JPH0699585A - インク保持用フォ−ム体 - Google Patents
インク保持用フォ−ム体Info
- Publication number
- JPH0699585A JPH0699585A JP22477192A JP22477192A JPH0699585A JP H0699585 A JPH0699585 A JP H0699585A JP 22477192 A JP22477192 A JP 22477192A JP 22477192 A JP22477192 A JP 22477192A JP H0699585 A JPH0699585 A JP H0699585A
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- JP
- Japan
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- ink
- ink tank
- foam body
- compressed
- plastic foam
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はインク保持体に関するものであっ
て、更に詳しくは記録装置におけるインクを保持するた
めのプラスチックフォ−ム体に係る。 【構成】 記録装置用のインクタンク内に圧縮充填され
る微細な連通気孔を有するプラスチックフォ−ム体であ
って、当該プラスチックフォ−ム体の被圧縮部位に、圧
縮方向に向かうスリットを形成したことを特徴とするイ
ンク保持用フォ−ム体であって、プラスチックフォ−ム
がウレタンフォ−ム又はメラミンホルムアルデヒトフォ
−ムであるインク保持用フォ−ム体。 【効果】 本発明のインク保持用フォ−ム体は、インク
タンク内でのフォ−ム体の圧縮が容易になされ、かつイ
ンクタンク内に空域が存在しないようになったもので、
インクタンクの性能が著しく向上したものである。
て、更に詳しくは記録装置におけるインクを保持するた
めのプラスチックフォ−ム体に係る。 【構成】 記録装置用のインクタンク内に圧縮充填され
る微細な連通気孔を有するプラスチックフォ−ム体であ
って、当該プラスチックフォ−ム体の被圧縮部位に、圧
縮方向に向かうスリットを形成したことを特徴とするイ
ンク保持用フォ−ム体であって、プラスチックフォ−ム
がウレタンフォ−ム又はメラミンホルムアルデヒトフォ
−ムであるインク保持用フォ−ム体。 【効果】 本発明のインク保持用フォ−ム体は、インク
タンク内でのフォ−ム体の圧縮が容易になされ、かつイ
ンクタンク内に空域が存在しないようになったもので、
インクタンクの性能が著しく向上したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインク保持体に関するも
のであって、更に詳しくは記録装置におけるインクを保
持するためのプラスチックフォ−ム体に係るものであ
る。
のであって、更に詳しくは記録装置におけるインクを保
持するためのプラスチックフォ−ム体に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】記録装置におけるインクタンクは静止状
態で使用されることもあるが、動的状態で使用されるこ
とも多く、又、急激な振動や衝撃に備える必要があり、
特にタンク内が波立ったりインク中に気泡が混入するこ
とを阻止しなくてはならない。このため、タンク内にプ
ラスチックフォ−ム体を充填し、これにインクを吸収さ
せておく手段が広く採用されている。そして、このプラ
スチックフォ−ム体は通常はタンク内に圧縮状態で充填
されており、この圧縮の程度によってプラスチックフォ
−ム体のインク保持体としての好ましい性状をもたらそ
うとしている。
態で使用されることもあるが、動的状態で使用されるこ
とも多く、又、急激な振動や衝撃に備える必要があり、
特にタンク内が波立ったりインク中に気泡が混入するこ
とを阻止しなくてはならない。このため、タンク内にプ
ラスチックフォ−ム体を充填し、これにインクを吸収さ
せておく手段が広く採用されている。そして、このプラ
スチックフォ−ム体は通常はタンク内に圧縮状態で充填
されており、この圧縮の程度によってプラスチックフォ
−ム体のインク保持体としての好ましい性状をもたらそ
うとしている。
【0003】しかるに、このプラスチックフォ−ム体を
タンク内に圧縮充填することはなかなか難しく、特に圧
縮にかたよりがあると流体の流路が形成されやすく、
又、空気口からの空気の流路ともなってしまう。このよ
うに、インクタンクとして好ましものが簡単に得られる
ということはなかった。
タンク内に圧縮充填することはなかなか難しく、特に圧
縮にかたよりがあると流体の流路が形成されやすく、
又、空気口からの空気の流路ともなってしまう。このよ
うに、インクタンクとして好ましものが簡単に得られる
ということはなかった。
【0004】一方、プラスチックフォ−ム体をインク保
持体としてみると、特にインク排出口近くに密度の高い
プラスチックフォ−ムを適用すればよい場合が多く、他
のインクタンク内部には圧縮しないプラスチックフォ−
ムを充填することで充分であり、この点については、既
に特開平4−173343号公報に、圧縮密度を変化さ
せたプラスチックフォ−ムを重ね合わせるか、圧縮密度
を変化させつつインクタンク内への充填する技術が開示
されている。
持体としてみると、特にインク排出口近くに密度の高い
プラスチックフォ−ムを適用すればよい場合が多く、他
のインクタンク内部には圧縮しないプラスチックフォ−
ムを充填することで充分であり、この点については、既
に特開平4−173343号公報に、圧縮密度を変化さ
せたプラスチックフォ−ムを重ね合わせるか、圧縮密度
を変化させつつインクタンク内への充填する技術が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの後者の場
合のインク保持体の改良に係るものである。図10は、
前記した特開平4−173343号公報に示されたイン
クタンクであり、プラスチックフォ−ム体からなるイン
ク保持体1が直方体に切断され、これが断面台形状のイ
ンクタンク2内に充填され、かかるプラスチックフォ−
ム体1が圧縮されてインク排出口3近傍の密度が高く
(A0 )、これに対し空気口4近傍はその密度が低くな
っている。
合のインク保持体の改良に係るものである。図10は、
前記した特開平4−173343号公報に示されたイン
クタンクであり、プラスチックフォ−ム体からなるイン
ク保持体1が直方体に切断され、これが断面台形状のイ
ンクタンク2内に充填され、かかるプラスチックフォ−
ム体1が圧縮されてインク排出口3近傍の密度が高く
(A0 )、これに対し空気口4近傍はその密度が低くな
っている。
【0006】しかるに、この圧縮されたプラスチックフ
ォ−ム体1は、全体が一様の直方体であるため、インク
タンク2内に圧縮充填された際にはインクタンク2の各
コ−ナ−部にあっては、このプラスチックフォ−ム体1
がめくれ上ったり、被圧縮側につれたりして、プラスチ
ックフォ−ム1が存在しない空域部分(P0 )ができる
可能性がある。例えば圧縮率の小さい空気口4の近傍に
あっては、図11のようにプラスチックフォ−ム1が圧
縮率の大きい側にひっぱられ、空域(P0 )を形成して
しまうことがあり、このためインクタンク2内に空気が
入り込んだり、空気口4からインク排出口3へ向かう空
気の流路を形成する因ともなってしまう。
ォ−ム体1は、全体が一様の直方体であるため、インク
タンク2内に圧縮充填された際にはインクタンク2の各
コ−ナ−部にあっては、このプラスチックフォ−ム体1
がめくれ上ったり、被圧縮側につれたりして、プラスチ
ックフォ−ム1が存在しない空域部分(P0 )ができる
可能性がある。例えば圧縮率の小さい空気口4の近傍に
あっては、図11のようにプラスチックフォ−ム1が圧
縮率の大きい側にひっぱられ、空域(P0 )を形成して
しまうことがあり、このためインクタンク2内に空気が
入り込んだり、空気口4からインク排出口3へ向かう空
気の流路を形成する因ともなってしまう。
【0007】又、部分的にプラスチックフォ−ム体1を
圧縮し、プラスチックフォ−ム体1の密度を変化させる
ことも一つのすぐれた方法であり、かかる圧縮充填方法
については本出願人において既に特許出願を行った。図
12はこの技術の例を示すものであり、インク排出口3
に向けてインクタンク2の蓋20 に突起5を形成し、プ
ラスチックフォ−ム体1を圧縮して、インク排出口3の
近傍のみを密度の高いプラスチックフォ−ム部位(A
0 )としたものである。しかるに、この場合にあって
は、時として突起5の部分の基部近くにプラスチックフ
ォ−ム体1が存在しない空域P0 を形成してしまうこと
も考えられる。
圧縮し、プラスチックフォ−ム体1の密度を変化させる
ことも一つのすぐれた方法であり、かかる圧縮充填方法
については本出願人において既に特許出願を行った。図
12はこの技術の例を示すものであり、インク排出口3
に向けてインクタンク2の蓋20 に突起5を形成し、プ
ラスチックフォ−ム体1を圧縮して、インク排出口3の
近傍のみを密度の高いプラスチックフォ−ム部位(A
0 )としたものである。しかるに、この場合にあって
は、時として突起5の部分の基部近くにプラスチックフ
ォ−ム体1が存在しない空域P0 を形成してしまうこと
も考えられる。
【0008】本発明は、このようなインクタンク2内の
空域の形成をなくすことを目的とするものであり、イン
クタンク2内でプラスチックフォ−ム体1が部分圧縮さ
れたとしても、その圧縮力にかかわらずインクタンク2
内全域にプラスチックフォ−ム体1が存在するという、
インクタンクの充填材に適したインク保持用フォ−ム体
を提供するものである。
空域の形成をなくすことを目的とするものであり、イン
クタンク2内でプラスチックフォ−ム体1が部分圧縮さ
れたとしても、その圧縮力にかかわらずインクタンク2
内全域にプラスチックフォ−ム体1が存在するという、
インクタンクの充填材に適したインク保持用フォ−ム体
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため次の構成としたものである。即ち、記録装置
用のインクタンク内に圧縮充填される微細な連通気孔を
有するプラスチックフォ−ム体であって、当該プラスチ
ックフォ−ム体の被圧縮部位に、圧縮方向に向かうスリ
ットを形成したことを特徴とするインク保持用フォ−ム
体であって、好ましくは、プラスッチクフォ−ムがウレ
タンフォ−ム又はメラミンホルムアルデヒトフォ−ムで
あるインク保持用フォ−ム体である。
成するため次の構成としたものである。即ち、記録装置
用のインクタンク内に圧縮充填される微細な連通気孔を
有するプラスチックフォ−ム体であって、当該プラスチ
ックフォ−ム体の被圧縮部位に、圧縮方向に向かうスリ
ットを形成したことを特徴とするインク保持用フォ−ム
体であって、好ましくは、プラスッチクフォ−ムがウレ
タンフォ−ム又はメラミンホルムアルデヒトフォ−ムで
あるインク保持用フォ−ム体である。
【0010】本発明において、プラスチックフォ−ム材
としてはウレタンフォ−ム又はメラミンホルムアルデヒ
ドフォ−ムが好適であり、オ−プンセルとして当初から
生成されるメラミンホルムアルデヒドフォ−ムや、特殊
配合によりウレタンフォ−ム発泡時に膜のない三次元網
状体を得る方法はあるが、一般にセル膜が形成されるウ
レタンフォ−ムにあっては、セル膜を除去した、いわゆ
る三次元網状体であることが望まれる。このセル膜の除
去については、ウレタンフォ−ムを酸やアルカリ液中に
浸漬する方法や、爆発法によってセル膜を除去する方法
が得られる。特に後者の爆発法にあっては、酸素ガスと
水素ガスをウレタンフォ−ムセル中に浸透させ点火する
方法が一般的である。
としてはウレタンフォ−ム又はメラミンホルムアルデヒ
ドフォ−ムが好適であり、オ−プンセルとして当初から
生成されるメラミンホルムアルデヒドフォ−ムや、特殊
配合によりウレタンフォ−ム発泡時に膜のない三次元網
状体を得る方法はあるが、一般にセル膜が形成されるウ
レタンフォ−ムにあっては、セル膜を除去した、いわゆ
る三次元網状体であることが望まれる。このセル膜の除
去については、ウレタンフォ−ムを酸やアルカリ液中に
浸漬する方法や、爆発法によってセル膜を除去する方法
が得られる。特に後者の爆発法にあっては、酸素ガスと
水素ガスをウレタンフォ−ムセル中に浸透させ点火する
方法が一般的である。
【0011】
【作用】本発明は以上の構成のプラスチックフォ−ム体
としたため、インクタンク内のかかるフォ−ム体は必要
な個所だけ容易に圧縮され、しかも所望の部位のみ密度
を高くすることができることとなったものであり、イン
クタンク内のかかるフォ−ム体は、インクタンク内に空
域を生ずることなくその全域にわたって存在することと
なったのである。
としたため、インクタンク内のかかるフォ−ム体は必要
な個所だけ容易に圧縮され、しかも所望の部位のみ密度
を高くすることができることとなったものであり、イン
クタンク内のかかるフォ−ム体は、インクタンク内に空
域を生ずることなくその全域にわたって存在することと
なったのである。
【0012】
【実施例】以下、図面をもって更に詳細に説明する。図
1は本発明の第1実施例を示すものであって、直方体に
切断されたウレタンフォ−ム体10の上面に深さを順次
浅くしたスリット111 、112 、‥‥を形成した。図
2はこのフォ−ム体10を図1にて示したと同様のイン
クタンク12内に圧縮充填した断面図である。
1は本発明の第1実施例を示すものであって、直方体に
切断されたウレタンフォ−ム体10の上面に深さを順次
浅くしたスリット111 、112 、‥‥を形成した。図
2はこのフォ−ム体10を図1にて示したと同様のイン
クタンク12内に圧縮充填した断面図である。
【0013】図2より分かるように、ウレタンフォ−ム
体10の圧縮方向Xに対して、スリット111 、11
2 、‥‥は、その圧縮の程度に合わせて深さや幅が選択
形成されている。言ってみれば、このスリット111 、
112 、‥‥にて分断されたウレタンフォ−ム体10
1 、102 ‥‥は、夫々独立の挙動(被圧縮)をするこ
ととなり、これらは別々に圧縮されて密度の異なる部位
(A1 、A2 、A3 、‥‥)が構成され、これらの部位
は相互に影響されることはなくなる。
体10の圧縮方向Xに対して、スリット111 、11
2 、‥‥は、その圧縮の程度に合わせて深さや幅が選択
形成されている。言ってみれば、このスリット111 、
112 、‥‥にて分断されたウレタンフォ−ム体10
1 、102 ‥‥は、夫々独立の挙動(被圧縮)をするこ
ととなり、これらは別々に圧縮されて密度の異なる部位
(A1 、A2 、A3 、‥‥)が構成され、これらの部位
は相互に影響されることはなくなる。
【0014】このように、本発明にあっては、従来例に
おいて説明したような空域がインクタンク12内に存在
しなくなり、インクタンク12内は全てウレタンフォ−
ム体10にて充填することとなる。このため、インクの
流路や、空気の流路は形成されることがなくなり、結果
として均一かつ長時間のインク排出をなすこととなった
のである。
おいて説明したような空域がインクタンク12内に存在
しなくなり、インクタンク12内は全てウレタンフォ−
ム体10にて充填することとなる。このため、インクの
流路や、空気の流路は形成されることがなくなり、結果
として均一かつ長時間のインク排出をなすこととなった
のである。
【0015】図3は第2実施例を示すフォ−ム体10の
斜視図である。そして、図4はこのフォ−ム体10がイ
ンクタンク12内に圧縮充填された場合を示すが、イン
クタンク12の、例えば蓋120 に形成された高さの異
なる突起131 、132 、133 によって、フォ−ム体
10に三個所の圧縮程度の異なる部位A1 、A2 、A3
をもたらしたものである。即ち、この例は突起131 、
132 、133 の形状等に対応して、フォ−ム体10に
夫々の幅及び深さをもつスリット111 、112 、11
3 が形成されたものである。
斜視図である。そして、図4はこのフォ−ム体10がイ
ンクタンク12内に圧縮充填された場合を示すが、イン
クタンク12の、例えば蓋120 に形成された高さの異
なる突起131 、132 、133 によって、フォ−ム体
10に三個所の圧縮程度の異なる部位A1 、A2 、A3
をもたらしたものである。即ち、この例は突起131 、
132 、133 の形状等に対応して、フォ−ム体10に
夫々の幅及び深さをもつスリット111 、112 、11
3 が形成されたものである。
【0016】図5は第3実施例を示すフォ−ム体10の
斜視図であり、フォ−ム体10の中央に一本のスリット
11を入れたものである。そして、図6は段付きのイン
クタンク12内にこれを充填したものであり、前記のイ
ンクタンクの突起に相当する段部134 に押され、フォ
−ム体10の一方側に圧縮部位A4 を構成したものであ
る。図7はこの例の変形例であって、フォ−ム体10は
図1に示すものであって、インクタンク12が各スリッ
トに対して階段状に形成されたものである。このため、
フォ−ム体10の圧縮部位が順次大きくなるものであ
る。
斜視図であり、フォ−ム体10の中央に一本のスリット
11を入れたものである。そして、図6は段付きのイン
クタンク12内にこれを充填したものであり、前記のイ
ンクタンクの突起に相当する段部134 に押され、フォ
−ム体10の一方側に圧縮部位A4 を構成したものであ
る。図7はこの例の変形例であって、フォ−ム体10は
図1に示すものであって、インクタンク12が各スリッ
トに対して階段状に形成されたものである。このため、
フォ−ム体10の圧縮部位が順次大きくなるものであ
る。
【0017】図8は第4実施例を示すフォ−ム体10の
斜視図であり、スリット11が角柱状の閉路に形成され
ているものである。又、図9はこのフォ−ム体10の角
柱部分103 に対して、角柱の突起135をもって圧縮
部位A5 としたインクタンク12を示す。勿論、この例
にあって角柱部分103 に代わって、これを円柱等とし
てもよいことは言うまでもない。
斜視図であり、スリット11が角柱状の閉路に形成され
ているものである。又、図9はこのフォ−ム体10の角
柱部分103 に対して、角柱の突起135をもって圧縮
部位A5 としたインクタンク12を示す。勿論、この例
にあって角柱部分103 に代わって、これを円柱等とし
てもよいことは言うまでもない。
【0018】尚、フォ−ム体10へのスリット11の方
向は、必ずしも圧縮方向Xに対して完全に合致させるこ
とは必要なく、スリット11がその圧縮方向Xに対して
やや傾斜していてもよい。又、スリット11はフォ−ム
体10の一方側のみに形成されるものでもなく、両側或
いは側面より更にスリット11を形成してもよい。更
に、場合によっては、フォ−ム体10の表面に予め適当
な間隔や深さをもって格子状にスリットを形成しておく
ことも可能である。
向は、必ずしも圧縮方向Xに対して完全に合致させるこ
とは必要なく、スリット11がその圧縮方向Xに対して
やや傾斜していてもよい。又、スリット11はフォ−ム
体10の一方側のみに形成されるものでもなく、両側或
いは側面より更にスリット11を形成してもよい。更
に、場合によっては、フォ−ム体10の表面に予め適当
な間隔や深さをもって格子状にスリットを形成しておく
ことも可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のようなフォ−ム体とした
ため、インクタンク内でのフォ−ム体の圧縮が容易にな
され、かつインクタンク内に空域が存在しないようにな
ったものである。
ため、インクタンク内でのフォ−ム体の圧縮が容易にな
され、かつインクタンク内に空域が存在しないようにな
ったものである。
【0020】この技術は、言ってみれば閉鎖容器内への
フォ−ム体の圧縮充填に係るものであり、インクタンク
への適用は勿論のこと、各種液体の貯蔵容器にそのまま
応用でき、更にはこれはそのまま流体又は気体のフィル
タ−ともなり得る。特に、フィルタ−としてこれを使用
すれば、複数のメッシュの異なるフィルタ−素材を使用
する必要もなく、一種類の素材でメッシュの異なるフィ
ルタ−が得られる等その効果は大きい。
フォ−ム体の圧縮充填に係るものであり、インクタンク
への適用は勿論のこと、各種液体の貯蔵容器にそのまま
応用でき、更にはこれはそのまま流体又は気体のフィル
タ−ともなり得る。特に、フィルタ−としてこれを使用
すれば、複数のメッシュの異なるフィルタ−素材を使用
する必要もなく、一種類の素材でメッシュの異なるフィ
ルタ−が得られる等その効果は大きい。
【図1】図1は本発明の第1実施例を示すフォ−ム体の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図2は図1のフォ−ム体をインクタンク内に圧
縮充填した断面図である。
縮充填した断面図である。
【図3】図3は本発明の第2実施例を示すフォ−ム体の
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図4は図3のフォ−ム体をインクタンク内に圧
縮充填した断面図である。
縮充填した断面図である。
【図5】図5は本発明の第3実施例を示すフォ−ム体の
斜視図である。
斜視図である。
【図6】図6は図5のフォ−ム体をインクタンク内に圧
縮充填した断面図である。
縮充填した断面図である。
【図7】図7は図6の変形例を示す断面図である。
【図8】図8は本発明の第4実施例を示すフォ−ム体の
斜視図である。
斜視図である。
【図9】図9は図7のフォ−ム体をインクタンク内に圧
縮充填した断面図である。
縮充填した断面図である。
【図10】図10は特開平4−173343号公報にて
開示されたインクタンクの断面図である。
開示されたインクタンクの断面図である。
【図11】図11は図10の欠点を示す部分拡大図であ
る。
る。
【図12】図12は既出願の技術を示すインクタンクの
断面図である。
断面図である。
1‥‥プラスチックフォ−ム体、 2‥‥インクタンク、 20 ‥‥インクタンクの蓋 3‥‥インク排出口、 4‥‥空気口、 5‥‥突起、 10‥‥プラスチックフォ−ム体、 101 、102 、103 ‥‥分断されたフォ−ム体、 11、111 、112 、113 ‥‥スリット、 12‥‥インクタンク、 120 ‥‥インクタンクの蓋 131 、132 、133 、134 、135 ‥‥突起、 A0 、A1 、A2 、A3 、A4 、A5 ‥‥圧縮部位、 P0 ‥‥空域。
Claims (2)
- 【請求項1】 記録装置用のインクタンク内に圧縮充填
される微細な連通気孔を有するプラスチックフォ−ム体
であって、当該プラスチックフォ−ム体の被圧縮部位
に、圧縮方向に向かうスリットを形成したことを特徴と
するインク保持用フォ−ム体。 - 【請求項2】 プラスチックフォ−ムがウレタンフォ−
ム又はメラミンホルムアルデヒトフォ−ムであるインク
保持用フォ−ム体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22477192A JP3217141B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | インク保持用フォーム体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22477192A JP3217141B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | インク保持用フォーム体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0699585A true JPH0699585A (ja) | 1994-04-12 |
JP3217141B2 JP3217141B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=16818964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22477192A Expired - Fee Related JP3217141B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | インク保持用フォーム体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3217141B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0624475A2 (en) * | 1993-05-13 | 1994-11-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink tank, head cartridge and ink jet printing apparatus |
EP0698496A3 (en) * | 1994-08-24 | 1996-11-13 | Canon Kk | Ink tank |
JP2000203059A (ja) * | 1999-01-19 | 2000-07-25 | Ricoh Co Ltd | 廃インク吸収体及び廃インク吸収装置並びにインクジェット記録装置 |
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-
1992
- 1992-07-31 JP JP22477192A patent/JP3217141B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP0624475A3 (en) * | 1993-05-13 | 1995-05-31 | Canon Kk | Ink tanks, printhead cartridges and inkjet printers. |
EP0839658A1 (en) * | 1993-05-13 | 1998-05-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink tank, head cartridge and ink-jet printing apparatus |
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