JPH0697714A - 双ループアンテナの特性決定方法 - Google Patents

双ループアンテナの特性決定方法

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Publication number
JPH0697714A
JPH0697714A JP27838491A JP27838491A JPH0697714A JP H0697714 A JPH0697714 A JP H0697714A JP 27838491 A JP27838491 A JP 27838491A JP 27838491 A JP27838491 A JP 27838491A JP H0697714 A JPH0697714 A JP H0697714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loop
antenna
loop antenna
characteristic
directivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27838491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Shigeta
一生 重田
Eiji Hirata
栄志 平田
Koji Fujimoto
浩司 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP27838491A priority Critical patent/JPH0697714A/ja
Publication of JPH0697714A publication Critical patent/JPH0697714A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナ線を巻回して成るループを2基備え
て成る双ループアンテナにおいて、指向性、周波数特
性、電圧定在波比等について所望の特性を設定すること
を可能とし、アンテナの設計を容易に行うことのできる
双ループアンテナの特性決定方法を提供することであ
る。 【構成】 ウィンドガラスにプリント配線され、アンテ
ナ線を巻回して成るループ1,2を2基接続して成る双
ループアンテナにおいて、各ループ1,2を二等辺三角
形に形成して互いの頂角部分において対向させて接続
し、頂角の角度αを設定することにより、アンテナの指
向性、或いは電圧定在波比(VSWR)を決定して、双
ループアンテナの特性を決定するものであり、指向性、
周波数特性、定在波比等について所望の特性を設定する
ことを可能とし、アンテナの設計を容易に行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2基のループアンテナ
を組み合わせて成り、特に自動車に設置するに適した双
ループアンテナの特性を決定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車電話等の各種放送通信波を自動車
内で送受信するためにアンテナ装置が必要であり、従来
多く用いられているポールアンテナは車体から突出して
配設されるとともに、送受信性能の特性が十分に好まし
いものであるといえず、この点を改良するために、アン
テナ線を巻回して形成したループアンテナが自動車用ア
ンテナとして用いられており、ループアンテナが指向性
を有するために、電波を効率的に検出することのできる
車体とループアンテナの位置する平面とが形成する角度
である最適検出角度に設置することが困難であり、この
問題を解決するために複数のループアンテナを組み合わ
せて成る自動車用アンテナ装置が知られている。
【0003】例えば特開昭61−128609号公報に記載され
ているものは、車体に取付けられ、車体に対向して開口
が形成されている静電シールドケースと、アンテナ線を
巻回した複数のループから成り、シールドケース開口に
近接対向して静電シールドケース内に設けられたループ
アンテナとを備え、ループアンテナを構成する各ループ
をシールドケース開口側の辺を中心として扇状に拡開配
置しており、車体に対する静電シールドケースの取付角
度の如何にかかわらず、ループアンテナを構成する複数
のループのうちの少なくとも1本のループが、放送波に
より車体に誘起される電波の最適検出角度に位置するこ
とになって、電波を効率的に検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のループアンテナを用いた自動車用アンテナ装置にお
いては、指向性、周波数特性、電圧定在波比(Voltage
Standing Wave Ratio ;以下、VSWRという)から成
るアンテナの特性について、所望の特性を備えた形状、
大きさ等の設計を行うことが困難であるという問題があ
った。
【0005】本発明の目的は、アンテナ線を巻回して成
るループを2基備えて成る双ループアンテナにおいて、
指向性、周波数特性、電圧定在波比等について所望の特
性を設定することを可能とし、アンテナの設計を容易に
行うことのできる双ループアンテナの特性決定方法を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の双ループアンテナの特性決定方法は、ウィン
ドガラスにプリント配線され、アンテナ線を巻回して成
るループを2基接続して成る双ループアンテナにおい
て、各ループを二等辺三角形に形成して互いの頂角部分
において対向させて接続し、頂角の角度を設定すること
により、アンテナの指向性、或いは電圧定在波比(VS
WR)を決定して、双ループアンテナの特性を決定する
ものであり、指向性、周波数特性、定在波比等について
所望の特性を設定することを可能とし、アンテナの設計
を容易に行うことができる。
【0007】
【実施例】図1において、双ループアンテナの構成につ
いて説明すると、双ループアンテナはアンテナ線を巻回
して形成された2基のループ1,2を接続して成り、自
動車のウィンドガラスにプリント配線されて設置されて
いる。
【0008】ループ1(2)は全て直線部から形成され
ており、互いに長さが等しい斜辺部11、12(21, 22)
と、中央で分割された底辺部13, 14 (23, 24) とから成
る頂角αで、斜辺部11、12(21, 22)の頂点側端が開い
た二等辺三角形に形成され、底辺部13, 14 (23, 24) の
中央の分割位置に二等辺三角形の外方に突出する折り返
し部10 (20) が設けられ、この折り返し部10 (20) は互
いに平行な脚辺部15, 16(25, 26) と、脚辺部15, 16 (2
5, 26) の外端を連結する外端部17 (27)とから成るコ
字形に形成されており、無指向性にする効果を奏するも
のである。
【0009】ループ1と2は二等辺三角形の頂点側で接
続されており、斜辺部11と21、12と22の頂点側端がそれ
ぞれ長さの等しい短辺部18, 19で接続され、短辺部18,
19の中央に給電点100, 200がそれぞれ設けられて正
(+)側給電端子と負(−)側給電端子が接続されてお
り、給電点100, 200間の距離wの大小に応じて帯域特性
が変動するものである。
【0010】ループ1と2の位置関係は、二等辺三角形
の頂点が重なる位置、即ちループ1の斜辺部11とループ
2の斜辺部22、ループ1の斜辺部12とループ2の斜辺部
21とがそれぞれ同一直線上にあり、その交点即ちループ
1と2の両二等辺三角形の頂点が給電点A,Bを結ぶ直
線上にある状態を基準としており、ループ1と2の両二
等辺三角形の頂点が離れてその間に距離を生じると、底
辺部13, 14と23, 24に平行な方向(通常は前後方向)に
指向性を生ずる。
【0011】また、ループ1,2の線径dにより目標周
波数帯域が変動するもので、目的に合致した周波数帯域
幅を容易に設定することができる。
【0012】ループ1(2)の頂角αは、小さくする
(例えば、α<70度)と底辺部13, 14と23, 24に平行な
方向(通常は前後方向)に指向性を生じ、大きくする
(α≧70度)と無指向性になるもので、図2は指向性の
変化の一例を示しており、周波数870MHZ における利得
が全方位について示され、曲線Iはα=100 度、曲線II
はα=80度、曲線III はα=70度、曲線IVはα=60度、
曲線Vはα=40度の場合を示している。
【0013】図3において、頂角αを所定値(例えば、
70度)を基準として、それよりも大きくする(α>70
度)、或いは小さくすることにより所定周波数における
利得が変化し、VSWRを変更することができるもので
あり、曲線Iはα=100 度、曲線IIはα=80度、曲線II
I はα=70度、曲線IVはα=60度、曲線Vはα=40度の
場合を示している。
【0014】給電点Aから給電点Bまでのループ1また
は2の中心線の距離の総計である片側ループ全長Lの長
さによって各周波数における全方位の利得が変化し、最
も必要性の高い周波数である目標周波数を設定すること
ができるものであり、例えば図4に示すように、周波数
800MHZ においては、片側ループ全長Lが基準長のもの
(曲線A)に較べて1cm長いもの(曲線B)は前後方向
の利得が高く、前後方向に指向性を有するが、1cm短い
もの(曲線C)は全体に利得が低下している。
【0015】また、図5に示すように、周波数 900MHZ
においては、片側ループ全長Lが基準長のもの(曲線
A)に較べて1cm長いもの(曲線B)は僅かに前後方向
の利得が高く、前後方向に指向性を有するが、1cm短い
もの(曲線C)は基準長のもの(曲線A)にかなり近づ
いてきている。
【0016】さらに、図6に示すように、片側ループ全
長Lが基準長のもの(曲線A)と、1cm長いもの(曲線
B)と、1cm短いもの(曲線C)とが各周波数において
それぞれ有する利得が変化するものであり、目標周波数
において適正な利得を有する片側ループ全長Lを採用す
ることによって片側ループ全長Lを定めて目標周波数を
設定することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、以下に述べるとおりの効果を奏する。アンテナ線を
巻回して成るループを2基備えた双ループアンテナにお
いて、各ループを二等辺三角形に形成して互いの頂角部
分において対向させて接続し、頂角の角度を設定するこ
とにより、指向性、周波数特性、電圧定在波比等につい
て所望の特性を設定することを可能とし、アンテナの設
計を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する双ループアンテナの概略平面
図である。
【図2】本発明における頂角を変更した際の所定周波数
における特性図である。
【図3】本発明における頂角を変更した際の各周波数に
おける特性図である。
【図4】片側ループ全長を変更した際の所定周波数にお
ける特性図である。
【図5】片側ループ全長を変更した際の異なる周波数に
おける特性図である。
【図6】片側ループ全長を変更した際の各周波数におけ
る特性図である。
【符号の説明】
1,2 (片側)ループ 11, 12, 21, 22 斜辺部 13, 14, 23, 24 底辺部 10, 20 折り返し部 100, 200 給電点 α 頂角

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ線を巻回して成るループを2基
    接続して成る双ループアンテナにおいて、各ループを二
    等辺三角形に形成して互いの頂角部分において対向させ
    て接続し、頂角の角度を設定することにより、双ループ
    アンテナの特性を決定することを特徴とする双ループア
    ンテナの特性決定方法。
  2. 【請求項2】 双ループアンテナにおいて、頂角の角度
    を設定することにより、アンテナの指向性を決定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の双ループアンテナの特性
    決定方法。
  3. 【請求項3】 双ループアンテナにおいて、頂角の角度
    を設定することにより、電圧定在波比を決定することを
    特徴とする請求項1記載の双ループアンテナの特性決定
    方法。
JP27838491A 1991-09-30 1991-09-30 双ループアンテナの特性決定方法 Pending JPH0697714A (ja)

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JPH0697714A true JPH0697714A (ja) 1994-04-08

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JP27838491A Pending JPH0697714A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 双ループアンテナの特性決定方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100603617B1 (ko) * 2004-06-29 2006-07-24 한국전자통신연구원 전파식별 송수신용 안테나 및 그를 이용한 트랜스폰더

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100603617B1 (ko) * 2004-06-29 2006-07-24 한국전자통신연구원 전파식별 송수신용 안테나 및 그를 이용한 트랜스폰더

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