JPH0699292A - レーザ加工方法及びレーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工方法及びレーザ加工装置

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JPH0699292A
JPH0699292A JP4272284A JP27228492A JPH0699292A JP H0699292 A JPH0699292 A JP H0699292A JP 4272284 A JP4272284 A JP 4272284A JP 27228492 A JP27228492 A JP 27228492A JP H0699292 A JPH0699292 A JP H0699292A
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laser
light
laser beam
processed
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JP4272284A
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Shigeru Yamaguchi
滋 山口
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ加工を行う際に被加工材料の加工状態
を検知して被加工材料に対して適切な加工が行われるよ
うにする。 【構成】 加工用レーザ光6を被加工材料2に照射する
とともに該被加工材料2の加工用レーザ光6の入射位置
付近へ状態モニタ用レーザ光8を照射すると、被加工材
料2に対して加工が行われ、また、光強度検出器15は
前記状態モニタ用レーザ光8の散乱光11の光強度を検
出する。このとき、被加工材料2の加工箇所が溶融状態
になると光強度検出器15より出力される光強度検出信
号16が変化し、この光強度検出信号16に基づいて加
工用レーザ制御装置36から加工用レーザ発生装置5へ
レーザ光発生中断信号37が出力され、被加工材料2に
対して加工用レーザ光6が照射されなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ加工方法及びレー
ザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ光は、非常に短い時間に光エネル
ギを小さな点へ正確に集めることができるので、近年、
レーザ光により金属材料、合成樹脂材料等の穿孔、切
断、切削等の材料加工が行われている。
【0003】レーザ光を用いた材料加工(以下、単にレ
ーザ加工と呼称する)は、下記のような利点を備えてい
る。
【0004】(1)非接触加工であるので被加工材料に
加工に伴う力や振動が伝達されず、セラミックスのよう
な硬くて砕けやすい材料やゴム系材料のような軟らかい
材料の加工に適している。
【0005】(2)非常に短い時間に瞬間的に加工を行
うので、熱伝導性の高い物質や耐熱性の低い物質でも加
工の熱影響を局所的に抑えることができる。
【0006】(3)光エネルギを小さな点に正確に集め
るので精密加工が行える。
【0007】現在実施されているレーザ加工では、実際
の加工作業に先立って試験加工を行い、レーザ光の照射
時間、レーザ光と被加工材料の相対的な移動速度等の加
工データ(加工条件)を求め、その加工データに基づき
材料加工を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した加
工条件は、試験加工を多数回実施しないと求められない
ことがある。
【0009】また近年、レーザ加工により数種類の異な
る材料を積層した積層材料の表層部のみを除去すること
や、厚さが均等でない材料の加工を行うことも検討され
ているが、この場合には、より多くの試験加工を行わな
いと加工条件を求めることができないと考えられる。
【0010】
【調査結果による知見】上記課題を解決するために発明
者は、レーザ加工が行われているときの被加工材料の状
態を検出する手段について鋭意調査した結果、下記よう
な知見を得るに至った。
【0011】(1)被加工材料に加工用レーザ光を照射
して材料加工を行う際に、加工用レーザ光の入射位置付
近に探査用レーザ光を入射させ、該探査用レーザ光の反
射光あるいは散乱光の光強度を検出すると、図3に示す
ように、被加工材料の加工用レーザ光が照射されている
箇所が固相から溶融状態になった場合に、反射光あるい
は散乱光の光強度が変化する。
【0012】従って、被加工材料に対してレーザ加工を
行う際に、加工用レーザ光の入射位置付近に探査用レー
ザ光を入射させ、その反射光あるいは散乱光の光強度を
検出すれば、被加工材料の加工用レーザ光が照射されて
いる箇所が溶融状態であるのか否かを推察することがで
きる。
【0013】(2)被加工材料に加工用レーザ光を照射
して材料加工を行う際に、加工用レーザ光の入射位置付
近に他の探査用レーザ光を入射させ、該探査用レーザ光
の反射光あるいは散乱光を分光してスペクトルを検出す
ると、スペクトルの光強度分布は被加工材料の種類によ
って異なり、図4に示すように材質Aと材質Bとではス
ペクトル波形が違った形状になる。
【0014】従って、異なる材質の積層部材により構成
される被加工材料に対してレーザ加工を行う際に、加工
用レーザ光の入射位置付近に探査用のレーザ光を入射さ
せ、その反射光あるいは散乱光を分光してスペクトルを
検出すれば、被加工材料を構成するどの積層部材までレ
ーザ加工が行われたかを推察することができる。
【0015】(3)被加工材料に加工用レーザ光を照射
して材料加工を行うと、被加工材料近傍部分にプラズマ
が生じるが、このプラズマの飛散速度は被加工材料の材
質によって異なる。
【0016】従って、異なる材質の積層部材により構成
される被加工材料に対してレーザ加工を行う際に、被加
工材料近傍部分に生じるプラズマの飛散速度を検出すれ
ば、被加工材料を構成するどの積層部材までレーザ加工
が行われたかを推察することができる。
【0017】(4)図5に示すように、被加工材料2に
加工用レーザ光6を照射して材料加工を行うと、この加
工用レーザ光6が被加工材料2に入射することによって
音響波52が生じる。
【0018】このとき、加工用レーザ光6に他のレーザ
光(深さモニタ用レーザ光)23を交差させると、この
深さモニタ用レーザ光23の光軸位置は前記音響波52
が空気密度を変化させるので周期的に変位する。
【0019】また、図6に示すように、加工用レーザ光
6により被加工材料2の加工箇所が深さDに掘り下げら
れると、この加工の進捗に伴い、音響波52の影響を受
けて変位する深さモニタ用レーザ光23の光軸変位の時
間位相が図7に示すようにずれる。
【0020】よって、被加工材料2の加工箇所の深さD
は、下記式1により求められる。 D=(Za−Zb)=C×Δt…(1) Za:加工開始時における深さモニタ用レーザ光と被加
工材料表面との距離 Zb:加工終了時(加工深さ:D)における深さモニタ
用レーザ光と被加工材料表面との距離 Δt:加工用レーザ光が入射してから深さモニタ用レー
ザ光が揺らぐまでの時間 C:加工用レーザ光により発生した音響波の音速 C=√(γRT) γ:空気の比熱比 R:空気の気体定数 T:空気温度
【0021】従って、被加工材料に対してレーザ加工を
行う際に、加工用レーザ光に探査用レーザ光(深さモニ
タ用レーザ光)を交差させ、加工の進捗に伴って徐々に
ずれる探査用レーザ光の光軸変位を検出すれば、被加工
材料の加工深さを推察することができる。
【0022】
【発明の目的】本発明はレーザ加工を行う際に、被加工
材料の加工状態を検知して被加工材料に対して適切な加
工が行われるようにすることを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載したレーザ加工方法におい
ては、被加工材料に加工用レーザ光を照射して非接触加
工を行う際に、前記被加工材料の加工用レーザ光入射位
置付近へ状態モニタ用レーザ光を照射し、該状態モニタ
用レーザ光の散乱光あるいは反射光の光強度を検出し、
その光強度が変化した際に前記被加工材料に対する加工
用レーザ光の照射を中断する。
【0024】本発明の請求項2に記載したレーザ加工方
法においては、異なる材質の積層部材により構成される
被加工材料に加工用レーザ光を照射して非接触加工を行
う際に、前記被加工材料の加工用レーザ光入射位置付近
へ状態モニタ用レーザ光を照射し、該状態モニタ用レー
ザ光の散乱光あるいは反射光を分光し、分光した光のス
ペクトル成分や光強度を検出し、そのスペクトル成分や
光強度が変化した際に前記被加工材料に対する加工用レ
ーザ光の照射を中断する。
【0025】本発明の請求項3に記載したレーザ加工方
法においては、異なる材質の積層部材により構成される
被加工材料に加工用レーザ光を照射して非接触加工を行
う際に、前記被加工材料近傍部分に生じるプラズマの飛
散速度を検出し、その飛散速度が変化した際に前記被加
工材料に対する加工用レーザ光の照射を中断する。
【0026】本発明の請求項4に記載したレーザ加工方
法においては、被加工材料に加工用レーザ光を照射して
非接触加工を行う際に、前記加工用レーザ光に深さモニ
タ用レーザ光を交差させ、加工用レーザ光による音響波
の影響を受けて周期的に変位する深さモニタ用レーザ光
の光軸の位置変化を実時間で検出し、その時間位相の変
位に基づき前記被加工材料に対する加工用レーザ光の照
射を中断する。
【0027】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項5に記載したレーザ加工装置においては、被加
工材料に加工用レーザ光を照射する加工用レーザ発生装
置と、前記被加工材料の加工用レーザ光入射位置付近へ
状態モニタ用レーザ光を照射する加工状態モニタ用レー
ザ発生装置と、前記状態モニタ用レーザ光が被加工部材
に入射することにより生じる散乱光あるいは反射光の光
強度を検出する光強度検出器と、該光強度検出器より出
力される光強度検出信号に基づき加工用レーザ光の発生
を中断させる信号を加工用レーザ発生装置へ出力する加
工用レーザ制御装置とを備えている。
【0028】本発明の請求項6に記載したレーザ加工装
置においては、被加工材料に加工用レーザ光を照射する
加工用レーザ発生装置と、前記被加工材料の加工用レー
ザ光入射位置付近へ状態モニタ用レーザ光を照射する加
工状態モニタ用レーザ発生装置と、前記状態モニタ用レ
ーザ光が被加工材料に入射することにより生じる散乱光
あるいは反射光を分光する分光器と、該分光器により分
光された光のスペクトル分布を検出するスペクトル光強
度検出器と、該スペクトル光強度検出器より出力される
スペクトル光強度検出信号に基づき加工用レーザ光の発
生を中断させる信号を加工用レーザ発生装置へ出力する
加工用レーザ制御装置とを備えている。
【0029】本発明の請求項7に記載したレーザ加工装
置においては、被加工材料に加工用レーザ光を照射する
加工用レーザ発生装置と、被加工材料に加工用レーザ光
を照射した際に生じるプラズマの飛散速度を計測するプ
ラズマ飛散速度検出器と、該プラズマ飛散速度検出器よ
り出力されるプラズマ飛散速度検出信号に基づき加工用
レーザ光の発生を中断させる信号を加工用レーザ発生装
置へ出力する加工用レーザ制御装置とを備えている。
【0030】本発明の請求項8に記載したレーザ加工装
置においては、被加工材料に加工用レーザ光を照射する
加工用レーザ発生装置と、前記加工用レーザ光に交差す
るように深さモニタ用レーザ光を出力する加工深さモニ
タ用レーザ発生装置と、該加工深さモニタ用レーザ発生
装置に対向するように配置され且つ前記深さモニタ用レ
ーザ光の入射位置を検知する受光位置検出器と、該受光
位置検出器が出力する受光位置検出信号に基づき被加工
材料の加工深さを検出する加工深さ演算回路と、該加工
深さ演算回路より出力される加工深さ検出信号に基づき
加工用レーザ光の発生を中断させる信号を加工用レーザ
発生装置へ出力する加工用レーザ制御装置とを備えてい
る。
【0031】
【作用】本発明の請求項1に記載したレーザ加工方法で
は、加工用レーザ光を被加工材料に照射して非接触加工
を行う際に、状態モニタ用レーザ光を前記被加工材料の
加工用レーザ光入射位置付近へ照射すると、加工用レー
ザ光による被加工材料の非接触加工の進捗に伴い、状態
モニタ用レーザ光の散乱光あるいは反射光の光強度が変
化するので、この状態モニタ用レーザ光の散乱光あるい
は反射光の光強度を検出し、その光強度が変化した際に
前記加工用レーザ光の照射を中断すれば、被加工材料に
対して適切な加工を行うことができる。
【0032】本発明の請求項2に記載したレーザ加工方
法では、加工用レーザ光を異なる材質の積層部材により
構成される被加工材料に照射して非接触加工を行う際
に、状態モニタ用レーザ光を前記被加工材料の加工用レ
ーザ光入射位置付近へ照射すると、加工用レーザ光によ
る被加工材料の非接触加工の進捗に伴い、状態モニタ用
レーザ光の散乱光あるいは反射光を分光した光のスペク
トル成分や光強度が変化するので、この状態モニタ用レ
ーザ光の散乱光あるいは反射光を分光した光のスペクト
ル成分や光強度を検出し、そのスペクトル成分や光強度
が変化した際に前記加工用レーザ光の照射を中断すれ
ば、被加工材料に対して適切な加工を行うことができ
る。
【0033】本発明の請求項3に記載したレーザ加工方
法では、加工用レーザ光を異なる材質の積層部材により
構成される被加工材料に照射して非接触加工を行うと、
加工用レーザ光による被加工材料の非接触加工の進捗に
伴い、該被加工材料近傍部分に生じるプラズマの飛散速
度が変化するので、この被加工材料近傍部分に生じるプ
ラズマの飛散速度を検出し、そのプズマ飛散速度が変化
した際に前記加工用レーザ光の照射を中断すれば、被加
工材料に対して適切な加工を行うことができる。
【0034】本発明の請求項4に記載したレーザ加工方
法では、加工用レーザ光を被加工材料に照射して非接触
加工を行う際に、深さモニタ用レーザ光を前記加工用レ
ーザ光に交差させると、加工用レーザ光による被加工材
料の非接触加工の進捗に伴い、加工用レーザ光による音
響波の影響を受けて深さモニタ用レーザ光の光軸の位置
が周期的に変位するので、この深さモニタ用レーザ光の
光軸の位置変化を実時間で検出し、その時間位相の変位
に基づいて前記加工用レーザ光の照射を中断すれば、被
加工材料に対して適切な加工を行うことができる。
【0035】本発明の請求項5に記載したレーザ加工装
置では、加工用レーザ光を加工用レーザ発生装置によっ
て被加工材料に照射するとともに、該被加工材料の加工
用レーザ光入射位置付近へ状態モニタ用レーザ光を加工
状態モニタ用レーザ発生装置によって照射すると、被加
工材料に対して加工が行われ、また、光強度検出器は前
記状態モニタ用レーザ光の散乱光あるいは反射光の光強
度を検出する。
【0036】このとき、被加工材料の加工箇所が溶融状
態を呈すると光強度検出器より出力される光強度度検出
信号が変化し、この光強度検出信号に基づいて加工用レ
ーザ制御装置から前記加工用レーザ発生装置へ加工用レ
ーザ光の発生を中断させる信号が出力される。
【0037】本発明の請求項6に記載したレーザ加工装
置では、加工用レーザ光を加工用レーザ発性装置によっ
て被加工材料に照射するとともに、該被加工材料の加工
用レーザ光入射位置付近へ状態モニタ用レーザ光を加工
状態モニタ用レーザ発生装置により照射すると、被加工
材料に対して加工が行われ、また、スペクトル光強度検
出器は前記状態モニタ用レーザ光の散乱光あるいは反射
光が分光器により分光された光のスペクトル光強度を検
出する。
【0038】このとき、被加工材料の材質の異なる部分
に加工箇所が達するとスペクトル光強度検出器より出力
されるスペクトル光強度検出信号が変化し、このスペク
トル光強度検出信号に基づいて加工用レーザ制御装置か
ら前記加工用レーザ発生装置へ加工用レーザ光の発生を
中断させる信号が出力される。
【0039】本発明の請求項7に記載したレーザ加工装
置では、加工用レーザ光を加工用レーザ光発生装置によ
って被加工材料に照射すると、該被加工材料に対して加
工が行われ、また、プラズマ飛散速度検出器は加工用レ
ーザ光の照射により生じるプラズマの飛散速度を検出す
る。
【0040】このとき、被加工材料の材質の異なる部分
に加工箇所が達するとプラズマ飛散速度検出器より出力
されるブラズマ飛散速度検出信号が変化し、このプラズ
マ飛散速度検出信号に基づいて加工用レーザ制御装置か
ら前記加工用レーザ発生装置へ加工用レーザ光の発生を
中断させる信号が出力される。
【0041】本発明の請求項8に記載したレーザ加工装
置では、加工用レーザ光を加工用レーザ発生装置によっ
て被加工材料に照射するとともに、前記加工用レーザ光
に交差するように深さモニタ用レーザ光を加工深さモニ
タ用レーザ発生装置により発生させると、被加工材料に
対して加工が行われ、また、加工用レーザ光は被加工材
料に入射することにより生じる音響波の影響を受けて空
中の密度場の変化を生じるため前記深さモニタ用レーザ
光の光軸位置が周期的に変位する。
【0042】受光位置検出器は前記深さモニタ用レーザ
光が入射する位置を検出して受光位置検出信号を出力
し、更に加工深さ演算回路はこの受光位置検出信号から
被加工材料の加工深さを求める。
【0043】被加工材料に対する加工が進捗して加工深
さが深くなると加工深さ演算回路より出力される加工深
さ検出信号が変化し、被加工材料の加工深さが所定の値
に達すると、この加工深さ検出信号に基づいて加工用レ
ーザ制御装置から前記加工用レーザ発生装置へ加工用レ
ーザ光の発生を中断させる信号が出力される。
【0044】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0045】図1は本発明のレーザ加工装置の一実施例
を示すもので、1は被加工材料2を載置するテーブル3
を有し且つ該テーブル3をテーブル作動信号4に基づい
て移動させる加工台、5は前記テーブル3に載置された
被加工材料2へ向って材料加工用のレーザ光(加工用レ
ーザ光)6を出力するNd:YAGレーザ発生装置(加
工用レーザ発生装置)である。
【0046】前記被加工材料2は、互いに異なる材質の
二つの積層部材32,33により構成されている。
【0047】7は加工状態モニタ用のレーザ光(状態モ
ニタ用レーザ光)8を出力する色素レーザ発生装置ある
いはイオンレーザ発生装置(加工状態モニタ用レーザ発
生装置)、9は前記状態モニタ用レーザ光8をテーブル
3に載置した被加工材料2の加工用レーザ光6の入射位
置付近に入射させる全反射ミラーである。
【0048】10は前記状態モニタ用レーザ光8が被加
工材料2に入射することより生じる散乱光11を反射す
る全反射ミラー、12は全反射ミラー10により反射す
る散乱光11の一部を反射し残りを透過させるハーフミ
ラー、13はハーフミラー12により反射する散乱光1
1を反射する全反射ミラーである。
【0049】14は前記全反射ミラー13により反射す
る散乱光11の光路に設けたフィルタ、15はフィルタ
14を透過した散乱光11の光強度を計測して光強度検
出信号16を出力する光強度検出器、17は光強度検出
器15が出力する光強度検出信号16を増幅する増幅器
である。
【0050】34は光強度目標信号35を出力する光強
度目標信号設定器、36は前記光強度検出信号16が光
強度目標信号35に等しくなった際に加工用レーザ光6
の発生を中断させるレーザ光発生中断信号37を加工用
レーザ発生装置5へ出力する加工用レーザ制御装置であ
る。
【0051】18は前記ハーフミラー12を透過した散
乱光11を分光する分光器、19は分光器18により分
光された光20のスペクトルの光強度分布を検出してス
ペクトル光強度検出信号21を出力するスペクトル光強
度検出器である。
【0052】38はスペクトル光強度目標信号39を出
力するスペクトル光強度目標信号設定器、40は前記ス
ペクトル光強度検出信号21がスペクトル光強度目標信
号39に等しくなった際に加工用レーザ光6の発生を中
断させるレーザ光発生中断信号41を加工用レーザ発生
装置5へ出力する加工用レーザ制御装置である。
【0053】22は前記加工用レーザ発生装置5から出
力される加工用レーザ光6に交差するように、加工深さ
モニタ用のレーザ光(深さモニタ用レーザ光)23を出
力するHe−Neレーザ発生装置あるいはArイオンレ
ーザ発生装置(加工深さモニタ用レーザ発生装置)、2
4は加工深さモニタ用レーザ発生装置22に対向するよ
うに配置され且つ加工用レーザ光6が被加工材料2に入
射することにより生じる音響波52の影響を受け光軸が
周期的に変位する深さモニタ用レーザ光23の入射位置
を検知して受光位置検出信号25を出力するダイオード
アレイポジションセンサ等の受光位置検出器、26は前
記受光位置検出信号25を増幅する増幅器である。
【0054】27は増幅器26により増幅された受光位
置検出信号25をデジタル化するデジタイザ、28はデ
ジタイザ27より出力される受光位置検出信号25の周
期的な変化を監視し且つ信号受信開始時の受光位置検出
信号25の周期と現在の受光位置検出信号25の周期の
位相の時間的なずれを求めるタイマカウンタ、29はタ
イマカウンタ28が出力する時間偏差信号30に基づき
被加工材料2の加工深さdを求めて加工深さ検出信号3
1を出力する加工深さ演算器であり、これらデジタイザ
27、タイマカウンタ28、加工深さ演算器29によっ
て加工深さ演算回路54を構成している。
【0055】42は加工深さ目標信号43を出力する加
工深さ目標信号設定器、44は前記加工深さ検出信号3
1が加工深さ目標信号43に等しくなった際に、加工用
レーザ光6の発生を中断させるレーザ光発生中断信号4
5を加工用レーザ発生装置5へ出力する加工用レーザ制
御装置である。
【0056】以下、本実施例の装置の作動を説明する。
【0057】被加工材料2に対して穿孔加工を行う際に
は、光強度目標信号設定器34より出力される光強度目
標信号35が、零となるように設定しておく。
【0058】次いで、加工台1のテーブル3上に被加工
材料2を載置し、加工用レーザ発生装置5を作動させて
加工用レーザ光6を被加工材料2へ照射するとともに、
加工状態モニタ用レーザ発生装置7を作動させる。
【0059】加工状態モニタ用レーザ発生装置7から出
力される状態モニタ用レーザ光8は全反射ミラー9によ
り被加工材料2の加工用レーザ光6が入射する箇所付近
に入射し、被加工材料2に入射した状態モニタ用レーザ
光8の散乱光11が全反射ミラー10を経てハーフミラ
ー12へ入射する。
【0060】散乱光11の一部は、ハーフミラー12に
より反射し、全反射ミラー13、フィルタ14を経て光
強度検出器15に入射し、該光強度検出器15から散乱
光11の光強度に比例した光強度検出信号16が出力さ
れる。
【0061】このとき、被加工材料2の表層部が溶融状
態を呈すると、散乱光11の光強度が変り、光強度検出
器15が出力する光強度検出信号16が変化する。
【0062】光強度検出信号16が零になると、加工用
レーザ制御装置36から加工用レーザ発生装置5へレー
ザ光発生中断信号37が出力され、加工用レーザ発生装
置5による加工用レーザ光6の発生が中断される。
【0063】よって、被加工材料2に確実に穿孔加工が
行われる。
【0064】被加工材料2に対して積層部材32のみを
除去する加工を行う際には、スペクトル光強度目標信号
設定器38より出力されるスペクトル光強度目標信号3
9が、状態モニタ用レーザ光8が積層部材33に入射し
た際にスペクトル光強度検出器19より出力されるスペ
クトル光強度検出信号21と等しくなるように設定して
おく。
【0065】次いで、加工台1のテーブル3上に被加工
材料2を載置し、加工用レーザ発生装置5を作動させて
加工用レーザ光6を被加工材料2へ照射するとともに、
加工状態モニタ用レーザ発生装置7を作動させる。
【0066】加工状態モニタ用レーザ発生装置7から出
力される状態モニタ用レーザ光8は全反射ミラー9によ
り被加工材料2の加工用レーザ光6が入射する箇所付近
に入射し、被加工材料2に入射した状態モニタ用レーザ
光8の散乱光11が全反射ミラー10を経てハーフミラ
ー12へ入射する。
【0067】散乱光11の一部は、ハーフミラー12を
透過して分光器18に入射し、該分光器18により分光
された光20がスペクトル光強度検出器19に入射し、
該スペクトル光強度検出器19により各スペクトルの光
強度分布が計測されて光強度分布に比例したスペクトル
光強度検出信号21が出力される。
【0068】被加工材料2に対する加工が進捗して積層
部材32が除去され、積層部材33に加工用レーザ光6
が達すると、分光器18により分光される光20のスペ
クトルが変り、スペクトル光強度検出器19が出力する
スペクトル光強度検出信号21が変化する。
【0069】スペクトル光強度検出信号21が前記スペ
クトル光強度目標信号39に等しくなると、加工用レー
ザ制御装置40から加工用レーザ発生装置5へレーザ光
発生中断信号41が出力され、加工用レーザ発生装置5
による加工用レーザ光6の発生が中断される。
【0070】よって、被加工材料2の積層部材32のみ
を確実に除去することができる。
【0071】被加工材料2の表層部分を所定の深さだけ
除去する加工を行う際には、加工深さ目標信号設定器4
2より出力される加工深さ目標信号43が、被加工材料
2の表層部分が所定の深さだけ除去されたときに加工深
さ演算器29より出力される加工深さ検出信号31と等
しくなるように設定しておく。
【0072】次いで、加工台1のテーブル3上に被加工
材料2を載置し、加工用レーザ発生装置5を作動させて
加工用レーザ光6を被加工材料2へ照射するとともに、
加工深さモニタ用レーザ発生装置22を作動させる。
【0073】加工深さモニタ用レーザ発生装置22から
出力される深さモニタ用レーザ光23は前記加工用レー
ザ光6に交差して受光位置検出器24に入射する。
【0074】この深さモニタ用レーザ光23は、加工用
レーザ光6が被加工材料2に入射することにより生じる
音響波52の影響波を受けて光軸が周期的に変位する。
【0075】加工用レーザ光6により被加工材料2の表
層部分が除去されるのに伴い、音響波52の影響を受け
て変位する深さモニタ用レーザ光23の光軸の変位の位
相が徐々にずれ、受光位置検出器24が出力する受光位
置検出信号25が深さモニタ用レーザ光23の光軸の変
位に対応して変化する。
【0076】この受光位置検出信号25はデジタイザ2
7によりデジタル化されたうえタイマカウンタ28に入
力される。
【0077】タイマカウンタ28はデジタイザ27より
出力される受光位置検出信号25の周期的な変化を監視
し且つ信号受信開始時の受光位置検出信号25の周期と
現在の受光位置検出信号25の周期の位相の時間的なず
れを求めて時間偏差信号30を加工深さ演算器29へ入
力する。
【0078】更に、加工深さ演算器29は、前記時間偏
差信号30に基づき被加工材料2の加工箇所の深さDを
求めて加工深さ検出信号31を加工用レーザ制御装置4
4へ入力する。
【0079】被加工材料2に対する加工が進捗して加工
深さ検出信号31が前記加工深さ目標信号43に等しく
なると、加工用レーザ制御装置44から加工用レーザ発
生装置5へレーザ光発生中断信号45が出力され、加工
用レーザ発生装置5による加工用レーザ光6の発生が中
断される。
【0080】よって、被加工材料2の表層部分のみを所
定の深さだけ確実に除去することができる。
【0081】このように、本実施例のレーザ加工装置で
は、被加工材料2の加工箇所の状態を検知しつつレーザ
加工を行うので、被加工材料に対して適切な加工を行う
ことができる。
【0082】図2は本発明のレーザ加工装置の他の実施
例を示すもので、図中図1と同一の符号を付した部分は
同一物を表わしている。
【0083】46は加工台1のテーブル3の近傍に配置
され且つ被加工材料2にレーザ加工を行う際に生じるプ
ラズマ53の飛散速度を計測してプラズマ飛散速度検出
信号47を出力するイオン検出器等のプラズマ飛散速度
検出器、48はプラズマ飛散速度目標信号49を出力す
るプラズマ飛散速度目標信号設定器である。
【0084】50は前記プラズマ飛散速度検出信号47
がプラズマ飛散速度目標信号49に等しくなった際に加
工用レーザ光6の発生を中断させるレーザ光発生中断信
号51を加工用レーザ発生装置5へ出力する加工用レー
ザ制御装置である。
【0085】以下、本実施例の装置の作動を説明する。
【0086】なお、本実施例の装置により被加工材料2
に対して穿孔加工、表層部分を所定の深さだけ除去する
加工を行う際の作動は図1に示すものと同様であるので
省略する。
【0087】被加工材料2に対して積層部材32を主に
除去する加工を行う際には、プラズマ飛散速度目標信号
設定器48より出力されるプラズマ飛散速度目標信号4
9が、積層部材33がレーザ加工される際にプラズマ飛
散速度検出器46より出力されるプラズマ飛散速度検出
信号47と等しくなるように設定しておく。
【0088】次いで、加工台1のテーブル3上に被加工
材料2を載置し、加工用レーザ発生装置5を作動させて
加工用レーザ光6を被加工材料2へ照射すると、該被加
工材料2に対して加工が行われるとともに、プラズマ飛
散速度検出器46からプラズマ飛散速度検出信号47が
出力される。
【0089】被加工材料2に対する加工が進捗して積層
部材32が除去され、積層部材33に加工用レーザ光6
が達すると、プラズマ53の飛散速度が変り、プラズマ
飛散速度検出器46が出力するプラズマ飛散速度検出信
号47が変化する。
【0090】プラズマ飛散速度検出信号47が前記プラ
ズマ飛散速度目標信号49に等しくなると、加工用レー
ザ制御装置50から加工用レーザ発生装置5へレーザ光
発生中断信号51が出力され、加工用レーザ発生装置5
による加工用レーザ光6の発生が中断される。
【0091】よって、被加工材料2の積層部材32を主
に除去することができる。
【0092】このように、本実施例のレーザ加工装置で
は、被加工材料2の加工箇所の状態を検知しつつレーザ
加工を行うので、被加工材料に対して適切な加工を行う
ことができる。
【0093】なお、本発明のレーザ加工方法及びレーザ
加工装置は、上述した実施例にのみ限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。
【0094】
【発明の効果】以上述べたように本発明のレーザ加工方
法及びレーザ加工装置によれば、次のような優れた効果
を奏し得る。
【0095】(1)本発明の請求項1に記載したレーザ
加工方法、本発明の請求項5に記載したレーザ加工装置
では、被加工材料の加工箇所が溶融状態であるか否かを
検知して加工用レーザ光の発生を中断させるので、被加
工材料に穿孔加工が確実に行われる。
【0096】(2)本発明の請求項2あるいは請求項3
に記載したレーザ加工方法、本発明の請求項6あるいは
請求項7に記載したレーザ加工装置では、被加工材料の
材質の異なる部分に加工箇所が達したか否かを検知して
加工用レーザ光の発生を中断させるので、被加工材料の
表層部を形成する特定材質の部分を除去することができ
る。
【0097】(3)本発明の請求項4に記載したレーザ
加工方法、あるいは本発明の請求項8に記載したレーザ
加工装置では、被加工材料の加工箇所の深さを検出して
加工用レーザ光の発生を中断させるので、被加工材料の
加工箇所を所定深さに加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ加工装置の一実施例を示す概念
図である。
【図2】本発明のレーザ加工装置の他の実施例を示す概
念図である。
【図3】散乱光あるいは反射光の光強度と被加工材料の
加工箇所の状態の関係を示すグラフである。
【図4】被加工材料の材質と散乱光あるいは反射光の光
強度のスペクトルとの関係を示すグラフである。
【図5】被加工材料に対して加工用レーザ光を照射した
際に生じる音響波と深さモニタ用レーザ光の関係を示す
概念図である(加工開始時)。
【図6】被加工材料に対して加工用レーザ光を照射した
際に生じる音響波と深さモニタ用レーザ光の関係を示す
概念図である(加工深さ到達時)。
【図7】深さモニタ用レーザ光の光軸の変位の位相を示
すグラフである。
【符号の説明】
2 被加工材料 5 加工用レーザ発生装置 6 加工用レーザ光 7 加工状態モニタ用レーザ発生装置 8 状態モニタ用レーザ光 11 散乱光 15 光強度検出器 16 光強度検出信号 18 分光器 19 スペクトル光強度検出器 20 光 21 スペクトル光強度検出信号 22 加工深さモニタ用レーザ発生装置 23 深さモニタ用レーザ光 24 受光位置検出器 25 受光位置検出信号 31 加工深さ検出信号 32,33 積層部材 36,40,44,50 加工用レーザ制御装置 37,41,45,51 レーザ光発生中断信号(信
号) 46 プラズマ飛散速度検出器 47 プラズマ飛散速度検出信号 52 音響波 53 プラズマ 54 加工深さ演算回路 D 深さ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工材料に加工用レーザ光を照射して
    非接触加工を行う際に、前記被加工材料の加工用レーザ
    光入射位置付近へ状態モニタ用レーザ光を照射し、該状
    態モニタ用レーザ光の散乱光あるいは反射光の光強度を
    検出し、その光強度が変化した際に前記被加工材料に対
    する加工用レーザ光の照射を中断することを特徴とする
    レーザ加工方法。
  2. 【請求項2】 異なる材質の積層部材により構成される
    被加工材料に加工用レーザ光を照射して非接触加工を行
    う際に、前記被加工材料の加工用レーザ光入射位置付近
    へ状態モニタ用レーザ光を照射し、該状態モニタ用レー
    ザ光の散乱光あるいは反射光を分光し、分光した光のス
    ペクトル成分や光強度を検出し、そのスペクトル成分や
    光強度が変化した際に前記被加工材料に対する加工用レ
    ーザ光の照射を中断することを特徴とするレーザ加工方
    法。
  3. 【請求項3】 異なる材質の積層部材により構成される
    被加工材料に加工用レーザ光を照射して非接触加工を行
    う際に、前記被加工材料近傍部分に生じるプラズマの飛
    散速度を検出し、その飛散速度が変化した際に前記被加
    工材料に対する加工用レーザ光の照射を中断することを
    特徴とするレーザ加工方法。
  4. 【請求項4】 被加工材料に加工用レーザ光を照射して
    非接触加工を行う際に、前記加工用レーザ光に深さモニ
    タ用レーザ光を交差させ、加工用レーザ光による音響波
    の影響を受けて周期的に変位する深さモニタ用レーザ光
    の光軸の位置変化を実時間で検出し、その時間位相の変
    位に基づき前記被加工材料に対する加工用レーザ光の照
    射を中断することを特徴とするレーザ加工方法。
  5. 【請求項5】 被加工材料に加工用レーザ光を照射する
    加工用レーザ発生装置と、前記被加工材料の加工用レー
    ザ光入射位置付近へ状態モニタ用レーザ光を照射する加
    工状態モニタ用レーザ発生装置と、前記状態モニタ用レ
    ーザ光が被加工部材に入射することにより生じる散乱光
    あるいは反射光の光強度を検出する光強度検出器と、該
    光強度検出器より出力される光強度検出信号に基づき加
    工用レーザ光の発生を中断させる信号を加工用レーザ発
    生装置へ出力する加工用レーザ制御装置とを備えてなる
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】 被加工材料に加工用レーザ光を照射する
    加工用レーザ発生装置と、前記被加工材料の加工用レー
    ザ光入射位置付近へ状態モニタ用レーザ光を照射する加
    工状態モニタ用レーザ発生装置と、前記状態モニタ用レ
    ーザ光が被加工材料に入射することにより生じる散乱光
    あるいは反射光を分光する分光器と、該分光器により分
    光された光のスペクトル分布を検出するスペクトル光強
    度検出器と、該スペクトル光強度検出器より出力される
    スペクトル光強度検出信号に基づき加工用レーザ光の発
    生を中断させる信号を加工用レーザ発生装置へ出力する
    加工用レーザ制御装置とを備えてなることを特徴とする
    レーザ加工装置。
  7. 【請求項7】 被加工材料に加工用レーザ光を照射する
    加工用レーザ発生装置と、被加工材料に加工用レーザ光
    を照射した際に生じるプラズマの飛散速度を計測するプ
    ラズマ飛散速度検出器と、該プラズマ飛散速度検出器よ
    り出力されるプラズマ飛散速度検出信号に基づき加工用
    レーザ光の発生を中断させる信号を加工用レーザ発生装
    置へ出力する加工用レーザ制御装置とを備えてなること
    を特徴とするレーザ加工装置。
  8. 【請求項8】 被加工材料に加工用レーザ光を照射する
    加工用レーザ発生装置と、前記加工用レーザ光に交差す
    るように深さモニタ用レーザ光を出力する加工深さモニ
    タ用レーザ発生装置と、該加工深さモニタ用レーザ発生
    装置に対向するように配置され且つ前記深さモニタ用レ
    ーザ光の入射位置を検知する受光位置検出器と、該受光
    位置検出器が出力する受光位置検出信号に基づき被加工
    材料の加工深さを検出する加工深さ演算回路と、該加工
    深さ演算回路より出力される加工深さ検出信号に基づき
    加工用レーザ光の発生を中断させる信号を加工用レーザ
    発生装置へ出力する加工用レーザ制御装置とを備えてな
    ることを特徴とするレーザ加工装置。
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