JPH0696017B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
- Publication number
- JPH0696017B2 JPH0696017B2 JP14308086A JP14308086A JPH0696017B2 JP H0696017 B2 JPH0696017 B2 JP H0696017B2 JP 14308086 A JP14308086 A JP 14308086A JP 14308086 A JP14308086 A JP 14308086A JP H0696017 B2 JPH0696017 B2 JP H0696017B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching
- phasing
- probe
- switching means
- noise
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、超音波診断装置に係り、特に高分解能，高速
撮像に好適な超音波診断装置に関する。
撮像に好適な超音波診断装置に関する。
まず、特開昭56−112234に示される従来装置を第1,第２
図を用いて説明する。２組の整相器を具備し、同一方向
の超音波ビームに対し、焦点深度を交互に切換え、一方
の整相器が使用されているときは、他方の整相器のタツ
プ切換を行うことにより受波焦点を移動させるものであ
る。しかし、１本の走査線に対応する受波信号を得るた
めには２組の整相器が必要である。したがつて、複数の
走査線を得てさらに撮像速度を上げようとするとき、装
置規模が増大する欠点があつた。
図を用いて説明する。２組の整相器を具備し、同一方向
の超音波ビームに対し、焦点深度を交互に切換え、一方
の整相器が使用されているときは、他方の整相器のタツ
プ切換を行うことにより受波焦点を移動させるものであ
る。しかし、１本の走査線に対応する受波信号を得るた
めには２組の整相器が必要である。したがつて、複数の
走査線を得てさらに撮像速度を上げようとするとき、装
置規模が増大する欠点があつた。
本発明の目的は高分解能画像を高速で得る超音波装置を
提供することにある。
提供することにある。
高分解能画像を得るために深度方向に焦点位置を移動さ
せる、いわゆるダイナミツクフオーカス法がある。焦点
を移動させるとき、通常のタツプ付遅延線を用い、切換
器によりタツプを選択すると、切換ノイズが発生し、表
示画像の信号対雑音比が劣化する。
せる、いわゆるダイナミツクフオーカス法がある。焦点
を移動させるとき、通常のタツプ付遅延線を用い、切換
器によりタツプを選択すると、切換ノイズが発生し、表
示画像の信号対雑音比が劣化する。
上記目的を達成するため本発明は切換ノイズをあらかじ
め記憶しておき、受波信号から切換ノイズを除去するよ
うにしたことを特徴とする。
め記憶しておき、受波信号から切換ノイズを除去するよ
うにしたことを特徴とする。
以下、本発明の一実施例を第3,4,5図により説明する。
第３図において、１は送波ビーム集束用遅延回路、２は
ドライバ、３は複数の圧電素子からなる探触子、４は前
置増幅器、５は複数（n:正整数）入力，単一出力の整相
器であり第１の切換器20を内蔵している。６はアナログ
−デジタル変換器（A/D変換器）、７はラインメモリか
らなる記憶手段,8はデジタル−アナログ変換器（D/A変
換器）、９は減算回路、10は信号処理回路であり、波形
の圧縮，検波などの非線形処理を行うものである。11は
表示回路である。12は前置増幅器４の入力を選択するた
めの第２の切換器、13は整相器５の出力の行先を選択す
るための第３の切換器、14は制御回路であり、上記、第
2,第３切換器を制御するとともに、ラインメモリ７の書
込（Write,略してＷ），読出（Read,略してＲ）を制御
する。
第３図において、１は送波ビーム集束用遅延回路、２は
ドライバ、３は複数の圧電素子からなる探触子、４は前
置増幅器、５は複数（n:正整数）入力，単一出力の整相
器であり第１の切換器20を内蔵している。６はアナログ
−デジタル変換器（A/D変換器）、７はラインメモリか
らなる記憶手段,8はデジタル−アナログ変換器（D/A変
換器）、９は減算回路、10は信号処理回路であり、波形
の圧縮，検波などの非線形処理を行うものである。11は
表示回路である。12は前置増幅器４の入力を選択するた
めの第２の切換器、13は整相器５の出力の行先を選択す
るための第３の切換器、14は制御回路であり、上記、第
2,第３切換器を制御するとともに、ラインメモリ７の書
込（Write,略してＷ），読出（Read,略してＲ）を制御
する。
第４図はタイムチヤートであり、送波信号打出周期
（ａ）、メモリ７のタイミング（ｂ）および表示区間
（ｃ）が示されている。第５図は受波信号波形であり、
打出周期（ａ）、切換ノイズ（ｄ）受波信号と切換ノイ
ズとの和（ｅ）、受波信号（ｅ）−（ｄ）が示されてい
る。
（ａ）、メモリ７のタイミング（ｂ）および表示区間
（ｃ）が示されている。第５図は受波信号波形であり、
打出周期（ａ）、切換ノイズ（ｄ）受波信号と切換ノイ
ズとの和（ｅ）、受波信号（ｅ）−（ｄ）が示されてい
る。
第３〜５図を参照しながら、本発明の実施例の動作を説
明する。
明する。
送波トリガは打出周期（例えば300μｓ）ごとに遅延回
路１に入力し、送波集束ビームが得られるように複数
（n:正整数）の位相制御された制御信号を出力し、ドラ
イバ２に入力する。ドライバ２は高圧パルスを発生し、
探触子３の複数圧電素子を駆動し、集束された超音波ビ
ームを送波する。被検体からの反射超音波は同一探触子
３で受信され、第２切換器12および前置増幅器４をへて
整相回路５に入力する。ここで、切換器12は、第４図に
示すようにメモリ７の書込（Ｗ）時は接地され、読出
（Ｒ）時は接触子３と接続されるように制御されるもの
とする。また、整相器５の出力は第３の切換器13によ
り、第２切換器12が接地されるときは、整相器５の出力
はA/D変換器６側へ、第２切換器（12）が接触子３と接
続される場合は、整相器５の出力は減算器９の一方の入
力となる。
路１に入力し、送波集束ビームが得られるように複数
（n:正整数）の位相制御された制御信号を出力し、ドラ
イバ２に入力する。ドライバ２は高圧パルスを発生し、
探触子３の複数圧電素子を駆動し、集束された超音波ビ
ームを送波する。被検体からの反射超音波は同一探触子
３で受信され、第２切換器12および前置増幅器４をへて
整相回路５に入力する。ここで、切換器12は、第４図に
示すようにメモリ７の書込（Ｗ）時は接地され、読出
（Ｒ）時は接触子３と接続されるように制御されるもの
とする。また、整相器５の出力は第３の切換器13によ
り、第２切換器12が接地されるときは、整相器５の出力
はA/D変換器６側へ、第２切換器（12）が接触子３と接
続される場合は、整相器５の出力は減算器９の一方の入
力となる。
また、ラインメモリ７の出力はD/A変換器８をへて、減
算器９の他方の入力となる。
算器９の他方の入力となる。
整相器５は第１の切換器20、インダクタンスキヤパシタ
ンス遅延線21、バツフアアンプ22とからなりたつ。複数
の圧電素子からの受波信号は前置増幅器４をへて、切換
器20に入力する。切換器20のｎケの出力は受波超音波ビ
ームが集束されるように遅延線21のタツプを選択し、加
算出力がバツフアアンプ22をへて、整相器５の出力とな
る。
ンス遅延線21、バツフアアンプ22とからなりたつ。複数
の圧電素子からの受波信号は前置増幅器４をへて、切換
器20に入力する。切換器20のｎケの出力は受波超音波ビ
ームが集束されるように遅延線21のタツプを選択し、加
算出力がバツフアアンプ22をへて、整相器５の出力とな
る。
１回の送波トリガに対し、受波ビームの集束点を移動さ
せるときは、この切換器20を切換える必要があり、切換
ノイズが発生し、表示器11の表示画像を悪影響を生ず
る。
せるときは、この切換器20を切換える必要があり、切換
ノイズが発生し、表示器11の表示画像を悪影響を生ず
る。
第１〜第３切換器を上述のように制御することにより、
ラインメモリ７の内容は切換ノイズ（第５図の（ｄ））
が書込まれる。また、整相器５の出力は受波信号＋切換
ノイズ（第５図（ｅ））であるがラインメモリ７の内容
と（切換ノイズ）と減算器９により減算することによ
り、系の線形性を仮定すれば所要の受波信号（ｅ）−
（ｄ）が得られる。
ラインメモリ７の内容は切換ノイズ（第５図の（ｄ））
が書込まれる。また、整相器５の出力は受波信号＋切換
ノイズ（第５図（ｅ））であるがラインメモリ７の内容
と（切換ノイズ）と減算器９により減算することによ
り、系の線形性を仮定すれば所要の受波信号（ｅ）−
（ｄ）が得られる。
第４図に示すように、メモリ７の書込はフレーム周期ご
ととする場合も示した。しかしこれに限定される必要が
ないことは明らかである。原理的には切換ノイズが変動
するごとに、ノイズデータを更新することが望ましい。
ととする場合も示した。しかしこれに限定される必要が
ないことは明らかである。原理的には切換ノイズが変動
するごとに、ノイズデータを更新することが望ましい。
例えば、リニア走査の場合には、各走査線ごとに焦点移
動の切換ノイズパターンは同一である。仮にフレームご
とにノイズパターンが変化しないとすれば、メモリ書込
の頻度は非常に少なくなる。
動の切換ノイズパターンは同一である。仮にフレームご
とにノイズパターンが変化しないとすれば、メモリ書込
の頻度は非常に少なくなる。
一方、セクタ走査の場合には各走査線ごとにノイズパタ
ーンが異なる可能性があり、ラインメモリを走査線本数
だけ用意する必要がある。しかしメモリ容量は今後それ
ほど問題にならないと思われる。また、メモリ容量低減
の工夫（例えば、切換ノイズのみ記憶する方法）も考え
られる。
ーンが異なる可能性があり、ラインメモリを走査線本数
だけ用意する必要がある。しかしメモリ容量は今後それ
ほど問題にならないと思われる。また、メモリ容量低減
の工夫（例えば、切換ノイズのみ記憶する方法）も考え
られる。
また、記憶手段として電荷移送メモリ（CCD）やスイツ
チドキヤパシタメモリなどアナログメモリを用いてもよ
いことは明らかである。
チドキヤパシタメモリなどアナログメモリを用いてもよ
いことは明らかである。
このように、本発明によれば、従来装置に簡単な回路を
付加することにより切換ノイズのない移動焦点された受
波信号を得ることができる。したがつて、超音波装置の
高分解能化に寄与する所が大きい。
付加することにより切換ノイズのない移動焦点された受
波信号を得ることができる。したがつて、超音波装置の
高分解能化に寄与する所が大きい。
第１図は従来の装置を示す図、第２図は従来の装置の動
作のタイムチヤートを示す図、第３図は本発明の一実施
例を示す図、第４図は第３図の装置の動作のタイムチヤ
ートを示す図、第５図は切換ノイズの除去を説明する図
である。 ３…探触子、４…増幅器、５…整相器、６…A/D変換
器、７…ラインメモリ、８…D/A変換器、９…減算器、1
1…表示器、12,13,20…切換器。
作のタイムチヤートを示す図、第３図は本発明の一実施
例を示す図、第４図は第３図の装置の動作のタイムチヤ
ートを示す図、第５図は切換ノイズの除去を説明する図
である。 ３…探触子、４…増幅器、５…整相器、６…A/D変換
器、７…ラインメモリ、８…D/A変換器、９…減算器、1
1…表示器、12,13,20…切換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 宏 東京都国分寺市東恋ヶ窪１丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 片倉 景義 東京都国分寺市東恋ヶ窪１丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】複数の圧電素子からなる探触子と、集束さ
れた送波ビームを形成する手段と、被検体からの反射超
音波信号の位相を制御して加算することにより受波信号
を得る整相手段と、前記被検体の断層像を表示するため
の表示手段とを含む超音波診断装置において、前記整相
手段は深度方向において焦点位置を切り換えるための第
１の切換手段を含み、前記第１の切換手段の切換ノイズ
を記憶する記憶手段と、前記整相手段への入力を選択す
る第２の切換手段と、前記整相手段の出力の入力先を選
択する第３の切換手段とを有し、前記第２の切換手段が
前記探触子に接続されていない状態にあるとき、第３の
切換手段は前記記憶手段に接続する端子を選択し、前記
第２の切換手段が前記探触子に接続されるとき、前記第
３の切換手段は減算手段の入力端子を選択し、前記減算
手段により、前記第２の切換手段が前記探触子に接続さ
れているときの前記整相手段の出力と、前記第２の切換
手段が前記探触子に接続されていない状態のときの前記
整相手段の出力との差を求め、前記切換ノイズが除去さ
れた受信信号を得ることを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14308086A JPH0696017B2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14308086A JPH0696017B2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62299244A JPS62299244A (ja) | 1987-12-26 |
| JPH0696017B2 true JPH0696017B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=15330446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14308086A Expired - Lifetime JPH0696017B2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0696017B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2770391B2 (ja) * | 1989-03-31 | 1998-07-02 | 株式会社日立メディコ | 超音波撮像装置 |
-
1986
- 1986-06-20 JP JP14308086A patent/JPH0696017B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62299244A (ja) | 1987-12-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4245250A (en) | Scan converter for ultrasonic sector scanner | |
| US5544128A (en) | Multi-beam digital beamforming method and apparatus | |
| US6126602A (en) | Phased array acoustic systems with intra-group processors | |
| KR101460692B1 (ko) | 2차원 트랜스듀서-어레이를 구동시키는 장치, 의료영상시스템 및 2차원 트랜스듀서-어레이를 구동시키는 방법 | |
| US4127034A (en) | Digital rectilinear ultrasonic imaging system | |
| JP4510360B2 (ja) | アナログランダムアクセスメモリを使用したビーム成形システム | |
| CA1141855A (en) | Ultrasonic imaging system using digital control | |
| US4212072A (en) | Digital scan converter with programmable transfer function | |
| US4669314A (en) | Variable focusing in ultrasound imaging using non-uniform sampling | |
| KR19990039095A (ko) | 초음파영상화시스템의 초음파신호집속방법 및장치 | |
| JPH0140957B2 (ja) | ||
| US5063541A (en) | Beam forming method and apparatus therefor in ultrasonic imaging system | |
| US5902244A (en) | Ultrasonic diagnosis apparatus including simple digital scan converter | |
| JPS59182381A (ja) | 極座標で得られた超音波エコ−信号の表示方法および装置 | |
| EP0002061B1 (en) | Scan converter for ultrasonic sector scanner and method | |
| JPH0696017B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
| US4959998A (en) | Ultrasonic imaging apparatus | |
| JPH07313509A (ja) | 超音波受信方法及び装置 | |
| KR100350025B1 (ko) | 합성 라이트 줌 기법을 이용하는 초음파 영상 확대 장치및 방법 | |
| JPS6145791B2 (ja) | ||
| JPS6266844A (ja) | 超音波診断装置 | |
| JPH0337193B2 (ja) | ||
| JP3869046B2 (ja) | 超音波装置 | |
| JP3379599B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
| JP2751295B2 (ja) | ダイナミックフォーカス方式超音波診断装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |