JPH0695Y2 - ハンドピース - Google Patents
ハンドピースInfo
- Publication number
- JPH0695Y2 JPH0695Y2 JP6841590U JP6841590U JPH0695Y2 JP H0695 Y2 JPH0695 Y2 JP H0695Y2 JP 6841590 U JP6841590 U JP 6841590U JP 6841590 U JP6841590 U JP 6841590U JP H0695 Y2 JPH0695 Y2 JP H0695Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handpiece
- irrigation
- irrigation tube
- nipple
- fixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、超音波振動により、生体組織を破砕し切断す
る機能を備えた外科手術用超音波メスのハンドピースに
関するものである。
る機能を備えた外科手術用超音波メスのハンドピースに
関するものである。
超音波振動により生体組織を切断あるいは破砕する機能
を備えた手術装置においては、ホーン先端部の発熱を押
さえ、組織を破砕、乳化、吸引するように、イリゲーシ
ョンチューブを通してイリゲーション液がホーン先端部
及び術部に注がれるようになっている。
を備えた手術装置においては、ホーン先端部の発熱を押
さえ、組織を破砕、乳化、吸引するように、イリゲーシ
ョンチューブを通してイリゲーション液がホーン先端部
及び術部に注がれるようになっている。
例えば第２図に示すように、イリゲーションチューブ
(2)はイリゲーションニップル(3)に接続され、ハンドピ
ース(1)に沿って取り付けられている。この例では、術
者がハンドピース(1)を握って操作する場合、イリゲー
ションチューブ(2)が左右に振れて術者の操作の妨げと
なり、顕微鏡下でのマイクロサージェリー等の精密な手
術が難しい。また、イリゲーションチューブ(2)が折れ
曲がった場合には、イリゲーション液をホーン(7)の先
端部に供給できなくなると言う問題があった。
(2)はイリゲーションニップル(3)に接続され、ハンドピ
ース(1)に沿って取り付けられている。この例では、術
者がハンドピース(1)を握って操作する場合、イリゲー
ションチューブ(2)が左右に振れて術者の操作の妨げと
なり、顕微鏡下でのマイクロサージェリー等の精密な手
術が難しい。また、イリゲーションチューブ(2)が折れ
曲がった場合には、イリゲーション液をホーン(7)の先
端部に供給できなくなると言う問題があった。
このような問題を解決するため、イリゲーションニップ
ル(3)に接続しているイリゲーションチューブ(2)を、第
３図に示すようなハンドピースクリップ(10)を使用して
ハンドピースに固定する方法がとられている。ハンドピ
ースクリップ(10)はハンドピース(1)に嵌め付け固定さ
れるが、この方法では手術時にハンドピース(1)に血液
や体液等が付着した場合、ハンドピースクリップ(10)が
滑り、イリゲーションチューブ(2)が捩れる恐れがあ
り、また、ハンドピース(1)にハンドピースクリップ(1
0)を取り付けけイリゲーションチューブ(2)を嵌め込む
のに時間がかかるという欠点があった。
ル(3)に接続しているイリゲーションチューブ(2)を、第
３図に示すようなハンドピースクリップ(10)を使用して
ハンドピースに固定する方法がとられている。ハンドピ
ースクリップ(10)はハンドピース(1)に嵌め付け固定さ
れるが、この方法では手術時にハンドピース(1)に血液
や体液等が付着した場合、ハンドピースクリップ(10)が
滑り、イリゲーションチューブ(2)が捩れる恐れがあ
り、また、ハンドピース(1)にハンドピースクリップ(1
0)を取り付けけイリゲーションチューブ(2)を嵌め込む
のに時間がかかるという欠点があった。
ハンドピースクリップ(10)の材質は、嵌め込んで固定す
るため、弾性の強い材質であることが必要で、ポリアミ
ド（熱変形温度６５〜８５℃）等の材質に限られてしま
うが、これでも高圧蒸気滅菌下（131℃、２気圧）では
熱変形を起こしてしまい、高圧蒸気滅菌は不可能であっ
た。
るため、弾性の強い材質であることが必要で、ポリアミ
ド（熱変形温度６５〜８５℃）等の材質に限られてしま
うが、これでも高圧蒸気滅菌下（131℃、２気圧）では
熱変形を起こしてしまい、高圧蒸気滅菌は不可能であっ
た。
本考案は、従来のハンドピースのこれらの問題を解決す
るため、ハンドピースの使用時のイリゲーションチュー
ブのハンドピースへの固定が容易で、捩れや折れ曲がり
を防止し、術者により精密な手術が可能となるハンドピ
ースを提供することにある。
るため、ハンドピースの使用時のイリゲーションチュー
ブのハンドピースへの固定が容易で、捩れや折れ曲がり
を防止し、術者により精密な手術が可能となるハンドピ
ースを提供することにある。
即ち、本考案は、超音波メス部となるホーンの内腔にイ
リゲーション液を導入するためのイリゲーションニップ
ルにイリゲーションチューブを取付けた超音波メス用ハ
ンドピースにおいて、ハンドピースの円筒状筐体の外側
部であってイリゲーションニップルを含む長手方向の直
線上に、イリゲーションチューブを嵌め込み、固定する
ための円形の切欠きを有する複数個の固定具を付設して
なり、該固定具の切欠き頂部開口の最小寸法を、切欠き
円形部内径の３０〜９０％の範囲としたことを特徴とす
る超音波メス用ハンドピースである。
リゲーション液を導入するためのイリゲーションニップ
ルにイリゲーションチューブを取付けた超音波メス用ハ
ンドピースにおいて、ハンドピースの円筒状筐体の外側
部であってイリゲーションニップルを含む長手方向の直
線上に、イリゲーションチューブを嵌め込み、固定する
ための円形の切欠きを有する複数個の固定具を付設して
なり、該固定具の切欠き頂部開口の最小寸法を、切欠き
円形部内径の３０〜９０％の範囲としたことを特徴とす
る超音波メス用ハンドピースである。
以下、図面に基づいて本考案を詳細に説明する。
第１図は本考案の一実施例であり、ホーン(7)の先端部
にイリゲーション液を導くためのイリゲーションニップ
ル(3)にイリゲーションチューブ(2)を差し込み、固定具
4によりハンドピース(1)にイリゲーションチューブ(2)
を取り付けた図である。イリゲーションチューブ(2)
は、固定具(4)の頂部に円形の切欠き(8)が切ってあり、
そこにはめ込む方法により容易に取り付け、取り外しを
することが出来る。
にイリゲーション液を導くためのイリゲーションニップ
ル(3)にイリゲーションチューブ(2)を差し込み、固定具
4によりハンドピース(1)にイリゲーションチューブ(2)
を取り付けた図である。イリゲーションチューブ(2)
は、固定具(4)の頂部に円形の切欠き(8)が切ってあり、
そこにはめ込む方法により容易に取り付け、取り外しを
することが出来る。
固定具(4)の頂部開口(9)の寸法は、イリゲーションチュ
ーブ(2)の外径に対して３０〜９０％、望ましくは７０
〜８０％の範囲とするのが好ましい。３０％より小さい
と取り付け、取り外しが極めて難かしく、また９０％よ
り大きいチューブがはずれ易く固定が不確かになる。設
ける固定具(4)の数は、ハンドピース(1)の長さによって
も異なるが、２〜３ケ所、一直線上に設けるのが好まし
い。また固定具(4)の位置としては、サクションニップ
ル(6)を含むハンドピース(1)の中心軸を挟んでハンドピ
ースケーブル(5)とは反対側の、ハンドピース位置(1)の
円筒筐体の外側部で、サクションニップル(6)を含む長
手方向の直線上に位置するのが、手術中の操作には好適
であるが、これには限定されない。
ーブ(2)の外径に対して３０〜９０％、望ましくは７０
〜８０％の範囲とするのが好ましい。３０％より小さい
と取り付け、取り外しが極めて難かしく、また９０％よ
り大きいチューブがはずれ易く固定が不確かになる。設
ける固定具(4)の数は、ハンドピース(1)の長さによって
も異なるが、２〜３ケ所、一直線上に設けるのが好まし
い。また固定具(4)の位置としては、サクションニップ
ル(6)を含むハンドピース(1)の中心軸を挟んでハンドピ
ースケーブル(5)とは反対側の、ハンドピース位置(1)の
円筒筐体の外側部で、サクションニップル(6)を含む長
手方向の直線上に位置するのが、手術中の操作には好適
であるが、これには限定されない。
固定具(4)の材質としては、耐熱性樹脂または金属が使
用でき、金属では耐腐食性のすぐれたアルミニウム合金
やチタン合金、また、耐熱性樹脂ではフェノール樹脂、
エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、ポリサルホン等のエ
ンジニアリングプラスチックが好適に使用できる。固定
具(4)はハンドピース(1)の円筒筐体と同一材料で一体に
成形加工して作っても良いが、別途に作成しハンドピー
ス(1)の円筒筐体の外側部に接着して取付けても良い。
この場合は固定具(4)がハンドピースの筐体と異なる材
料で出来ていても何ら差しつかえはない。
用でき、金属では耐腐食性のすぐれたアルミニウム合金
やチタン合金、また、耐熱性樹脂ではフェノール樹脂、
エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、ポリサルホン等のエ
ンジニアリングプラスチックが好適に使用できる。固定
具(4)はハンドピース(1)の円筒筐体と同一材料で一体に
成形加工して作っても良いが、別途に作成しハンドピー
ス(1)の円筒筐体の外側部に接着して取付けても良い。
この場合は固定具(4)がハンドピースの筐体と異なる材
料で出来ていても何ら差しつかえはない。
本考案に従うと、イリゲーションチューブのハンドピー
スへの取り付け、取り外しが、従来のハンドピースに比
べてより迅速に行え、かつイリゲーションチューブが固
定されているため、イリゲーションチューブの捩れや折
れ曲がりを生ずることがなくハンドピースのハンドリン
グ性を向上させることができて、より精密な手術が行え
るようになり、外科手術用具として好適である。
スへの取り付け、取り外しが、従来のハンドピースに比
べてより迅速に行え、かつイリゲーションチューブが固
定されているため、イリゲーションチューブの捩れや折
れ曲がりを生ずることがなくハンドピースのハンドリン
グ性を向上させることができて、より精密な手術が行え
るようになり、外科手術用具として好適である。
第１図は本考案の一実施例となるハンドピースを示す図
で、(a)は側面図、(b)は後面図、(c)は固定具の拡大図
である。また、第２図は従来のハンドピースを示す図
で、第３図は従来の固定具にイリゲーションチューブを
固定した状態を示し、(a)は側面図、(b)は断面図であ
る。
で、(a)は側面図、(b)は後面図、(c)は固定具の拡大図
である。また、第２図は従来のハンドピースを示す図
で、第３図は従来の固定具にイリゲーションチューブを
固定した状態を示し、(a)は側面図、(b)は断面図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項１】超音波メス部となるホーンの内腔にイリゲ
ーション液を導入するためのイリゲーションニップルに
イリゲーションチューブを取付けた超音波メス用ハンド
ピースにおいて、ハンドピースの円筒筐体の外側部であ
ってイリゲーションニップルを含む長手方向の直線上
に、イリゲーションチューブを嵌め込み、固定するため
の円形の切欠きを有する複数個の固定具を付設してな
り、該固定具の切欠き頂部開口の最小寸法を、切欠き円
形部内径の３０〜９０％の範囲としたことを特徴とする
超音波メス用ハンドピース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6841590U JPH0695Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | ハンドピース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6841590U JPH0695Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | ハンドピース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0427904U JPH0427904U (ja) | 1992-03-05 |
| JPH0695Y2 true JPH0695Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31602838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6841590U Expired - Lifetime JPH0695Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | ハンドピース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0695Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP6841590U patent/JPH0695Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0427904U (ja) | 1992-03-05 |
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