JPH0693797A - 型枠清掃具及びそれを用いたコンクリート型枠のケレン装置 - Google Patents

型枠清掃具及びそれを用いたコンクリート型枠のケレン装置

Info

Publication number
JPH0693797A
JPH0693797A JP4245313A JP24531392A JPH0693797A JP H0693797 A JPH0693797 A JP H0693797A JP 4245313 A JP4245313 A JP 4245313A JP 24531392 A JP24531392 A JP 24531392A JP H0693797 A JPH0693797 A JP H0693797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
cleaning tool
cleaning
concrete
formwork
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4245313A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2909320B2 (ja
Inventor
Yukihisa Inagawa
雪久 稲川
Takeshi Aizaki
毅 相崎
Tsunehide Okubo
常秀 大久保
Naomi Washimi
直美 鷲見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gifu Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17131820&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0693797(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Gifu Industry Co Ltd filed Critical Gifu Industry Co Ltd
Priority to JP4245313A priority Critical patent/JP2909320B2/ja
Publication of JPH0693797A publication Critical patent/JPH0693797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2909320B2 publication Critical patent/JP2909320B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 型枠の清掃品質を確実に向上でき、かつ耐久
性にも優れた型枠清掃具を提供すること。また、このよ
うな型枠清掃具を用いてケレン作業の作業性を向上する
ことができるコンクリート型枠のケレン装置を提供する
こと。 【構成】 このケレン装置10は、型枠清掃具11と駆
動手段と移動手段とを備えている。型枠清掃具11は無
端状の平ベルト14と、その平ベルト14の片面に接着
された複数個の清掃ブラシ材15とからなる。この平ベ
ルト14は、コンクリート型枠6の外周面に巻き付ける
ことが可能である。型枠6の外周面に張設された型枠清
掃具11は、左右一対に設けられた油圧シリンダ16に
より型枠6の周方向に沿って往復動される。また、型枠
清掃具11は、左右一対に設けられたキャプスタンウイ
ンチ装置によって型枠6の長手方向に移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、型枠清掃具及びそれを
用いたコンクリート型枠のケレン装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、従来におけるトンネ
ルの二次覆工作業では、一次覆工がなされたトンネル穴
50の内周面には、所定の間隔を隔ててコンクリート型
枠51が配置される。また、両者50,51間に形成さ
れた僅かな隙間52の部分には、コンクリートが打設さ
れる。そして、このようなコンクリート型枠51は、打
設されたコンクリートを固化するための養生を行った後
に打設面から離脱され、次の位置へと移動される。
【0003】この場合、コンクリート型枠51の外周面
には、硬化したコンクリートが部分的に付着する。この
ような事情があるため、コンクリート型枠51の外壁面
のケレン(清掃)作業を行うことは、二次周壁の表面の
仕上がりを良くするうえで必要不可欠であるとされてい
る。
【0004】そして、従来においては、コンクリート型
枠51の外周面に設けられた複数の検査窓53から作業
者が身を乗り出し、当該外周面をタワシや布等で擦るこ
とによりケレンが行われていた。また、このような人手
によるケレン作業に代わるものとして、近年において
は、動力により型枠清掃具を移動させてコンクリートを
研磨・除去するケレン装置が登場してきている。
【0005】この種のケレン装置としては、例えばロー
プ式やブラシ式の型枠清掃具を備えたものが知られてい
る。ロープ式のケレン装置は、無端状の摺接用ロープと
その摺接用ロープをコンクリート型枠51の外周面に沿
って連続的に周回運動させるための駆動手段とを備えて
いる。
【0006】前記摺接用ロープは型枠51の外周面に張
設された後、型枠51の外周面を周回しつつ型枠51の
長手方向へと移動する。そして、このタイプのケレン装
置を用いた場合、型枠51の外周面に付着したコンクリ
ートは摺接用ロープの摺動作用によって研磨される。
【0007】一方、ブラシ式のケレン装置は、円筒状の
回転ブラシを備えていること、型枠51とトンネル穴5
0との間の隙間52に配設されたケレン装置全体が型枠
51の周方向へ移動するということが主な特徴である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来のケレン装置には、それぞれ次のような問題点を抱え
ていた。
【0009】例えばロープ式のケレン装置に用いられる
摺接用ロープは、比較的値段が高いことに加えて、型枠
51外周面との摺接によってすぐに傷んでしまうという
欠点があった。このことは、ケレン装置のランニングコ
ストの高騰を引き起こす一原因となっていた。
【0010】また、仮に型枠51外周面にコンクリート
が強固に付着している部分がある場合、摺接用ロープが
その上に乗り上げてしまい、その結果、本来研磨される
べき部分が充分に研磨されなくなるという不都合があっ
た。更に、このタイプのケレン装置では、摺接用ロープ
の脱着に極めて手間と時間とがかかり、作業上あまり好
ましくはなかった。しかも、ケレン装置自体の構造も複
雑になり易いという欠点もあった。
【0011】一方、ブラシ式のケレン装置には、その構
造上、装置全体の大型化が避けられないという問題があ
った。このため、トンネル穴50と型枠51との間の約
数十cm程度の狭い間隙52を移動させることは極めて困
難であり、よって装置を活用できる場面はさほど多くな
かった。加えて、ケレンの品質等についても必ずしも満
足のいくものではなかった。
【0012】以上のように、これらの装置を用いたとし
ても、完全なケレン作業を行うことは難しかったため、
最終的には人手による補助的な修正作業等を行うことを
余儀なくされていた。それゆえ、型枠清掃具やケレン装
置を用いたことによるメリットは、実質的にはさほど大
きいものではなく、全体の作業性が向上したとは言い難
かった。
【0013】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、型枠の清掃品質を確実に向上する
ことができると共に、耐久性にも優れた型枠清掃具を提
供することにある。
【0014】また、本発明のもう一つの目的は、かかる
型枠清掃具を用いることにより、装置の構造が複雑でな
いにも関わらず完全なケレン作業を行うことができ、か
つその際の作業性も確実に向上し得るコンクリート型枠
のケレン装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第一の発明では、型枠の外周面に巻き付けること
が可能な長尺材と、その長尺材の表面に付着した研磨材
とからなる型枠清掃具を提案している。
【0016】また、第二の発明では、コンクリート型枠
の外周面に巻き付けることが可能な長尺材と、その長尺
材の表面に付着された研磨材とを備えた型枠清掃具と、
前記型枠の外周面に張設された型枠清掃具を型枠の周方
向に沿って往復動させるための駆動手段と、型枠清掃具
を型枠の長手方向に移動させるための移動手段とからな
るコンクリート型枠のケレン装置を提案している。
【0017】上記のような型枠清掃具を作製する場合、
長尺材をベルトとし、かつそのベルトの片面に複数の研
磨材を固定することが望ましい。また、研磨材を硬度の
異なる少なくとも二種の清掃ブラシ材によって構成し、
前記清掃ブラシ材のうち最も軟質のものを前記型枠と摺
接する部分に配置することも望ましい。
【0018】そして、上記のようなコンクリート型枠の
ケレン装置を作製する場合、長尺材を無端状のベルトと
し、かつそのベルトの片面に複数の清掃ブラシ材を所定
間隔をおいて固定することが望ましい。
【0019】
【作用】長尺材の表面に研磨材を付着させた本発明の型
枠清掃具の構成にすると、従来の摺動用ロープ等に比較
して、型枠外周面の付着物を研磨・除去する能力が高く
なり、型枠の清掃品質も確実に向上する。
【0020】また、長尺材表面の研磨材は、型枠外周面
との摺接から長尺材自体を保護するための保護層として
も機能する。このため、長尺材が傷んだり切断したりす
るような不測の事態も極めて起きにくくなり、結果とし
て型枠清掃具の耐久性が向上する。
【0021】そして、前記構成の型枠清掃具を用いたコ
ンクリート型枠のケレン装置によると、型枠清掃具は、
駆動手段及び移動手段によって型枠の周方向に沿って往
復動しながら長手方向へと移動する。このように型枠清
掃具を往復動させる構成であると、型枠清掃具を周回運
動させる従来方式とは異なり、大きな駆動力は必ずしも
要求されなくなる。
【0022】また、前記長尺材をベルトとし、かつその
ベルトの片面に複数の研磨材を固定することが望まし
い。ベルト状の長尺材にすることは、ロープ状の長尺材
にすることよりも長尺材の強度を向上させるうえでは好
都合だからである。また、このようなベルト状の長尺材
であると、研磨材を確実に固定することができると共
に、研磨面も大きく確保することができ、好適だからで
ある。
【0023】更に、この構成にすると、研磨材のみが型
枠外周面と摺接するため、ベルト自体は型枠外周面と直
接摺接することがない。それゆえ、たとえ研磨材が研磨
によって多少磨耗したとしても、ベルトが傷んだり切断
したりすることがない。従って、耐久性も一層確実に向
上する。
【0024】そして、前記研磨材を硬度の異なる少なく
とも二種の清掃ブラシ材によって構成し、前記清掃ブラ
シ材のうち最も軟質のものを前記型枠と摺接する部分に
配置することも望ましい。
【0025】その理由は、軟質の清掃ブラシ材は硬質の
清掃ブラシ材に比べて変形し易いという性質を有するか
らである。従って、このような清掃ブラシ材を型枠との
摺接部分に配置しておけば、清掃ブラシ材の追従性が向
上し、清掃品質がより一層良くなるからである。なお、
上記のことは、例えばアールの小さな型枠や、表面に突
起等を有する型枠などを円滑にかつ確実にケレンする場
合に都合が良い。
【0026】
【実施例】以下、本発明をトンネル二次覆工作業の際に
使用されるコンクリート型枠のケレン装置に具体化した
一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
【0027】図1には、鋼鉄製のコンクリート型枠6を
トンネル穴1内に設置した状態が示されている。通常、
この種のコンクリート型枠6を設置する場合、トンネル
穴1の内周面には、既にコンクリートの一次周壁2が覆
工されている。また、トンネル穴1の底面には、大型で
重いコンクリート型枠6を確実に支えるためのコンクリ
ート製の路盤3が敷設されている。
【0028】図1に示すように、トンネル穴1の中央に
は、コンクリート型枠6を支えるための支持フレーム4
が長手方向に延びるように配設されている。前記支持フ
レーム4の脚部4cと路盤3との間には、支持フレーム
4を上下動させるための伸縮自在なジャッキ5等が介在
されている。支持フレーム4はその上部に柱4a及び梁
4b等を備えており、コンクリート型枠6はこれらの部
材4a,4bを介して前記支持フレーム4上に組み立て
配置されている。
【0029】なお、図1はコンクリートの打設時を示し
たものであり、このとき前記ジャッキ5は伸展した状態
にある。また、型枠6と一次周壁2とが形成する間隙の
部分には、コンクリートの打設によって二次周壁7が形
成される。
【0030】コンクリート型枠6は、上部枠片6a、中
部枠片6b及び下部枠片6cをそれぞれ上下方向に三段
積み重ねた構造を有している。そして、前記型枠6は、
全体としてトンネル穴1の内径より僅かに小さなアーチ
状に組み立てられている。型枠6の壁面には、開閉可能
な蓋を備えた検査窓8及びコンクリート打設窓9が各々
複数箇所に形成されている。そして、前記二次周壁7を
形成する際のコンクリートは、前記各コンクリート打設
窓9を介して間隙側へ供給される。
【0031】コンクリート型枠6を構成する下部枠片6
cは、伸縮自在な張出用棒ジャッキ(図示略)を介して
支持フレーム4の下部側面に支えられている。図2には
コンクリートの打設が終了して二次周壁7と型枠6とが
離間した状態が示されており、このとき前記下部枠片6
cは型枠6の内側方向へ若干回動する。そして、本発明
のケレン装置10を用いた型枠6のケレン作業は、通常
このような状態のときに実施される。
【0032】次に、本発明のケレン装置10の構成及び
その設置方法等について詳しく説明する。図3に示すよ
うに、ケレン装置10は、型枠6の外周面に張設された
型枠清掃具11と、その型枠清掃具11を動かすための
駆動手段及び移動手段とによって構成されている。
【0033】図3,図6(a)及び図6(b)には、本
実施例における型枠清掃具11が示されている。ここで
は、型枠6の外周面に巻き付けることが可能な長尺材と
して、非環状の平ベルト14が使用されている。この平
ベルト14の片面には、研磨材としての複数個の清掃ブ
ラシ材15が接着剤等によって接着されている。これら
の清掃ブラシ材15は前記平ベルト14の幅とほぼ等し
く、全体として直方体状を呈している。また、平ベルト
14と清掃ブラシ材15とを足した厚さは、型枠6と二
次周壁7とによって形成される間隙Cよりも幾分小さく
なっている。
【0034】図6(a)及び図6(b)に示すように、
これらの清掃ブラシ材15は、平ベルト14の中央部1
4aにおいて各々ほぼ一定間隔に配置されている。本実
施例では、各清掃ブラシ材15間の間隔は、清掃ブラシ
材15の縦の長さより若干小さい程度になっている。一
方、平ベルト14と下部枠片6cとが接する部分には大
きな張力が加わり易いという事情から、当該部分には清
掃ブラシ材15が間隔を空けることなく密接して配置さ
れている(図3参照)。また、図3に示すように、平ベ
ルト14の両端部14bには、清掃ブラシ15が何も固
定されていない領域が確保されている。
【0035】次に、この型枠清掃具11を型枠6の外周
面に沿って往復動させるために、型枠6の下部において
左右一対に配設された駆動手段について述べる。駆動手
段は、主として油圧シリンダ16と、前記油圧シリンダ
16を駆動させるための油圧ユニット17によって成り
立っている。図3及び図4に示すように、油圧ユニット
17はフレーム状の走行台車26に載置されている。前
記走行台車26下部のアーム用ブラケット42には、型
枠6の長手方向に対して垂直にかつほぼ水平に延びた連
結アーム18がピン43によって回動可能に軸支されて
いる。また、連結アーム18の基端と、走行台車26上
部のアーム用ブラケット44とは、伸縮自在なアーム固
定用棒ジャッキ19を介して連結されている。
【0036】図3及び図5に示すように、連結アーム1
8は2本の平行な鋼材によって構成されており、両鋼材
の間にはスリット18aが形成されている。前記スリッ
ト18aのほぼ中央部には、その長手方向に沿って油圧
シリンダ16が収容されている。前記油圧シリンダ16
のシリンダ本体は、スリット18aの基端側に固定され
ている。
【0037】図3及び図5に示すように、前記連結アー
ム18の先端部には、前記平ベルト14を屈曲した状態
で案内するための3つの固定式ガイドローラ20,2
1,22が回転可能に軸支されている。また、前記スリ
ット18a内には、1つの移動式ガイドローラ23が収
容されている。油圧シリンダ16のロッド16aの先端
には固定枠16bが取付けられており、その固定枠16
bには移動式ガイドローラ23が回転可能に軸支されて
いる。なお、前記移動式ガイドローラ23は、ロッド1
6aの伸縮に伴って前記スリット18a内を摺動するこ
とが可能である。
【0038】また、図3に示すように、連結アーム18
の先端上部には、ガイド部材39が斜め上方に向かって
突設されている。このガイド部材39の上端には、ガイ
ドローラ40が回転可能に固定されている。このガイド
ローラ40は、下部枠片6cの外側面と当接することに
より、ケレン装置10全体が型枠6の長手方向に移動す
るときのガイドを行う。また、ガイド部材39に装着さ
れたコイルばね41は、型枠清掃具11の往復動等に起
因する衝撃を吸収すると共に、そのとき型枠清掃具11
に付加する張力を均一化する。
【0039】清掃ブラシ15が固定されていない平ベル
ト14の両端部14bは、図3に示すように、前記各ガ
イドローラ20〜23によってスリット18a内を屈回
して案内されている。また、平ベルト14の最も先端の
部分は、連結アーム18の下面固定部18bに固定され
ている。
【0040】この駆動手段の構成によると、油圧シリン
ダ16のロッド16aが収縮した場合には、移動式ガイ
ドローラ23は連結アーム18の基端方向に摺動し、そ
の結果、平ベルト14は下方に牽引される。このとき、
型枠清掃具11は、図3にて矢印A1 で示す方向へ移動
することになり、同時に型枠清掃具11には所定の張力
が付加されることになる。
【0041】これとは逆にロッド16aが伸展した場合
には、移動式ガイドローラ23は連結アーム18の先端
方向に摺動し、その結果、平ベルト14は元の状態に復
帰する。このため、型枠清掃具11は前記矢印A1 とは
逆の方向に移動する。
【0042】続いて、型枠清掃具11を型枠6の長手方
向に沿って移動させるための移動手段について述べる。
なお、この移動手段も、前記駆動手段と同様に型枠6の
下部において左右一対に配設されている。
【0043】図1〜図4に示すように、前記中部枠片6
bの内側面には、複数本の走行レール固定アーム24が
各々ほぼ水平に突設されている。各走行レール固定アー
ム24の先端下面には、型枠6の全長にほぼ等しい長さ
を有する走行レール25が固定されている。走行レール
25は断面略エ字状であり、かつ走行レール25はその
内部に中空部25aを有している。
【0044】図4に示すように、走行台車26の上部に
は、走行ローラ27、浮上ローラ28及び図示しないサ
イドローラがそれぞれ回転可能に設けられている。走行
台車26は、各走行ローラ27を介して走行レール25
の両側面の溝部25bに懸架されている。また、走行レ
ール25の下面には各浮上ローラ28が当接しており、
走行レール25の両側面下部には各サイドローラが当接
している。そして、前記各浮上ローラ28と各サイドロ
ーラとによって、走行台車26が走行レール25に沿っ
て移動する際の揺れ止めが図られている。
【0045】走行レール25の前端には、キャプスタン
ウインチ装置29を構成する可変速型減速機付きのモー
タ31と、ワイヤロープ38を屈曲して案内するための
ガイドローラ30とが配設されている。モータ31の回
転は、モータ31の回転軸に連結されたギア32、動力
伝達用のチェーン33及びガイドローラ30と同軸上に
設けられたギア34を介して伝達される。また、走行レ
ール25の後端においても、前記ワイヤロープ38を屈
曲して案内するためのガイドローラ35が設けられてい
る。
【0046】図4に示すように、ワイヤロープ38は両
ガイドローラ30,35間に張設されている。前記ワイ
ヤロープ38の両端は、それぞれ走行台車26の前部側
面と後部側面とに連結されている。また、前記ワイヤロ
ープ38の一部は、走行レール25の中空部25a内に
収容されている。以上のような構成によると、走行台車
26は、前記モータ31の回転により型枠6の長手方向
に沿って、型枠6の前端から後端までの間を移動するこ
とが可能になっている。
【0047】以下、型枠6の外周面を型枠清掃具11で
ケレンするときのケレン装置10の作動方法について説
明する。通常のケレン作業は、駆動手段及び移動手段を
同時に作動させて、型枠清掃具11を型枠6の外周面上
にて図7(a)のようなジグザグ走行をさせることによ
って行われる。
【0048】より詳細に説明すると、周方向への往復動
は一対の油圧シリンダ16を左右交互に伸展させること
によってもたらされ、かつ型枠6の前方から後方への移
動はキャプスタンウインチ装置29の回転力によっても
たらされる。そして、図7(a)のような走行をして型
枠6の後部に到達した型枠清掃具11は、次にキャプス
タンウインチ装置29の逆回転によって型枠6の前方向
へジグザグ走行してもとの位置に復帰する(図7(b) 参
照)。なお、上述のケレン作業は、図示しない手元のコ
ントローラによって集中的にコントロールされた状態で
行うことも可能である。
【0049】さて、以下に本発明の型枠清掃具11及び
それを用いたケレン装置10の作用・効果について述べ
る。これまでにも詳述したように、平ベルト14の表面
に清掃ブラシ材15を付着させたこの型枠清掃具11の
構成であると、型枠6の外周面に付着したコンクリート
を研磨・除去する能力が高くなる。よって、型枠6の清
掃品質は、従来の摺動用ロープ方式等に比較して確実に
向上する。
【0050】また、この構成によれば、清掃ブラシ材1
5のみが型枠6外周面と摺接するため、平ベルト14自
体は型枠6外周面と直接摺接することがないという利点
がある。このため、たとえ研磨材が研磨によって多少磨
耗したとしても、平ベルト14が傷んだり切断したりす
ることはなく、耐久性も一層確実に向上する。しかも、
長尺材として平ベルト14を使用しているため、従来の
摺接用ロープを用いた型枠清掃材よりも耐久性は数段良
くなっている。
【0051】更に、前記型枠清掃具11によると、平ベ
ルト14の表面に清掃ブラシ材15を確実に固定するこ
とができるという点、及び型枠清掃具11に実質的な研
磨面積を大きめに確保することができるという点が有利
である。なお、この型枠清掃具11は非環状であるた
め、型枠清掃具11自身を型枠6に巻回することも従来
ほど困難ではないという利点がある。
【0052】そして、前記型枠清掃具11を用いたコン
クリート型枠6のケレン装置10の構成によると、次の
ような利点が生じる。つまり、このケレン装置10では
型枠清掃具11を往復動させているため、周回運動を行
わせる従来のロープ方式とは異なり、駆動手段には大き
な駆動力は必ずしも要求されなくなる。
【0053】従って、本ケレン装置10においては、機
構が比較的簡単な油圧シリンダ16を駆動手段として用
いることが可能となっている。しかも、このケレン装置
10によれば往復動のときの移動量も極めて少なくて済
むため、小サイズの油圧シリンダ16を用いて充分にケ
レン作業を行うことが可能となる。
【0054】また、このようなケレン装置10による
と、型枠6の外周面側に配置される部分の厚さ、即ち型
枠清掃具11の厚さを薄く抑えることができる。このた
め、トンネル穴1−型枠6間の間隙Cの幅が狭くても、
充分にケレン装置10によってケレンを行うことが可能
となる。
【0055】そして、前記構成の型枠清掃具11の構成
であれば、清掃ブラシ材15の摺接作用によってコンク
リートの研磨・除去が確実に行われることから、従来の
人手による補助修正作業等も必要とされなくなる。以上
のようなことから、ケレン作業の作業性は、従来に比べ
て極めて向上する。
【0056】更に、平ベルト14の中央部14aに清掃
ブラシ材15を一定間隔を設けて配列したことによる効
果としては、次のようなことがある。つまり、1つの清
掃ブラシ材15が硬化したコンクリートに乗り上げた場
合であっても、それに隣接する清掃ブラシ材15が型枠
6の外周面から離間するということはないという点であ
る。それゆえ、全体として清掃ブラシ材15の型枠6に
対する追従性が良くなり、清掃品質が向上する。
【0057】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内におい
て、その構成を以下に示すように変更することも勿論可
能である。例えば、 (a)図8に示す別例の型枠清掃材36のように、硬質
部37aと軟質部37bとからなる複数の清掃ブラシ材
37を平ベルト14の片面に接着させても良い。型枠6
と摺接する部分に軟質部37bを配置したこの型枠清掃
材36では、型枠6に対する清掃ブラシ材37の追従性
が良く、かつ清掃品質も極めて良い。なお、清掃ブラシ
材を三種以上の硬さのもので構成することも勿論可能で
ある。
【0058】(b)ボルト等の手段によって、清掃ブラ
シ材15,37を平ベルト14に脱着可能に固定するこ
とも好ましい。その理由は、コンクリート型枠6の種類
等に応じて適切な硬さの清掃ブラシ材15,37を選択
するときなどに、好都合だからである。
【0059】(c)平ベルト14を長尺材として用いた
前記実施例の構成に代えて、表面全体に均一に研磨材を
付着させたロープを長尺材として使用することも可能で
ある。また、ロープ外周面に部分的に研磨材を付着させ
ることにより肥大部を形成し、その肥大部を型枠6との
実質的な摺接部分として機能させるという構成でも良
い。なお、ロープをなわばしご状にし、かつそのロープ
の外表面に研磨材を付着させたようなものを用いること
も良い。
【0060】(d)型枠清掃具11を駆動させる手段
は、前記実施例のような一対の油圧シリンダ16を用い
ることのみに限定されるわけではなく、例えば電磁シリ
ンダやモータ等を用いても勿論良い。また、前記油圧シ
リンダ16等の駆動手段は必ずしも一対である必要はな
く、例えば一方を油圧シリンダ16等としておき、他方
をスプリングのような付勢手段に置き換えることも可能
である。
【0061】更に、前記間隙Cにある程度の余裕がある
場合などには、型枠清掃具11の一端を駆動手段に連結
し、かつ他端を人が持った状態でケレン作業を行っても
良い。勿論、型枠清掃具11の両端を人間に持たせて、
型枠清掃具11をジグザグ走行させることにより、全く
無動力でケレン作業を行うことも可能である。
【0062】(e)ケレン装置10側をトンネル穴1の
長手方向に移動させる方式の前記実施例に代え、ケレン
装置10を固定して型枠6側を移動させても良い。ま
た、両者6,10を共に反対方向へ移動させても良い。
【0063】(f)ケレン装置10の不使用時において
型枠清掃具11を掛止させておくことができるように、
コンクリート型枠6のいずれかの端部開口にフックをい
くつか設けておくことが好適である。この場合において
前記フックは、掛止された型枠清掃具11がコンクリー
ト打設時に邪魔にならないような位置に設置されている
ことが良い。かかる構成を採用すれば、型枠清掃具11
の脱着が従来よりも極めて容易になり、作業性も格段に
向上する。
【0064】(g)一台のケレン装置10でケレン作業
を行う前記実施例の方式に代えて、二台のケレン装置1
0を同時に使用してケレン作業を行うことも好ましい。
この場合、例えば各々のケレン装置10をコンクリート
型枠6の前端側及び後端側に配設しておき、それぞれ反
対方向に型枠清掃具11をジグザグ走行させれば良い。
この方式の利点としては、ケレン作業が一台の場合のほ
ぼ半分の時間で済むことである。
【0065】なお、この場合であっても、前記(f)に
示したようなフックを型枠6の前後両端に設けておけ
ば、両ケレン装置10の不使用時において両ケレン装置
10の収容場所に困るようなこともない。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の型枠清掃
具の構成によれば、長尺材表面に研磨材を付着させてい
るため、型枠の清掃品質を確実に向上することができる
と共に、その耐久性をも向上させることができるという
優れた効果を奏する。
【0067】また、本発明のコンクリート型枠のケレン
装置によれば、前記の優れた型枠清掃具を用いたこと等
のため、装置の構造が複雑でないにも関わらず完全なケ
レン作業を行うことができ、かつその際の作業性も確実
に向上できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート型枠をトンネル穴内に設置した状
態を示す正面図である。
【図2】二次周面が硬化した後にコンクリート型枠を二
次周壁から離間させた状態を示す正面図である。
【図3】本発明のケレン装置をコンクリート型枠に装着
した状態を示す一部破断拡大正面図である。
【図4】ケレン装置を構成する走行レール、キャプスタ
ンウインチ装置、油圧ユニット等を示す一部破断拡大側
面図である。
【図5】ケレン装置を構成する連結アームを示す部分拡
大平面図である。
【図6】(a)は型枠清掃具を示す部分拡大平面図であ
り、(b)は型枠清掃具を示す部分拡大側面図である。
【図7】(a)及び(b)は、本発明のケレン装置を用
いてコンクリート型枠のケレン作業を行うときの型枠清
掃具の動かし方を説明するための概略斜視図である。
【図8】別例の型枠清掃具を示す部分拡大側面図であ
る。
【図9】トンネル覆工現場におけるコンクリート型枠の
配置状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
6 (コンクリート)型枠、14 長尺材としての平ベ
ルト、15 研磨材としての清掃ブラシ材、11,36
型枠清掃具、10 (コンクリート型枠の)ケレン装
置。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、第二の発明では、コンクリート型枠
の外周面に巻き付けることが可能な長尺材からなる型枠
清掃具と、前記型枠の外周面に張設された型枠清掃具を
型枠の周方向に沿って往復動させるための駆動手段と、
型枠清掃具を型枠の長手方向に移動させるための移動手
段とからなるコンクリート型枠のケレン装置を提案して
いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】なお、この場合であっても、前記(f)に
示したようなフックを型枠6の前後両端に設けておけ
ば、両ケレン装置10の不使用時において両ケレン装置
10の収納場所に困るようなこともない。(h)長尺材14と研磨材15とからなる型枠清掃具1
1を用いた実施例のケレン装置10に代えて、例えば長
尺材14のみからなる型枠清掃具を用いたものとしても
勿論良い。 (i)油圧シリンダ16の配設位置は、実施例のような
下部枠片6cの下方位置のみに限定されることはなく、
ケレン作業に邪魔にならない範囲内で他の位置に(例え
ば、走行台車26付近の位置に)変更することができ
る。また、その際においてシリンダ16の配設方向の適
宜変更することが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷲見 直美 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐阜 工業 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型枠の外周面に巻き付けることが可能な長
    尺材と、その長尺材の表面に付着した研磨材とからなる
    型枠清掃具。
  2. 【請求項2】前記長尺材をベルトとし、かつそのベルト
    の片面に複数の研磨材を固定したことを特徴とする請求
    項1に記載の型枠清掃具。
  3. 【請求項3】前記研磨材を硬度の異なる少なくとも二種
    の清掃ブラシ材によって構成し、前記清掃ブラシ材のう
    ち最も軟質のものを前記型枠と摺接する部分に配置した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の型枠清掃
    具。
  4. 【請求項4】コンクリート型枠の外周面に巻き付けるこ
    とが可能な長尺材と、その長尺材の表面に付着された研
    磨材とを備えた型枠清掃具と、 前記型枠の外周面に張設された型枠清掃具を型枠の周方
    向に沿って往復動させるための駆動手段と、 型枠清掃具を型枠の長手方向に移動させるための移動手
    段とからなるコンクリート型枠のケレン装置。
  5. 【請求項5】前記長尺材を無端状のベルトとし、かつそ
    のベルトの片面に複数の清掃ブラシ材を所定間隔をおい
    て固定したことを特徴とする請求項4に記載のコンクリ
    ート型枠のケレン装置。
JP4245313A 1992-09-14 1992-09-14 型枠清掃具及びそれを用いたコンクリート型枠のケレン装置 Expired - Fee Related JP2909320B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4245313A JP2909320B2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 型枠清掃具及びそれを用いたコンクリート型枠のケレン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4245313A JP2909320B2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 型枠清掃具及びそれを用いたコンクリート型枠のケレン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0693797A true JPH0693797A (ja) 1994-04-05
JP2909320B2 JP2909320B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=17131820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4245313A Expired - Fee Related JP2909320B2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 型枠清掃具及びそれを用いたコンクリート型枠のケレン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2909320B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101438176B1 (ko) * 2013-04-03 2014-09-05 이호균 터널 거푸집 세척 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0450500U (ja) * 1990-09-05 1992-04-28
JPH04254699A (ja) * 1991-02-06 1992-09-09 Seiwa Kiko Kk コンクリート用型枠の自動清掃装置における清掃ロープ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124944A (ja) * 1984-07-11 1986-02-03 Kubota Ltd 蓄熱タンクの蓄熱制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0450500U (ja) * 1990-09-05 1992-04-28
JPH04254699A (ja) * 1991-02-06 1992-09-09 Seiwa Kiko Kk コンクリート用型枠の自動清掃装置における清掃ロープ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101438176B1 (ko) * 2013-04-03 2014-09-05 이호균 터널 거푸집 세척 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2909320B2 (ja) 1999-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2085651C1 (ru) Устройство для шлифования поверхности катания головки рельса железнодорожного пути
US5377659A (en) Wire saw
JP4602827B2 (ja) 既設伸縮継手部の部分切断装置および部分切断方法
AU713153B2 (en) Reversible plate compactor having an improved drive and directional control
CN102438797A (zh) 线锯
WO1995028525A1 (en) Machine for levelling concrete
JPH0693797A (ja) 型枠清掃具及びそれを用いたコンクリート型枠のケレン装置
US5997391A (en) Device for the continuous and fine reprofiling in situ of the surface of the head of at least one rail of a railway track
EP1086794A2 (en) Diamond wire cutting machine for cutting stone in quarries or reinforced concrete on construction sites and the like
CN210909443U (zh) 一种水利工程用施工管道除锈装置
JP3007980B2 (ja) 切断装置
JP3025868U (ja) コンクリート構造物表面の更新装置
KR20140003176U (ko) 정반 청소 기능을 제공하는 천정 크레인 구조물
JP2514897Y2 (ja) 自走式ケレン装置
CN214138750U (zh) 一种船舶与海洋工程甲板机械用行走机构
JPH1149087A (ja) 船体曲り外板部の研掃装置
CN218621731U (zh) 一种道路坑洼填补装置
JP6998060B2 (ja) 手押し式レール削正装置
KR200438495Y1 (ko) 벨트 래퍼
JP2004190285A (ja) 型枠のケレン方法およびその装置
JPH11190004A (ja) 舗装表面仕上げ機械
SU1691111A1 (ru) Камнераспиловочный станок
JP3044444B2 (ja) 加工材の研削研磨装置
US20070010182A1 (en) Belt sander eraser attachment
JP3994240B2 (ja) 防水シートの支持装置及び支持方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees