JPH0692429A - スクリューフィーダ - Google Patents

スクリューフィーダ

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JPH0692429A
JPH0692429A JP26945292A JP26945292A JPH0692429A JP H0692429 A JPH0692429 A JP H0692429A JP 26945292 A JP26945292 A JP 26945292A JP 26945292 A JP26945292 A JP 26945292A JP H0692429 A JPH0692429 A JP H0692429A
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screw
cylindrical casing
hopper
powder
blade
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JP26945292A
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Yoshito Izaki
義人 井崎
Tadafumi Kamikawa
忠文 上川
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DAINIPPON SUGAR
Dainippon Seiki Co Ltd
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DAINIPPON SUGAR
Dainippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 比較的簡単な構成により粉粒体の供給速度を
変更することができ、スクリュー羽根による粉粒体の移
送量が少ないときでも、粉粒体をケーシング内で滞留さ
せることなく良好な流動状態により連続して移送し排出
口から一定状態で落下させることができるようにする。 【構成】 円筒ケーシング16内に配設されるスクリュー
羽根20を回転軸18に、その軸線方向に伸縮自在に保持
し、スクリュー羽根20の一端部を回転軸18に固着す
る。スクリュー羽根20を押圧回転体34の摺接部36で軸
線方向に押圧して収縮させ、スクリュー羽根20のピッ
チを小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医薬品や染料、顔
料、各種添加剤等の化学品、食品添加物などの粉粒体を
自動計量するシステムにおいて、粉粒体を定量供給する
のに使用されるスクリューフィーダに関し、特に、粉粒
体の供給速度を変更可能にするための技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】粉粒体の自動計量システムにおいて、粉
粒体の計量精度を高めるため、特に計量しようとする粉
粒体が微量であるような場合には、粉粒体を計量装置へ
供給する速度を遅くする調整が必要になる。また、粉粒
体の計量を効率良く行なうために、計量しようとする粉
粒体量の、例えば90〜95%を計量装置へ高速で供給
した後、粉粒体の供給速度を遅く切り換えて計量の正確
さも確保する、といったことが一般に行なわれている。
【0003】スクリュー羽根の回転動作によって粉粒体
を移送する方式のスクリューフィーダにおいては、粉粒
体の供給速度を変更する手段として、スクリュー羽根の
回転数を変化させることが一般に採用されている。すな
わち、スクリュー羽根が固着された回転軸を回転させる
駆動モータの回転数を変えたり、回転軸と駆動モータと
の間に変速機を介設したり、高速モータと低速回転用の
ギヤードモータと電磁クラッチとを組み合わせた駆動機
構を用いるなどして、スクリュー羽根の回転数を変化さ
せることができるようにし、粉粒体の供給速度を変更す
るようにしている。
【0004】また、例えば特開昭64−64912号公
報等には、ホッパーに連接され粉粒体落下用の排出口が
設けられたケーシング内に、小供給スクリューと大供給
スクリューとを水平方向に互いに平行に設けてスクリュ
ーフィーダを構成し、このスクリューフィーダにより、
予め決められた時間内は両方のスクリューを回転させて
粉粒体を高速でケーシングの排出口から落下させ、その
後は大供給スクリューを停止させ小供給スクリューだけ
を回転させて粉粒体を低速でケーシングの排出口から落
下させ、所定量の粉粒体を計量するようにする技術が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スクリュー羽根の回転
数を変化させて粉粒体の供給速度を変更する方式の上記
スクリューフィーダでは、スクリュー羽根の径やピッチ
はそのままで単にスクリュー羽根の回転数を変えるだけ
である。このため、スクリュー羽根による粉粒体の移送
量が多いときは、粉粒体が連続してスムーズにケーシン
グ内を流動していても、スクリュー羽根の回転数が小さ
くされてスクリュー羽根による粉粒体の移送量が少なく
なったときは、粉粒体の流動状態が悪くなり、ケーシン
グ内で粉粒体が小塊状に滞留する個所が生じたりするな
どして、ケーシングの排出口からの粉粒体の落下状態が
一定化しない、といったことがある。この結果、粉粒体
の計量精度が低下する、といった問題点がある。
【0006】また、特開昭64−64912号公報に開
示されているように、ケーシング内に小供給スクリュー
と大供給スクリューとを並設したスクリューフィーダ
は、ケーシングの構造が複雑になり、また、駆動系も2
組必要となるなど、装置全体としての構成も複雑化す
る、といった問題点がある。
【0007】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、比較的簡単な構成により粉粒体の供
給速度を変更することができ、スクリュー羽根による粉
粒体の移送量が少ないときでも、粉粒体をケーシング内
で良好な流動状態により連続して移送し、ケーシングに
形設された排出口からの粉粒体の落下状態を常に一定に
することができるスクリューフィーダを提供することを
技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明では、スクリュ
ー羽根のピッチを可変にして、粉粒体の供給速度を変更
できるようにした。すなわち、この発明は、上部に粉粒
体の投入口を有するホッパーと、円筒状をなし、前記ホ
ッパーの下部に連結されて水平方向に配設され、一端が
ホッパーの内底部分に連通し、他端が閉塞され、途中に
粉粒体の落下排出口が形設された円筒ケーシングと、こ
の円筒ケーシングの筒心部に配設され、回転自在に支持
された回転軸と、この回転軸に螺旋状に取着され、回転
軸と一体的に回転することにより前記ホッパーの内底部
分から前記円筒ケーシングの落下排出口へ向かって粉粒
体を移送するスクリュー羽根とを備えてなるスクリュー
フィーダにおいて、前記スクリュー羽根のピッチを可変
にする機構として、スクリュー羽根を前記回転軸に、そ
の軸線方向に伸縮自在に保持して、スクリュー羽根の一
端部を回転軸に固着し、前記円筒ケーシング内の、前記
ホッパーとの連通部分の反対側に、円筒ケーシングの内
周面に摺接しその長さ方向に移動自在に保持された押圧
部材を配設し、この押圧部材を前記円筒ケーシングの長
さ方向に移動させて、その押圧部材により前記スクリュ
ー羽根を軸線方向に押圧して収縮させ、スクリュー羽根
のピッチを小さくするピッチ変更手段を設けるようにし
た。
【0009】
【作用】上記構成のスクリューフィーダでは、ピッチ変
更手段によって押圧部材を円筒ケーシングの長さ方向に
移動させ、その押圧部材を介しスクリュー羽根を軸線方
向に押圧して収縮させることにより、スクリュー羽根の
ピッチが小さくなる。このようにスクリュー羽根のピッ
チを小さくした状態で回転軸を回転させると、一端部が
回転軸に固着されたスクリュー羽根が円筒ケーシング内
で回転軸と一体的に回転する。このとき、回転軸の回転
数は変わらず、一方、スクリュー羽根のピッチは小さく
なっているため、スクリュー羽根による粉粒体の移送量
が少なくなる。そして、スクリュー羽根の回転数を変え
ないため、粉粒体は、円筒ケーシング内で滞留したりす
ることなく良好な流動状態で連続して移送され、円筒ケ
ーシングの落下排出口から一定状態で落下する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0011】図1及び図2は、この発明の1実施例に係
るスクリューフィーダを自動計量装置と組み合わせた場
合の全体構成を示す縦断面図であり、図1が、粉粒体の
供給速度を大きくしたときの状態を示し、図2が、粉粒
体の供給速度を小さくしたときの状態を示している。
【0012】このスクリューフィーダ10は、粉粒体、例
えば医薬品や染料、顔料、添加剤等の粉体Pを投入する
投入口14を上部に有するホッパー12、このホッパー12の
下部に連結されて水平方向に配設された円筒ケーシング
16、この円筒ケーシング16の筒心部に配設された回転軸
18、この回転軸18に螺旋状に取着され、回転軸18と一体
的に回転するスクリュー羽根20などを備えて構成されて
いる。
【0013】円筒ケーシング16は、その一端がホッパー
12の内底部分に連通しており、他端がキャップ22によっ
て閉塞されている。また、円筒ケーシング16の途中に、
粉体Pをケーシング外へ落下させるための落下排出口24
が形設されている。そして、円筒ケーシング16の落下排
出口24の直下位置に、自動計量装置26の載置台上に載置
された計量容器28が配置される。
【0014】回転軸18の一端側は、ホッパー12の内底部
分を水平方向に貫通し、その端部が、ホッパー12の下部
に固着された閉塞部材30に取着された軸受32に回転自在
に支持されている。また、回転軸18の他端側は、摺接部
36及び連結管部38が一体形成されて構成された押圧回転
体34に、互いに軸心線を一致させて連接されている。そ
して、押圧回転体34の連結管部38に、その軸線方向にス
リット46が形成されているとともに、回転軸18の端部近
くに、スリット46に摺接可能に係合する回り止めピン48
が固着されていて、回転軸18と押圧回転体34とが、軸線
方向には摺動可能であるが、回転方向には共回りするよ
うに連接されている。押圧回転体34の摺接部36は、円筒
ケーシング16内の、キャップ22によって閉塞された側に
配置されており、円筒ケーシング16の内周面に摺接して
その長さ方向に移動自在に保持されている。また、押圧
回転体34の連結管部38は、キャップ22を貫通して円筒ケ
ーシング16外へ延設されており、その先端部がカップリ
ング40を介してモータ42の回転軸44に連結されている。
そして、モータ42を回転駆動させると、押圧回転体34及
び回転軸18が回転するようになっている。
【0015】スクリュー羽根20は、図3に部分図を示す
ように、帯状鋼板を螺旋状に巻いて形成されている。こ
のスクリュー羽根20の内周縁と回転軸18との間には僅か
な隙間が形成されるようにしており、スクリュー羽根20
は回転軸18に、その軸線方向に伸縮自在に保持されてい
る。また、スクリュー羽根20は、その一端部が回転軸18
に固着されており、回転軸18と一体的に回転する。そし
て、モータ42の架台50は、図示していないが、モータ等
を用いた直動往復機構に連結されており、直動往復機構
によってモータ42を回転軸18の軸線方向に移動させるこ
とにより、押圧回転体34が回転軸18に摺接しながら軸線
方向に移動し、押圧回転体34の摺接部36によってスクリ
ュー羽根20を軸線方向に押圧して収縮させ、スクリュー
羽根20のピッチを小さくすることができる構成となって
いる。尚、図中の52はオイルシールである。
【0016】上記構成のスクリューフィーダ10におい
て、自動計量装置26の載置台上に載置された計量容器28
内への粉体Pの供給速度を大きくするときは、図1に示
したように、モータ42を円筒ケーシング16に対してその
軸線方向に後退させ、押圧回転体34の摺動部36を円筒ケ
ーシング16の末端付近に位置させる。これにより、スク
リュー羽根20は、その弾発力によってほぼ円筒ケーシン
グ16の長さ方向全体に伸長した状態となり、ピッチが大
きくなる。そして、計量容器28内への粉体Pの供給速度
を切り換えて遅くするときは、図1に示した状態から、
直動往復機構によりモータ42を円筒ケーシング16に接近
する方向へ移動させ、図2に示したように、押圧回転体
34を回転軸18に摺接させながら円筒ケーシング16内へ深
く押し入れる。これにより、スクリュー羽根20は、押圧
回転体34の摺動部36によって軸線方向に押圧され、収縮
した状態となって、ピッチが小さくなる。
【0017】上記したようにしてスクリュー羽根20のピ
ッチが小さくされた状態で、回転軸18の回転数を変えず
に、回転軸18と一体的にスクリュー羽根20を回転させる
と、スクリュー羽根20による粉体Pの移送量が少なくな
り、円筒ケーシング16の落下排出口24から計量容器28内
へ落下する粉体Pの流量が少なくなる。この場合、スク
リュー羽根20の回転数は、粉体Pの供給速度が大きいと
き(図1に示した状態のとき)と同じであるため、粉体
Pは、円筒ケーシング16内で滞留したりすることなく良
好に流動して連続移送され、円筒ケーシング16の落下排
出口24から一定状態で落下することになる。従って、計
量精度に影響を及ぼすことはない。
【0018】この発明に係るスクリューフィーダは上記
したように構成されているが、この発明の範囲は上記説
明並びに図面の内容によって限定されず、要旨を逸脱し
ない範囲で種々の変形例を包含し得る。すなわち、スク
リュー羽根を押圧して収縮させる機構としては、上記実
施例のように、押圧部材とモータの回転軸とを連結し
て、モータ自体を直動往復機構によって進退させるよう
な構成のものでなく、モータは固定しておき、押圧部材
だけを移動させるように構成してもよい。また、スクリ
ュー羽根の構成も、図3に示したものに限定されない。
【0019】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
かつ作用するので、この発明に係るスクリューフィーダ
を使用すれば、粉粒体の供給速度を簡単に変更すること
ができ、粉粒体の供給速度を遅くしたときでも、粉粒体
を円筒ケーシング内で滞留させたりすることなく良好な
流動状態により連続して移送し、落下排出口から粉粒体
を一定状態で落下させることができるため、粉粒体の自
動計量システムにおける計量精度を高く維持することが
できる。そして、このスクリューフィーダは、構成も比
較的簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例に係るスクリューフィーダ
を自動計量装置と組み合わせた場合の全体構成を示す縦
断面図であって、粉粒体の供給速度を大きくしたときの
状態を示す図である。
【図2】同じく、粉粒体の供給速度を小さくしたときの
状態を示す図である。
【図3】この発明に係るスクリューフィーダに使用され
るスクリュー羽根の構成の1例を示す部分図である。
【符号の説明】
10 スクリューフィーダ 12 ホッパー 14 投入口 16 円筒ケーシング 18 回転軸 20 スクリュー羽根 22 キャップ 24 落下排出口 32 軸受 34 押圧回転体 36 摺接部 38 連結管部 42 モータ P 粉体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に粉粒体の投入口を有するホッパー
    と、円筒状をなし、前記ホッパーの下部に連結されて水
    平方向に配設され、一端がホッパーの内底部分に連通
    し、他端が閉塞され、途中に粉粒体の落下排出口が形設
    された円筒ケーシングと、この円筒ケーシングの筒心部
    に配設され、回転自在に支持された回転軸と、この回転
    軸に螺旋状に取着され、回転軸と一体的に回転すること
    により前記ホッパーの内底部分から前記円筒ケーシング
    の落下排出口へ向かって粉粒体を移送するスクリュー羽
    根とを備えてなるスクリューフィーダにおいて、前記ス
    クリュー羽根を前記回転軸に、その軸線方向に伸縮自在
    に保持して、スクリュー羽根の一端部を回転軸に固着す
    るとともに、前記円筒ケーシング内の、前記ホッパーと
    の連通部分の反対側に、円筒ケーシングの内周面に摺接
    しその長さ方向に移動自在に保持された押圧部材を配設
    し、この押圧部材を前記円筒ケーシングの長さ方向に移
    動させて、その押圧部材により前記スクリュー羽根を軸
    線方向に押圧して収縮させ、スクリュー羽根のピッチを
    小さくするピッチ変更手段を設けたことを特徴とするス
    クリューフィーダ。
JP26945292A 1992-09-10 1992-09-10 スクリュ―フィ―ダ Expired - Lifetime JP2514148B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6913771B2 (en) 2002-01-09 2005-07-05 Oladur, Ltd Process for the production of soybean sugars and the product produced thereof
CN109178805A (zh) * 2018-07-20 2019-01-11 芜湖佩林郁松计量科技有限公司 一种带有计量功能的物料输送装置
CN111503326A (zh) * 2020-04-22 2020-08-07 温州市慧能机械科技有限公司 一种启闭易燃易爆气体介质钢瓶的阀门
CN116573434A (zh) * 2023-07-12 2023-08-11 江苏道金智能制造科技股份有限公司 高温反应釜包覆造粒用物料输送装置及其工作方法

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