JPH07100110A - 検出装置 - Google Patents

検出装置

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JPH07100110A
JPH07100110A JP5274866A JP27486693A JPH07100110A JP H07100110 A JPH07100110 A JP H07100110A JP 5274866 A JP5274866 A JP 5274866A JP 27486693 A JP27486693 A JP 27486693A JP H07100110 A JPH07100110 A JP H07100110A
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JP
Japan
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eyelid
light
circuit
reflected
infrared
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JP5274866A
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Inventor
Hirofumi Eguchi
弘文 江口
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 瞼の開閉状態を光学的に正確に検出できる検
出装置を提供する。 【構成】 投光手段(発光回路20,赤外線発光ダイオ
ード4)によって、眼球Eまたは瞼E2に赤外線IRを
投射し、反射光検出手段(受光回路30,赤外線フォト
ダイオード5)によって眼球Eまたは瞼E2からの反射
赤外線IR’を検出し、この検出された反射赤外線I
R’に基づいて瞼開閉状態判定手段(サンプリングホー
ルド回路50,コンパレーター回路60)によって瞼の
開閉状態を判定するようになっているので、瞼の開閉状
態を光学的に検出することができ、居眠り防止装置に適
用して瞼を閉じた状態が所定時間継続したときに所定の
警告を行うようにした場合には、居眠りの発生を確実に
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、瞼の開閉状態を光学
的に検出する検出装置に係り、特に車両運転時や勉学時
における居眠りを警告する居眠り防止装置等に適用可能
な検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】長時間に亘って車両の運転を行う時や、
深夜の勉学時などには、本人の意志に拘らず睡魔が襲っ
てくるものであり、特に車両運転時における居眠りは重
大事故につながりかねず、有効な居眠り防止装置の開発
が望まれている。
【0003】しかしながら、人が実際に睡眠状態にある
か否かを正確に判定しようとする場合には脳波の検出な
ど高度の技術を要し、装置も複雑化して高価になるた
め、睡眠状態を直接的に検出する方式の居眠り防止装置
は未だ存在しないのが現状である。
【0004】そこで、従来から、人体の挙動等に基づい
て睡眠状態を間接的に検出して報知する居眠り防止装置
の開発が試みられている。
【0005】例えば、居眠りを生じた際に頭が前方に傾
くことを応用して、傾き検出装置を具備し、その検出装
置により頭の傾きを検出した際に報知音を発する耳掛け
式の居眠り防止装置が開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人が頭
を前方に傾けるという動作は、居眠りを生じた際に必ず
現れるとは云えず、また、例えば車両の運転時や勉学時
において頭を前方に傾けるという動作は頻繁に起こるも
のである。
【0007】そのため、前記の検出装置を備えた居眠り
防止装置によっては、居眠りの発生状態を正確に検出す
ることができず、誤報知を生じ易いという欠点があっ
た。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、光学的に瞼の開閉状態を正確に検出するこ
とのできる検出装置を提供することを主な目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の検出装置は、眼
球または瞼に対して光を投射する投光手段と、前記投光
手段から投射され眼球または瞼で反射された反射光を検
出する反射光検出手段と、この反射光検出手段によって
検出された反射光に基づいて瞼の開閉状態を判定する瞼
開閉状態判定手段とを備えることにより上記目的を達成
している。
【0010】この場合、例えば、請求項2に記載したよ
うに、前記投光手段が、所定間隔毎にパルス状の光を投
射し、前記反射光検出手段が、該パルス状の光の反射光
に基づいてパルス状の出力信号を出力し、前記瞼開閉状
態判定手段が、前記反射光検出手段の出力する出力信号
をサンプリングするサンプリング手段と、該サンプリン
グ手段のサンプリングした出力信号を所定値と比較し、
眼球または閉じた瞼の何れの反射光に対応するものであ
るかを判定する比較判定手段とを備えていてもよい。
【0011】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記投光手段が、赤外線発光素子で構成され、前記
反射光検出手段が、光学系を有する赤外線受光素子で構
成されていてもよい。
【0012】また、請求項4に記載するように、本発明
の検出装置は、例えば、前記瞼開閉状態判定手段によ
り、瞼を閉じた状態であると判定された状態が所定時間
継続したとき、所定の警報を行う警報手段をさらに備え
ていてもよい。
【0013】さらに、本発明の検出装置は、例えば、請
求項5に記載するように、少なくとも、前記投光手段と
反射光検出手段が眼鏡の所定位置に取り付けられた構成
とすることもできる。
【0014】
【作用】本発明に係る検出装置によれば、投光手段によ
り眼球または瞼に対して光を投射し、反射光検出手段に
よって前記投光手段から投射され眼球または瞼で反射さ
れた反射光を検出する。
【0015】この反射光検出手段の検出信号に基づい
て、瞼開閉状態判定手段が瞼の開閉状態を判定する。
【0016】したがって、瞼の開閉状態を光学的に確実
に検出することができる。
【0017】また、前記瞼開閉状態判定手段により瞼を
閉じた状態であると判定された状態が所定時間継続した
ときに、所定の警報を行う警報手段を設けると、例え
ば、居眠りの発生状態を的確に検出して報知することが
できる。
【0018】さらに、前記投光手段と反射光検出手段を
眼鏡の所定位置に取り付けると、通常の眼鏡と同様に着
用するだけで瞼の開閉状態を容易且つ確実に検出するこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下、図を参照して本発明に係る検出装置の
実施例を説明する。
【0020】図1は、本発明の検出装置を適用した眼鏡
の斜視図である。
【0021】図1において、眼鏡1には、そのフレーム
2の所定箇所に本発明に係る検出装置が組み込まれてい
る。
【0022】即ち、眼鏡1のレンズ3周りのフレーム2
aの上部右端側であって、蔓(つる)2bとの継目部分
には、赤外線発光ダイオード(投光手段)4と赤外線フ
ォトダイオード(反射光検出手段)5が設けられてお
り、蔓2bの耳掛け部2cの先端部には、圧電ブザー6
が設けられている。
【0023】上記赤外線発光ダイオード4および赤外線
フォトダイオード5は、眼鏡1が装着されたとき、図2
に示すように人の眼球(目)Eの角膜E1の一部、或い
は閉じられた瞼E2に照射され、また、角膜E1,瞼E
2からの反射赤外線IR’が赤外線フォトダイオード5
に入射するように調整されている。
【0024】また、前記赤外線フォトダイオード5に
は、集光率を高める集光レンズ7等の光学系を備えてい
る。
【0025】上記眼鏡1のフレーム2の蔓2b内には、
図3に示すような検出装置10が組み込まれている。
【0026】即ち、検出装置10は、発光回路20,受
光回路30,増幅回路40,サンプリングホールド回路
50,コンパレーター回路60,制御装置70,圧電ブ
ザー6等を備えており、電源としての水銀電池等も、蔓
2bの内部に収納されている。 前記発光回路20は、
赤外線発光ダイオード4と、トランジスタTr、抵抗R
1,R2,R3及び電解コンデンサC1等を備えてい
る。
【0027】赤外線発光ダイオード4は、そのアノード
端子が抵抗R1を介して電源電圧Vccに接続されると
共に、電解コンデンサC1を介して接地され、そのカソ
ード端子がトランジスタTrのコレクタ端子に接続され
ている。
【0028】トランジスタTrのベース端子は、抵抗R
2を介して制御装置70内の発振回路71に接続され、
エミッタ端子はグランドに接続されている。
【0029】尚、トランジスタTrのベース端子とエミ
ッタ端子の間には、バイアス用の抵抗R3が接続されて
いる。
【0030】前記トランジスタTrは、そのベース端子
に、後述する発振回路71から、例えば、128Hzの
パルス信号が抵抗R2を介して入力され、このパルス信
号により所定周期でスイッチイングされる。
【0031】したがって、トランジスタTrがオン/オ
フすることにより、赤外線発光ダイオード4に周期的に
順方向の電流が流れ、赤外線発光ダイオード4は、パル
ス状の赤外線IRを図2に示したように目(E)に投射
する。
【0032】前記受光回路30は、上記赤外線フォトダ
イオード5と、コンパレータCOMP1、帰還回路を構
成する抵抗R4,R5,R6及びコンデンサC2等を備
えている。
【0033】赤外線フォトダイオード5は、そのアノー
ド端子が、コンパレータCOMP1のプラス(+)側の
入力端子に接続され、そのカソード端子がコンパレータ
COMP1のマイナス(−)側の入力端子に接続される
と共にグランドに接地されている。
【0034】また、コンパレータCOMP1の出力端子
とマイナス(−)側の入力端子の間には帰還回路が接続
されている。
【0035】この帰還回路は、直列接続した抵抗R5と
抵抗R6に対して抵抗R4が並列接続され、抵抗R5と
抵抗R6の間に、接地したコンデンサC2の一端が接続
された回路構成となっている。
【0036】そして、前記赤外線発光ダイオード4から
眼球Eの角膜E1または閉じた瞼E2に照射された赤外
線IRは、その表面で反射され、反射赤外線IR’とな
って前記集光レンズ7を介して受光回路30の赤外線フ
ォトダイオード5に入射する。
【0037】これにより、赤外線フォトダイオード5に
は、反射赤外線IR’の入射光量に略比例した光電流が
流れ、コンパレータCOMP1の入力端子間には、赤外
線フォトダイオード5に流れる電流に対応した電位差が
生じて、その電位差に応じたパルス信号が出力端子より
出力される。
【0038】前記増幅回路40は、比較増幅装置として
のコンパレータCOMP2と、帰還路を構成する抵抗R
8等から成っている。
【0039】コンパレータCOMP2は、そのマイナス
(−)側の入力端子が、抵抗R7とコンデンサC3を介
して前記受光回路20のコンパレータCOMP1の出力
端子に接続され、そのプラス(+)側の入力端子が接地
されている。
【0040】また、コンパレータCOMP1は、その出
力端子とマイナス(−)側の入力端子が抵抗R8を有す
る帰還回路で接続されている。
【0041】そして、前記受光回路30のコンパレータ
COMP1から出力されたパルス信号は、コンデンサC
3および抵抗R7によってノイズ成分が除去されて、前
記コンパレータCOMP2のマイナス(−)側の入力端
子に入力され、コンパレータCOMP2の出力端子から
は、振幅が増幅されたパルス信号がサンプルホールド回
路50に出力される。
【0042】前記サンプルホールド回路50は、例え
ば、ホールド用コンデンサを用いた通常のサンプルホー
ルド回路が用いられており、コンパレータCOMP2の
出力する増幅パルス信号をサンプルホールドして、コン
パレーター回路60に出力する。
【0043】前記コンパレーター回路60は、例えば、
オペレーション・アンプ等で構成され、その一方の入力
端子には、前記サンプルホールド回路50のホールド出
力が、また、他方の入力端子には、所定のしきい値(ス
レッショルド)に対応する基準電圧Vsが入力されてい
る。
【0044】尚、前記しきい値(基準電圧Vs)は、眼
球E1と瞼E2の赤外線反射率に基づいて定められ、前
記サンプルホールド回路50によって保持されるサンプ
リングパルス信号の電圧値(即ち、パルス振幅)が、眼
球E1の反射率に対応するか、或いは瞼E2の反射率に
対応するかを確実に識別し得る値に設定される。
【0045】そして、このコンパレーター回路60は、
前記サンプルホールド回路50からのホールド出力を基
準電圧Vsと比較し、ホールド出力が基準電圧Vsより
小さい場合にはタイマTのリセット信号を制御装置70
に出力する。
【0046】前記制御装置70は、発振回路71、ブザ
ー駆動回路72及びタイマT等を備えている。
【0047】発振回路71は前記発光回路20とタイマ
Tに接続され、タイマTは前記コンパレーター回路60
の出力端子とブザー駆動回路72に夫々接続されてい
る。
【0048】前記発振回路71は、水晶発振器と分周回
路等を備え、例えば128Hzのパルス信号を前記発光
回路20に出力すると共に、所定周期のクロックパルス
をタイマTに出力する。
【0049】前記タイマTは、前記発振回路71から入
力されるクロックパルスを計数し、その計数値が所定値
に達した際に、所定時間(例えば、2秒)が経過したと
判断してブザー駆動信号を前記ブザー駆動回路72に対
して出力する。
【0050】このタイマTは、前記コンパレーター回路
60からリセット信号が入力される度にリセットされ
る。
【0051】また、前記ブザー駆動回路72には圧電ブ
ザー6が接続され、前記タイマTから駆動信号が入力さ
れると、該圧電ブザー6を鳴動駆動する。
【0052】次に、この検出装置10の動作を説明す
る。
【0053】まず、眼鏡1を着用して電源をオン状態に
すると、制御装置70の発振回路71から所定周波数
(例えば128Hz)のパルス信号が出力され、このパ
ルス信号により、トランジスタTrが所定周期でオン/
オフされることにより、赤外線発光ダイオード4からパ
ルス状の赤外線IRが、図2に示すように目(E)に対
して照射される。
【0054】この照射光は、眼球Eの角膜E1または閉
じた瞼E2の表面で反射され、反射赤外線IR’が、集
光レンズ7を介して受光回路30の赤外線フォトダイオ
ード5に入射する。
【0055】赤外線フォトダイオード5は、反射赤外線
IR’の入射光量に略比例して光電流が流れ、この光電
流に対応したパルス信号がコンパレータCOMP1から
増幅回路40に出力される。
【0056】即ち、赤外線フォトダイオード5に入射す
る反射赤外線IR’の光量は、赤外線IRが反射される
物体表面の反射率に依存することから、反射率の比較的
高い角膜E1によって赤外線IRが反射された場合(つ
まり、瞼(E2)が開いている場合)には、赤外線フォ
トダイオード5に流れる電流が大きくなり、コンパレー
タCOMP1の入力端子間の電位差は相対的に低くなっ
て、このコンパレータCOMP1の出力端子からはロー
レベル(例えば、0ボルト)のパルス信号が出力され
る。
【0057】一方、反射率の比較的低い瞼E2によって
赤外線IRが反射された場合(つまり、瞼(E2)が閉
じている場合)には、赤外線フォトダイオード5に流れ
る電流が小さくなり、コンパレータCOMP1の入力端
子間の電位差は相対的に高くなるから、このコンパレー
タCOMP1の出力端子からはハイレベル(例えば、
0.5ボルト)の信号が出力される。
【0058】コンパレータCOMP1から出力されたパ
ルス信号は、コンデンサC3および抵抗R7を介して増
幅回路40のコンパレータCOMP2のマイナス(−)
側の入力端子に入力される。
【0059】そして、コンパレータCOMP2は、入力
されるパルス信号を増幅して、サンプルホールド回路5
0に出力し、サンプルホールド回路50は、入力される
パルス信号をサンプルホールドしてコンパレーター回路
60に出力する。
【0060】コンパレーター回路60は、サンプルホー
ルド回路50から入力されるホールド出力を基準電圧V
s(例えば、0.3ボルト)と比較し、ホールド出力が
基準電圧Vs以下のローレベル(0ボルト)であると判
定した場合(即ち、瞼(E2)が開いていると判定した
場合)には、出力端子から制御装置70のタイマTに対
してリセット信号を出力する。
【0061】また、コンパレーター回路60は、ホール
ド出力が基準電圧Vs以上のハイレベル(0.5ボル
ト)であると判定した場合(即ち、瞼(E2)が閉じて
いると判定した場合)には、出力端子から制御装置70
のタイマTに対しするリセット信号の出力を停止する。
【0062】一方、制御装置70内のタイマTは、常に
発振回路71から供給されるクロックパルスをカウント
して時間を計測しており、コンパレーター回路60から
リセット信号の入力がある度にリセットされる。
【0063】つまり、コンパレーター回路60によっ
て、瞼E2が開いている状態(即ち、目を開けて居眠り
をしていない状態)であると判定された場合には、タイ
マTがリセットされ、瞼E2が閉じている状態(即ち、
瞼E2が瞬きした状態、或いは居眠りの恐れがある状
態)であると判定された場合にはタイマTの計時が続行
される。
【0064】したがって、例えば、タイマTのタイムア
ップが「2秒」に設定されている場合には、瞼E2が2
秒間に亘って閉じられた状態が続くと、居眠り状態であ
ると判定して、タイマTからブザー駆動回路72に対し
て駆動信号が出力され、圧電ブザー6が鳴動を開始す
る。
【0065】これにより、聴覚を介して居眠りの発生が
警告されて、検出装置10の組み込まれた眼鏡1の使用
者は目を覚ますため、居眠りが確実に防止され、車両運
転時等における重大事故の発生を未然に防止したり、勉
学に励むことができる。
【0066】一方、瞼E2が閉じられている時間が2秒
未満である場合には、瞼E2の瞬き等である可能性が高
く、タイマTがタイムアップする前に瞼E2が開くこと
によって、タイマTの計時はリセットされ、圧電ブザー
6による居眠りの警告は行われない。
【0067】このように、本実施例に係る検出装置10
によれば、居眠りの発生に伴って生じる瞼E2が継続し
て閉じられた状態を確実に検出して、警告を発すること
ができ、居眠りを確実に防止できると共に、実際には居
眠りを生じていない場合の誤報知を極力減らすことがで
きる。
【0068】また、目に見えない赤外線を採用している
ことから、視覚を妨げることなく、確実に瞼の開閉を検
出することができる。
【0069】また、本実施例に係る検出装置10は、眼
鏡1のフレーム2に組み込まれているから、通常の眼鏡
と同様に着用するだけで居眠りを容易且つ確実に防止で
き、簡便性,有用性に優れている。
【0070】尚、本実施例では、発光回路20の発光素
子に赤外線発光ダイオード4を、受光回路30の受光素
子に赤外線フォトダイオード5を夫々用いる場合につい
て説明したが、これに限らず可視光を発光,受光する通
常の発光ダイオードやフォトダイオード等を用いること
も可能である。
【0071】但し、その場合には、投射光が眼球の水晶
体等に入射して視覚の妨げとならないように調節する必
要がある。
【0072】また、本実施例では、居眠り状態を警告す
る警告手段として圧電ブザー6を用いる場合について説
明したが、これに限らず、例えば、スピーカーから「キ
ケン、キケン、オキテクダサイ」等の合成音声を出力す
るようにしてもよいし、また、眼鏡の蔓に低周波発生器
を組み込んで、振動によって居眠り状態を報知するよう
にしたり、或いは目に強い光を照射して視覚的に報知す
るようにしてもよい。また、本実施例では、検出装置1
0を眼鏡1のフレーム2に組み込む場合について述べた
が、これに限らず、帽子やヘルメットの前面部に取り付
けて、瞼の開閉状態を検出するようにしてもよい。
【0073】また、発光素子と受光素子のみを眼鏡等に
取り付け、他の電子回路や電源等を外部に設けて、リー
ド線を介して互いに接続するようにしてもよい。
【0074】また、検出回路10の用途は、本実施例の
ように居眠り防止装置に適用する場合に限定されず、例
えば、所定時間における瞼の開閉回数を計測する実験装
置に適用したり、或いはこの検出装置10によって、長
時間に亘って瞼の瞬きが行われない状態(即ち、目が開
けられ続ける状態)を検出,報知するようにして、テレ
ビゲーム等を長時間行うとなり易いと云われる所謂ドラ
イアイを防止し得る装置を提供することも可能である。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、眼球と瞼の反射率の相
違を利用して、光素子によって瞼の開閉状態を判定して
いるので、瞼の開閉状態を光学的に容易且つ確実に検出
することができる。
【0076】また、瞼開閉状態判定手段により瞼を閉じ
た状態であると判定された状態が所定時間継続したとき
に、警報手段によって所定の警報を行う構成とした場合
には、例えば居眠りの発生状態を的確に報知することが
できる。
【0077】さらに、投光手段と反射光検出手段が眼鏡
の所定位置に取り付けられた構成とする場合には、通常
の眼鏡と同様に着用するだけで瞼の開閉状態を容易且つ
確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検出装置を眼鏡に組み込んだ状態
を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る検出装置の使用状態を示す概念図
である。
【図3】本発明に係る検出装置の回路構成図である。
【符号の説明】
1 眼鏡 2 フレーム 4 赤外線発光ダイオード 5 赤外線フォトダイオード 6 圧電ブザー(警告手段) 10 検出装置 20 発光回路(投光手段) Vcc 電源電圧 30 受光回路(反射光検出手段) COMP1 コンパレータ 40 増幅回路 COMP2 コンパレータ 50 サンプルホールド回路(サンプリ
ング手段) 60 コンパレーター回路(瞼開閉状態
判定手段) Vs 基準電圧 70 制御装置 71 発振回路 72 ブザー駆動回路 T タイマ E 目(眼球) E1 角膜 E2 瞼 IR 赤外線 IR’ 反射赤外線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼球または瞼に対して光を投射する投光手
    段と、 前記投光手段から投射され眼球または瞼で反射された反
    射光を検出する反射光検出手段と、 この反射光検出手段の検出結果に基づいて瞼の開閉状態
    を判定する瞼開閉状態判定手段と、 を備えたことを特徴とする検出装置。
  2. 【請求項2】前記投光手段は、所定間隔毎にパルス状の
    光を投射し、 前記反射光検出手段は、該パルス状の光の反射光に基づ
    いてパルス状の出力信号を出力し、 前記瞼開閉状態判定手段は、前記反射光検出手段の出力
    する出力信号をサンプリングするサンプリング手段と、
    該サンプリング手段のサンプリングした出力信号を所定
    値と比較し、眼球または閉じた瞼の何れの反射光に対応
    するものであるかを判定する比較判定手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の検出装置。
  3. 【請求項3】前記投光手段が、赤外線発光素子で構成さ
    れ、 前記反射光検出手段が、光学系を有する赤外線受光素子
    で構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の検出装置。
  4. 【請求項4】前記検出装置は、 前記瞼開閉状態判定手段により、瞼を閉じた状態である
    と判定された状態が所定時間継続したとき、所定の警報
    を行う警報手段を、さらに備えたことを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれかに記載の検出装置。
  5. 【請求項5】前記検出装置は、 少なくとも、前記投光手段と前記反射光検出手段が、眼
    鏡の所定位置に取り付けられたことを特徴とする請求項
    1から請求項4のいずれかに記載の検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019121282A (ja) * 2018-01-10 2019-07-22 トヨタ自動車株式会社 ドライバ覚醒監視システム及びウエアラブル端末

Cited By (1)

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JP2019121282A (ja) * 2018-01-10 2019-07-22 トヨタ自動車株式会社 ドライバ覚醒監視システム及びウエアラブル端末

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