JPH0694558A - 高圧用圧力センサ - Google Patents

高圧用圧力センサ

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JPH0694558A
JPH0694558A JP24625192A JP24625192A JPH0694558A JP H0694558 A JPH0694558 A JP H0694558A JP 24625192 A JP24625192 A JP 24625192A JP 24625192 A JP24625192 A JP 24625192A JP H0694558 A JPH0694558 A JP H0694558A
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JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
pressure
pressure sensor
high pressure
strain gauge
Prior art date
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Pending
Application number
JP24625192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kawakami
川上隆博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】耐久性と、信頼性を向上せしめることができる
高圧用圧力センサを提供する。 【構成】21は被測定圧力Pを供給する供給口22を
有するアウタケースであって、このアウタケース21内
における圧力供給口22開口部には第2のダイアフラム
23の周縁部を受け止める段部24が形成され、この段
部24と第2のダイアフラム23との間に介在されるO
リング25によって、その第2のダイアフラム23は液
密に接合されている。この第2のダイアフラム23を可
撓耐久性に優れた同質の金属板である2枚の薄板ダイア
フラム素材23Aと23Bとを重ね合せた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、半導体拡散型
歪ゲージを内装して、高圧である自動車用油圧等を検出
するに有利な圧力センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において自動車用油圧を検出するた
めに使用される従来の油圧センサの受圧部構造としては
例えば図1に示す如き構造のものがある。つまり1はセ
ンサケースであって、このケース1には受圧凹部2が形
成され、この凹部2の奥面には歪ゲージ3が固定されて
いる。またその凹部2の開口部にはダイアフラム4が、
固定環5によって液密に被着されており、さらにそのダ
イアフラム4と半導体拡散型歪ゲージ3との間にはシリ
コンオイル6が充填されているものである。なお7は半
導体拡散型歪ゲージ3より引き出される複数の電極を示
す。
【0003】そして上記ダイアフラム4に矢印で示す被
測定圧力P0 が作用されればその圧力でダイアフラム4
を撓ませこのダイアフラム4の撓み力が半導体拡散型歪
ゲージ3に伝達されることで、該歪ゲージ3からは、伝
達圧力に応じた出力が生じ、これによって被測定圧力P
0 の値が検出されるものである。
【0004】ところがかかる構造の圧力センサにあって
はダイアフラムの全面に作用する被測定圧力がシリコン
オイル6を介して半導体拡散型歪ゲージ3に作用される
構造であるために、そのダイアフラム4に作用する被測
定圧力P0 が異常な高圧であると、その高圧力が半導体
拡散型歪ゲージ3に作用し、その結果半導体拡散型歪ゲ
ージ3が破損されてしまうという不具合が生じていた。
従って例えば高圧用センサと、低圧用センサに対応でき
る複数種の半導体拡散型歪ゲージを予め用意しなければ
ならない不便があった。
【0005】そこでこの不便を解消するために、本発明
者は図2に示す如き構造の圧力センサを先に出願してい
る。つまりこの先願圧力センサは、インナケース8に圧
力検出素子9が収容される凹部10を形成し、該凹部1
0を、その中に非圧縮性流体11が封入されるように第
1のダイアフラム12で閉塞し、さらに測定圧力を受け
て変位する第2のダイアフラム13を前記インナケース
8と一体のアウタケース14に固定すると共に、前記第
2のダイアフラム13の変位を前記第1のダイアフラム
12に伝達する中間部材15を前記第1及び第2のダイ
アフラムの間に介装してなる構造のものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる先願構
造の圧力センサにあっては、圧力供給口16より供給さ
れる圧力P0 により、第2のダイアフラム13が変動
し、これによって中間部材15を介して第1のダイアフ
ラム12を変動させるものであるが、上記第2のダイア
フラム13の撓み部17は、図3の詳細図で示すよう
に、インナケース8と、中間部材15との間で形成され
る隙間18に対応して形成されるものであって、この撓
み部17は、該第2のダイアフラムに繰返し作用される
曲げ応力と引張応力により疲労が生じ、長期使用によっ
てその撓み部17が破損されやすい等のことからこの構
造の圧力センサにあってはダイアフラムの変動量(撓み
量)が大である高圧測定用の圧力センサには適さずかつ
信頼性にも欠けるという不具合があった。尚図2に示さ
れる撓み部17の斜線部は応力分布を示す。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる先行例に
よる圧力センサの不具合に着目してなされたもので、第
2のダイアフラムを、可撓耐久性に優れた薄型のダイア
フラムを2枚以上重ね合せて構成することにより、高圧
力を測定するための圧力センサとして耐久性と、信頼性
を向上せしめることができる高圧用圧力センサを提供す
ることにある。
【0008】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0009】図4において、21は被測定圧力P0 を供
給する供給口22を有するアウタケースであって、この
アウタケース21内における圧力供給口22開口部には
第2のダイアフラム23の周縁部を受け止める段部24
が形成され、この段部24と第2のダイアフラム23と
の間に介在されるOリング25によって、その第2のダ
イアフラム23は液密に接合されている。
【0010】この第2のダイアフラム23の構成は、図
5において明示したように同質の金属板である2枚の薄
板ダイアフラム素材23Aと23Bとを重ね合せて構成
したものであり、しかもそのダイアフラム素材23A,
23Bの厚さは、先行例で示されているダイアフラム1
3の厚さの1/2、即ち2枚のダイアフラム素材23A
と23Bとを重ね合せた厚さが、先行例のダイアフラム
13の厚さと等しいものである。
【0011】26はその第2のダイアフラム23の上側
周縁部に重ね合せられる環状のスペーサであり、このス
ペーサ26の上側には、第1のダイアフラム27が載置
されている。28は第1のダイアフラム、スペーサ2
6、第1のダイアフラム27を、前記段部24に押圧固
定するインナケースであって、このインナケースの下端
中央部には凹部29が形成され、この凹端面には半導体
拡散型歪ゲージ30が取り付けられている。31はその
半導体拡散型歪ゲージ30の電極、32は半導体拡散型
歪ゲージ30と第1のダイアフラム27との空間に充填
されているシリコンオイル、33は第1のダイアフラム
27と第2のダイアフラム23との間に介在されて、第
2のダイアフラム23の動作を第1のダイアフラム27
に伝達せしめるための側面略T字状の中間部材であっ
て、その上側面は第1のダイアフラム27に当接され、
その下面は第2のダイアフラム23に当接されている。
【0012】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、今圧力供給口22に被測定圧力
を供給することにより、第2のダイアフラム23が撓
み、この第2のダイアフラム23の撓みは中間部材33
を介して第1のダイアフラム27に伝達されるために、
この第1のダイアフラム27の動作がシリコンオイル3
2を介して半導体拡散型歪ゲージ30に作用し、その結
果被測定圧力の圧力が半導体拡散型歪ゲージ30によっ
て測定されるものである。
【0013】このように本実施例にあっては、第2のダ
イアフラム23を、薄板である2枚のダイアフラム素材
23Aと23Bとを重ね合せて先行例で示した第2のダ
イアフラムと等しい厚さとするものである。それぞれの
薄板ダイアフラム素材23A,23Bに生じる応力分布
は図5の斜線で示すように、先行例の1枚の第2のダイ
アフラムにおいて生じる応力分布に比して小さくなる。
すなわち第2のダイアフラム23に作用する応力は、2
枚のダイアフラム素材23A,23Bに分担されるため
に各ダイアフラム素材23A,23Bの最大応力は小さ
くなり、これによって第2のダイアフラム23における
疲労度が小さくなり耐久性及び信頼性が向上される。
【0014】また薄板ダイアフラム素材23A,23B
を重ね合せることで耐圧力は先行例と同様に優れ、高圧
用として充分に耐え得る圧力センサが得られる。
【0015】なお上記実施例では第2のダイアフラム2
3を2枚の薄板ダイアフラム素材23Aと23Bの重ね
合せで構成したが、2枚に限るものではなくそれ以上の
枚数を重ね合せるようにしても同等の効果が得られる。
【0016】さらに上記実施例では、第1のダイアフラ
ム27を金属性ダイアフラムを使用しているが、これに
限るものではなく、例えば図6に示す如くゴム弾性シー
ト又はポリイミドなどのフィルム34を設けることも可
能である。
【0017】なお、ダイアフラムの厚さの合計も従来例
と同じにする必要はないことはいうまでもないことであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、インナケース2
8に、圧力検出素子30が収容される凹部29を形成
し、この凹部29を、その凹部内に非圧縮性流体32を
封入して第1のダイアフラム27又は34で閉塞し、さ
らに測定圧力を受けて変位し、かつ複数枚のダイアフラ
ム素材23A,23Bが重ね合さって構成される第2の
ダイアフラム23を前記インナケース28と一体のアウ
タケース21に固定すると共に、前記第2のダイアフラ
ム23の変位を前記第1のダイアフラム27又は34に
伝達する中間部材33を、前記第1及び第2のダイアフ
ラム間に介装してなる高圧用圧力センサであるから、こ
れによれば第2のダイアフラムに作用する応力は複数枚
のダイアフラムに分担されるために、各ダイアフラムに
生じる最大応力は小さくなり、これによって第2のダイ
アフラムにおける疲労度合は小さく、耐久性、信頼性が
大幅に向上される。また薄板である複数枚のダイアフラ
ム素材を重ね合せることにより、高圧力を測定すること
も可能であって、高圧用圧力センサとしての実用性も大
であるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の圧力センサの構造説明図。
【図2】先行例の圧力センサの構造説明図。
【図3】先行例の圧力センサの要部拡大図。
【図4】本発明実施例の圧力センサの構造説明図。
【図5】本発明実施例の圧力センサの要部拡大図。
【図6】本発明他の実施例の圧力センサの構造説明図。
【符号の説明】
21…アウタケース 22…圧力供給口 23…第2のダイアフラム 23A,23B…ダ
イアフラム素材 24…段部 25…Oリング 26…スペーサ 27…第1のダイア
フラム 28…インナケース 29…凹部 30…半導体拡散型歪ゲージ 31…電極 32…シリコンオイル 33…中間部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナケース(28)に、圧力検出素子
    (30)が収容される凹部(29)を形成し、この凹部
    (29)を、その凹部内に非圧縮性流体(32)を封入
    して第1のダイアフラム(27又は34)で閉塞し、さ
    らに測定圧力を受けて変位し、かつ複数枚のダイアフラ
    ム素材(23A),(23B)が重ね合さって構成され
    る第2のダイアフラム(23)を前記インナケース(2
    8)と一体のアウタケース(21)に固定すると共に、
    前記第2のダイアフラム(23)の変位を前記第1のダ
    イアフラム(27又は34)に伝達する中間部材(3
    3)を、前記第1及び第2のダイアフラム間に介装して
    なることを特徴とする高圧用圧力センサ。
JP24625192A 1992-09-16 1992-09-16 高圧用圧力センサ Pending JPH0694558A (ja)

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JP24625192A JPH0694558A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 高圧用圧力センサ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1336830A2 (en) * 2002-02-15 2003-08-20 Delphi Technologies, Inc. Three-piece pressure sensor with high pressure stainless steel sensing element
JP2007139769A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Immobilien Ges Helmut Fischer Gmbh & Co Kg 特に、薄層の厚さ測定装置用の測定プローブ
JP2016004016A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 富士電機株式会社 二重ダイアフラム式圧力センサ

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