JPH07100074B2 - 留置針における内針の挿入方法および留置針 - Google Patents

留置針における内針の挿入方法および留置針

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JPH07100074B2 JP62200418A JP20041887A JPH07100074B2 JP H07100074 B2 JPH07100074 B2 JP H07100074B2 JP 62200418 A JP62200418 A JP 62200418A JP 20041887 A JP20041887 A JP 20041887A JP H07100074 B2 JPH07100074 B2 JP H07100074B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、留置針における内針の挿入方法および留置
針に関し、さらに詳しく言うと、人工腎臓透析装置の血
液回路と患者の血管とを接続する際に使用する透析用留
置針などの留置針における内針の挿入方法および留置針
に関する。
[従来の技術およびその問題点] たとえば、人工腎臓透析装置の血液回路と患者の血管と
の接続は、一端を患者の血管内に挿入したままで使用す
る留置針と血液回路の血液チューブ先端に設けた継手と
を接続することにより行なわれている。
この留置針としては、第6図に示すように樹脂性の外筒
針aと、その外筒針aの全長よりも長い全長を有する金
属製の内針(図示せず。)とからなるものが知られてい
る。この留置針は外筒針aの先端を患者の血管内に挿入
した状態で留置するものであり、次のような手順で使用
する。すなわち、外筒針aの先端より内針の先端が突
出するように、外筒針aの接続端bから内針を挿入す
る。外筒針aの先端より突出した内針の先端を患者の
皮膚および血管に穿刺挿入し、外筒針aの先端を血管内
に案内する。外筒針aの先端が血管内に達した後、内
針を接続端bから引き抜く。その後、外筒針a内に血
液が満ちるのを待ってこの外筒針aの接続端bに液体流
通管を接続する。
しかし、この留置針においては、内針の挿入方法として
外筒針aの接続端bから内針を挿入する方法を用いてい
るので、常に外筒針の全長よりも長い内針を使用しなけ
ればならず、取り扱いに不便であるという問題があっ
た。また、内針を抜去して外筒針aの接続端bに液体流
通管を接続する際に、体内からの血液が外筒針aの接続
端bから噴出するのを防止するために血管と血管内に達
した内針の先端とを圧迫しながら、この内針を抜去しな
ければならず、その操作に熟練を要するという問題があ
った。
そこで、外筒針aの接続端bに液体流通管の接続する際
に、特別のテクニックを要することのないものとして、
第7図に示したような改良型の留置針が登場した。
この改良型の留置針は、外筒針aの接続端bに柔軟弾性
材からなる貫通管cを設け、且つ、この貫通管cの開放
端に着脱自在な栓dを取り付けてなるものであり、その
使用にあたっては以下の操作を行なう。まず、内針を
栓dの表面から穿刺挿入して、その先端が外筒針aの先
端より突出するように外筒針a内に挿入する。外筒針
aの先端より突出した内針の先端を患者の皮膚および血
管に穿刺挿入して外筒針aの先端を血管内に案内する。
外筒針aの先端が血管内に達した後、内針を栓dから
引き抜く。次いで、貫通管cの中間部を、たとえば鉗
子で挟む。その後、栓dを取り外して貫通管cの開放
端を露出させてから、クランプを徐々に緩めて貫通管c
内を血液で満たす。貫通管c内が血液で満たされた
ら、開放端に液体流通管を接続する。
しかしながら、この改良型の留置針においては、内針を
引き抜く際に血管と内針の針先とを圧迫する操作は不要
になったものの、貫通管cのクランプが必要で操作が煩
雑であることに変わりはない。むしろ、この留置針は外
筒針aに貫通管cを接続してなるものであるので、貫通
管cの長さだけ全長が長くなっており、内針に必要とさ
れる全長も長くなって、取り扱いは却って不便である。
結局のところ、内針の短縮化を図って取り扱いを容易に
する内針の挿入方法およびこの方法の実施に使用するた
めの留置針は未だに実現していないのが実状である。
[発明の目的] この発明の目的は、前記問題を解消し、内針の短縮化を
図って取り扱いの容易化を実現する内針の挿入方法およ
びその方法の実施に使用する留置針を提供することにあ
る。
[前記目的を達成するための手段] 前記目的を達成するために、この発明者が鋭意検討を重
ねた結果、柔軟弾性材からなる接続部材の中間部側面か
ら内針を穿刺挿入する方法は、従来に比較して全長の短
い内針を使用することのできる内針の挿入方法であり、
この方法は接続部材とともに特定の位置決め部材を設け
てなる留置針により容易に実施することができることを
見出して、この発明に到達した。
すなわち、第1の発明の概要は、一端開口部に外筒針を
有し、他端開口部に筒状柔軟接続部材を有する貫通管
に、前記筒状柔軟接続部材の中心線に平行に延在する支
持部材を設け、且つ、この支持部材に前記筒状柔軟接続
部材に向けて立設すると共に内針挿入用切り欠きを有す
る位置決め部材を設け、この位置決め部材を前記筒状柔
軟部材の中間部側面に当接させた状態で前記筒状柔軟接
続部材の中間部側面から前記外筒針に向けて、前記内針
挿入用切り欠きを介して内針を穿刺挿入することを特徴
とする留置針における内針の挿入方法であり、第2の発
明の概要は、一端開口部に外筒針を形成するとともに、
他端開口部に柔軟弾性材からなる筒状柔軟接続部材を形
成してなる貫通管に、前記筒状柔軟接続部材の中心線に
平行に延在する支持部材を設け、且つ、この支持部材に
前記筒状柔軟接続部材に向けて立設すると共に内針挿入
用切り欠きを有する位置決め部材を設け、この位置決め
部材が前記筒状柔軟接続部材の中間部側面に当接して筒
状柔軟接続部材の中間部側面から外筒針内に前記内針挿
入用切り欠きを介して内針を穿刺挿入可能にしてなると
ともに、内針に設けた操作部がこの位置決め部材に当接
して外筒針の先端より突出する内針の先端の長さを規制
可能にしてなることを特徴とする留置針である。
[作 用] 第1の発明の方法において使用する留置針における外筒
針は従来の外筒針と同様に貫通管の一端開口部に形成し
てある。そして、この貫通管の他端開口部には筒状柔軟
接続部材が形成してあることも従来と同様である。
この発明の方法においては、前記貫通管に、前記筒状柔
軟接続部材の中心線に平行に延在する支持部材を設け、
且つ、この支持部材に前記筒状柔軟接続部材に向けて立
設すると共に内針挿入用切り欠きを有する位置決め部材
を設け、この位置決め部材を前記筒状柔軟部材の中間部
側面に当接させた状態で、筒状柔軟接続部材の中間部側
面から前記内針挿入用切り欠きを介して内針を外筒針に
向けて穿刺挿入する。
筒状柔軟接続部材の中間部側面から内針を外筒針に向け
て穿刺挿入すれば、筒状柔軟接続部材の中間部は開放端
よりもさらに外筒針に近い位置に存在するので、筒状柔
軟接続部材の開放端から内針を外筒針に向けて挿入する
状来の挿入方法に比較して内針に必要とされる全長は確
実に短くなる。
しかも、内針は位置決め部材に設けられた内針挿入用切
り欠きを介して穿刺挿入されるので、確実に外筒針内に
挿入される。
第2の発明の留置針において、貫通管の一端開口部には
先端を患者の血管内に挿入する外筒針が形成してある。
一方、貫通管の他端開口部には、柔軟弾性材からなる筒
状柔軟接続部材が設けてある。また、この貫通管には筒
状柔軟接続部材の中心線に沿って平行に延在する支持部
材が設けてあり、さらに、この支持部材には筒状柔軟接
続部材に向けて立設すると共に内針挿入用切り欠きを有
する位置決め部材が設けてある。
すなわち、支持部材は貫通管から筒状柔軟接続部材の開
放端に向かってこの筒状柔軟接続部材の中心線に沿って
平行に延在し、位置決め部材は筒状柔軟接続部材の中間
部側面に当接可能である。
位置決め部材が筒状柔軟接続部材の中間部側面に当接す
ると、貫通管に形成した外筒針と一直線上に連通してい
る筒状柔軟接続部材の中間部側面が外筒針の中心線の延
長線上に設定されることとなる。
しかも、位置決め部材には内針挿入用切り欠きが設けら
れている。内針挿入用切り欠きは、少なくともその一部
が外筒針の中心線の延長線上にあるように設計されてい
る。
したがって、この状態で、内針挿入用切り欠きのガイド
を利用して外筒針の中心線の延長線上から内針を押し込
めば、内針は筒状柔軟部材の中間部側面を穿刺挿通して
確実に外筒針内に達する。ここで、内針の針先と反対側
の一端には指でつまみ持って内針を操作する操作部が設
けてあるので、内針を押し込むにはこの操作部を指でつ
まみ持って押し込めばよい。
そのまま、さらに内針を押し込んで、内針の操作部の針
先側端面が位置決め部材に当接すれば、内針の先端が外
筒針の先端より所定の長さだけ突出して内針の挿入が完
了する。すなわち、位置決め部材を外筒針の先端から所
定の距離に設定することにより、外筒針の先端より突出
する内針の長さを規制可能である。
この留置針においては、筒状柔軟接続部材の開放端より
もさらに外筒針の先端に近い筒状柔軟接続部材の中間部
から内針を外筒針に挿入するので、内針に必要とされる
全長は従来の留置針における内針に必要とされる全長に
比較して短い。
この留置針を使用するには、まず、外筒針の先端より突
出した内針の先端で患者の皮膚および血管を穿刺して外
筒針の先端を血管内に案内し、その後、内針だけを筒状
柔軟部材の中間部側面から引き抜く。ここで、筒状柔軟
部材は柔軟弾性材からなるので、内針を引き抜いた後に
形成される内針挿通孔は、自己閉鎖性を有し、この内針
挿通孔から血液が流れ出すことはない。次いで、従来の
留置針の場合と同様にして、筒状柔軟接続部材の開放端
に、たとえば人工腎臓透析装置における血液回路の継手
などの液体流通管を接続すれば、この発明の留置針と液
体流通管との接続が完了する。
[実施例] 次に、この発明の実施例を示し、第1の発明および第2
の発明について併せて、さらに具体的に説明する。
第1図は、この発明の留置針の一例を示す断面図であ
る。
第1図に示すように、たとえば塩化ビニル樹脂、ポリカ
ーボネート、ABS樹脂などの材質からなる貫通管1の一
端開口部2には、先端を患者の血管内に挿入して留置す
る外筒針3が設けてある。貫通管1と外筒針3とは一体
に成型してもよいし、それぞれを別体に成型したものを
接続して用いてもよい。一体に成型すると、部品点数の
減少を図ることができる。
一方、貫通管1の他端開口部4には、柔軟弾性材からな
る筒状柔軟接続部材5が設けてある。貫通管1と筒状柔
軟接続部材5とは一体に成型してもよいし、それぞれを
別体に成型したものを接続して用いてもよい。一体に成
型すると、部品点数の減少を図ることができる。この実
施例においては、貫通管1と筒状弾性接続部材5とをそ
れぞれ別体に成型し、両端に開口する貫通路を有する筒
状柔軟接続部材5の一方の開口端を貫通管1の他端開口
部4に接続してある。また、筒状柔軟接続部材5の他方
の開口端の内周面には、たとえば人工腎臓透析装置にお
ける血液回路の継手などの液体流通管を嵌合する装着部
6が設けてある。この装着部6は、その口径が開口端側
から外筒針3側に向けて次第に小さくなるようにしてあ
る。すなわち、血液回路の継手などの液体流通管は、そ
の先端周縁が装着部6の周壁に当接した状態でこの装着
部6に嵌合される。
この筒状柔軟接続部材5の形成に用いる前記柔軟弾性材
としては、たとえば塩化ビニル樹脂、シリコーンゴム、
ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム、クロロプレンラバー、ポリイソプレン、シリコーン
発泡体などが挙げられる。
第1図に示すように、貫通管1の側面には、前記筒状柔
軟接続部材5の中心線に沿って平行に延在する支持部材
7が取付けてある。貫通管1と支持部材7とは、一体に
成型してもよいし、それぞれを別体に成型したものを回
動可能に取付けてもよく、あるいは、それぞれを別体に
成型したものをたとえば接着剤で固着してもよい。それ
ぞれを別体に成型したものを回動可能に取付けた場合に
は、必要な時だけ後述する位置決め部材8を筒状柔軟接
続部材5の中間部側面に当接させることができる。この
実施例においては、貫通管1の側面に設けた支持部材嵌
合突子9を支持部材7に形成した装着孔10に嵌合するこ
とにより、それぞれを別体に成型した貫通管1と支持部
材7とを回動可能に取付けてある。
筒状柔軟接続部材5の中心線に沿って平行に延在する支
持部材7には、筒状柔軟接続部材5に向けて立設する位
置決め部材8が設けてある。支持部材7と位置決め部材
8とは一体に成型してもよいし、それぞれを別体に成型
したものをたとえば接着剤で接着してもよい。一体に成
型すると、部品点数の増加を防止するうえに有利であ
る。この実施例においては、一体に成型してある。
この位置決め部材8の形状は、筒状柔軟接続部材5の中
間部側面に当接可能であると同時に内針11が挿通可能な
形状であれば特に制限はなく、たとえば板状、棒状、円
柱状などのいずれであってもよい。その一例を第3図
(a)および(b)に示す。なお、同図中、12は内針を
筒状柔軟接続部材5の中間部側面に向けて挿入するため
の内針挿入用切り欠きである。
第4図に示すように、この実施例においては、位置決め
部材8を一定の間隔を隔てて対向する二片の当接板13に
より形成してある。ここで一定の間隔とは、少なくとも
内針11が挿通可能な間隔を言う。この実施例において
は、この間隔を筒状柔軟接続部材5を挟んでこの筒状柔
軟接続部材5の貫通路を閉塞可能な間隔にしてある。筒
状柔軟接続部材5の貫通路を閉塞可能な間隔にすれば、
外筒針3を患者の血管内に挿入して内針11を引き抜いた
後、液体流通管を筒状柔軟接続部材5の開放端の内周面
に形成してある前記装着部6に嵌合する前にこの装着部
6から血液が不用意に流れ出すのを防止することができ
る。同様に、装着部6から血液が不用意に流れ出すのを
防止することを目的として、装着部6を蓋14で覆っても
よい。この蓋14は筒状柔軟接続部材5と一体に成型して
もよいし、それぞれを別体に成型してもよい。一体に成
型すると、部品点数の増加を防止するうえに有利であ
る。ただし、一体に成型する場合には、この蓋14を破断
可能に形成しておくことが重要である。また、別体に成
型する場合には、着脱自在に取り付けてもよいし、破断
可能としたうえで筒状柔軟接続部材5の開放端に固着し
てもよい。この実施例においては、一体に成型して破断
可能としてある。
蓋14の形成に用いる材料としては、たとえば塩化ビニル
樹脂、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、
エチレン−プロピレンゴム、ポリウレタン、クロロプレ
ンラバー、ポリイソプレン、シリコーン発泡体などの柔
軟弾性材が挙げられる。
第5図に示すように、この蓋14には、たとえばその膜面
を極薄に形成してなる溝15が形成してあり、この溝15に
沿って蓋14は破断可能である。また、この溝15を装着部
6とは反対側の表面に形成すれば、外筒針3を血管内に
挿入した場合に、血圧によって第2図中の矢印の方向に
押された空気は蓋14の破断片に残存する溝15に沿って筒
状柔軟接続部材5の開口端から排出される。さらに、こ
の蓋14を、たとえばシリコーン発泡体(例;商品名「連
泡フィルター」、信越ポリマー(株)製)などのように
気体透過性を有すると同時に液体不透過性を有する材質
で形成した場合には、前記溝15を形成しなくても、貫通
路内の空気は漏血を伴なうことなく蓋14から排出され
る。
一方、第4図に示すように、この実施例において位置決
め部材8を形成する前記当接板13の内針挿入孔12とは反
対側の側面には、筒状柔軟接続部材5の側面に当接する
凹部16が形成してあり、筒状柔軟接続部材5はその側面
がこの凹部16に当接し、その中間部側面が外筒針3の先
端と位置決め部材8との間の位置で外筒針3の中心線の
延長線上に位置するようにたわむこととなる。
この実施例の留置針において、内針11は、位置決め部材
8に当接して中間部側面が外筒針3の先端と位置決め部
材8との間の位置で外筒針3の中心線の延長線上に位置
するようにたわんだ筒状柔軟接続部材5の中間部側面に
向けて位置決め部材8に形成した内針挿入孔12から外筒
針3内へ挿入する。この内針13は一端に操作部17を設け
てなるものであり、先端に設けた穿刺部18で筒状柔軟接
続部材5の中間部側面を穿刺して、そのまま操作部17が
位置決め部材8に当接するまで押し込めば、穿刺部18を
含む先端が外筒針3の先端より突出する。この突出する
部分の長さ(第2図中、lで示す。)は、外筒針3の先
端が血管内に臨むとともに内針11の穿刺部18が血管を突
き破らない程度であることが好ましい。この発明の留置
針においては前記支持部材6の長さと前記位置決め部材
8を配置する位置により、この長さlを所定の長さに規
制することができる。
外筒針3の先端より突出した内針11の穿刺部18で患者の
皮膚および血管を穿刺すると、それに伴なって外筒針3
の先端が血管内に達する。この状態で内針11を位置決め
部材8の方向へ引き抜くと、血圧によって押し出された
血液が外筒針3から筒状柔軟接続部材5内に流入するこ
ととなるが、筒状柔軟接続部材5を前記当接板13間に挟
んで筒状柔軟接続部材5の貫通路を閉塞すれば血液が筒
状柔軟接続部材5を満たすことはない。
その後、筒状柔軟接続部材5の貫通路の閉塞を解除する
と、血液は筒状柔軟接続部材5内の空気を開口端側に押
しやりながら筒状柔軟接続部材5内に流入する。したが
って、筒状柔軟接続部材5内の空気は、開口端から排出
される。
筒状柔軟接続部材5内の空気が全て排出された後に、液
体流通管の端部を装着部6に押し込んで、その先端が装
着部6の周壁に当接すれば、液体流通管とこの発明の留
置針との接続が完了する。
また、装着部6を蓋14で覆ってなる留置針において、蓋
14が破断可能に形成してある場合には、液体流通管の先
端でこの蓋14を押し破り、筒状柔軟接続部材5内の空気
が全て排出されるのを待って装着部6に液体流通管の先
端を嵌合すれば、液体流通管とこの発明の留置針との接
続が完了する。
なお、装着部6を蓋14で覆ってなる留置針において、筒
状柔軟接続部材5と別体に成型してなる蓋14を着脱可能
に取り突けてある場合に、この発明の留置針と液体流通
管との接続操作は、第7図に示した従来の留置針におけ
る液体流通管の接続操作と同様である。
[発明の効果] この発明によると、 (1) たとえば人工腎臓透析装置における血液回路の
継手管などの液体流通管を接続する筒状柔軟接続部材の
開放端から内針を挿入せずに、この開放端よりも常に外
筒針の先端に近い位置に存在する筒状柔軟接続部材の中
間部側面から内針を外筒針内に挿入するので、使用する
内針の短縮化を図ってその取り扱いの容易化を実現する
内針の挿入方向を提供することができるとともに、 (2) この発明の方法を容易に実施することができ
て、取り扱いに便利な留置針を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の留置針の一例を示す断面図、第2
図は同じくその使用状態を示す説明図、第3図(a)お
よび(b)はそれぞれこの発明の留置針における位置決
め部材の一例を示す説明図、第4図はさらに他の一例を
示す説明図、第5図はこの発明の留置針における筒状柔
軟接続部材の封鎖に使用する蓋の一例を示す説明図、第
6図および第7図はそれぞれ従来の留置針の一例を示す
断面図である。 1……貫通管、2……一端開口部、3……外筒針、4…
…他端開口部、5……筒状柔軟接続部材、7……支持部
材、8……位置決め部材、11……内針、17……操作部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端開口部に外筒針を有し、他端開口部に
    筒状柔軟接続部材を有する貫通管に、前記筒状柔軟接続
    部材の中心線に平行に延在する支持部材を設け、且つ、
    この支持部材に前記筒状柔軟接続部材に向けて立設する
    と共に内針挿入用切り欠きを有する位置決め部材を設
    け、この位置決め部材を前記筒状柔軟部材の中間部側面
    に当接させた状態で前記筒状柔軟接続部材の中間部側面
    から前記外筒針に向けて、前記内針挿入用切り欠きを介
    して内針を穿刺挿入することを特徴とする留置針におけ
    る内針の挿入方法。
  2. 【請求項2】一端開口部に外筒針を形成するとともに、
    他端開口部に柔軟弾性材からなる筒状柔軟接続部材を形
    成してなる貫通管に、前記筒状柔軟接続部材の中心線に
    平行に延在する支持部材を設け、且つ、この支持部材に
    前記筒状柔軟接続部材に向けて立設すると共に内針挿入
    用切り欠きを有する位置決め部材を設け、この位置決め
    部材が前記筒状柔軟部材の中間部側面に当接して筒状柔
    軟接続部材の中間部側面から外筒針内に前記内針挿入用
    切り欠きを介して内針を穿刺挿入可能にしてなるととも
    に、内針に設けた操作部がこの位置決め部材に当接して
    外筒針の先端より突出する内針の先端の長さを規制可能
    にしてなることを特徴とする留置針。
JP62200418A 1987-08-10 1987-08-10 留置針における内針の挿入方法および留置針 Expired - Lifetime JPH07100074B2 (ja)

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