JPH0693652B2 - 携帯用電話識別コード転送機能を有する通信システム - Google Patents

携帯用電話識別コード転送機能を有する通信システム

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JPH0693652B2
JPH0693652B2 JP60500153A JP50015385A JPH0693652B2 JP H0693652 B2 JPH0693652 B2 JP H0693652B2 JP 60500153 A JP60500153 A JP 60500153A JP 50015385 A JP50015385 A JP 50015385A JP H0693652 B2 JPH0693652 B2 JP H0693652B2
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microprocessor
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シー ホーキンス,ジヨージ
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モトロ−ラ・インコ−ポレ−テツド
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/725Cordless telephones
    • H04M1/727Identification code transfer arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般的には所定のID(識別)コードを有し、
対応するIDコードをもつた基地通信装置との通信を可能
にする携帯用通信装置において、基地通信装置と携帯用
通信装置との間の無線通信を可能とする携帯用電話識別
コード転送装置を提供する分野に関する。そのような通
信装置の実例は携帯用電話装置、自動車庫扉開放装置、
及びマスタコンピユータと通信する遠隔コンピユータ端
末を含む。これらの状況のすべてにおいて、携帯用通信
装置と基地通信装置との間の所望する通信は、携帯用通
信装置に記憶されている携帯用IDコードと基地通信装置
に記憶されている基地IDコードとが一致する場合にのみ
開始される。
〔従来の技術〕
上述した装置のような以前の通信装置では、一般に基地
通信装置と携帯用通信装置はそれらの特定のIDコードで
ハード配線プログラムされており、秘密保護のため適当
な対応するIDコードを有する通信装置とのみ効果的に通
信できるようになつている。このハード配線プログラミ
ングは所定のコードプラグを各通信装置に挿入し、基地
又は携帯用通信装置内の電気的接続を行い、又はその接
続を切り、又は所定する単数又は複数のIDコードを定め
る固定した電気的接続を基地及び携帯用通信装置に与え
ることを含むことができる。これらの以前の通信装置は
一般に一度それらが符号化されると基地通信装置と携帯
用通信装置とを対にすることが必要となり、このこと
は、個々の基地及び携帯用通信装置を販売又は出荷する
のではなく対応するセツトの基地及び携帯用通信装置の
販売及び/又は出荷を必要とするので多くの場合望まし
くないかもしれない。一部の以前の通信装置において
は、エンドユーザが手動でIDコードを基地又は携帯用通
信装置に入れる(プログラムする)ことができるが、一
般にこのステツプは時間が長くかかり、またエンドユー
ザに追加の努力を要求することになるのでエンドユーザ
の立場からみて望ましくない。一般にエンドユーザは比
較的少数のコードしか手動では選択できず、さもなけれ
ば手動プログラミング装置のコスト、又はその複雑さ、
従つてそのコストが大幅に上昇するに違いない。もしエ
ンドユーザがほんの2〜3のコードしか選択できないと
すると、他人が偶然に、又は故意に同一コードを選択す
るおそれがあるので、通信装置の秘密保護が危険にさら
される。
従つて以前の通信装置は秘密保護のために基地及び携帯
用通信装置が対応するIDコードを含む場合にのみそれら
の通信装置が互いに通信することが望ましいということ
は認識している。しかし、以前の通信装置は一般に基地
及び携帯用通信装置にハード配線IDコードを与え、それ
によつてIDプログラム化された通信装置の永久的な対が
必要となる。或いはまた、以前の通信装置は基地及び/
又は携帯用通信装置のIDコードを手動でプログラムし、
それによつてエンドユーザが望ましくない手動操作をす
ることを必要とさせるとともに比較的少数のコードのみ
を与えることによつて通信装置の秘密保護を危険にさら
す可能性を残している。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は上述した欠陥を克服した改良された携帯
用電話識別コード転送装置を提供することである。
本発明の更に具体的な目的は、携帯用通信装置が基地通
信装置からその対応づけられたID(識別)コードを学び
とり、それによつて携帯用通信装置を手動でID(識別)
コードを用いて符号化し基地通信装置と一致させる必要
をなくした携帯用電話識別コード転送装置を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の一実施例においては、筐体及びそこに記憶され
た所定の対応づけられた基地ID(識別)コードとを有す
る少なくとも1つの基地通信装置と、前記基地通信装置
の筐体から分離できる筐体及びそこに記憶できる対応づ
けられた携帯用ID(識別)コードとを有する少なくとも
一つの携帯用通信装置とを含み、基地及び携帯用通信装
置は基地及び携帯用ID(識別)コードが互いに適当な対
応を有することを決定する基地及び携帯用通信装置のう
ち少なくとも1つの回路に応答して通信リンク上で基地
及び携帯用通信装置間で所望する情報通信を行うことが
でき、携帯用通信装置は前記携帯用通信装置と基地通信
装置との間にある所定の接続に応答して前記の対応づけ
られた携帯用IDコードを前記基地通信装置から学習する
学習記憶手段を中に含み、前記携帯用通信装置内の学習
記憶手段は前記学習した携帯用ID(識別コードを前記携
帯用通信装置に記憶する、携帯用電話識別転送装置が提
供されている。
更に詳しく云うと、本携帯用電話識別転送装置は対応す
るID(識別)コードを有する携帯用通信装置と基地通信
装置との間で所望する通信を行う通信リンク(これは無
線リンクであることが好ましい)を扱つている。そのよ
うな携帯用電話識別転送装置においては、携帯用通信装
置と基地通信装置が機械的に結合している場合に、携帯
用通信装置がそのID(識別)コードを基地通信装置から
学習することが好ましい。このことは携帯用電話識別転
送装置の秘密保護を保証する。という訳は、携帯用通信
装置がそのID(識別)コードを基地通信装置から学習す
ることを可能にする唯一の方法は基地装置への機械的接
続を介して行う方法であるからである。この種の携帯用
電話識別転送装置においては、基地に機械的に接続され
ていない携帯用通信装置は、それらの通信装置が基地と
通信できるようにするために特定の携帯用ID(識別)コ
ードを学習することができない。本発明による携帯用電
話識別転送装置は携帯用通信装置が基地通信装置に機械
的に結合される度毎に携帯用通信装置が常に新たな携帯
用ID(識別)コードを学習するようにさせるか、又は基
地通信装置への携帯用通信装置の初期接続に応答しての
み携帯用通信装置に携帯用ID(識別)コードを学習させ
ることを意図している。この後者の携帯用電話識別コー
ド転送装置においては、携帯用通信装置が基地に機械的
に結合される前にすでに適当なID(識別)コードを有す
ると、携帯用通信装置は新たなコードを学習、記憶する
ことを妨げられる。これらの種類の携帯用電話識別コー
ド転送装置の各々は、少なくとも最初は携帯用通信装置
が任意の基地通信装置と結合して携帯用電話識別コード
転送装置を作ることを可能にする。これらの携帯用電話
識別コード転送装置の各々は、携帯用通信装置への特定
の携帯用ID(識別)コードの時間のかかる、複雑な符号
化を行う代わりにエンドユーザがこれらの通信装置を結
合するだけで基地通信装置と携帯用通信装置とを対にす
る。
基地通信装置が適当な携帯用ID(識別)コードを携帯用
通信装置に転送できるようにする機械的接続はプラグ及
びソケツトアセンブリを含み、その一方の部分は基地及
び携帯用通信装置の各1つに対応づけられていることが
好ましい。このアセンブリは基地通信装置内のバツテリ
充電装置と、携帯用通信装置に動作電力を与える携帯用
通信装置内バツテリとの間の動作的接続を与えることが
好ましい。従つて、コード学習をもたらす基地及び携帯
用通信装置間の機械的接続は基地及び携帯用通信装置間
に存在するバツテリ充電プラグ及びソケツトコネクタを
利用する。また、基地及び携帯用通信装置の各々は、ID
(識別)コードの送信、受信及び確認を可能にし、携帯
用及び基地通信装置が対応するID(識別)コードを有す
る時間を決定してその間の所望する通信を可能にするマ
イクロプロセツサを含むことが好ましい。携帯用及び基
地通信装置間のこの所望する通信を行う期間中に、基地
通信装置は、基地に接続され又はそこに含まれていて他
の方法ではアクセスできない通信装置にアクセスする。
この通信装置は基地通信装置内、又は基地及び携帯用通
信装置間の適当なID(識別)対応がある場合にのみ基地
通信装置を介して携帯用通信装置によつてアクセスでき
る本発明の携帯用電話識別コード転送装置内に秘密メモ
リの位置を含むことができる。
本発明の構成は以下に示す通りである。即ち、本発明は
筐体(13)を具え、所定の関連した基地ID(識別)コー
ドをその中に記憶している少なくとも1つの基地通信装
置(11)と、 前記基地通信装置の筐体(13)から分離できる筐体(1
4)を有し、記憶できる関連携帯用IDコードをその中に
有する少なくとも1つの携帯用通信装置(12)とを具え
る携帯用電話識別コード転送装置であって、 前記基地通信装置(11)及び携帯用通信装置(12)は、
これら装置にそれぞれ記憶されている基地IDコード及び
携帯用IDコードが相互に適切な対応関係を有することを
決定する、基地及び携帯用通信装置のうち少くとも1つ
の装置内の回路(22,40,STEPS 107-110,206-209)に応
答して、通信リンク(15)において基地及び携帯用通信
装置間の望ましい情報通信を確立することが可能であ
り、 前記基地通信装置(11)は前記携帯用及び基地通信装置
間に設定される所定の接続(300)に応答して、コード
情報を前記携帯用通信装置へ送信するコード送信手段
(22,STEPS 301,302,309-312)を具え、前記コード情報
は、前記所定の接続が行なわれる前に前記基地通信装置
に記憶されていた(IN16)前記記憶された基地IDコード
によって決定され、 前記携帯用通信装置は、前記所定の接続の設定に応答し
て前記基地通信装置からの前記コード情報を受信し、前
記コード情報から前記関連携帯用IDコードを学習する学
習記憶手段(40,17,STEPS 308,313-315)を具え、前記
携帯用通信装置の学習記憶手段は、前記携帯用通信装置
の前記学習された携帯用IDコードを記憶し(IN17)、前
記学習され記憶された携帯用IDコード及び前記記憶され
た基地IDコードは、前記通信リンク(15)上での前記望
ましい通信を可能にするように相互に適切な対応を有す
ることを特徴とする携帯用電話識別コード転送装置とし
ての構成を有する。
或いはまた、前記携帯用通信装置の学習記憶手段及び前
記基地通信装置のコード送信手段は、前記所定の接続の
設定に応答して自動的に起動する(STEPS 300-303)携
帯用電話識別コード転送装置としての構成を有する。
或いはまた、前記所定の接続は、前記携帯用通信装置
(12)と基地通信装置(11)との間の機械的結合より成
る携帯用電話識別コード転送装置としての構成を有す
る。
或いはまた、前記携帯用および基地通信装置は、選択的
に結合可能であるそれぞれ結合されたプラグおよびソケ
ットアセンブリ(28,45)を有し、前記基地および携帯
用通信装置間の回路を直接に電気的に相互接続すること
によって前記機械的結合を与える携帯用電話識別コード
転送装置としての構成を有する。
或いはまた、前記プラグおよびソケットアセンブリ(2
8,45)は、前記基地通信装置(11)がそれを通じてコー
ド信号を前記携帯用IDコードに対応する前記携帯用通信
装置へ伝送する電気導体路(24′,42′)を含む前記基
地および携帯用通信装置間の直接的機械的接続を与える
携帯用電話識別コード転送装置としての構成を有する。
或いはまた、前記プラグおよびソケットアセンブリは前
記基地通信装置(11)内のバッテリ充電手段(25)と前
記携帯用通信装置(12)内のバッテリ(46)との間に動
作的接続を与える電気的接点(26′,27′,43′,44′)
を含み、前記携帯用バッテリ(46)は少なくとも前記携
帯用通信装置筐体(14)が前記基地通信装置筐体(13)
から分離されており前記プラグおよびソケットアセンブ
リ(28,45)が分離されている場合には前記携帯用通信
装置(12)に動作電力を供給する携帯用電話識別コード
転送装置としての構成を有する。
或いはまた、前記電気導体路(24′,42′)は前記バッ
テリ充電電気接点から分離している少なくとも1つの電
気信号路を含む携帯用電話識別コード転送装置としての
構成を有する。
或いはまた、前記通信リンク(15)は前記プラグおよび
ソケットアセンブリ(28,45)が結合されている場合お
よび前記プラグソケットアセンブリが分離されている場
合に動作する携帯用電話識別コード転送装置としての構
成を有する。
或いはまた、前記基地通信装置(11)は前記通信リンク
(15)以外の接続(24′,42′)を介して前記IDコード
を前記携帯用通信装置の学習記憶手段へ伝送する携帯用
電話識別コード転送装置としての構成を有する。
或いはまた、前記携帯用通信装置(12)は、前記携帯用
(12)及び基地通信装置(11)間に前記所定の接続が設
定される度毎に、前記基地通信装置によって送られる前
記携帯用IDコードを学習し記憶する前記手段を起動する
手段(40,STEPS 303,305,307及び306)を具える携帯用
電話識別コード転送装置としての構成を有する。
或いはまた、適切な携帯用IDコードが前記所定の接続以
前にすでに前記携帯用通信装置に記憶されている(IN1
7)ことを決定することに応答して前記基地通信装置に
よって送信された携帯用コードを学習し記憶する前記携
帯用手段の起動を妨げる手段(40,STEPS 303,305,307,N
OT 306)を前記携帯用通信装置(12)は具え、それによ
って前記携帯用通信装置が前記通信リンクを介して対応
する基地通信装置との前記情報通信を確立することがで
きる携帯用電話識別コード転送装置としての構成を有す
る。
或いはまた、筐体(13)を有し、所定の関連した基地ID
(識別)コードをその中に記憶している少なくとも1つ
の基地通信装置(11)と、 前記基地通信装置(11)の筐体(13)から分離できる筐
体(14)を有し、記憶できる関連した携帯用IDコードを
その中に有する少なくとも1つの携帯用通信装置(12)
とを具え、 前記基地(11)及び携帯用通信装置(12)は、基地及び
携帯用通信装置内にそれぞれ記憶された基地及び携帯用
IDコードが互いに適切な対応関係を有することを決定す
る、基地(11)及び携帯用通信装置(12)のうちの少な
くとも1つ中の回路(20,40,STEPS 107-110,206-209)
に応答して無線通信リンク(15)上でその間の所望する
情報通信を設定することを可能とし、 携帯用通信装置(12)は、その中に学習記憶手段(40,1
7,STEPS 308,313-315)を含み、前記学習記憶手段は前
記携帯用(12)及び基地通信装置(11)間に所定の接続
が設定されていることに応答して、前記基地通信装置
(11)から前記関連した携帯用IDコードを自動的に学習
し、前記携帯用通信装置(12)の学習記憶手段は前記学
習した携帯用IDコードを前記携帯用通信装置(12)内に
記憶し、 前記基地通信装置は、前記所定の接続の設定に自動的に
応答して前記記憶されている基地IDコードに従って決定
され、前記学習され記憶される携帯用IDコードのコード
情報を前記携帯用通信装置の学習記憶手段に送信するコ
ード送信手段を具え、 前記学習され記憶された携帯用IDコード及び前記記憶さ
れた基地IDコードは互いに適切な対応関係を有し、前記
無線通信リンク(15)上において前記所望の通信を可能
とすることを特徴とする、携帯用電話識別コード転送装
置としての構成を有する。
図面の簡単な説明 本発明を更に完全に理解するためには、下記の図面を参
照すべきである。
第1図は基地及び携帯用通信装置を含む本発明による携
帯用電話識別コード転送装置の概略図である。
第2図は基地通信装置との所望する通信を実現する方法
を表わす携帯用電話識別コード転送装置の動作のフロー
チヤートである。
第3図は基地及び携帯用通信装置間の所望する通信を実
現させる基地通信装置の動作のフローチヤートである。
第4図a及び第4図bは基地及び携帯用通信装置間の機
械的接続に応答して発生し、それによつて携帯用通信装
置がそのID(識別)コードを学習する逐次ステツプを表
わすフローチヤートを含む。
第5図は携帯用及び基地通信装置内のリセツト回路の構
造を示す第1図の携帯用電話識別コード転送装置の部分
概略図である。
第6図は第1図及び第5図に示されている携帯用電話識
別コード転送装置によつて与えられる信号の波形を示す
一連のグラフである。
好ましい実施例の説明 第1図はその各々がそれぞれ別個の対応づけられた筐体
13及び14を有する基地通信装置11及び携帯用通信装置12
を含むコードレス(ワイヤレス)の携帯用電話識別コー
ド転送装置10を示す。基地通信装置11は固定された場所
に配置されており、種々の電話交換回路及びその他の基
地通信装置及び/又は標準電話受信装置を含む標準的な
電話システムネツトワーク156に標準電話線接続によつ
て接続されている。換言すると、基地通信装置11は線15
aを介して標準的な電話システムネツトワーク15bに結合
され、一定の条件下において電話システムネツトワーク
15bに選択的にアクセスする。
基地通信装置11はその中に対応づけられた基地ID(識
別)コードを記憶している。この基地IDコードは基地通
信装置11内にある基地ID(識別)メモリ16の記憶位置に
1つ又は複数の電気信号の形で記憶される。同様な携帯
用IDメモリ17の記憶位置が携帯用通信装置12内にあり、
携帯用通信装置12に対応づけられた携帯用IDコードを1
つ又は複数の電気信号の形で記憶する機能を行う。明ら
かに基地IDメモリ16及び携帯用IDメモリ17はコンピユー
タ記憶レジスタを構成することができる。少なくとも基
地(11)及び携帯用通信装置(12)の筐体13及び14が互
いに分離されており、たとえこれらの筐体13及び14がプ
ラグ及びソケツトアセンブリ28及び45を介して結合され
ていても、これらの通信装置は無線通信リンク15上でそ
れら通信装置間に所望する情報通信を行うことができ
る。無線通信リンク15上のこの情報交換は、基地及び携
帯用IDコードが互いに適当な対応を有することを決定す
る基地(11)及び携帯用通信装置(12)のうちの少なく
とも1つの中の回路に応答して起きる。
基地通信装置11内には、その出力がアンテナ19へ与えら
れる二重無線トランシーバ18があり、同様に携帯用通信
装置12内にはアンテナ21及びスピーカ32へ出力を与える
二重無線トランシーバ20がある。基地及び携帯用無線ト
ランシーバ18及び20はそれらの対応づけられたアンテナ
とともに無線通信リンク15を選択的に設け、このことは
基地IDメモリ16及び携帯用IDメモリ17の記憶位置に記憶
された携帯用及び基地IDコードが互いに適当な対応を有
する場合に起きる。本来無線通信リンク15の設定は、基
地(11)及び携帯用通信装置(12)内の回路が基地通信
装置11が携帯用IDメモリ17の記憶位置に記憶された携帯
用IDコードと適合する基地IDメモリ16の記憶位置に基地
IDコードを有することを決定した時に起きる。この事象
は、携帯用通信装置12は基地通信装置11と通信すること
を意図しており、従つて、携帯用(12)及び基地通信装
置(11)間の適当な通信は無線通信リンク15上で開始さ
れるべきであるということを意味する。携帯用(12)及
び基地通信装置(11)のIDコードの対応が必要な理由は
秘密保護のためであるので、その携帯用IDメモリ17の記
憶装置に適当なIDコードを有する携帯用通信装置12のみ
が無線通信リンク15を介して基地通信装置11への所望す
る情報通信を始めることができる。
基地通信装置11はその中に基地マイクロプロセツサ(MP
U)22を含み、この基地マイクロプロセツサ(MPU)22は
二重無線トランシーバ18に結合されていて、それを制御
し、また二重無線トランシーバ18が受信した情報を分析
する。更に、基地マイクロプロセツサ(MPU)22は、実
際に基地マイクロプロセツサ(MPU)22の一部を形成す
るかもしれない基地IDメモリ16の記憶位置に直接に結合
されている。基地マイクロプロセツサ(MPU)22はリセ
ツト端子23を有し、リセツト端子23において与えられる
低信号レベルに応答して基地マイクロプロセツサ(MP
U)22はその正常な動作順序に割込み、命令のリセツト
サブルーチンを実行する。基地マイクロプロセツサ(MP
U)22はID出力端子24を含み、このID出力端子24におい
て基地マイクロプロセツサ(MPU)22は携帯用通信装置1
2へ転送されるIDコードを含む一連の信号を選択的に与
える。
基地通信装置11の筐体13内には、充電電源回路25があ
り、この充電電源回路25はB+端子において正充電電圧
を、(B−)接地端子27において接地電圧を与える。B
+端子26,(B−)接地端子27及びID出力端子24は、筐
体13の外側にあつてプラグ(28)及びソケツトアセンブ
リ(45)のプラグアセンブリ28内の導体を形成している
プライム符号(′)によつて指定されている対応する端
子26′,27′及び24′に直接に接続されている。プラグ
アセンブリ28は基地通信装置11の筐体13に機械的に固定
されている端子24′,26′及び27′に対応する伸長して
いる電気的突起を含む。リセツト回路29が基地通信装置
11内にあり、ID端子24とリセツト端子23との間に接続さ
れている。接地抵抗30がID端子24と接地(B−)端子24
との間に接続されており、基地マイクロプロセツサ(MP
U)22が接地電位と異なる電圧電位をID端子24において
与えない場合には、またプラグ(28)及びソケツトアセ
ンブリ(45)のプラグアセンブリ28がその対応するソケ
ツトアセンブリ(45)に適合しない場合にはID端子24を
接地電位に維持する。
携帯用通信装置12はその中に携帯用マイクロプロセツサ
(MPU)40を含み、この携帯用マイクロプロセツサ(MP
U)40は二重無線トランシーバ20に直接に結合されてい
て、それを制御し二重無線トランシーバ20が受信した情
報を識別する。携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40は
リセツト端子41とID入力端子42を含む。リセツト端子41
に存在する低電圧に応答して携帯用マイクロプロセツサ
(MPU)40は制御命令を実行する正常な順序に割込み、
所定の割込みサブルーチンを実施する。携帯用マイクロ
プロセツサ(MPU)40のID入力端子42はIDコード信号を
携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40へ与えるのに用い
られ、これらの信号によつて携帯用マイクロプロセツサ
(MPU)40は携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40に直接
に接続されている携帯用IDメモリ17の記憶位置にID信号
を記憶させる。携帯用通信装置12のID入力端子42は42′
と指定されている対応するID端子(42′)に直接的に接
続されており、このID端子42′はバツテリ電圧端子43′
と接地電位端子44′とともに筐体14の外にあり、プラグ
(28)及びソケツトアセンブリ(45)のソケツトアセン
ブリ45の一部を形成している電気ソケツトリセプタクル
の導体をなしている。ソケツトアセンブリ45は携帯用通
信装置12の筐体14に固定されており、基地通信装置11の
対応するプラグアセンブリ28に適合している。
バツテリ46の電圧端子43′は携帯用通信装置12内のバツ
テリ46の正電圧端子43に直接的に接続されており、一方
接地電位端子44′はバツテリ46の負電圧端子44に直接的
に接続されている。バツテリは携帯用通信装置12内の結
線47及び48を介して携帯用マイクロプロセツサ(MPU)4
0と二重無線トランシーバ20の両方に動作電力を供給す
る。ID入力端子42は抵抗49を介してバツテリ46の正電圧
端子43に接続され、ID入力端子42はリセツト回路50を介
して携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40のリセツト端
子41に接続されている。
基地及び携帯用通信装置11及び12の動作を第2図乃至第
4図に図示する情報フローチヤートに関連して下記に説
明する。これらの図はこれらの通信装置の正常な動作、
及びプラグ及びソケツトアセンブリ28及び45を介しての
携帯用通信装置12の基地通信装置11への機械的接続に応
答してのそれら通信装置の動作を示す。第2図及び第3
図はコード識別を必要とする典型的な携帯用−基地通信
装置の動作を示す点に注目すべきである。第4図は、プ
ラグアセンブリ28及びソケツトアセンブリ45の機械的接
続が行われると基地マイクロプロセツサ(MPU)22はこ
の事象の発生を認識し、それに応答して基地ID端子24に
おいて所定のコードを伴うリセツト信号を与え、その結
果、携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40をリセツト
し、所望する携帯用IDコードを携帯用IDメモリ17の位置
に読取ることを行なうという本発明の動作を開示してい
る。携帯用IDメモリ17の記憶位置が適当な携帯用IDコー
ドを受けとつた後に、基地(11)及び携帯用通信装置
(12)間の完全な通信が無線通信リンク15を介して可能
となる。
さて第2図を参照すると、正常な携帯用チャネル走査ル
ーチン100が初期設定ステツプ101において始まる。携帯
用通信装置12が基地通信装置が無線通信リンク15を介し
てそれとの通信を始めようとしつつあるかどうかを発見
しようとしている場合に、携帯用チヤネル走査ルーチン
100が実行されるということは判つている。もし携帯用
通信装置12が基地通信装置11への通信を始めようとして
いるならば、携帯用チヤネル走査ルーチン100は実行さ
れず、携帯用通信装置12は先ず最初に無線通信リンク15
上にオープンチヤネルをみつけ、もし適当なIDコードが
携帯用IDメモリ17の記憶位置にあればオープンチヤネル
上でIDコードを伝送する。次に制御はブロツク107以前
で再び携帯用チヤネル走査ルーチン100のフローチヤー
トに入る。この動作モードは標準的な移動電話動作にほ
ぼ対応するので、ここではフローチヤートによつて示し
てない。101からの情報の流れは総和端子101′へと進
み、次に判断ブロツク102へと進むか、この判断ブロツ
ク102は携帯用IDメモリ17の位置に記憶された携帯用ID
コードが、携帯用通信装置12が基地通信装置11との通信
を始めることができるようにする適当なIDコードと対応
するかどうかを決定する。もし携帯用IDメモリ17の一が
適当な記憶されたIDコードを含まないと、情報の流れは
判断ブロツク102のその後の再実行のために総和端子10
1′へ戻る。適当なIDコードが携帯用IDメモリ17の記憶
位置に記憶されていると、情報の流れは端子103へ進
む。
本質的には判断ブロツク102は、携帯用マイクロプロセ
ツサ(MPU)40が携帯用IDメモリ17の位置に記憶された
電気信号を読取り、これらの信号が基地IDコードと適合
している携帯用IDメモリ17の位置に記憶されたIDコード
を携帯用通信装置12に持たせるようにする許容コードと
対応するかどうかを決定することに対応する。このステ
ツプは携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40が携帯用ID
メモリ17の記憶位置に記憶されたコードについてパリテ
イチエツクを行うことによつて、又は記憶されたコード
を比較してそれが携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40
内にプリセツトされている許容IDコード値範囲の数値限
界内にあることを確かめることによつて達成することが
できる。判断ブロツク102の実施は周知のマイクロプロ
セツサ数値比較プログラムステツプによつてルーチンと
して行うことができ、種々のデジタル電気信号を比較す
るデジタル信号比較器によつても行うことができる。判
断ブロツク102の機能は、適当な識別コードが携帯用ID
メモリ17の記憶位置にないと、携帯用通信装置12が無線
信号リンク15を介してどの基地通信装置11とも信号を始
めようとしないことを確かめることである。
適当なIDコードが携帯用IDメモリ17の記憶位置に記憶さ
れていると、制御は処理ブロツク104へ進み、次に判断
ブロツク105へ進み、このブロツクは二重無線トランシ
ーバ20を起動させ、無線通信リンク15のチヤネルを走査
し、トランシーバが無線通信リンク15を介してアンテナ
21において基地IDコードを受信したかどうかを調べる。
従つて処理ブロクツ104は、携帯用マイクロプロセツサ
(MPU)40が二重無線トランシーバ20が無線通信リンク1
5のチヤネルから信号を受信できるようにし、ブロツク1
05がこれらの受信信号が基地IDコードを含むかどうかを
調べることに対応する。ブロツク104に入る度毎に次の
順序のチヤネルが走査される。二重無線トランシーバ18
とともに二重無線トランシーバ20は40チヤネルの走査無
線トランシーバ構成し、40チヤネルの各々はそのチヤネ
ルに信号が受信されるまで逐次走査されることが意図さ
れている。勿論、二重無線トランシーバ18及び20にとつ
て単一チヤネル動作も可能である。一度信号が二重無線
トランシーバ20によつて走査されているチヤネルに受信
されると、制御は105から処理ブロツク106へ進み、その
結果二重無線トランシーバ20は携帯用IDメモリ17の記憶
位置に記憶された携帯用IDコードに対応するコードを無
線通信リンク15を介して対応するチヤネル上で伝送す
る。走査されたチヤネル上に信号が受信されていないこ
とをブロツク105が決定すると、制御は端子103へ進み、
次にブロツク104へ進む。トランシーバの受信機及び送
信機部分の同時動作を可能にするトランシーバの完全二
重動作を意図することが望ましいという点に注目すべき
である。トランシーバの単式動作もまた可能である。
ブロツク106によるIDコードの伝送が始められ、二重無
線トランシーバ20の送信機部分が起動されて、携帯用ID
メモリ17の記憶位置に記憶されたコードに対応するIDコ
ードが伝送のためトランシーバへ与えられた後に、制御
は判断ブロツク107へ進み、このブロツクは携帯用IDメ
モリ17の記憶位置における携帯用IDコードに対応する基
地IDコードが携帯用通信装置12によつて受信されたかど
うかを決定する。無線通信リンク15を介してアンテナ21
において受信された基地IDコードの確認は、受信した信
号が携帯用IDメモリ17の記憶位置に記憶された携帯用ID
コードに対応するかどうかを決定するために受信した信
号を携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40が調べること
に対応する。受信した信号が携帯用メモリ17の記憶位置
に記憶された携帯用IDコードに対応しないと、制御は端
子103へ進む。という訳は、二重無線トランシーバ20へ
伝送しつつある基地通信装置11は携帯用通信装置12が通
信することを許されている通信装置ではないことを携帯
用マイクロプロセッサ(MPU)40が確認したからであ
る。これらの情況の下では、制御は処理ブロツク104へ
進み、このブロツクは二重無線トランシーバ20を無線通
信リンク15の次の順序のチヤネルへ向ける。
受信した基地IDコードが携帯用IDメモリ17の記憶位置に
記憶されたIDコード対応するものであることを携帯用マ
イクロプロセツサ(MPU)40がブロツク107を介して確認
すると、制御は効果的に次の処理ブロツク108へ進み、
そこで携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40は二重無線
トランシーバ20に肯定応答信号を伝送させ、携帯用通信
装置12が無線通信リンク15を介して適当なIDコードを受
信したことを示す。次に制御は判断ブロツク109へ進
み、そこで携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40,基地通
信装置11が処理ブロツク106によつて伝送された携帯用I
Dコードを受信し、基地通信装置11が携帯用通信装置12
と通信することを決定したかどうかを調べる。このこと
は本質的には、基地通信装置11が適当な対応するIDコー
ドの受信に応答して無線通信リンク15を介して肯定応答
信号を伝送したかどうか、この肯定応答信号が二重無線
トランシーバ20によつて受信されたかどうかを携帯用マ
イクロプロセツサ(MPU)40が決定することを含む。肯
定応答が受信されないと、制御は再び端子103へ進み、
適当な基地通信装置11による伝送のための走査が無線通
信リンク15の次の順序のチヤネル上で継続する。
基地通信装置11からの適当な肯定応答信号が一度受信さ
れると、制御はブロツク109から処理ブロツク110へ進
み、その結果携帯用通信装置12と基地通信装置11との間
に完全な2方向通信リンクが設定される。このことは無
線通信リンク15を介して携帯用通信装置12と基地通信装
置11の間で自由で完全な情報交換ができるようになるこ
とを含み、そこでこのステツプは第2図に破線で示され
ているように、二重無線トランシーバ20が携帯用通信装
置12内の携帯用キーボード、マイクロホン32及び/又は
追加メモリにアクセスできるようにすることを含む追加
の処理ブロツク111を含む。携帯用通信装置12と基地通
信装置11との間の通信を終らせたいと思う場合には、制
御は処理ブロツク112へ進み、このブロツクは携帯用通
信装置12のエンドユーザの要求により、又は基地通信装
置11からの信号の終了により、又は多数のその他の条件
のうちの任意の1つによつて無線通信リンク15を終了さ
せる。
本質的には第2図のフローチヤートは、無線通信リンク
による符号化された携帯用通信装置12と基地通信装置11
との間の周知の情報転送構成を表わすにすぎない。その
ような周知の携帯用通信装置においては、携帯用(12)
及び基地通信装置(11)間の通信は、携帯用及び基地確
認コード間の対応を確認する携帯用(12)又は基地通信
装置11のうちの少なくとも1つにある回路のみに応答し
て開始される。携帯用通信装置12がその対応を確認した
後に、その携帯用通信装置12は肯定応答信号を基地通信
装置11へ伝送し、携帯用通信装置12がひとたび基地通信
装置11からの同様な肯定応答を受信すると、それは携帯
用(12)及び基地通信装置(11)間に完全な2方向通信
リンクを設けるが、それはそれからの記憶されたIDコー
ドの適合性が確かめられたからである。この動作は周知
の遠隔(移動)電話通信装置とほぼ同じである。基地
(11)及び携帯用通信装置(12)間の肯定応答機能は一
般に“ハンドシエイク”と呼ばれ、基地及び遠隔コンピ
ユータステーシヨン間の通信方式の分野においては周知
である。無線通信リンク15の終了は、二重無線トランシ
ーバ20が受信した情報を監視する携帯用マイクロプロセ
ツサ(MPU)40による終了要求として識別される基地通
信装置11からの終了コマンドを二重無線トランシーバ20
を受信することに応答して、又は携帯用(12)及び基地
通信装置(11)間の情報交換が起きない所定量の時間の
経過に応答して起き、情報交換を続けようとする場合に
は無線通信リンク15を維持するためにハンドシエイク肯
定応答信号がこれら通信装置間で周期的に起きることが
好ましい。
第3図は第2図に示したサブルーチン100と同じような
基地通信装置11のための情報の流れサブルーチン200を
図にしたフローチヤートを示す。サブルーチン200は無
線通信リンク15上で携帯用通信装置12が始めた伝送を基
地通信装置11が検索することに対応する点に注目すべき
である。基地通信装置11が無線通信リンク15を介して通
信を始めようとすると、基地通信装置11がオープンチヤ
ネルをみつけそれによつてIDコードを伝送することを含
む異なるサブルーチンが実行される。次に基地通信装置
11は判断ブロツク205の前でフローチヤート200にだいた
い再加入する。
フローチヤート200は初期設定点201において入り、総和
端子202へ進み、そこから処理ブロツク203へ進むが、こ
のブロツク203は二重無線トランシーバ20のアンテナ19
を介して携帯用IDコードを受信するため無線通信リンク
15の種々のチヤネルを順次走査する。
次に情報の流れは判断ブロツク204へ進み、このブロツ
ク204は走査されたチヤネルに信号が受信されつつある
かどうかを決定する。受信されていないという制御が端
子202へ進むと、ブロツク203は次の順序のチヤネルを走
査する。走査されたチヤネルに信号が受信されると、制
御は処理ブロツク205へ進み、その結果、基地通信装置1
1は無線通信リンク15を介してその基地IDコードに対応
するIDコードを走査されたチヤネルを通じて伝送する。
携帯用の二重無線トランシーバ20の場合に40チヤネルに
対する走査が意図されているのと同様にこの場合にも基
地用の二重無線トランシーバ18について40チヤネルに対
する走査動作が意図されている。しかし、本発明による
携帯用電話識別コード転送装置は通信チヤネルが1つだ
けであつても尚、動作する。
制御は処理ブロツク205から判断ブロツク206へ進み、そ
こで基地マイクロプロセツサ(MPU)22は適当なIDコー
ドが二重無線トランシーバ18によつて受信されたかどう
かを問い合わせる。基地IDメモリ16の記憶位置に記憶さ
れた基地IDコードと適合するそのような適当なコードが
受信されていないと、情報の流れは端子202へ戻るの
で、無線通信リンク15中の次のチヤネルが走査される。
判断ブロツク206が適合するIDコードが受信されたと決
定すると、制御は無線通信リンク15を介して肯定応答信
号を伝送する処理ブロツク207へ進み、次に制御は携帯
用通信装置12が肯定応答信号を伝送したかどうかを問い
合せることを本来の役目とする判断ブロツク208へ進
む。そのような肯定応答信号が携帯用通信装置12から受
信されていないと、制御は再び端子202へ戻り、基地通
信装置11はそのコードが基地コードと適合し基地通信装
置11が伝送したコードを受信し正しく識別した携帯用通
信装置12からの伝送を検索しつづける。
携帯用通信装置12が基地通信装置11からの適当なコード
の受信を応答したことを判断ブロツク208が決定する
と、制御は処理ブロツク209へ進み、このブロツクは携
帯用(12)及び基地通信装置(11)間の完全な2方向通
信を始める。第3図において破線で示してあるように、
これは携帯用通信装置12が基地通信装置11を介して追加
の基地IDメモリ16の記憶位置及び/又は基地追加コンピ
ユータ及び/又はメモリ33又は電話システムネツトワー
ク15bへアクセスできるようにする処理ブロツク210を含
む。従つて、本来処理ブロツク210は基地通信装置11が
携帯用通信装置12と電話システムネツトワーク15bとの
間の接続を行うようにさせ、このことは基地IDメモリ16
及び携帯用IDメモリ17の記憶位置に記憶された携帯用及
び基地IDコードの対応がある場合に起きる。
標準的な電話システムネツトワーク15bへのアクセスは
無線の携帯用電話通信装置12を介してブロツク12によつ
て行われる。従つて、基地通信装置11に対応づけられた
電話システムネツトワーク15b又は基地IDメモリ16の記
憶位置及び基地追加コンピユータ及び又はメモリ33への
アクセスは、その携帯用IDメモリ17の記憶位置に記憶さ
れたコードに関係なく、すべての携帯用通信装置12へは
与えられないようにする。従つて、本発明の携帯用電話
識別コード転送装置が秘密保護を必要とすることは勿論
である。本実施例は、基地通信装置11に物理的に適合し
ている携帯用通信装置12のみがこれらの携帯用(12)及
び基地通信装置11間の通信を可能にする所定のIDコード
を有することを確実にすることによつて本発明の携帯用
電話識別コード転送装置10の秘密保護を保持する費用有
効性の高い、望まし方法を提供している。第3図におい
ては、処理ブロツク210の後に制御ブロツク211へ進み、
このブロツク211は基地通信装置11又は携帯用通信装置1
2による信号の要求によつて2方向の無線通信リンク15
の終了を実施するが、この場合にもこのことは、一般に
周期的ハンドシエイクが基地及び携帯用マイクロプロセ
ツサ(MPU)22及び40の動作により、ある時間間隔内に
起きる所定の時間間隔後に、これら通信装置間に周期的
ハンドシエイクが起きないことを含んでいる。
第2図のフローチヤートに関連して上述したように、第
3図のフローチヤートも現存する代表的な通信装置のフ
ローチヤートにすぎない。これらのフローチヤートは、
携帯用の遠隔通信装置が対応する識別コードを有するこ
とを識別する各位置において、マイクロプロセツサによ
り完全な情報交換を可能にする、携帯用の遠隔コンピユ
ータのような通信装置に対応する。この点については、
基地及び携帯用コードを正確に同じにすることはできる
が、これらコード間の対応がマイクロプロセツサによつ
て決定される限りにおいては携帯用IDコードに用いたの
とは異なるコードを基地IDコード用に勿論使用できると
いう点に注目すべきである。従つて、例えば、数値215
に対応する基地IDコードが例えば数値327に対応する携
帯用IDコードに対応してもよく、その場合、これらコー
ド間の対応はデジタル信号比較器に先行する固定メモリ
(ROM)デコーダによつて決定できる、第2図及び第3
図のフローチヤートに示した特定順序の動作の一部は変
更でき、それでも実行可能な(viable)通信装置がえら
れるという点にも注目すべきである。
上述したように、本実施例は第1図乃至第3図に示した
通信装置に対応する通信装置を含み、そこでは携帯用ID
メモリ17の記憶位置にある携帯用IDコードを与える独特
な方法が示されている。第4図aおよび第4図bは、プ
ラグ及びソケツトアセンブリ28及び45が適合すると基地
(11)及び携帯用通信装置(12)が動作することを示す
ハイブリツド基地−携帯用フローチヤートを示す。第4
図a及び第4図bの左側は基地通信装置11の動作を示
し、一方右側は携帯用通信装置12の動作を示す。時間は
第4図a及び第4図bの上から下へ進行する。
プラグ及びソケツトアセンブリ28及び45の結合以前に、
基地(11)及び携帯用通信装置(12)はそれらの正常な
基地及び携帯用走査サブルーチン100及び200を実施しつ
つあることが意図されている。時間t0において、携帯用
(12)及び基地通信装置11の筐体14及び13は固定された
プラグ及びソケツトアセンブリ28及び45の結合によつて
機械的に一緒に接続される。第1図に示した物理的接続
により、この結果、明らかに電源回路25が充電され、携
帯用バツテリ46の充電を始める。携帯用通信装置12の基
地通信装置11への接続の事象は第4図aのフローチヤー
トの処理ブロツク300によつて時間t0において示されて
いる。処理ブロツク300から制御は処理ブロツク301へ進
み、そこでリセツト回路29はID端子24′及び42′に対応
するプラグ及びソケツト導体の接続を感知し、ID出力端
子24においてリセツト信号を与えて基地マイクロプロセ
ツサ(MPU)22をリセツトする。リセツト回路29を含む
回路は第5図に示されており、この回路については第6
図に示す波形に関連して後に説明する。基地マイクロプ
ロセツサ(MPU)22のリセツテイングは基地走査ルーチ
ン100に対して割込を行ない、基地マイクロプロセツサ
(MPU)22に第4図aおよび第4図bに示した新たな命
令を実施させる。
制御は処理ブロツク301から処理ブロツク302へ進み、こ
のブロツク302は、基地マイクロプロセツサ(MPU)22が
プラグアセンブリ28及びソケツトアセンブリ45のプラグ
及びソケツト端子24′及び42′の接続を介して、携帯用
マイクロプロセツサ(MPU)40のリセツト信号をソケツ
ト端子42′において与えることを表わす。このことは基
地マイクロプロセツサ(MPU)22は要求されるとそのID
出力端子24において比較的長い低信号出力を与えること
に対応し、このID出力はプラグ及びソケツトアセンブリ
28及び45の機械的電気的接続を介して携帯用リセツト回
路50へ伝送され、この携帯用リセツト回路50はこの比較
的長い低出力信号を識別しそれに応答してリセツト端子
41においてリセツト信号を与える。(プラグ端子24′及
びソケツト端子42′を横切つて)ID線上での低リセツト
信号の基地マイクロプロセツサ(MPU)22から携帯用マ
イクロプロセツサ(MPU)40への送信は時間t1〜t2の間
に起き、携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40は処理ブ
ロツク303によつて示されているようにリセツトされ
る。またこの時間には100msecの遅延が処理ブロツク304
を介して携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40によつて
与えられる。
基地マイクロプロセツサ(MPU)22のリセツトブロツク3
01の実施に似た方法で、携帯用マイクロプロセツサ(MP
U)40がブロツク303を介してリセツトされると、正常な
携帯用走査ルーチン200の実行に対して割込が行われ、
新たな1セツトの命令が第4図a及び第4図bに示され
ているように携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40によ
つて実行される。携帯用処理ブロツク303からの2つの
別々の情報の流れの経路が第4図aに示されている。実
線の経路は情報の流れを処理ブロツク303から処理ブロ
ツク305に直接に接続させ、この結果、携帯用マイクロ
プロセツサ(MPU)40は携帯用IDメモリ17内に記憶され
た情報を読取る。処理ブロツク303と305との間に示され
ている実線の情報経路は本実施例の変形に対応するもの
であり、そこでは携帯用通信装置12が第1に(最初に)
基地通信装置11と結合する場合にのみ、その基地通信装
置11はそのコードを学習し、このコードを携帯用IDメモ
リ17の記憶位置に記憶するが、携帯用通信装置12が任意
の基地通信装置11とその後結合すると新たなコードは学
習されない。これは処理ブロツク303からの破線の情報
の流れの経路と対照をなすものであつて、この処理ブロ
ツク303は携帯用IDメモリ17の記憶位置に記憶された信
号があればそれをクリアする中間的な破線の処理ブロツ
ク306を示す。携帯用IDメモリ17の記憶位置をクリアす
ることによつて、携帯用IDメモリ17の記憶位置に記憶さ
れた以前のいかなるIDコードも消去され、無効なコード
(零)によつて置きかえられるので、携帯用通信装置12
は新たなIDコードを携帯用IDメモリ17の記憶位置に読取
ることを容認するようになる。処理ブロツク306の実行
後に制御は再び処理ブロツク305へ進み、そこで携帯用
マイクロプロセツサ(MPU)40はIDコードを携帯用IDメ
モリ17の位置から読取る。
処理ブロツク305から制御は判断ブロツク307へ進み、こ
のブロツク307は携帯用IDメモリ17の記憶位置において
読取られたIDメモリコードが適当な携帯用IDメモリ17の
コードに対応するかどうかを決定する。判断ブロツク30
7が適当なメモリコードがすでに携帯用IDメモリ17の記
憶位置に含まれていることを決定すると、正常な携帯用
走査ルーチン200が再び実施される。そうでない場合に
は、携帯用通信装置12のための情報の流れは第4図bの
処理ブロツク308へ進み、そこで携帯用マイクロプロセ
ツサ(MPU)40はIDコード情報がそのID端子42へ基地マ
イクロプロセツサ(MPU)22がら受信するとそれを読取
る。
携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40は処理ステツプ305
〜308を実施するが、基地マイクロプロセツサ(MPU)22
は遅延ステツプ304から処理ステツプ309へ進み、このス
テツプ309は本来、基地IDメモリ16の記憶位置に記憶さ
れた基地IDコードを読出し、対応するIDコードを伝送の
ため与えることに対応する。このIDコード信号は次に処
理ステツプ310においてプラグ及びソケツトアセンブリ2
8及び45と携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40のID端子
42間のID接続線を介して基地通信装置11へ伝送される。
次に基地マイクロプロセツサ(MPU)22はブロツク310か
らもう1つの遅延処理ブロツク311へ進み、次にブロツ
ク310に対応するその後のID送信ブロツク312へ進む。基
地マイクロプロセツサ(MPU)22の制御は処理ステツプ3
12から正常な基地走査ルーチン100へ進む。
携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40は処理ブロツク308
を介してそのID端子42において受信されたIDコードを読
取り、次に情報の流れは判断ブロツク313へ進み、この
ブロツクはこの読取つたIDコードが許容携帯用マイクロ
プロセツサIDコードに対応するかどうかを決定する。も
しそうであれば、情報の流れは総和端子314へ進み、次
に携帯用IDメモリ17の記憶位置にこの適当なIDコードを
記憶する処理ブロツク315へ進む。判断ブロツク313が適
当なIDコードがID端子42において受信していることを確
認しない場合には、制御はブロツク316へ進み、このブ
ロツク316は再びID端子42に受信したIDコードを読取ろ
うとする。この2回目にはこの読取られたIDコードは基
地処理ブロツク312によつて2度目に送信されたコード
に対応する。制御は処理ブロツク316から判断ブロツク3
17へ進み、そこではもし適当なIDコードが携帯用マイク
ロプロセツサ(MPU)40によつて受信されていれば、制
御は端子314へ進み、この適当なコードをブロツク315を
介して携帯用IDメモリ17の記憶位置に記憶する。判断ブ
ロツク317が再び受信したコードを適当なコードとして
識別しないと、制御は正常な携帯用通信装置12の走査サ
ブルーチン200へ進む。もし所望するならば、制御がサ
ブルーチン200へ進む代わりに、適当なコードが携帯用
通信装置12に読取られ記憶されるまで無線通信リンク15
を介していかなる正常な携帯用通信装置12の走査をも妨
げる停止モード処理ブロツクへ制御を進めることができ
る。携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40は処理ブロツ
ク315から進んで、処理ブロツク318を介して携帯用IDメ
モリ17の記憶位置に記憶されたIDコードを読取る。次に
制御は判断ブロツク319へ進み、このブロツク319によつ
て携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40は携帯用IDメモ
リ17の記憶位置から読取られたこのIDコードが適当な携
帯用IDコードかどうかを決定する。もしそうでなけれ
ば、制御は正常な携帯用通信装置12の走査サブルーチン
200へ進む。読取つた携帯用IDコードが適当なIDコード
であれば、制御は判断ブロツク319から処理ブロツク320
へ進み、その結果、二重無線トランシーバ20はスピーカ
32を介して警報音を出して携帯用IDメモリ17の記憶位置
にIDコードが適当に入つたことを示す。次に制御は正常
な携帯用通信装置12の走査サブルーチン200へ進む。
第4図a及び第4図bのフローチヤートは、携帯用(1
2)及び基地通信装置(11)の機械的結合に応答して基
地マイクロプロセツサ(MPU)22がリセツトされ、その
結果携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40は逐次リセツ
トされ、プラグ及びソケツトアセンブリ28及び45のID接
続線を介してのIDコードの携帯用マイクロプロセツサ
(MPU)40への伝送が試みられることを示す。携帯用通
信装置12を新たな携帯用IDコードに対して再プログラム
すべきことを携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40が判
断ブロツク307を介して決定すると、基地マイクロプロ
セツサ(MPU)22によつて伝送されたコードは携帯用ID
メモリ17の記憶位置にロードされ、可聴警報音が発生し
て携帯用通信装置12へのコードの適当な転送を示す。次
に基地(11)及び携帯用通信装置(12)はその走査サブ
ルーチンを再開し、基地(11)及び携帯用通信装置(1
2)に記憶された適当なコード対応が基地及び携帯用マ
イクロプロセツサ(MPU)22及び40によつて決定される
と、完全な2方向通信が携帯用(12)及び基地通信装置
(11)間で可能となる。適当な通信が無線通信リンク15
を介して始まると、携帯用通信装置12は無線通信リンク
15及び基地通信装置11を介して電話システムネツトワー
ク15bにアクセスすることができるが、携帯用(12)及
び基地通信装置(11)が対応するコードを有しないと、
そのようなアクセスは禁止される。
第4図aおよび第4図bにおけるフローチヤートのブロ
ツクの各々は携帯用マイクロプロセツサ(MUP)40の標
準的プログラミングによつて、及び/又は従来のデジタ
ル及びアナログ回路によつて容易に実施することができ
る。コードを送信することは、記憶されたデジタル信号
を再呼出ししてコードが適当かどうかを確かめることだ
けを含むか、又は単に所定の限界との信号比較を含まな
いだけである。従つて、第4図a及び第4図bの各ブロ
ツクはコンピュータ又はデイスクリート回路によつて容
易に実施することができる。
本来本発明は、携帯用(12)及び基地通信装置(11)間
に所定の機械的結合による接続があるとそれに応答して
携帯用通信装置12がそのコードを学習することを始めさ
せるという点に注目すべきである。この機械的結合は携
帯用(12)及び基地通信装置(11)にそれぞれ対応づけ
られたプラグ及びソケツトアセンブリ28及び45を選択的
に結合させ、基地(11)及び携帯用通信装置(12)間の
電気的に相互接続している回路によつて前記機械的結合
を行うことを含む。本実施例は、基地通信装置(11)内
のバツテリ充電手段と携帯用通信装置12内の間にあつて
少なくとも携帯用通信装置12の筐体14が基地通信装置11
の筐体13から分離している場合には携帯用通信装置12へ
動作電力を供給する動作接続部となる電気的接点を含む
ために、これらのプラグ及びソケツトアセンブリ28及び
45を具えている。このプラグ及びソケツトアセンブリ28
及び45は、基地通信装置11が携帯用通信装置12へIDコー
ドを伝送する携帯用(12)及び基地通信装置(11)間の
電気導体経路を含む直接的機械的接続部を与え、第1図
に示した実施例によると、この電気導体によつて与えら
れる電気経路はプラグ及びソケツトアセンブリ28及び45
に含まれるバツテリ充電用電気接点から分離されてい
る。
勿論IDコードを基地マイクロプロセツサ(MPU)22から
携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40へ伝送するその他
の構成も可能である。そのような1つの技術は、無線通
信リンク15を通じて基地通信装置11にこのコードを送ら
せることによつて、携帯用マイクロプロセツサ(MPU)4
0の携帯用IDメモリ17の記憶位置から読取られるIDコー
ドを伝送することを含む。しかし、携帯用通信装置12が
基地通信装置11からそのコードを学習できるようにする
ためのみでなく、機械的コード伝送経路を与えるための
前提条件として基地(11)及び携帯用通信装置(12)間
に直接的な機械的接続部を必要とすることは、更に一層
安全な携帯用電話識別コード転送装置を提供することに
なる。これは、携帯用通信装置12は基地通信装置11に物
理的に接続されることによつて、従つて基地通信装置11
に物理的に結合されていない携帯用通信装置12が基地通
信装置11との無線通信リンク15を設定できるようにする
所定の携帯用IDコードを学習する可能性をなくすことに
よつて、携帯用通信装置12はそのIDコードを基地通信装
置11から学習できるにすぎないからである。処理ブロツ
ク303及び305及び判断ブロツク307の間の実線接続によ
つて本実施例は、携帯用通信装置12が無線通信リンク15
を介して対応する基地通信装置と所望する2方向通信を
始めることができるようにする適当な携帯用IDコードを
プラグ及びソケツトアセンブリ28及び45の結合前に携帯
用IDメモリ17の記憶位置がすでに記憶していることを携
帯用通信装置12が決定することに応答して携帯用通信装
置12が基地通信装置11によつて送信された適当なIDコー
ドを学習し、記憶することを防止する装置を含む。勿論
処理ブロツク306を含む代わりの処理経路が利用される
場合には、携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40の各リ
セツト後に携帯用IDメモリ17の記憶位置は、プラグ及び
ソケツトアセンブリ28及び45のID端子24′及び42′を介
してその位置へ基地マイクロプロセツサ(MPU)22から
送られ受信されたID情報を受けとることを許される。
第5図を参照すると、基地及び携帯用リセツト回路29及
び50のための好ましい構成を示す概略図が示されてい
る。第5図においては、第5図における素子と第1図の
素子との対応を示すために同じ参照数字が用いられてい
る。第1図及び第5図に示してあるリセツト回路29は基
地マイクロプロセツサ(MPU)22のID出力端子24と基地
マイクロプロセツサ(MPU)22のリセツト端子23との間
に接続されており、一方携帯用リセツト回路50はID入力
端子42とリセツト端子41との間に接続されている点に注
目すべきである。この点は、リセツト回路29及び50はID
コードを携帯用通信装置12へ伝送するのに用いられる同
一信号線から離れて作動するという点で重要である。こ
のことは、別個のプラグ及びソケツト導体を形成する追
加のリセツト線を不必要にする。という訳は、リセツト
情報がIDコードの伝送に用いられる同一ID導体経路を通
じて送られるからである。従つてリセツト回路29及び50
は伝送されたIDコードと基地及び携帯用マイクロプロセ
ツサ(MPU)22及び40用のリセツトパルスとを区別す
る。
本発明は、端子24′,26′及び27′から離れている外部
プラグ端子を含む別個の導体経路からのリセツトパルス
を基地マイクロプロセツサ(MPU)22に受信させ基地マ
イクロプロセツサ(MPU)22にプラグ及びソケツトアセ
ンブリ28及び45によつて作られた追加の経路を介してリ
セツト信号を携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40に与
えさせるのではなく、第5図に示してあるリセツト回路
を用いている。これらの構成の各々は可能であるが、第
5図の実施例はプラグ及びソケツトアセンブリ28及び40
内の追加の導体経路を具えることを省いており、接続部
における外部プラグが少なくてすむので装置全体のコス
トを下げその信頼性を高める。
第5図のID出力端子24は可制御シリーズパスゲート(se
ries pass gate)401の制御端子400に接続されており、
この可制御シリーズパスゲート401は一方のスルーイン
プツト端子(strough input terminal)を接地電位に接
続させ、もう一方のスルーインプツト端子を端子402に
接続させている。可制御シリーズパスゲート401は本来
その制御端子における制御電圧に応答し、それらのシリ
ーズパスゲート端子間の直接的接続を行うか、又はそれ
らのシリーズパスゲート端子間の開回路(オープン)接
続を行う。このような可制御シリーズパスゲートは周知
である。端子402は1μFのコンデンサ403を介して基地
マイクロプロセツサ(MPU)22のリセツト端子23に結合
され、560kΩの抵抗404を介してB+正電圧端子26に結
合されている。B+正電圧端子26はまた10kΩの抵抗405
を介してリセツト端子23に接続されている。第5図の基
地マイクロプロセツサ(MPU)22のID出力端子24と端子2
7′の間に結合されている抵抗30の大きさは82kΩであ
る。
第5図においてリセツト回路50は、その制御端子411を
そのシリーズ入力端子の1つとして携帯用マイクロプロ
セツサ(MPU)40のID入力端子42に直接的に接続させて
いる可制御シリーズパスゲート410を含むものとして示
されている。可制御シリーズパスゲート410のもう一方
のシリーズ端子は携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40
のリセツト端子41に直接的に接続されている。リセツト
端子41は0.1μFのコンデンサ412と560kΩの抵抗413の
並列回路によつて接地されている。
リセツト回路29及び50の動作を第6図に示してある波形
について説明するが、これらの波形は第5図の回路が発
生させる種々の信号を表わす。これは、リセツト回路29
及び50がリセツトパルスとID出力端子24とID入力端子42
の間の導体経路上に与えられるIDコード情報とを区別す
る方法を示す。
第6図において、信号波形Aは基地マイクロプロセツサ
(MPU)22のID出力端子24における信号を表わし、プラ
グ及びソケツトアセンブリ28及び45が切りはなされてい
る時間t0以前には、このID出力端子24における電圧レベ
ルは抵抗30の接続により接地電位であることを示してい
る。時間t0において、プラグ及びソケツトアセンブリ28
及び45は結合され、その結果携帯用バツテリ46の電圧端
子43に結合されており、プラグ及びソケツトアセンブリ
28及び45の結合後は基地通信装置11のB+端子26にも接
続されているプルアツプ抵抗49の効果により信号Aに対
して正のステツプが起きる。抵抗49及び30の大きさの結
果、信号Aは時間t0の後は殆んどB+の大きさを有する
ようになる。
第6図に示してあるその他の信号波形は下記に述べるよ
うに第5図の回路によつて与えられる信号に対応する。
波形Bは携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40のID入力
端子42における信号をあらわし、波形Cは携帯用マイク
ロプロセツサ(MPU)40のリセツト端子41における信号
をあらわし、波形Dはリセツト回路29の端子402におけ
る信号を表わし、波形Eは基地マイクロプロセツサ(MP
U)22のリセツト端子23における信号を表わす。第6図
において、垂直軸は大きさであり、水平軸は時間であ
り、これらはすべて同じ時間的尺度で示されている。
第5図の回路の動作は下記の通りである。プラグ及びソ
ケツトアセンブリ28及び45が結合される時間t0における
基地マイクロプロセツサ(MPU)22のID出力端子24の信
号Aのステツプ上昇に応答して、可制御シリーズパスゲ
ート401がオンになるので負のインパルスが基地マイク
ロプロセツサ(MPU)22のリセツト端子23における信号
Eに生じる。この負のインパルスの大きさは、リセツト
端子23に以前に存在した正電圧の大きさに等しい。所定
の最短時間が低信号がID出力端子24(端子400)にあつ
たt0以前の期間中に存在したとすると、リセツト端子23
における電圧はB+正電圧電源端子26におけるB+電圧
となり、これはB+に等しい大きさを有する負のインパ
ルスを生じさせる。このインパルスは第6図に示してあ
るリセツトしきい値レベル420を上回つており、その結
果基地マイクロプロセツサ22をリセツトする。その後基
地マイクロプロセツサ(MPU)22のリセツト端子23にお
ける電圧は、抵抗405によるコンデンサ403の比較的早い
充電によつて零に戻される。時間t0において、携帯用マ
イクロプロセツサ(MPU)40のID入力端子42における信
号Bは、抵抗49及び30の分圧効果によつて電位を少し下
方へシフトさせる。この電圧シフトは僅かであるので、
また以前にオンであつた可制御シリーズパスゲート410
はオンのままになつているので、携帯用マイクロプロセ
ツサ(MPU)40のリセツト端子41における電圧に大幅な
変化はない。
その後の時間t1において、基地マイクロプロセツサ(MP
U)22はID出力端子24における信号A上に低電圧信号パ
ルスを与えることによるリセツトに応答する。このパル
スは抵抗49及び30によつて与えられるいかなるDCバイア
スをも無効にするので、信号Aは時間t2までの200msec
の間低に留まつている。この時間の間は勿論、携帯用マ
イクロプロセツサ(MPU)40のID入力端子42(信号B)
における電圧は基地マイクロプロセツサ(MPU)22のID
出力端子24(信号A)における電圧を追跡し、プラグ及
びソケツトアセンブリ28及び45が接続されている限りに
おいてはそうなる。またこの期間中は携帯用リセツト回
路50の可制御シリーズパスゲート410は開いており、そ
れによりリセツト端子41(信号C)における電圧は抵抗
413とコンデンサ412によつて与えられる遅い時定数によ
つて放電できるようになる。以前にはゲート410は開い
ていて、それにより端子42′における高電圧をリセツト
端子41に直接に接続させた。リセツト端子41における電
圧が低下するにつれて、信号Cは結局はリセツトしきい
値レベル421(第6図)以下に下がり、この時に携帯用
マイクロプロセツサ(MPU)40はリセツトされる。この
ことは時間t1とt2の間のどこかで起きる。
時間間隔t1〜t2の間はリセツト回路29の可制御シリーズ
パスゲート401は開いているが、このことは端子402にお
ける信号電圧を著しくは変化させないが、それは560kΩ
の抵抗404を介して1μFのコンデンサ403が充電され、
その結果これらの充電用素子の比較的遅い時定数により
端子402の電圧上昇は僅かなものであるからであるとい
う点に注目すべきである。このことは、時間t2において
基地マイクロプロセツサ(MPU)22は時間t1とt3の比較
的短い時間の間に信号Aに高パルスを出すので重要であ
る。この高出力は結果として可制御シリーズパスゲート
401をオンにするが、時間t1〜t2の期間中にはコンデン
サ403は僅かな量しか充電されないので基地リセツト端
子23における電圧(信号E)のシフトは僅かなものとな
る。従つて、時間t1〜t2の期間中はID出力端子24におけ
る電圧は十分な最短時間の間低に留まつていないので、
次の正信号遷移に応答してリセツト端子23におけるイン
パルスはリセツトしきい値420(第6図)を超える。こ
のことはt3〜t4の間に起きるデータ伝送期間中について
も云える。
その後の時間t3において、基地マイクロプロセツサ(MP
U)22は高出力を出すのをやめ、短期間同期ビツト及び
データビツトを含む1列のデータを与え、それにより特
定のIDコードが基地マイクロプロセツサ(MPU)22によ
つて携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40のID入力端子4
2へ出力される。この方法によつて基地マイクロプロセ
ツサ(MPU)22は所望するIDコードを携帯用マイクロプ
ロセツサ(MPU)40へ送つて携帯用マイクロプロセツサ
(MPU)40によつて読取られるようにし、最終的には携
帯用IDメモリ17の記憶位置に記憶されるようにする。時
間t3とその後のデータ終了時間t3の間に送られるデータ
を含む電圧レベルの高−低および低高遷移は十分に早い
速度で起きるので、端子402には余り大きな電圧は蓄積
しないものと意図されている。という訳は、さもないと
基地マイクロプロセツサ(MPU)22のID出力端子24が高
電圧レベルに戻つた時に、基地マイクロプロセツサ(MP
U)22の追加リセツトが起きるかもしれないからであ
る。時間t3〜t4の間に基地マイクロプロセツサ(MPU)2
2は第4図a及び第4図bのフローチヤートに示されて
いる通りに2回IDコードを出力する。
時間t4の後に、基地マイクロプロセツサ(MPU)22のID
出力端子24は開回路となり、その結果抵抗49によつてこ
のID出力端子24には一定の高電圧が生じ、この高電圧は
その後の時間t5まで維持され、その時にプラグ及びソケ
ツトアセンブリ28及び45は切り離されるものと考えられ
る。これらのプラグ及びソケツトアセンブリ28及び45が
切り離されると、第6図の信号A−Eは図示されている
ように変化し、時間t5〜t6によつて表わされている2秒
間(sec)というかなり長い時間の後に、端子402(信号
D)における電圧はB+電圧に匹敵する値に達している
ので、その後、可制御シリーズパスゲート401がオンに
なると、基地マイクロプロセツサ(MPU)22は基地マイ
クロプロセツサ(MPU)22のリセツト端子23における十
分な大きさの負インパルスの発生によりリセツトされ
る。
本来リセツト回路29は基地ID情報線と基地マイクロプロ
セツサ(MPU)22のリセツト端子23との間に結合されて
いるリセツト回路に対応し、機械的ID情報線(ID出力端
子24及びID入力端子42間の接続線)上の所定の初期信号
遷移に応答してリセツトパルスを基地マイクロプロセツ
サ(MPU)22へ与える一方で、その後のデータ伝送期間
中にID線上で起きるほぼ同じ信号遷移を無視する。この
ことは、これらのその後の信号遷移の前に、所定の電圧
レベル(低電圧)が存在する間のデータ伝送期間中の同
様な遷移に先行する時間間隔よりも大幅に長い時間間隔
の間に、情報線上に前記所定の電圧レベル(低電圧)が
存在しないならば、リセツト回路29にこれらのその後の
信号遷移を無視させることによつて達成される。
結合可能なプラグ及びソケツトアセンブリ28及び45は結
合可能なコネクタアセンブリを含み、このコネクタアセ
ンブリは基地及び携帯用のID端子24及び42間を結合する
ことによつて基地マイクロプロセツサ(MPU)22を携帯
用マイクロプロセツサ(MPU)40に結合させ、前記基地
及び携帯用のID端子24及び42の初期結合に応答してt0
おいてID線上に前記初期信号遷移を行う。更に詳しく云
うと、リセツト回路29はコンデンサ403及び長時間定電
流充電抵抗404を含み、これらのコンデンサ403と抵抗40
4は一緒になつて、ID線上の電圧レベルが所定のレベル
に維持される著しく長い時間がパルス遷移の前にある
と、前記初期パルス遷移に似たID線上のパルス遷移に応
答して、前記基地マイクロプロセツサ(MPU)22のリセ
ツトパルスを与える。その後前記ID線上のデータ伝送期
間中は、ID線上の電圧レベルはこの著しく長い時間の
間、存在しなくなるが、同様な信号遷移がデータ伝送の
ために与えられる。
またリセツト回路29は、本来ID線上のデータ伝送以前に
前記リセツトパルスを終了させることを目的とした10k
Ωの抵抗405を含む短時間定電流充電抵抗をも含む。リ
セツト回路29はプラグ及びソケツトアセンブリ28及び45
が結合されるまで前記の著しく長い時間の間、所定の信
号レベルを与える抵抗30を利用する。従つて抵抗30はリ
セツト回路29の一部と考えることができる。
リセツト回路50は、少なくとも最低時間間隔の間、存在
する所定の電圧レベルを含むID線上の受信信号に応答し
て携帯用リセツトパルスを与える抵抗−コンデンサ回路
によつて特徴づけられている。この電圧レベルの後には
データが続き、その場合には前記ID線上の前記データの
伝送期間中には大幅に、より短い持続時間の、同様な電
圧レベルのみが与えられ、従つてデータが携帯用マイク
ロプロセツサ(MPU)40をそれ以上リセツトするのを防
止する。
本発明の特定の実施例をここに説明したが、ここに開示
した基本原理をなお含む本実施例の多数の変形が存在す
るかもしれないという点に注目すべきである。明らかに
本発明は基地及び携帯用ID線の機械的接続に依存してリ
セツトパルスを基地マイクロプロセツサ(MPU)22へ与
え、次には基地マイクロプロセツサ(MPU)22がリセツ
トパルスを携帯用マイクロプロセツサ(MPU)40へ与え
るが、基地マイクロプロセツサ(MPU)22のリセツトを
開始する他の技術も利用できる。更に、本発明は携帯用
通信装置12がそのIDコードを学習するようにするために
ID情報を機械的ID線を通じて携帯用マイクロプロセツサ
(MPU)40へ送信することを含むが、無線通信リンク15
を含むこのID情報伝送用の他の経路も利用できる。ここ
には本発明の特定の実施例を示し説明したが、当業者に
はこれ以外の変更および改良が可能であろう。ここに開
示し請求した基本原理を保有しているそのようなすべて
の変更は本発明の範囲内にある。
[発明の効果] 本携帯用電話識別転送装置は対応するID(識別)コード
を有する携帯用通信装置と基地通信装置との間で所望す
る通信を行う通信リンク(これは無線リンクであること
が好ましい)を扱つている。そのような携帯用電話識別
転送装置においては、携帯用通信装置と基地通信装置が
機械的に結合している場合に、携帯用通信装置がそのID
(識別)コードを基地通信装置から学習することが好ま
しく、このことは携帯用電話識別転送装置の秘密保護を
保証する。携帯用通信装置がそのID(識別)コードを基
地通信装置から学習することを可能にする唯一の方法は
基地装置への機械的接続を介して行う方法であるからで
ある。この種の携帯用電話識別転送装置においては、基
地に機械的に接続されていない携帯用通信装置は、それ
らの通信装置が基地と通信できるようにするために特定
の携帯用ID(識別)コードを学習することができない。
本発明による携帯用電話識別転送装置は携帯用通信装置
が基地通信装置に機械的に結合される度毎に携帯用通信
装置が常に新たな携帯用ID(識別)コードを学習するよ
うにさせるか、又は基地通信装置への携帯用通信装置の
初期接続に応答してのみ携帯用通信装置に携帯用ID(識
別)コードを学習させることを意図している。この後者
の携帯用電話識別コード転送装置においては、携帯用通
信装置が基地に機械的に結合される前にすでに適当なID
(識別)コードを有すると、携帯用通信装置は新たなコ
ードを学習、記憶することを妨げられる。これらの種類
の携帯用電話識別コード転送装置の各々は、少なくとも
最初は携帯用通信装置が任意の基地通信装置と結合して
携帯用電話識別コード転送装置を作ることを可能にす
る。これらの携帯用電話識別コード転送装置の各々は、
携帯用通信装置への特定の携帯用ID(識別)コードの時
間のかかる、複雑な符号化を行う代わりにエンドユーザ
がこれらの通信装置を結合するだけで基地通信装置と携
帯用通信装置とを対にする。
基地通信装置が適当な携帯用ID(識別)コードを携帯用
通信装置に転送できるようにする機械的接続はプラグ及
びソケツトアセンブリを含み、その一方の部分は基地及
び携帯用通信装置の各1つに対応づけられていることが
好ましい。このアセンブリは基地通信装置内のバツテリ
充電装置と、携帯用通信装置に動作電力を与える携帯用
通信装置内のバツテリとの間の動作的接続を与えること
が好ましい。従つて、コード学習をもたらす基地及び携
帯用通信装置間の機械的接続は基地及び携帯用通信装置
間に存在するバツテリ充電プラグ及びソケツトコネクタ
を利用する。また、基地及び携帯用通信装置の各々は、
ID(識別)コードの送信、受信及び確認を可能にし、携
帯用及び基地通信装置が対応するID(識別)コードを有
する時間を決定してその間の所望する通信を可能にする
マイクロプロセツサを含むことが好ましい。携帯用及び
基地通信装置間のこの所望する通信を行う期間中には、
基地通信装置は、基地に接続され又はそこに含まれてい
て他の方法ではアクセスできない通信装置にアクセスす
る。この通信装置は基地通信装置内、又は基地及び携帯
用通信装置間の適当なID(識別)対応がある場合にのみ
基地通信装置を介して携帯用通信装置によつてアクセス
できる本発明の携帯用電話識別コード転送装置内に秘密
メモリの位置を含むことができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の基地ID(識別)コードを有する少な
    くとも1つの基地局(11)と; 携帯用IDコードをその中に記憶できる少なくとも1つの
    携帯局(12)とを有し; 前記基地局(11)および携帯局(12)は、これら各局に
    それぞれ記憶されている基地IDコードおよび携帯用IDコ
    ードが相互に適切な対応関係を有することの決定に応答
    して、通信リンク(15)において基地局・携帯局間の所
    望の情報通信を確立することが可能である通信システム
    (10)であって: 前記基地局は、基地局・携帯局間に設定される所定の接
    続に応答して、コード情報を前記携帯局へ送信するコー
    ド送信手段(22)を備え、前記コード情報は前記基地ID
    コードによって決定され; 前記携帯局は、前記所定の接続の設定に応答して前記基
    地局からの前記コード情報を受信し、かつ前記コード情
    報によって決定されるIDコードを学習して記憶する学習
    記憶手段を有する; ことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】前記携帯局の学習記憶手段および前記基地
    局のコード送信手段は前記所定の接続の設定に応答して
    自動的に起動する; ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】前記所定の接続の設定は基地局・携帯局間
    の機械的結合により成される; ことを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】前記携帯局および基地局はそれぞれ、互い
    に選択的に結合可能であるプラグおよびソケットアッセ
    ンブリ(28、45)を有し、前記基地および携帯局の回路
    間を直接的電気的に相互接続する; ことを特徴とする請求項3記載の通信システム。
  5. 【請求項5】前記プラグおよびソケットアセンブリは、
    前記基地局がそれを通じてコード信号を伝送する電気導
    体路(24′、42′)を含む; ことを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 【請求項6】前記プラグおよびソケットアッセンブリ
    は、前記基地局内のバッテリ充電手段(25)と前記携帯
    局内のバッテリ(46)との間に動作的接続を与える電気
    的接点(26′、27′、43′、44)を含み; 前記携帯用バッテリ(46)は、少なくとも前記携帯局筐
    体が前記基地局筐体から分離されており前記プラグおよ
    びアッセンブリが分離されている場合には前記携帯局に
    動作電力を供給する; ことを特徴とする請求項5記載の通信システム。
  7. 【請求項7】前記電気導体路は、前記バッテリ充電電気
    接点から分離している少なくとも1つの電気信号路を含
    む、ことを特徴とする請求項6記載の通信システム。
  8. 【請求項8】前記所望の情報通信は、前記プラグおよび
    ソケットアッセンブリが結合されている場合に、また前
    記プラブソケットアッセンブリが分離されている場合に
    も確立される; ことを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  9. 【請求項9】前記携帯局は、前記携帯用および基地局間
    に前記所定の接続が設定される度毎に、前記学習記憶手
    段を起動する手段(40)を備える; 請求項1または2に記載の通信システム。
  10. 【請求項10】前記携帯局は、携帯用IDコードが前記所
    定の接続以前にすでに前記携帯局に記憶されている場合
    には前記学習記憶手段の起動を妨げる手段(40)を備え
    る; ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】前記基地局は、前記所定の接続の設定に
    応答して自動的にコード情報を送信し; 前記学習記憶手段は、前記所定の接続の設定に応答して
    携帯用IDコードを自動的に学習する; ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
JP60500153A 1983-12-05 1984-11-19 携帯用電話識別コード転送機能を有する通信システム Expired - Lifetime JPH0693652B2 (ja)

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