JPH0710083A - パワーチルト装置 - Google Patents

パワーチルト装置

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JPH0710083A
JPH0710083A JP5143079A JP14307993A JPH0710083A JP H0710083 A JPH0710083 A JP H0710083A JP 5143079 A JP5143079 A JP 5143079A JP 14307993 A JP14307993 A JP 14307993A JP H0710083 A JPH0710083 A JP H0710083A
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power
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Yasuo Funemi
泰夫 船見
Kenji Ishikawa
賢治 石川
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SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Actuator (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 海水等による腐食を低減し、シール性も高度
のものが要求されないパワーチルト装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 船体1の船尾に固定したブラケット2に船外
機を軸4で揺動可能に支持し、船体1内に船外機3を上
げ下げするチルトシリンダユニット5及びこのチルトシ
リンダユニット5に作動油を供給する圧力流体供給手段
21を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船外機のパワーチルト装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータボート等の小型船舶に適用するパ
ワーチルト装置として特公平4−11435号公報に開
示されるものが知られている。このパワーチルト装置
は、図4に示すように船体101の船尾板102に左右
一対からなるクランプブラケット103を固定し、この
クランプブラケット103にチルト軸104を介してス
イベルブラケット105を傾動可能に支持し、このスイ
ベルブラケット105に船外機106を転舵可能に支持
し、更に前記クランプブラケット103とスイベルブラ
ケット105との間にチルトシリンダユニット107を
設け、このチルトシリンダユニット107を作動させる
ことで船外機106を水面上に上げ下げするようにして
いる。
【0003】上述したチルトシリンダユニット107は
図5に示すように、シリンダ111内に挿通したロッド
112の一端部にシリンダ111内周面に摺接するピス
トン113を固着し、またチルトシリンダユニット10
7に圧力流体である作動油を供給するための油圧回路
は、図示しないモータで油圧ポンプ115を正転又は逆
転することによってスプールバルブ116に圧油が送ら
れ、この圧油の圧力で一方のチェックバルブ117が開
き、スプール116aの移動で他方のチェックバルブ1
17が開けられることで、シリンダ111内に画成され
た2つのシリンダ室S1,S2のいずれか一方に圧油を
送るとともに、他方から作動油を排出することにより、
ロッド112を進退させる。
【0004】また、このパワーチルト装置では、図4に
示すように走行時に船外機106が流木T等の障害物に
衝突し、ロッド112がシリンダ111内から急激に進
出する場合に備えて、チルトシリンダユニット107の
ピストン113にアブソーバ弁118及びリターン弁1
19を設けるとともに、衝撃吸収前後でピストン113
の位置を同位置に保持するためのフリーピストン120
をシリンダ111内に摺動自在に嵌装している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパワー
チルト装置にあっては、チルトシリンダユニット及びこ
のチルトシリンダユニットに圧力流体を供給するための
モータやポンプ等の圧力流体供給部が船体外に配設され
ているので、これらのシリンダユニット、モータ及びポ
ンプ等が海水等によって腐食することを防止するために
耐食性を強くしなければならないとともに、シール性も
極めて高いものが要求されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、チルトシリンダユニットのシリンダ部及び圧力
流体供給手段を船体内に配設した。
【0007】
【作用】チルトシリンダユニットのシリンダ部及び圧力
流体供給手段が船体内に配設されているので、海水等に
よる腐食を極めて低減できるとともに、シール性も高い
ものが要求されない。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係るパワーチルト装
置を適用した小型船舶の後部側面図、図2は同船舶の船
外機が障害物に衝突した状態の側面図、図3は同パワー
チルト装置の油圧回路図である。
【0009】船体1の船尾にはブラケット2が固定さ
れ、このブラケット2に船外機3が軸4で揺動可能に支
持され、更に船体1内に船外機3を上げ下げするチルト
シリンダユニット5及びこのチルトシリンダユニット5
に圧力流体である作動油を供給する圧力流体供給手段を
配設している。
【0010】チルトシリンダユニット5は、図3に示す
ようにシリンダ11内にロッド12を挿通し、このロッ
ド12の一端部にシリンダ11内周面に摺接するピスト
ン13を固着し、このピストン13によりシリンダユニ
ット11が伸長する際に膨張する第1シリンダ室S1と
圧縮する第2シリンダ室S2とを画成している。
【0011】またピストン13には第1シリンダ室S1
と第2シリンダ室S2とを連通する複数の油路を形成し
て第1シリンダ室S1から第2シリンダ室S2への作動
油の供給のみを許容するブローバルブ14を介装してい
る。更に、ロッド12の他端部は船外機3に連結してい
る。
【0012】このチルトシリンダユニット5に作動油を
供給する圧力流体供給手段である油圧回路21は、モー
タ22によって回転駆動される可逆型油圧ポンプ23の
各吐出口を逆止弁24,25を介してタンク26に接続
するとともに、ダウンブローバルブ27及びアップブロ
ーバルブ28を介してタンク26に接続している。
【0013】また、油圧ポンプ23の各吐出口をスプー
ルバルブ30のスプール31で画成された第1室32及
び第2室33に接続している。このスプールバルブ31
の第1室32はチェック弁34を介してチルトシリンダ
ユニット5の第1シリンダ室S1に接続し、第2室33
はチェック弁35を介してチルトシリンダユニット5の
第2シリンダ室S2に接続している。
【0014】そして、チルトシリンダ5の伸長時に膨張
する第1シリンダ室S1にはショックブローバルブ37
を介してサブタンク38を接続している。このサブタン
ク38はシリンダ39内部にフリーピストン40を摺動
自在に嵌装して流体室41を形成し、フリーピストン4
0をばね部材42にて流体室41側に付勢している。
【0015】このサブタンク38の流体室41はチェッ
ク弁44を介してスプールバルブ45のスプール46で
画成された第1室47に接続し、このスプールバルブ4
5のスプール46で画成された第1室47をタンク26
に接続し、第2室48をスプールバルブ30の第1室3
2に接続している。また、チルトシリンダユニット5の
第1シリンダ室S1と第2シリンダ室S2との間にはマ
ニュアルバルブ50を介装している。
【0016】以上のように構成したパワーチルト装置に
おいては、モータ22によって油圧ポンプ23を正転す
ることにより、油圧ポンプ23からの吐出作動油がスプ
ールバルブ30の第1室32に送られ、この吐出圧でチ
ェック弁34が開状態になり、またスプール31が移動
してチェック弁35が開状態になる。
【0017】これによって、油圧ポンプ23からの作動
油は、スプールバルブ30の第1室32、チェック弁3
4を介してチルトシリンダユニット5の第1シリンダ室
S1内に流入し、チルトシリンダユニット5の第2シリ
ンダ室S2内の作動油はスプールバルブ30のチェック
弁35及び第2室33を介して油圧ポンプ23に戻るの
で、チルトシリンダユニット5のロッド12が伸長する
方向に移動し、船外機3は下降(チルトダウン)する。
【0018】これに対し、油圧ポンプ23を逆転するこ
とにより、油圧ポンプ23からの吐出作動油がスプール
バルブ30の第2室33に送られ、この吐出圧でチェッ
ク弁35が開状態になり、またスプール31が移動して
チェック弁34が開状態になる。
【0019】これによって、油圧ポンプ23からの作動
油は、スプールバルブ30の第2室33、チェック弁3
5を介してチルトシリンダユニット5の第2シリンダ室
S2内に流入し、チルトシリンダユニット5の第1シリ
ンダ室S1内の作動油はスプールバルブ30のチェック
弁34及び第1室32を介して油圧ポンプ23に戻るの
で、チルトシリンダユニット5のロッド12が縮む方向
に移動し、船外機3は上昇(チルトアップ)する。
【0020】つまり、このパワーチルト装置にあって
は、チルトシリンダユニット5のロッド12が縮む方向
に移動することで船外機3のチルトアップ動作が行わ
れ、ロッド12が伸びる方向に移動することで船外機3
のチルトダウン動作が行われる。
【0021】ここで、図2に示すように船外機3が流木
等の障害物Tに衝突すると、船外機3が跳ね上げられる
のでチルトシリンダユニット5のロッド12に対して縮
む方向に急激に力が作用する。このとき、チルトシリン
ダユニット5の第1シリンダ室S1の作動油はブローバ
ルブ14を通じて第2シリンダ室S2内に流入するが、
ロッド12がシリンダ11内に進入することで、ロッド
12の進入体積相当分の作動油は第2シリンダ室S2内
に流入することができない。
【0022】そこで、このパワーチルト装置では、第1
シリンダ室S1にショックブローバルブ37を介してサ
ブタンク38を接続しているので、ロッド12がシリン
ダ11内に進入することによるロッド12の進入体積相
当分の作動油は、ショックブローバルブ37を介してサ
ブタンク38の流体室41内に流入して吸収される。
【0023】そして、その後チルトダウンすべく油圧ポ
ンプ23を回転駆動してチルトシリンダユニット5の第
1シリンダ室S1内に作動油を圧送すると、このとき作
動油はスプールバルブ30の第1室32を通じてスプー
ルバルブ45の第2室48内に流入し、これによりスプ
ール46が移動してチェック弁44を開状態にするの
で、サブタンク38の流体室41の作動油がチェック弁
44及びスプールバルブ45の第1室47を通じてタン
ク26に戻されて、定常状態に復帰する。
【0024】尚、船外機3を転舵する機構については従
来の機構を用いればよいが、チルトシリンダユニット5
の強度を高めてチルトシリンダユニット5自体を転舵機
構を構成する転舵アームとして利用することもできる。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
チルトシリンダユニットのシリンダ部及び圧力流体供給
手段を船体内に配設しているので、海水等による腐食を
極めて低減できるとともに、シール性も高度である必要
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパワーチルト装置を適用した小型
船舶の後部側面図
【図2】同船舶の船外機が障害物に衝突した状態の側面
【図3】同パワーチルト装置の油圧回路図
【図4】従来のパワーチルト装置を適用した小型船舶の
後部側面図
【図5】同パワーチルト装置の油圧回路図
【符号の説明】 1…船体、2…ブラケット、3…船外機、4…軸、5…
チルトシリンダユニット、11…シリンダ、12…ロッ
ド、13…ピストン、23…油圧ポンプ、38…サブタ
ンク、41…流体室、45…スプールバルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船外機に連結したチルトシリンダユニッ
    トと、このチルトシリンダユニットのシリンダ内に摺動
    自在に嵌装したピストンで画成される2つのシリンダ室
    に圧力流体を供給する圧力流体供給手段とを備えたパワ
    ーチルト装置において、このパワーチルト装置は前記チ
    ルトシリンダユニットのシリンダ部及び前記圧力流体供
    給手段が船体内に配設されていることを特徴とするパワ
    ーチルト装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力流体供給手段はサブタンクを備
    え、このサブタンクの流体室はショックブローバルブを
    介してチルトシリンダユニットが伸長する際に膨張する
    シリンダ室に連結され、また前記サブタンクの流体室は
    前記シリンダ室に圧力流体を供給するときに開状態にな
    るバルブを介してタンクに接続されていることを特徴と
    する請求項1に記載のパワーチルト装置。
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