JPH0696171B2 - 金属板の成型方法 - Google Patents

金属板の成型方法

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JPH0696171B2
JPH0696171B2 JP1227589A JP1227589A JPH0696171B2 JP H0696171 B2 JPH0696171 B2 JP H0696171B2 JP 1227589 A JP1227589 A JP 1227589A JP 1227589 A JP1227589 A JP 1227589A JP H0696171 B2 JPH0696171 B2 JP H0696171B2
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metal
bent
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Inventor
芳一 田窪
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株式会社田窪工業所
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、金属板の成型方法に関し、強靭で機械力で
なければ成型加工が困難な鋼板その他の金属板を手加工
でも折曲げし易くした成型方法を提供するものである。
「従来の技術」 従来から厚紙や段ボール紙等を箱状に折曲げ形成するた
めに、紙面の折曲げ線上にミシン目状の細孔を列設した
り、又は紙面を圧して筋状のくぼみを設けたりすること
は広く利用されている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、本発明においては、上記紙の折曲げ方法を金
属板の折曲げ加工に転用して之を発展させ、条孔により
折曲げ線を形成すると共に、折曲げ加工後において条孔
を塞いで外部からの空気や水分の侵入を防止すると共
に、折曲げ部の強度を増し、気密的水密的な工作物を形
成すると共に、折曲げ部の防錆効果をも期待できる金属
板の成型方法を提供しようとするものである。
「課題を解決するための手段」 前記課題解決の手段として、金属平板の折曲げ部に沿っ
て条孔を断続的直列に設けると共に該条孔列の両側に沿
って内方へ平行状の両突部を対設し、前記条孔列の内側
で両突部間に接着硬化性液体を含浸させた発泡性部材を
貼着介在させ、該発泡性部材を両突部間に挾持して条孔
列に沿って金属平板を折曲げることにより、両突部で発
泡性部材を圧縮させて含浸液体を条孔内へ押出し、該液
体の硬化により条孔を閉塞するよう構成するものであ
る。
尚、前記両突部の高さを高低に変形させることにより、
金属平板の折曲げ角度を広狭に調整するように構成す
る。
「作 用」 条孔列の内側で両突部間に介在させた発泡性部材が金属
板の折曲げにより両突部に圧縮されると、その内圧によ
り発泡性部材の含浸液体が条孔内に押出されその硬化に
より条孔を埋めて閉塞する。
その結果、折曲げ内部が密閉されて条孔から空気、水分
が侵入することを防止し、且つ同部の錆の発生を防止
し、尚強度をも増す。
又、条孔列両側の突部が折曲げ内隅で当接して折曲げ角
度を一定し、両突部の接合により折曲げ隅角部が強力と
なる。
「実 施 例」 本発明の実施例を添付図面により説明すると、第1図は
一実施例における金属板折曲げ状態を示し、第2図に同
折曲げ部を拡大して示し、第3図に折曲げ前の平板状態
を示し、第4図に平板の平面拡大図を示してあって、こ
れは基本的な単一の折曲げ方法であり、第3図では、金
属平板1の中央部を折曲げ部として同部の縦方向に断続
的な複数条孔2…を列設し、該条孔列の内面両側部を全
体的に所定間隔で平行状の高段部3,3に形成することに
より、条孔列内面部に溝部4を形成し、この溝部4に接
着剤若しくは塗料液を含浸させた発泡性部材5(例えば
スポンジやウレタンフォーム等)を介在させてある。
そしてこの金属平板1の両高段部3,3を内側に1条孔列
2…を折曲げ線として手加工で内方へ折曲げ第1図のよ
うに直角状に曲成するものであり、折曲げ加工に伴って
溝部4の幅が次第に挾められると共にその挾窄により発
泡性部材5が圧縮され、内部に含浸された接着剤等がに
じみ出てそれが条孔内を埋めつくし、接着剤等の硬化に
より条孔が閉塞し、条孔幅の内面側が狭くなる。
そして尚、両高段部3,3の稜線3a,3aが互に突き当ること
により折曲げ角度が一定する。
第5図は前記溝部4の外面拡大斜視図であって、溝部4
の上下に連続して発泡性部材5を介在させたものであ
り、第6図は同溝部の内面拡大斜視図であって、溝部4
の上下に間欠的に発泡性部材5を点在させたものであ
る。
第7図から第13図に示す実施例では、条孔列2…の両面
両側に沿って内向きの両突条3′,3′が平行状に突設さ
れてあって、該両突条間に形成された溝部4′に前記同
様な発泡性部材5を介在させてあり、同部の折曲げ加工
も前述加工と同様であり、折曲げ内隅部で両突条先端同
志が当接することにより曲がりが止って曲げ角度が一定
する。
尚、第8図から第10図は前記両突条の高さを高低三態様
に図示したもので、第8図では両突条の高が最も低く、
この金属平板を折曲げれば鋭角状となり、第9図では両
突条の高さは中間高さで、これを折曲げれば大体直角状
となり、第10図では両突条の高さが最も高く、これを折
曲げれば鈍角状をなって、それぞれの場合に折曲げ角度
が所定角度に一定する。
第11図から第13図までは、前述の両突条高さを三態様に
したものの斜視図であって、それぞれ直角状、鈍角状、
鋭角状に曲成されるものである。
第14図及び第15図に示すものは、前記各実施例における
両突条3′、3′に代えて条孔列2′…の両側内面に所
定間隔で断続的、点在的に列設した左右平行状の両突部
例であって、二列の突部列の間に接着硬化性液体を含浸
させた発泡性部材を貼着により介在させたものを図示し
ており、前記三列の突部列の左右相対する突部同志が突
当ることにより折曲げ角度が一定すると共に、板を折曲
げた時点で両突部で発泡性部材を圧縮して含浸液体を絞
り出し、それが条孔内に流入し硬化することにより、各
条孔が埋って閉塞するように構成してある。
前記第14、15図各図の拡大水平断面図を第18図及び第19
図に図示する。
尚、第16図及び第17図は本発明における金属板成型方法
を利用して四角筒状体を形成する利用例の平面図を示
す。
「発明の効果」 本発明は上述の構成よりなる金属板の成型方法であるか
ら、条孔列を折曲げ線として金属板を折曲げればその加
工が手曲げ加工にても容易であり、成型品の材料を平面
状のままで所用場所まで運搬し、所用場所において平面
材料を手曲げ加工して成型品を得るようにすれば、運搬
に便利である。
そして、手曲げ加工後に折曲げ内隅部から接着剤がにじ
み出て条孔を閉塞するから折曲げ部の気密性が確保され
て成型品の内部が湿気や水分等で侵されることがなく、
接着剤に被覆塗料を併用すれば強度を増して成型品が強
度である。
尚また、折曲げ内隅部で両突部が互に接合するので成型
品の形が崩れず強力である。
尚、この成型方法を複数箇所に適用してそれらを組合わ
すことにより多種類の成型品を形成でき、適宜にこの方
法を採用して任意形状の物品を容易に成型することがで
きる。
例えば、第16図及び第17図に示す例のように一枚の平板
に条孔列による折曲げ線を四条等間隔で形成すれば、平
板を四角筒状に曲成して、支柱等をも作成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における折曲げ状態を示す斜
視図、第2図は同実施例の折曲げ部を拡大して示す斜視
図、第3図は折曲げ前の平板状態を示す斜視図、第4図
は第3図の平面を拡大して示す平面図、第5図は第3図
の中央部を拡大して示す斜視図、第6図は第5図におけ
る溝部に発泡性部材を間欠的に点在させた例を示す内面
斜視図、第7図は他の実施例で条孔列の内面部両側に沿
って突条を対設して折曲げた状態を示す斜視図、第8図
から第10図までは前記両突条の高さを高低三態様に形成
した状態を示すそれぞれの平面図、第11図から第13図ま
では、前三態様図のものの斜視図、第14図及び第15図は
更に他の実施例を示す斜視図、第16図及び第17図は本発
明を利用した一例を示す平面図である。第18図は第15図
の拡大水平断面図、第19図は第14図の拡大水平断面図で
ある。 1……金属平板、2,2′……条孔、3……高段部、3a…
…稜線、3′……突条、3″……突起、4,4′……溝
部、5,5′……発泡性部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属平板の折曲げ部に沿って条孔を断続的
    直列に設けると共に、該条孔列の両側に沿って内方へ平
    行状の両突部を対設し、該両突部間に接着硬化性液体を
    含浸させた発泡性部材を介在させ、条孔列に沿って金属
    平板を折曲げることにより両突部で発泡性部材を圧縮
    し、その内圧により含浸液体を条孔内へ押出し、押出し
    液体の硬化により条孔を閉塞するようにした金属板の成
    型方法。
  2. 【請求項2】条孔列の両側突部を内向き突条に形成した
    請求項第1記載の金属板の成型方法。
  3. 【請求項3】条孔列の両側突部を内方へ全体的な高段部
    に形成した請求項第1記載の金属板の成型方法。
  4. 【請求項4】条孔列の両側突部の高さを高低に変更する
    ことにより金属板の折曲げ角度を広挾に調整するように
    した請求項第1又は第2又は第3記載の金属板の成型方
    法。
JP1227589A 1989-01-21 1989-01-21 金属板の成型方法 Expired - Lifetime JPH0696171B2 (ja)

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