなく、例えば製品の搬入
は、コンベヤーによらず他の手段でも良く、また、プー
ル内に電動ブラシ等の洗浄装置を配しても良く、その他
の構成についても本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変更して差し支えない。
【0016】
【発明の効果】本発明の無菌充填包装装置によれば、無
菌室内の空気が製品排出装置から外部に漏れることがな
く、外部の無殺菌空気が無菌室内に侵入することもな
く、無菌室の無菌状態を安定に保つと共に、無菌室に送
り込む空気量が少なくて済むので、エアーフィルターの
寿命が長くなり、しかも製品に付着した内容物を除去す
ることができ、製品表面にかびや汚れが発生することを
可及的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無菌充填包装装置の製品排出装置の一
実施例を示す断面図である。
【図2】従来の無菌充填包装装置を示す斜視図である。
【図3】同例の無菌充填包装装置の製品排出装置を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 密封袋帯 1c 無菌充填包装袋(製品) 2 密封袋帯のロール 3 殺菌装置 4 切断開口装置 5 拡開装置 6 充填装置 7 熱封着装置 8 無菌室 10 製品排出装置 20 製品排出装置 21 排出部 22 水プール 23 水 24 第1コンベヤー 25 第2コンベヤー 26 第3コンベヤー 27 乾燥機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平本 眞一 東京都港区浜松町1丁目27番12号 秀和交 差▲点▼ビル3階 東洋自動機株式会社内 (72)発明者 平田 恵造 東京都港区浜松町1丁目27番12号 秀和交 差▲点▼ビル3階 東洋自動機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装袋に内容物を充填する充填装置と、
    内容物が充填された包装袋の開口部を熱封着する熱封着
    装置とを具備し、これらの装置が無菌室内に設置されて
    いると共に、上記熱封着された無菌室内の密封充填包装
    袋を排出開口部から無菌室外に排出する製品排出装置を
    有する無菌充填包装装置において、上記排出開口部を水
    プールの水にて閉塞すると共に、密封充填包装袋を該水
    プール内を通して外部に排出するように構成したことを
    特徴とする無菌充填包装装置。
JP18197293A 1993-06-28 1993-06-28 無菌充填包装装置 Pending JPH0710110A (ja)

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JP18197293A JPH0710110A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 無菌充填包装装置

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JPH0710110A true JPH0710110A (ja) 1995-01-13

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ID=16110091

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1217244A2 (en) * 2000-12-22 2002-06-26 Nisshinbo Industries Inc. Drum brake device with parking brake actuator,
JP2011050611A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Nakano Shokuhin Kk 包装茹で麺製造装置及び包装茹で麺製造方法
WO2012086087A1 (ja) * 2010-12-24 2012-06-28 中野食品株式会社 包装茹で麺製造装置及び包装茹で麺製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021119