JPH0694233B2 - レーザー誘導カラー転写画像の形成方法 - Google Patents

レーザー誘導カラー転写画像の形成方法

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JPH0694233B2
JPH0694233B2 JP28647591A JP28647591A JPH0694233B2 JP H0694233 B2 JPH0694233 B2 JP H0694233B2 JP 28647591 A JP28647591 A JP 28647591A JP 28647591 A JP28647591 A JP 28647591A JP H0694233 B2 JPH0694233 B2 JP H0694233B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機より得られる印
刷画像を表すのに用いられるカラー画像を得るための感
熱色素転写方法に関するものであり、より詳細には、色
素汚染を調整するための得られるカラー画像における色
素移動障壁層の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】インク・オン・ペーパー(ink-on-paper)
印刷による連続階調(写真)画像の外観を近づけるため
に、商業印刷産業はハーフトーン印刷として知られてい
る方法にたよっている。ハーフトーン印刷では、写真印
刷で実施されているように色濃度を均一に変化させる代
わりに、同一の色濃度であるが種々のサイズの網点の印
刷パターンにより色濃度の階調が作成されている。
【0003】印刷機の運転を開始する前にカラープルー
フ画像を得ることに、重要な商業上の必要性が存在す
る。カラープルーフが、印刷機で得られる印刷物の画像
品質、細部、カラートーンスケール、および多くの場合
にハーフトーンパターンを正確に表すであろうことは望
ましい。インク印刷されたフルカラー画像を作り出すの
に必要な操作順序において、プルーフは、最終の3種以
上の印刷版もしくはシリンダーが製造されるカラー分解
データの精度を調べることも必要とされる。従来より、
このようなカラー分解プルーフは、最終フルカラー画像
を集成する前に、多くの露光および処理段階を必要とす
るハロゲン化銀写真硬調リス系または非ハロゲン化銀感
光系を必要としてきた。例えば、Ngらの米国特許第
4,600,669号明細書は、電子写真カラープルー
フ系を開示する。
【0004】1991年4月23日に出願された特願平
3−92130号明細書には、原画像の直接デジタルハ
ーフトーンカラープルーフを作製するための感熱色素転
写方法が記載されている。プルーフは、印刷機より得ら
れる印刷カラー画像を検討するのに用いられる。その明
細書に記載される方法は、下記工程を含んでなる。 a)原画像の形状およびカラースケールを表す一連の電
気信号を発生させる工程、 b)色素層および赤外吸収材料をその上に担持する支持
体を含んでなる色素供与体素子をポリマー色素画像受容
層をその上に担持する支持体を含んでなる第1中間色素
受容素子と接触させる工程、 c)上記信号を用いて、ダイオードレーザーにより色素
供与体素子を像様加熱することにより色素画像を第1色
素受容素子へ転写する工程、そして d)印刷カラー画像と同様の基板を担持する第2最終色
素画像受容素子に色素画像を転写する工程。
【0005】上記特願平3−92130号明細書に示さ
れるように、中間色素受容素子は、最終カラープルーフ
を得るために、次の第2受容素子への転写に用いられ
る。これは、トナーを用いて誘電性支持体上にコンポジ
ットカラー画像を形成し、次いで印刷操作より予測され
るカラー印刷を模造するように、基板へカラー画像およ
び支持体を積層する工程を公表しているNg他の電子写
真カラープルーフ系(上記参照)と同様である。両者の
方法では、第2もしくは最終受容素子は実際の印刷操作
に用いられるものと同様の基板を担持できる。これは、
実際の印刷操作で得られるであろう印刷画像の外観およ
び感触と非常に近似するカラープルーフを得ることを可
能にする。多種多様の基板が、カラープルーフ(第2受
容体)を製造するのに使用できるとはいえ、ただ1種の
中間受容体を使用することのニーズが存在する。
【0006】感熱色素転写カラープルーフについては、
中間受容体は色素の汚染や結晶化を伴うことなく効率の
良い色素取り込みを最適化できる。再転写工程では、色
素および受容体バインダーを共に第2受容体へ転写して
もよく、または第2受容体が色素に対して感受性である
場合には色素を単独で転写してもよい。好ましくは、色
素を単独で最終受容体へ再転写する場合に低減するかも
しれない画像の鮮明さおよび全体の品質を維持するため
に、色素および受容体バインダーは同時に最終カラープ
ルーフ受容体へ転写される。これは分離可能な誘電性ポ
リマー支持体層を電子写真素子由来のコンポジットトナ
ー画像と共に最終受容体基板へ転写する工程を公表して
いるNg他の電子写真カラープルーフ系と同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような感熱色素
転写カラープルーフ系が実質的な長所を有するとはい
え、転写された色素、および中間受容体のバインダーが
同時に最終カラープルーフ原紙へ転写される場合でさ
え、色素画像の展開もしくは汚染の問題が、転写された
バインダーから原紙に色素がマイグレートする(以下、
移動する)ことに起因しておこり得るということが見い
出された。特に、このような画像汚染は、かかるパター
ンを形成するのに用いられる微小網点の寸法を考慮する
とハーフトーンパターンに対して有害であり得る。この
ような色素汚染の問題点を最小にして各種のプリンタの
原紙に適用できる高品質カラープルーフを得るための感
熱色素転写方法を提供することが望ましいであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの及びそ
の他の目的は、レーザー誘導カラー転写画像を形成する
に当って、下記の工程: (a)支持体と該支持体の上方に施された、ポリマーバ
インダ中に分散せしめた画像色素を含みかつ赤外吸収物
質を内部に有する色素層とを含んでなる色素供与体素子
を、レーザーを用いて像様加熱し、そして色素画像を中
間の色素受容素子の色素画像受容ポリマー層へ転写する
ことによって、前記色素画像受容ポリマー層において感
熱色素転写画像を形成する工程; (b)セルロース誘導体、ポリカーボネート、ポリビニ
ルアセテート、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリ
ル)、ポリ(スルホン)、ポリビニルアセタール、ポリ
(フェニレンオキシド)、ポリウレタン、ポリエステ
ル、ポリ塩化ビニル及びポリ(カプロラクトン)からな
る群から選ばれた少なくとも1種類の材料からなる色素
移動障壁層を紙基材(以下、基板ともいう)の1つの面
に施す工程;並びに (c)画像形成後の色素画像受容ポリマー層を、上方に
施された色素移動障壁層を有する紙基材の該障壁層の面
に転写する工程、を含んでなることを特徴とする方法に
よって達成される。画像形成色素画像受容ポリマー層を
転写する前に、あらかじめ色素移動障壁層を紙基材へ塗
布することにより、紙への色素の移動に起因する色素汚
染および拡散が除去されて高品質カラー画像を得ること
ができる。
【0009】
【具体的な態様】本発明方法で用いられる色素供与体素
子は熱転写可能な色素含有層をその上に担持する支持体
を含む。顔料よりもむしろ色素供与体中での色素の使用
は、種々の印刷インクに対して色相および色彩の近似を
可能にする色相および色彩の広範な選択を可能にし、そ
して所望であれば1回以上画像を受容体へ容易に転写で
き、また、色素の使用は、いずれか所望のレベルへの容
易な濃度変更を許容する。
【0010】いずれの色素も、加熱処理によって色素受
容層へ転写できる本発明で使用される色素供与体に用い
られうる。特に良好な結果が、昇華性色素、例えば、米
国特許第4,541,830号、同4,698,651
号、同4,695,287号、同4,701,439
号、同4,757,046号、同4,743,582
号、同4,769,360号および同4,753,92
2号明細書に記載されるようなもので得られてきた。色
素は単独でまたは組み合わせて使用してよい。
【0011】印刷産業のカラープルーフでは、Internat
ional Prepress Proofing Aaaociation により提供され
るプルーフインク基準を一致できることは重要である。
これらのインク基準は、標準4色工程インクで作製され
る濃度パッチであり、SWOP(Specifications Web O
ffset Publications) 色基準(Color References)として
既知である。ウェッブオフセットプルーフ用のインクの
色測定における追加資料については、「Advances in Pr
inting Science and Technology 」、Proceedings of t
he 19th International Conference of Printing Resea
rch Institutes,Eisenstadt 、オーストリア、1987年6
月、J.T.LingおよびR.Warner、55ページを参照された
い。
【0012】本発明で使用される色素供与体素子の色素
は、付着量約0.05〜約1g/m 2 の範囲内で用いら
れ、そしてポリマーバインダー、例えば、セルロース誘
導体(例えば、酢酸水素フタル酸セルロース、酢酸セル
ロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロ
ース、三酢酸セルロースもしくは米国特許第4,70
0,207号明細書に記載されるいずれかの材料);ポ
リカーボネート;ポリビニルアセテート;ポリ(スチレ
ン−コ−アクリロニトリル);ポリ(スルホン);ポリ
ビニルアセタール{例えば、ポリ(ビニルアルコール−
コ−ブチラール)もしくはポリ(フェニレンオキシド)
に分散される。上記バインダーは、付着量約0.1〜約
5g/m2 の範囲内で用いてよい。色素供与体素子の色
素層は、支持体上へ塗布するか、または印刷技法、例え
ば、グラビア法により支持体上に印刷してもよい。
【0013】寸法安定法を有し、昇華性色素を転写する
のに必要とされる加熱に耐えうるいずれかの材料が、本
発明で使用される色素供与体素子用の支持体として使用
できる。このような材料としては、ポリエステル{例え
ば、ポリ(エチレンテレフタレート)};ポリアミド;
ポリカーボネート;セルロースエステル(例えば、酢酸
セルロース);フッ素ポリマー{例えば、フッ化ポリビ
ニリデンもしくはポリ(テトラフルオロエチレン−コ−
ヘキサフルオロプロピレン)};ポリエーテル(例え
ば、ポリオキシメチレン);ポリアセタール;ポリオレ
フィン(例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンもしくはメチルペンタンポリマー);ならびに
ポリイミド(例えば、ポリイミド−アミドおよびポリエ
ーテルイミド)が挙げられる。一般的に支持体は、約5
〜約200μmの厚さを有する。また、所望であれば、
例えば、米国特許第4,695,288号もしくは同
4,737,486号明細書に記載されるこれらの材料
のように、支持体に下塗り層を塗布してもよい。
【0014】本発明方法で用いられる中間もしくは第1
色素受容素子は、支持体上に色素画像受容層を担持する
ものを含有する。支持体は、ポリマーフィルム、例え
ば、ポリ(エーテルスルホン)、ポリイミド、セルロー
スエステル(例えば、酢酸セルロース)、ポリ(ビニル
アルコール−コ−アセタール)もしくはポリ(エチレン
テレフタレート)であってもよい。中間支持体の厚さは
臨界的ではないが、充分な寸法安定性を提供すべきであ
る。一般的には、5〜500μmのポリマーフィルム支
持体が用いられる。中間色素受容素子支持体は、透明、
不透明および/または拡散反射もしくは鏡面反射であっ
てもよい。色素画像受容層において色素画像を形成させ
るのにレーザー系を用いる場合には、不透明支持体(例
えば樹脂塗布紙)ならびに反射支持体(例えば金属塗布
ポリマーフィルム)が好ましい。
【0015】色素画像受容層は、例えば、ポリカーボネ
ート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、
セルロースエステル(例えば、酢酸酪酸セルロースもし
くは酢酸プロピオン酸セルロース)、ポリ(スチレン−
コ−アクリロニトリル)、ポリ(カプロラクトン)、ポ
リビニルアセタール{例えば、ポリ(ビニルアルコール
−コ−ブチラール)}ならびにそれらの混合物または第
2受容体へ付着するいずれか他の通常のポリマー色素受
容体材料を包含してもよい。色素画像受容層は、意図す
る目的に有効的ないずれの量を存在させてもよい。一般
的には、約0.2〜約5g/m2 の濃度で良好な結果が
得られてきた。
【0016】本発明で使用される色素供与体素子は、色
素を中間受容体へ転写するために加熱する種々の方法で
使用されうる。例えば、抵抗性熱ヘッドもしくはレーザ
ーが用いられうる。レーザーを用いる場合には、その小
さなサイズ、低い経費、安定性、信頼性、耐久性および
調節の容易さの点でかなりの利点を与えるのでダイオー
ドレーザーを使用することが好ましい。実際に、いずれ
かのレーザーが色素供与体素子を加熱するために使用さ
れうる前は、素子が赤外吸収物質を含有させねばならな
かった。次いでレーザー輻射線が色素層へ吸収され、内
部転換として既知である分子プロセスにより熱へ転換さ
れる。
【0017】本発明で使用される色素供与体から色素を
転写するのに用いられうるレーザーは、市販されてい
る。例えば、レーザーモデル(Laser Model)SDL-2420-H
2(Spectro Diode Labs) もしくはレーザーモデル(Lase
r Model)SLD 304 V/W(Sony Corp.) が使用できる。上記
方法では、多色色素供与体が、最終画像で望まれるよう
な数多くの色彩を得るために組み合わせて用いられるか
もしれない。例えば、フルカラー画像については、4
色;シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックが通常
用いられる。
【0018】従って、本発明方法の好ましい態様では、
色素が加熱されて、原画像のカラーを再現するのに色素
受容層上で色素の存在が必要とされる領域のみで揮発化
が生ずるため、赤外吸収物質を含有する色素をダイオー
ドレーザーで像様加熱して色素を揮発させることにより
色素画像が転写される。上記ダイオードレーザー光線
は、原画像の形状および色彩を表す一連の信号により調
節されている。
【0019】色素転写の間に色素供与体を色素受容体よ
り分離するために、上記レーザープロセスで色素供与体
の色素層上の分離層にスペーサービーズを使用してもよ
く、それによってその均一性および濃度が増強される。
この発明は、米国特許第4,772,582号明細書に
より詳細に記載されている。あるいはスペーサービーズ
は、米国特許第4,876,235号明細書に記載され
るように色素受容体の受容層の中にまたはその上に使用
してもよい。所望であれば、スペーサービーズにポリマ
ーバインダーを塗布してもよい。
【0020】本発明のさらに好ましい態様では、炭素不
純物由来の画像色素の色彩の彩度の低減を避けるため
に、色素供与体素子にはカーボンブラックの代わりに赤
外吸収色素が使用される。また、吸収色素の使用は、不
充分な炭素分散による不均一性の問題も回避する。例え
ば、シアニン赤外吸収色素は、米国特許第4,973,
572号明細書に記載されるように使用されうる。使用
できる他の材料は、米国特許第4,912,083号、
同4,942,141号、同4,948,776号、同
4,948,777号、同4,948,778号、同
4,950,639号、同4,950,640号、同
4、952,552号、同5,019,480号、同
5,034,303号、同5,035,977号および
同5,036,040号明細書に記載されている。
【0021】前述のように、第1色素受容素子上に色素
画像が得られた後、最終カラー画像を得るために第2も
しくは最終受容素子へそれを再転写する。最終受容素子
は色素移動障壁層を塗布された紙基板を含有する。基板
の厚さは臨界的ではなく、実際に印刷機を操作する上で
得られる印刷が最も近似するように選択されうる。最終
受容素子(カラープルーフ)に用いられる基板の具体例
としては、下記、アドプルーフ{Adproof(商標) }(App
leton Paper)、フロコートカーブ{Flo Kote Cove(商
標) }(S.D.Warren Co.)、チャンピオンテキストウェッ
ブ{Champion Textweb(商標) }(Champion Paper C
o.)、クインテェッセンスグロス{Quintessence Gloss
(商標) }(Potlatch Inc.) 、ビンテージグロス{Vint
age Gloss(商標) }(Potlatch Inc.) 、クロムコート
{Khrome kote(商標) }(Champion PaperCo.)、コンソ
リスグロス{Consolith Gloss(商標) }(Consolidated
Papers Co.) およびマウンティマット{Mountie Matte
(商標) }(Potlatch Inc.) が挙げられる。
【0022】色素移動障壁層は、転写されたハーフトー
ン色素画像網点が移動することにより紙基板へ展開する
可能性を制限するいずれの材料であってもよい。一般的
に有用な材料としては、上述の色素供与体素子の色素層
においてポリマーバインダーとして用いられるもの、な
らびに中間色素受容素子の色素画像受容層用に用いられ
るポリマー類が挙げられる。色素移動障壁層が、紙基板
への色素画像の移動に対して充分な防護を提供するのに
はまだ充分に厚いとはいえ、最終カラー画像の出現に影
響を及ぼさないように薄いことが好ましい。一般的に
は、0.1〜5g/m2 の付着範囲がポリマー色素移動
障壁層には好ましい。
【0023】色素移動障壁層は,いずれかの通常の方
法、例えば、押出塗布、溶剤塗布もしくは積層によって
紙基板へ塗布してもよい。好ましい態様では、色素移動
障壁層が支持体上へ塗布されるポリマー層であり、次い
でそれは紙基板へ積層される。次いでその支持体が色素
移動障壁層より分離されうる。このような層の塗布は、
例えば、紙基板ならびに支持体を担持したポリマー色素
移動障壁層を一対の加熱されたローラーの間を通過させ
て積層体を形成し、次いで支持体を剥離することにより
達成できる。また、色素移動障壁層をそれが担持する支
持体から最終受容体基板へ転移する他の方法が、例え
ば、加熱された定盤、抵抗熱ヘッド、他の通常の加圧お
よび/または加熱操作ならびに外部加熱などを用いて使
用できる。分離を促進するために、剥離剤を色素移動障
壁層とそれが担持する支持体の中にまたはそれらの間に
含めてもよい。例えば、通常のシリコーン基材もしくは
親水性セルロース材料を用いてもよい。色素移動障壁層
用の有用な支持体としては、中間色素受容素子について
上記に列挙されるものが挙げられる。
【0024】画像を形成した中間色素画像受容層を、例
えば、加熱された定盤の使用、抵抗熱ヘッドの使用、加
圧および/または加熱の他の型の使用ならびに外部加熱
などにより2つの加熱されたローラーの間に通過させ、
色素移動障壁層へ付着した画像形成中間色素画像受容層
と積層体を形成させる同様の方法で最終受容体(色素移
動障壁層を担持するカラープルーフ基板)へ転写しても
よい。紙基板へ積層してから、中間受容体素子支持体を
色素画像受容層より分離する。また、上述のような剥離
剤を、分離を促進するために中間受容体支持体と色素画
像受容層の間に含めてもよい。
【0025】前述のように、原画像の形状および色彩を
表す一連の電気信号を発生させる。これは、例えば原画
像を走査して画像をフィルターへ通過させ、所望の原色
(赤、青および緑)へ画像を分解し、次いで光エネルギ
ーを電気エネルギーへ変換することにより実施できる。
次いで電気信号をコンピューターにより変性させて、ハ
ーフトーンカラープルーフを形成するのに用いられる色
分解データを作製する。電気信号を得るために原稿の対
照物を走査する代わりに、信号をコンピューターによっ
て発生させてもよい。この方法は、Graphic Arts Manua
l,Janet Field 編集、Arno Press、ニューヨーク、1980
(358 ff ページ) により詳細に記載されている。
【0026】本発明で使用される色素供与体素子は、シ
ート状でまたは連続的なロール状もしくはリボン状で用
いてもよい。連続的なロールもしくはリボンを使用する
場合、異なる色素もしくは色素混合物、例えば、昇華性
のシアン色素および/またはイエロー色素および/また
はマゼンタ色素および/またはブラック色素あるいは他
の色素の別の領域を有してもよい。
【0027】下記例は、本発明の具体的な態様の例であ
る。 1)色素移動障壁層が、ポリマー層を含んでなる特許請
求した方法。
【0028】2)ポリマー色素移動障壁層が、熱積層に
より紙基板へ塗布される具体的な態様(1)の方法。
【0029】3)工程(b)が、ポリマー色素移動障壁
層を支持体の一表面上に担持するその支持体を含んでな
る素子を、その障壁層が紙基板に付着するように紙基板
へ積層し、その後その支持体をその障壁層より分離する
工程を含んでなる具体的な態様(1)の方法。
【0030】4)中間受容体素子が、色素画像受容層を
中間支持体の一表面上に担持するその中間支持体を含ん
でなり、そして工程(c)が、中間受容体素子を、画像
形成色素画像受容層が色素移動障壁層に付着するように
紙基板へ積層し、その後その中間支持体をその色素画像
受容層より分離する工程を含んでなる特許請求された方
法。
【0031】5)色素移動障壁層が、ポリマー層を含ん
でなる具体的な態様(4)の方法。
【0032】6)ポリマー色素移動障壁層が、熱積層に
より紙基板へ塗布される具体的な態様(5)の方法。
【0033】7)工程(b)が、ポリマー色素移動障壁
層を支持体の一表面上に担持するその支持体を含んでな
る素子を、その障壁層が紙基板に付着するようにその紙
基板へ積層し、その後支持体をその障壁層より分離する
工程を含んでなる具体的な態様(5)の方法。
【0034】8)ポリマー色素移動障壁層およびポリマ
ー色素画像受容層の両層が同一ポリマーを含んでなる具
体的な態様(7)の方法。
【0035】9)ポリマーが、ポリ(ビニルアルコール
−コ−ブチラール)である具体的な態様(8)の方法。
【0036】10)ポリマー色素移動障壁層およびポリ
マー色素画像受容層が、異なるポリマーを含んでなる具
体的な態様(7)の方法。
【0037】11)工程(a)が、下記の工程を含んで
なる特許請求された方法。 (i)原画像の形状および色彩スケールを表す一連の電
気信号を発生させる工程、(ii)色素層および赤外吸収
材料を支持体の上に担持するその支持体を含んでなる色
素供与体素子を、ポリマー色素画像受容層を中間支持体
の上に担持するその中間支持体を含んでなる中間色素受
容素子と接触させる工程、ならびに(iii)その信号を用
いて、ダイオードレーザーにより色素供与体素子を像様
加熱することにより、色素画像を中間色素受容素子へ転
写する工程。
【0038】12)感熱色素転写画像が、ハーフトーン
カラー画像を含んでなる具体的な態様(11)の方法。
【0039】13)感熱色素転写画像が、ハーフトーン
カラー画像を含んでなる特許請求された方法。
【0040】14)色素移動障壁層が、ポリマー層を含
んでなる特許請求されたカラー画像。
【0041】15)ポリマー色素移動障壁層およびポリ
マー色素画像受容層の両層が、同一のポリマーを含んで
なる具体的な態様(14)のカラー画像。
【0042】16)ポリマーがポリ(ビニルアルコール
−コ−ブチラール)である具体的な態様(15)のカラ
ー画像。
【0043】17)ポリマー色素移動障壁層およびポリ
マー色素画像受容層が、異なるポリマーを含んでなる具
体的な態様(14)のカラー画像。
【0044】18)感熱色素転写画像が、ハーフトーン
カラー画像を含んでなる特許請求されたカラー画像。
【0045】
【実施例】本発明をさらに具体的に説明するために下記
例を提供する。例1 色素供与体素子、A、を、厚さ100μmのポリ(エチ
レンテレフタレート)支持体上に、ポリ(アクリロニト
リル−コ−ビニリデンクロリド−コ−アクリル酸)(重量
比14:79:7)(0.07g/m2 )の下塗り層なら
びにジクロロメタンから酢酸プロピオン酸セルロースバ
インダー(2.5%アセチル、45%プロピオニル)
(0.27g/m2 )中下記マゼンタ色素(0.27g
/m2 )と下記シアニン赤外吸収色素(0.054g/
2 )の色素層を塗布することにより製造した。
【0046】
【化1】
【0047】
【化2】
【0048】中間色素受容素子を、下塗りをしていない
厚さ100μmのポリ(エチレンテレフタレート支持体
上に、1,1,2−トリクロロエタンおよびジクロロメ
タン溶剤混合物からBatvar(商標)76ポリ(ビニルア
ルコール−コ−ブチラール)バインダー(Monsanto Comp
any)(4.0g/m2 )中架橋ポリ(スチレン−コ−ジ
ビニルベンゼン)ビーズ(平均径14ミクロン)(0.1
1g/m2 )、トリエタノールアミン(0.09g/m
2 )およびDC−510(商標)シリコーン流体(Silic
one Fluid)(Dow CorningCompany)(0.01g/m2
の層を塗布することにより製造した。
【0049】第2もしくは最終受容素子を、印刷機より
得られる印刷インク画像に用いられる基板を提供する原
紙上に製造した。上記中間受容素子に用いられるものと
同様に、厚さ100μmのポリ(エチレンテレフタレー
ト)支持体上にポリ(ビニルアルコール−コ−ブチラー
ル)バインダー中ポリ(スチレン−コ−ジビニルベンゼ
ン)ビーズおよびシリコーン流体の塗布層を、120℃
に加熱された一連の稼動ローラーに1回通過させること
によりAdproof(商標)(Appleton Paper)60ポンド(2
7.24kg)原紙に積層した(中間受容体のポリマー塗
布側面を原紙と接触させた)。その原紙の一表面上にポ
リ(ビニルアルコール−コ−ブチラール)の色素移動障
壁層を残してポリ(エチレンテレフタレート)支持体を
剥離して放棄した。
【0050】対照第2もしくは最終受容素子として、い
ずれかの色素移動障壁層を担持させないAdproof(商標)
原紙を用いた。画像の半分を覆うようにタッチングコー
ナーを用いて59線/cm(150線/インチ)スクエア
ドットパターンのハーフトーン試験画像を、イメージン
グ用として入力するためにコンピューターにより形成し
た。Graphic Arts Manual,Janet Tield 他、Arno Pres
s:ニューヨーク,1980,358 ffページを参照されたい。
【0051】単色ハーフトーン画像を、下記のように色
素供与体から中間受容体上へ、米国特許第4,876,
235号明細書に記載されるようなレーザーイメージン
グ・デバイスを用いて印刷した。そのレーザーイメージ
ング・デバイスは、トランスレーションステージ(tran
slationstage) 上に取り付けられ、色素供与体層上に焦
点を合わせられたレンズ集成体と接続したシングルダイ
オードレーザーからなるものであった。
【0052】中間色素受容素子は、受容層を外側に向け
たままダイオードレーザーイメージング・デバイスのド
ラムに固定した。色素供与体素子を色素受容素子と向か
い合わせに接触させて固定した。使用したダイオードレ
ーザーは、Spectra Diodo Labs No.SDL-2430-H2 であ
り、各々光ファイバーの末端において波長816nmおよ
び公称出力250ミリワットを有するレーザー光線の出
力用のまとめて取り付けられた光ファイバーを担持す
る。光ファイバーのへき開面(コア直径100ミクロ
ン)が、トランスレーションステージに取り付けられた
倍率0.33のレンズ集成体を用いて色素供与体の平面
上に画像形成して公称スポット寸法33ミクロンおよび
焦点面での総実測出力115ミリワットを与えた。
【0053】ドラム(外周312mm)を500rpm で回
転させてイメージング電子装置を作動させた。マイクロ
ステッピングモーターにより回転する親ねじを用いて色
素供与体を横切るようにトランスレーションステージを
前進させたところ、中心−中心線距離14ミクロンが得
られた(1センチメートル当り714線、または1イン
チ当り1810線)。明度50%の均一ドットパターン
のハーフトーン画像(ドット領域およびクリアー領域が
等領域である)が得られた。
【0054】画像形成後、中間受容体を色素供与体から
分離した。得られた画像は、約1cm幅のマゼンタ色素ス
クエアドットパターンからなるものであった。この画像
形成中間受容体を、原紙上にポリマーオーバー層を担持
する最終受容体に120℃に加熱された一連の稼動ロー
ラーを1回通過させることにより積層した。中間受容体
のポリ(エチレンテレフタレート)支持体を剥離して放
棄した。従って、これらの積層およびイメージング工程
は、原紙上の2つの積層されたポリ(ビニルアルコール
−コ−ブチラール)層の間にまたはその中にハーフトー
ン色素画像を形成させた。
【0055】画像汚染もしくはドットパターンの展開
は、インキュベーション前および後に大口径濃度計を用
いて積算された画像濃度を測定することにより評価し
た。ハーフトーン画像スクエアドットパターンは、単に
59線/cmであったが、またはパターンの各スクエアの
一辺が0.012cmであり、濃度計の開口測定値が0.
5cmもしくは0.2cm2 であった。従って、ドットの明
部および暗部の両者を含む700ドット領域に亘って濃
度計で平均濃度を読み取った。画像ドットが展開する場
合、被覆力に増加が認められ、そしてステータスAグリ
ーン濃度にも増加が認められる。画像展開もしくはドッ
ト寸法に変化がなければ、濃度に変化は現われない。ま
た、拡大鏡を用いるインキュベーション前後の試料の実
験は、この試験の有効性を確認するものであった。比較
画像展開を、転写後ステータスAグリーン濃度を読み取
り、49℃、RH50%、7日間インキュベーション後
に同一領域の濃度との差を測定することにより評価し
た。配置誤差を削除して3〜5個の選別濃度測定値を平
均した。下記結果が得られた(表I)。
【0056】
【表1】
【0057】上記データは、画像形成ポリマー受容体層
が、同一ポリマーの色素移動障壁オーバー層を担持する
原紙受容体に積層される場合、このようなオーバー層を
担持しない原紙受容体と比較して感熱転写ドット画像の
画像汚染が最少であることを示している。また、ポリマ
ーオーバー層を担持する最終受容体は、対照とは異なっ
て、受容体の背面にはいずれの色素移動の形跡も示さな
かった。
【0058】例2 本例は、色素供与体に異なる色素を用いる以外は例1と
同様に実施した。色素供与体素子を、例1のマゼンタ色
素の代わりに各下記色素(0.27g/m2 )を塗布す
る以外は、バインダー中画像形成色素およびシアニン赤
外吸収色素を用いて例1のように製造した。
【0059】
【化3】
【0060】
【化4】
【0061】
【化5】
【0062】
【化6】
【0063】
【化7】
【0064】
【化8】
【0065】
【化9】
【0066】中間色素受容素子を例1に記載されるよう
に製造した。最終受容素子を例1に記載されるように積
層した。使用した原紙はAdproof(商標)(Appleton Pape
r)60 ポンド(27.24kg)原紙であった。ポリ(ビ
ニルアルコール−コ−ブチラール)は、各々のこれらの
第2受容体のポリマー色素移動障壁オーバー層であり、
また各中間受容体のポリマー色素画像受容層としても使
用した。
【0067】対照第2もしくは最終受容素子は、いずれ
かのポリマーオーバー層を担持させない、上記に列挙さ
れる原紙のみからなる。単色明度50%ハーフトーン画
像を、各色素供与体から中間受容体上へ例1に記載され
るようなレーザー色素転写により形成した。ポリマーオ
ーバー層を担持する原紙もしくは対照原紙のどちらかへ
の積層は、例1に記載されるように実施した。同様の濃
度測定評価を、ステータスAレッド、グリーンもしくは
ブルー濃度が、色素がシアン、マゼンタもしくはイエロ
ーであるかどうかによって測定される以外は、例1に記
載されるようにインキュベーション後に実施した。下記
結果が得られた(表II)。
【0068】
【表2】
【0069】*この濃度の負の値は、測定誤差の範囲内
でありゼロと考えられる。上記データは、汚染が、ハー
フトーンドット画像として中間受容体から原紙受容体へ
転写される各種の色素に伴う問題であることを示してい
る。汚染に対するすべての色素の傾向が、2つの積層さ
れたポリマーオーバー層の間にまたはその中にハーフト
ーン画像を形成するために、中間受容体に積層されるポ
リマー層を担持する受容体の使用により最少限にとどめ
られる。
【0070】例3 本例は、中間受容体および第2受容体に異なるポリマー
を用いる以外は例2と同様に実施した。しかしながら、
画像形成後、その同一のポリマーを共に積層した。色素
供与体素子、DおよびFを例2に記載されるように製造
した。
【0071】中間色素受容素子を、異なるポリマーを用
いる以外は例1に記載されるように製造した。ある受容
体に用いたポリマーはポリ(ビニルアルコール−コ−ベ
ンザール)(57モル%ベンザール、40モル%ヒドロキ
シル、3モル%アセテート、分子量=約120〜15
0,000)(2.2g/m2 )であった。ポリ(ビニル
アルコール−コ−ベンザール)は、ポリマーのポリビニ
ルアセタールクラスの別の例である。これらの型のポリ
マーの製造方法は、Kirk-Othmer,Encyclopedia of Chem
ical Technology Vol.23、801 ページに記載されてい
る。他の受容体に用いられるポリマーは、酢酸酪酸セル
ロース(2%アセチル、50%ブチリル)(2.2g/m
2 )であった。
【0072】第2もしくは最終受容体素子は、これらの
ポリマーを紙基板上へ積層することにより例1と同様に
製造した。ポリ(ビニルアルコール−コ−ベンザール)
用の原紙はAdproof(商標)(Appleton Papers)60ポンド
(27.24kg)原紙であり、酢酸酪酸セルロース用の
原紙はQuintessence Gloss(商標)(Potlatch Co.)80 ポ
ンド(36.32kg)原紙であった。対照第2もしくは
最終受容素子は、いずれのポリマーオーバー層も担持さ
せない2種の原紙のみからなる。
【0073】単色明度50%ハーフトーン画像を、各色
素供与体から中間受容体上へ例1に記載されるようなレ
ーザー色素転写により形成した。ポリマー層を担持する
原紙もしくは対照原紙のどちらかへの積層は、例1に記
載されるように実施した。同様の濃度測定評価を、例1
に記載されるようにインキュベーション後に実施して、
ステータスAレッドもしくはブルー濃度をその色素に対
応させて測定した。下記結果が得られた(表III)。
【0074】
【表3】
【0075】(I)シアン色素画像を伴なうポリ(ビニ
ルアルコール−コ−ベンザール)の最終受容体/中間受
容体の積層体。 (II) イエロー色素画像を伴なう酢酸酪酸セルロースの
最終受容体/中間受容体の積層体。
【0076】上記データは、転写された色素画像が原紙
上の2枚の積層されたポリ(ビニルアルコール−コ−ベ
ンザール)の層もしくは酢酸酪酸セルロースの層の間に
またはその中に存在する場合にも、画像汚染の生じる程
度が低いことを示している。
【0077】例4 本例は、各中間および第2受容体に個別の異なるポリマ
ーを用いる以外は例3と同様に実施した。従って、画像
形成後、2枚の異なるポリマーを共に積層した。色素供
与体素子、A,DおよびFを例1および2に記載される
ように製造した。
【0078】中間色素受容素子を例3に記載されるよう
に製造した。例3のポリ(ビニルアルコール−コ−ベン
ザール)および酢酸酪酸セルロース受容ポリマーに加え
て、ポリエステルイオノマーを用いて中間受容体を製造
した。具体的な材料は、AQ38(Eastman Organic Ch
emicals)、3種のエステルのテレポリマー{モル比6
7:22:11で、ジエチレングリコールとイソフタル
酸、エチレングリコールとイソフタル酸、5−スルホイ
ソフタル酸(ナトリウム塩)とジエチレングリコールが
反応したもの}である。各々のこれらの受容体ポリマー
を2.2g/m2 で塗布した。
【0079】最終受容素子を、積層によって例1に記載
されるように製造した。すべての場合において、最終受
容体は3種の原紙{Adproof(商標)(Appleton Paper)(60
ポンド(27.24kg));Quintessence Gloss(商標)
(Potlatch Co.)(80ポンド(36.32kg)) ;もしく
はTextweb(商標)(Champion Paper Co) (60ポンド(2
7.24kg)) }の1つに積層されるポリ(ビニルアル
コール−コ−ブチラール)であった。対照第2もしくは
最終受容素子は、いずれかのポリマーオーバー層を担持
させないこれらの3種の原紙のみからなる。
【0080】単色明度50%ハーフトーン画像を、各色
素供与体から中間受容体上へ例1に記載されるうよなレ
ーザー色素転写により形成した。ポリマーオーバー層を
担持する原紙もしくは対照原紙のどちらかへの積層は、
例1に記載されるように実施した。同様に濃度測定評価
を、例1に記載されるようにインキュベーション後に実
施して、ステータスAレッド、ブルーもしくはグリーン
濃度をその色素に対応させて測定した。下記結果が得ら
れた(表IV) 。
【0081】
【表4】
【0082】*実際の濃度測定値は得られなかったが、
画像汚染が視覚的で認められた。 (I)シアン色素画像を伴なうポリ(ビニルアルコール
−コ−ブチラール)の最終受容層/ポリ(ビニルアルコ
ール−コ−ベンザール)の中間受容層の積層体(最終受
容体層をAdproof(商標)Paper上に積層) 。 (II) イエロー色素画像を伴なうポリ(ビニルアルコー
ル−コ−ブチラール)の最終受容層/酢酸酪酸セルロー
スの中間受容体の積層体(最終受容体層をQuintessence
(商標)Paper上に積層) 。 (III)マゼンタ色素画像を伴なうポリ(ビニルアルコー
ル−コ−ブチラール)の最終受容層/ポリエステルイオ
ノマーAQポリマーの中間受容体の積層体(最終受容体
層をTextweb(商標)Paper上に積層) 。
【0083】上記データは、転写される色素画像が原紙
上の2枚の異なる積層された層の間にまたはその中に存
在する場合には、画像汚染の生じる程度が低いことを示
している。
【0084】
【発明の効果】感熱色素転写画像形成ポリマー色素画像
受容層を転写する前に色素移動障壁層を紙基板へ塗布す
ることによって、紙への色素移動に起因する色素汚染お
よび展開が除去でき、そして高品質カラー画像を得るこ
とができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−74393(JP,A) 特開 平2−88294(JP,A) 特開 昭62−21590(JP,A) 特開 昭62−53888(JP,A) 特開 昭62−109686(JP,A) 特開 昭62−257886(JP,A) 特開 昭63−17087(JP,A) 特開 昭63−17091(JP,A) 特開 昭63−173693(JP,A) 実開 昭62−50970(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)支持体と該支持体の上方に施され
    た、ポリマーバインダ中に分散せしめた画像色素を含み
    かつ赤外吸収物質を内部に有する色素層とを含んでなる
    色素供与体素子を、レーザーを用いて像様加熱し、そし
    て色素画像を中間の色素受容素子の色素画像受容ポリマ
    層へ転写することによって、前記色素画像受容ポリマ
    ー層において感熱色素転写画像を形成する工程; (b)セルロース誘導体、ポリカーボネート、ポリビニ
    ルアセテート、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリ
    ル)、ポリ(スルホン)、ポリビニルアセタール、ポリ
    (フェニレンオキシド)、ポリウレタン、ポリエステ
    ル、ポリ塩化ビニル及びポリ(カプロラクトン)からな
    る群から選ばれた少なくとも1種類の材料からなる色素
    移動障壁層を紙基の1の面に施す工程;並びに (c)画像形成後の色素画像受容ポリマー層を、上方に
    施された色素移動障壁層を有する紙基材の該障壁層の面
    に転写する工程、を含んでなるレーザー誘導カラー転写
    画像の形成方法。
JP28647591A 1990-10-31 1991-10-31 レーザー誘導カラー転写画像の形成方法 Expired - Lifetime JPH0694233B2 (ja)

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