JPH0698323A - データ送受信装置 - Google Patents

データ送受信装置

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JPH0698323A
JPH0698323A JP4271130A JP27113092A JPH0698323A JP H0698323 A JPH0698323 A JP H0698323A JP 4271130 A JP4271130 A JP 4271130A JP 27113092 A JP27113092 A JP 27113092A JP H0698323 A JPH0698323 A JP H0698323A
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JP4271130A
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Inventor
Naoki Endo
直樹 遠藤
Kazunori Moriya
和典 森谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】TV、VTRなどの機器を最大限に活用して、
視聴者が希望するプログラムの映像、音声などの情報を
簡便に楽しめるような環境の創造を支援するデータ送受
信装置を提供すること。 【構成】放送局から送信される放送可能または放送予定
のプログラムのリストを示すプログラムリストデータを
受信する受信回路2と、受信されたプログラムリストデ
ータを記憶するメモリ3と、記憶されたプログラムリス
トデータを検索したり検索されたプログラムリストデー
タから所望のプログラムを選択するための入力を行うキ
ーボード7と、選択された所望のプログラムを特定する
情報を示すデータを変調して放送局やVTRへ送信する
ための変調回路11,12を有するデータ送受信装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ送受信装置、特に
個人データの送受信が可能な放送システムに送受信端末
として用いられるデータ送受信装置に関する。
【0002】また、本発明は画像データの登録・蓄積・
検索・読み出し等の処理が行える画像データベース装置
に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、TV放送をはじめとする放送シス
テムにおけるチャネル数の増加が著しい。すなわち、V
HF帯およびUHF帯を用いた地上波放送に加えて、同
軸ケーブルを伝送媒体とするCATV、放送衛星を用い
た現行TVおよび高精細TVの直接衛星放送(DB
S)、通信衛星から直接またはCATVを介して行われ
る放送(CS放送)などが既に実用化されている。これ
により、視聴者は様々な映像情報を得ることができるよ
うになってきたが、反面で次のような解決されるべき問
題が存在している。
【0004】すなわち、上記したどの形態の放送システ
ムにおいても、視聴者は依然として受け身であり、一方
的に放送局が決めたスケジュールに従って送られてくる
プログラムを視聴することしかできない。また、チャネ
ル数の増加により、どのプログラムを見るか決めるのに
も、新聞や雑誌に掲載されている大規模なプログラム表
を見なければならない。また、視聴者は放送されたプロ
グラムをVTRで録画して楽しむこともあるが、現在の
VTRの録画予約システムは操作すべきスイッチが多
く、極めて不便である。さらに、いったん予約が行われ
ると、所望のプログラムの放送スケジュールが急に変更
された場合でも、最初の予約に基づいて録画が行われる
ために、所望のプログラムの録画に失敗することにな
る。
【0005】一方、次のような新しいデータ伝送システ
ムが提案されている。すなわち、各家庭に送受信端末装
置を導入し、各端末装置と情報サービス会社の中継局と
の間のデータ送受信用に、特定の周波数帯域を割り当て
る。中継局は、情報サービス会社の本部との通信を通信
衛星を介して行う。情報サービス会社の本部は、放送局
等との間に通信回線を確保して通信を行う。このような
データ伝送システムにおいても、従来からの放送システ
ムと同様のサービス形態をとっていたのでは、上述した
問題は解決されない。
【0006】さらに、コンピュータと大容量記憶装置を
中核として静止画や動画を多量に蓄積し、検索や読み出
しが自由に行える画像データベースが開発され、一部で
実用化されている。例えば放送会社では、過去に放送し
た大量のプログラムをデータベース化して、容易に検索
・読み出しを行い、今後のプログラム制作に役立てよう
としている。また、美術館・博物館などにおいては、T
Vモニタによる静止画・動画の表示によって、従来より
も自由度が高く、低コストで、かつ生き生きとした展示
が行われるようになってきた。
【0007】このような画像データベースでは、ユーザ
の要求により、蓄積される画像の量が増大して行くのが
常である。この結果、画像を蓄積するのに必要な記憶媒
体の量が増大して、保存のために広いスペースを必要と
するようになる。具体的には磁気テープの本数、光また
は磁気ディスクの枚数などが結果として増加する。
【0008】また、画像データベースの記憶装置は多数
の磁気テープ、ディスクなどから必要な画像情報を含む
媒体を自動的に選択・交換して必要な情報を読み出さな
ければならない。そのためには、自動的に選択・交換で
きる記憶媒体の数が多くないと使い勝手が極めて悪いも
のとなる。この結果、記憶装置が大規模化し、高価格化
が避けられなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の放送システムでは視聴者は放送局が決めたスケジュー
ルに従って送られてくるプログラムのみしか視聴するこ
としかできずプログラム選択の自由度に乏しいという問
題と、チャネル数の増加に伴いプログラムを決めるため
に膨大なプログラム表を見なければならない煩雑さがあ
る。また、放送されたプログラムをVTRで録画して見
る場合にも、録画予約の操作が煩わしく、しかもいった
ん予約されてしまうと、放送スケジュールの変更により
所望のプログラムの録画に失敗することが起こる。
【0010】本発明は、前述した新しい形態の放送シス
テムにおいて、TV、VTRなどの機器を最大限に活用
し、視聴者が希望するプログラムの映像、音声などの情
報を簡便に楽しめるような環境の創造を支援するデータ
送受信装置を提供することを第1の目的とする。
【0011】また、従来の画像データベース装置では、
多くのプログラムの画像データを蓄積し、しかも使い勝
手をよくするためには、広い設置スペースを必要とする
ばかりでなく、大規模で高価な記憶装置を導入する必要
があった。
【0012】本発明は、このような問題点を除去し、少
ない設置スペースで、また記憶装置の大規模化・高価格
化を抑制しつつ、大量のプログラムの画像データを蓄積
できる画像データベース装置を提供することを第2の目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の目的を
達成するため、放送元からプログラムのリストを示すプ
ログラムリストデータを送信し、これに基づいてデータ
送受信装置側において希望するプログラムに関するデー
タを放送元やVTR等の記録再生機器へ送信するように
したものである。
【0014】すなわち、本発明のデータ送受信装置は、
放送元から送信される放送可能または放送予定のプログ
ラムのリストを示すプログラムリストデータを受信する
受信手段と、受信された前記プログラムリストデータを
記憶する記憶手段と、記憶されたプログラムリストデー
タを検索する検索手段と、検索されたプログラムリスト
データから所望のプログラムを選択する入力を行うため
の入力手段と、選択された所望のプログラムを特定する
情報を示すデータを放送元を含む複数の送信先へ送信す
る送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】本発明は、第2の目的を達成するため、登
録している複数のプログラムの画像データについてあま
り利用されていないプログラムについては、その画像デ
ータを圧縮してから再登録するようにしたものである。
【0016】すなわち、本発明の画像データベース装置
は、記憶媒体上に複数のプログラムの画像データを登録
するための登録手段と、登録された画像データを読み出
す読み出し手段と、登録された各プログラム毎の画像デ
ータの時間経過および読み出し手段による読み出し状況
の少なくとも一方を監視する監視手段と、その監視結果
に基づいて、登録された各プログラム毎の画像データを
圧縮すべきか否かを判定する判定手段と、圧縮すべきと
判定されたプログラムの画像データを読み出し手段によ
り読み出した後圧縮する圧縮手段と、圧縮された画像デ
ータを記憶媒体に再登録する再登録手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0017】また、判定手段の判定内容を強制的に設定
可能としてもよい。
【0018】
【作用】本発明のデータ送受信装置では、放送局等の放
送元において放送可能な状態にあるか、または放送スケ
ジュールにあるプログラムのリストを示すプログラムリ
ストデータが放送元より送信されると、それを受信して
記憶する。記憶されたプログラムリストデータは、ユー
ザ(視聴者)からの要求により検索される。これにより
ユーザは、大規模なプログラム表を見るという煩わしさ
を伴わずに、視聴したいプログラムを選択して決定した
り、例えばVTRなどの記録再生装置での録画プログラ
ムを決定することができる。
【0019】また、ユーザが検索したプログラムリスト
データを参照して所望のプログラムを選択すると、選択
したプログラムを特定する情報を示すデータとして、例
えばプログラムを識別し得るコード番号、さらには該プ
ログラムの放送予定日時を示す時刻情報などのデータが
発生される。
【0020】プログラムを識別するコード番号のデータ
は放送元に送信され、そのプログラムの放送を促す。こ
れにより放送元は、例えば視聴者からの要求内容を評価
し、それに応じてプログラムの編成などに役立たせるこ
とができる。
【0021】さらに、データ送受信装置から送信される
時刻情報などのデータは、記録再生装置、例えばVTR
に送信される。これによりVTRにおいて、録画日時の
入力などの煩雑な予約作業を行うことなく、ワンタッチ
で録画予約が可能である。さらに、放送元の放送スケジ
ュールに変更があれば、この時刻情報が変化することに
より、自動的に録画予約の内容が変更されるようにする
ことができる。
【0022】一方、本発明の画像データベース装置で
は、登録された画像データの時間経過つまり古さや、記
憶媒体からの読み出し状況、つまり読み出し頻度(利用
頻度)なども監視して、かなり以前に登録されたプログ
ラムであるためにほとんど利用されていない画像データ
や、比較的新しいがあまり利用されていない画像データ
については、圧縮すべきと判定して自動的に圧縮処理
し、情報量を減らしてから再登録する。
【0023】この再登録においては、同じプログラムの
画像データは圧縮されたデータに書き換えられる。これ
によって、同じプログラムを記憶するのに必要な記憶媒
体の量は減少する。圧縮を行うと、圧縮された画像デー
タを伸長して復元した際の画質はある程度劣化するが、
もともと余り利用されていないプログラムの画像データ
であるため、問題とならない。このようにして、少ない
スペースで、記憶装置の大規模化・高価格化を抑制しつ
つ、大量のプログラムの画像データの蓄積が可能とな
る。
【0024】なお、記憶媒体に最初から登録されている
画像データは、全プログラムあるいは一部のプログラム
の画像データが圧縮されていてもよい。その場合、圧縮
すべきと判定した画像データは、既に圧縮されて登録さ
れている画像データの圧縮方式を考慮した圧縮方式で圧
縮されて再登録される。このようにすると、さらに大量
の画像データを蓄積することができる。
【0025】さらに、圧縮すべきか否かを判定する判定
手段の判定内容を強制的に設定可能とすれば、例えば圧
縮および再登録の作業を昼間などデータベースに対する
読み出し要求の多い時間帯を避けて行わせることができ
る。
【0026】
【実施例】まず、本発明によるデータ送受信装置に係る
実施例について説明する。
【0027】図1は、本発明の一実施例に係るデータ送
受信装置の構成を示すブロック図である。このデータ送
受信装置は、スイッチ(SW)1、受信回路2、メモリ
3、メモリ4、表示回路5、ディスプレイ6、入力手段
としてのキーボード7、入力処理回路8、メモリ9,1
0、第1変調回路11、第2変調回路12および中央処
理回路(CPU)13からなり、外部接続端子として二
つの端子21,22を有し、また内部データバス23を
有する。メモリ9,10としては、半導体メモリ、磁気
ディスク、光ディスクなど様々な記憶媒体が利用でき
る。
【0028】端子21は図示しない放送局との信号の授
受を行うための端子であり、後述するように放送局から
送信されるプログラムリストを含むデータ(以下、プロ
グラムリストデータという)の変調信号が受信信号とし
て入力されたり、視聴者が希望する所望のプログラムを
特定する情報であるプログラム特定データの変調信号を
送信信号として出力する。図示していないが、この端子
21の外部には、アンテナ、同軸ケーブル、電話線およ
び光ファイバ等の伝送媒体が接続される。どの伝送媒体
を用いるかは、技術的な問題よりもむしろ設備が整って
いるかに係わる問題であり、地域の実状に適したものが
接続されていれば良い。
【0029】スイッチ1は、放送局から送信されてくる
プログラムリストデータの受信信号を受信するか、所望
のプログラムを特定するプログラム特定データの送信信
号を放送局へ送信するかを選択するために設けられてい
る。受信回路2は、受信信号を復調してデータを抽出す
る回路であり、伝送媒体の種類に応じて最適な変調方式
が異なる場合には、当然異なった回路が必要となる。デ
ータにより高周波信号を位相変調する、光パルスの有無
をデータレベルと対応させる等、各伝送媒体に対して多
くの方式が実用化されており、各方式に対して最適な受
信回路を設計・実現することが可能である。また伝送媒
体上で発生する誤りが予測される場合には、送信側にお
いて誤り訂正符号化が行われることが一般的である。そ
の場合、受信回路2は誤り訂正復号化回路を含んで構成
される。
【0030】第1変調回路11は、プログラム特定デー
タに変調を施す回路であり、受信回路2と同様に用いら
れる伝送媒体に対して適した方式が採用される。また、
この第1変調回路11は誤り訂正符号化回路を含んで構
成されても良い。
【0031】第2変調回路12は、端子22を介して出
力される送信信号を生成するための回路である。端子2
2の出力は、本実施例ではVTRに入力される。端子2
2からの出力信号の伝送方法としては、電波、光、信号
線による電気信号などを利用できる。中央処理回路(C
PU)13は本実施例の各回路での処理、ディスプレイ
6へのデータ表示およびキーボード7からのデータ入力
などを制御するものである。なお、このようなサービス
については通常、課金がなされる。このためには、本デ
ータ送受信装置の購入時に基本料金を支払うとともに、
装置の利用状況に依存して段階的課金を行うことが考え
られる。このためには、本データ送受信装置からの情報
要求時に自動的に装置固有の識別番号が送信されれば良
い。
【0032】次に、本装置のコントロールパネルの一例
を図2に示す。図2に示すように、ディスプレイ6、メ
ニューボタン30、中止ボタン31、カーソルキー3
2、選択ボタン33、確認ボタン34、検索終了ボタン
35、送信ボタン36、録画予約ボタン37、予約解除
ボタン38、ステータス終了ボタン39、YESボタン
40およびNOボタン41を有する。メニューボタン3
0からNOボタン41までを含む部分は、図1における
キーボード7に含まれる。
【0033】次に、本実施例の動作を説明する。
【0034】まず、このデータ送受信装置における処理
の流れを図3により説明する。
【0035】図3において、電源をONにした初期状態
(START状態)では、ディスプレイ6にはメニュー
が表示されている(S1)。メニュー画面の画面構成の
一例を図4に示す。図4において「検索モード」という
文字を囲んだ長方形の枠は、カーソルがこの位置に設定
されていることを表す。ここで、カーソルをカーソルキ
ー32により動かして所望のモードの位置に一致させ、
選択ボタン33を押すとモード選択が行われ(S2)、
選択したモードが実行される。なお、メニューボタン3
0はどの過程からでもメニュー表示に戻る割り込み機能
を持ち、中止ボタン31は当該モードの初期状態に戻る
割り込み機能を持つものとする。各モードの概略は次の
通りである。
【0036】(1)検索モードでは、カーソルキー32
と選択ボタン33によりプログラムリストの検索を行
い、検索終了であれば検索終了ボタン35を押してメニ
ュー表示に戻る(S3〜S5)。
【0037】(2)デマンドモードでは、カーソルキー
32と選択ボタン33により検索を行い、終了であれば
検索終了ボタン35を押す(S6〜S8)。これにより
検索によって得られたプログラムの集合が表示され、ま
たカーソルキー32と確認ボタン34により検索によっ
て得られた集合に対する絞り込みが行われる。この絞り
込みは、必ずしも行われなくともよい。そして、送信ボ
タン36が押されると(S9)、所望のデータが第1変
調回路11、SW1および端子21を介して送信される
とともに、メニュー表示に戻る。
【0038】(3)録画予約モードでは、カーソルキー
32と選択ボタン33により検索を行い、終了であれば
検索終了ボタン35を押す(S10〜S12)。これに
より検索によって得られたプログラムの集合が表示され
る。また、カーソルキー32と確認ボタン34により、
検索によって得られた集合に対する絞り込みが行われ
る。この絞り込みは、必ずしも行われなくともよい。そ
して、録画予約ボタン37が押されると(S13)、所
望のデータが第2変調回路12および端子22を介して
VTRに対して送信されるとともに、メニュー表示に戻
る。
【0039】(4)録画予約解除モードでは、現在設定
されている録画予約の内容(プログラム名、放送予定日
時など)が表示される(S14)。予約解除する場合に
は予約解除ボタン38を押して予約を解除する(S1
5)。予約解除しない場合には、メニューボタン30を
押す(S16)。S15,S16のいずれの場合にも、
メニュー表示に戻る。
【0040】(5)ステータス表示モードでは、本装置
に対してなされている設定の状況、すなわちステータス
が表示される(S17)。確認終了であればステータス
終了ボタン39を押してメニュー表示に戻る(S18〜
S19)。
【0041】(6)終了モードは、本装置の使用をいっ
たん終了する場合に選択される。その後、自動的にまた
は手動で電源をOFFする。
【0042】次に、本実施例の重要な動作を次の五種類
に分類してさらに詳しく説明する。なお、これらのモー
ドは必ずしも互いに排他的である必要はない。
【0043】 (1)検索モード (2)デマンドモード (3)録画予約モード(予約状態監視機能) (4)録画予約解除モード (5)ステータス表示モード (1)検索モード 本モードはプログラムリストの閲覧を目的とするもので
あり、端子21または22を介しての送信機能は用いら
れない。しかし、他のモードにおいても検索は必ず用い
られる機能である。
【0044】本モードにおいては、端子21から入力さ
れた受信信号がスイッチ1を介して受信回路2に入力さ
れる。受信回路2は入力された受信信号を復調してプロ
グラムリストデータなどを得る。得られたデータはデー
タバス23を介してメモリ3に入力され、記憶される。
メモリ3から放送可能なプログラムリストまたは放送ス
ケジュールを表すプログラムリストおよびそれらを検索
するために必要な属性データ(キーワード等)などが読
み出され、一度メモリ4に記憶される。メモリ4の内容
は、表示回路5を介してディスプレイ6に表示を行うた
めの信号に変換される。
【0045】一方、ディスプレイ6にはCPU13から
出力される情報も表示され、使用者に対して必要な入力
をキーボード7を用いて行うよう促す。キーボード7か
らの入力情報は入力処理回路8でコマンドに変換され、
バッファとなるメモリ9に記憶される。CPU13はメ
モリ9の記憶したデータを読むことにより入力されたコ
マンドを認知し、ディスプレイ6に所望の情報を表示す
るためにメモリ4の内容の更新など必要な処理を行う。
このようにして、メモリ3に記憶されたプログラムリス
トに対して属性データをパラメータとした検索を行うこ
とができる。
【0046】ここで、放送可能なプログラムリスト、放
送スケジュールを表すプログラムりスト、およびそれら
を検索するために必要な属性データについて説明する。
あるプログラムがスポーツであり、その種目は野球であ
り、対戦したチームはAチームとBチームであり、対戦
日は1980年8月1日であり、勝ったのはBチームで
あった場合、<スポーツ>、<野球>、<A−B>、<
1990−8−1>、<B>等の情報を属性データと呼
ぶ。それぞれのプログラムにこれら属性データが定義さ
れていれば、極めて多いプログラムの集合の中から視聴
したいプログラムを選択することができる。放送局が保
管し、諸々の観点からみて放送することに支障のないプ
ログラム名の集合が、放送可能なプログラムリストであ
る。また、放送スケジュールを表すプログラムリスト
は、放送予定日時が定められた放送予定のプログラム名
の集合である。後者のプログラムリストの場合には、放
送予定日時が属性データの一部として登録されている。
【0047】検索の具体例を述べる。検索モードでは、
例えば各プログラムの属性を分類した結果が、図5に示
されているような木構造によって示される。現在カーソ
ルは「オランダ」という文字の表示された木構造の第3
層目(属性3)に位置している。この状態で、「芸術」
かつ「絵画」かつ「オランダ」という属性をもつプログ
ラムの本数が画面右下の部分に20本として示されてい
る。使用者は、カーソルキー32によりカーソルの位置
を動かしながら属性1、属性2、属性3などの設定を選
択ボタン33を押すことによって行う。
【0048】なお、検索方法については、色々な方法を
設計できるのはもちろんであり、上記の方法に限定され
る理由はない。例えば自由な英数字、ひらがな、漢字な
どの入力が許される場合、より直接的な検索も行うこと
ができる。
【0049】(2)デマンドモード このモードは、あらかじめ検索モードにおいて所望のプ
ログラムが放送可能なプログラムリストの中から選択さ
れた後に実施されるモードである。すなわち、(1)の
検索モードにおいて述べたようにして、放送可能なプロ
グラムリストに対する検索が行われる。この結果、視聴
者は1つまたはそれ以上の所望のプログラムを決定す
る。具体的には、ディスプレイ6上に表示された複数の
プログラムのうち、所望のプログラムの位置にカーソル
を移動させて、確認ボタン34を押す。この操作によ
り、所望のプログラムの現在のディスプレイ6上での位
置情報が入力処理回路8を介してメモリ9に記憶され
る。これと同時に、確認ボタン34が押されたことを表
すコマンドが同様にメモリ9に記憶される。CPU13
はこれら2種の情報を読むと、メモリ4から表示回路5
を介してディスプレイ6に表示されている情報内容を調
べ、所定の位置に表示されている情報(プログラム)を
特定する。
【0050】CPU13は、こうして選択決定されたプ
ログラムを特定する情報であるプログラム特定データと
して、例えばプログラムを互いに識別できるプログラム
識別コード番号をメモリ3にアクセスして抽出し、それ
をメモリ10に入力して記憶させる。送信ボタン36が
押された後、メモリ10に記憶されたプログラム特定デ
ータ(プログラム識別コード番号)は、CPU13の指
示により適切なタイミングで第1変調回路11、スイッ
チ1および端子21を介して、放送局へ向けて送信され
る。
【0051】放送局では、このようにして視聴者から送
信されたプログラム特定データを受信することで、プロ
グラムに対する視聴者の要求内容を評価する。その結
果、例えばプログラム特定データで特定されたプログラ
ムの多い順、つまり要求の多い順に、放送プログラムを
編成して放送することなど、視聴者の要求に合致した対
応をとることができる。この場合、要求が少ないプログ
ラムを機械的に無視するのではなく、定期的に定められ
た放送時間枠に放送すれば、視聴者のその放送局に対す
る評価が向上し、結果として送受信契約数の増加に寄与
する。
【0052】また、このデマンドモードを利用して、本
実施例のデータ送受信装置によれば次のようなサービス
も可能である。すなわち、図2に示したようにコントロ
ールパネル上に備えられたYESボタン40とNOボタ
ン41は、それぞれデータ入力と送信を同時に行うこと
ができるとする。ここで、例えば討論会等が放送されて
いる際にTV画面上に「−−−という解決策に賛成です
か?」という字幕が表示され、視聴者の意見を問うとす
る。これに対して、視聴者はYESボタン40またはN
Oボタン41を押す。この結果は上述したような処理を
経て放送局に送られて処理集計がなされ、直ちにその集
計結果がTV画面上に表示される。
【0053】このようにしてTVを通じて世論調査を行
い、その結果を即座に視聴者にフィードバックする事が
できる。逆に、TV番組に出演し、意見を述べる人にと
っては、その意見に対する反応を即座に知ることとな
り、無責任な意見や虚偽などはし難くなる。結果的に、
社会的モラルの向上に資する事となる。
【0054】また、本送受信装置によれば次のようなサ
ービスも可能である。すなわち、このデマンドモードで
プログラム特定データとして前記プログラム識別コード
番号を送信する際に、同時にどこの地域に放送して欲し
いかを指示する地域コードをも送信する。こうすること
により、遠方に居る友人、家族などへの放送プログラム
のプレゼントも可能になる。
【0055】(3)録画予約モード/予約状態監視機能 録画予約モードは、予め検索モードにおいて所望のプロ
グラムが放送スケジュールを表すプログラムリストの中
から選択された後に実施されるモードである。すなわ
ち、(1)の検索モードにおいて述べたようにして、放
送スケジュールを表すプログラムリストに対する検索が
行われる。この結果、視聴者は一つまたはそれ以上の所
望のプログラムを決定する。
【0056】具体的には、ディスプレイ6上に表示され
た複数のプログラムリストのうち、所望のプログラムの
位置にカーソルを移動させて、確認ボタン34を押す。
すると、所望のプログラムの現在のディスプレイ6上で
の位置情報が入力処理回路8を介してメモリ9に記憶さ
れる。これと同時に、確認ボタン34が押されたことを
表すコマンドが同様にメモリ9に記憶される。
【0057】CPU13は、これら2種の情報を読む
と、メモリ4から表示回路5を介してディスプレイ6に
表示されている情報内容を調べ、所定の位置に表示され
ている情報(プログラム)を特定する。CPU13は、
こうして選択決定されたプログラムを特定するプログラ
ム特定データとして、例えば前記のプログラム識別コー
ド番号と、このプログラムの放送予定に関する時刻情報
をメモリ3にアクセスして抽出し、メモリ10に入力さ
せ記憶させる。
【0058】録画予約ボタン37が押された後にメモリ
10に記憶されているプログラム特定データ(プログラ
ム識別コード番号、時刻情報)は、CPU13の指示に
より適切なタイミングで第2変調回路12および端子2
2を介して図示しないVTRへ送信される。ここで、V
TRへのプログラム特定データの送信タイミングとして
は、いくつかの場合を選択できる。例えば、録画予約ボ
タン37が押された直後に必要なデータをVTRに対し
て送信し、VTR内部の録画予約処理回路を動作させて
も良いし、実際に録画の開始または終了時刻に録画開始
または録画中止の命令をVTRに与えるようにしても良
い。
【0059】VTRに対して録画予約を行う場合に直面
する問題の一つに、急な放送時刻の変更により録画に失
敗するということがある。本装置は、この問題に対し
て、次の解決策を提供する。
【0060】すなわち、録画予約がなされた時点で、本
装置は予約状態監視機能の動作が可能とされ、メモリ3
に蓄積される放送スケジュールを表すプログラムリスト
を監視し、少なくとも録画予約の行われたプログラムに
関する属性データ(放送予定に関する時刻情報)に変化
がないか確認する。変化が認められた場合には、自動的
に録画予約モードに移り、新しい放送予定に関する時刻
情報を用いて必要な設定をし直す。この結果、大切なプ
ログラムの録画に失敗することがなくなる。
【0061】(4)録画予約解除モード これは(3)の録画予約モード/予約状態監視機能で述
べた処理を全て解除するモードである。
【0062】(5)ステータス表示モード 本モードでは、受信回路2で得られる受信信号の品質劣
化などデータの受信状態、録画予約状況、最新のプログ
ラムリストデータの受信時刻等を表示する。
【0063】なお、本発明のデータ送受信装置は、物理
的に独立した形態の機器である必要はなく、TV受像
機、VTR、電話機などの他の装置に組み込まれた形態
であってもよい。また、ディスプレイ6をTV受像機の
ディスプレイと兼用する形態でも良い。すなわち、通常
のTV映像に表示回路5の出力をスーパーインポーズし
ても良いし、TV受像機のビデオ入力端子を介してTV
画面上に情報を表示しても良い。さらに、キーボード7
をリモコンとして独立させるために、キーボード7と入
力処理回路8の間にリモコン用送受信回路を設けても良
い。
【0064】次に、本発明の画像データベース装置に関
する実施例について説明する。
【0065】図6は、本発明による画像データベース装
置の第1の実施例を示すブロック図である。この画像デ
ータベース装置は、記憶装置51、時間経過監視装置5
2、読み出し状況監視装置53、圧縮判定装置54、制
御装置55、スイッチ56、符号化装置57、復号化装
置58、伸長装置59、スイッチ60および圧縮装置6
1からなる。
【0066】図6において、記憶装置51は複数のプロ
グラムの画像データを蓄積するためのもので、磁気テー
プ、ディスク、半導体メモリなど記憶媒体と、その書き
込み/読み出し回路を含んで構成されている。記憶装置
51に必要とされる記憶容量が記憶媒体1単位(ディス
ク1枚、磁気テープ1本など)を越える場合には、記憶
装置51は複数の記憶媒体を内蔵し、またそれらの記憶
媒体を切り換えるためのオートチェンジャも含めて構成
される。
【0067】この記憶装置51は、符号化装置57から
信号線70を介して入力される画像データを記憶(登
録)し、記憶媒体から読み出されたデータを信号線71
を介して復号化装置58に供給する。一方、記憶装置5
1は制御装置55の出力である登録命令、読み出し命令
およびデータ指示情報をバス72を介して受け取る。ま
た、記憶装置51と制御装置55との間で、登録命令お
よび読み出し命令に対して必要な処理が終了したことを
表す登録終了信号および読み出し終了信号がバス72を
介して授受される。なお、記憶装置51における各プロ
グラムの画像データの記憶位置は、データ指示情報によ
り記憶装置51自身が管理する。
【0068】時間経過監視装置52は、信号線73を介
して制御装置55から登録日時情報または再登録日時情
報と、登録された画像データを表すデータ指示情報を受
け、それらの関係を表すテーブルを保有する。また、こ
の時間経過監視装置52は信号線73を介して入力され
る圧縮処理を施す対象の候補としての画像データを表す
データ指示情報に応答して、現在の日時と当該画像デー
タの登録日時情報とから経過時間を算出し、これを経過
時間情報として信号線74を介して圧縮判定装置4に送
る。さらに、再登録日時情報が既に存在する場合には、
時間経過監視装置52は圧縮判定装置4が圧縮しないと
いう判定を行うために必要な経過時間情報を同様にして
圧縮判定装置4へ送る。
【0069】読み出し状況監視装置53は、信号線76
を介して制御装置55から読み出し命令および読み出し
の対象となる画像データを表すデータ指示情報を受け取
り、それぞれの画像データが受けた読み出し命令の回数
を記憶する。また、この読み出し状況監視装置53は信
号線76を介して入力される圧縮処理を施す対象の候補
としての画像データを表すデータ指示情報に応答して、
当該画像データが受けた読み出し命令の回数を読み出し
状況情報として、信号線77を介して圧縮判定装置4へ
送る。
【0070】圧縮判定装置54は、信号線74を介して
入力される経過時間情報と信号線77を介して入力され
る読み出し状況情報を受けて、圧縮処理を施す対象の候
補としての画像データに対して、圧縮を施すべきか否か
を判定し、その判定結果を信号線75を介して制御装置
55に送る。
【0071】さらに、画像データベース装置の外部に設
けられたスイッチなどが接続される端子62から、信号
線78を介して圧縮判定装置54の判定結果を強制的に
設定するための設定信号が入力される。この設定信号が
アクティブの場合には、圧縮判定装置54は、上記の経
過時間情報および読み出し状況情報に関係なく、常に圧
縮しないという判定結果を制御装置55に与える。な
お、この設定信号は画像データベース装置の外部に設け
られたスイッチなどが接続される端子62を介してでは
なく、制御装置55から与えてもよい。
【0072】圧縮判定装置54における判定は、例えば
次のようにして行われる。判定に際して使用されるパラ
メータは、(1) 登録からの経過時間、(2) 読み出し回数
および(3) 単位時間当たりの読み出し回数である読み出
し頻度の3種類である。これら3種類のパラメータに対
して、それぞれ適切な閾値が設定される。そして、ある
画像データについて得られる3つのパラメータが閾値と
比較され、この比較結果に基づいて圧縮処理を施すか否
かがある判定基準に従って判定される。この判定基準
は、例えば「経過時間がM時間以上、かつ読み出し回数
がN回以下、かつ読み出し頻度がY回/時間以下のプロ
グラムの画像データは圧縮し、再登録処理を施す」とい
うように定められる。
【0073】なお、この判定については、必ずしも3つ
のパラメータに対する比較結果をすべて用いる必要はな
い。場合によっては、上記のような判定基準を機械的に
適用するのが困難な場合も存在する。そのような場合に
は、当該画像データの社会的重要度、再びデータ収集す
ることの困難さ等を加味して、判定結果を再評価しても
よい。また、閾値を規定するM、N、Y等の値はタイム
リーに変更可能とすることもできる。
【0074】符号化装置57は、端子63およびスイッ
チ56を介して入力される画像データを記憶装置51に
用いられている記憶媒体に記憶させるのに適した信号形
式に変換するために設けられている。すなわち、この符
号化装置57は記憶媒体の周波数特性に適合した信号形
式とするための変調回路や記憶媒体上で、または書き込
み・読み出しの過程で発生するデータ誤りを自動的に検
出・訂正するための誤り訂正符号化回路、記憶媒体上で
のデータの区切りや上記変調・誤り訂正符号化の単位を
明確化して、読み出し時に元に戻すために必要な同期情
報の挿入を行う同期情報挿入回路などにより構成され
る。
【0075】なお、圧縮されていない画像データと圧縮
された画像データとでは、一般的にそのデータ系列の持
つ電力スペクトラムなど統計的性質が異なる。この結果
それぞれに対して最適な変換方式が異なることもある。
この場合には、両画像データのいずれを符号化するかに
より、符号化装置57の構成を適応的に変化させること
もできる。この際、同時に復号化装置58の構成を変化
させる必要がある。
【0076】復号化装置58は、画像データの読み出し
に際して符号化装置57においてなされた信号形式の変
換と逆の変換処理を行い、結果として得られた画像デー
タを通常はスイッチ60および端子14を介して出力す
るための装置である。すなわち、この復号化装置58
は、挿入された同期情報を検出する同期検出回路、同期
検出回路において得られた同期情報に基づいて変調回路
の逆処理である復調を行う復調回路、同様にして誤り訂
正符号化の逆処理である復号化を行ってデータ中に発生
した誤りを検出訂正する誤り訂正復号化回路等により構
成される。
【0077】圧縮装置61は、読み出した画像データに
圧縮処理を施して再登録する場合にデータの量を削減す
る圧縮回路で構成されている。すなわち、復号化装置5
8の出力が圧縮装置61に入力され、圧縮装置61の出
力はスイッチ56を介して符号化装置57に供給され
る。本実施例においては、上記データ量の削減を行うた
めの圧縮方式は複数種類適用可能である。具体的には、
次に挙げるような圧縮方式を用いることができる。
【0078】(a) DPCM(差分パルス符号変調)に基
づく符号化方式や、DCT(離散コサイン変換)などの
直交変換符号化とハフマン符号化など可変長符号化の組
み合わせに基づく方式など、いわゆる画像の高能率符号
化により、元の画像の劣化がほとんど無いか、または劣
化を小さく抑えてデータ量のみを削減する方式。
【0079】(b) 特に動画像に対して、適切な周期でま
たは非周期的にフレーム等の単位で間引きを行い、その
画像の内容を最もよく表せる代表的なフレームのみを残
す方式。
【0080】(c) 動画像の各フレームに対して、解像度
の劣化を許容できる場合に、例えば残される画素が市松
模様を構成するように適切な周期で画素単位の間引きを
行う方式。
【0081】(d) フレームの中で特にある部分が重要な
情報を持つ場合などに、その他の部分の画素を重点的に
間引く方式。
【0082】(e) 画像データの内容とその利用の仕方に
よっては、再登録の際に再び画像の形態で保存する必要
のないことも有り得るが、このような場合には動画像を
音声・文字・静止画像等に変換する、静止画像を音声・
文字などに変換する、または立体画像を2次元動画像・
静止画像・音声・文字に変換するなどの方法によりデー
タ量の削減を行う。
【0083】(f) 画像の内容によって、(a) 〜(e) の方
式を適宜組み合わせて用いる。
【0084】伸長装置59は、圧縮装置61によりなさ
れた処理の逆処理を行って、得られた画像データをスイ
ッチ60および端子14を介して出力させるための装置
である。この場合、記憶装置51への記憶に際して上述
の圧縮方式のうちどの方式が用いられたかに依存して、
伸長装置59でどのような伸長処理が行われるべきかが
自動的に決まる。圧縮装置61で用いられた圧縮方式を
示す情報を記憶装置51の記憶媒体上に登録しておく
か、または制御装置55の中でデータ指示情報と圧縮方
法とをテーブルの形で保存しておくなどにより、読み出
しに際して適切な伸長処理を行うことが可能である。ま
た、上記(b) 〜(e) 等の方式については、実質的に伸長
処理が必要ないことも有り得る。説明の便宜上、このよ
うな場合も復号化装置58の出力は伸長装置59を介し
てスイッチ60から端子14に導かれると考える。ただ
し、伸長装置59は単なる信号線と考える。
【0085】端子14から出力される画像データは、一
般には表示装置に送られる。この表示装置は通常は画像
を表示するための装置であり、CRTディスプレイ、液
晶ディスプレイ、プロジェクションスクリーン、ファク
シミリ、複写機、イメージプリンタなどがそれぞれ適切
なインタフェースを介して接続され得る。ただし、上記
(e) の方式が含む場合のように、出力される形態が既に
画像ではなくなっている場合もあるので、このときには
スピーカなども必要である。
【0086】スイッチ56は、符号化装置57に入力さ
せる画像データを選択可能とするために設けられてい
る。すなわち、通常の登録の際には、スイッチ56は端
子63から入力された画像データを符号化装置57に導
く。また、圧縮された画像データを再登録する際には、
圧縮装置61の出力を符号化装置57に導く。これら2
種類のうちどちらを選択するかは、信号線79により制
御装置55から送られる選択命令により定められる。
【0087】スイッチ60は、端子64に出力される画
像データを選択可能とするために設けられている。すな
わち、圧縮され再登録されるという処理を受けていない
画像データをよみだす際には、スイッチ60は復号化装
置58の出力を端子64に導く。既に圧縮され再登録さ
れるという処理を受けている画像データを読み出す際に
は、スイッチ60は伸長装置59の出力を端子64に導
く。
【0088】次に本発明の第1の実施例の動作を説明す
る。本実施例においては以下に列挙するような動作モー
ドが重要である。
【0089】 Aモード=登録モード Bモード=読み出しモード1(圧縮・再登録されていな
い画像データを読み出すモード) Cモード=圧縮・再登録モード Dモード=読み出しモード2(圧縮・再登録されている
画像データを読み出すモード) <Aモード=登録モード>本モードにおいて、端子63
から入力された画像データは、スイッチ56を介して符
号化装置57に入力され符号化が行われる。符号化され
たデータは信号線70を介して記憶装置51に登録され
る。制御装置55は、信号線79を介してスイッチ56
の制御を行うとともに、記憶装置51に対してバス72
を介して、登録開始時に登録命令・データ指示情報を与
え、登録されるべき画像データの端子63からの入力終
了時に登録終了信号を与える。一方、制御装置55は信
号線73を介して、データ指示情報と登録日時情報を時
間経過監視装置52に与え、所定のテーブルへの登録を
行わせる。また制御装置55は信号線76を介して、デ
ータ指示情報を読み出し状況監視装置53に与え、所定
のテーブルへの登録を行わせる。
【0090】<Bモード=読み出しモード1>本モード
において、記憶装置51から読み出された符号化データ
は信号線71を介して復号化装置58に入力され復号化
が行われる。復号化された画像データはスイッチ60・
端子64を介して出力される。制御装置55は、信号線
80を介してスイッチ60の制御を行うとともに、記憶
装置51に対してバス72を介して、読み出し開始時に
読み出し命令・データ指示情報を与える。記憶装置51
は同様にバス72を介して、画像データの読み出し終了
時に読み出し終了信号を制御装置55に出力する。
【0091】一方、制御装置55は読み出し命令および
データ指示情報を信号線76を介して読み出し状況監視
装置53に与える。読み出し状況監視装置53は、当該
データ指示情報により指示される画像データに対してな
された読み出しの回数が1回増えた事実を所定のテーブ
ルに書き込む。
【0092】<Cモード=圧縮・再登録モード>本モー
ドにおいて、記憶装置51から読み出された符号化デー
タは信号線71を介して復号化装置58に入力され、復
号化が行われる。復号化された画像データは復号化装置
58から圧縮装置61に入力され、圧縮処理が施され
る。圧縮された画像データはスイッチ56を介して符号
化装置57に入力され、符号化処理を受ける。この結果
生成された符号化データは、信号線70を介して記憶装
置51に再登録される。このモードにおいて、記憶装置
51が含む記憶媒体に対して、読み出しと登録の動作が
行われるが、これら2つの動作は同時に行うことも可能
であるし、バッファメモリなどにより時間的にずらして
行うこともできる。
【0093】また、再登録される画像データの新たな登
録位置は元の位置でも良いし、全く異なった新たな位置
でも良い。新たな位置の場合には、データ指示情報と記
憶媒体上での位置との関連付けが記憶装置51内部にお
いて変更される。制御装置55は、信号線79を介して
スイッチ56の制御を行うとともに、記憶装置51に対
してバス72を介して、読み出し命令・登録命令・デー
タ指示情報を与える。スイッチ60に対する信号線80
を介しての制御装置55による制御は必ずしも必要では
ないが、現在圧縮され再登録されつつある画像データを
確認する場合には、復号化装置58の出力を端子64に
導けば良い。記憶装置51は、制御装置55に対してバ
ス72を介して読み出し終了信号・登録終了信号を出力
する。
【0094】なお、本モードは、圧縮判定装置54が信
号線75を介して、制御装置55に対して圧縮して良い
という判定信号を与えている場合にのみ実現される。こ
のためには、信号線73および76を介して、それぞれ
時間経過監視装置52および読み出し状況監視装置53
に対してデータ指示情報が与えられ、時間経過監視装置
52および読み出し状況監視装置53の両方の出力がそ
れぞれ信号線74および77を介して圧縮判定装置54
に送られて、かつ前述した判定条件が満たされているこ
とが必要である。さらに、端子62から信号線78を介
して圧縮判定装置54に対して与えられる設定信号が非
アクティブでなければならない。
【0095】<Dモード=読み出しモード2>本モード
において、記憶装置51から読み出された符号化データ
は信号線71を介して復号化装置58に入力され復号化
が行われる。復号化された画像データに対して伸長装置
59により、圧縮装置61でなされた処理の逆処理が施
されスイッチ60、端子64を介して出力される。制御
装置55は、信号線80を介してスイッチ60の制御を
行うとともに、記憶装置51に対してバス72を介し
て、読み出し開始時に読み出し命令・データ指示情報を
与える。記憶装置51は同様にバス72を介して、画像
データの読み出し終了時に読み出し終了信号を制御装置
55に出力する。
【0096】なお、前述したBモード=読み出しモード
1では、制御装置55は、読み出し命令およびデータ指
示情報を信号線76を介して読み出し状況監視装置53
に与えていた。そして、読み出し状況監視装置53は、
当該データ指示情報により指示される画像データに対し
てなされた読み出しの回数が1回増えた事実を所定のテ
ーブルに書き込んでいた。しかし、本モードでは読み出
し画像データは圧縮・再登録の処理を受けた画像データ
であるので、上記読み出し状況監視装置53に関連する
処理はなされる必要はない。
【0097】図7は、本発明による画像データベース装
置の第2の実施例を示すブロック図である。この画像デ
ータベース装置は、記憶装置51、時間経過監視装置5
2、読み出し状況監視装置53、圧縮判定装置54、制
御装置55、スイッチ56、符号化装置57、復号化装
置58、第1の伸長装置59、スイッチ60、第1の圧
縮装置61、第2の圧縮装置65および第2の伸長装置
66からなる。図7において、図6と同一の符号が付さ
れた構成要素は同一の機能を有しているので、詳細な説
明は省略し、図6の実施例との相違点を述べる。
【0098】図7で新たに追加された第2の圧縮装置6
5は、第1の圧縮装置61と同様に前述した(a) 〜(f)
の方式で圧縮を行う。本実施例の特徴は、この圧縮装置
65によって通常の登録時にも既に何らかの圧縮がなさ
れる点にある。従って、第1の実施例の場合と比べる
と、同一のデータ容量の記憶装置51によって、より長
時間の画像データを記憶させることができる。但し、圧
縮装置65における圧縮の方式、圧縮の程度とほぼ関連
して画像品質の劣化が伴うことがある。
【0099】本実施例のもう一つの特徴は、後述するよ
うに再登録時には元の画像データに対して圧縮装置65
と圧縮装置61との両方によりシリーズにそれぞれ圧縮
がなされて、さらに符号化が行われて再登録がなされる
という点にある。従って、圧縮装置61,65のそれぞ
れの処理内容には自ずと制約が生ずる。例えば、前記
(a) の離散コサイン変換とハフマン符号の組み合わせに
基づく方式を同じプログラムの画像データに関して圧縮
装置61,65内に共通に適用することは原理的にでき
ない。従って、2つの圧縮装置61,65に対しては、
(a) 〜(f) で述べた方式のうち、シリーズに同じプログ
ラムの画像データに対して適用できる2つの方式の組み
合わせを選択して、それらを圧縮装置61,65に割り
振ることが必要となる。
【0100】また、新たに追加された第2の伸長装置6
6は、圧縮装置65によりなされた処理の逆処理を行っ
て、得られた画像データを端子64を介して出力させる
ための装置である。従って、記憶装置51への記憶に際
して上述の圧縮方式のうちどの方式が用いられたかに依
存して、どのような伸長処理が行われるべきかが自動的
に決まる。圧縮装置65で用いられた圧縮方式を示す情
報を記憶装置51の記憶媒体上に登録しておくか、また
は制御装置55の中で、データ指示情報と圧縮方法とを
テーブルの形で保存しておくなどにより、読み出しに際
して適切な伸長処理を行うことを可能である。また、前
記(b) 〜(e) 等の方式については、実質的に伸長処理が
必要ないことも有り得る。説明の便宜上、このような場
合もスイッチ60の出力は伸長装置66を介して端子6
4に導かれると考える。ただし、伸長装置66は単なる
信号線と考える。
【0101】次に、第2の実施例の動作を説明する。本
実施例においては、以下に列挙するような動作モードが
重要である。
【0102】 Aモード=登録モード Bモード=読み出しモード1(再登録されていない画像
データを読み出すモード) Cモード=圧縮・再登録モード Dモード=読み出しモード2(再登録されている画像デ
ータを読み出すモード) <Aモード=登録モード>本モードにおいて、端子63
から入力された画像データは、圧縮装置65において圧
縮処理を受けスイッチ56に入力される。その後、スイ
ッチ56を介して符号化装置57に入力され符号化が行
われる。符号化されたデータは信号線70を介して記憶
装置51に登録される。制御装置55は、信号線79を
介してスイッチ56の制御を行うとともに、記憶装置5
1に対してバス72を介して、登録開始時に登録命令・
データ指示情報を与え、登録されるべき画像データの端
子63からの入力終了時に登録終了信号を与える。一
方、制御装置55は信号線73を介して、データ指示情
報と登録日時情報を時間経過監視装置52に与え、所定
のテーブルへの登録を行わせる。また制御装置55は信
号線76を介して、データ指示情報を読み出し状況監視
装置53に与え、所定のテーブルへの登録を行わせる。
【0103】<Bモード=読み出しモード1>本モード
において、記憶装置51から読み出された符号化データ
は信号線71を介して復号化装置58に入力され復号化
が行われる。復号化された画像データはスイッチ60を
介して伸長装置66に送られ、伸長処理が行われる。伸
長処理の施された画像データは端子64を介して出力さ
れる。制御装置55は、信号線80を介してスイッチ6
0の制御を行うとともに、記憶装置51に対してバス7
2を介して、読み出し開始時に読み出し命令・データ指
示情報を与える。記憶装置51は同様にバス72を介し
て、画像データの読み出し終了時に読み出し終了信号を
制御装置55に出力する。
【0104】一方、制御装置55は、読み出し命令およ
びデータ指示情報を信号線76を介して読み出し状況監
視装置53に与える。読み出し状況監視装置53は、当
該データ指示情報により指示される画像データに対して
なされた読み出しの回数が1回増えた事実を所定のテー
ブルに書き込む。
【0105】<Cモード=圧縮・再登録モード>本モー
ドにおいて、記憶装置51から読み出された符号化デー
タは信号線71を介して復号化装置58に入力され復号
化が行われる。復号化された画像データは復号化装置5
8から圧縮装置61に入力され圧縮処理が施される。圧
縮された画像データはスイッチ56を介して符号化装置
57に入力され符号化処理を受ける。この結果生成され
た符号化データは、信号線70を介して記憶装置51に
再登録される。
【0106】このモードにおいて、記憶装置51が含む
記憶媒体に対して、読み出しと登録の動作が行われる
が、これら2つの動作は同時に行うことも可能である
し、バッファメモリなどにより時間的にずらして行うこ
ともできる。また、再登録される画像データの新たな登
録位置は元の位置でも良いし、全く異なった新たな位置
でも良い。新たな位置の場合には、データ指示情報と記
憶媒体上での位置との関連付けが記憶装置51内部にお
いて変更される。
【0107】制御装置55は、信号線79を介してスイ
ッチ56の制御を行うとともに、記憶装置51に対して
バス72を介して、読み出し命令・登録命令・データ指
示情報を与える。スイッチ60に対する信号線80を介
しての制御装置55による制御は必ずしも必要ではない
が、現在圧縮され再登録されつつある画像データを確認
する場合には復号化装置58の出力を伸長装置66によ
る伸長処理を介して端子64に導けば良い。記憶装置5
1は、制御装置55に対してバス72を介して読み出し
終了信号・登録終了信号を出力する。
【0108】なお、本モードは、圧縮判定装置54が信
号線75を介して、制御装置55に対して圧縮して良い
という判定信号を与えている場合にのみ実現される。こ
のためには、信号線73および76を介して、それぞれ
時間経過監視装置52および読み出し状況監視装置53
に対してデータ指示情報が与えられ、時間経過監視装置
52および読み出し状況監視装置53の両方の出力が、
それぞれ信号線74および77を介して圧縮判定装置5
4に送られて、かつ前述した判定条件が満たされている
ことが必要である。かつ、端子62から信号線78を介
して圧縮判定装置54に対して与えられる設定信号が非
アクティブでなければならない。
【0109】<Dモード=読み出しモード2>本モード
において、記憶装置51から読み出された符号化データ
は信号線71を介して復号化装置58に入力され、復号
化が行われる。復号化された画像データに対して伸長装
置59により、圧縮装置61でなされた処理の逆処理が
施されスイッチ60に入力される。スイッチ60の出力
は伸長装置66に入力され、圧縮装置65でなされた処
理の逆処理が施され端子64を介して出力される。制御
装置55は、信号線80を介してスイッチ60の制御を
行うとともに、記憶装置51に対してバス72を介し
て、読み出し開始時に読み出し命令・データ指示情報を
与える。記憶装置51は同様にバス72を介して、画像
データの読み出し終了時に読み出し終了信号を制御装置
55に出力する。
【0110】なお、前述したBモード=読み出しモード
1では、制御装置55は読み出し命令およびデータ指示
情報を信号線76を介して読み出し状況監視装置53に
与えていた。そして、読み出し状況監視装置53は、当
該データ指示情報により指示される画像データに対して
なされた読み出し回数が1回増えた事実を所定のテーブ
ルに書き込んでいた。しかし、本モードでは読み出しデ
ータは圧縮・再登録の処理を受けた画像データであるの
で、読み出し状況監視装置53に関連する処理はなされ
る必要はない。
【0111】図8は、本発明による画像データベース装
置の第3の実施例を示すブロック図である。この画像デ
ータベース装置は、記憶装置51、時間経過監視装置5
2、読み出し状況監視装置53、圧縮判定装置54、制
御装置55、スイッチ56、符号化装置57、復号化装
置58、圧縮装置67および伸長装置68からなる。図
8において、図6と同一の符号が付された構成要素は同
一の機能を有する。
【0112】圧縮装置67は、スイッチ56を介して入
力された画像データに前述した(a)〜(f) の方式で圧縮
処理を施して登録または再登録をする場合にデータの量
を削減する圧縮回路で構成されている。そして、圧縮装
置67は制御装置55から出力され信号線82を介して
与えられる信号により圧縮に関するパラメータが制御さ
れる。圧縮装置67の出力は符号化装置57に供給され
る。
【0113】本実施例の特徴は、圧縮装置67によって
第2の実施例と同様に通常の登録時に既に何らかの圧縮
がなされる点に加えて、圧縮装置67の動作を信号線8
2を介して制御装置55から入力される信号によって変
えることができるようにした点にある。この圧縮装置6
7の圧縮方式は、次の二つに大別できる。すなわち、
[1]前記(a) 〜(e) のいずれか1つの方式で圧縮を行
う方法、[2](a) から(b) へ、あるいは(a) から(d)
へ、等のように別の圧縮方式に移行する方法の二つであ
る。[1]の場合の例を説明する。
【0114】(a) の方式におけるDPCMの場合に、差
分データのダイナミックレンジを表現するビット数を変
えたり、DCTにおいてフレーム内量子化を行うフレー
ムと予測などを用いてフレーム間量子化を行うフレーム
とを並存させたりすることが可能である。フレーム内量
子化とフレーム間量子化の比率を変えると、フレーム間
量子化の方が同一の画質に対して一般に発生データ量を
小さくできるので、発生する総データ量を削減できる。
また、画質劣化を許容してさらにデータ量を削減するこ
とももちろん可能である。(b) 〜(d) の方式では、間引
きをより進めれば良い。
【0115】[2]の場合の例を説明する。登録におい
ては(b) のフレーム等の単位での間引きを行っておき、
再登録に際しては残ったフレームに対して(d) を適用す
るなどの方法がある。このように、登録される画像デー
タおよび再登録される画像データの内容・使い方を考慮
して、最も適切な方法を選択することができる。
【0116】伸長装置68は、この圧縮装置67により
なされた処理の逆処理を行って、得られた画像データを
端子64を介して出力させるための装置である。圧縮装
置67が、信号線82を介して制御装置55から与えら
れる信号によりその動作を変えられるのに対応して、伸
長装置68も、信号線81を介して制御装置55から与
えられる信号によりその動作を変えられることができ
る。記憶装置51への記憶に際して上述の圧縮方法のう
ちどの方法が用いられたかに依存して、どのような伸長
処理が行われるべきかが自動的に決まる。圧縮装置67
で用いられた圧縮方式を示す情報を記憶装置51の記憶
媒体上に登録しておくか、または制御装置55の中で、
データ指示情報と圧縮方法とをテーブルの形で保存して
おくなどにより、読み出しに際して適切な伸長処理を行
うことが可能である。
【0117】また、(b) 〜(e) 等の圧縮方式について
は、実質的に伸長処理が必要ないことも有り得る。説明
の便宜上、このような場合も読み出された画像データは
伸長装置68を介して端子64に導かれると考える。た
だし、伸長装置68は単なる信号線と考える。
【0118】次に、第3の実施例の動作を説明する。本
実施例においては以下に列挙するような動作モードが重
要である。
【0119】 Aモード=登録モード Bモード=読み出しモード1(再登録されていない画像
データを読み出すモード) Cモード=圧縮・再登録モード Dモード=読み出しモード2(再登録されている画像デ
ータを読み出すモード) <Aモード=登録モード>本モードにおいて、端子63
から入力された画像データは、スイッチ56を介して圧
縮装置67に送られて圧縮処理を受け、さらに符号化装
置57に入力され符号化が行われる。符号化された画像
データは信号線70を介して記憶装置51に登録され
る。制御装置55は、信号線79、82を介してそれぞ
れスイッチ56、圧縮装置67の制御を行うとともに、
記憶装置51に対してバス72を介して、登録開始時に
登録命令・データ指示情報を与え、登録されるべき画像
データの端子63からの入力終了時に登録終了信号を与
える。
【0120】一方、制御装置55は信号線73を介し
て、データ指示情報と登録日時情報を時間経過監視装置
52に与え、所定のテーブルへの登録を行わせる。ま
た、制御装置55は信号線76を介して、データ指示情
報を読み出し状況監視装置53に与え、所定のテーブル
への登録を行わせる。
【0121】<Bモード=読み出しモード1>本モード
において、記憶装置51から読み出された符号化データ
は信号線71を介して復号化装置58に入力され復号化
が行われる。復号化された画像データは伸長装置68に
送られ伸長装置が行われる。伸長処理の施された画像デ
ータは端子64を介して出力される。制御装置55は、
信号線81を介して伸長装置68の制御を行うととも
に、記憶装置51に対してバス72を介して、読み出し
開始時に読み出し命令・データ指示情報を与える。記憶
装置51は同様にバス72を介して、画像データの読み
出し終了時に読み出し終了信号を制御装置55に出力す
る。
【0122】一方、制御装置55は読み出し命令および
データ指示情報を信号線76を介して読み出し状況監視
装置53に与える。読み出し状況監視装置53は、当該
データ指示情報により指示される画像データに対してな
された読み出しの回数が1回増えた事実を所定のテーブ
ルに書き込む。
【0123】<Cモード=圧縮・再登録モード>本モー
ドにおいて、記憶装置51から読み出された符号化デー
タは信号線71を介して復号化装置58に入力され復号
化が行われる。復号化された画像データは復号化装置5
8から伸長装置68に入力され伸長処理を受ける。伸長
処理を受けた後にスイッチ56を介して圧縮装置67に
入力され圧縮装置が施される。圧縮された画像データは
符号化装置57に入力され符号化処理を受ける。この結
果生成された符号化データは信号線70を介して記憶装
置51に再登録される。このモードにおいて、記憶装置
51が含む記憶媒体に対して、読み出しと登録の動作が
行われるが、これら2つの動作は同時に行うことも可能
であるし、バッファメモリなどにより時間的にずらして
行うこともできる。
【0124】また、再登録される画像データの新たな登
録位置は元の位置でも良いし、全く異なった新たな位置
でも良い。新たな位置の場合には、データ指示情報と記
憶媒体上での位置との関連付けが記憶装置51内部にお
いて変更される。制御装置55は、信号線79、81、
82を介してそれぞれスイッチ56、伸長装置68、圧
縮装置67の制御を行うとともに、記憶装置51に対し
てバス72を介して、読み出し命令・登録命令・データ
指示情報を与える。記憶装置51は、制御装置55に対
してバス72を介して読み出し終了信号・登録終了信号
を出力する。
【0125】なお、本モードは圧縮判定装置54が信号
線75を介して、制御装置55に対して圧縮して良いと
いう判定信号を与えている場合にのみ実現される。この
ためには、信号線73および76を介して、それぞれ時
間経過監視装置52および読み出し状況監視装置53に
対してデータ指示情報が与えられ、時間経過監視装置5
2および読み出し状況監視装置53の両方の出力が、そ
れぞれ信号線74および77を介して圧縮判定装置54
に送られて、かつ前述した判定条件が満たされているこ
とが必要である。かつ、端子62から信号線78を介し
て圧縮判定装置54に対して与えられる設定信号が非ア
クティブでなければならない。
【0126】<Dモード=読み出しモード2>本モード
において、記憶装置51から読み出された符号化データ
は信号線12を介して復号化装置58に入力され復号化
が行われる。復号化された画像データに対して伸長装置
68により、再登録時に圧縮装置67でなされた処理の
逆処理が施され得られた画像データが端子64から出力
される。制御装置55は、信号線81を介して伸長装置
68の制御を行うとともに、記憶装置51に対してバス
72を介して、読み出し開始時に読み出し命令・データ
指示情報を与える。記憶装置51は同様にバス72を介
して、画像データの読み出し終了時に読み出し終了信号
を制御装置55に出力する。
【0127】なお、前述したBモード=読み出しモード
1では、制御装置55は、読み出し命令およびデータ指
示情報を信号線76を介して読み出し状況監視装置53
に与えていた。そして、読み出し状況監視装置53は、
当該データ指示情報により指示される画像データに対し
てなされた読み出しの回数が1回増えた事実を所定のテ
ーブルに書き込んでいた。しかし、本モードでは読み出
しデータは圧縮・再登録の処理を受けた画像データであ
るので、上記読み出し状況監視装置53に関連する処理
はなされる必要はない。
【0128】以下、図面を参照して本発明の第4、第5
および第6の実施例を説明する。
【0129】図9、図10および図11は、本発明の画
像データベース装置の第4、第5および第6の実施例を
示すブロック図である。図9、図10および図11にお
いて、図6、図7および図8の場合と同一の符号が付さ
れた構成要素は同一の機能を有している。図9、図10
および図11に示された実施例の動作はそれぞれ図4、
図5および図6に示された実施例の動作と基本的に同じ
であり、異なる点はいずれも信号線76と77および読
み出し状況監視装置53が存在しないことである。すな
わち、圧縮判定装置54は圧縮・再登録を行うか否かを
時間経過監視装置52が出力し、信号線74を介して入
力される経過時間情報のみにより判定する点である。す
なわち、時間と共にその価値が一様に減少していく画像
データについては、このような簡略化が可能である。
【0130】以上の実施例では、画像データに付随する
音声データについては触れなかったが、音声データも画
像データと同じ記憶媒体上に登録すればよい。また、音
声データについては圧縮を行っても行わなくとも構わな
い。
【0131】その他、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。
【0132】
【発明の効果】本発明のデータ送受信装置によれば、放
送局等の放送元からのプログラムリストデータを受信し
て記憶し、適宜検索できるようにしたことにより、ユー
ザは大規模なプログラム表を見ることなく、視聴したい
プログラムを選択して決定したり、VTRなどの録画プ
ログラムを容易に決定することができる。
【0133】また、ユーザが検索したプログラムリスト
データを参照して所望のプログラムを選択した際、選択
したプログラムを識別し得るコード番号や、そのプログ
ラムの放送予定日時を示す時刻情報などのプログラム特
定データが放送局やVTR等に送信されることにより、
放送元は視聴者からの要求内容を評価してプログラムの
編成などに役立たせることができ、さらにVTRにおい
て録画日時の入力などの煩雑な予約作業を行うことな
く、ワンタッチで録画予約を行うことが可能となる。さ
らに、放送元の放送スケジュールが変更された場合で
も、自動的に録画予約の内容を変更させることができ
る。
【0134】本発明の画像データベース装置によれば、
登録された画像データの時間経過つまり古さや、記憶媒
体からの読み出し状況、つまり読み出し頻度(利用頻
度)なども監視して、かなり以前に登録されたプログラ
ムであるためにほとんど利用されていない画像データ
や、比較的新しいがあまり利用されていない画像データ
については、圧縮すべきと判定して自動的に圧縮処理
し、情報量を減らしてから再登録することにより、同じ
プログラムを記憶するのに必要な記憶媒体の量が減少す
るため、少ないスペースで、記憶装置の大規模化・高価
格化を抑制しつつ、大量のプログラムの画像データの蓄
積が可能となる。この場合、圧縮すべきか否かを判定す
る判定手段の判定内容を強制的に設定可能とすれば、圧
縮および再登録の作業を昼間などデータベース装置に対
する読み出し要求の多い時間帯を避けて行うこともでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ送受信装置の一実施例を示す
【図2】同実施例におけるコントロールパネルを示す図
【図3】同実施例における処理の流れを示す図
【図4】同実施例におけるメニュー画面を示す図
【図5】同実施例における検索画面を示す図
【図6】本発明の画像データベース装置の第1の実施例
を示すブロック図
【図7】本発明の画像データベース装置の第2の実施例
を示すブロック図
【図8】本発明の画像データベース装置の第3の実施例
を示すブロック図
【図9】本発明の画像データベース装置の第4の実施例
を示すブロック図
【図10】本発明の画像データベース装置の第5の実施
例を示すブロック図
【図11】本発明の画像データベース装置の第6の実施
例を示すブロック図
【符号の説明】
1…スイッチ 2…受信回路 3…メモリ 4…メモリ 5…表示回路 6…ディスプレ
イ 7…キーボード 8…入力処理回
路 9…メモリ 10…メモリ 11…第1変調回路 12…第2変調
回路 13…中央処理回路 30…メニュー
ボタン 31…中止ボタン 32…カーソル
キー 33…選択ボタン 34…確認ボタ
ン 35…検索終了ボタン 36…送信ボタ
ン 37…録画予約ボタン 38…予約解除
ボタン 39…ステータス終了ボタン 40…YESボ
タン 41…NOボタン 51…記憶装置 52…時間経過
監視装置 53…読み出し状況監視装置 54…圧縮判定
装置 55…制御装置 56…スイッチ 57…符号化装置 58…復号化装
置 59…伸長装置 60…スイッチ 61…圧縮装置 65…圧縮装置 6…伸長装置 67…圧縮装置 68…伸長装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送元から送信される放送可能または放送
    予定のプログラムのリストを示すプログラムリストデー
    タを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記プログラムリストデ
    ータを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたプログラムリストデータを検
    索する検索手段と、 前記検索手段により検索されたプログラムリストデータ
    から所望のプログラムを選択する入力を行うための入力
    手段と、 前記入力手段を介して選択された前記所望のプログラム
    を特定する情報であるプログラム特定データを前記放送
    元を含む複数の送信先へ送信する送信手段とを備えたこ
    とを特徴とするデータ送受信装置。
  2. 【請求項2】記憶媒体上に複数のプログラムの画像デー
    タを登録するための登録手段と、 前記登録手段により登録された画像データを読み出す読
    み出し手段と、 前記登録手段により登録された各プログラム毎の画像デ
    ータの時間経過と前記読み出し手段による読み出し状況
    の少なくとも一方を監視する監視手段と、 前記監視手段による監視結果に基づいて前記登録手段に
    より登録された各プログラム毎の画像データを圧縮すべ
    きか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により圧縮すべきと判定されたプログラム
    の画像データを前記読み出し手段により読み出した後圧
    縮する圧縮手段と、 前記圧縮手段により圧縮された画像データを前記記憶媒
    体に再登録する再登録手段とを備えたことを特徴とする
    画像データベース装置。
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