JPH0692383B2 - トコフエロ−ルの精製法 - Google Patents

トコフエロ−ルの精製法

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JPH0692383B2
JPH0692383B2 JP60170986A JP17098685A JPH0692383B2 JP H0692383 B2 JPH0692383 B2 JP H0692383B2 JP 60170986 A JP60170986 A JP 60170986A JP 17098685 A JP17098685 A JP 17098685A JP H0692383 B2 JPH0692383 B2 JP H0692383B2
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/04Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
    • C07D311/58Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4
    • C07D311/70Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4 with two hydrocarbon radicals attached in position 2 and elements other than carbon and hydrogen in position 6
    • C07D311/723,4-Dihydro derivatives having in position 2 at least one methyl radical and in position 6 one oxygen atom, e.g. tocopherols

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はトコフェロールの精製法に関する。
発明の背景 ビタミンEとも称するトコフェロール化合物はある種の
植物油中に含まれる活性成分である。ビタミンE活性と
はこの群の栄養物質が示す生理学的活性を意味する。ビ
タミンE活性を有する化合物は、全て、クロマン−6−
オールの誘導体である際立った一連の化合物群に属す
る。これらの化合物は、全てイソプレノイドC16側鎖を
有するトコール誘導体であって、不飽和C16側鎖を有す
るこれらの化合物も包含される。「トコール」の語は2
−メチル−2−(4′,8′,12′−トリメチルトリデシ
ル)クロマン−6−オールを示すのに用いられている。
α−、β−、γ−およびδ−トコフェロールがビタミン
E活性について最も重要な化合物であって、商業的には
種々の天然源から単離されている。不飽和側鎖を有する
トコフェロール化合物であるトコモノエノール、トコジ
エノール等のようなエノール類もまた重要である。これ
らの不飽和化合物もまたビタミンE活性を示す。したが
って、本発明で用いる「トコフェロール」、「トコフェ
ロール化合物」および「トコフェロール同族体」なる語
には不飽和トコエノール化合物のような化合物も包含さ
れる。
トコフェロールは、有機物質に広範に分布していること
が知られており、穀類の穀物油、主としてトウモロコシ
および小麦油、また、大麦およびライ麦中に高濃度で存
在する。トコフェロールは、また、サフラワー油、大豆
油、ピーナッツ油、綿実油、アマニ油、ヒマワリ油、菜
種油おびパーム油のような植物油、他の植物源等に存在
する。
一般に、トコフェロールはその抗酸化剤およびビタミン
E活性のために広範に使用されている。この理由からト
コフェロールは食物、飼料および医薬として大きな価値
を有する。しばしば、トコフェロールの混合物はビタミ
ンE活性を向上させるために単離、精製され、ついでメ
チル化されている。
トコトリエノールのような不飽和C16側鎖を有するトコ
フェロール同族体を水素添加し、ついでβ−、γ−およ
びδ−異性体をα−トコフェロールに変換してビタミン
E活性を向上させることができる。
天然の植物油は少量のトコフェロールを含む。麦芽油、
大豆油、綿実油等のような油がビタミンEの最も優れた
供給源のようである。抗酸化剤およびビタミンE活性と
して用いるためにトコフェロール同族体を分離、濃縮
し、トコフェロールから不純物を分離する方法を案出す
ることが商業目的に望まれている。
トコフェロールの精製およびトコフェロール濃縮物の製
造に現在用いられている1つの方法には蒸留が包含され
る。しかしながら、蒸留法は、共沸不純物からトコフェ
ロールを分離するのに失敗する。蒸留法を用いたトコフ
ェロール濃縮物の精製法の1つは米国特許第4454329号
に報告されている。このトコフェロール精製用の蒸留法
はトコフェロールと共に供給物質中に存在する遊離の脂
肪酸のエステル化を必要としている。ついで、エステル
化混合物を蒸留し、トコフェロールを留出物として集め
る。したがって、この方法では脂肪酸をエステル化し、
ついでトコフェロールから分離している。
トコフェロール同族体がフェノール性ヒドロキシ基有
し、従って、酸反応体を用いてエステル化できることは
注目に値する。特公昭55-3847号は高反応性のホウ酸エ
ステルがホウ酸とδ−トコフェロールから形成される旨
記載している。しかし、この文献によればボレートδ−
トコフェロールエステルはβ−トコフェロール形成のた
めのメチル化中間体として用いられている。ボレートδ
−トコフェロールエステル中間体は有機酸触媒の存在下
にヒドロキシメチルテトラミンと反応させることによっ
てメチル化される。この日本の公報によれば、該δ−ト
コフェロールエステルはメチル基の置換を目的とし、γ
−トコフェロールの代わりにβ−トコフェロールを形成
するための高反応性の中間体である。
本発明によれば、ボレート・トコフェロールエステルは
α−、β−およびγ−トコフェロール同族体から形成す
ることができる。加えて、トコフェロール同族体から形
成されたホウ酸エステルはトコフェロールの精製用に非
常に適している。すなわち、本発明の目的はα−、β
−、γ−およびδ−トコフェロール同族体の能力を用い
て安定なボレート・トコフェロールエステルを形成する
ことからなるトコフェロールの精製法を提供することで
ある。さらに、本発明の目的はトコフェロールと共沸す
る不純物をトコフェロール同族体から分離することがで
きる方法を提供することである。他の目的は本明細書の
記載によって明らかにする。
発明の概要 トコフェロール化合物はつぎの方法により共沸不純物か
ら分離、精製することができる。トコフェロールを精製
することができる本発明の方法は、 (a)トコフェロール含有供給原料をホウ酸、ホウ酸
源、アルコキシボロキシン、アルコキシボレート、フェ
ノキシボロキシンおよびフェノキシボレートからなる群
から選ばれる化合物と反応させてボレート・トコフェロ
ールエステルを生成し、 (b)工程(a)の生成物を蒸留してボレート・トコフ
ェロールエスエルを残留物中に残留させ、 (c)蒸留後に残ったボレート・トコフェロールエステ
ルを水、メタノールおよびエタノールからなる群から選
ばれる物質と反応させることによって該ボレート・トコ
フェロールエステルからトコフェロールを遊離させホウ
素化合物およびトコフェロールを生成し、 (d)工程(c)の反応で生成したホウ素化合物を除去
し、 (e)遊離したトコフェロールを回収することからな
る。
工程(a)のトコフェロール−ボレートエスエルの形成
は、また水、アルコールおよびフエノールのような生成
物による形成をもたらす。精製されたトコフェロールの
量を最大にするには、トコフェロールが存在する反応工
程(a)を実質的に完全にし、トコフェロールを再生成
する逆反応を防ぐべきである。したがって、トコフェロ
ールエステルと共に形成した副成物は工程(a)の間に
除去し、加水分解のような逆反応を防ぐ。これは工程
(a)の間に、エステル化反応の進行につれて熱を加え
てこれらの生成物を除去することによって達成すること
ができる。別法として、工程(b)の蒸留を用い、高沸
点不純物の蒸留前に低い蒸留温度で水、アルコール、フ
エノール、他の副生成物等を除去することもできる。こ
れらの副生成物を蒸留の間に除去する場合、蒸留温度を
徐々に上げて高沸点不純物を除去し、ボレート−トコフ
ェロールエステルを残留物中に残す。トコフェロール−
ボレートエスエルは高温で沸騰するので、トコフェロー
ルと共沸する不純物はこの蒸留中に分離することができ
る。
蒸留完了後、トコフェロールはボレート−トコフェロー
ルエステルを水、メタノールまたはエタノールと十分な
時間反応させることによってそこから遊離される。トコ
フェロールを回収する前に該トコフェロールの逆反応を
防止するために、ボレート−トコフェロールエステルと
水、メタノールおよび/またはエタノールとの反応によ
り生成したホウ素化合物を遊離したトコフェロールから
除去する。メタノールおよび/またはエタノールを用い
る場合、生成したホウ酸メチルおよび/またはエチルエ
ステルはホウ酸エステルを除去し、かつメタノールおよ
び/またはエタノールを反応系中に戻す共沸蒸留を用い
て除去される。これはトコフェロール遊離反応の完了を
促進するのに有利であって、これによりトコフェロール
の遊離および回収を最大にさせる。さらに、共沸蒸留を
用いることにより工程(c)および(d)を同時に進行
させることもできる。ボレート・トコフェロールエステ
ルからトコフェロールを遊離させるのに水を用いる場
合、水をボレート・トコフェロールエステルと、分離相
として接触させる。反応中に生成されたホウ酸は水相中
に入り、水相の分離による相分離で分離することができ
る。好ましくは、水を用いた場合、ボレート・トコフェ
ロールエステルとの接触を1回以上行ない、加水分解の
完結およびホウ酸の除去を確実にする。
トコフェロールエスエルをボレート・トコフェロールエ
ステルから遊離させ、該トコフェロールと共に生成され
たホウ素化合物から分離した後、該トコフェロールを回
収する。代表的にはトコフェロールと共に蒸留する不純
物は工程(b)の蒸留によって除去されるので、トコフ
ェロールは回収法のような別の蒸留を用い容易に回収す
ることができる。これはトコフェロールよりも高い沸点
の他の不純物を残留物中に残し、トコフェロールは蒸留
生成物として採取することができる。
実質的に全てのトコフェロールが工程(c)の反応中に
遊離され、ついで工程(c)で形成されたホウ素化合物
が実質的に全て工程(d)で除去された場合、しばしば
完全に精製されたトコフェロール生成物が工程(d)の
後に得られ、したがってトコフェロールは単にそれを採
取することによって回収するとができる。これは特に、
トコフェロールよりも高い沸点を有するトコフェロール
含有供給原料中の不純物が実質的に全く存在しなかった
場合または工程(e)で採取することができたトコフェ
ロールが抗酸化剤のような具体的な用途に十分なほど純
粋であった場合に実際に生じる。トコフェロールを回収
するために工程(e)で用いることができる別法は抽
出、吸着、クロマトグラフィーおよびイオン交換であ
る。
発明の詳説 本発明はα−、β−、γ−およびδ−トコフェロール同
族体を有機源から分離し、該トコフェロール類をより精
製された形で分離することに用いることができる。1重
量%ほどの低含有量のトコフェロール同族体でも本発明
の出発物質として用いることができる。植物油および植
物源のような天然の有機源をトコフェロール含有有機供
給原料として用いることができる。以下のものに制限さ
れるものではないが、かかる物質の適当な例にはサフラ
ワー油、大豆油、ピーナッツ油、綿実油、亜麻仁油、ヒ
マワリ油、菜種油およびパーム油が包含される。出発物
質は、またパーム・リーブ(palm leaves)、レタス、
アルファルファ、ゴム乳液および他の種々の植物原料の
ような他の植物源から採取することもできる。
また、本発明はトコフェロール濃度が高い出発物質から
トコフェロール同族体を精製するのに用いることができ
る。しばしば、植物油を用いてトコフェロール混合物を
60%まで含有する濃縮物が製造されている。本発明はこ
のような原料中のトコフェロールをさらに精製するのに
用いることができる。
有利にも、代表的にはトコフェロール同族体と同様な温
度で蒸留する不純物を本発明の方法により分離、除去す
ることができる。実際に、出発原料が95%ほどの高い純
度のトコフェロール同族体である場合とくに、本発明を
用いて同様な温度で蒸留する非トコフェロール炭化水素
不純物をトコフェロールから分離することができ、より
純粋なトコフェロール生成物を得ることができる。
本発明によれば、トコフェロール含有供給原料を十分な
量のホウ酸、アルコキシボロキシン(メタボレート)、
アルコキシボレート(オルトボレート)、フエノキシボ
ロキシン(メタボレート)、フエノキシボレート(オル
トボレート)および/またはホウ酸源と接触させ、ボレ
ート・トコフェロールエステルをエステル化反応によっ
て生成する。
非対称形のオルトおよびメタアルコキシトコフェロール
・ボレートエステルはトコフェロールをアルコキシボロ
キシン、アルコキシボレート、フエノキシボロキシンお
よびフエノキシボレートのような化合物と反応させるこ
とによって形成することができる。非対称形オルトアル
コキシトコフェロールボレートエステルは系中でホウ
酸、アルコールおよびトコフェロールを反応させること
によって形成することができる。
アルコキシおよび/またはフエノキシボロキシンおよび
/またはボレートを用いる場合、アルコキシおよびフエ
ノキシ部分は、トコフェロール・ボレートエステルと共
に生成されたアルコールがトコフェロールよりも低い温
度で蒸留し、反応が完全に行なわれるほどに十分に低い
分子量を有しなければならない。フエノキシまたはアル
コキシ基から形成されたアルコールの除去は工程(a)
または工程(b)のいずれかの間に行なうことができる
が、好ましくは工程(a)の間に行う。アルコキシボレ
ート、アルコキシボロキシン、フエノキシボロキシンお
よび/またはフエノキシボレートのアルコキシまたはフ
エノキシ基は25個までの炭素原子を有することができる
が、約3〜約15個の炭素原子を有することが好ましい。
ホウ酸、ホウ酸源、アルコキシボロキシン、アルコキシ
ボレート、フエノキシボロキシンおよびフエノキシボロ
レートによる最大ホウ素濃度は実際的な理由のみによっ
て制限される。高濃度のホウ酸またはホウ酸源で、ポリ
ボレートエステルが形成しうる。しかし、このようなポ
リボレートトコフェロールエステルも、本発明に従うト
コフェロール精製を提供することができる。
しかしながら、ホウ素は、トコフェロールを完全にエス
テル化し、最大量のトコフェロールが回収できるのに必
要な最小量で存在させるべきである。したがって、最小
量としてトコフェロール1モル当り、約1/3モルのホウ
素とすべきである。好ましくは、ホウ素濃度は供給原料
のトコフェロール1モル当りホウ素1/3モルの最小量か
らトコフェロール1モル当りホウ素20モルまでの範囲と
することができる。ステロールがトコフェロール含有供
給原料中に存在する場合、トコフェロールのエステル化
を最大にするために大過剰のホウ素を用いることが好ま
しい。これにより、トコフェロール・ボレートエステル
およびボレートステロール性エステルの両方を形成する
ことができる。ステロール性ボレートエステルは、工程
(a)の間で工程(b)の蒸留前に熱分解することがで
きる。ついで、分解したエステルは工程(b)の蒸留の
間に蒸留によって除去することができる。したがって、
ステロールが存在する場合、供給されるホウ素濃度は好
ましくはトコフェロールおよびステロール1モル当り、
約1/3モルの最小量とすることができる。より好ましく
は、該濃度範囲はトコフェロール+ステロール1モル当
り、約1/3〜約20モルまでのホウ素とすることができ
る。
トコフェロールボレートエステル化反応は室温で進行す
ることができる。しかし、本発明の方法はより高い温度
でより急速に行なうことができる。したがって、工程
(a)のエステル化反応は約40〜約305℃の温度範囲で
十分な時間行なうことができる。より好ましい温度範囲
は約100〜約225℃、最も好ましい温度範囲は約160〜約2
00℃である。100℃以上のこのような温度で、エステル
化反応により生成した縮合水を実質的に排除することが
できる。
エステル化の間、未反応トコフェロールを保持するため
に、トコフェロールの蒸留点以下の温度に維持する。し
かしながら、トコフェロールよりも揮発性が低い物質は
エステル化の間に高温を用いて除去することができる。
したがって、本発明の好ましい態様においては、トコフ
ェロール同族体よりも低い沸点物質の蒸留はエステル化
の間に行なうことができる。有利にも、これにより、エ
ステル化の間に形成された水および/またはアルコール
を除去し、ボレート・トコフェロールエステルの形成を
最大にすることができる。
エステル化の間の水および他の揮発性物質の除去を促進
するために、所望により、圧力を下げることもできる。
したがって、圧力はほぼ大気圧から水銀1mmほどの低圧
の範囲とすることができ、温度がトコフェロールを蒸留
するほどには高くない場合、さらに低く下げることもで
きる。したがって、圧力が1mmHgよりも低い圧力である
場合、温度はエステル化の完了前にトコフェロール同族
体が蒸留しないように好ましくは250℃以下に維持すべ
きである。
水またはアルコールの除去を促進することができる本発
明に従い使用できる別法の溶媒の添加である。有利に
も、適当な溶媒を用いれば、水および/またはアルコー
ルを蒸留工程の間に該溶媒と共に除去することができ
る。また、非−反応性溶媒を用いるべきである。用いる
ことができる溶媒は脂肪族炭化水素溶媒、芳香族溶媒、
アルコール類またはそれらの混合物である。好ましい溶
媒はキシレン、ベンゼン、トルエン、炭素数約3〜約10
のアルコールおよび炭素数約7〜約16の脂肪族化合物で
ある。
エステル化で生じた生成物の除去はエステル化の間に行
なうことが好ましい。なぜならば、これにより、ボレー
トエステルの加水分解によるトコフェロールの再生成を
防止できるからである。さらに、除去が進むにつれてエ
ステル化反応がより完全となり、未反応トコフェロール
によるトコフェロールの損失が防止される。
エステル化完了後、蒸留工程(b)において温度を上昇
させ、ついでボレート・トコフェロールエステルよりも
低い沸点の不純物を蒸留によって除去することができ
る。
しばしば、反応工程(a)後物質中に不用なボレート固
体が存在しうる。本発明の好ましい態様では、工程
(b)の蒸留前にこれらの固体を都合よい方法で除去す
ることができる。好ましくは、これらの固体はろ過、遠
心分離または沈殿タンクの使用によって除去することが
できる。工程(a)の反応後であって工程(b)の蒸留
工程前の固体の除去は、スラッジを減少させ、蒸留装置
の寿命を延長し、工程(b)後の所望のトコフェロール
ボレートエステルを含む残留物をより精製する。また、
固体を工程(b)後に除去することもできるが、これは
やや好ましくない。
固体を除去する場合、該固体は廃棄するかまたは再使用
することができる。該固体は主としてホウ酸からつくら
れる。したがって、該固体は、それを反応工程(a)の
トコフェロール含有供給原料に加えて再使用することが
できる。この方法では、固形ホウ酸を再使用してより多
くのボレート・トコフェロールエステルを製造すること
ができる。
トコフェロール・ボレートエステル形成後、ボレート・
トコフェロールエステルよりも低温で蒸留する残存物質
は蒸留によって除去することができる。工程(b)の蒸
留中に用いられる温度はトコフェロール・ボレートエス
テルよりも低沸点の不純物を実質的に全て除去するのに
十分な温度とすべきである。蒸留に用いられる好ましい
温度および圧力はトコフェロールと共に供給物質中に存
在する不純物の蒸留温度に依存する。
ステロールがトコフェロール含有供給物質と共に存在す
る場合、ステロール性ボレートエステルが形成しうる。
これらのステロール性エステルは工程(a)または工程
(b)のいずれかにおいてそれらを十分に高い温度に付
すことによって分解することができる。したがって、十
分な時間、約290〜約305℃の温度範囲を用いることがで
きる。かかる温度で、ステロール性ボレートエステルを
分解し、ステロール分解生成物を蒸留工程(b)の間に
除去することができる。しかし、別法として、ステロー
ル化合物をトコフェロールエステルと共に残留させ、後
に分離し、回収し、使用することができる。このステロ
ール化合物の回収は工程(e)のトコフェロール回収の
間に行なうことができる。
トコフェロールと共沸する不純物を除去するためには蒸
留工程(b)の間に減圧システムを用いなければならな
い。最も良好な結果のためには、圧力を実際にできる範
囲で可能な限り低くすべきである。好ましくは、圧力は
最大で水銀(Hg)約1mmとすべきである。
蒸留工程(b)の不純物の除去後、トコフェロール・ボ
レートエステルは残留物中に濃縮されて残る。トコフェ
ロールを再生成するためには、水、メタノール、エタノ
ールまたはそれらの混合物からなる群から選ばれる物質
を残留物中に加えてボレート・トコフェロールエステル
と反応させる。水、メタノール、エタノールまたはそれ
らの供給源を蒸留工程(b)後に残った残留物に十分な
量加える。ボレートエステルと接触してトコフェロール
を放出(遊離)させる水、メタノールまたはエタノール
の量は、回収工程(d)で回収される遊離トコフェロー
ルの量を最大にするために最小量としてホウ素1モル当
り、水および/またはアルコール3モルとすべきであ
る。用いられる水、メタノールおよびエタノールの最大
量は実用的な理由のみで制限される。好ましくは、工程
(c)でボレートエステルと接触させるのに用いる水、
メタノールおよび/またはエタノール量は、トコフェロ
ールを完全に放出させるためにホウ素1モル当り、約3.
5〜約30モルの範囲とする。
該エステルとアルコールから形成される反応生成物、す
なわち反応性トコフェロールボレートエステルとメタノ
ールおよび/またはエタノールから形成されたメトキシ
およびエトキシボレートエステルはその除去が容易なの
で、メタノールおよびエタノールをこの工程で用いてト
コフェロールをボレート・トコフェロールエステルから
遊離させることができる。トリメトキシおよびトリエト
キシボレートエステルの除去は共沸蒸留によって行なわ
れる。共沸蒸留の使用によって、メタノールおよびエタ
ノールの両方をボレートエステルを含む連続反応系に再
添加してトコフェロールの遊離を最大にすることができ
ると同時に、トリメトキシおよびトリエトキシボレート
エステルを除去することができる。したがって、有利に
も、トコフェロールの遊離を共沸蒸留の使用によって完
了することができる。加えて、トコフェロールの完全な
遊離が存在するボレートトコフェロールエステルの完全
な反応によって達成された場合、メタノールおよび/ま
たはエタノールを蒸留させて残留物中のトコフェロール
を単離することができる。
トコフェロールを放出させるメタノール、エタノールお
よび水との反応は室温またはそれ以上の温度で行うこと
ができる。水を用いた場合、温度は還流温度より低くす
べきではない。これにより、水除去前のトコフェロール
の遊離を最大にすることができる。形成されたホウ酸お
よび過剰の水を相分離によってトコフェロール生成物か
ら分離することができる。好ましくは、単離されたトコ
フェロール生成物は水で洗浄するか、そして/または蒸
留してホウ酸の完全除去を確実にする。
水の沸点よりも高い温度が所望の場合、圧力を加えて還
流点を上昇させることもできる。加圧することにより、
300℃もの高い温度にすることができる。
工程(c)でボレートトコフェロールエステルからトコ
フェロールを再生成し、ついで工程(d)でホウ酸また
はトリメチルおよび/またトリエチルボレートエスエル
を除去したのち、トコフェロールを工程(e)で回収す
る。
工程(d)ののちトコフェロールがいずれか具体的な用
途に十分なほど純粋である場合、トコフェロールはそれ
を採取することによって回収することができる。しばし
ば、工程(a)〜工程(d)の適用によって高度に精製
されたトコフェロールを回収することができる。これは
特に以下の場合に実際に達成される。(1)用いたトコ
フェロール含有供給原料が、トコフェロールの沸点また
は工程(b)の最も高い蒸留温度(その温度が高い場
合)よりも高い温度で沸騰する不純物を全ったく含まな
い場合、(2)工程(c)のトコフェロールの放出が実
質的に完全である場合、および(3)工程(d)のホウ
素化合物の除去が実質的に完全である場合である。かか
る場合、トコフェロールはその容器から集めることで回
収される。
しかしながら、さらに精製する必要がある場合、トコフ
ェロールを回収することができる方法にはクロマトグラ
フィー、抽出、イオン交換および蒸留が包含される。こ
のうち、最も好ましい方法は蒸留である。かかる工程に
よって、トコフェロールよりも高い沸点の不純物からト
コフェロールを分離することができる。この場合、トコ
フェロールは蒸留生成物として回収される。
実施例 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する
が、これらに限定されるものではない。特に断らない限
り、部はすべて重量部を意味する。
実施例1 72重量%トコフェロール同族体のトコフェロール類混合
濃縮物500gをオルトホウ酸(H3BO3)55gと共に2〜3mmH
gの真空下に2時間を要して200℃まで加熱する。ついで
得られた混合物を140℃まで冷却し、グラスウール栓に
通してろ過した。
ついで、ろ過した物質を2インチ蒸留器を用い、ワイプ
ト−フィルム(wiped-film)型式で蒸留した。ワイプト
−フィルム型蒸留器の壁温は250℃であった。ワイプト
−フィルム型式の蒸留器内の維持圧力は0.4〜0.2mmHgの
間に維持され、一方蒸留される原料の供給速度は13ml/
分に維持した。この蒸留で得た留出物はトコフェロール
同族体10重量%(収率3%)および共沸不純物88.7重量
%であった。
前記蒸留から得た残留物を水300gと共に30分間還流し
た。ついで、残った水相を除去し、残った有機物質を熱
水300gで2回洗浄した。ついで、有機物質を2〜3mmHg
の真空下に入れて残留水を除去した。
真空により残留水を除去した後、得られた生成物をワイ
プト−フィルム型蒸留器中で蒸留して96重量%のトコフ
ェロール生成物を得た。
実施例2 トコフェロール類混合物/オルトボレートエステルを系
中で、総トコフェロール72重量%のトコフェロール濃縮
物1Kgの存在下にn−ブターノール2Kgおよびオルトホウ
酸150gを反応させることによって生成した。濃縮物は大
豆油から得た。この混合物を100℃で2時間加熱し、水
を共沸させて除去した。過剰のn−ブターノールを大気
圧で蒸留して除去した。過剰のトリ−n−ブチルボレー
トを真空蒸留で除去した。
ついで、得られた反応生成物を、ワイプト−フィルム型
蒸留器を用い0.4mmHgの真空下、260℃で蒸留した。集め
た留出物は不純物を含み、一方残留物はトコフェロール
類混合物/n−ブタノールオルトボレートエステルを含ん
でいた。
トコフェロールを残留物中のエステル化生成物から、オ
クタン中のトコフェロール類混合物/n−ブタノールオル
トボレートエステルを水により100℃で30分間加水分解
することによって遊離させて。オクタンおよび水の除去
後、加水分解生成物をワイプト−フィルム型蒸留器で蒸
留した。留出物中92%純度のトコフェロール類同族体と
してトコフェロールを回収した(収率90%)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トコフェロールを精製するにあたり、 (a)トコフェロール含有供給原料中のトコフェロール
    をホウ酸、ホウ酸源、炭素原子数が25までのアルコキシ
    を有するアルコキシボロキシン、炭素原子数が25までの
    アルコキシを有するアルコキシボレート、炭素原子数が
    25までのフェノキシを有するフェノキシボロキシンおよ
    び炭素原子数が25までのフェノキシを有するフェノキシ
    ボレートからなる群から選ばれる化合物とをトコフェロ
    ール1モル当り最小量として1/3モルのホウ素を使用
    し、305℃以下の温度で反応させてボレート・トコフェ
    ロールエスエルを生成させ、 (b)工程(a)の生成物を減圧下に蒸留してボレート
    ・トコフェロールエスエルを残留物中に残留させ、 (c)蒸留後に残ったボレート・トコフェロールエステ
    ルを水、メタノールおよびエタノールからなる群から選
    ばれる物質と反応させてトコフェロールとホウ素化合物
    を形成せしめることにより該ボレート・トコフェロール
    エステルからトコフェロールを遊離させ、 (d)工程(c)の水、メタノールまたはエタノールと
    の反応で生成したホウ素化合物を除去し、 (e)工程(d)の後、遊離したトコフェロールを回収
    することを特徴とするトコフェロールの精製法。
  2. 【請求項2】工程(a)の反応が約40〜約305℃の温度
    範囲で行われる特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】過剰量の水を工程(c)に用いてトコフェ
    ロールを遊離させ、それによってホウ酸を生成させる特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. 【請求項4】工程(c)においてボレート・トコフェロ
    ールエステルをメタノールおよびエタノールからなる群
    から選ばれる物質と反応させて該ボレート・トコフェロ
    ールエステルからトコフェロールを遊離させる特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】工程(c)で生成したホウ酸を水相の分離
    によって工程(d)で除去する特許請求の範囲第3項記
    載の方法。
  6. 【請求項6】工程(c)で生成したホウ素化合物を共沸
    蒸留を用いて除去する特許請求の範囲第4項記載の方
    法。
  7. 【請求項7】工程(d)の後であって、工程(e)の回
    収前に、トコフェロールを水で洗浄する特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
  8. 【請求項8】工程(c)で用いたメタノールまたはエタ
    ノールの量が存在するホウ素1モル当たり約3.5〜約30
    モルである特許請求の範囲第4項記載の方法。
  9. 【請求項9】トコフェロールを蒸留生成物として回収す
    る特許請求の範囲第8項記載の方法。
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