JPH0694625A - 穀物乾燥調製施設 - Google Patents

穀物乾燥調製施設

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JPH0694625A
JPH0694625A JP26789792A JP26789792A JPH0694625A JP H0694625 A JPH0694625 A JP H0694625A JP 26789792 A JP26789792 A JP 26789792A JP 26789792 A JP26789792 A JP 26789792A JP H0694625 A JPH0694625 A JP H0694625A
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JP
Japan
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grain
sorting
degree
skin
drying
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26789792A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Itatsu
義博 井龍
Toyoyuki Takanami
豊幸 高浪
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP26789792A priority Critical patent/JPH0694625A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】穀物の肌ずれ程度を知るようにし、その肌ずれ
程度に応じて穀物の適切な管理を行うこと。 【構成】荷受けホッパ1に荷受けされた穀物は、荷受け
用エレベータ2、粗選機3を経て計量器4に供給され
る。計量器4では、荷受け穀物を計量するとともに、そ
の一部を測定サンプルとして抽出する。肌ずれ検出装置
装置6は、そのサンプルを脱ぷ処理して玄米とし、玄米
表面の糠層の破壊の程度である肌ずれを検出する。そし
て、その検出結果に応じて、現在、計量器4で計量中の
穀物は、仕分けコンベア9により所定の仕分けタンク1
0A〜10Dに張り込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀物を荷受けしたの
ち、乾燥、調製などを経て出荷する穀物乾燥調製施設の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の施設としては、例えば特
開平3−201941号公報に記載のように、荷受け穀
物から採取したサンプル穀粒の品位を穀物品位判定装置
により測定する一方、そのサンプル穀粒の食味や化学成
分含有量を化学成分測定装置で測定し、これらの測定値
に基づいて荷受け穀物を複数個の貯留タンクのうちの所
定のタンクに仕分けし、穀物をその品質ごとに乾燥、調
製、出荷の管理を行うものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、穀物乾燥調
製施設で処理される穀物は、その種類が同一であって
も、生産者や栽培の仕方などの差異により、玄米の形態
における表面の糠層の損傷程度(以下、肌ずれ程度とい
う)が異なることが考えられる。そして、その肌ずれ程
度が大きい玄米は、肌ずれ程度の小さい玄米に比べて品
質が劣化しやすいと推測される。
【0004】しかし、従来の穀物乾燥調製施設では、荷
受け穀物や調製中の穀物について、その肌ずれ程度に関
して何等の考慮が払われていなかった。
【0005】そこで、本発明は、上記の点に着目し、穀
物の肌ずれ程度を知るようにし、その肌ずれ程度に応じ
て穀物の適切な管理を行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、以下のように構成した。
【0007】すなわち、本発明は、穀物を荷受けしたの
ち、乾燥、調製を経て出荷する穀物乾燥調製施設におい
て、穀物を仕分ける複数の仕分けタンクを設け、穀物の
肌ずれ程度を検出する肌ずれ検出手段と、その検出した
肌ずれ程度に応じて、前記複数の仕分けタンク中の所定
の仕分けタンクに仕分ける仕分け手段と、を備えてなる
ものである。
【0008】
【作用】本発明では、肌ずれ検出手段が穀物の肌ずれ程
度を検出する。この肌ずれ程度の検出は、例えば光学的
な方法や画像処理的な方法により行う。肌ずれ程度が大
きい穀物は、肌ずれ程度の小さい穀物に比べて品質が劣
化しやすいと推測される。そこで、仕分け手段は、その
検出した肌ずれ程度に応じて、複数の仕分けタンク中の
所定の仕分けタンクに仕分ける。
【0009】このように、本発明では、荷受け時や調製
中における穀物の肌ずれ程度を検出し、その検出結果に
応じて穀物を所定の仕分けタンクに仕分けるようにした
ので、穀物の肌ずれ程度に応じて穀物の適切な乾燥、調
製、出荷の管理ができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図1を参照
して説明する。
【0011】図1は、本発明が適用される穀物乾燥調製
施設の一例であり、図において、1は生産者の穀物を荷
受けする荷受けホッパであり、荷受けホッパ1に投入さ
れた穀物は、荷受け用エレベータ2を介して粗選機3に
張り込むように構成する。粗選機3には、荷受け穀物を
計量する計量器4を接続する。計量器4は、荷受け穀物
を計量して張込み用エレベータ5に導くように構成する
とともに、計量に際してその一部を測定用のサンプルと
して抽出(採取)し、肌ずれ検出装置6および自主検定
装置7にそれぞれ導くように構成する。
【0012】肌ずれ検出装置6は、脱ぷ処理部でサンプ
ルを脱ぷ処理して玄米とし、この玄米表面の糠層の破壊
程度、すなわち肌ずれ程度を肌ずれ検出部で検出するも
のである。この肌ずれ程度の検出は、糠層における傷の
数、傷の面積、または傷の深さについて、例えば光学的
な方法や画像処理的な方法により定量測定する。なお、
肌ずれ検出装置6は、荷受けホッパ1から仕分けコンベ
ア9の間であればどの位置に配置してもよい。
【0013】この肌ずれ検出装置6は、例えば玄米サン
プルを撮像装置で撮像し、その撮像信号を以下のように
処理するものである(例えば特公昭62−16372公
報参照)。すなわち、撮像信号Eは図4に示すようにな
るので、この撮像信号E中から凹部を検出し、その凹部
のレベルがE2以下のときには胚乳部に損傷が達したと
みなし、その凹部のレベルがE2〜E1の間にあるとき
には糠層の損傷とみなすようにする。さらに、損傷の広
がりについては、図示のように時間T1、T2の大小で
判断する。
【0014】自主検定装置7は、籾サンプルを脱ぷ処理
して玄米とし、この玄米サンプルを整粒と屑粒に選別
し、これら整粒と屑粒との各重量を計量器で計量し、穀
物の品位を等級付けするものである。自主検定装置7に
は、自主検定済みの整粒や屑粒を包装するサンプル包装
装置8を接続する。
【0015】張込み用エレベータ5の終端は、仕分け用
コンベア9の始端に接続し、仕分け用コンベア9の下方
には、複数の仕分けタンク10A〜10Dを配置する。
仕分け用コンベア9は、穀物を仕分けタンク10A〜1
0Dのいずれか一つに仕分けるものである。
【0016】複数の仕分けタンク10A〜10Dの排出
口の下方に、排出する穀物を搬送する排出用コンベア1
1を設け、このコンベア11の終端を、乾燥機張込み用
エレベータ12を介して穀物乾燥機13の張り込み口に
接続する。穀物乾燥機13の排出口は、排出用コンベア
14を介して張込み用エレベータ15に接続する。張込
み用エレベータ15の排出口は、籾すり選別機16の入
口に接続する。そして、籾すり選別機16の排出口は、
粒選別機17の入口に接続する。
【0017】次に、このような構成による穀物乾燥調製
施設の制御系の一例について、図2を参照して説明す
る。
【0018】図2において、20は後述のように各部を
制御する中央制御処理装置であり、コンピュータで構成
する。この中央制御処理装置20には、肌ずれ検出装置
6、自主検定装置7のほかに、仕分けコンベア9、穀物
乾燥機13などの制御対象を接続する。
【0019】次に、このような構成による穀物乾燥調製
施設の動作の一例について、以下に説明する。
【0020】いま、荷受け穀物が荷受けホッパ1に投入
されると、荷受け用エレベータ2で粗選機3に供給され
て処理されたのち、計量器4で計量が行われる。計量に
際してその一部を検定用のサンプルとして抽出(採取)
し、その一部が肌ずれ検出装置6の脱ぷ処理部に導かれ
る。肌ずれ検出装置6では、サンプルを脱ぷ処理部で脱
ぷ処理して玄米とし、肌ずれ検出部で肌ずれ程度を検出
する。
【0021】このようにして肌ずれ程度が検出される
と、現在、荷受け中の穀物は肌ずれ程度に応じて、仕分
けタンク10A〜10Dのうちの所定の仕分けタンクに
張り込まれるように、各部が制御される。従って、たと
えば荷受け穀物が肌ずれし易い場合には、仕分けコンベ
ア9により仕分けタンク10A内に仕分けられる。その
結果、仕分けタンク10A〜10Dには、肌ずれ程度が
同じグループ毎に穀物が張り込まれる。
【0022】このように、肌ずれ程度が同じ穀物をグル
ープ化することにより、以後の管理においてグループ単
位の管理が可能となる。しかもグループ化により肌ずれ
程度の異なる穀物の混合が防止でき、もって全体の品質
低下を防止できる。
【0023】次に、穀物の出荷時には、肌ずれ程度が大
きい穀物が収容されている仕分けタンクのものから排出
用コンベア11に排出する。排出された穀物は、排出用
エレベータ11、および乾燥機張込み用エレベータ12
を経由して穀物乾燥機13に張り込んで乾燥し、乾燥後
は籾すり選別機16で籾すり選別の後、粒選別機17で
粒選別を行い、出荷する。このように肌ずれ程度の大き
い玄米、換言すると品質劣化が早いであろうと予測され
る玄米から順次出荷することにより、全体として穀物の
品質維持期間の長期化が図れる。
【0024】また、籾すり選別機16では籾すりロール
により籾すり作業を行うとともに、籾すりロールの開度
制御を行うが、その際に、肌ずれ検出装置6で検出済み
の肌ずれ程度により開度制御の基準値を補正し、籾すり
時における肌ずれを未然に防止して、保存時の品質劣化
を防止できる。
【0025】次に、本発明の他の実施例について、図3
を参照して説明する。
【0026】この実施例は、図1の実施例における肌ず
れ検出装置6を、図3で示すように粒選別機17の位置
に移すとともに、その肌ずれ検出装置6の肌ずれ検出部
により、粒選別機17から排出される玄米の肌ずれ程度
を検出し、その検出結果に応じて粒選別機17から排出
される玄米を仕分けタンク33A〜33Dのいずれかに
仕分けるものである。
【0027】これを詳述すると、粒選別機17から排出
される玄米を張込み用エレベータ31に導くとともに、
その一部をサンプリングして肌ずれ検出装置6の肌ずれ
検出部に直接導くようにする。複数の仕分けタンク33
A〜33Dの上方には、仕分け用コンベア32を配置す
る。仕分け用コンベア32は、穀物を仕分けタンク33
A〜33Dのいずれか一つに仕分けるものである。さら
に、仕分けタンク33A〜33Dの下方には、排出用コ
ンベア34を設ける。なお、粒選別機17よりも上流側
に位置する各装置は、基本的に図1の実施例と同様であ
り、仕分けタンク10A〜10Dについては仕分け用と
して機能させない点のみが異なるので、その説明は省略
する。
【0028】以上の構成からなる実施例では、籾すり調
製後の玄米について肌ずれ程度を検出し、その検出結果
に応じてグループごとに仕分けタンクに張り込むことが
できるので、以後において肌ずれ程度に応じた適切な管
理ができる。例えば、肌ずれ程度が大きな玄米は、貯蔵
中に品質劣化の進行度が早いと考えられるので、その劣
化の進行を抑制するために、そのような玄米が収容され
た仕分けタンクには酸化防止剤を使用する。また、肌ず
れ程度が大きな玄米を袋詰めで出荷するときは、同様に
その品質劣化の進行を抑制するために、酸化防止剤を使
用する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、荷受け時
や調製中における穀物の肌ずれ程度を検出し、その検出
結果に応じて穀物を所定の仕分けタンクに仕分けるよう
にしたので、穀物の肌ずれ程度に応じて穀物の適切な乾
燥、調製、出荷の管理ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成例を示す図である。
【図2】その実施例の制御系を示すブロック図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部の構成例を示す図で
ある。
【図4】肌ずれの検出例を説明する図である。
【符号の説明】
1 荷受けホッパ 6 肌ずれ検出装置 9,32 仕分け用コンベア 10A〜10D 仕分けタンク 20 中央制御処理装置 33A〜33D 仕分けタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01N 1/04 A 7519−2J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀物を荷受けしたのち、乾燥、調製を経て
    出荷する穀物乾燥調製施設において、 穀物を仕分ける複数の仕分けタンクを設け、 穀物の肌ずれ程度を検出する肌ずれ検出手段と、 その検出した肌ずれ程度に応じて、前記複数の仕分けタ
    ンク中の所定の仕分けタンクに仕分ける仕分け手段と、 を備えてなる穀物乾燥調製施設。
JP26789792A 1992-09-11 1992-09-11 穀物乾燥調製施設 Withdrawn JPH0694625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26789792A JPH0694625A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 穀物乾燥調製施設

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JP26789792A JPH0694625A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 穀物乾燥調製施設

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JPH0694625A true JPH0694625A (ja) 1994-04-08

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ID=17451144

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26789792A Withdrawn JPH0694625A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 穀物乾燥調製施設

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Effective date: 19991130