JPH0693574A - シャリンバイの引き染染色法 - Google Patents
シャリンバイの引き染染色法Info
- Publication number
- JPH0693574A JPH0693574A JP3269936A JP26993691A JPH0693574A JP H0693574 A JPH0693574 A JP H0693574A JP 3269936 A JP3269936 A JP 3269936A JP 26993691 A JP26993691 A JP 26993691A JP H0693574 A JPH0693574 A JP H0693574A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dye
- raphiolepis
- umbellata
- dyeing
- fabric
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 大島紬などの絹糸染に使用されている天然染
料シャリンバイを安定性・堅牢度を落とさずに織上がっ
た生地に、均一に染色する。 [構成] 自生しているシャリンバイからチップを作
り、それを90度以上で6時間以上煮沸しシャリンバイ
色素抽出液を作る。その染料液に均染剤をいれ、引き染
の技法により刷毛を用いて生地に染料液を染め、自然乾
燥させる。乾燥後、90度以上の蒸気で40分以上蒸し
て色素の定着・色止めをする。
料シャリンバイを安定性・堅牢度を落とさずに織上がっ
た生地に、均一に染色する。 [構成] 自生しているシャリンバイからチップを作
り、それを90度以上で6時間以上煮沸しシャリンバイ
色素抽出液を作る。その染料液に均染剤をいれ、引き染
の技法により刷毛を用いて生地に染料液を染め、自然乾
燥させる。乾燥後、90度以上の蒸気で40分以上蒸し
て色素の定着・色止めをする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物染料のなかでとく
に堅牢度の高いシャリンバイをすでに織上げられている
絹織物に均一に染色できることで、科学染料にはない安
定性と安全性を確保できる。
に堅牢度の高いシャリンバイをすでに織上げられている
絹織物に均一に染色できることで、科学染料にはない安
定性と安全性を確保できる。
【0002】
【従来の技術】本来シャリンバイを用いての染色方法
は、大島紬等の原料になる絹糸を高温に熱したシャリン
バイの抽出液のなかに浸し、その後に泥染と言われる独
特の媒染方法で、絹糸にシャリンバイの色素成分を定着
させるという方法で行なわれていた。
は、大島紬等の原料になる絹糸を高温に熱したシャリン
バイの抽出液のなかに浸し、その後に泥染と言われる独
特の媒染方法で、絹糸にシャリンバイの色素成分を定着
させるという方法で行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シャリンバイを織上が
っている絹織物に均一に染色するというのは、その媒染
方法の不安定さから不可能に近いといわれていた。
っている絹織物に均一に染色するというのは、その媒染
方法の不安定さから不可能に近いといわれていた。
【0004】解決しようとする問題点としては、泥染と
いわれる媒染方法を採らずに、いかに織上がっている絹
織物に均一に、なおかつ堅牢度をそこなわずにシャリン
バイの色素を染色・定着できるかという点にある。
いわれる媒染方法を採らずに、いかに織上がっている絹
織物に均一に、なおかつ堅牢度をそこなわずにシャリン
バイの色素を染色・定着できるかという点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】自生している車輪梅の樹
皮・幹材のチップを作り、そのチップを水に浸す。その
状態で水温を90〜100度まで上昇させ、6時間以上
煮沸しシャリンバイ色素を十分に抽出する。その抽出液
を濾過してから冷却する。
皮・幹材のチップを作り、そのチップを水に浸す。その
状態で水温を90〜100度まで上昇させ、6時間以上
煮沸しシャリンバイ色素を十分に抽出する。その抽出液
を濾過してから冷却する。
【0006】冷却されたシャリンバイ色素抽出液に均染
剤をいれ、引き染の技法を用い、絹糸で織られた生地
に、刷毛を用いて抽出液を染めこみます。自然乾燥させ
た後に、90〜100度の蒸気で40分以上蒸し、水洗
いを行なって色止めをする。色彩濃度は引き染・蒸しを
繰り返すことによって濃度を上昇させる。
剤をいれ、引き染の技法を用い、絹糸で織られた生地
に、刷毛を用いて抽出液を染めこみます。自然乾燥させ
た後に、90〜100度の蒸気で40分以上蒸し、水洗
いを行なって色止めをする。色彩濃度は引き染・蒸しを
繰り返すことによって濃度を上昇させる。
【0007】
【発明の効果】以上説明してきたように、天然染料のな
かでも色素の安定性・堅牢度が高いシャリンバイを織上
げられた生地に直接染色できることから、ローコストで
直接肌に触れる素材等への応用や頻繁に水に漬けるもの
への応用が考えられる。
かでも色素の安定性・堅牢度が高いシャリンバイを織上
げられた生地に直接染色できることから、ローコストで
直接肌に触れる素材等への応用や頻繁に水に漬けるもの
への応用が考えられる。
Claims (1)
- 【請求項1】 古くから大島紬などの原料の絹糸の染色
に使われていた沖縄や奄美群島に自生している車輪梅
(シャリンバイ)を用い、泥媒染での染料の定着方法を
用いず、シャリンバイのチップを煮沸し抽出した染料液
に均染剤を入れて引き染の技法を用いて、糸染ではなく
すでに織上げられている絹織物に染色し定着させるその
染色方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3269936A JPH0693574A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | シャリンバイの引き染染色法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3269936A JPH0693574A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | シャリンバイの引き染染色法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0693574A true JPH0693574A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17479266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3269936A Pending JPH0693574A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | シャリンバイの引き染染色法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0693574A (ja) |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP3269936A patent/JPH0693574A/ja active Pending
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