JPH069436Y2 - 熱動形過電流継電器 - Google Patents

熱動形過電流継電器

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JPH069436Y2
JPH069436Y2 JP7618386U JP7618386U JPH069436Y2 JP H069436 Y2 JPH069436 Y2 JP H069436Y2 JP 7618386 U JP7618386 U JP 7618386U JP 7618386 U JP7618386 U JP 7618386U JP H069436 Y2 JPH069436 Y2 JP H069436Y2
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JP7618386U
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重治 大塚
祐嗣 佐古
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、誘導電動機を過負荷による焼損から保護す
るために使用される熱動式過電流継電器に係り、特にそ
の誘導電動機の過負荷を検知するバイメタルの加熱用電
熱線と主回路電流の導体部との接続機構に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第3図は従来の熱動式過電流継電器の正面断面図、第4
図はこの第3図のA−A断面図、第5図は同じくB−B
断面図、第6図は同じくC−C断面図であり、(1)はケ
ース、(2)はカバー、(3)は誘導電動機の各相に対応して
設けられた複数のバイメルで、それぞれの主回路電流が
流れて発熱する端部を接続導体とスポット溶接された電
熱線(4)によって加熱され図示の破線のように弯曲す
る。(5)は固定端子でその舌部(5a)にバイメタル(3)の1
端を接合して固定している。またこの固定端子(5)は締
付ネジ(6)によってケース(1)に固定され、その一端には
外部回路(主回路)接続用の端子ネジ(7)が取付けられ
ている。
(8)はバイメタル(3)の変形動作を伝達する連動板で、各
極のバイメタル(3)の先端に当接し、他端では温度補償
バイメタル(9)の下端部を押圧するように配置されてい
る。(10)は作動レバーで、温度補償バイメタル(9)の上
端部を固着して軸(11)の周囲に回転自在に配置され、こ
の軸(11)はレバー支え(12)によって両端部を支えられ、
このレバー支え(12)はそのL形状の内側部(12a)でケー
スのエッジ部(1a)に当接して支持されており、第1の舌
部(12b)で調整ネジ(13)に押圧して当接され、第2の舌
部(12c)は板バネ(14)によって左方向に付勢力を受ける
ようになっている。
従って、調整ネジ(13)の上にかぶせられた調整ツマミ(1
5)を回転させることによって、レバー支え(12)はエッジ
部(1a)の周囲を回動し、軸(11)はほぼ左右方向の位置変
化をして動作電流を変化させて調整する。
(16)は可動端子であり、バネ性および導電性を有する金
属薄板によって形成され、その詳細を示す第7図のよう
に内側はり部(16a)と外側はり部(16b)とからなる形成に
打抜かれ、内側はり部(16a)の先端と外側はり部(16b)と
の間にはコの字形状板バネ(17)が押圧付勢するように係
合され、可動接触子の接点部(16c)は常閉固定端子(18)
と対向して常閉接点を構成している。また可動接触子の
下端部(16e)は常閉可動側端子(19)に固定され、この常
開可動側端子(19)は締付けネジ(20)によってケース(1)
に固定され、可動接触子の内側はり部(16a)は第8図に
詳細を示す作動レバー(10)の先端部に設けられたT字形
穴(10a)に挿通されている。
可動接触子の上端部(16f)はクロスバー(21)の左端部に
設けた溝(21a)に係合され、左右方向に平行運動が可能
なようにケース(1)によってガイドされている。
(22),(23)は常開接点端子、(24)は常開固定接触子、(2
5)は常開可動接触子、これら接触子(24),(25)はバネ性
および導電性を有する金属薄板によって形成され常開接
点端子(22),(23)にカシメて固定され、常開可動接触子
(25)の先端の背面(右側)はクロスバーの突出片(21g)
に当接するようになっている。(26)はリセットバーを示
し、第3図において上下動可能なようにケース(1)によ
って摺動支持され、エッジ部(26c)で戻しバネ(27)の上
方向への押圧力を受けて付勢され上限の停止点で止り、
垂直面部(26d)で常開固定接触子(24)の背面の曲線部(24
a)に押圧して当接する。
また、第9図,第10図に示すように斜面部(26a)はリ
セットバー(26)の下方向への押圧移動によって曲線部(2
4a)を右方向へ移動させるようになっており、(26b)はリ
セットバー(26)に設けられた係止用穴で、自動復帰式に
変更したいときはリセットバー(26)を押し下げ、切換板
(30)を第3図における左方向へスライドさせて係止用穴
(26b)に挿入し、リセットバー(26)の上方向へ戻りを係
止して行うようになっている。
上記のような構成の従来の熱動式過電流継電器におい
て、第3図におけるバイメタル(3)は電熱線(4)に流れる
主回路電流による加熱によって、同図の波線で示したよ
うに弯曲して変形するが、モータが過負荷状態になると
主回路電流が大となりバイメタル(3)の変形がさらに大
きくなる。このために連動板(8)はバイメタル(3)に押圧
されて同図の左方向に移動し、連動板(8)に押されて温
度補償バイメタル(9)と作動レバー(10)との連結体は軸
(11)を中心として時計方向に回転し、作動レバー(10)の
先端に設けられたT字形穴(10a)の周囲に当接し、可動
接触子(16)の内側はり部(16a)も右側に移動する。
次いで、コの字形状板バネ(17)の付勢力の力方向が可動
接触子(16)における元に戻ろうとする力との関係によっ
て生じる死点にまで達すると、可動接触子(16)は急速に
反転して同図において外側はり部(16b)は左側に、内側
はり部(16a)は右側に跳躍する。したがって、接点部(16
c)と常閉固定端子(18)との当接によって電器的導通を保
っていた常閉接点が開離し、クロスバー(21)は外側はり
部(16b)の先端部(16f)の左側に移動し、第10図(a)に
示すように、突出片(21g)は常開可動接触子(25)を左方
向に変形させる。
このために常開可動接触子(25)は常開固定接触子(24)と
接触して常開接点がオン状態になる。このときの常開接
点はコの字形状板バネ(17)の圧力が可動接触子(16)、ク
ロスバー(21)を介して接点を押圧し、接触圧力となって
接点を閉成していることになる。上記の常開接点がオン
状態になると主回路電流を開閉する図示のない電磁接触
器のコイル回路に直列に接続するので、モータの過負荷
時に主回路をしゃ断して保護し、直列に図示のない警報
ブザまたはランプを接続すれば、モータの過負荷時知ら
せる警報を出す。
次いで、主回路電流がしゃ断されてバイメタル(3)が元
の状態に戻った後、上記の常開接点を復帰させるには、
第10図(a),(b)に示すように、外部よりの手動操作に
よってリセットバー(26)を下方向に押して戻しバネ(27)
の反力に抗しながら、斜面部(26a)が常開固定接触子(2
9)の曲線部(24a)を右方向へ押圧し、当接している常開
可動接触子(25)を介してクロスバー(26)の突出子(26g)
右方向に押圧し、可動接触子の先端部(16f)が移動して
ゆき反転ポイントを越えると急速に元の形状に復帰す
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の熱動式過電流継電器では、第11図
に示すようにバイメタル(3)の外周部に設けた絶縁スリ
ーブ(30)にスパイラル状に巻回した電熱線(4)の端部と
主回路電流の接続導体とがスポット溶接によって接続さ
れているので、同一計器盤に取付けられている開閉器等
によって発生する機械振動が上記接続導体に伝搬し、こ
の振動の影響によって0.12mm程度の細い直径の電熱線
(4)が金属疲労を生じて断線し、短時間の稼動で使用が
できなくなることがあるという問題があった。
この考案はかかる問題点を解消するためになされたもの
で、接続導体より伝搬する電熱線への振動を防止して、
長時間の使用に耐えるとともにバイメタルユニットの組
立が容易となる熱動式過電流継電器を得ることを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る熱動式過電流継電器は、主回路電流が流
れる電熱線によって加熱されるバイルメタルの端部の外
周に導体を設け、この導体を中継部材として主回路電流
の接続導体と中継部材とを可撓性の優れた軟銅撚線によ
って、また電熱線端部は直接中継部材にそれぞれ接合し
て、主回路電流の接続導体と電熱線とを接続するように
したものである。
〔作用〕
この考案におけるバイメタルの電熱線はその端部はバイ
メタルの外周に設けた中継部材に主回路電流の接続導体
に伝搬された振動は中継部材との間に設けた軟銅撚線に
よって減衰するので、振動によるセンタク電熱線の金属
疲労を防止する。
〔考案の実施例〕
第1図および第2図はこの考案の一実施例による熱動形
過電流継電器の主回路が流れる電熱線とこれに巻回され
たバイメタルの構成を示す図であり、第1図は正面図、
第2図はその側面図である。
図において(3)はバイメタル、(4)は線径が0.12mm程度の
鉄クロムあるいはニクロム線などの電熱線、(30)はバイ
メタル(3)と電熱線(4)とを電気的に絶縁する絶縁スリー
ブ、(31)はこの絶縁スリーブの端部の外周に設けられ電
導体で形成された中継部材、(32)は可撓性が優れた軟銅
撚線であり、この軟銅撚線(32)の一端は主回路電流の接
続導体に、他端は中継部材にそれぞれスポット溶接さ
れ、また電熱線(4)の端部と中継部材(31)もスポット溶
接されて主回路電流の接続導体と電熱線(4)とが電気的
に接続されている。
上記のように構成されたこの考案による熱動形過電流継
電器において、モータが過負荷状態になって主回路電流
が大となり、従来例の第3図で示したバイメタル(3)の
変形量が増大し、可動接触子(16)や常閉固定端子(18)等
を介してクロスバー(21)が作動してトリップ状態とな
り、次でモータが定常負荷状態に戻るとリセットバー(2
6)を押して常開接点を定常状態に復帰させる動作は従来
例と全く同様である。
この種の熱動形過電流継電器は、計測器や機械式開閉器
等の種々の機器とともにけ計器盤等に設置されるので、
特に開閉器の都度に生じる衝撃が計器盤を構成する金属
部材を経て、主回路電流の接続導体に振動波となって伝
搬しても、この接続導体とバイメタル(3)ユニットとは
中継導体(31)および軟銅撚線(32)を介して接続されてい
るので、上記の接続導体に伝搬してきた振動波は接続導
体と中継導体(31)との間の軟銅撚線(32)によって減衰し
てしまい、したがって振動の影響を受けない中継導体(3
1)に端部が固定されている電熱線(4)には振動波の伝搬
がないので、使用中における外部よりの衝撃等によって
生じる電熱線(4)の断線の恐れがなくなる。
また、バイメタル(3)ユニットと接続導体との組立て作
業を行う場合、中継導体(31)を介して電熱線(4)と軟銅
撚線(32)ことを接続し、次いでこの軟銅撚線(32)を主回
路電流の接続導体に結合するようにすれば、組立中にお
ける電熱線(4)の断線の確率が極めて低くなって作業が
容易になる。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したとおり、バイメタルユニットと
主回路電流の接続導体とをバイメタルユニット側に設け
た中継導体と軟銅撚線とを介して接続するように構成し
たので、外部よりの衝撃等の影響でバイメタルユニット
の電熱線の切断が生じる恐れがなく、また組立時におけ
るバイメタルユニットと主回路電流の接続導体との結合
も容易に行なえるようになる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による熱動形過電流継電器
におけるバイメタルユニットの構成を示す図、第2図は
第1図の側面図、第3図は従来の熱銅式過電流継電器の
一例を示す正面断面図、第4図は第3図のA−A断面
図、第5図は同じくB−B断面図、第6図は同じくC−
C断面図、第7図は第3図における可動接触子を示す斜
視図、第8図は同じく作動レバーを示す斜視図、第9図
および第10図は第3図における常開接点手段の動作を
示す図、第11図は従来の熱動形過電流継電器における
バイメタルユニットの一例を示す構成図である。 図において、(3)はバイメタル、(4)は電熱線、(16)可動
接触子、(21)はクロスバー、(24)は常開固定接触子、(2
5)は常開可動接触子、(26)はリセットバー、(31)は中継
部材、は(32)は軟銅撚線。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの主回路電流が流れる電熱線と、こ
    の電熱線に巻回されたバイメタルと、上記モータが過負
    荷状態になると上記バイメタルの弯曲によって反転動作
    する常閉接点とを備える熱動形過電流継電器において、
    上記バイメタルの端部の外周に電導体で形成された中継
    部材を設け、上記主回路電流の接続導体と上記中継部材
    とを軟銅撚線によって、また上記電熱線の端部は直接上
    記中継部材にそれぞれ接合して、上記主回路電流の接続
    導体と上記電熱線とを接続したことを特徴とする熱動形
    過電流継電器。
JP7618386U 1986-05-22 1986-05-22 熱動形過電流継電器 Expired - Lifetime JPH069436Y2 (ja)

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JP7618386U JPH069436Y2 (ja) 1986-05-22 1986-05-22 熱動形過電流継電器

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Publication Number Publication Date
JPS62188037U JPS62188037U (ja) 1987-11-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113764236A (zh) * 2021-08-16 2021-12-07 云南电力试验研究院(集团)有限公司 一种高精度防烧毁端子设计方法及断路器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113764236A (zh) * 2021-08-16 2021-12-07 云南电力试验研究院(集团)有限公司 一种高精度防烧毁端子设计方法及断路器

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