JPH07100202A - 血液透析用中空糸膜およびその製造方法 - Google Patents
血液透析用中空糸膜およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH07100202A JPH07100202A JP24694693A JP24694693A JPH07100202A JP H07100202 A JPH07100202 A JP H07100202A JP 24694693 A JP24694693 A JP 24694693A JP 24694693 A JP24694693 A JP 24694693A JP H07100202 A JPH07100202 A JP H07100202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow fiber
- hollow yarn
- yarn membrane
- fiber membrane
- membrane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 血液中の低分子イオンの透析性に優れた、多
孔質中空糸からなる血液透析膜を提供する。 【構成】 血液透析用の多孔質中空糸膜の外側表面のみ
に、該中空糸膜を透過できない程度の高い分子量をも
ち、かつ、該中空膜に対して吸着性を有するカチオン性
高分子を吸着させた血液透析用中空糸膜。
孔質中空糸からなる血液透析膜を提供する。 【構成】 血液透析用の多孔質中空糸膜の外側表面のみ
に、該中空糸膜を透過できない程度の高い分子量をも
ち、かつ、該中空膜に対して吸着性を有するカチオン性
高分子を吸着させた血液透析用中空糸膜。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な血液透析用中空
糸膜およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、血
液中の低分子イオンの透析性に優れた中空糸タイプの血
液透析膜および該血液透析膜を工業的に製造する方法に
関する。
糸膜およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、血
液中の低分子イオンの透析性に優れた中空糸タイプの血
液透析膜および該血液透析膜を工業的に製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、血液透析用中空糸膜を利用した人
工透析技術の進歩はめざましく、腎機能不全患者の長期
生存が可能になっている。しかしながら、長期透析の実
施に伴ない、種々の合併症も生じている。これらの合併
症の内で透析アミロイド症とともに問題となっているも
のに、リンの代謝異常がある。このリン代謝異常を軽減
するために、これまでも種々の方法が提案されてきた。
工透析技術の進歩はめざましく、腎機能不全患者の長期
生存が可能になっている。しかしながら、長期透析の実
施に伴ない、種々の合併症も生じている。これらの合併
症の内で透析アミロイド症とともに問題となっているも
のに、リンの代謝異常がある。このリン代謝異常を軽減
するために、これまでも種々の方法が提案されてきた。
【0003】例えば、特開昭61―113459号によ
れば、セルロースをアンモニウム基で変性して、膜内に
カチオン基を導入する方法が提案された。このカチオン
基導入法によるものは、確かにリンの透析性は未導入の
膜に比べて高い値を示すが、カチオン基の膜内平均導入
率は理論量の5〜10%にすぎず、未だ充分とは言えな
い。また、カチオン基の導入率を10%以上にすると、
血液に触れる側の膜面で血液中のタンパク質の吸着や変
性を誘発するという新たな問題点が生じる。
れば、セルロースをアンモニウム基で変性して、膜内に
カチオン基を導入する方法が提案された。このカチオン
基導入法によるものは、確かにリンの透析性は未導入の
膜に比べて高い値を示すが、カチオン基の膜内平均導入
率は理論量の5〜10%にすぎず、未だ充分とは言えな
い。また、カチオン基の導入率を10%以上にすると、
血液に触れる側の膜面で血液中のタンパク質の吸着や変
性を誘発するという新たな問題点が生じる。
【0004】さらに、別の技術によれば、膜の構造制御
によっても、リンの透析性を向上することが可能とされ
ている。しかしながら、この方法によれば、アルブミン
などの必須タンパク質の透過率が大きくなりやすく、血
中必須タンパク質の損失の点から好ましくない。
によっても、リンの透析性を向上することが可能とされ
ている。しかしながら、この方法によれば、アルブミン
などの必須タンパク質の透過率が大きくなりやすく、血
中必須タンパク質の損失の点から好ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上述した従来技術の欠点を克服し、かつ膜の分離特
性は保持しながら、血中から除去されるリンの除去量を
増やす、新規な血液透析用中空糸膜を提供することにあ
る。
は、上述した従来技術の欠点を克服し、かつ膜の分離特
性は保持しながら、血中から除去されるリンの除去量を
増やす、新規な血液透析用中空糸膜を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の課
題を解決するために鋭意研究の結果、血液透析用中空糸
膜の外表面にカチオン性の高分子を吸着することで、血
液中のリンの透析性が顕著に向上することを見いだし、
本発明を完成するに到った。
題を解決するために鋭意研究の結果、血液透析用中空糸
膜の外表面にカチオン性の高分子を吸着することで、血
液中のリンの透析性が顕著に向上することを見いだし、
本発明を完成するに到った。
【0007】すなわち、本発明は、血液透析用の多孔質
中空糸膜において、該中空糸膜の外側表面に、該中空糸
膜を実質的に透過できない程度の分子量を有しかつ該中
空糸膜に対して吸着性を有するカチオン性高分子が吸着
しており、かつ該中空糸内表面には該カチオン性高分子
が実質的に存在しないことを特徴とするものである。
中空糸膜において、該中空糸膜の外側表面に、該中空糸
膜を実質的に透過できない程度の分子量を有しかつ該中
空糸膜に対して吸着性を有するカチオン性高分子が吸着
しており、かつ該中空糸内表面には該カチオン性高分子
が実質的に存在しないことを特徴とするものである。
【0008】本発明に用い得るカチオン性高分子として
は、使用する血液透析用中空糸膜に吸着性を有し、かつ
実質的にこの膜を透過しないものであれば基本的には使
用可能である。
は、使用する血液透析用中空糸膜に吸着性を有し、かつ
実質的にこの膜を透過しないものであれば基本的には使
用可能である。
【0009】本発明において好適に用いられるカチオン
性高分子としては、第4級アンモニウム基を含む水溶性
高分子化合物が挙げられる。これらの具体的な例として
は、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)、
ポリ(ジアリルジエチルアンモニウムクロリド)、ポリ
(スルホニル―ジアリルジメチルアンモニウムクロリ
ド)、ポリ(スルホニル―ジアリルジエチルアンモニウ
ムクロリド)、部分4級化ポリエチレンイミン、ポリ
(ω―トリメチルアンモニウムエチルアクリレート)、
ポリ(ω―トリエチルアンモニウムエチルアクリレー
ト)、ポリ(ω―トリメチルアンモニウムエチルメタク
リレート)、ポリ(ω―トリエチルアンモニウムエチル
メタクリレート)およびこれらの共重合体などが挙げら
れる。これらの高分子化合物は後述の血液透析用中空糸
膜を実質的に透過できない程度に高分子量であることが
必要である。また、上記高分子化合物は単独でも2種以
上組み合わせても使用できる。
性高分子としては、第4級アンモニウム基を含む水溶性
高分子化合物が挙げられる。これらの具体的な例として
は、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)、
ポリ(ジアリルジエチルアンモニウムクロリド)、ポリ
(スルホニル―ジアリルジメチルアンモニウムクロリ
ド)、ポリ(スルホニル―ジアリルジエチルアンモニウ
ムクロリド)、部分4級化ポリエチレンイミン、ポリ
(ω―トリメチルアンモニウムエチルアクリレート)、
ポリ(ω―トリエチルアンモニウムエチルアクリレー
ト)、ポリ(ω―トリメチルアンモニウムエチルメタク
リレート)、ポリ(ω―トリエチルアンモニウムエチル
メタクリレート)およびこれらの共重合体などが挙げら
れる。これらの高分子化合物は後述の血液透析用中空糸
膜を実質的に透過できない程度に高分子量であることが
必要である。また、上記高分子化合物は単独でも2種以
上組み合わせても使用できる。
【0010】上記のカチオン性高分子とともに本発明に
用いられる血液透析用中空糸膜としては、該カチオン性
高分子を吸着できるものであれば使用可能であるが、好
適な中空糸膜形成材料の例としては、セルロース、セル
ロースエステル、ポリサルホン、ポリエーテルサルホ
ン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル共重合体、ポリ
メチルメタクリレート、ポリカーボネートなどが挙げら
れる。
用いられる血液透析用中空糸膜としては、該カチオン性
高分子を吸着できるものであれば使用可能であるが、好
適な中空糸膜形成材料の例としては、セルロース、セル
ロースエステル、ポリサルホン、ポリエーテルサルホ
ン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル共重合体、ポリ
メチルメタクリレート、ポリカーボネートなどが挙げら
れる。
【0011】本発明の中空糸膜は、これらの血液透析用
中空糸膜の外側表面のみに前記のカチオン性高分子を吸
着したものであるが、吸着させるに当たっては、該カチ
オン性高分子の溶液に中空糸膜外面を浸漬し、必要に応
じてすすぎ処理を行ったのち、所定条件下で熱処理すれ
ばよい。本発明に好適なカチオン性高分子の吸着量は中
空糸外表面の少なくとも20%であり、特に実質的に5
0%以上を被覆させることが好ましい。
中空糸膜の外側表面のみに前記のカチオン性高分子を吸
着したものであるが、吸着させるに当たっては、該カチ
オン性高分子の溶液に中空糸膜外面を浸漬し、必要に応
じてすすぎ処理を行ったのち、所定条件下で熱処理すれ
ばよい。本発明に好適なカチオン性高分子の吸着量は中
空糸外表面の少なくとも20%であり、特に実質的に5
0%以上を被覆させることが好ましい。
【0012】このようにして得られるカチオン性高分子
被覆中空糸膜は、後述の実施例にも示すように、血液中
のリン酸イオンの透過性に優れており、かつ中空糸膜外
表面に吸着された高分子カチオンが血液と直接接触する
こともないので、溶血や凝血を引き起こすこともないと
いう利点を有し、血液透析用としてきわめて有用であ
る。
被覆中空糸膜は、後述の実施例にも示すように、血液中
のリン酸イオンの透過性に優れており、かつ中空糸膜外
表面に吸着された高分子カチオンが血液と直接接触する
こともないので、溶血や凝血を引き起こすこともないと
いう利点を有し、血液透析用としてきわめて有用であ
る。
【0013】
【実施例】以下、実施例を挙げ、本発明をさらに詳しく
説明する。ただし、本発明はこれにより何ら限定される
ものではない。
説明する。ただし、本発明はこれにより何ら限定される
ものではない。
【0014】
【実施例1】セルローストリアセテート20重量部、ト
リエチレングリコール24重量部およびN―メチル―2
―ピロリドン(NMP)56重量部を二軸押出機中で1
50℃にて攪拌混合後、脱泡しながら均一溶液となし
た。該溶液をフィルターで濾過した後、二重管ノズルか
ら芯剤とともに吐出し、エアギャップを通過させた後、
30重量%NMP水溶液中にて凝固させた。さらに、こ
の中空糸を50℃の水洗槽で中空糸中に残存する溶剤等
を水洗除去後、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムク
ロリド)を1.0重量%溶解したグリセリン50重量%
水溶液を付着し、80℃にて10秒間乾燥した。
リエチレングリコール24重量部およびN―メチル―2
―ピロリドン(NMP)56重量部を二軸押出機中で1
50℃にて攪拌混合後、脱泡しながら均一溶液となし
た。該溶液をフィルターで濾過した後、二重管ノズルか
ら芯剤とともに吐出し、エアギャップを通過させた後、
30重量%NMP水溶液中にて凝固させた。さらに、こ
の中空糸を50℃の水洗槽で中空糸中に残存する溶剤等
を水洗除去後、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムク
ロリド)を1.0重量%溶解したグリセリン50重量%
水溶液を付着し、80℃にて10秒間乾燥した。
【0015】かくして得られた内径200μm、膜厚1
5μm、空隙率70%および平均孔径75オングストロ
ームのセルローストリアセテート中空糸13,500本
を束ねた後、末端部をウレタンで封止し、50℃にて3
時間熱処理することにより、透析用モジュールを得た。
5μm、空隙率70%および平均孔径75オングストロ
ームのセルローストリアセテート中空糸13,500本
を束ねた後、末端部をウレタンで封止し、50℃にて3
時間熱処理することにより、透析用モジュールを得た。
【0016】かくして得られたモジュールを用いて、Q
B=200ml/分、QD=500ml/分の条件下で
リン酸イオンの透析性能(クリアランス)を調べたとこ
ろ、190ml/分と非常に良好な値が得られた。ま
た、透水性、デキストラン1万クリアランスおよび7万
フルイ係数は、それぞれ、220ml/m2 /h/mm
Hg、55ml/分および0.05であった。
B=200ml/分、QD=500ml/分の条件下で
リン酸イオンの透析性能(クリアランス)を調べたとこ
ろ、190ml/分と非常に良好な値が得られた。ま
た、透水性、デキストラン1万クリアランスおよび7万
フルイ係数は、それぞれ、220ml/m2 /h/mm
Hg、55ml/分および0.05であった。
【0017】
【比較例1】実施例1において、ポリ(ジアリルジメチ
ルアンモニウムクロリド)を用いることなく、全く同様
にして得た中空糸モジュールのリン酸イオン透析性能
は、170ml/分と実施例1のモジュールに比べて劣
っていた。
ルアンモニウムクロリド)を用いることなく、全く同様
にして得た中空糸モジュールのリン酸イオン透析性能
は、170ml/分と実施例1のモジュールに比べて劣
っていた。
【0018】
【実施例2〜4】実施例1において、ポリ(ジアリルジ
メチルアンモニウムクロリド)を用いる代わりにそれぞ
れ表1に示す3種のポリカチオン(a)(b)(c)を
用いて同様にして得たモジュールのリン酸イオン透析性
能および透水性(UFR)、デキストラン1万クリアラ
ンス(DA1万)および7万フルイ係数(SC7万)を
表1に示す。
メチルアンモニウムクロリド)を用いる代わりにそれぞ
れ表1に示す3種のポリカチオン(a)(b)(c)を
用いて同様にして得たモジュールのリン酸イオン透析性
能および透水性(UFR)、デキストラン1万クリアラ
ンス(DA1万)および7万フルイ係数(SC7万)を
表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【比較例2】比較のため実施例2〜4において用いたポ
リカチオンを用いないで同様に得たモジュールのリン酸
イオンの透析性能を測定した。これらの比較例におい
て、ポリカチオンを用いなかった場合は、リン酸イオン
のクリアランスは166〜170ml/分であり、ポリ
カチオンを吸着させたもの(実施例2〜4)に比べ10
〜20ml/分低い値を示した。
リカチオンを用いないで同様に得たモジュールのリン酸
イオンの透析性能を測定した。これらの比較例におい
て、ポリカチオンを用いなかった場合は、リン酸イオン
のクリアランスは166〜170ml/分であり、ポリ
カチオンを吸着させたもの(実施例2〜4)に比べ10
〜20ml/分低い値を示した。
【0021】
【実施例5〜7】実施例1において用いたセルロースト
リアセテート中空糸の代わりに、それぞれ表2に示す3
種の高分子から得られた中空糸を用いて、実施例1と同
様にポリカチオンを吸着して得たモジュールのリン酸イ
オン透析性能および透水性(UFR)、デキストラン1
万クリアランス(DA1万)および7万フルイ係数(S
C7万)を表2に示す。
リアセテート中空糸の代わりに、それぞれ表2に示す3
種の高分子から得られた中空糸を用いて、実施例1と同
様にポリカチオンを吸着して得たモジュールのリン酸イ
オン透析性能および透水性(UFR)、デキストラン1
万クリアランス(DA1万)および7万フルイ係数(S
C7万)を表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】
【比較例3〜5】比較のため、実施例5〜7においてポ
リカチオンを用いないで同様にして得たモジュールのリ
ン酸イオンの透析性能を表3に示す。これらの比較例か
ら明らかなように、ポリカチオンを用いなかった場合
は、リン酸イオンのクリアランスは10〜15ml/分
低い値を示した。
リカチオンを用いないで同様にして得たモジュールのリ
ン酸イオンの透析性能を表3に示す。これらの比較例か
ら明らかなように、ポリカチオンを用いなかった場合
は、リン酸イオンのクリアランスは10〜15ml/分
低い値を示した。
【0024】
【表3】
【0025】
【発明の効果】上述の如く、本発明の血液透析用中空糸
膜は、血液中の低分子イオン、特にリン酸イオンの透析
性能に優れており、かつ、該中空糸膜の外側表面に吸着
している高分子カチオンが血液と直接接触することもな
いので、溶血や凝結などのトラブルを生ずることもな
い。
膜は、血液中の低分子イオン、特にリン酸イオンの透析
性能に優れており、かつ、該中空糸膜の外側表面に吸着
している高分子カチオンが血液と直接接触することもな
いので、溶血や凝結などのトラブルを生ずることもな
い。
【0026】したがって、本発明の血液透析用中空糸膜
は腎機能不全患者の透析に有用なものである。
は腎機能不全患者の透析に有用なものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 血液透析用の多孔質中空糸膜において、
該中空糸膜の外側表面に、該中空糸膜を実質的に透過で
きない程度の分子量を有しかつ該中空糸膜に対して吸着
性を有するカチオン性高分子が吸着しており、かつ該中
空糸内表面には該カチオン性高分子が実質的に存在しな
いことを特徴とする血液透析用中空糸膜。 - 【請求項2】 カチオン性高分子が第4級アンモニウム
基を有する水溶性高分子化合物であることを特徴とする
血液透析用中空糸膜。 - 【請求項3】 血液透析用の多孔質中空糸膜を製造する
に当り、該中空糸膜を実質的に透過できない程度の高い
分子量を有しかつ該中空糸膜に対して吸着性を有するカ
チオン性高分子の溶液で該中空糸の表面を処理し、該カ
チオン性高分子を該中空糸外側表面のみに吸着させるこ
とを特徴とする血液透析用中空糸膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24694693A JPH07100202A (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 血液透析用中空糸膜およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24694693A JPH07100202A (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 血液透析用中空糸膜およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07100202A true JPH07100202A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17156096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24694693A Pending JPH07100202A (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 血液透析用中空糸膜およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07100202A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007503862A (ja) * | 2003-08-28 | 2007-03-01 | ガンブロ・ルンディア・エービー | 膜の表面処理と関連製品 |
US8118176B2 (en) | 2003-08-28 | 2012-02-21 | Gambro Ab | Membrane unit element, semipermeable membrane, filtration device, and processes for manufacturing the same |
-
1993
- 1993-10-01 JP JP24694693A patent/JPH07100202A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007503862A (ja) * | 2003-08-28 | 2007-03-01 | ガンブロ・ルンディア・エービー | 膜の表面処理と関連製品 |
US8118176B2 (en) | 2003-08-28 | 2012-02-21 | Gambro Ab | Membrane unit element, semipermeable membrane, filtration device, and processes for manufacturing the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100432463B1 (ko) | 폴리술폰 중공사 반투막 | |
JP4211168B2 (ja) | 透析器の製造方法および滅菌法 | |
US8302781B2 (en) | High-flux dialysis membrane with an improved separation behaviour | |
EP0568045B1 (en) | Polysulfone-based hollow fiber membrane and process for manufacturing the same | |
EP0572274B1 (en) | Novel high flux hollow fiber membrane | |
US9776143B2 (en) | Low cut-off ultrafiltration membranes | |
JP5619878B2 (ja) | 改良された性能を有する膜 | |
US20070163950A1 (en) | High-flux dialysis membrane with improved separation behaviour | |
WO2010133613A1 (en) | Membranes having improved performance | |
WO1997034687A1 (fr) | Membrane en fils creux utilisee pour l'epuration du sang et epurateur de sang | |
KR100424995B1 (ko) | 선택투과성 막 및 그의 제조방법 | |
JPH10108907A (ja) | 血液浄化膜、その製造方法及び血液浄化用モジュール | |
JP3617194B2 (ja) | 選択透過性分離膜及びその製造方法 | |
JPH10230148A (ja) | 半透膜 | |
JP3548354B2 (ja) | 中空糸膜及びその製造方法 | |
CN113646067B (zh) | 多孔膜 | |
EP3296010B1 (en) | Acrylonitrile-based membrane with low thrombogenicity | |
JPH07100202A (ja) | 血液透析用中空糸膜およびその製造方法 | |
JP4352709B2 (ja) | ポリスルホン系半透膜およびそれを用いた人工腎臓 | |
Davenport | The changing face of dialyzer membranes and dialyzers | |
JPH0970431A (ja) | ポリスルホン系中空糸型人工腎臓の製造方法および人工腎臓 | |
JP3770145B2 (ja) | 半透膜の製造方法およびその半透膜を用いた透析器 | |
Paul | Polymer hollow fiber membranes for removal of toxic substances from blood | |
JP3334705B2 (ja) | ポリスルホン系選択透過性中空糸膜 | |
JP3392707B2 (ja) | 血液透析器 |