JPH07101080B2 - 液化ガスボンベ冷却装置 - Google Patents
液化ガスボンベ冷却装置Info
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- JPH07101080B2 JPH07101080B2 JP24595292A JP24595292A JPH07101080B2 JP H07101080 B2 JPH07101080 B2 JP H07101080B2 JP 24595292 A JP24595292 A JP 24595292A JP 24595292 A JP24595292 A JP 24595292A JP H07101080 B2 JPH07101080 B2 JP H07101080B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液化炭酸ガスの如き工
業用又は家庭用の各種液化ガスを保管、運搬する液化ガ
スボンベの内部圧力が異常となるのを抑制するため液化
ガスボンベを冷却する液化ガスボンベ冷却装置に関する
ものである。
業用又は家庭用の各種液化ガスを保管、運搬する液化ガ
スボンベの内部圧力が異常となるのを抑制するため液化
ガスボンベを冷却する液化ガスボンベ冷却装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】液化ガスは、常温では非常に圧力が高く
なるので、強固なボンベに充填して保管されている。し
かし、液化ガスには臨界温度があり、この臨界温度を越
えると、内圧が異常に高くなるので、液化ガスボンベの
温度又は内圧が所定の値を越えると、液化ガスボンベを
冷却する液化ガスボンベ冷却装置が用いられている。
なるので、強固なボンベに充填して保管されている。し
かし、液化ガスには臨界温度があり、この臨界温度を越
えると、内圧が異常に高くなるので、液化ガスボンベの
温度又は内圧が所定の値を越えると、液化ガスボンベを
冷却する液化ガスボンベ冷却装置が用いられている。
【0003】この液化ガスボンベ冷却装置は、液化ガス
ボンベのまわりに熱伝導関係を保って設けられて冷却媒
体が貫流する冷却管と、この冷却管に冷却媒体を供給す
る冷却媒体供給源と、液化ガスボンベの温度又は圧力が
所定の値を越えた時に冷却管に冷却媒体供給源から冷却
媒体を供給する冷却制御手段とから成っている。従来技
術の液化ガスボンベ冷却装置においては、冷却媒体供給
源は、冷却管に封入された冷却媒体から熱を放射する放
熱器、圧縮器、熱交換器及びポンプ等を含んでいる。
ボンベのまわりに熱伝導関係を保って設けられて冷却媒
体が貫流する冷却管と、この冷却管に冷却媒体を供給す
る冷却媒体供給源と、液化ガスボンベの温度又は圧力が
所定の値を越えた時に冷却管に冷却媒体供給源から冷却
媒体を供給する冷却制御手段とから成っている。従来技
術の液化ガスボンベ冷却装置においては、冷却媒体供給
源は、冷却管に封入された冷却媒体から熱を放射する放
熱器、圧縮器、熱交換器及びポンプ等を含んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
の液化ガスボンベ冷却装置は、放熱器、圧縮器、熱交換
器、ポンプ等の大掛かりな設備を必要とする上にこれら
を駆動するために外部から大きなエネルギーを供給する
必要があるので、設備が充分でない場所で保管、使用す
ることができないし、特に液化ガスボンベを運搬する際
のように外部エネルギーを供給することが難しい場合に
は、液化ガスボンベを冷却することができなかった。
の液化ガスボンベ冷却装置は、放熱器、圧縮器、熱交換
器、ポンプ等の大掛かりな設備を必要とする上にこれら
を駆動するために外部から大きなエネルギーを供給する
必要があるので、設備が充分でない場所で保管、使用す
ることができないし、特に液化ガスボンベを運搬する際
のように外部エネルギーを供給することが難しい場合に
は、液化ガスボンベを冷却することができなかった。
【0005】本発明の1つの目的は、設備が大掛かりと
なることがなく、また外部エネルギーをほとんど必要と
することがなく、従って場所が制約されることがなく使
用することができる液化ガスボンベ冷却装置を提供する
ことにある。
なることがなく、また外部エネルギーをほとんど必要と
することがなく、従って場所が制約されることがなく使
用することができる液化ガスボンベ冷却装置を提供する
ことにある。
【0006】本発明の他の目的は、冷却すべき液化ガス
が高価である場合や有害である場合に、これらの高価な
又は有害なガスを外部に放出することがなく、従って無
駄なく、且つ安全に取り扱うことができる液化ガスボン
ベ冷却装置を提供することにある。
が高価である場合や有害である場合に、これらの高価な
又は有害なガスを外部に放出することがなく、従って無
駄なく、且つ安全に取り扱うことができる液化ガスボン
ベ冷却装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、液化ガスボンベのまわりに熱伝導関係を保って
設けられて冷却媒体が貫流する冷却管と、この冷却管に
冷却媒体を供給する冷却媒体供給源と、液化ガスボンベ
の圧力又は温度が所定の値を越えた時に冷却媒体供給源
を駆動して冷却管に冷却媒体を供給する冷却制御手段と
から成る液化ガスボンベ冷却装置において、冷却媒体供
給源は、液化ガスボンベからの液化ガスを膨張吐出する
膨張弁を含む液化ガス供給管から成り、冷却制御手段は
液化ガスボンベの圧力又は温度が所定の値を越えた時に
この膨張弁を開くアクチュエータを含むことを特徴とす
る液化ガスボンベ冷却装置を提供することにある。
手段は、液化ガスボンベのまわりに熱伝導関係を保って
設けられて冷却媒体が貫流する冷却管と、この冷却管に
冷却媒体を供給する冷却媒体供給源と、液化ガスボンベ
の圧力又は温度が所定の値を越えた時に冷却媒体供給源
を駆動して冷却管に冷却媒体を供給する冷却制御手段と
から成る液化ガスボンベ冷却装置において、冷却媒体供
給源は、液化ガスボンベからの液化ガスを膨張吐出する
膨張弁を含む液化ガス供給管から成り、冷却制御手段は
液化ガスボンベの圧力又は温度が所定の値を越えた時に
この膨張弁を開くアクチュエータを含むことを特徴とす
る液化ガスボンベ冷却装置を提供することにある。
【0008】本発明の第2の課題解決手段は、液化ガス
ボンベのまわりに熱伝導関係を保って設けられて冷却媒
体が貫流する冷却管と、この冷却管に冷却媒体を供給す
る冷却媒体供給源と、液化ガスボンベの圧力又は温度が
所定の値を越えた時に冷却媒体供給源を駆動して冷却管
に冷却媒体を供給する冷却制御手段とから成る液化ガス
ボンベ冷却装置において、冷却媒体供給源は、液化ガス
ボンベとは別個の小型液化ガス容器と、この小型液化ガ
ス容器からの液化ガスを膨張吐出する膨張弁を含む液化
ガス供給管とから成り、冷却制御手段は液化ガスボンベ
の圧力又は温度が所定の値を越えた時に膨張弁を開くア
クチュエータを含むことを特徴とする液化ガスボンベ冷
却装置を提供することにある。
ボンベのまわりに熱伝導関係を保って設けられて冷却媒
体が貫流する冷却管と、この冷却管に冷却媒体を供給す
る冷却媒体供給源と、液化ガスボンベの圧力又は温度が
所定の値を越えた時に冷却媒体供給源を駆動して冷却管
に冷却媒体を供給する冷却制御手段とから成る液化ガス
ボンベ冷却装置において、冷却媒体供給源は、液化ガス
ボンベとは別個の小型液化ガス容器と、この小型液化ガ
ス容器からの液化ガスを膨張吐出する膨張弁を含む液化
ガス供給管とから成り、冷却制御手段は液化ガスボンベ
の圧力又は温度が所定の値を越えた時に膨張弁を開くア
クチュエータを含むことを特徴とする液化ガスボンベ冷
却装置を提供することにある。
【0009】
【作用】このように、液化ガスボンベを冷却する冷却媒
体を供給する冷却媒体供給源が冷却すべき液化ガスボン
ベからの液化ガスを膨張吐出する膨張弁を含む液化ガス
供給管から成っていて、液化ガスボンベの圧力又は温度
が所定の値を越えた時にこの膨張弁を開いて液化ガスボ
ンベを冷却するようにすると、従来のように、放熱器、
圧縮器、熱交換器、ポンプ等の大掛かりな設備を必要と
しないし、これらを駆動するために外部から大きなエネ
ルギーを供給する必要がないので、設備が充分でない場
所でも保管、使用することができるし、外部エネルギー
は液化ガスボンベの圧力又は温度を検出する検出器と膨
張弁を開閉するアクチュエータとを駆動する僅かなエネ
ルギーでよく、従って液化ガスボンベを運搬する際のよ
うに外部エネルギーを供給することが難しい場合でも、
液化ガスボンベを有効に冷却をすることができる。
体を供給する冷却媒体供給源が冷却すべき液化ガスボン
ベからの液化ガスを膨張吐出する膨張弁を含む液化ガス
供給管から成っていて、液化ガスボンベの圧力又は温度
が所定の値を越えた時にこの膨張弁を開いて液化ガスボ
ンベを冷却するようにすると、従来のように、放熱器、
圧縮器、熱交換器、ポンプ等の大掛かりな設備を必要と
しないし、これらを駆動するために外部から大きなエネ
ルギーを供給する必要がないので、設備が充分でない場
所でも保管、使用することができるし、外部エネルギー
は液化ガスボンベの圧力又は温度を検出する検出器と膨
張弁を開閉するアクチュエータとを駆動する僅かなエネ
ルギーでよく、従って液化ガスボンベを運搬する際のよ
うに外部エネルギーを供給することが難しい場合でも、
液化ガスボンベを有効に冷却をすることができる。
【0010】また、液化ガスボンベを冷却する冷却媒体
を供給する冷却媒体供給源が冷却すべき液化ガスボンベ
とは別個の小型液化ガス容器とこの容器からの液化ガス
を膨張吐出する膨張弁を含む液化ガス供給管とから成っ
ていると、液化ガスボンベ内の液化ガスが高価である場
合や有害である場合に、これらのガスを外部に放出する
ことがないので、液化ガスの浪費をなくし、また外気の
安全を確保することができる。
を供給する冷却媒体供給源が冷却すべき液化ガスボンベ
とは別個の小型液化ガス容器とこの容器からの液化ガス
を膨張吐出する膨張弁を含む液化ガス供給管とから成っ
ていると、液化ガスボンベ内の液化ガスが高価である場
合や有害である場合に、これらのガスを外部に放出する
ことがないので、液化ガスの浪費をなくし、また外気の
安全を確保することができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1は本発明に係る液化ガスボンベ冷却装置10
の一実施例を示し、この液化ガスボンベ冷却装置10
は、冷却すべき液化ガスボンベ12のまわりに熱伝導関
係を保って設けられて冷却媒体が貫流する冷却管14
と、この冷却管14に冷却媒体を供給する冷却媒体供給
源16と、液化ガスボンベ12の圧力又は温度が所定の
値を越えた時に冷却媒体供給源を駆動して冷却管に冷却
媒体を供給する冷却制御手段18とから成っている。
ると、図1は本発明に係る液化ガスボンベ冷却装置10
の一実施例を示し、この液化ガスボンベ冷却装置10
は、冷却すべき液化ガスボンベ12のまわりに熱伝導関
係を保って設けられて冷却媒体が貫流する冷却管14
と、この冷却管14に冷却媒体を供給する冷却媒体供給
源16と、液化ガスボンベ12の圧力又は温度が所定の
値を越えた時に冷却媒体供給源を駆動して冷却管に冷却
媒体を供給する冷却制御手段18とから成っている。
【0012】図示の実施例では、冷却管14は、液化ガ
スボンベ12のまわりに巻き付けて設けられているが、
液化ガスボンベ12に熱伝導関係を保っていればどのよ
うな形態で設けられていてもよい。尚、図示していない
が、冷却管14の上には断熱材の被覆層が設けられてい
るのが好ましい。
スボンベ12のまわりに巻き付けて設けられているが、
液化ガスボンベ12に熱伝導関係を保っていればどのよ
うな形態で設けられていてもよい。尚、図示していない
が、冷却管14の上には断熱材の被覆層が設けられてい
るのが好ましい。
【0013】冷却媒体供給源16は、液化ガスボンベ1
2からの液化ガスを膨張吐出する膨張弁20を含む液化
ガス供給管22から成り、この液化ガス供給管22は、
液化ガスボンベ12のガス取出し口12aと冷却管14
との間に接続され、冷却管14の下流端は外気に開放さ
れている。尚、図1において符号30は液化ガス供給管
22と共にガス取出し口12aに接続されて液化ガスの
通常の使用時に開かれるコックであり、また符号32は
液化ガスボンベ12の安全弁である。この安全弁32
は、液化ガスボンベ12の内部圧力が危険値以上になっ
た時に自動的に開いて内部圧力を下げるために液化ガス
を吐出するのに用いられる。
2からの液化ガスを膨張吐出する膨張弁20を含む液化
ガス供給管22から成り、この液化ガス供給管22は、
液化ガスボンベ12のガス取出し口12aと冷却管14
との間に接続され、冷却管14の下流端は外気に開放さ
れている。尚、図1において符号30は液化ガス供給管
22と共にガス取出し口12aに接続されて液化ガスの
通常の使用時に開かれるコックであり、また符号32は
液化ガスボンベ12の安全弁である。この安全弁32
は、液化ガスボンベ12の内部圧力が危険値以上になっ
た時に自動的に開いて内部圧力を下げるために液化ガス
を吐出するのに用いられる。
【0014】冷却制御手段18は、図示の実施例では、
膨張弁20を開閉するアクチュエータ24と、液化ガス
ボンベ12の温度を検出する温度検出器26と、この温
度検出器26からの温度信号を液化ガスボンベ12の臨
界温度と比較して温度信号が臨界温度に近付いた時、即
ち臨界温度よりも低い所定の設定温度を越えた時にアク
チュエータ24を駆動するように駆動信号を発生する起
動回路28とから成っている。
膨張弁20を開閉するアクチュエータ24と、液化ガス
ボンベ12の温度を検出する温度検出器26と、この温
度検出器26からの温度信号を液化ガスボンベ12の臨
界温度と比較して温度信号が臨界温度に近付いた時、即
ち臨界温度よりも低い所定の設定温度を越えた時にアク
チュエータ24を駆動するように駆動信号を発生する起
動回路28とから成っている。
【0015】次に、本発明の冷却装置10の動作をのべ
ると、液化ガスボンベ12が臨界温度以下にあって内部
圧力が低い時には、冷却制御手段18の起動回路28は
動作しないので、冷却装置10の膨張弁20は閉じてい
る。液化ガスは、コック30を開いて適宜使用すること
ができる。液化ガスボンベ12の温度が臨界温度近くに
なると、温度検出器26はこの温度に相応する温度信号
を検出し、起動回路28は、この温度信号が臨界温度近
くの設定温度を越えたことを判断し、アクチュエータ2
4を駆動する。
ると、液化ガスボンベ12が臨界温度以下にあって内部
圧力が低い時には、冷却制御手段18の起動回路28は
動作しないので、冷却装置10の膨張弁20は閉じてい
る。液化ガスは、コック30を開いて適宜使用すること
ができる。液化ガスボンベ12の温度が臨界温度近くに
なると、温度検出器26はこの温度に相応する温度信号
を検出し、起動回路28は、この温度信号が臨界温度近
くの設定温度を越えたことを判断し、アクチュエータ2
4を駆動する。
【0016】膨張弁20が開かれると、液化ガスボンベ
12内の液化ガスが膨張吐出し、液化ガス供給管22を
経て冷却管14に供給される。液化ガスが膨張する際に
気化熱を奪うので、冷却管14内で液化ガスボンベ12
から供給されるガス自体によって液化ガスボンベ12が
冷却される。従って、液化ガスボンベ12は、臨界温度
にならないように管理される。
12内の液化ガスが膨張吐出し、液化ガス供給管22を
経て冷却管14に供給される。液化ガスが膨張する際に
気化熱を奪うので、冷却管14内で液化ガスボンベ12
から供給されるガス自体によって液化ガスボンベ12が
冷却される。従って、液化ガスボンベ12は、臨界温度
にならないように管理される。
【0017】一方、液化ガスボンベ12が冷却されて温
度検出器26で検出された温度が低下すると、起動回路
28はアクチュエータ24を逆方向に駆動して膨張弁2
0を閉じ、液化ガスの無駄に放出することがないように
する。
度検出器26で検出された温度が低下すると、起動回路
28はアクチュエータ24を逆方向に駆動して膨張弁2
0を閉じ、液化ガスの無駄に放出することがないように
する。
【0018】注目すべきことであるが、冷却装置10
は、放熱器、圧縮器、熱交換器、ポンプ等の大掛かりな
設備を必要とすることがなく、またそれらを駆動する大
きな外部エネルギーを必要としないので、設備の不充分
な場所で保管、使用する場合や車両に載せて運搬する場
合でも冷却装置10を使用することができる。従って、
安全弁32が開いて大量の液化ガスを無駄に放出するこ
とがない。
は、放熱器、圧縮器、熱交換器、ポンプ等の大掛かりな
設備を必要とすることがなく、またそれらを駆動する大
きな外部エネルギーを必要としないので、設備の不充分
な場所で保管、使用する場合や車両に載せて運搬する場
合でも冷却装置10を使用することができる。従って、
安全弁32が開いて大量の液化ガスを無駄に放出するこ
とがない。
【0019】上記実施例では、液化ガスボンベ12の温
度を温度検出器26で検出して起動回路28にこの温度
信号を供給しているが、若し可能であれば、液化ガスボ
ンベ12の内部圧力を圧力検出器で検出して起動回路2
8がこの圧力信号を圧力の設定値と比較してアクチュエ
ータ24を駆動するようにしてもよい。
度を温度検出器26で検出して起動回路28にこの温度
信号を供給しているが、若し可能であれば、液化ガスボ
ンベ12の内部圧力を圧力検出器で検出して起動回路2
8がこの圧力信号を圧力の設定値と比較してアクチュエ
ータ24を駆動するようにしてもよい。
【0020】本発明の他の実施例が図2に示され、この
実施例では、冷却媒体供給源16は、液化ガスボンベ1
2とは別個の小型液化ガス容器34と、この小型液化ガ
ス容器34からの液化ガスを膨張吐出する膨張弁20を
含む液化ガス供給管22とから成り、この液化ガス供給
管22は、冷却管14に接続されている。冷却制御手段
18は、図1の冷却制御手段と全く同じであり、同じ部
分には同じ符号が付されている。
実施例では、冷却媒体供給源16は、液化ガスボンベ1
2とは別個の小型液化ガス容器34と、この小型液化ガ
ス容器34からの液化ガスを膨張吐出する膨張弁20を
含む液化ガス供給管22とから成り、この液化ガス供給
管22は、冷却管14に接続されている。冷却制御手段
18は、図1の冷却制御手段と全く同じであり、同じ部
分には同じ符号が付されている。
【0021】この実施例では、冷却管14に供給される
液化ガスが冷却されるべき液化ガスボンベ12からでは
なく、それとは別の小型液化ガス容器34から供給され
るので、冷却されるべき液化ガスボンベ12内の液化ガ
スが高価である場合とか、有害である場合に、これらの
高価な又は有害なガスが外気に放出されることがないよ
うにしている。従って、小型液化ガス容器34内の液化
ガスとしては安価で無害なガスを用いる。
液化ガスが冷却されるべき液化ガスボンベ12からでは
なく、それとは別の小型液化ガス容器34から供給され
るので、冷却されるべき液化ガスボンベ12内の液化ガ
スが高価である場合とか、有害である場合に、これらの
高価な又は有害なガスが外気に放出されることがないよ
うにしている。従って、小型液化ガス容器34内の液化
ガスとしては安価で無害なガスを用いる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、液化ガ
スボンベを冷却する冷却媒体を供給する冷却媒体供給源
が冷却すべき液化ガスボンベからの液化ガスを膨張吐出
する膨張弁を含む液化ガス供給管から成り、また液化ガ
スボンベの圧力又は温度が所定の値を越えた時にこの膨
張弁を開いて液化ガスボンベを冷却するようにしている
ので、従来のように、放熱器、圧縮器、熱交換器、ポン
プ等の大掛かりな設備を必要としないし、これらを駆動
するために外部から大きなエネルギーを供給する必要が
ないので、設備が充分でない場所でも保管、使用するこ
とができるし、外部エネルギーは液化ガスボンベの圧力
又は温度を検出するする検出器と膨張弁を開閉するアク
チュエータとを駆動する僅かなエネルギーでよく、従っ
て液化ガスボンベを運搬する際に外部エネルギーを供給
することが難しい場合でも、液化ガスボンベを有効に冷
却をすることができる実益がある。
スボンベを冷却する冷却媒体を供給する冷却媒体供給源
が冷却すべき液化ガスボンベからの液化ガスを膨張吐出
する膨張弁を含む液化ガス供給管から成り、また液化ガ
スボンベの圧力又は温度が所定の値を越えた時にこの膨
張弁を開いて液化ガスボンベを冷却するようにしている
ので、従来のように、放熱器、圧縮器、熱交換器、ポン
プ等の大掛かりな設備を必要としないし、これらを駆動
するために外部から大きなエネルギーを供給する必要が
ないので、設備が充分でない場所でも保管、使用するこ
とができるし、外部エネルギーは液化ガスボンベの圧力
又は温度を検出するする検出器と膨張弁を開閉するアク
チュエータとを駆動する僅かなエネルギーでよく、従っ
て液化ガスボンベを運搬する際に外部エネルギーを供給
することが難しい場合でも、液化ガスボンベを有効に冷
却をすることができる実益がある。
【0024】また、液化ガスボンベを冷却する冷却媒体
を供給する冷却媒体供給源が冷却すべき液化ガスボンベ
とは別個の小型液化ガス容器とこの容器からの液化ガス
を膨張吐出する膨張弁を含む液化ガス供給管とから成っ
ていると、液化ガスボンベ内の高価であるか有害である
液化ガスを外部に放出することがないので、液化ガスの
浪費をなくし、外気の安全を確保することができる実益
がある。
を供給する冷却媒体供給源が冷却すべき液化ガスボンベ
とは別個の小型液化ガス容器とこの容器からの液化ガス
を膨張吐出する膨張弁を含む液化ガス供給管とから成っ
ていると、液化ガスボンベ内の高価であるか有害である
液化ガスを外部に放出することがないので、液化ガスの
浪費をなくし、外気の安全を確保することができる実益
がある。
【図1】本発明に係る液化ガスボンベ冷却装置の一例の
概略系統図である。
概略系統図である。
【図2】本発明に係る液化ガスボンベ冷却装置の他の例
の概略系統図である。
の概略系統図である。
10 液化ガスボンベ冷却装置 12 液化ガスボンベ 12a ガス取出し口 14 冷却管 16 冷却媒体供給源 18 冷却制御手段 20 膨張弁 22 液化ガス供給管 24 アクチュエータ 26 温度検出器 28 起動回路 30 コック 32 安全弁 34 小型液化ガス容器
Claims (2)
- 【請求項1】 液化ガスボンベのまわりに熱伝導関係を
保って設けられて冷却媒体が貫流する冷却管と、前記冷
却管に冷却媒体を供給する冷却媒体供給源と、前記液化
ガスボンベの圧力又は温度が所定の値を越えた時に前記
冷却媒体供給源を駆動して前記冷却管に前記冷却媒体を
供給する冷却制御手段とから成る液化ガスボンベ冷却装
置において、前記冷却媒体供給源は、前記液化ガスボン
ベからの液化ガスを膨張吐出する膨張弁を含む液化ガス
供給管から成り、前記冷却制御手段は前記液化ガスボン
ベの圧力又は温度が所定の値を越えた時に前記膨張弁を
開くアクチュエータを含むことを特徴とする液化ガスボ
ンベ冷却装置。 - 【請求項2】 液化ガスボンベのまわりに熱伝導関係を
保って設けられて冷却媒体が貫流する冷却管と、前記冷
却管に冷却媒体を供給する冷却媒体供給源と、前記液化
ガスボンベの圧力又は温度が所定の値を越えた時に前記
冷却媒体供給源を駆動して前記冷却管に前記冷却媒体を
供給する冷却制御手段とから成る液化ガスボンベ冷却装
置において、前記冷却媒体供給源は、前記液化ガスボン
ベとは別個の小型液化ガス容器と、前記小型液化ガス容
器からの液化ガスを膨張吐出する膨張弁を含む液化ガス
供給管とから成り、前記冷却制御手段は前記液化ガスボ
ンベの圧力又は温度が所定の値を越えた時に前記膨張弁
を開くアクチュエータを含むことを特徴とする液化ガス
ボンベ冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24595292A JPH07101080B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 液化ガスボンベ冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24595292A JPH07101080B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 液化ガスボンベ冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674393A JPH0674393A (ja) | 1994-03-15 |
JPH07101080B2 true JPH07101080B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=17141298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24595292A Expired - Fee Related JPH07101080B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 液化ガスボンベ冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07101080B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6151900A (en) * | 1999-03-04 | 2000-11-28 | Boeing Northamerican, Inc. | Cryogenic densification through introduction of a second cryogenic fluid |
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